JPH0142889Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0142889Y2 JPH0142889Y2 JP2138583U JP2138583U JPH0142889Y2 JP H0142889 Y2 JPH0142889 Y2 JP H0142889Y2 JP 2138583 U JP2138583 U JP 2138583U JP 2138583 U JP2138583 U JP 2138583U JP H0142889 Y2 JPH0142889 Y2 JP H0142889Y2
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- Japan
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- layer
- water
- shielding
- thin metal
- reinforcing layer
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- Expired
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 20
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、遮水層を備えた電力ケーブルの改良
に関する。
に関する。
従来一般のこの種電力ケーブルは、第1図およ
び第2図に示すように、鉛、銅あるいはアルミニ
ウム等からなる厚さ数ミクロンから数百ミクロン
の金属薄層11とプラスチツク補強層13を接着
層12により貼り合せてなるラミネートテープ5
を、導体1、セパレータ2、絶縁体3、遮蔽層4
および外被6からなるケーブルの遮蔽層4と外被
6の間に設けて構成されている。
び第2図に示すように、鉛、銅あるいはアルミニ
ウム等からなる厚さ数ミクロンから数百ミクロン
の金属薄層11とプラスチツク補強層13を接着
層12により貼り合せてなるラミネートテープ5
を、導体1、セパレータ2、絶縁体3、遮蔽層4
および外被6からなるケーブルの遮蔽層4と外被
6の間に設けて構成されている。
そしてまた、ここでラミネートテープ5は、遮
蔽層4から金属薄層11を保護する目的で、補強
層13を内側にして巻かれている。困に、金属薄
層11を内側にしてラミネートテープ5を巻いた
場合、銅テープ等の横巻きによつて構成されてい
る遮蔽層4の当該銅テープの角によつて金属薄層
11が破損し易く、これを防止する目的でラミネ
ートテープ5は、前記の通り補強層13を内側に
して巻かれている。
蔽層4から金属薄層11を保護する目的で、補強
層13を内側にして巻かれている。困に、金属薄
層11を内側にしてラミネートテープ5を巻いた
場合、銅テープ等の横巻きによつて構成されてい
る遮蔽層4の当該銅テープの角によつて金属薄層
11が破損し易く、これを防止する目的でラミネ
ートテープ5は、前記の通り補強層13を内側に
して巻かれている。
ところが、このようにラミネートテープ5をケ
ーブルに適用すると、ラミネートテープ5の金属
薄層11に静電誘導による誘導電圧が生じ、その
電圧の大きさによつては安全性に問題が生じる。
ーブルに適用すると、ラミネートテープ5の金属
薄層11に静電誘導による誘導電圧が生じ、その
電圧の大きさによつては安全性に問題が生じる。
このため、ラミネートテープ5の金属薄層11
と接地電位に保たれる遮蔽層4を電気的に接続す
る必要があり、そこでラミネートテープ5の補強
層13と接着層12を夫々導電性としている。と
ころが、そうすると補強層13を導電性とするこ
とには問題はないが、接着層12を導電性とする
と、その接着力が大幅に低下し、ラミネートテー
プ5の機械的強度に問題が生じる。更に詳しく
は、絶縁性の接着層を用いて金属薄層11と補強
層13を貼り合せた場合の剥離力は、例えばラミ
ネートテープ5の幅を15mmとすると15〜20Kg程度
となるが、カーボン等を混入した導電性の接着層
を用いると剥離力は10Kg未満に低下する。従つ
て、接着層12を導電性材料で形成することには
問題がある。
と接地電位に保たれる遮蔽層4を電気的に接続す
る必要があり、そこでラミネートテープ5の補強
層13と接着層12を夫々導電性としている。と
ころが、そうすると補強層13を導電性とするこ
とには問題はないが、接着層12を導電性とする
と、その接着力が大幅に低下し、ラミネートテー
プ5の機械的強度に問題が生じる。更に詳しく
は、絶縁性の接着層を用いて金属薄層11と補強
層13を貼り合せた場合の剥離力は、例えばラミ
ネートテープ5の幅を15mmとすると15〜20Kg程度
となるが、カーボン等を混入した導電性の接着層
を用いると剥離力は10Kg未満に低下する。従つ
て、接着層12を導電性材料で形成することには
問題がある。
本考案の目的は、以上の問題を一掃し得る新規
な遮水層付き電力ケーブルを提供することにあ
り、そしてその要旨は、補強層に通常の絶縁性接
着層を用いてこれより広幅の金属薄層を貼りつけ
ると共に金属薄層の少くとも一端部を補強層の反
対側に折り曲げて、機械的強度を充分高く保ちつ
つ金属薄層のケーブル遮蔽層に対する電気的接続
を可能ならしめた遮水用のラミネートテープを用
いた点にある。
な遮水層付き電力ケーブルを提供することにあ
り、そしてその要旨は、補強層に通常の絶縁性接
着層を用いてこれより広幅の金属薄層を貼りつけ
ると共に金属薄層の少くとも一端部を補強層の反
対側に折り曲げて、機械的強度を充分高く保ちつ
つ金属薄層のケーブル遮蔽層に対する電気的接続
を可能ならしめた遮水用のラミネートテープを用
いた点にある。
以下、図面に示す実施例に基づき本考案を説明
する。第3図は本考案の遮水層付き電力ケーブル
を構成するに当つて用いられる遮水用ラミネート
テープの一実施例を示す断面図である。第3図に
において、ラミネートテープは、金属薄層21、
絶縁性接着層22および導電性補強層23からな
る点は、第2図の従来のラミネートテープ5と同
様である。第3図に示すラミネートテープの特徴
は、金属薄層21の幅を補強層23の幅より大き
くとり、これら三層を重ね合せてラミネートした
後に、金属薄層21の余剰部分を補強層23の少
くとも一方の端部を巻くようにしてその反対側へ
と折り返して重ねるようにしたことである。この
ようにすることにより、絶縁性接着層22が介在
しても金属薄層21と補強層23との間には電気
的接続が与えられる。従つて、このラミネートテ
ープを用いることにより、接着力の大きな絶縁性
接着層の特徴を損うことなく誘導電圧の問題を解
決した遮水層付き電力ケーブルを提供することが
出来る。
する。第3図は本考案の遮水層付き電力ケーブル
を構成するに当つて用いられる遮水用ラミネート
テープの一実施例を示す断面図である。第3図に
において、ラミネートテープは、金属薄層21、
絶縁性接着層22および導電性補強層23からな
る点は、第2図の従来のラミネートテープ5と同
様である。第3図に示すラミネートテープの特徴
は、金属薄層21の幅を補強層23の幅より大き
くとり、これら三層を重ね合せてラミネートした
後に、金属薄層21の余剰部分を補強層23の少
くとも一方の端部を巻くようにしてその反対側へ
と折り返して重ねるようにしたことである。この
ようにすることにより、絶縁性接着層22が介在
しても金属薄層21と補強層23との間には電気
的接続が与えられる。従つて、このラミネートテ
ープを用いることにより、接着力の大きな絶縁性
接着層の特徴を損うことなく誘導電圧の問題を解
決した遮水層付き電力ケーブルを提供することが
出来る。
上記金属薄層21の折り曲げは、図示のごとく
補強層23の片側である必要はなく両側であつて
もよく、また折り曲げ方向も最終的なケーブルに
おいて所期の目的が達成されれば任意である。
補強層23の片側である必要はなく両側であつて
もよく、また折り曲げ方向も最終的なケーブルに
おいて所期の目的が達成されれば任意である。
更にまた、本実施例では、導電性補強層を用い
ているが、絶縁性補強層を用いることも可能であ
る。
ているが、絶縁性補強層を用いることも可能であ
る。
このように構成された本考案によれば、遮水用
ラミネートテープの補強層と接着層の材料を比較
的自由に選択することが出来、それによりケーブ
ル設計上の自由度を大きくとることが出来る。
ラミネートテープの補強層と接着層の材料を比較
的自由に選択することが出来、それによりケーブ
ル設計上の自由度を大きくとることが出来る。
第1図は遮水層付き電力ケーブルの断面図、第
2図は従来の遮水用ラミネートテープの断面図、
第3図は本考案の遮水層付き電力ケーブルにおい
て用いられるラミネートテープの一例の断面図で
ある。 1:導体、2:セパレータ、3:絶縁体、4:
遮蔽層、5:遮水用ラミネートテープ、6:外
被、11,21:金属薄層、12,22:接着
層、13,23:補強層。
2図は従来の遮水用ラミネートテープの断面図、
第3図は本考案の遮水層付き電力ケーブルにおい
て用いられるラミネートテープの一例の断面図で
ある。 1:導体、2:セパレータ、3:絶縁体、4:
遮蔽層、5:遮水用ラミネートテープ、6:外
被、11,21:金属薄層、12,22:接着
層、13,23:補強層。
Claims (1)
- 導体上に順次絶縁体、遮蔽層、遮水層および外
被を設けてなる電力ケーブルにおいて、上記遮水
層が、プラスチツク補強層とこれより広幅の金属
薄層を絶縁性接着層を介して積層一体化すると共
に金属薄層の端部をプラスチツク補強層の反対側
の面に折り曲げてなる遮水用ラミネートテープ
を、プラスチツク補強層を内側にして横巻き或い
は縦巻きせしめて構成されてなることを特徴とす
る遮水層付き電力ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2138583U JPS59128113U (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 遮水層付き電力ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2138583U JPS59128113U (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 遮水層付き電力ケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59128113U JPS59128113U (ja) | 1984-08-29 |
JPH0142889Y2 true JPH0142889Y2 (ja) | 1989-12-14 |
Family
ID=30152508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2138583U Granted JPS59128113U (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 遮水層付き電力ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59128113U (ja) |
-
1983
- 1983-02-16 JP JP2138583U patent/JPS59128113U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59128113U (ja) | 1984-08-29 |
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