JPH08127275A - 車両用シート装置 - Google Patents

車両用シート装置

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JPH08127275A
JPH08127275A JP28711294A JP28711294A JPH08127275A JP H08127275 A JPH08127275 A JP H08127275A JP 28711294 A JP28711294 A JP 28711294A JP 28711294 A JP28711294 A JP 28711294A JP H08127275 A JPH08127275 A JP H08127275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
vehicle
assist grip
exit
finisher
Prior art date
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Pending
Application number
JP28711294A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Fujikake
勤 藤掛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP28711294A priority Critical patent/JPH08127275A/ja
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  • Passenger Equipment (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の見栄えを低下させずに、車両の乗り降
りがし易くなるようにした車両用シート装置を提供す
る。 【構成】 シート2が、車体乗降口と略平行に設置され
るとともに、車体乗降口に対向するシート側部にリクラ
イニングデバイスを覆うサイドフィニッシャ4を設けて
なる車両用シート装置において、前記サイドフィニッシ
ャ4に対し間に所定の隙間を保つよう突出され、かつサ
イドフニッシャ4の外面に沿って配置されたアシストグ
リップ3を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、トラック等のよ
うにキャビンが高い位置に設置されるような場合に好適
な車両用シート装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5はトラックの要部構成を、ドアを取
り外し、かつ乗員がキャビン内に乗り込もうとしている
状態で示している。同図のトラックでは、キャビン51
が地面に立った乗員の腰の高さよりも高い位置にあり、
キャビン51内に設置されたシート52も地面からかな
り高位置に設置されている。このようなトラックでは、
乗員の乗り降りを容易にするため、乗降口の一側(通常
は前側の一側)に、パイプ状のアシストグリップ53を
上下方向に這わせた状態に設けている。この構造の場合
では、乗員は片方の手でアシストグリップ53を握りし
め、このアシストグリップ53に体重を支えながらシー
ト52のシートクッション52a上に乗り降りすること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来構造のトラックでは、アシストグリップ53が乗
降口の一側に沿った状態で設けられていて、このアシス
トグリップ53の存在により乗降用の間口が狭くなる関
係上、乗り降りの邪魔になったり、ぶつかる虞もあっ
た。また、ドアを開けた場合、このアシストグリップ5
3が乗降用の間口に単独で突出しているため、見栄えを
悪くしたり、違和感を与えることもある。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はシート側との一体感を図ることで
見栄え的に向上し、しかも車両の乗り降りがより容易に
なるようにした車両用シート装置を提供することにあ
る。さらに、他の目的は、以下に説明する内容の中で順
次明らかにして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明の要
部である、シートが、車体乗降口と略平行に設置される
とともに、車体乗降口に対向するシート側部にリクライ
ニングデバイスを覆うサイドフィニッシャを設けてなる
車両用シート装置において、前記サイドフィニッシャの
外側面に対し間に所定の隙間を保つよう突出され、かつ
サイドフィニッシャの外側面に沿って配置されたアシス
トグリップを有していることにより、達成される。ま
た、以上の構成において、前記アシストグリップが、長
尺な棒状をなして、シート側のフレームに対しリクライ
ニングデバイスとともに共通の止め具により締め付け固
定されることにより、部品点数や組み付け作業性を向上
できる。また、実際の適用にあっては、前記リクライニ
ングデバイスがその操作ノブを前記サイドフィニッシャ
の外側面上に配設しているとともに、シートに付設され
るシートベルトを有しており、前記シートベルトの使用
状態において、前記アシストグリップが前記シートベル
トの引出し部分を前記操作ノブに接触しないようにガイ
ド可能に設けることがより好ましい。
【0006】
【作用】以上の構成によれば、乗降時に、このシート装
置におけるアシストグリップを使用して乗り降りするこ
とができるので、従来の車両において乗降口の側面に設
けられていたアシストグリップを無くすことが可能にな
る。これにより、乗降口の実効開口幅を広げて、乗員の
乗降を容易にすることが可能になる。また、シートの側
部外面に取り付けられているサイドフィニッシャに沿っ
てアシストグリップを設けているので、外観的な違和感
も緩和され、コンパクトにまとめて配設することが可能
となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面を
用いて詳細に説明する。図4は本発明の一実施例を適用
したトラックの要部構成を、図5との対比でドアを取り
外し、かつ乗員がキャビン内に乗り込もうとしている状
態で示している。図4のトラックでは、キャビン1が地
面に立った乗員の腰の高さよりも高い位置にあり、キャ
ビン1内に設置されたシート2も高い位置に設置され、
さらに乗降口と対向しているシート2の外側面にはアシ
ストグリップ3が配設されている。そして、乗員が乗り
降りする場合には、乗員が片方の手でアシストグリップ
3を握りしめたり、さらにもう片方の手を乗降口の室内
面等に添えて乗り降りすることが可能な構造になってい
る。
【0008】図1乃至図3は前記シート2の要部構造を
示すもので、図1はその外観斜視図、図2はその一部を
分解して示す斜視図、図3は図1のA−A線に沿う概略
断面図である。図1乃至図3において、シート2は、大
きくはシートクッション2Aと、シートバック2Bとで
構成されており、またシートクッション2Aとシートバ
ック2Bとの間が図示せぬリクライニングデバイスを介
して連結され、シートバック2Bが前後方向に傾倒調整
可能になっている。
【0009】なお、前記リクライニングデバイス自体は
周知なものであれば何れの型式であってもよく、図3に
模式的に示す如くベース1に各種の調節部材を組み込ん
だ構造をなし、乗降口と対向しているシート2の側部に
設けられ、その外側は樹脂製装飾用カバーとしてのサイ
ドフィニッシャ4で覆われて外部より隠されていて、操
作ノブ5だけがサイドフィニッシャ4の外面に表出され
た状態となっている。そして、このリクライニングデバ
イスでは、シート2に座った乗員等が操作ノブ5を手で
持って操作するとシートバック2Bを前後方向に動かし
て調整することができ、また調整後は操作ノブ5を離す
とその位置を保持しておくことができる。また、シート
クッション2A自体も周知なものであればよく、例え
ば、フレーム21に複数本のスプリング22を張設し、
この上にクッション材23を保持した状態で袋状の表皮
材24で被覆処理したものである。
【0010】次に、アシストグリップ3は、硬質樹脂材
またはアルミダイキャスト等から形成されていて所定の
剛性を持ち、手で握り易いように棒状でサイドフニッシ
ャ4の形状に沿って多少湾曲形成されている。そして、
本体部3aの両端3b,3cは、それぞれ同方向に本体
部3aより突出され、その一部に貫通した取付穴6が形
成されている。また、本体部3aの中間部分には、ピン
状をしたスペーサ部3dが両端3b,3cと同方向に向
かって一体に突出形成されており、さらにはスペーサ部
3dの先端部分に位置決めピン3eが突設されている。
なお、これら取付穴6及び位置決めピン3eに対応し
て、サイドフィニッシャ4側にも貫通した取付穴7及び
位置決め穴8が形成されている。
【0011】そして、アシストグリップ3をシート2側
に取り付ける場合は、まずサイドフィニッシャ4の取付
穴7に取付穴6を対応させるとともに、位置決めピン3
eを位置決め穴8に挿入して位置決めさせる。次いで、
この状態から、リクライニングデバイスを覆って所定の
位置に配置し、取付穴6及び取付穴7を通って挿入され
るボルト9でシートクッション2A側のフレーム21側
に共締めすると、サイドフィニッシャ4とアシストグリ
ップ3とが一体にシートクッション2Aに固定される。
また、この後から、ボルト9が取り付けられているアシ
ストグリップ3の両端3a,3bにキャップ10が着脱
自在に装着され、このキャップ10によりボルト9が外
部より隠される。
【0012】このようにしてシート2に取り付けられた
アシストグリップ3は、スペーサ部3dの突出量と両端
3b,3cの突出量で規制された分だけサイドフィニッ
シャ4の外側面より離されて間に所定の隙間を形成し、
シートクッション2Aの側面にあって、サイドフィニッ
シャ4の外側面に沿った状態で配置される。また、シー
トベルト11が引き出されてシートクッション2A上を
這って配置されたときには、図3に示す如くシートベル
ト11の引出し部分を操作ノブ5より離して接触しない
状態に規制ないしはガイドし、シートベルト11の引出
し部分が操作ノブ5に圧接したり、サイドフィニッシャ
4と操作ノブ5の隙間に入り込むのを防ぐ。
【0013】したがって、この実施例のシート装置を設
けたトラック等の車両によれば、乗降時に、このシート
装置におけるアシストグリップ3を使用して乗り降りす
ることができ、図5のような車両乗降口の側面に設けら
れるアシストグリップ53に代えることができる。これ
により、乗降口の実効開口幅を広げて、乗員の乗降を容
易にすることができる。また、シート2の側部外面に取
り付けられているサイドフィニッシャ4に沿ってアシス
トグリップ3を設けているので、外観的な違和感が緩和
されるのである。さらに、トラック等のように、シート
2の位置が高い場所に設けられているような場合では、
アシストグリップ3を高い位置でしっかりと手で掴んで
乗り降りすることができるので、より乗り降りがし易く
なる。
【0014】また、さらにリクライニングデバイスを操
作するための操作ノブ5とシートベルト11とが接触し
ないように、そのシートベルト11の引出し方向を規制
ないしはガイドするようにしてアシストグリップ3を設
けているので、シートベルト11の引出し部分が操作ノ
ブ5に不用意に圧接したり、操作ノブ5とサイドフィニ
ッシャ4の隙間に入り込んで、操作ノブ5の機能やシー
トベルト11の機能を阻害するのを防ぐことができる。
【0015】なお、上記実施例では、アシストグリップ
3を車両シート装置側にだけ設けた構造を開示したが、
必要によっては乗降口の側面に設けていた従来のアシス
トグリップと併用しても差し支えないものである。ま
た、上記アシストグリップ3は、運転者側の乗降口と対
応しているシート2の側部外面に限らず、通常は助手席
側の乗降口と対応しているシートの側部外面にも同様に
して設けられるものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の車両用シ
ート装置にあっては、乗降時に、このシート装置におけ
るアシストグリップを使用して乗り降りすることができ
るので、従来の車両乗降口の一側に設けられていたアシ
ストグリップを無くすことが可能になる。これにより、
車両乗降口の実効開口幅を広げて、乗員の乗降を容易に
することができる。また、シートの側部外面に取り付け
られているサイドフィニッシャの外側面に沿ってアシス
トグリップを設けているので、外観的な違和感を緩和で
き、見栄えを向上できるとともに、コンパクト化も図ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シート装置の要部外観斜視
図である。
【図2】前記車両用シート装置の一部を分解して示す要
部外観斜視図である。
【図3】図1のA−A線に沿う概略断面図である。
【図4】本発明に係る車両用シート装置を適用したトラ
ックの要部側面図である。
【図5】従来のトラックの問題点を説明するための車両
乗降口を示す側面図である。
【符号の説明】
1 キャビン 2 シート 3 アシストグリップ 4 サイドフィニッシャ 5 操作ノブ 9 ボルト(止め具) 11 シートベルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートが、車体乗降口と略平行に設置さ
    れるとともに、車体乗降口に対向するシート側部にリク
    ライニングデバイスを覆うサイドフィニッシャを設けて
    なる車両用シート装置において、 前記サイドフィニッシャの外側面に対し間に所定の隙間
    を保つよう突出され、かつサイドフィニッシャの外側面
    に沿って配置されたアシストグリップを有していること
    を特徴とする車両用シート装置。
  2. 【請求項2】 前記アシストグリップが、長尺な棒状を
    なして、シート側のフレームに対しリクライニングデバ
    イスとともに共通の止め具により締め付け固定されてい
    る請求項1に記載の車両用シート装置。
  3. 【請求項3】 前記リクライニングデバイスがその操作
    ノブを前記サイドフィニッシャの外側面上に配設してい
    るとともに、シートに付設されるシートベルトを有して
    おり、前記シートベルトの使用状態において、前記アシ
    ストグリップが前記シートベルトの引出し部分を前記操
    作ノブに接触しないようにガイド可能に設けられている
    請求項1又は2に記載の車両用シート装置。
JP28711294A 1994-10-28 1994-10-28 車両用シート装置 Pending JPH08127275A (ja)

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JP28711294A JPH08127275A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 車両用シート装置

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JP28711294A JPH08127275A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 車両用シート装置

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JPH08127275A true JPH08127275A (ja) 1996-05-21

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ID=17713222

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JP28711294A Pending JPH08127275A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 車両用シート装置

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JP (1) JPH08127275A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008155710A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Toyota Auto Body Co Ltd 乗降支援部を有する車両用内装部材及びそれを備えた車両
JP2014031052A (ja) * 2012-08-01 2014-02-20 Yanmar Co Ltd 作業車両用シート

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JP2008155710A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Toyota Auto Body Co Ltd 乗降支援部を有する車両用内装部材及びそれを備えた車両
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