JP2002081739A - 電気製品の操作部防水構造 - Google Patents
電気製品の操作部防水構造Info
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- JP2002081739A JP2002081739A JP2000264338A JP2000264338A JP2002081739A JP 2002081739 A JP2002081739 A JP 2002081739A JP 2000264338 A JP2000264338 A JP 2000264338A JP 2000264338 A JP2000264338 A JP 2000264338A JP 2002081739 A JP2002081739 A JP 2002081739A
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Abstract
さぐ蓋体の当接部の通気性と防水性を兼ね備えたシール
構造の提供を目的とする。 【解決手段】電気製品の操作部収納ケースの操作部周囲
又は、この操作部を塞ぐ蓋体の操作部収納ケースと当接
する部分の、一方又は両方に凹部を設けて吸水ポリマー
材で形成したシール材を乾燥時には通気性を有するよう
に配設した。該ケースと蓋体との当接部に水滴がかかる
と、この水滴を吸水ポリマーが吸収して体積膨張し当接
部が密閉シールされ防水性が確保される。水滴がかから
なくなると吸水ポリマーが乾燥して体積収縮して元の状
態に戻り通気性が維持され、ケースの内外での圧力差が
生じるの防ぎ、スイッチの誤作動を防止できる。また、
必要に応じてシール部材の一部が外気にふれるための開
口部を設けるとシール部材の乾燥を促進することができ
る。
Description
等の水を使用又は湿気の多い場所に設置される電気製品
の操作部又はリモコン送信機ケースの防水構造に関す
る。
れる電気製品の操作部やそのような場所にて使用される
リモコン送信機等の内部の電子部品の機能を保護すべ
く、操作部を収納したケース本体と、スイッチ作動片部
を打ち抜き、スイッチ作動片の上面部に薄膜状の伸縮シ
ートを貼着した蓋体との当接部にシール部材を介在さ
せ、ケース内部を密閉し、水滴、湿気等がケース内に侵
入しないように構成すると、ケース内の温度とケース外
部の温度差によりケース内が負圧になるとこの負圧によ
りスイッチ作動片が引っ張られ、スイッチの押釦を押圧
してその接点が閉じて誤作動したり、ケース内が正圧に
なると薄膜状の伸縮シートが膨張してスイッチを押すこ
とができない等の問題点が生じる。そこで、特許公報第
2753974号には、リモコン送信機ケース等の内部
と外部を連通する通気孔を設け、該通気孔に空気は通過
するが水は通過しない膜からなる防湿部材を張設したも
のが開示されている。しかし、この場合にもケース本体
と蓋体の当接部は密閉しなければならず、ケース本体と
蓋体の間にシリコン製Oリング等のシール部材を用いる
と、シール部材を20〜30%以上圧縮しないとシール
性を確保することが出来ないためにシール部材収納部の
部品寸法の調整が難しく、加工条件が厳しいという問題
があった。
作部収納ケースとこの操作部をふさぐ蓋体の当接部の通
気性と防水性を兼ね備えたシール構造の提供を目的とす
る。
発明が講じた手段は電気製品の操作部収納ケースの操作
部周囲又は、この操作部を塞ぐ蓋体の操作部収納ケース
と当接する部分の、一方又は両方に、凹部を設けて吸水
ポリマー材または吸水ポリマー含有シール材で形成した
シール部材を乾燥時には通気性を有するように配設し
た。このような構成をとると、通常はシール部の隙間部
分にてケース内部と外部の通気性が保たれ、ケース内外
での圧力差が生じないのでスイッチ部の誤作動を防止で
きる。また、水滴がかかるとその部分の吸水性ポリマー
からなるシール部材が吸水し膨張することでシール部が
密着し防水性が確保される。水滴や湿気が解消すると吸
水ポリマーから水分が蒸発し体積収縮し通気性がもど
る。ここで電気製品の操作部収納ケースの操作部周囲又
はこの操作部を塞ぐ蓋体の片方又は両方に設けた凹部に
配設した吸水ポリマー等からなるシール部材が水を吸収
すると体積膨張してシール部材が密着するとこのシール
部材には圧縮圧がかかっていることになり、シール部材
の一部が外気にふれるための開口部をケース又は蓋体側
あるいは両方に設けるとこの開口部分は吸水ポリマー等
からなるシール部材に圧縮圧がかからず、吸水ポリマー
に吸収された水分がこの部分に圧力差により移動し蒸発
するのでシール部材の乾燥が促進される。
1〜図4に示すリモコン送信機の例で以下に説明するが
この例に限らず、防水性と通気性を必要とする操作パネ
ルや電気製品本体のスイッチ操作部等に対しても有効に
適用できる。
面図、図4に側面図をそれぞれ示し、本発明の要部であ
るシール部断面拡大図を図1に示す。蓋体2にはスイッ
チ動作片8が設けられ、操作部収納ケース1と蓋体の当
接部4に凹部3を設けこの中に吸水ポリマー材または吸
水ポリマー含有シール材からなるシール部材5を乾燥時
には通気性を有するように配設した。シール部材5は乾
燥時の寸法h1が凹部の深さh0より小さめから少し大
きめの範囲に設定される。シール部材の乾燥時の寸法が
当該凹部の深さより小さい場合には、その隙間にて通気
性が確保され、少し大きめの場合でも操作部収納ケース
と蓋体を組み立てた際に部分的に圧縮されるだけなので
通気性が維持されるからである。そして水滴がかかりこ
の隙間から水が侵入しようとするとこの水をシール部材
5に含まれる吸水ポリマーが吸水して体積膨張するとシ
ール部材に圧縮圧がかかり収納ケースと蓋体の当接部が
密閉されシール性が確保される。
燥して体積収縮してもとの状態に戻り、通気性が維持さ
れ、ケースの内外にて圧力差が生じるのを防ぎ、スイッ
チ部の誤作動を防止できる。この際、シール部材の一部
が外気にふれるための開口部6をケース又は蓋体側ある
いは両方に設けるとこの開口部分は吸水ポリマー等から
なるシール部材に圧縮圧がかからず、吸水ポリマーに吸
収された水分がこの部分に圧力差により移動し蒸発する
のでシール部材の乾燥を促進するように作用する。本実
施の形態では操作部収納ケース側に当該開口部を設けた
場合を示す。また、本実施の形態ではシール部材を配設
する凹部を操作部収納ケース側に設けたがこれも蓋体側
または双方組み合わせて設けても良く、シール部材は吸
水して体積膨張するポリマーを含有していれば糸状、ス
ポンジ状、ゴム状と各種選択しよう出来る。この際に凹
部の大きさ、隙間の大きさ、シール部の圧縮率等を考慮
して吸水ポリマーの膨張倍率や含有率を選定する。
たときに体積膨張してシール部が密着する構造のため電
気製品の操作部収納ケースの操作部周囲と、この操作部
を塞ぐ蓋体との加工寸法に高い精度を必要としないため
生産性が高く、それでいて水滴等に対して防水性が高
く、通気性も確保される効果がある。また、請求項2記
載の発明においては吸水し体積膨張した部分のシール部
材にかかる圧縮圧を利用して当該開口部より水分を蒸発
させる構造のためシール部材の乾燥を促進する効果があ
る。
正面図を示す。
背面図を示す。
側面図を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】電気製品の操作部収納ケースの操作部周囲
又は、この操作部を塞ぐ蓋体の操作部収納ケースと当接
する部分の、一方又は両方に凹部を設けて吸水ポリマー
材または吸水ポリマー含有シール材で形成したシール部
材を乾燥時には通気性を有するように配設したことを特
徴とする電気製品の操作部防水構造。 - 【請求項2】電気製品の操作部収納ケースの操作部周囲
又は、この操作部を塞ぐ蓋体の操作部収納ケースと当接
する部分の、一方又は両方に凹部を設けて吸水ポリマー
材または吸水ポリマー含有シール材で形成したシール部
材を乾燥時には通気性を有するように配設し、シール部
材の一部が外気にふれるための開口部をケース又は蓋体
側あるいは両方に設けたことを特徴とする電気製品の操
作部防水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000264338A JP3526547B2 (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 電気製品の操作部防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000264338A JP3526547B2 (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 電気製品の操作部防水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002081739A true JP2002081739A (ja) | 2002-03-22 |
JP3526547B2 JP3526547B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
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JP (1) | JP3526547B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010075560A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Tanita Corp | 生体計測装置 |
WO2014002352A1 (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-03 | Necアクセステクニカ株式会社 | 筐体の防水構造 |
JP2020067242A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 日本工機株式会社 | 筒状体及び薬筒 |
-
2000
- 2000-08-31 JP JP2000264338A patent/JP3526547B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4663769B2 (ja) * | 2008-09-26 | 2011-04-06 | 株式会社タニタ | 生体計測装置 |
WO2014002352A1 (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-03 | Necアクセステクニカ株式会社 | 筐体の防水構造 |
JP2020067242A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 日本工機株式会社 | 筒状体及び薬筒 |
JP7160629B2 (ja) | 2018-10-25 | 2022-10-25 | 日本工機株式会社 | 筒状体及び薬筒 |
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