JP3526547B2 - 電気製品の操作部防水構造 - Google Patents

電気製品の操作部防水構造

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JP3526547B2 JP2000264338A JP2000264338A JP3526547B2 JP 3526547 B2 JP3526547 B2 JP 3526547B2 JP 2000264338 A JP2000264338 A JP 2000264338A JP 2000264338 A JP2000264338 A JP 2000264338A JP 3526547 B2 JP3526547 B2 JP 3526547B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浴室、脱衣所、台所
等の水を使用又は湿気の多い場所に設置される電気製品
の操作部又はリモコン送信機ケースの防水構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】浴室等の水滴や湿気の多い場所に設置さ
れる電気製品の操作部やそのような場所にて使用される
リモコン送信機等の内部の電子部品の機能を保護すべ
く、操作部を収納したケース本体と、スイッチ作動片部
を打ち抜き、スイッチ作動片の上面部に薄膜状の伸縮シ
ートを貼着した蓋体との当接部にシール部材を介在さ
せ、ケース内部を密閉し、水滴、湿気等がケース内に侵
入しないように構成すると、ケース内の温度とケース外
部の温度差によりケース内が負圧になるとこの負圧によ
りスイッチ作動片が引っ張られ、スイッチの押釦を押圧
してその接点が閉じて誤作動したり、ケース内が正圧に
なると薄膜状の伸縮シートが膨張してスイッチを押すこ
とができない等の問題点が生じる。そこで、特許公報第
2753974号には、リモコン送信機ケース等の内部
と外部を連通する通気孔を設け、該通気孔に空気は通過
するが水は通過しない膜からなる防湿部材を張設したも
のが開示されている。しかし、この場合にもケース本体
と蓋体の当接部は密閉しなければならず、ケース本体と
蓋体の間にシリコン製Oリング等のシール部材を用いる
と、シール部材を20〜30%以上圧縮しないとシール
性を確保することが出来ないためにシール部材収納部の
部品寸法の調整が難しく、加工条件が厳しいという問題
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は電気製品の操
作部収納ケースとこの操作部をふさぐ蓋体の当接部の通
気性と防水性を兼ね備えたシール構造の提供を目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明が講じた手段は、電気製品の操作部収納ケース
との当接する部分の、一方又は両方に凹部を設けて、
この凹部にシール部材が配設され、当該シール部材は、
乾燥時にはこのシール部材に圧縮圧がかからないか、あ
るいは部分的にしかかからないことにより、この凹部と
シール部材の隙間を経由して通気性があり、吸水時には
体積膨張してこのシール部材に圧縮圧がかかる大きさの
吸水ポリマー材または吸水ポリマー含有シール材である
ことを特徴とする。このような構成をとると、通常はシ
ール部の隙間部分にてケース内部と外部の通気性が保た
れ、ケース内外での圧力差が生じないのでスイッチ部の
誤作動を防止できる。また、水滴がかかるとその部分の
吸水性ポリマーからなるシール部材が吸水し膨張するこ
とでシール部が密着し防水性が確保される。水滴や湿気
が解消すると吸水ポリマーから水分が蒸発し体積収縮し
通気性がもどる。ここで電気製品の操作部収納ケースの
操作部周囲又はこの操作部を塞ぐ蓋体の片方又は両方に
設けた凹部に配設した吸水ポリマー等からなるシール部
材が水を吸収すると体積膨張してシール部材が密着する
とこのシール部材には圧縮圧がかかっていることにな
り、シール部材の一部が外気にふれるための開口部をケ
ース又は蓋体側あるいは両方に設けるとこの開口部分は
吸水ポリマー等からなるシール部材に圧縮圧がかから
ず、吸水ポリマーに吸収された水分がこの部分に圧力差
により移動し蒸発するのでシール部材の乾燥が促進され
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施の形態を図
1〜図4に示すリモコン送信機の例で以下に説明するが
この例に限らず、防水性と通気性を必要とする操作パネ
ルや電気製品本体のスイッチ操作部等に対しても有効に
適用できる。
【0006】図2にリモコン送信機の正面図、図3に背
面図、図4に側面図をそれぞれ示し、本発明の要部であ
るシール部断面拡大図を図1に示す。蓋体2にはスイッ
チ動作片8が設けられ、操作部収納ケース1と蓋体の当
接部4に凹部3を設けこの中に吸水ポリマー材または吸
水ポリマー含有シール材からなるシール部材5を乾燥時
には通気性を有するように配設した。シール部材5は乾
燥時の寸法h1が凹部の深さh0より小さめから少し大
きめの範囲に設定される。シール部材の乾燥時の寸法が
当該凹部の深さより小さい場合には、その隙間にて通気
性が確保され、少し大きめの場合でも操作部収納ケース
と蓋体を組み立てた際に部分的に圧縮されるだけなので
通気性が維持されるからである。そして水滴がかかりこ
の隙間から水が侵入しようとするとこの水をシール部材
5に含まれる吸水ポリマーが吸水して体積膨張するとシ
ール部材に圧縮圧がかかり収納ケースと蓋体の当接部が
密閉されシール性が確保される。
【0007】水滴がかからなくなると吸水ポリマーが乾
燥して体積収縮してもとの状態に戻り、通気性が維持さ
れ、ケースの内外にて圧力差が生じるのを防ぎ、スイッ
チ部の誤作動を防止できる。この際、シール部材の一部
が外気にふれるための開口部6をケース又は蓋体側ある
いは両方に設けるとこの開口部分は吸水ポリマー等から
なるシール部材に圧縮圧がかからず、吸水ポリマーに吸
収された水分がこの部分に圧力差により移動し蒸発する
のでシール部材の乾燥を促進するように作用する。本実
施の形態では操作部収納ケース側に当該開口部を設けた
場合を示す。また、本実施の形態ではシール部材を配設
する凹部を操作部収納ケース側に設けたがこれも蓋体側
または双方組み合わせて設けても良く、シール部材は吸
水して体積膨張するポリマーを含有していれば糸状、ス
ポンジ状、ゴム状と各種選択しよう出来る。この際に凹
部の大きさ、隙間の大きさ、シール部の圧縮率等を考慮
して吸水ポリマーの膨張倍率や含有率を選定する。
【0008】
【発明の効果】本発明においては吸水ポリマーが吸水し
たときに体積膨張してシール部が密着する構造のため電
気製品の操作部収納ケースの操作部周囲と、この操作部
を塞ぐ蓋体との加工寸法に高い精度を必要としないため
生産性が高く、それでいて水滴等に対して防水性が高
く、通気性も確保される効果がある。また、請求項2記
載の発明においては吸水し体積膨張した部分のシール部
材にかかる圧縮圧を利用して当該開口部より水分を蒸発
させる構造のためシール部材の乾燥を促進する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシール部の断面拡大図を示す。
【図2】本発明の実施の形態におけるリモコン送信機の
正面図を示す。
【図3】本発明の実施の形態におけるリモコン送信機の
背面図を示す。
【図4】本発明の実施の形態におけるリモコン送信機の
側面図を示す。
【符号の説明】
1 操作部収納ケース 2 蓋体 3 凹部 4 操作部収納ケースと蓋体との当接部 5 シール部材 6 開口部 7 係止部材 8 スイッチ作動片

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気製品の操作部収納ケース蓋体との
    接する部分の、一方又は両方に凹部を設けて、この凹部
    にシール部材が配設され、当該シール部材は、乾燥時に
    このシール部材に圧縮圧がかからないか、あるいは部
    分的にしかかからないことにより、この凹部とシール部
    材の隙間を経由して通気性があり、吸水時には体積膨張
    してこのシール部材に圧縮圧がかかる大きさの吸水ポリ
    マー材または吸水ポリマー含有シール材であることを特
    徴とする電気製品の操作部防水構造。
  2. 【請求項2】電気製品の操作部収納ケース蓋体との
    接する部分の、一方又は両方に凹部を設けて、この凹部
    にシール部材が配設され、当該シール部材は、乾燥時に
    はこのシール部材に圧縮圧がかからないか、あるいは部
    分的にしかかからないことにより、この凹部とシール部
    材の隙間を経由して通気性があり、吸水時には体積膨張
    してこのシール部材に圧縮圧がかかる大きさの吸水ポリ
    マー材または吸水ポリマー含有シール材であり、当該
    ール部材の一部が外気に触れるための開口部をケース又
    は蓋体側あるいは両方に設けたことを特徴とする電気製
    品の操作部防水構造。
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