JP3035761B2 - フィルター膜保護用自動開閉弁付内外圧力差調整フィル ター - Google Patents
フィルター膜保護用自動開閉弁付内外圧力差調整フィル ターInfo
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- JP3035761B2 JP3035761B2 JP5135518A JP13551893A JP3035761B2 JP 3035761 B2 JP3035761 B2 JP 3035761B2 JP 5135518 A JP5135518 A JP 5135518A JP 13551893 A JP13551893 A JP 13551893A JP 3035761 B2 JP3035761 B2 JP 3035761B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- pressure difference
- filter membrane
- internal
- external pressure
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Landscapes
- Control Of Fluid Pressure (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雨水等のかかる屋外で
使用される電子機器の密閉構造のケース等に装着される
内外圧力差調整フィルターに関し、特にフィルター膜を
作動時以外に保護することができるフィルター膜保護用
自動開閉弁付内外圧力差調整フィルターに関する。
使用される電子機器の密閉構造のケース等に装着される
内外圧力差調整フィルターに関し、特にフィルター膜を
作動時以外に保護することができるフィルター膜保護用
自動開閉弁付内外圧力差調整フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の内外圧力差調整フィルタ
ーは、フィルター膜部分が何等のカバーもなく直接外部
に対向しており、外部から保護されていなかった。
ーは、フィルター膜部分が何等のカバーもなく直接外部
に対向しており、外部から保護されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の内外圧
力差調整フィルターは、常に通気しているため、ほこり
等によりフィルター膜が目づまりしやすく、又フィルタ
ー膜が外部から保護されていないため、外部からの要因
によりフィルター膜が破損するという問題があった。
力差調整フィルターは、常に通気しているため、ほこり
等によりフィルター膜が目づまりしやすく、又フィルタ
ー膜が外部から保護されていないため、外部からの要因
によりフィルター膜が破損するという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、従来の内外圧力差調整
フィルターの問題を改善し、ほこり等によるフィルター
膜の目づまりを防止し、また、外部からの要因によるフ
ィルター膜の破損を防止しようとするものである。
フィルターの問題を改善し、ほこり等によるフィルター
膜の目づまりを防止し、また、外部からの要因によるフ
ィルター膜の破損を防止しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、フィルター膜保護用で圧力差によって自動
的に通気口の開閉を行う弁を備えているフィルター膜保
護用自動開閉弁付内外圧力差調整用フィルターを構成
し、また、前記弁を相互に接触離間することにより通気
口の開閉を行う複数個の弁から構成する。
決するため、フィルター膜保護用で圧力差によって自動
的に通気口の開閉を行う弁を備えているフィルター膜保
護用自動開閉弁付内外圧力差調整用フィルターを構成
し、また、前記弁を相互に接触離間することにより通気
口の開閉を行う複数個の弁から構成する。
【0006】
【作用】本発明によれば、通常(内外圧力差がない場
合)は、自動開閉弁が閉じているため、ほこり等により
フィルター膜が目づまりしにくく、また、外部からの要
因によりフィルター膜が破損するのを防ぐことができ
る。
合)は、自動開閉弁が閉じているため、ほこり等により
フィルター膜が目づまりしにくく、また、外部からの要
因によりフィルター膜が破損するのを防ぐことができ
る。
【0007】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
する。
【0008】図1は、本発明の一実施例の構造を示す断
面図である。外部と内部の仕切り1に取り付けたフィル
ター2の通気口10の内部側に気体を通すが、液体を通
さない連続多孔質ポリテトラフロロエチレンを用いたフ
ィルター膜3を接着剤で貼り付けたパッキング4を取り
付け、スペーサ5を介してナット6にて締め付ける。仕
切り1の内外に圧力差が生じたときに、図2(a)又は
(b)のように負圧側に自動開閉弁7が引っ張られて通
気口10が開き、圧力差を減小させる。圧力差がなくな
ったときに、スプリング8の復元力により自動開閉弁7
が引っ張られて通気口10を閉じて、フィルター膜3を
外部からさえぎって保護する。フィルター2外周からの
水の浸入は、Oリング9にてしゃ断し、通気口10から
の水の浸入は、パッキング4にて防止する。
面図である。外部と内部の仕切り1に取り付けたフィル
ター2の通気口10の内部側に気体を通すが、液体を通
さない連続多孔質ポリテトラフロロエチレンを用いたフ
ィルター膜3を接着剤で貼り付けたパッキング4を取り
付け、スペーサ5を介してナット6にて締め付ける。仕
切り1の内外に圧力差が生じたときに、図2(a)又は
(b)のように負圧側に自動開閉弁7が引っ張られて通
気口10が開き、圧力差を減小させる。圧力差がなくな
ったときに、スプリング8の復元力により自動開閉弁7
が引っ張られて通気口10を閉じて、フィルター膜3を
外部からさえぎって保護する。フィルター2外周からの
水の浸入は、Oリング9にてしゃ断し、通気口10から
の水の浸入は、パッキング4にて防止する。
【0009】次に本発明の一実施例の作用を説明する。
雨水等のかかる屋外で使用される電子機器は、防水性を
確保するために通常ケースを密閉構造とするが、周囲環
境の変化や機器内部の発熱にともなう温度変化によって
生じるケース内外の圧力差により、シール部からの気密
漏れが起こりやすく、又キーボード等の押しボタン式ス
イッチの基板の接点部分が圧力によって接触(スイッチ
ON)状態になってしまう。このような問題を解決する
ために、耐水性と通気性という特性をもつ連続多孔質ポ
リテトラフロロエチレンをフィルター膜に用いた内外圧
力差調整フィルターをケースに取り付けるが、屋外で使
用するため、フィルターが目づまりしやすく、又破損す
る場合もある。そこでケース内外の圧力差によって自動
的に開閉する弁を備えることにより、内外の圧力差がな
いときは、弁が閉じて通気口をふさぐため、フィルター
の目づまりや破損を防ぎ、圧力差が生じたときのみ、弁
が開いて通気を行い、ケース内外の圧力差を減小させる
が、弁が開いているときに入る水分は、フィルターでし
ゃ断するためケース内に浸入することはない。
雨水等のかかる屋外で使用される電子機器は、防水性を
確保するために通常ケースを密閉構造とするが、周囲環
境の変化や機器内部の発熱にともなう温度変化によって
生じるケース内外の圧力差により、シール部からの気密
漏れが起こりやすく、又キーボード等の押しボタン式ス
イッチの基板の接点部分が圧力によって接触(スイッチ
ON)状態になってしまう。このような問題を解決する
ために、耐水性と通気性という特性をもつ連続多孔質ポ
リテトラフロロエチレンをフィルター膜に用いた内外圧
力差調整フィルターをケースに取り付けるが、屋外で使
用するため、フィルターが目づまりしやすく、又破損す
る場合もある。そこでケース内外の圧力差によって自動
的に開閉する弁を備えることにより、内外の圧力差がな
いときは、弁が閉じて通気口をふさぐため、フィルター
の目づまりや破損を防ぎ、圧力差が生じたときのみ、弁
が開いて通気を行い、ケース内外の圧力差を減小させる
が、弁が開いているときに入る水分は、フィルターでし
ゃ断するためケース内に浸入することはない。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、内外圧力
差調整フィルターにフィルター膜保護用の自動開閉弁を
備えているので、ほこり等によりフィルター膜が目づま
りしにくく、又外部からの要因によりフィルター膜が破
損するのを防ぐことができるという結果を有する。更
に、前記自動開閉弁を通気口を開閉するとき相互に接触
離間する複数個の弁から構成するので、フィルターがコ
ンパクトとなる効果を奏する。
差調整フィルターにフィルター膜保護用の自動開閉弁を
備えているので、ほこり等によりフィルター膜が目づま
りしにくく、又外部からの要因によりフィルター膜が破
損するのを防ぐことができるという結果を有する。更
に、前記自動開閉弁を通気口を開閉するとき相互に接触
離間する複数個の弁から構成するので、フィルターがコ
ンパクトとなる効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】本発明の自動開閉弁の作動状態を示す断面図で
あり、(a)は、外側が正圧で内側が負圧の場合、
(b)は、外側が負圧で内側が正圧の場合である。
あり、(a)は、外側が正圧で内側が負圧の場合、
(b)は、外側が負圧で内側が正圧の場合である。
1 仕切り 2 フィルター 3 フィルター膜 4 パッキング 5 スペーサ 6 ナット 7 自動開閉弁 8 スプリング 9 Oリング 10 通気口
Claims (2)
- 【請求項1】 フィルター膜保護用で圧力差によって自
動的に通気口の開閉を行う弁を備えていることを特徴と
するフィルター膜保護用自動開閉弁付内外圧力差調整用
フィルター。 - 【請求項2】 前記弁を相互に接触離間することにより
通気口の開閉を行う複数個の弁から構成することを特徴
とする請求項1記載のフィルター膜保護用自動開閉弁付
内外圧力差調整用フィルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5135518A JP3035761B2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | フィルター膜保護用自動開閉弁付内外圧力差調整フィル ター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5135518A JP3035761B2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | フィルター膜保護用自動開閉弁付内外圧力差調整フィル ター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06348346A JPH06348346A (ja) | 1994-12-22 |
JP3035761B2 true JP3035761B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=15153644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5135518A Expired - Fee Related JP3035761B2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | フィルター膜保護用自動開閉弁付内外圧力差調整フィル ター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035761B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4541202B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2010-09-08 | 東亜ディーケーケー株式会社 | 取付部材、圧力調整部材及び水密筐体 |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP5135518A patent/JP3035761B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06348346A (ja) | 1994-12-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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