JP2003193867A - スロットルポジションセンサの取付構造 - Google Patents
スロットルポジションセンサの取付構造Info
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- JP2003193867A JP2003193867A JP2001393037A JP2001393037A JP2003193867A JP 2003193867 A JP2003193867 A JP 2003193867A JP 2001393037 A JP2001393037 A JP 2001393037A JP 2001393037 A JP2001393037 A JP 2001393037A JP 2003193867 A JP2003193867 A JP 2003193867A
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Abstract
閉性を確保できるスロットルポジションセンサの取付構
造を提供する。 【解決手段】 スロットルシャフト4にスロットルバル
ブ3の開度を検知するスロットルポジションセンサ9を
取り付け、ボス15の先端面からスロットルシャフト4
の軸方向に水抜用と呼吸用の切欠溝を形成し、スロット
ルシャフト4とスロットルポジションセンサ9とを前記
ボス15の内面にシール面を有するシール部材11でシ
ールしたスロットルポジションセンサの取付構造におい
て、前記ボス15内に前記切欠溝15b,15cの軸方
向長さの一部を覆うリング16を嵌装し、該リング16
の内面と前記シール部材11とが全周に渡って圧接して
シールする構成とした。
Description
を使用するスロットルボディやキャブレータ等にスロッ
トルポジションセンサを取り付ける取付構造に関する。
燃機関へ供給する吸気量を調整して、エンジン回転数を
制御するために使用されている。
サの取付構造を示す図である。同図において、スロット
ルボディのボディ本体1には、円形断面の吸気通路2が
貫通形成され、この吸気通路2内に円板形状のスロット
ルバルブ3が取り付けられている。スロットルバルブ3
は、その中心をスロットルシャフト4で支持され、スロ
ットルシャフト4は、その両端をボディ本体1に形成さ
れたボス5,6に回動自在に支持されている。
はスロットルレバー7が取り付けられ、このスロットル
レバー7を回動することでスロットルシャフト4が回動
し、スロットルシャフト4に固定されたスロットルバル
ブ3が回動して吸気通路2を開閉し、通過する吸気量を
制御する。スロットルレバー7は、リターンスプリング
8により常時閉方向に付勢されている。
ままスロットルバルブ3の開度を示すことになる。そこ
で、スロットルシャフト4に回転角度を検知するスロッ
トルポジションセンサ9を取り付けて、常時スロットル
バルブ3の開度を知ることができるようにしている。
(b)は(a)のIV−IV線で切断したボスの断面図であ
る。これらの図に示すように、スロットルシャフト4の
スロットルポジションセンサ9側には、最も太い径の部
分4aと、その先端の細径部4bとの間に段差があり、
細径部4bの先端には回り止めとしての切欠部4cが形
成されている。この切欠部4cが、スロットルポジショ
ンセンサ9に設けられた図示しない孔に嵌合してスロッ
トルポジションセンサ9を回動し、スロットルシャフト
4の回転角度を検知するのである。
ときや外気温度が低下した場合など、内部の空気中の水
分が凝縮する等によって水分が溜まる。この水分がスロ
ットルポジションセンサ9に浸入すると故障の原因とな
る。そこで、細径部4bの切欠部4cの手前側にシール
部材11を設け、スロットルポジションセンサ9へ水が
浸入しないようにしている。なお、シャフト4aの外周
にはシール部材10が嵌装されていて、吸気通路2への
エアー漏れや水浸入を防止している。
トルポジションセンサ9との接続部分は、ボス5内の空
間5aにあるが、この空間5a内の温度は、エンジンの
運転時と停止時とにより大きく変動する。そのため、こ
の空間5aをシール部材10,11を通して空気が外部
と呼吸する。また、この空間5a内に水が浸入すること
もあり、その場合には、外部に水を排除する必要もあ
る。
を形成している。この通路は、通常、2つあり、図4
(b)に示すように、一方を呼吸用の切欠溝5b、もう
一方を排水用の切欠溝5cとしている。これらの切欠溝
5b,5cは、ボス5の先端面からスロットルシャフト
4の軸方向に形成されている。
これらの呼吸用の切欠溝5bと排水用の切欠溝5cの上
を通過することになる。シール部材11は、ボス5の内
壁等の接触面に圧接することで気密性を保持できるので
あるが、呼吸用の切欠溝5bと排水用の切欠溝5cの上
にある部分は、圧接されないのでシールが不完全になる
という問題があった。
切欠溝5bと排水用の切欠溝5cが共にボス5の下方に
位置していると、空間5a内の水量が多く、双方の切欠
溝5b,5cが共に被水した場合には、排水できなくな
ることになる。
問題に対しては、呼吸用の切欠溝5bと排水用の切欠溝
5cをボス5のシール部材11と接触しないようにすれ
ばよい。たとえば、ボス5のシール部材11と接触しな
い位置に孔として形成すれば解決できることになる。
イキャスト製又は射出成形による合成樹脂製で、いずれ
にしても金型内に溶融した素材を流し込んで成形するも
のである。そのような製造方法である場合、呼吸用の切
欠溝5bや排水用の切欠溝5cは、射出成形後に金型を
取り外しできる、すなわち、鋳抜きできる構造にしなけ
ればならない。そのためには、ボス5の端面に開口した
切欠溝として形成する必要がある。
した後にドリルなどで孔を穿設する方法もあるが、その
場合、孔を穿設する工程を追加することになり、工数が
増え、製造コストが上がってしまう。
吸用の切欠溝5bや排水用の切欠溝5cの幅を大きくす
ることで解決できるが、そうすると、不完全シール部が
拡大することにもなり、呼吸用の切欠溝5bや排水用の
切欠溝5cから水が浸入する可能性も増加してしまう。
から考えられたもので、コストアップを極力抑えて、シ
ール部材の密閉性を確保できるスロットルポジションセ
ンサの取付構造を提供することを第1の目的としてい
る。
水を確実に排水できるスロットルポジションセンサの取
付構造を提供することを第2の目的としている。さら
に、呼吸用の切欠溝や排水用の切欠溝からボス内に水が
入りにくいスロットルポジションセンサの取付構造を提
供することを第3の目的としている。
するために本発明は、吸気制御装置の吸気通路を開閉す
るスロットルバルブをスロットルシャフトに固定し、該
スロットルシャフトにスロットルバルブの開度を検知す
るスロットルポジションセンサを取り付け、該取付部分
が前記スロットルシャフトを支持するボス内にあり、該
ボスの先端面からスロットルシャフトの軸方向に水抜用
と呼吸用の切欠溝を形成し、スロットルシャフトとスロ
ットルポジションセンサとを前記ボスの内面にシール面
を有するシール部材でシールしたスロットルポジション
センサの取付構造において、前記切欠溝の一部を覆うリ
ングを前記ボス内に嵌装し、該リングの内面と前記シー
ル部材とが全周に渡って圧接してシールすることを特徴
としている。
は、前記呼吸用の切欠溝を前記ボスの上部に形成し、前
記水抜き用の切欠溝をボスの下部に形成した構成を特徴
としている。さらに第3の目的を達成するために本発明
は、前記リングに覆部を形成し、該覆部が前記水抜き用
の切欠溝の下方を覆う構成を特徴としている。
基づいて詳細に説明する。図1は、本発明のスロットル
ポジションセンサの取付構造を示す図で、(a)は要部
の断面図、(b)は(a)のI−I線で切断したボスの
断面図である。これらの図において、従来例と共通する
部分は同じ符号を付し、相違する点を中心に説明する。
抜き用の切欠溝15cとが180゜離れた位置に形成さ
れている。これらは、呼吸用の切欠溝15bが上側にな
って、水抜き用の切欠溝15cが下側になるように配置
するとよい。図1の実施例では、吸気通路2は水平方向
に配置されている。下側の水抜き用の切欠溝15cの下
端には、広幅部15dが形成され、ボス15の出口側に
は、内径が若干大きくなった拡開部15eが形成されて
いる。
る。このリング16は、図2に示すように、短い円管状
の環部16aの一カ所に突出部16bを形成し、突出部
の先端に覆部16cを、突出部16bの側面には回止突
起16d,16dを形成したものである。リング16
は、合成樹脂の一体成形品とすることが製造コストが安
価になるので望ましいが、金属製としてもよい。拡開部
15eにリング16を嵌装したとき、回止突起16d,
16dを広幅部15dに入れてリング16の回転を抑制
することができる。
部16aの内壁に圧接している。環部16aは円形で、
呼吸用の切欠溝15bと水抜き用の切欠溝15cの上も
覆っているので、シール部材11は、円周の全体でシー
ル性を確保することができ、不完全シール部がなくな
る。一方、環部16aの幅、すなわち、軸方向の長さ
は、呼吸用の切欠溝15bと、水抜き用の切欠溝15c
のいずれよりも短いので、呼吸用の通路と水抜き用の通
路とは確保することができる。
の切欠溝5bと排水用の切欠溝5cが共にボス5の下方
に位置していたが、本発明では、呼吸用の切欠溝15b
をボス15の上に、水抜き用の切欠溝15cをボス15
の下に形成している。このような構成とすることで、ボ
ス15の空間15aに多量の水が入っても、確実に水抜
き用の切欠溝15cから排水することができる。
欠溝15cの通路部の下方に位置している。スロットル
ボディを取り付けた車両を洗車する場合や、水溜まりを
走行する際には、スロットルボディにも水がかかり、水
抜き用の切欠溝15cからボス15の内部に水が入る可
能性がある。覆部16cはこのような事態を防止するた
めのもので、水抜き用の切欠溝15cからボス15内の
空間15aに水が入りにくくするためのものである。ま
た、覆部16cを設けることから、水抜き用の切欠溝1
5cの開口面積を大きくすることが可能となる。ただ
し、水抜き用の切欠溝15cから空間15a内の水を外
部に排出するために、覆部16cは、水抜き用の切欠溝
15cの開口から若干離して設けている。
の上面に開口しており、この呼吸用の切欠溝15bから
空間15a内に水が入るが、水は、水抜き用の切欠溝1
5cから外部に速やかに排出することができる。
ルポジションセンサの取付構造は、スロットルシャフト
にスロットルバルブの開度を検知するスロットルポジシ
ョンセンサを取り付け、該取付部分が前記スロットルシ
ャフトを支持するボス内にあり、該ボスの先端面からス
ロットルシャフトの軸方向に水抜用と呼吸用の切欠溝を
形成し、スロットルシャフトとスロットルポジションセ
ンサとを前記ボスの内面にシール面を有するシール部材
でシールしたスロットルポジションセンサの取付構造に
おいて、前記ボス内に前記切欠溝の軸方向長さの一部を
覆うリングを嵌装し、該リングの内面と前記シール部材
とが全周に渡って圧接してシールする構成としたので、
リングを取り付けるだけで、殆どコストアップすること
なく、シール部材がその全周に渡ってシールされ、不完
全シール部を無くしたスロットルポジションセンサの取
付構造を得ることができる。
成し、前記水抜き用の切欠溝をボスの下部に形成した構
成とすれば、ボス内の空間に大量の水が入っても、前記
水抜き用の切欠溝から確実に排水することができる。
水抜き用の切欠溝の下方を覆う構成とすれば、水抜き用
の切欠溝からボスの内部に水が入るのを防止することが
できる。また、水抜き用の切欠溝を大きくすることがで
きる。
造を示す図で、(a)は要部の断面図、(b)は(a)
のI−I線で切断したボスの断面図である。
(a)のII−II断面図である。
を示す図である。
(a)のIV−IV線で切断したボスの断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 吸気制御装置の吸気通路を開閉するスロ
ットルバルブをスロットルシャフトに固定し、該スロッ
トルシャフトにスロットルバルブの開度を検知するスロ
ットルポジションセンサを取り付け、該取付部分が前記
スロットルシャフトを支持するボス内にあり、該ボスの
先端面からスロットルシャフトの軸方向に水抜き用と呼
吸用の切欠溝を形成し、スロットルシャフトとスロット
ルポジションセンサとを前記ボスの内面にシール面を有
するシール部材でシールしたスロットルポジションセン
サの取付構造において、 前記切欠溝の一部を覆うリングを前記ボス内に嵌装し、
該リングの内面と前記シール部材とが全周に渡って圧接
してシールすることを特徴とするスロットルポジション
センサの取付構造。 - 【請求項2】 前記呼吸用の切欠溝を前記ボスの上部に
形成し、前記水抜き用の切欠溝をボスの下部に形成した
ことを特徴とする請求項1記載のスロットルポジション
センサの取付構造。 - 【請求項3】 前記リングに覆部を形成し、該覆部が前
記水抜き用の切欠溝の下方を覆うことを特徴とする請求
項2記載のスロットルポジションセンサの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001393037A JP4082899B2 (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | スロットルポジションセンサの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003193867A true JP2003193867A (ja) | 2003-07-09 |
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JP (1) | JP4082899B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100441846C (zh) * | 2005-08-02 | 2008-12-10 | 株式会社京浜 | 节流阀体的吸气负压检测装置 |
JP2011179350A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Suzuki Motor Corp | スロットル装置の防水構造 |
JP2016142348A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | 日本精工株式会社 | 軸受キャップ及び転がり軸受ユニット |
JP2018120517A (ja) * | 2017-01-27 | 2018-08-02 | ニッタン株式会社 | 発信機 |
-
2001
- 2001-12-26 JP JP2001393037A patent/JP4082899B2/ja not_active Expired - Fee Related
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