JPS6335539B2 - - Google Patents

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JPS6335539B2
JPS6335539B2 JP54143238A JP14323879A JPS6335539B2 JP S6335539 B2 JPS6335539 B2 JP S6335539B2 JP 54143238 A JP54143238 A JP 54143238A JP 14323879 A JP14323879 A JP 14323879A JP S6335539 B2 JPS6335539 B2 JP S6335539B2
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JP
Japan
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ticket
bundle
state
paper sheets
tape
Prior art date
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Expired
Application number
JP54143238A
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English (en)
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JPS5670267A (en
Inventor
Hideo Oomura
Shigeo Horino
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP14323879A priority Critical patent/JPS5670267A/ja
Publication of JPS5670267A publication Critical patent/JPS5670267A/ja
Publication of JPS6335539B2 publication Critical patent/JPS6335539B2/ja
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  • Discharge By Other Means (AREA)
  • Forming Counted Batches (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、1枚ずつ搬送されてくる紙葉類を所
定枚数ずつ集積し、集積後それを搬出して施封装
置へ送る紙葉類処理装置における紙葉類集積装置
に関する。
最近、たとえば小切手あるいは伝票などの有価
証券を一定の基準にしたがつて複数種類に区分
し、この区分された各有価証券をその種類ごとに
計数し、この計数にしたがつて所定枚数ごとに区
分集積し、この区分集積された有価証券群を把束
するようにした紙葉類処理装置が種々開発され、
実用化されている。
このような紙葉類処理装置の1つとして、たと
えば米国特許第4020616号明細書に開示されてい
るものがある。この処理装置は、銀行券あるいは
小切手などの紙葉類を供給部にセツトし、このセ
ツトされた紙葉類を1枚ずつ取出し、この取出し
た紙葉類を鑑査部で必要な鑑査を行つた上、規定
された条件にしたがつて有効な紙葉類(有効であ
つて再使用に適した紙葉類で、以下これを正券と
称す)、無効な紙葉類(有効であるが再使用には
適さない紙葉類で、以下これを損券と称す)、お
よび処理不可能な紙葉類(鑑査部で鑑査すること
のできない紙葉類で、たとえば供給部から重ね取
りされた紙葉類あるいは処理対象ではない紙葉類
であり、以下これを排除券と称す)にそれぞれ区
分し、さらに区分後の正券および損券を所定枚数
たとえば100枚ずつ区分集積し、さらにこの100枚
単位の正券を把束するものである。
ところで、上述した従来の紙葉類処理装置いお
ける集積処理は、区分集積時、正券を水平状態で
集積し、上昇および下降運動を行うリフトによつ
て正券を搬出位置まで下降搬出し、しかるのち把
束位置まで水平運動を行う搬入ベルトによつて集
積状態のまま正券を搬入し、把束を行つている。
しかしながら、このような従来の集積処理におい
ては、水平状態で区分集積された所定枚数の正券
把(以下これを正券把と称する)をリフトで下降
搬出した後、水平運動する搬入ベルトに受渡すと
きに、特別な保持手段を講じない限り正券把が荷
くずれを生じてしまう。このため、所定枚数ずつ
計数された正券把に枚数不足が生じたり、近傍の
搬送ベルトに落下して詰りを生じるおそれがあ
る。また、区分集積位置から把束位置までの搬送
距離が長くなつて装置の小形化を阻害する。
そこで、上述した従来の欠点を除去するため
に、従来から周知の技術を若干の修正を加えて応
用することが考えられる。たとえば米国特許第
1305394号明細書に開示されている技術を応用す
ることにより、水平状態で区分集積された紙葉類
をクランプしながら位置を変えることができるの
で正券把の荷くずれをある程度は防止でき、また
区分集積位置から把束位置までの距離を短縮する
こともできる。しかしながら、正券把を荷くずれ
することなく確実に集積するにはまだ不充分であ
り、しかも正券把を後続の把束部などへ円滑に送
ることができない。また、正券把の受渡しも円滑
に行えないばかりか、正券把の搬出時に取残しが
生じるおそれもある。さらに、1つの把に対する
把束が行われているときは次の把の区分集積を行
うことができず、よつて高速で紙葉類を連続して
処理するのは適していない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、紙葉類を荷くずれするこ
となく確実に集積することができ、しかも紙葉類
の集積とその状態変換とを略同時に行うことがで
き、これにより後続の把束部などに対し円滑に搬
出できる紙葉類集積装置を提供することにある。
まず、本発明が適用される紙葉類処理装置の概
要について述べる。この場合、以下に説明する紙
葉類処理装置は、たとえば小切手あるいは伝票な
どの有価証券を取扱うものであつて、紙葉類を1
枚ずつ搬送する過程において紙葉類の特徴を検出
し、この検出された特徴に基いて紙葉類を区分
し、かつ所定枚数ごとに把束を行うものである。
しかして、この紙葉類処理装置で取扱う紙葉類
は、上述したように小切手あるいは伝票などの有
価証券であるが、この有価証券は本紙葉類処理装
置において次のように区分される。
(1) 正券…鑑査の結果、正規でかつ有効な有価証
券であると認められ、本紙葉類処理装置で処理
されたのち発行元から再び利用に供すべく返却
される有価証券。
(2) 損券…鑑査の結果、正規でかつ有効な有価証
券であると認められ、本紙葉類処理装置で処理
されたのち発行元において回収され、廃棄処分
される有価証券。
(3) 排除券…鑑査の結果、偽りの有価証券であ
り、もしくは無効な有価証券であると認められ
た有価証券(無効券)、損傷が著しく、もしく
は重ね取りされたなどの理由によつて鑑査を行
うことのできない有価証券(鑑査不能券)、あ
るいは取扱対象外の有価証券(異種券)。
このようにして、正券、損券および排除券に区
分された有価証券のうち、正券および損券につい
ては100枚ずつ区分集積される。排除券は、重ね
取りされた有価証券に対する再処理を行うべく再
び本紙葉類処理装置において処理されるが、再処
理後も排除券として区分された有価証券は、最終
的には本紙葉類処理装置のオペレータによつて処
理される。
さて、区分集積された正券および損券は、それ
ぞれ100枚単位で搬出される。このときの正券あ
るいは損券の状態は、100枚単位で積み重ねられ
ただけの状態でまだ把束されていない。この状態
を把と称する。しかして、搬出された正券および
損券の把はそれぞれ把束される。この把束を有価
証券の場合は施封と称する。施封は、正券把ある
いは損券把の周囲に把束用帯たとえば紙テープを
巻回するとともに、その紙テープの一端を巻回部
分に接続することにより行う。この100枚単位の
券を施封する紙テープを小帯と称する。小帯は、
正券把に対しては緑色の紙テープが、損券把に対
しては黄色の紙テープが用いられる。さて、小帯
によつて施封された券把(この状態を束と称す
る)は、正券および損券の束に共通な搬出路によ
つて搬出される。この搬出途中において、正券お
よび損券の束に対してオペレータ名および処理日
付などを印した消印が押される。この消印は小帯
上に押される。消印が押された後は、正券束およ
び損券束がそれぞれ別々に集積される。この集積
された束は10束単位で把束される。これを大束と
称する。
次に、本発明による紙葉類集積装置を用いた紙
葉類処理装置の一実施例について詳細に説明す
る。
第1図は紙葉類処理装置の全体を概略的に示す
正面図であり、大別して取出搬送装置100、鑑
査装置200、搬送区分装置300、区分集積装
置400、施封装置500、束区分集積装置60
0、表示装置700、その他の付属装置(後述す
る)、およびこれらの制御装置(後述する)から
構成されている。取出搬送装置100は、水平状
態に載置されている有価証券(以下単に券と略称
する)Pを1枚ずつ真空吸着によつて取出し、そ
れを鑑査装置200へ搬送するものである。鑑査
装置200は、取出搬送装置100によつて取出
され搬送される券Pに対して必要な鑑査を行うも
のである。搬送区分装置300は、取出搬送装置
100によつて搬送され鑑査装置200を通過し
た券Pを、鑑査装置200の鑑査結果に基いて区
分し、区分集積装置400へ搬送するものであ
る。区分集積装置400は、搬送区分装置300
で搬送されてくる正券および損券をそれぞれ100
枚単位に区分して略水平状態で集積し、この集積
された正券把および損券把をそれぞれ施封装置5
00へ搬出するものであり、正券に対する区分集
積を行う正券区分集積装置400aと、損券に対
する区分集積を行う損券区分集積装置400bと
から構成される。施封装置500は、区分集積装
置400から搬送されてくる正券把および損券把
をそれぞれ施封し、束区分集積装置600へ送出
するものであり、正券把に対する施封を行う正券
施封装置500aと、損券把に対する施封を行う
損券施封装置500bとから構成される。束区分
集積装置600は、施封装置500から搬送され
てくる正券把および損券把を搬出し、それぞれ種
類ごとく区分して集積するものである。表示装置
700は、本装置の稼動状態たとえば処理枚数、
異常箇所およびその異常内容などをグラフイツク
パネル上に表示するものである。
搬送区分装置300(第1図参照)は、第1搬
送路301、第2搬送路302、および第3搬送
路303を主体に構成される。これら各搬送路3
01,302,303は、駆動あるいは従動ロー
ラ304,304,…およびこれらローラ30
4,304,…に掛け渡された搬送ベルト30
5,305,…によつて構成されており、搬送ベ
ルト305,305,…の相互対向面間において
券Pを挾持し、搬送するようになつている。上記
第1搬送路301は、受渡部103からクリーナ
部104および鑑査装置200を介して延長して
おり、第2搬送路302との分岐点に第1区分ゲ
ート306を有している。この第1区分ゲート3
06は、図示しないロータリソレノイドなどによ
つて駆動されて回動可能になつており、鑑査装置
200からの判定結果信号に応答して搬送されて
くる券Pを第2搬送路302あるいは第3搬送路
303へ導くものである。上記第1区分ゲート3
06の手前には、たとえば光学的な検知器307
が設けられている。この検知器307は、第1搬
送路301を搬送させる券Pを検知して信号を出
力し、その検知信号が得られたタイミングで第1
区分ゲート306が回動されるようになつてい
る。
一方、第2搬送路302の終端部は、供給部1
01の上方部位に位置しており、この終端部に排
除券集積部308が設けられている。この排除券
集積部308は、第2搬送路302の終端部に連
設されたガイド板309、このガイド板309に
沿つて落下する券Pを集積する集積箱310、お
よびこの集積箱310の前面開口部を開閉するド
ア311から構成される。また、第3搬送路30
3は、正券搬送路303aおよび損券搬送路30
3bから構成されており、これら両搬送路303
a,303bの分岐点には第2区分ゲート312
が設けられている。この第2区分ゲート312
は、前記第1区分ゲート306と同様な構成とな
つており、鑑査装置200からの判定結果信号に
応答して搬送されてくる券Pを正券搬送路303
aあるいは損券搬送路303bへ導くものであ
る。上記第2区分ゲート312の手前にも、たと
えば光学的な検知器313が設けられている。こ
の検知器313は、第3搬送路303を搬送され
る券Pを検知して信号を出力し、その検知信号が
得られたタイミングで第2区分ゲート312が回
動されるようになつている。しかして、正券搬送
路303aは、正券区分集積装置400aまで延
長しており、その区分集積装置400aへの搬入
側にはたとえば光学的な検知器314が設けられ
ている。また、同時に損券搬送路303bは、損
券区分集積装置400bまで延長しており、その
区分集積装置400bへの搬入側にはたとえば光
学的な検知器315が設けられている。上記検知
器314,315は、区分集積装置400a,4
00bへ搬入される券Pの枚数および搬出タイミ
ングを検知するためのものであり、その詳細は後
述する。
区分集積装置400は、前述したように正券区
分集積装置400aと損券区分集積装置400b
とによつて構成されているが、両者は同一構成で
あるので以下の説明においては正券区分集積装置
400aのみを詳述し、損券区分集積装置400
bについては省略する。
さて、第3図ないし第6図は正券区分集積装置
400aを示すものであり、これは大別して搬入
部401、セパレータ402および集積部403
(第3図参照)から構成される。搬入部401は、
正券搬送路303aから搬送されてきた券Pを検
知する検知器314、券Pを搬送するローラ30
4およびこれに掛け渡された搬送ベルト305、
送り込まれる券Pに摺接することにより券Pに帯
電した電荷を除電する除電器404から構成され
る。上記検知器314は、前述したように券Pの
通過を検知して、通過した券Pの枚数および搬入
タイミングを検知するために用いられる。また、
上記ローラ304および搬送ベルト305は、こ
れも前述したように正券搬送路303aの一部を
構成している。しかして、本区分集積装置400
aは基台405上に設置されており、また上記セ
パレータ402は上記基台405上に立設された
サブプレート406,407によつて支持されて
いる。すなわち、セパレータ402は、サブプレ
ート406,407によつて軸支された軸408
に軸着されている駆動ローラ409、ブラケツト
410,410によつて支持されている従動ロー
ラ411,412,413,414,415,4
16,417,418,419、この駆動ローラ
409および従動ローラ411〜419によつて
挾持されている3本のセパレータアーム420,
420,420によつて構成される。上記軸40
8は、カツプリグ421を介してモータ422に
連結されていて、このモータ422によつて回動
されるようになつている。そして、上記駆動ロー
ラ409の周面には、セパレータアーム420,
420,420を支持するように凹部423,4
23,423が設けられている。なお、同様に従
動ローラ411〜419の各周面にもそれぞれ凹
部が設けられている。
一方、ブラケツト410,410は軸408に
よつて支持されていて、この軸408の周囲を回
動できるようになつている。そして、ブラケツト
410,410間には軸424が架設されてい
て、この軸424によつて従動ローラ413,4
16,419が回動自在に軸支されている。ま
た、上記軸424の上方には、軸425がブラケ
ツト410,410間に架設されている。この軸
425には、4つの「く」の字状の板ばね42
6,426,…が軸425の周囲を回動できるよ
うに取着されていて、この板ばね426,42
6,…の両端には軸427,428が取着されて
いる。そして、上記軸427には従動ローラ41
2,415,418が、上記軸428には従動ロ
ーラ411,414,417がそれぞれ回転自在
に取着されている。すなわち、ブラケツト41
0,410および板ばね426,426,…が回
動可能であるから、従動ローラ411,412,
414,415,417,418は駆動ローラ4
09、従動ローラ413,416,419に対し
て揺動するようになつている。また、ブラケツト
410,410は、コイルスプリング429によ
つて基台404の方向に付勢されている。さら
に、ブラケツト410,410には爪430がね
じ止めされている。この爪430は、ブラケツト
410,410が第6図に示すようにスプリング
429の張力に抗して反時計方向に回動したと
き、ソレノイド431によつて吸引または解除さ
れて進退するアーマチユア432と係合するよう
になつている。
また、セパレータアーム420,420,42
0は金属製の棒材であつて、その先端は丸みが形
成され、他端はプレート433に固定されてい
る。そして、セパレータアーム420,420,
420のうち中央のアーム420には、その前後
端部においてストツパピン434,434が設け
られており、このストツパピン434,434に
よつてセパレータアーム420,420,420
の可動範囲が規制さるようになつている。上記ス
トツパピン434,434は係止片435によつ
て係止される。
集積部403は、その各側壁をなすスライドス
トツパ436、ドア437、第1振動板438、
第2振動板439、上記スライドストツパ436
およびドア437を移動させることにより集積容
積を可変する可変機構440、上記第1および第
2振動板438,439を振動させる振動機構4
41、ビート体442,442、および底面をな
すバツクアツプ体443などから構成される。上
記可変機構440は、取扱う券Pの種類(サイ
ズ)に応じて集積容積を可変するものである。す
なわち、つまみ444(第4図参照)を回転して
所定サイズに設定すると、つまみ444に連結さ
れた軸445に固定されたカム446が回動し、
このカム446の回動により移動部材447を介
してスライドストツパ436が図示矢印X方向に
移動し、これにより券Pの長手(長さ)方向に対
する所定の長さl1が得られるようになつている。
また、スライドストツパ436が移動すると、そ
れに固定されたカム448も同時に矢印X方向へ
移動し、これによりカムフオロア449が図示矢
印Y方向へ移動するようになつている。上記カム
フオロア449は、軸450をスライドするブロ
ツク451に固定されており、このブロツク45
1にはヒンジ452を介してドア437が装着さ
れている。したがつて、ドア437はカムフオロ
ア449の移動に応じて図示矢印Y方向に移動
し、これにより券Pの短手(幅)方向に対する所
定の長さl2が得られるようになつている。
また、軸445には、設定サイズ検知用の円板
453(第4図および第6図参照)が固定されて
いて、この円板453にはその円周上においてス
リツト454,454が設けられており、このス
リツト454,454は円板453の周囲に配設
された検知器455,455で光学的に検知され
るようになつている。なお、上記検知器455,
455の各出力は後述する制御装置に送られるこ
とにより、設定された券Pのサイズ(種類)が検
知されるようになつている。
振動機構441は、第1および第2振動板43
8,439を振動させることにより、集積された
券Pの整位を行うものである。すなわち、モータ
456(第4図参照)で偏心カム457を回転さ
せることにより、このカム457でカムフオロア
458,459を駆動し、このカムフオロア45
8,459に固定された連結部材460,461
を矢印Y,X方向へ揺動させるようになつてい
る。上記連結部材460,461には第1振動板
438、第2振動板439が固定されている。し
たがつて、第1振動板438は連結部材460の
揺動に応じて矢印Y方向に振動し、第2振動板4
39は連結部材461の揺動に応じて矢印X方向
に振動するようになつている。
ビート体442,442は、搬入部401で搬
出されてきた券Pを下方へ叩き落すためのもの
で、軸462に固定されている。この軸462
は、ハウジング463,463に支持されてい
て、かつカツプリング464を介してロータリソ
レノイド465に連結されている。すなわち、ビ
ート体442,442は上記ソレノイド465に
よつて所定のストロークで回動されるものであ
る。なお、466,466および467,467
は搬入されてきた券Pを案内するガイド体で、ス
ライドストツパ436の上端に固定されており、
スライドストツパ436およびビート体442,
442とはハウジング463,463間において
入れ子状態となつている。したがつて、上記ガイ
ド体466,466,467,467は、サイズ
切換えによるスライドストツパ436の移動に伴
つて矢印X方向へ移動するようになつている。ま
た、前記バツクアツプ体443は、逆L字状に形
成されていてその水平部分は3分割されており、
セパレータ402の下方に位置して券Pを集積す
るものであつて、必要に応じて上下動するように
なつている。
このような構成において、正券区分集積装置4
00aの動作を説明すると、搬入部401によつ
て搬入されてくる券Pは、ガイド体466,46
6,467,467で案内されるとともにビート
体442,442で叩き落されることにより、こ
のとき集積部403内に位置しているセパレータ
402上に順次水平状態で集積される。セパレー
タ402上に所定枚数に近い券Pが集積される
と、セパレータ402は図示矢印A方向へ後退す
る。すなわち、モータ422が動作して駆動ロー
ラ409が回転することにより、セパレータアー
ム420,420,420が第3図において左方
向つまり矢印A方向に移動するものである。セパ
レータ402が後退すると、その上に集積されて
いる券Pは、このとき第2図の実線で示す位置ま
で上昇して待機しているバツクアツプ体443上
に自重落下し、その上に集積される。一方、矢印
A方向に後退したセパレータ402は、そのまま
反時計方向つまり図示矢印B方向に回動して角度
を変え、しかるのち図示矢印C方向に前進し、二
点鎖線で示す位置(第3図参照)まで復帰して待
機する。すなわち、セパレータアーム420,4
20,420が矢印A方向に移動し、その先端部
に設けられたストツパピン434が係止片435
に当接すると、セパレータアーム420,42
0,420は矢印B方向に回動する。この回動
は、爪430(第6図参照)とアーマチユア43
2とが係合することにより規制されてロツクされ
る。セパレータアーム420,420,420が
ロツクされると、駆動ローラ409が回転するこ
とにより、セパレータアーム420,420,4
20は矢印C方向へ移動し、その後端部に設けら
れたストツパピン434が係止片435に当接す
ると、駆動ローラ409は回転を停止するもので
ある。
このようにして、バツクアツプ体443上に所
定枚数(たとえば100枚)に近い券Pが集積され
ると、バツクアツプ体443は一点鎖線で示す位
置(第3図参照)で下降する。そして、バツクア
ツプ体443上に所定枚数の券Pが集積される
と、集積部403上に待機しているセパレータ4
02は時計方向つまり図示矢印D方向に回動し、
再び実線で示す位置にて停止する。すなわち、検
知器314で100枚目の券Pが検知されると、そ
の検知信号を基に後述する制御装置からソレノイ
ド431に駆動信号が送られることにより、アー
マチユア432と爪430との係合が解除され
る。これにより、セパレータアーム420,42
0,420はロツク状態から解放され、スプリン
グ429の引張力により落下(回動)せしめられ
るものである。これにより、バツクアツプ体44
3上の券Pと引き続き搬入されてくる券Pとは、
セパレータ402によつて完全に分離されること
になる。なお、バツクアツプ体443上に集積さ
れた券Pの枚数は、検知器314の出力信号を基
に後述する制御装置で計数されているが、所定枚
数に分離されているか否かは、光学的な検知器4
69,470,470(第3図および第4図参
照)によりチエツクするようになつている。すな
わち、検知器469が101枚目の券Pを検知した
とき、検知器470,470が「暗」から「明」
になつておれば、所定枚数の精度を保つて分離し
ているものとみなすものである。しかして、バツ
クアツプ体443は、その上に所定枚数の券Pを
載置して一点鎖線で示す位置から二点鎖線で示す
位置(第3図参照)まで下降し、施封装置500
の回転ドラム501,501に所定枚数の券Pを
受渡し、その後上昇して再び実線で示す位置まで
上昇して停止するようになつている。
施封装置500は、前述したように正券施封装
置500aと損券施封装置500bとによつて構
成されているが、両者は同一構成であるので以下
の説明においては正券施封装置500aのみを詳
述し、損券施封装置500bについては省略す
る。
さて、第7図および第8図は正券施封装置50
0aを示すものであり、これは大別して状態変換
体たとえば一対の回転ドラム501,501、移
送機構502、把束輪形成および把束機構503
から構成される。回転ドラム501,501は、
正券区分集積装置400aのバツクアツプ体44
3の下方部位に相対向して位置し、バツクアツプ
体443により略水平状態で搬出されてきた所定
枚数の券P、つまり券把P1を受取り、それを反
時計方向つまり図示矢印E方向へ略90度回転させ
ることにより略垂直状態に状態変換するためのも
のである。すなわち、回転ドラム501,501
は、たとえば軸方向に所定の厚さを有しかつ側断
面が略正方形状に形成されていて、軸504に所
定間隔あけて軸支されており、軸504が図示し
ない駆動源で回転駆動されることにより、矢印E
方向へ回転するようになつている。また、回転ド
ラム501,501の互いに相対向する周面、つ
まり第7図の状態において上側の周面501aお
よび下側の周面501bには、それぞれ押出板5
05,505および逆L字状の板状クランプ体5
06,506が相対向して立設されている。な
お、上側の周面501aの方だけ図示し、下側の
周面501bの方は省略してある。上記押出板5
05は、図示矢印F1方向に開閉するようになつ
ていて、券把P1を受取るときは閉じ(垂直状
態)、券把P1を受取ると回転ドラム501,50
1の回転に伴つてバツクアツプ体443上から券
把P1を押し出し、回転ドラム501,501が
所定角度回転すると開くようになつている。ま
た、上記クランプ体506は、図示矢印F2方向
に開閉するようになつている。券把P1を受取る
ときは開き、券把P1を受取ると回転ドラム50
1,501の回転に伴つて閉じることにより券把
P1をその幅方向にクランプし、回転ドラム50
1,501が略90度回転すると再び開くようにな
つている。
すなわち、上記押出板505およびクランプ体
506は、たとえば第9図に示すような駆動機構
によつて開閉駆動されるものであり、以下その詳
細を説明する。第9図において、550は図示の
ような形状に形成された押出板駆動用の第1偏心
カム、551は図示のような形状に形成されたク
ランプ体駆動用の第2偏心カムであり、これらは
回転ドラム501内において図示状態で軸504
と同軸的に固定されている。552は第1偏心カ
ム550の周面に転接するカムフオロアで、一端
が回転ドラム501に回転自在に軸支された揺動
アーム553の略中央部に軸支されており、この
揺動アーム553の他端部(先端部)に押出板5
05が固定されている。554は復帰スプリング
で、揺動アーム553の他端部に図示矢印a方向
の偏倚力を与えている。555は第2偏心カム5
51の周面に転接するカムフオロアで、一端が回
転ドラム501に回動自在に軸支された揺動アー
ム556の略中央部に軸支されており、この揺動
アーム556の他端部(先端部)にピン557が
突設されている。558はその略中央部が回転ド
ラム501に軸支された揺動レバーで、その一端
部に略U字状の切欠部559が設けられており、
この切欠部559内に上記ピン557が摺動自在
に係合されているとともに、他端部にクランプ体
506が固定されている。560は復帰スプリン
グで、揺動レバー558の一端部に図示矢印b方
向の偏倚力を与えている。
なお、第9図は回転ドラム501の上側の周面
501aに設けられる押出板505およびクラン
プ体506に対する機構だけを示しているが、下
側の周面501bに設けられる押出板505およ
びクランプ体506に対しても同様な機構が設け
られている。
しかして通常、回転ドラム501は第7図およ
び第9図のようにその上側の周面が501a(ま
たは下側の周面501b)がバツクアツプ体44
3と略平行となる所定の角度傾斜した状態で停止
している。この状態では、カムフオロア552は
第1偏心カム550の大径部550aに位置し、
よつて揺動アーム553は復帰スプリング554
の偏倚力に抗して回転ドラム501の周面501
a,501bと略平行となり、押出板505は回
転ドラム501の周面501a,501b上にお
いて垂直状態となつている。一方、カムフオロア
555は第2偏心カム551の凹部551a内に
落下位置し、よつて揺動レバー558が復帰スプ
リング560によつて矢印b方向へ偏倚力を受け
ることにより、クランプ体506は開状態にセツ
トされる。このような状態において、回転ドラム
501が矢印E方向へ回転すると、その回転に伴
つてカムフオロア555は凹部551a内から脱
出し、第2偏心カム551の大径部551bに移
動するので、揺動レバー558は復帰スプリング
560の偏倚力に抗して図示矢印c方向へ揺動
し、よつてクランプ体506が閉じる。一方、カ
ムフオロア552は、回転ドラム501が所定角
度(約45度位)回転すると、復帰スプリング55
4の偏倚力によつて第1偏心カム550の小径部
550b側に落下位置し、よつて押出板505が
開く。そして、回転ドラム501が更に回転し、
その回転角度が略90度に達すると、回転ドラム5
01は回転を停止する。このとき、カムフオロア
555は第2偏心カム551の小径部551c側
に落下位置し、よつて揺動レバー558は復帰ス
プリング560の偏倚力を受けて矢印b方向へ揺
動し、クランプ体506が再び開く。このように
して、押出板505およびクランプ体506が回
転ドラム501の回転に伴つて第1、第2偏心カ
ム550,551により開閉駆動されるものであ
る。
なお、回転ドラム501,501は、バツクア
ツプ体443が下降してきたとき互いに入れ子状
態(第8図参照)となるように構成されている。
移送機構502は、回転ドラム501,501
で状態変換されて略垂直状態にある券束P1を、
その略中央部で2分割して把束輪形成および把束
機構503へ移送するためのものであり、押出体
507、分割板508、案内壁509および送り
アーム510などから構成される。押出体507
は、押棒511およびアーム512を介して駆動
部513に連結されていて、駆動部513が動作
することによりアーム512と押棒511を介し
て図示矢印G方向へ移動し、回転ドラム501,
501の周面501a(または501b)に沿つ
て載置体、たとえば固定底板514上に略垂直状
態で載置集積されている券把P1を押出し、固定
底板514に連設された可動底板515に沿つて
案内壁509に達するまで押出すようになつてい
る。なお、押出体507、固定底板514および
可動底板515はそれぞれ3分割されており、そ
のうち押出体507および固定底板514は回転
ドラム501,501と入れ子状態(第8図参
照)になつている。また、可動底板515は、必
要に応じて軸516を支点として回動するように
なつている。分割板508は、可動底板515上
に垂直状態で位置している券把P1を2分割する
ためのものであり、略扇状に形成されている。す
なわち、分割板508は、可動底板515の上方
に位置していて、軸517を介して図示しない駆
動部に連結されており、必要に応じて下方へ回動
することにより券把P1内に挿入され、2分割す
るようになつている。なお、分割板508の可動
底板515と相対応する縁部508aは、券把
P1内への挿入を容易にするために刃状に形成さ
れている。送りアーム510は、逆L字状に形成
されていて、送りベルト518を介して駆動部5
19に連結されており、駆動部519が動作する
ことよつてベルト518を介して図示矢印H方向
つまり第8図において左方向へ移動し、可動底板
515上の券把P1を案内壁509に沿つて把束
輪形成および把束機構503へ送り出すようにな
つている。なお、案内壁509および送りアーム
510はそれぞれ3分割されており、両者が入れ
子状態となるようになつている。
把束輪形成および把束機構503は、送り出さ
れる把束用帯の一端を所定回数ループ状に巻回
し、かつその先端部をループ内を2分すべく垂下
させてなる把束輪を形成するとともに、この把束
輪内に移送機構502で券把P1が挿入されると
その把束輪を締め上げることにより把束するもの
であり、移送機構502の左側端部(第8図にお
いて)近傍に設けられている。すなわち、巻枠5
20に巻回されている把束用帯、たとえば緑色の
紙テープ(損券施封装置500bではたとえば黄
色の紙テープとなる)521は、テープ案内ロー
ラ522を介してテープ案内路523に導かれ、
この案内路523の中途部で一対のテープ送りロ
ーラ524,525間に挾持され、前方へ送り出
されるようになつている。上記案内路523およ
び送りローラ524,525はローラ受台526
に設けられており、このローラ受台526は必要
に応じて送りローラ525の軸525aを支点と
して図示矢印I方向へ回動されるようになつてい
る。なお、上記送りローラ524,525は、図
示しない駆動源によつて回転駆動される。また、
上記軸525aには、必要に応じて図示矢印J方
向へ回動されるパツト駆動アーム527が軸支さ
れており、このアーム527の先端部には自転す
るのりパツド528が設けられている。上記のパ
ツト528は、テープ521にのり付けするため
のものであり、移動時その近傍に設けられたのり
ローラ529と摺接することによりのりが付与さ
れるようになつている。なお、上記のりローラ5
29は、その周面がのり容器530内に浸されて
いる。
また、テープ案内路523の出口部(先端)近
傍には、テープ521をカツトするカツタ531
が設けられ、このカツタ531の前方におけるロ
ーラ受台526には、のりパツド528を受け止
めるパツト受台532が設けられている。さら
に、ローラ受台526の上方部位には、必要に応
じて軸533を支点として矢印I方向へ回動され
る弧状のしごきローラ駆動アーム534が設けら
れている。上記アーム534の先端部には、ロー
ラアーム535が所定範囲のみ回動自在に軸支さ
れており、このアーム535の先端部には回転自
在なしごきローラ536が軸支されている。上記
しごきローラ536は、のり付けされカツトされ
たテープの端部を券把P1に巻かれたテープ上に
貼り付け、その上をしごくためのものである。
また、ローラ受台526の前方つまり第7図に
おける右側には、送りローラ524,525で送
り出されたテープ521の先端部が所定長挿入さ
れるテープガイド体537が設けられ、このガイ
ド体537の両側部には、送りアーム510で送
り出されてきた券把P1を受入れ案内する一対の
券ガイド体538,538が並設されている。こ
れらガイド体537,538,538は、ガイド
駆動円板549にそれぞれ固定されており、この
円板549により必要に応じて図示矢印K方向へ
回転され、あるいは図示矢印L方向へ前後進され
るようになつている。上記各ガイド体537,5
38,538の上方部位には、一対のクランプ駆
動アーム539,539が横ハ字状(第8図参
照)に設けられており、これらアーム539,5
39の各先端部つまり第8図における各右端部に
は、それぞれ互いに平行となるようにクランプ棒
540,540,541,541が2本ずつ所定
間隔あけて垂下されている。上記アーム539,
539は、その各後端部つまり第8図における各
左端部が駆動部542に連結されていて、その駆
動部542で必要に応じて図示矢印M方向に開閉
されるようになつており、その閉成時、送りアー
ム510により送り出されてきた券把P1をクラ
ンプ棒540,540と541,541とでその
両側から挾み込むようになつている。
なお、第7図および第8図における符号543
は逆U字状のテープ引込防止板で、券ガイド体5
38,538の先端部と対応する部位(第8図参
照)に略垂直に設けられている。また、第7図お
よび第8図における符号544は本装置の基台で
ある。また、第8図において二点鎖線で囲つた部
分545は、第7図における符号521から53
6までの各部が位置する部分を示す。
このような構成において、正券施封装置500
aの動作を第10図a〜fおよび第11図a〜i
を参照しつつ説明する。回転ドラム501,50
1は、通常は第9図および第10図aの状態で停
止し、券把P1の受渡しを待機している。勿論こ
のとき、前述したように押出板505は閉じ、一
方クランプ体506は開いている。この状態で
今、第9図aのように券把(たとえば100枚の券)
P1を載置したバツクアツプ体443が下降して
くると、しかるのち第10図bのように回転ドラ
ム501,501と入れ子状態となり、ここでバ
ツクアツプ体443が一時停止する。したがつ
て、第10図bのようにバツクアツプ体443上
の券把P1は、回転ドラム501,501の周面
501a(または501b)上に受渡される。こ
のようにして券把P1が受渡されると、第10図
cのように回転ドラム501,501が矢印E方
向へ回転を開始し、これにより押出板505はバ
ツクアツプ体443上から券把P1を押出すとと
もに、クランプ体506が回転ドラム501,5
01の回転に伴つて閉じ、券把P1を回転ドラム
501,501の周面501a(または501b)
上にクランプする。回転ドラム501,501が
略45度回転すると、前述したように押出板505
が開くとともに、バツクアツプ体443が上昇す
る。そして、回転ドラム501,501が第10
図dのように略90度回転すると、その位置で回転
ドラム501,501が一時停止するとともに、
前述したようにクランプ体506が再び開く。こ
のとき、券把P1の下端面は、第10図dのよう
に固定底板514に対して略水平状態となり、そ
の底板514上に券把P1が略垂直状態で受渡さ
れる。このように、バツクアツプ体443から略
水平状態で受取つた券把P1を、矢印E方向へ略
90度回転させることにより略垂直状態に状態変換
するものである。しかして、回転ドラム501,
501が停止し、クランプ体506が開くと、駆
動部513が動作することにより、押出体507
が第10図dのように矢印G方向へ前進し、第1
0図eのように固定底板514上に載置集積され
た券把P1を案内壁509に当接するまで押出し、
その位置で押出体507は一時停止する。したが
つて、押出された券把P1は、第8図のように可
動底板515上に略垂直状態に位置するようにな
る。
さて、押出体507が第10図eのように一時
停止すると、このとき(あるいは押出体507が
前進を開始したときでもよい)把束輪形成および
把束機構503が把束輪の形成動作を開始する。
以下その詳細を説明する。通常、ローラ受台52
6、のりパツト528、しごきローラ536、テ
ープガイド体537、券ガイド体538,538
およびクランプ棒540,540,541,54
1などは、第11図aの状態(つまり第7図およ
び第8図の状態)で停止し、動作開始を待機して
いる。この状態で今、把束輪形成命令が与えられ
ると、まずローラ受台526が第11図bのよう
に時計方向へ回動し、案内路523の出口部(先
端)がテープガイド体537の入口部と相対応し
た位置で一時停止する。ローラ受台526が停止
すると、送りローラ524,525がテープ送出
方向に回転することによりテープ521が送り出
され、その先端部が第11図bのようにテープガ
イド体537内に所定長さ挿入される。テープ5
21の先端部がテープガイド体537内に挿入さ
れると、第11図cのようにローラ受台526が
反時計方向に回動して元の位置に戻り、送りロー
ラ524,525が再び回転してテープ521を
送り出すとともに、円板549が矢印K方向に回
転することにより、それに伴つてテープガイド体
537および券ガイド体538,538も第11
図cのように回転する。この回転はたとえば2
1/4回行い、上記各ガイド体537,538,5
38が第11図dのように略垂直状態となつた位
置で、その回転およびテープ521の送り出しが
停止するようになつている。これにより、送りロ
ーラ524,525で送り出されたテープ521
の一端は、第11図dのように略2回ループ状に
巻回され、かつその先端部521aがループ内を
2分するべく垂下させてなる略「の」字状の把束
輪546が形成される。この状態で、券把P1
アーム510により送り出されてくるのを待機す
る。なお、上記把束輪546は、第8図のように
テープ引込防止板543の右側部において形成さ
れるようになつている。
このようにして、把束輪546が形成される
と、分割板508が軸517を支点として下方へ
回動し、このとき可動底板515上に略垂直状態
で位置している券把P1内にその略中央から挿入
され、これにより券把P1は第8図のように分割
板508で2分割される。なお、このとき押出体
507は、分割板508の厚さに相当する分だけ
後退し、券把P1への分割板508の挿入を容易
にしている。また、分割板508は、券把P1
にに挿入された状態で一時停止する。このように
して、券把P1内に分割板508が停止すると、
送りアーム510の矢印H方向へ前進し、可動底
板515上の分割された券把P1を保持してその
まま案内壁509に沿つて矢印H方向へ送り出
す。このとき押出体507は、第10図fのよう
に後退(第7図における右方向へ移動)し、元の
位置へ復帰して停止する。また、このとき回転ド
ラム501,501は、再び90度回転して初期状
態つまり第10図aと同様な状態に戻り、次の券
把P1に対する状態変換に備える。なお、この場
合は回転ドラム501の周面501bがバツクア
ツプ体443と略平行になる。しかして、送りア
ーム510で送り出される分割された券把P1は、
券ガイド体538,538により案内され、その
左端部(第8図において)が第8図および第11
図dのように把束輪546内の挿入された位置で
停止される。これにより、第11図dのように分
割された券把P1間にテープガイド体537が挿
入された状態となる。なお、このとき分割板50
8は、上方へ回動することにより券把P1内から
退出し、元の位置へ復帰して停止する。
さて、把束輪546内へ券把P1の端部が挿入
され、分割板508が元の位置へ戻ると、テープ
ガイド体537および券ガイド体538,538
が円板549とともに後退(第8図における左方
向へ移動)し、駆動部542内へ引込む。このと
き、テープ引込防止板543の作用により、上記
各テープガイド体537,538,538ととも
に把束輪546が引込まれることを防止される。
これにより、把束輪546内に垂下されているテ
ープの先端部521aは、分割された券把P1
に位置した状態となる。上記各テープガイド体5
37,538,538が引込むと、駆動アーム5
39,539が閉成作動することにより、第11
図eのようにクランプ棒540,540と54
1,541とで券把P1をその両側から挾み込ん
でクランプする。これにより、テープの先端部5
21aが第11図eのように券把P1内に差込ま
れた状態となる。なお、このとき送りアーム51
0が後退(第8図における右方向へ移動)し、元
の位置へ復帰して停止する。しかして、クランプ
棒540,540と541,541とで券把P1
をクランプすると、送りローラ524,525が
テープ送出時とは逆方向に回転することにより、
テープ521が引き戻され、よつて第11図e,
fのように把束輪546が締め上げられる。この
締め上げが終了すると、アーム527が反時計方
向に回動することにより、第11図fのようにの
りパツド528が自転、公転し、パツト受台53
2の部分でテープ521に対するのり付けが行わ
れる。こののり付けが終了すると、のりパツト5
28は元の位置へ戻るようになつている。
このようにして、テープ521に対するのり付
けが終了すると、アーム534が時計方向に回動
することにより、第11図gのようにしごきロー
ラ536が移動し、そのローラ536が券把P1
の角に当接してテープ521を押圧したとき、こ
こでカツタ531が作動してテープ521をカツ
トする。その後、しごきローラ536は、アーム
534の回動に伴つて券把P1に巻かれたテープ
上を押圧しながら転接し、下方へ移動することに
より、のり付けされてカツトされたテープの端部
を券把P1に巻かれたテープ上に貼り付け、その
上をしごく。これにより、テープ521で把束さ
れた券把P2が完成する。しかして、しごきロー
ラ536による貼り付けおよびしごきが終了する
と、可動底板515が第7図に二点鎖線で示すよ
うに開放作動するとともに、アーム539,53
9も開放作動する。これにより、第11図hのよ
うにクランプ棒540,540と541,541
とによる券束P2のクランプが解除され、よつて
完成した券束P2が自然落下し、その下方に位置
する束区分集積装置600へ案内される。券束
P2が落下すると、第11図iのようにしごきロ
ーラ536が元の位置へ復帰するとともに、駆動
部542内へ引込んでいた各ガイド体537,5
38,538が前進して第8図の状態に戻り、し
かるのち円板549が再び矢印K方向へ回転する
ことにより、第11図iのように各ガイド体53
7,538,539も回転し、元の位置つまり第
11図aの状態に復帰して次の把束輪形成動作に
備える。
以上のような構成であれば、バツクアツプ体上
に水平状態で区分集積した所定枚数の券つまり券
把を、そのままバツクアツプ体を下降させること
によりそのすぐ下方に位置する回転ドラムの水平
な周面上に受渡し、しかるのちその券把をクラン
プ体でクランプしながら回転ドラムを略90度回転
させることにより垂直状態に状態変換し、この状
態変換が終了したときクランプ体による券把のク
ランプを解除し、固定底板上に受渡して載置する
ものであるから、券把を荷くずれすることなく確
実に回転ドラム上に集積し得るとともに状態変換
して固定底板上に載置集積することができる。し
かも、券把の集積とその状態変換とを略同時に行
えるので、機構の簡略化が計れるとともに、券把
を後続の把束部へ円滑に搬出できる。さらに、上
述したような構成であれば、状態変換後そのまま
把束部へ押出すことができるので、券把の分割が
容易となるばかりか、把束部における券把内への
把束用テープの挿入が容易となり、しかも集積位
置から把束位置までの距離を著しく短縮でき、小
形化が容易となる。
したがつて本発明によれば、紙葉類を荷くずれ
することなく確実に集積することができ、しかも
紙葉類の集積とその状態変換とを略同時に行うこ
とができ、これにより後続の把束部などに対し円
滑に搬出できるなど、種々の効果が得られる紙葉
類集積装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の位置実施例を示すもので、第1図
は紙葉類処理装置の全体的な構成を概略的に示す
正面図、第2図は鑑査装置の構成を詳細に示すブ
ロツク図、第3図〜第6図は区分集積装置の構成
を詳細に示し、第3図は正面図、第4図は平面
図、第5図は側面図、第6図は要部正面図、第7
図および第8図は施封装置の構成を詳細に示す側
面図および平面図、第9図はクランプ体などの駆
動機構を詳細に示す側面図、第10図a〜fは施
封装置における回転ドラムとそれに関連する機構
の動作を説明するための図、第11図a〜iは施
封装置における把束輪形成および把束動作を説明
するための図である。 100……取出搬送装置、200……鑑査装
置、300……搬送区分装置、400……区分集
積装置、402……セパレータ、403……集積
部、443……バツクアツプ体、500……施封
装置、501……状態変換体(回転ドラム)、5
05……押出板、506……クランプ体、514
……載置体(固定底板)、550,551……偏
心カム、552,555……カムフオロア、55
3,556……揺動アーム、558……揺動レバ
ー、P……紙葉類、P1……紙葉類把。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1枚ずつ搬送されてくる紙葉類を面方向積層
    状態で所定枚数ずつ集積し集積後それを面方向積
    層状態のまま搬出するバツクアツプ体と、このバ
    ツクアツプ体で搬出される紙葉類を面方向積層状
    態のまま受取るクランプ体を複数有しクランプ体
    でクランプしながらその紙葉類を立位状態に変換
    し紙葉類が立位状態になつたときクランプ体によ
    る紙葉類のクランプを解除するように構成された
    状態変換体と、状態変換体の軸方向と直交する方
    向に移動することにより上記状態変換体によつて
    面方向積層状態から立位状態に変換された紙葉類
    を押出す押出体と、この押出体によつて押出され
    た紙葉類を立位状態で受取り載置する載置体とを
    具備したことを特徴とする紙葉類集積装置。
JP14323879A 1979-11-07 1979-11-07 Paper stacker Granted JPS5670267A (en)

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GB1305394A (ja) * 1969-10-17 1973-01-31
JPS54143234A (en) * 1978-04-28 1979-11-08 Ricoh Co Ltd Method and apparatus for feeding toner in direct recording apparatus

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