JPS633504Y2 - - Google Patents

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JPS633504Y2
JPS633504Y2 JP1982040222U JP4022282U JPS633504Y2 JP S633504 Y2 JPS633504 Y2 JP S633504Y2 JP 1982040222 U JP1982040222 U JP 1982040222U JP 4022282 U JP4022282 U JP 4022282U JP S633504 Y2 JPS633504 Y2 JP S633504Y2
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JP
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breather
cover
tongue
ventilation
ventilation hole
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JP1982040222U
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JPS58142462U (ja
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は密閉されたケース等において、外部と
の通気を行なうための、ブリーザの構造に関す
る。
従来、排気用スリツトをそなえたブリーザが、
デフアレンシヤルギアを覆うギアケースなどに設
けられており、ギアの駆動などによるギアケース
内温度の上昇に対して、内部空気圧力を一定にさ
せる役割を果たしている。
しかしながら、上述のごとく単に排気用スリツ
トをそなえた従来の装置では、ケース内部の空気
圧が負圧になつた場合、シール部分から外気や外
塵等を吸い込む現象が起こつて、ケース内部が汚
染されるという不具合が生じるほか、ケース内部
の空気の露点低下による結露現象を生じるという
問題点もある。
そこで、排気用および吸気用の通気弁をそれぞ
れケースに取付けることも考えられるが、このよ
うな手段では構造が複雑になるほか、加工も難し
くなるという問題点がある。
本考案は、これらの問題点を解決しようとする
もので、簡素な構造により、ギアケースなどの内
部の圧力を一定に保持するとともに、外塵等の侵
入を十分に防止できるようにした、ブリーザの通
気構造を提供することを目的とする。
このため、本考案のブリーザの通気構造は、端
部に閉塞部を形成されるとともに同端部側方に通
気孔を形成された弾性材製ブリーザ本体と、同ブ
リーザ本体を覆うべく上記ブリーザ本体外側に突
設されたつば状部に密着係合するつば状部を形成
されたカバーと、上記ブリーザ本体に一体に形成
されるとともに上記端部側方との間に溝部を形成
して上記通気孔を上記ブリーザ本体外側と上記カ
バーとの間の空間に対して密閉する筒状部材とを
具備し、上記通気孔の近傍における上記筒状部材
の側面に切込を入れることにより形成された舌状
部からなり同舌状部が外方へのみ開放するように
構成された切込式排気用一方向弁と、上記通気孔
から離隔した位置における上部筒状部材の側面に
切込を入れることにより形成された舌状部からな
り同舌状部が内方へのみ開放するように構成され
た切込式吸気用一方向弁とを、上記カバーの内部
の上記空間に対面する側にそなえ、且つ上記ブリ
ーザ本体のつば状部および上記カバーのつば状部
の少なくとも一方に上記空間と外部とを連通する
通気用切欠きを設けたことを特徴としている。
以下、図面により本考案の一実施例としてのブ
リーザの通気構造について述べると、第1図はそ
の断面図、第2図は第1図の矢視図、第3図は
その切込式吸気用一方向弁を示す説明図、第4図
は第1図の矢視図、第5図はその切込式排気用
一方向弁を示す説明図、第6図は第1図の−
矢視断面図、第7,8図はその排気および吸気状
態を示す説明図である。
第1図に示すように、ブリーザとして、弾性材
製ブリーザ本体(容器)1およびこのブリーザ本
体1の端部を覆うカバー2がそなえられており、
このカバー2はブリーザ本体1から着脱可能にな
つている。
ブリーザ本体1は上端部に閉塞部7を形成され
るとともに同上端部の側方に通気孔4を形成され
ていて、この通気孔4は弾性筒状部材1aとブリ
ーザ本体1の環状突起部1bとの密着により密閉
されるようになつている。なお、この弾性筒状部
材1aはブリーザ本体1と一体に形成されてお
り、薄肉のスカート状になつているため、第3図
に示すように、裏返しにまくることができるよう
になつている。
この筒状部材1aは、ブリーザ本体1の上端部
を覆うようになつていて、通気孔4をブリーザ本
体1外側とカバー2との間の空間8に対して密閉
するように構成されている。
そして、筒状部材1aは、カバー2の当接しな
い側面において、すなわち、カバー2の内部の空
間8に対面する側において、通気孔4の近傍に切
込式排気用一方向弁としてのスリツト5を形成さ
れるとともに、通気孔4から離隔した位置に切込
式吸気用一方向弁としてのスリツト3を形成され
ている。
なお、ブリーザ本体1の端部および筒状部材1
aは、カバー2の内部に収まるようになつてい
る。
そして、スリツト(切込式吸気用一方向弁)3
は、通気孔4から離隔した位置における筒状部材
1aの側面に切込を入れることにより形成された
V字型の舌状部からなり、同舌状部が内方へのみ
開放するように構成されて一方向弁として機能す
る。
すなわち、スリツト3は、筒状部材1aの通気
孔4から離隔した位置に、側方から見てV字型に
切り込まれて形成され、且つ、そのV字型切込を
内方へいくにしたがい拡大するように形成されて
内方へのみめくれるV字型スリツトとなつてい
る。
また、スリツト(切込式排気用一方向弁)5
は、通気孔4の近傍における筒状部材1aの側面
に切込を入れることにより形成されたV字型の舌
状部からなり、同舌状部が外方へのみ開放するよ
うに構成されて一方向弁として機能する。
すなわち、スリツト5は、筒状部材1aの通気
孔4の近傍に、側方から見てV字型に切り込まれ
て形成され、且つ、そのV字型切込を内方へいく
にしたがい縮小するように形成されて外方へのみ
めくれるV字型スリツトとなつている。
そして、各スリツト3,5は弾性材としての筒
状部材1aに形成されているため、弾性をそなえ
ており、常時はブリーザ本体1を密閉でき、内部
圧力が外圧(大気圧)よりも高くなると、スリツ
ト3が密閉状態に維持されると同時に、スリツト
5が筒状部材1aの外方へ開き内部圧力を逃がし
て大気圧とし、また、内部圧力が外圧(大気圧)
よりも所定圧低くなると、スリツト5が密閉状態
に維持されると同時にスリツト3が筒状部材1a
の内方へ開き内部圧力を大気圧にする一方向弁と
しての機能を発揮するようになつている。
なお、ブリーザ本体1にはカバー2と当接する
環状突起部1cが設けられており、この環状突起
部1cに、本実施例では通気用切欠き10が2つ
開口している。
また、ブリーザ本体1には、カバー2のつば状
部2aと密着するつば状部1dが設けられてお
り、このブリーザ本体1のつば状部1dに、本実
施例では通気孔用切欠き9が2つ開口している
(第6図参照)。
突起部1cの通気用切欠き10およびつば状部
1dの通気用切欠き9は、ブリーザ本体1の軸1
eを中心として90゜ずれた配置関係となつている。
各スリツト3,5の切込みの手順を述べると、
まず吸気用スリツト3の形成に際しては、第3図
に示すように筒状部材1aを裏返しにめくつた状
態にした後、ハサミやカツター等の手段で外部下
方から内部上方へ向けて切込みを入れる。つい
で、筒状部材1aは表側に戻される(第2図参
照)。
次に、排気用スリツト5の形成に際しては、第
5図に示すように、筒状部材1aの密閉状態にお
いて、ハサミやカツター等の手段で外部上方から
内部下方へ向けて切込みを入れるのである(第4
図参照)。
なお、この手順は逆にしてもよく、排気用スリ
ツト5を切込んでから、吸気用スリツト3を切込
むようにしてもよい。
本考案のブリーザの通気構造は上述のごとく構
成されているので、ブリーザ本体1の内部圧が所
定値以上の正圧の場合、内圧が通気孔4から筒状
部材1aとブリーザ本体1との間の溝部6上方へ
導かれて、第7図に示すように、排気用スリツト
5が開口し、ブリーザ本体1内の空気を空間8内
へ導き、さらに通気用切欠き10および通気用切
欠き9を通じて外部へ排出することができる。こ
のとき、排気用スリツト5が通気孔4の近傍に設
けられているため、空気抵抗が小さい状態で排気
がスムーズに行なわれるのである。ここで、上記
所定値としては、排気用スリツト5を開口するの
に必要とする内圧と外圧との差圧の最小のものが
選択される。
また、ブリーザ本体1の内部圧が所定値以下の
負圧の場合、外部から通気用切欠き9を通じて空
間8内へ外気が導入され、ついで、通気用切欠き
10を経由して第8図に示すように、吸気用スリ
ツト3が開口することにより、空間8内へ導入さ
れた外気が、筒状部材1aとブリーザ本体1との
間の溝部6上方へ導かれ、筒状部材1aの外周に
沿つて流れて、通気孔4を通じてブリーザ本体1
内へ外気が吸入される。
そして、この負圧の所定値としては、吸気用ス
リツト3を開口するのに必要とする内圧と外圧と
の差圧の最小のものが選択される。
吸気用スリツト3は通気孔4から離隔した位置
に設けられているため、外気の流入経路が充分長
くなつており、その流入中に外塵が溝部6に沈ん
で、浄化された外気がブリーザ本体1の内部へ吸
入するようになつている。
以上詳述したように、本考案のブリーザの通気
構造によれば、端部に閉塞部を形成されるととも
に同端部側方に通気孔を形成された弾性材製ブリ
ーザ本体と、同ブリーザ本体を覆うべく上記ブリ
ーザ本体外側に突設されたつば状部に密着係合す
るつば状部を形成されたカバーと、上記ブリーザ
本体に一体に形成されるとともに上記端部側方と
の間に溝部を形成して上記通気孔を上記ブリーザ
本体外側と上記カバーとの間の空間に対して密閉
する筒状部材とを具備し、上記通気孔の近傍にお
ける上記筒状部材の側面に切込を入れることによ
り形成された舌状部からなり同舌状部が外方への
み開放するように構成された切込式排気用一方向
弁と、上記通気孔から離隔した位置における上部
筒状部材の側面に切込を入れることにより形成さ
れた舌状部からなり同舌状部が内方へのみ開放す
るように構成された切込式吸気用一方向弁とを、
上記カバーの内部の上記空間に対面する側にそな
え、且つ上記ブリーザ本体のつば状部および上記
カバーのつば状部の少なくとも一方に上記空間と
外部とを連通する通気用切欠きを設けるという簡
素な構造で、次のような効果ないし利点を得るこ
とができる。
(1) ブリーザ本体内の圧力の変動を防止し、圧力
を一定に保つことができる。
(2) 切込式吸気用一方向弁は、溝部および通気孔
を介して密閉ケース内の空間に連通する構成で
あり、これにより、切込式吸気用一方向弁を水
やほこりが万一通過しても、溝部に沿つて流れ
てから通気孔へ至るので、水やほこりが溝部内
で沈み込み、また通気孔からケース内部に入り
込むことがそれだけ少なくなる。
(3) 通気孔からの排気は、同通気孔近傍の切込式
排気用一方向弁から密閉ケース内の空間内へ放
出されるので、排気を行ないやすい。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例としてのブリーザの通気
構造を示すもので、第1図はその断面図、第2図
は第1図の矢視図、第3図はその切込式吸気用
一方向弁を示す説明図、第4図は第1図の矢視
図、第5図はその切込式排気用一方向弁を示す説
明図、第6図は第1図の−矢視断面図、第
7,8図はその排気および吸気状態を示す説明図
である。 1……弾性材製ブリーザ本体(容器)、1a…
…弾性材製筒状部材、1b,1c……環状突起
部、1d……つば状部、1e……軸、2……カバ
ー、2a……つば状部、3……切込式吸気用一方
向弁としてのスリツト、4……通気孔、5……切
込式排気用一方向弁としてのスリツト、6……溝
部、7……閉塞部、8……空間、9,10……通
気用切欠き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 端部に閉塞部を形成されるとともに同端部側方
    に通気孔を形成された弾性材製ブリーザ本体と、
    同ブリーザ本体を覆うべく上記ブリーザ本体外側
    に突設されたつば状部に密着係合するつば状部を
    形成されたカバーと、上記ブリーザ本体に一体に
    形成されるとともに上記端部側方との間に溝部を
    形成して上記通気孔を上記ブリーザ本体外側と上
    記カバーとの間の空間に対して密閉する筒状部材
    とを具備し、上記通気孔の近傍における上記筒状
    部材の側面に切込を入れることにより形成された
    舌状部からなり同舌状部が外方へのみ開放するよ
    うに構成された切込式排気用一方向弁と、上記通
    気孔から離隔した位置における上部筒状部材の側
    面に切込を入れることにより形成された舌状部か
    らなり同舌状部が内方へのみ開放するように構成
    された切込式吸気用一方向弁とを、上記カバーの
    内部の上記空間に対面する側にそなえ、且つ上記
    ブリーザ本体のつば状部および上記カバーのつば
    状部の少なくとも一方に上記空間と外部とを連通
    する通気用切欠きを設けたことを特徴とする、ブ
    リーザの通気構造。
JP4022282U 1982-03-19 1982-03-19 ブリ−ザの通気構造 Granted JPS58142462U (ja)

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JPS58142462U JPS58142462U (ja) 1983-09-26
JPS633504Y2 true JPS633504Y2 (ja) 1988-01-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5643749B2 (ja) * 1976-04-07 1981-10-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5643749U (ja) * 1979-09-13 1981-04-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5643749B2 (ja) * 1976-04-07 1981-10-14

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JPS58142462U (ja) 1983-09-26

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