JPS6334593B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6334593B2
JPS6334593B2 JP9209180A JP9209180A JPS6334593B2 JP S6334593 B2 JPS6334593 B2 JP S6334593B2 JP 9209180 A JP9209180 A JP 9209180A JP 9209180 A JP9209180 A JP 9209180A JP S6334593 B2 JPS6334593 B2 JP S6334593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
cable
insulating
insulating layer
reinforcing
Prior art date
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Expired
Application number
JP9209180A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5717575A (en
Inventor
Kaihei Murakami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP9209180A priority Critical patent/JPS5717575A/ja
Publication of JPS5717575A publication Critical patent/JPS5717575A/ja
Publication of JPS6334593B2 publication Critical patent/JPS6334593B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、各種電力ケーブル用の接続部、更
に詳しくは、ケーブル導体を接続するスリーブか
ら両側ケーブルの絶縁紙上を覆う補強絶縁層の構
造に関するものである。 電力ケーブルの布設において、接続部や終端箱
内でケーブルを接続するには、第1図に示すよう
に、ケーブル1と1における接続端部のケーブル
絶縁層2を端部が小径となるテーパ状に削つて導
体3を露出させ、両側の導体3,3をスリーブ4
で接続すると共に、スリーブ4から両側絶縁層2
およびケーブル絶縁紙5の外周を補強絶縁層6で
覆い、この絶縁層6の外側に遮閉層7を密着状に
設けて行なうものである。 従来、上記補強絶縁層6はケーブル1の絶縁紙
5と等しい電力ケーブル用クラフト紙を用いて形
成するのが一般的であり、ケーブル絶縁紙と補強
絶縁層が同質の材料であるので接続部分に特に問
題の発生はない。 しかし近年低損失ケーブルとして、ケーブル絶
縁紙にポリプロピレンラミネート紙を用いたもの
が研究開発され、近い将来超々高圧地中電力ケー
ブルに全面的に採用される機運にあり、このよう
なケーブルの接続部に従来通りのクラフト紙やポ
リプロピレンラミネート紙を用いて絶縁層を形成
したのでは、以下に詳述するような問題点が発生
し、ポリプロピレンラミネート紙絶縁ケーブル
(以下PPLPケーブルという)の性能を充分に発
揮することができないものである。 即ち、ポリプロピレンラミネート紙(以下
PPLP紙という)の誘電率は2.5〜2.8であるのに
対し、従来から用いられているクラフト紙のそれ
は約3.4であり、前者は18〜20%後者より小さい。 このように、クラフト紙の誘電率が高いため、
接続部の誘電体損が増加し、補強紙間に存在する
油層(誘電率2.2)のストレスが大となり、絶縁
強度が低下することになる。 またPPLP紙は、セルローズと紙を溶融押出
し、ポリプロピレンにより貼合せて一体化したも
のであるため、クラフト紙の気密度が1400
(Gsec)であるのに対し、無限大であり、この
PPLP紙を積層して形成した円筒の長手方向の通
気性もセルローズ紙部分の厚さが全紙厚の約60%
程度になつてクラフト紙の積層品よりも悪くな
る。 従つてPPLP紙を接続部の補強絶縁層に用いた
場合、接続部形成後の真空引き作業に長時間を要
することになる。 この発明は上記のような点にかんがみてなされ
たものであり誘電率を極力小さく保ち、しかも通
気性を備えた補強絶縁紙で接続部の絶縁層を形成
するようにし、低損失で高い絶縁強度を有し、接
続箱の小型化を可能とする接続部構造を提供する
ことを目的とする。 以下、この発明の接続部を第2図および第3図
に基づいて説明する。 第3図のように、補強絶縁紙11はPPLP紙1
2とクラフト紙13を一枚毎あるいは適当な枚数
毎に組合わせて形成され、この絶縁紙11を第2
図のように、導体3を接続するスリーブ4からケ
ーブル絶縁層2およびケーブル絶縁紙5の外周に
併せ巻きすることにより、ケーブル接続部に補強
絶縁層6を形成している。 上記の補強絶縁紙11はPPLP紙12とクラフ
ト紙13の組合わせを適当に選択することにより
補強絶縁層6部分の誘電率および沿層方向の通気
性をコントロールすることができる。 ちなみに、PPLP紙12とクラフト紙13の組
合わせによる誘電率および通気性の変化を表1に
示す。
【表】 第2図のように前記補強絶縁紙11の巻付けに
よつて形成される接続部の外径Djは通常導体接
続部のストレスZRから一義的に算定される。 ストレスコーン起点からストレスコーン長lp離
れた誘電率εpのケーブル絶縁紙上の対地電位は
印加電圧をEとすると、 es=lnDj/do/lnDj/do+εc/εplndo/dc・E で計算できる。 上記の計算式より明らかな如く、補強絶縁層の
誘電率εc以外は、補強絶縁層6の材質如何により
一定的に定まり、εcが大である程ecは小さくな
り、ケーブル絶縁紙上沿層ストレスZLを一定とす
ればεcが大である程lpは短かくてすむ。 この点から誘電率の高いクラフト紙が望ましい
が前記したようにクラフト紙の使用では誘電体損
および絶縁強度の点から好ましくない。 従つて補強絶縁紙11のPPLP紙12とクラフ
ト紙13をうまく組合わせることにより最もバラ
ンスのとれた設計が可能となる。 以上のように、この発明によるとPPLP紙とク
ラフト紙を組合わせて補強絶縁紙を形成し、この
絶縁紙を併せ巻きにして接続部の補強絶縁層を形
成するようにしたので、PPLP紙とクラフト紙の
組合わせを選ぶことにより、高い誘電率を保ちな
がら、断面積当りのセルローズ部の比率がPPLP
紙単独巻きの場合より増加し、その分だけ沿層方
向の直線性が良くなり、接続部の真空引時間が短
縮でき、接続箱組立時間がその分だけ短かくなる
ので経済性や労働条件および周辺環境等を改善す
ることができる。 また、接続部における絶縁部の小径化によつて
接続箱を小寸化でき、しかも低損失で高絶縁強度
が得られるのでPPLPケーブルの性能を充分に生
かした接続が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は電力ケーブル接続部の構造を示す従来
の断面図、第2図はこの発明の接続部を示す説明
図、第3図は同上に用いる絶縁紙の側面図であ
る。 1……ケーブル、3……導体、4……スリー
ブ、5……絶縁紙、6……補強絶縁層、11……
補強絶縁紙、12……PPLP紙、13……クラフ
ト紙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリプロピレンラミネート紙とクラフト紙を
    適当な枚数づつ組合わせて補強絶縁紙を形成し、
    電力ケーブルの絶縁層にポリプロピレンラミネー
    ト紙を用いた当該電力ケーブルの導体接続スリー
    ブから両側ケーブルのケーブル絶縁紙上を覆う補
    強絶縁層の全部あるいは一部を、前記補強絶縁紙
    の重ね巻きによつて形成したことを特徴とする電
    力ケーブル用接続部。
JP9209180A 1980-07-04 1980-07-04 Connector for power cable Granted JPS5717575A (en)

Priority Applications (1)

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JP9209180A JPS5717575A (en) 1980-07-04 1980-07-04 Connector for power cable

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JP9209180A JPS5717575A (en) 1980-07-04 1980-07-04 Connector for power cable

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Publication Number Publication Date
JPS5717575A JPS5717575A (en) 1982-01-29
JPS6334593B2 true JPS6334593B2 (ja) 1988-07-11

Family

ID=14044764

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