JPS6333865Y2 - - Google Patents
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- JPS6333865Y2 JPS6333865Y2 JP1983083181U JP8318183U JPS6333865Y2 JP S6333865 Y2 JPS6333865 Y2 JP S6333865Y2 JP 1983083181 U JP1983083181 U JP 1983083181U JP 8318183 U JP8318183 U JP 8318183U JP S6333865 Y2 JPS6333865 Y2 JP S6333865Y2
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- paper feed
- coil spring
- feed roller
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 4
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、複写機等の画像形成装置における給
紙コロの駆動装置に関し、詳しくは、カセツトケ
ース内の最上位の用紙を搬送ローラ対に繰り出し
給紙するための給紙コロの駆動装置に関するもの
である。
紙コロの駆動装置に関し、詳しくは、カセツトケ
ース内の最上位の用紙を搬送ローラ対に繰り出し
給紙するための給紙コロの駆動装置に関するもの
である。
上記の給紙コロは、駆動停止下にある搬送ロー
ラ対に前記カセツトケース内の最上位の用紙を繰
り出し供給すると共に、該給紙コロと前記搬送ロ
ーラ対との間に用紙のループを形成して、前記搬
送ローラ対との協働で用紙の先端揃えを成す機能
を有する。
ラ対に前記カセツトケース内の最上位の用紙を繰
り出し供給すると共に、該給紙コロと前記搬送ロ
ーラ対との間に用紙のループを形成して、前記搬
送ローラ対との協働で用紙の先端揃えを成す機能
を有する。
そして、上記のループを形成して後は該給紙コ
ロの駆動が停止され、次いで前記搬送ローラ対が
駆動回転されて、この搬送ローラ対によつて前記
用紙が引き抜かれる如く搬送される。
ロの駆動が停止され、次いで前記搬送ローラ対が
駆動回転されて、この搬送ローラ対によつて前記
用紙が引き抜かれる如く搬送される。
而して、この用紙の引き抜き搬送に際し、該用
紙の引き抜きに伴つて前記給紙コロを被動回転自
在に成す必要があり、そのため従来は、上記給紙
コロの駆動回転を断続させるためのクラツチとは
別に、該給紙コロを給紙方向に被動回転自在と成
す一方向クラツチを、前記給紙コロと該給紙コロ
を支持する回転軸との間に介装しているもので、
コスト的にかなり高価になる欠点があつた。
紙の引き抜きに伴つて前記給紙コロを被動回転自
在に成す必要があり、そのため従来は、上記給紙
コロの駆動回転を断続させるためのクラツチとは
別に、該給紙コロを給紙方向に被動回転自在と成
す一方向クラツチを、前記給紙コロと該給紙コロ
を支持する回転軸との間に介装しているもので、
コスト的にかなり高価になる欠点があつた。
一方、前記給紙コロによるカセツトケース内の
最上位の用紙の繰り出しに際して、該最上位の用
紙に同伴して二枚目の用紙が繰り出される所謂用
紙の重送を生じることがある。この用紙の重送
は、前記カセツトケースに用紙を収納する際に、
該用紙を充分に捌いておくことでかなり効果的に
防止できるのであるが、それでも、用紙の性状や
雰囲気の湿度などの影響で重送を生じることがあ
つた。
最上位の用紙の繰り出しに際して、該最上位の用
紙に同伴して二枚目の用紙が繰り出される所謂用
紙の重送を生じることがある。この用紙の重送
は、前記カセツトケースに用紙を収納する際に、
該用紙を充分に捌いておくことでかなり効果的に
防止できるのであるが、それでも、用紙の性状や
雰囲気の湿度などの影響で重送を生じることがあ
つた。
本考案は、前記給紙コロの駆動回転の断続と被
動回転を1個のクラツチ機構で達成し、かつ、そ
の機構を有効に利用して用紙の重送防止を効果的
に行わせることを目的としている。
動回転を1個のクラツチ機構で達成し、かつ、そ
の機構を有効に利用して用紙の重送防止を効果的
に行わせることを目的としている。
上記の目的を達成するために本考案は、カセツ
トケース内の最上位の用紙を搬送ローラ対に繰り
出し給紙する給紙コロが固着された従動回転体
と、該従動回転体を給紙方向に回転させる駆動回
転体とを、互いに相対向させて同芯状にカセツト
ケース装填部に設けると共に、該両回転体にわた
つてコイルスプリングを外嵌し、かつ、前記駆動
回転体の回転に伴う前記コイルスプリングの縮径
により前記従動回転体が連動駆動されるように前
記コイルスプリングの巻き方向を設定する一方、
該コイルスプリングの前記駆動回転体側の端部を
リング状のスリーブに固定し、かつ、他端部を自
由端とし、さらに、前記スリーブに係合し該スリ
ーブの回転を阻止して前記従動回転体の連動駆動
を停止させる回転阻止具を係合解除自在に設け
て、前記スリーブの回転阻止下で且つ前記搬送ロ
ーラ対によつて引き抜かれる用紙の引き抜きに伴
つて、前記給紙コロを被動回転させると共に前記
スプリングを拡径させ、かつ、該給紙コロの被動
回転停止時における前記コイルスプリングの縮む
方向への復径により、前記給紙コロを反給紙方向
に瞬時戻り回転させて前記カセツトケース内の最
上位の用紙を捌くように構成した点に特徴を有す
る。
トケース内の最上位の用紙を搬送ローラ対に繰り
出し給紙する給紙コロが固着された従動回転体
と、該従動回転体を給紙方向に回転させる駆動回
転体とを、互いに相対向させて同芯状にカセツト
ケース装填部に設けると共に、該両回転体にわた
つてコイルスプリングを外嵌し、かつ、前記駆動
回転体の回転に伴う前記コイルスプリングの縮径
により前記従動回転体が連動駆動されるように前
記コイルスプリングの巻き方向を設定する一方、
該コイルスプリングの前記駆動回転体側の端部を
リング状のスリーブに固定し、かつ、他端部を自
由端とし、さらに、前記スリーブに係合し該スリ
ーブの回転を阻止して前記従動回転体の連動駆動
を停止させる回転阻止具を係合解除自在に設け
て、前記スリーブの回転阻止下で且つ前記搬送ロ
ーラ対によつて引き抜かれる用紙の引き抜きに伴
つて、前記給紙コロを被動回転させると共に前記
スプリングを拡径させ、かつ、該給紙コロの被動
回転停止時における前記コイルスプリングの縮む
方向への復径により、前記給紙コロを反給紙方向
に瞬時戻り回転させて前記カセツトケース内の最
上位の用紙を捌くように構成した点に特徴を有す
る。
上記の特徴構成によれば、前記スリーブに対す
る回転阻止具の係合解除下で前記コイルスプリン
グが縮径し、前記給紙コロが駆動回転体によつて
給紙方向に連動駆動されて、前記搬送ローラ対に
対する用紙の繰り出し給紙が行われる。
る回転阻止具の係合解除下で前記コイルスプリン
グが縮径し、前記給紙コロが駆動回転体によつて
給紙方向に連動駆動されて、前記搬送ローラ対に
対する用紙の繰り出し給紙が行われる。
そして、前記スリーブの回転を阻止させると、
前記縮径状態にあつたコイルスプリングが広がる
方向に復径し、前記駆動回転体による給紙コロの
駆動が断たれる。
前記縮径状態にあつたコイルスプリングが広がる
方向に復径し、前記駆動回転体による給紙コロの
駆動が断たれる。
ここで前記搬送ローラ対による用紙の引き抜き
搬送が行われると、その用紙の引き抜きに伴つて
前記給紙コロが被動回転され、前記コイルスプリ
ングが拡径される。
搬送が行われると、その用紙の引き抜きに伴つて
前記給紙コロが被動回転され、前記コイルスプリ
ングが拡径される。
即ち、前記給紙コロの駆動回転の断続と被動回
転とが1個のクラツチ機構で達成される。
転とが1個のクラツチ機構で達成される。
一方、前記用紙の引き抜き搬送が終了して前記
給紙コロの被動回転が停止されると、前記コイル
スプリングが瞬時的に縮む方向に復径し、これに
よつて前記給紙コロが反給紙方向に瞬時戻り回転
され、而して、前記カセツトケース内の最上位の
用紙が反給紙方向に若干動かされることで、該最
上位の用紙に当該最上位の用紙を二枚目の用紙か
ら捌くような力が付与され、用紙の重送防止が達
成される。
給紙コロの被動回転が停止されると、前記コイル
スプリングが瞬時的に縮む方向に復径し、これに
よつて前記給紙コロが反給紙方向に瞬時戻り回転
され、而して、前記カセツトケース内の最上位の
用紙が反給紙方向に若干動かされることで、該最
上位の用紙に当該最上位の用紙を二枚目の用紙か
ら捌くような力が付与され、用紙の重送防止が達
成される。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図は、図外の複写機(画像形成装置の
一例)のカセツトケース装填部Aにセツトされた
カセツトケース1を示し、多数の用紙2が積層状
で収納されている。
ると、第1図は、図外の複写機(画像形成装置の
一例)のカセツトケース装填部Aにセツトされた
カセツトケース1を示し、多数の用紙2が積層状
で収納されている。
第2図及び第4,5図にも示すように、前記カ
セツトケース1をカセツトケース装填部Aに装填
させた状態で、当該カセツトケース1内の最上位
の用紙2の先端側に対応する位置に給紙手段3が
設けられ、かつ、該給紙手段3よりも給紙方向下
流側には搬送手段Bが設けられている。
セツトケース1をカセツトケース装填部Aに装填
させた状態で、当該カセツトケース1内の最上位
の用紙2の先端側に対応する位置に給紙手段3が
設けられ、かつ、該給紙手段3よりも給紙方向下
流側には搬送手段Bが設けられている。
上記の給紙手段3は、軸受5を介してカセツト
ケース装填部Aの側板6に回転軸4を回転自在に
支持させると共に、前記カセツトケース1内の最
上位の用紙2に相対的に押接する給紙コロ18を
前記回転軸4に固着して成る。尚、前記給紙コロ
18はゴム製であつて、セツトボルト19によつ
て回転軸4に固定されるボス17に固着されてい
る。
ケース装填部Aの側板6に回転軸4を回転自在に
支持させると共に、前記カセツトケース1内の最
上位の用紙2に相対的に押接する給紙コロ18を
前記回転軸4に固着して成る。尚、前記給紙コロ
18はゴム製であつて、セツトボルト19によつ
て回転軸4に固定されるボス17に固着されてい
る。
前記搬送手段Bは、上下一対の搬送ローラ22
a,22bから成り、該搬送手段Bと前記カセツ
トケース装填部Aとの間には、上下一対のガイド
23,23が設けられている。
a,22bから成り、該搬送手段Bと前記カセツ
トケース装填部Aとの間には、上下一対のガイド
23,23が設けられている。
第3図にも示すように、前記回転軸4の一端側
には、セツトボルト10を介してクラツチボス1
1が外嵌固着され、更に該回転軸4の一端部に
は、ボス部8が一体連設された駆動スプロケツト
9が、ストツプリング21による抜け止め状態で
ベアリング7を介して相対回転自在に外嵌保持さ
れている。
には、セツトボルト10を介してクラツチボス1
1が外嵌固着され、更に該回転軸4の一端部に
は、ボス部8が一体連設された駆動スプロケツト
9が、ストツプリング21による抜け止め状態で
ベアリング7を介して相対回転自在に外嵌保持さ
れている。
そして、この駆動スプロケツト9のボス部8と
該ボス部8に相対向して同芯状に位置する前記ク
ラツチボス11の夫々の外周部にわたつて、前記
駆動スプロケツト9側の端部を外方に折り曲げて
係止部13を形成した断面角型のコイルスプリン
グ12が外嵌され、更に、このコイルスプリング
12の外周部には、周囲に係止爪14を有し且つ
前記係止部13を係入する切り欠き16を形成し
たリング状のスリーブ15が外嵌されている。
該ボス部8に相対向して同芯状に位置する前記ク
ラツチボス11の夫々の外周部にわたつて、前記
駆動スプロケツト9側の端部を外方に折り曲げて
係止部13を形成した断面角型のコイルスプリン
グ12が外嵌され、更に、このコイルスプリング
12の外周部には、周囲に係止爪14を有し且つ
前記係止部13を係入する切り欠き16を形成し
たリング状のスリーブ15が外嵌されている。
而して、該コイルスプリング12の前記駆動ス
プロケツト9側の端部がスリーブ15に固定さ
れ、他端部は何処にも固定されずに自由端となつ
ている。
プロケツト9側の端部がスリーブ15に固定さ
れ、他端部は何処にも固定されずに自由端となつ
ている。
ところで、前記コイルスプリング12は、前記
ボス部8を介して駆動スプロケツト9の駆動回転
力をスプリング内周面部に受けた際に縮径して、
前記駆動スプロケツト9の駆動回転力を前記クラ
ツチボス11に伝達するように、その巻き方向が
設定されており、そして、図外のソレノイド等に
よつて被動される回転阻止具20を前記スリーブ
15の係止爪14に係止させて、前記スリーブ1
5の回転を阻止させた状態では、前記ボス部8か
らの駆動回転力が断たれるように前記コイルスプ
リング12の巻き方向が設定されている。
ボス部8を介して駆動スプロケツト9の駆動回転
力をスプリング内周面部に受けた際に縮径して、
前記駆動スプロケツト9の駆動回転力を前記クラ
ツチボス11に伝達するように、その巻き方向が
設定されており、そして、図外のソレノイド等に
よつて被動される回転阻止具20を前記スリーブ
15の係止爪14に係止させて、前記スリーブ1
5の回転を阻止させた状態では、前記ボス部8か
らの駆動回転力が断たれるように前記コイルスプ
リング12の巻き方向が設定されている。
従つて、前記スリーブ15に対する回転阻止具
20の係合解除下において、前記回転軸4に固着
されている給紙コロ18が前記駆動スプロケツト
9によつて給紙方向Xに連動駆動され、これによ
つてカセツトケース1内の最上位の用紙2が前記
搬送ローラ対22a,22bに向けて給紙される
と共に、該用紙2の先端が搬送ローラ対22a,
22bに達して後の給紙により、前記繰り出し用
紙2にループが形成(第4図参照)されて先端揃
えが成される。
20の係合解除下において、前記回転軸4に固着
されている給紙コロ18が前記駆動スプロケツト
9によつて給紙方向Xに連動駆動され、これによ
つてカセツトケース1内の最上位の用紙2が前記
搬送ローラ対22a,22bに向けて給紙される
と共に、該用紙2の先端が搬送ローラ対22a,
22bに達して後の給紙により、前記繰り出し用
紙2にループが形成(第4図参照)されて先端揃
えが成される。
ここで、前記回転阻止具20をスリーブ15の
係止爪14に係止させて該スリーブ15の回転を
阻止させると、前記コイルスプリング12が拡径
して前記駆動スプロケツト9から給紙コロ18へ
の駆動が断たれ、当該給紙コロ18は回転を停止
する。
係止爪14に係止させて該スリーブ15の回転を
阻止させると、前記コイルスプリング12が拡径
して前記駆動スプロケツト9から給紙コロ18へ
の駆動が断たれ、当該給紙コロ18は回転を停止
する。
この後、前記搬送手段Bが駆動されて前記搬送
ローラ対22a,22bによる用紙2の引き抜き
搬送が行われると、その用紙2の引き抜きに伴つ
て該用紙2上に位置する前記給紙コロ18が被動
回転されるが、このとき、当該給紙コロ18を固
着している回転軸4は、その回転力によつて前記
コイルスプリング12を拡径させつつ該コイルス
プリング12の自由端部分で滑つて回転する。
ローラ対22a,22bによる用紙2の引き抜き
搬送が行われると、その用紙2の引き抜きに伴つ
て該用紙2上に位置する前記給紙コロ18が被動
回転されるが、このとき、当該給紙コロ18を固
着している回転軸4は、その回転力によつて前記
コイルスプリング12を拡径させつつ該コイルス
プリング12の自由端部分で滑つて回転する。
従つて、前記駆動スプロケツト9から給紙コロ
18への駆動の伝達経路の途中(例えば、給紙コ
ロ18と回転軸4との間)に一方向クラツチを設
けて駆動の伝達を遮断しなくとも、前記給紙コロ
18が自由に回転し、前記搬送ローラ対22a,
22bによつて引き抜かれる用紙2に無理な力を
与えないで済む。
18への駆動の伝達経路の途中(例えば、給紙コ
ロ18と回転軸4との間)に一方向クラツチを設
けて駆動の伝達を遮断しなくとも、前記給紙コロ
18が自由に回転し、前記搬送ローラ対22a,
22bによつて引き抜かれる用紙2に無理な力を
与えないで済む。
そして、第5図に示すように、前記用紙2が給
紙コロ18から完全に離れた時点で前記給紙コロ
18の被動回転が停止され、かつ同時に前記コイ
ルスプリング12の拡径方向への力が解除され
て、該コイルスプリング12が元の状態に復帰し
ようと縮径し、このとき、前記回転軸4ひいては
給紙コロ18が反給紙方向Yに回転される。
紙コロ18から完全に離れた時点で前記給紙コロ
18の被動回転が停止され、かつ同時に前記コイ
ルスプリング12の拡径方向への力が解除され
て、該コイルスプリング12が元の状態に復帰し
ようと縮径し、このとき、前記回転軸4ひいては
給紙コロ18が反給紙方向Yに回転される。
この反給紙方向Yへの回転によつて、後端位置
規制具24により後端位置が規制されている次の
用紙2aは、その先端側が後方へと若干位置ずれ
され、該最上位の用紙2aがその下の用紙2bと
分離される。即ち、前記給紙コロ18の反給紙方
向Yへの瞬時の戻り回転によつて最上位の用紙2
に用紙捌き力が付与されるのであり、この用紙2
a,2bの捌きによつて、次に給紙される最上位
の用紙2aとその下の用紙2bとの重送を防止で
きるもので、最上位の用紙2の確実な単一枚の給
紙が達成される。
規制具24により後端位置が規制されている次の
用紙2aは、その先端側が後方へと若干位置ずれ
され、該最上位の用紙2aがその下の用紙2bと
分離される。即ち、前記給紙コロ18の反給紙方
向Yへの瞬時の戻り回転によつて最上位の用紙2
に用紙捌き力が付与されるのであり、この用紙2
a,2bの捌きによつて、次に給紙される最上位
の用紙2aとその下の用紙2bとの重送を防止で
きるもので、最上位の用紙2の確実な単一枚の給
紙が達成される。
以上の構成を要約すれば、前記ボス部8とクラ
ツチボス11とにわたるコイルスプリング12
と、リング状のスリーブ15、及び、該スリーブ
15を回転状態と回転阻止状態とに切り換える回
転阻止具20を主体にした一個のクラツチ機構
に、給紙コロ18の駆動回転を断続させるための
クラツチ機能と、該給紙コロ18を給紙方向に被
動回転自在と成す一方向のクラツチ機能とを備え
させ、その機構を有効に利用して用紙の重送防止
を図つているのである。
ツチボス11とにわたるコイルスプリング12
と、リング状のスリーブ15、及び、該スリーブ
15を回転状態と回転阻止状態とに切り換える回
転阻止具20を主体にした一個のクラツチ機構
に、給紙コロ18の駆動回転を断続させるための
クラツチ機能と、該給紙コロ18を給紙方向に被
動回転自在と成す一方向のクラツチ機能とを備え
させ、その機構を有効に利用して用紙の重送防止
を図つているのである。
以上説明したように本考案による給紙コロの駆
動装置によれば、給紙コロの駆動回転を断続させ
るためのクラツチ機能と、該給紙コロを給紙方向
に被動回転自在と成す一方向のクラツチ機能と
を、一個のクラツチ機構に備えさせたことで、該
給紙コロの駆動装置のコストダウンを図り得たの
である。
動装置によれば、給紙コロの駆動回転を断続させ
るためのクラツチ機能と、該給紙コロを給紙方向
に被動回転自在と成す一方向のクラツチ機能と
を、一個のクラツチ機構に備えさせたことで、該
給紙コロの駆動装置のコストダウンを図り得たの
である。
しかも、そのクラツチ機構を構成するコイルス
プリングを、それの駆動回転体側の端部をリング
状のスリーブに固定すると共に他端部を自由端に
する特異な構成によつて、前記給紙コロの被動回
転が停止された際に、該給紙コロを反給紙方向に
瞬時戻り回転させて最上位の用紙を捌かせ当該最
上位の用紙の分離を容易ならしめたもので、これ
によつて用紙の重送防止を効果的に達成できるに
至つたのである。
プリングを、それの駆動回転体側の端部をリング
状のスリーブに固定すると共に他端部を自由端に
する特異な構成によつて、前記給紙コロの被動回
転が停止された際に、該給紙コロを反給紙方向に
瞬時戻り回転させて最上位の用紙を捌かせ当該最
上位の用紙の分離を容易ならしめたもので、これ
によつて用紙の重送防止を効果的に達成できるに
至つたのである。
図面は本考案にかかる給紙コロの駆動装置の実
施態様を示し、第1図は平面図、第2図は断面
図、第3図は分解斜視図、第4図及び第5図は作
用状態を示す断面図である。 1……カセツトケース、2……用紙、12……
コイルスプリング、15……スリーブ、20……
回転阻止具、22a,22b……搬送ローラ、A
……カセツトケース装填部、X……給紙方向、Y
……反給紙方向。
施態様を示し、第1図は平面図、第2図は断面
図、第3図は分解斜視図、第4図及び第5図は作
用状態を示す断面図である。 1……カセツトケース、2……用紙、12……
コイルスプリング、15……スリーブ、20……
回転阻止具、22a,22b……搬送ローラ、A
……カセツトケース装填部、X……給紙方向、Y
……反給紙方向。
Claims (1)
- カセツトケース1内の最上位の用紙を搬送ロー
ラ22a,22b対に繰り出し給紙する給紙コロ
18が固着された従動回転体4,11と、該従動
回転体4,11を給紙方向に回転させる駆動回転
体9とを、互いに相対向させて同芯状にカセツト
ケース装填部Aに設けると共に、該両回転体4,
11,9にわたつてコイルスプリング12を外嵌
し、かつ、前記駆動回転体9の回転に伴う前記コ
イルスプリング12の縮径により前記従動回転体
4,11が連動駆動されるように前記コイルスプ
リング12の巻き方向を設定する一方、該コイル
スプリング12の前記駆動回転体9側の端部をリ
ング状のスリーブ15に固定し、かつ、他端部を
自由端とし、さらに、前記スリーブ15に係合し
該スリーブ15の回転を阻止して前記従動回転体
4,11の連動駆動を停止させる回転阻止具20
を係合解除自在に設けて、前記スリーブ15の回
転阻止下で且つ前記搬送ローラ22a,22b対
によつて引き抜かれる用紙の引き抜きに伴つて、
前記給紙コロ18を被動回転させると共に前記ス
プリング12を拡径させ、かつ、該給紙コロ18
の被動回転停止時における前記コイルスプリング
12の縮む方向への復径により、前記給紙コロ1
8を反給紙方向に瞬時戻り回転させて前記カセツ
トケース1内の最上位の用紙2aを捌くように構
成してあることを特徴とする給紙コロの駆動装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8318183U JPS59187644U (ja) | 1983-05-31 | 1983-05-31 | 給紙コロの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8318183U JPS59187644U (ja) | 1983-05-31 | 1983-05-31 | 給紙コロの駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59187644U JPS59187644U (ja) | 1984-12-12 |
JPS6333865Y2 true JPS6333865Y2 (ja) | 1988-09-08 |
Family
ID=30213140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8318183U Granted JPS59187644U (ja) | 1983-05-31 | 1983-05-31 | 給紙コロの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59187644U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5234216A (en) * | 1975-09-05 | 1977-03-16 | Kubota Ltd | Rice transplanting machine |
JPS5723735B2 (ja) * | 1976-09-20 | 1982-05-20 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS621171Y2 (ja) * | 1980-07-14 | 1987-01-12 |
-
1983
- 1983-05-31 JP JP8318183U patent/JPS59187644U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5234216A (en) * | 1975-09-05 | 1977-03-16 | Kubota Ltd | Rice transplanting machine |
JPS5723735B2 (ja) * | 1976-09-20 | 1982-05-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59187644U (ja) | 1984-12-12 |
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