JPH1061508A - 水抜き穴構造 - Google Patents

水抜き穴構造

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JPH1061508A
JPH1061508A JP22097696A JP22097696A JPH1061508A JP H1061508 A JPH1061508 A JP H1061508A JP 22097696 A JP22097696 A JP 22097696A JP 22097696 A JP22097696 A JP 22097696A JP H1061508 A JPH1061508 A JP H1061508A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で外部からの水の侵入を防止する
水抜き構造を提供する。 【解決手段】 スロットルボディ20の内壁面20bの
一部の円弧が径方向に重力方向下端から上方に向かって
凹状に切取られ、重力方向下方の第1通路1とそれより
上方の第2通路2とが形成される。第1通路1と第2通
路2との間に外気と連通する第1外側穴3と、第2通路
2の上端に外気と連通し第1外側穴3より開口径の大き
い第2外側穴4と、第1通路1の下端に内側空間と連通
する内側穴5とが設けられる。また、第1外側穴3と内
側穴5とは迷路構造になっている。高圧洗浄時、第1外
側穴2より侵入した高圧水は内側穴1へ達することなく
第2外側穴3から排出される。また、通常時は、第2外
側穴3が呼吸穴となって内側穴1から第1外側穴2より
外部へ排水される。したがって、構成が簡単であるため
部品の増加がなく、部品の組付けおよびメンテナンスが
簡便である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水抜き穴構造に関
するものであり、特に車両用部品の水抜き穴構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用部品の水抜き穴構造と
して、実開昭64−34854号公報に開示されている
ように、車両用部品の空間内部に侵入した雨水が電気系
部品内部に侵入するのを防止するため、外気と連通する
水抜き穴あるいは呼吸穴といった開口穴を有する構造が
車両用部品に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
水抜き穴構造では、整備時に車両用部品を高圧洗浄した
場合、水抜き穴および呼吸穴の二つの開口穴に同時に高
圧水がかかると車両用部品の空間内部から電気系部品内
部に水が侵入する恐れがある。このとき、電気系部品の
誤作動が発生することがあるという問題がある。
【0004】また、電気系部品内部への水の侵入を防止
するため、外気に触れる箇所と電気系部品との間にシー
ル部品を設けることも考えられる。しかしこの場合、少
なくともシール部品を構成する部品の増加分だけは部品
点数の増加を招き、組付け作業が煩雑になる。本発明
は、このような問題を解決するためになされたものであ
り、簡単な構成で外部からの水の侵入を防止する水抜き
構造を提供することを目的とする。
【0005】本発明の他の目的は、部品点数を増加する
ことなしに、簡単な構成で外部からの水の侵入を防止す
る車両用部品の呼吸穴構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
水抜き穴構造によると、第1外側穴は重力方向の下方に
配置され、第2外側穴は第1外側穴より上方に配置され
るので、高圧水が同時に二つの外側穴にかかりずらくな
る。したがって、高圧水の二つの外側穴への当たり方の
違いにより、一方の外側穴から侵入した高圧水は他方の
外側穴から排出される。また、二つの外側穴は、外側穴
から内側穴へ向かうよりも通気されやすいので、一方の
外側穴から侵入した高圧水は内側穴へ達するよりも他方
の外側穴へ抜けやすくなる。また、通常の状態において
は、内側の空間に侵入した水は、第2外側穴が呼吸穴と
なって内側穴から連通通路を通って第1外側穴より外部
へ排出される。
【0007】本発明の請求項2に記載の水抜き穴構造に
よると、内側穴と2つの外側穴とは共通の迷路構造を有
しているので、一方の外側穴より侵入した高圧水は連通
通路を通って他方の外側穴より外部へ排出され、内側穴
へは侵入し難くなる。本発明の請求項3記載の水抜き穴
構造によると、スロットルボディ及びスロットル開度検
出器が高圧水の噴射を受けた場合、一方の外側穴から侵
入した水は他方の外側穴から外部へ排出される。したが
って、内側穴からスロットル開度検出器の内部に水が侵
入してスロットル開度検出器の誤動作が発生するのを防
止する。
【0008】本発明の請求項4に記載の水抜き穴構造に
よると、スロットルボディの内壁面の一部が切取られて
いるだけであるので、部品点数を増加することなしに簡
単な構成で外部からの水の侵入を防止する。したがっ
て、部品の組付けおよびメンテナンスが簡便である。本
発明の請求項5に記載の水抜き穴構造によると、一方の
外側穴の負圧状態を利用して外部からの水の侵入を防止
するので、構成が簡単である。したがって、部品の組付
けおよびメンテナンスが簡便である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
実施例を図面に基づいて説明する。本発明の水抜き穴構
造をスロットル装置に適用した一実施例を図1、図2及
び図3に示す。図3に示すスロットル装置は、図示しな
いエンジンの吸気通路の一部を形成するスロットルボデ
ィ20にベアリング17を介してスロットルシャフト7
を回転可能に支持する。スロットルシャフト7は、ゴム
および金属製シール部9により、スロットルボディ20
の吸気通路8を外気から遮断している。このスロットル
シャフト7の一端に設けられるスロットル開度検出器駆
動用レバー7aにワッシャ14を介してスロットル開度
検出器6のロータ11が嵌め込まれる。
【0010】ロータ11は、スロットルシャフト7の開
度に応じて回動する。そして、スロットル開度検出器6
は、このロータ11に連動してポテンシオメータの電気
抵抗値を可変にすることで、スロットル開度を電気信号
に変換する。スロットル開度検出器6のハウジング12
にはガイド部13が一体に形成されている。スロットル
開度検出器6のハウジング12はスロットルボディ20
の取付け筒部20aに取付けられる。組付け時、ネジ孔
10にボルトが挿通され締付けられることにより、スロ
ットルボディ20にハウジング12が固定される。
【0011】図1および図2に示されるように、取付け
筒部20aの内壁面20bの一部の円弧が径方向に重力
方向下端から上方に向かって凹状に切取られ、重力方向
下方の第1通路1とそれより上方の第2通路2とが形成
されている。そして、第1通路1と第2通路2との間に
外気と連通する第1外側穴3が設けられている。また、
第2通路2の重力方向上端に外気と連通し、第1外側穴
3より開口径の大きい第2外側穴4が設けられている。
第1通路1の重力方向下端にスロットルボディ20とハ
ウジング12との間に形成される内側空間16と連通す
る内側穴5が設けられている。第1外側穴3と第2外側
穴4とは、第2通路2で内壁面20bの径方向に連通し
ている。しかし、第1外側穴3と内側穴5とは、第1通
路1で内壁面20bの径方向と軸方向で直角に曲がって
連通するいわゆる迷路構造になっている。また、内壁面
20bとガイド部外面13aとの間には、内側穴5の開
口径とほぼ同じか、または小さい隙間15が形成されて
いる。
【0012】次に本実施例の水抜き穴構造の効果につい
て説明する。エンジンの整備時における高圧洗浄の場
合、スロットルボディ20の下方に設けられた図示しな
いインテークマニホールドに高圧の洗浄水が反射し、第
1外側穴3方向へ高圧水が向かってくる。この高圧水は
第1外側穴3から侵入し、ガイド部外面13aに衝突す
る。このとき、スロットル開度検出器6のハウジング1
2の外周面12aに沿って流れる高圧水により、第2外
側穴4近傍はジェットによる負圧状態となっている。ま
た、第1外側穴3と内側穴5とは、第1通路1で内壁面
20bの径方向と軸方向で直角に曲がる迷路構造になっ
ており、第2外側穴4の開口径は第1外側穴3より大と
なっている。したがって、ガイド部外面13aに衝突し
た水は、第1通路1を通って内側穴1へ向かうよりも第
2通路2を通って第2外側穴3へ向かいやすい状態とな
り、第2外側穴3から排出される。
【0013】通常の使用状態において、内側空間16に
侵入した雨水などの水は、内側穴5から第1通路1を経
て、第1外側穴3より外部へ排出される。この時、第2
外側穴4は、第1外側穴3から遅滞なく排水するための
空気導入口、すなわち呼吸穴となる。本実施例では、内
壁面20bとガイド部外面13aとの間に隙間15が形
成されている。従来技術においては、エンジンの整備時
における高圧洗浄の場合、このような隙間が形成されて
いるとスロットル開度検出器内部に水が侵入する可能性
が大きいし、水が侵入するとスロットル開度検出器の誤
作動が発生する場合がある。しかし、本実施例では、第
2外側穴4近傍のジェットによる負圧状態と、第1外側
穴3と内側穴5との迷路構造とにより、第1外側穴3よ
り侵入した高圧水は、内側穴5へ侵入せずに第2外側穴
4から排出される。
【0014】また、本実施例では、本発明の水抜き穴構
造をスロットル装置に適用したが、モータや検出器など
の電気系部品を有する多くの装置に適用可能なのはいう
までもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水抜き構造をスロットル装置に適用し
た一実施例の取付け筒部の端面図である。
【図2】図1のA方向矢視図である。
【図3】本実施例の一部切欠断面図である。
【符号の説明】
1 第1通路 2 第2通路 3 第1外側穴 4 第2外側穴 5 内側穴 6 スロットル開度検出器 7 スロットルシャフト 7a スロットル開度検出器駆動用レバー 12 ハウジング 12a ハウジング外周面 13 ガイド部 13a ガイド部外面 20 スロットルボディ 20a 取付け筒部 20b 内壁面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の空間を区画形成する容器と、該容
    器に形成されその内側の空間と外気とを連通する通路と
    を備え、 前記通路は、重力方向の下端において前記容器に形成さ
    れる空間と連通する内側穴と、重力方向の下方に位置し
    て外気と連通する第1外側穴と、重力方向に関して前記
    第1外側穴より上方に配置され外気と連通する第2外側
    穴とを有し、 一方の外側穴から他方の外側穴に通気されるのが、前記
    第1外側穴あるいは前記第2外側穴から前記内側穴に通
    気されるよりも優先される構造を有することを特徴とす
    る水抜き穴構造。
  2. 【請求項2】 前記内側穴、前記第1外側穴および前記
    第2外側穴は共通の迷路構造を有することを特徴とする
    請求項1に記載の水抜き穴構造。
  3. 【請求項3】 前記迷路構造は、内燃機関の吸気通路の
    一部を形成するスロットルボディと、前記吸気通路を開
    閉するスロットル弁の開度を検出するスロットル開度検
    出器との間に形成されることを特徴とする請求項2に記
    載の水抜き穴構造。
  4. 【請求項4】 前記迷路構造は、前記スロットルボディ
    の内壁面の一部の円弧が凹状に切取られて形成されるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の水抜き穴構造。
  5. 【請求項5】 前記一方の外側穴から前記他方の外側穴
    に通気されるのが、前記第1外側穴あるいは前記第2外
    側穴から前記内側穴に通気されるよりも優先される構造
    は外部の負圧要因によることを特徴とする請求項1に記
    載の水抜き穴構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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