JP2573696Y2 - アシストグリップ付き背もたれ - Google Patents

アシストグリップ付き背もたれ

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JP2573696Y2
JP2573696Y2 JP1993002877U JP287793U JP2573696Y2 JP 2573696 Y2 JP2573696 Y2 JP 2573696Y2 JP 1993002877 U JP1993002877 U JP 1993002877U JP 287793 U JP287793 U JP 287793U JP 2573696 Y2 JP2573696 Y2 JP 2573696Y2
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Japan
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backrest
grip
seat
driver
entrance
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JP1993002877U
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JPH0653285U (ja
Inventor
数司 神谷
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Toyota Industries Corp
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Toyota Industries Corp
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  • Passenger Equipment (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、リーチ式バッテリフォ
ークリフトの立型運転席に適用されるアシストグリップ
付き背もたれに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の立型運転席を備えたリーチ式バッ
テリフォークリフトの場合、図7に示すように、運転席
21は一般に車体後部側に設定され、ドライブ装置やス
テアリング装置を覆う左側の箱形フレーム22、フロン
トフレーム23そして右側のサイドガードフレーム24
により囲まれた平面が略矩形をなす空間をもって構成さ
れ、後部に乗降口25が形成された構成となっている。
そして、普通の場合、サイドガードフレーム24の乗降
口寄りでかつ上部内面には運転手の背もたれ26を備え
ている。
【0003】ところで、リーチ式バッテリフォークリフ
トは、ピッキング作業に使用されることが多く、このた
め一般的なカウンターバランス型のフォークリフトに比
較して運転席への乗降頻度がすこぶる高いものとなって
いる。ところが、従来のリーチ式バッテリフォークリフ
トの場合、一般には乗車用のアシストグリップを備えて
いないことに加え、運転席のフロア面が走行路面から比
較的高い(30cm)位置にあることから、乗降が厄介で疲
労の原因になるという問題がある。
【0004】このような不具合に鑑み、背もたれの一部
に乗車用のアシストグリップを形成して乗降性を高めよ
うとしたものが提案されており、このようなものとして
は、たとえば実開昭56−96092号公報を挙げるこ
とができる。これは、図7に示すように、サイドガード
フレーム24の内面上部に取付けられる背もたれ26の
一部を乗降口25側へ突出させてその突出部にグリップ
27を構成したものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述した公
報記載のアシストグリップ付き背もたれの場合、必ずし
も乗車性を向上し得ることにはならず、かつグリップの
使い勝手が悪いという問題がある。すなわち、サイドガ
ードフレーム24は乗員のホールド性を考慮して、普通
の場合、図示の如くその後端部が車体中央側へ回り込む
ように湾曲されるとともに、乗降性を損なわない範囲で
乗降口25の広さが最小寸法となるように設定してい
る。そのため、前述の如く背もたれ26の一部を乗降口
25側へ突出させてグリップ27を形成したときは、乗
降口25を徒に狭小化させることになって、乗車性を悪
化する可能性があり、しかも見栄えが悪いという問題が
ある。
【0006】また、背もたれ26の突出端に形成される
グリップ27は、図示からも明らかなように、乗降口2
5の右側に突出している関係で、グリップ27に当たら
ないように身体を左寄りにした窮屈な姿勢で右手でグリ
ップ27を掴むことから乗り込みのための力が入れ難
く、しかも乗り込んだ姿勢ではグリップ27から右手を
離し難い等、使い勝手に劣るものである。さらにまた、
冷凍庫内や冬季の屋外での荷役作業時には、防寒手袋等
を使用する関係で、このときグリップ27を掴むには、
指の差し込み孔28を相当に大きく設定する必要があ
り、そのときは上記した乗車性をより大きく損ねるとい
う問題がある。
【0007】そこで本考案は、上述の問題に鑑み、使い
勝手が良好にしてかつ乗車性の高いアシストグリップ付
き背もたれを提供することを、解決すべき技術的課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は次のように構成したものである。すなわ
ち、リーチ式バッテリフォークリフトの立型運転席に適
用され、該運転席のサイドガードフレーム内面に装着さ
れるアシストグリップ付き背もたれであって、シート本
体の内面側でかつ上端縁から該上端縁に手を乗せたとき
に指先が十分に届き得る部位に、空洞又は凹部を形成す
ることで該空洞又は凹部と上端縁との間に乗車用のグリ
ップを形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】上述のように構成された本考案に係るアシスト
グリップ付き背もたれにおいては、背もたれにグリップ
を設定しているにも拘らず、背もたれを乗降口側へ突出
させる必要がないため、乗降に適正なスペースを持つ乗
降口が確保され、乗降口の狭小化問題が回避される。ま
た、シート上端縁からグリップに手を掛けて掴めるた
め、掴み易くしかも自然でかつ楽な姿勢で乗り込むこと
ができ、また乗り込んでからのグリップからの手離れが
スムースに行える。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1はリーチ式バッテリフォークリフト
を示しており、立型運転席1は、ドライブ装置やステア
リング装置を覆う左側の箱形フレーム2、荷役用オイル
コントロールバルブやその操作レバー類が設置されてい
るフロントフレーム3、そして右側のサイドガードフレ
ーム4により囲まれ、後側に乗降口5を備えた構成とな
っている。サイドガードフレーム4は運転手のホールド
性を得るためにその後端部がやや車体中央側に湾曲され
ており、その上端部内面の乗降口5寄りに運転手の背も
たれ6が取付けられている。
【0011】背もたれ6は図2〜図4に示すように、芯
材としての鉄板7と、この鉄板7を包み込む発砲ウレタ
ン等の適度柔軟性を有する材料製のシート本体8とか
ら構成されている。シート本体8はその背面側の略中央
部が切除されて鉄板7を露出しており、この鉄板7の露
出部には上下2個の孔9が形成されている。サイドガー
ドフレーム4にはナット4aが溶接されており、運転席
5側からボルト10をねじ込むことにより背もたれ6を
サイドガードフレーム4に固定している。なお、背もた
れ6は基本的にはその上端縁がサイドガードフレーム4
の上端縁と略面一となるように取付けられるが、運転手
の体格に応じてその取付け高さを調整し得るようにサイ
ドガードフレーム4には上下方向にナット4aが余分に
設定されている。
【0012】上述の如き背もたれ6において、乗降口5
側上部には指を掛け得る空洞11が形成されている。こ
の空洞11は図4に示されるように、シート本体8の上
端縁に手を乗せた状態で指先が届き得る位置に横長に設
定され、このことにより空洞11とシート上端縁との間
に乗車用のグリップ12が形成されている。
【0013】本実施例の乗車用アシストグリップ付き背
もたれ6は、上述のように構成したものであり、従って
運転席1に乗り込む場合は、乗降口5の正面に立ち、右
手を背もたれ6の上端縁に被せるように乗せるととも
に、指先を空洞11に差し込んでグリップ12を把持し
た上でこれを手前に引くようにして力を掛けることで容
易に乗り込むことができる。そして、運転席1に乗り込
んでグリップ12から指先を離したとき、手をそのまま
前方へ移動できる体勢であるため、グリップ12からの
手離れが非常にスムースなものとなり、すこぶる使い勝
手が良好となる。
【0014】また、背もたれ6の内面上端部に形成され
たグリップ12は、その存在が乗降口5を狭める原因と
ならず、乗降口5として本来必要な適正スペースを確保
することが可能となり、自然な姿勢でかつ楽に乗降する
ことが可能となる。また、樹脂の型形状を変えるのみで
新たな部品の追加はなく、樹脂材料の量も削減されるの
で、背もたれの機能を損なうことなくコストダウンを達
成できる。さらに、背もたれを運転者の体格に合わせて
位置調整したときは、グリップの位置もそれに応じて運
転手の乗車に適正な位置をとることができる。
【0015】なお、上述の実施例では、背もたれ6に
面から裏面にかけて貫通する空洞11を設けることでグ
リップ12を形成する構成としたが、図5に示すよう
に、シート本体8に表面から鉄板7に達する凹部13を
設けてグリップ12を形成する構成に変更することも可
能である。また、図6に示すように、鉄板製サイドガー
ドフレーム4の乗降口側上端縁を切り落とすこにより、
グリップ12を掴んだときのフィーリングを向上させる
ことも可能である。
【0016】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば、
自然な姿勢でかつ楽に乗車することができるとともに、
乗降口側にはみ出ることなくグリップが構成されるた
め、本来の乗降スペースが維持されて乗降性が損なわれ
るということが回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るアシストグリップ付き背
もたれを備えたリーチ式バッテリフォークリフトの後方
斜視図である。
【図2】アシストグリップ付き背もたれの後方斜視図で
ある。
【図3】背もたれの取付け構造を示す断面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】グリップ構造に関する変更例を示す縦断面図で
ある。
【図6】サイドガードフレームの形状に関する変更例を
示す後方斜視図である。
【図7】従来のアシストグリップ付き背もたれを備えた
リーチ式バッテリフォークリフトの後方斜視図である。
【符号の説明】
1…立型運転席 4…サイドガードフレーム 5…乗降口 6…背もたれ 7…鉄板 8…シート本体 11…空洞 12…グリップ 13…凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リーチ式バッテリフォークリフトの立型
    運転席に適用され、該運転席のサイドガードフレーム内
    面に装着されるアシストグリップ付き背もたれであっ
    て、 シート本体の内面側でかつ上端縁から該上端縁に手を乗
    せたときに指先が十分に届き得る部位に、空洞又は凹部
    を形成することで該空洞又は凹部と上端縁との間に乗車
    用のグリップを形成したアシストグリップ付き背もた
    れ。
JP1993002877U 1993-01-07 1993-01-07 アシストグリップ付き背もたれ Expired - Lifetime JP2573696Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0653285U JPH0653285U (ja) 1994-07-19
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