JPS582894B2 - エア−式シ−ト給送装置 - Google Patents
エア−式シ−ト給送装置Info
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- JPS582894B2 JPS582894B2 JP52087697A JP8769777A JPS582894B2 JP S582894 B2 JPS582894 B2 JP S582894B2 JP 52087697 A JP52087697 A JP 52087697A JP 8769777 A JP8769777 A JP 8769777A JP S582894 B2 JPS582894 B2 JP S582894B2
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- JP
- Japan
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- sheet
- roller
- vacuum
- casing
- sheet feeding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、複写装置やファクシミリ装置等に原稿、原画
、送信原稿等を給送するシート給送装置に係り、更に詳
細には負圧によってシート載置台上のシートを一枚ずつ
上方に吸引してそのシートを回転駆動されている送出ロ
ーラで自動的に順次送り出すようにした、謂ゆるエア一
式シート給送装置に係る。
、送信原稿等を給送するシート給送装置に係り、更に詳
細には負圧によってシート載置台上のシートを一枚ずつ
上方に吸引してそのシートを回転駆動されている送出ロ
ーラで自動的に順次送り出すようにした、謂ゆるエア一
式シート給送装置に係る。
エア一式シート給送装置はシート載置台上に積層載置さ
れているシートを最上位のものから一枚ずつ吸い上げて
分離し、給送するのでシート載置台上に積層載置されて
いるシートのサイズや剛性、謂ゆる腰の強さが互いに異
っていてもこれらを分離給送できるという優れた特徴を
有しており、主にファクシミリ装置のための送信原稿給
送装置として実用化されている。
れているシートを最上位のものから一枚ずつ吸い上げて
分離し、給送するのでシート載置台上に積層載置されて
いるシートのサイズや剛性、謂ゆる腰の強さが互いに異
っていてもこれらを分離給送できるという優れた特徴を
有しており、主にファクシミリ装置のための送信原稿給
送装置として実用化されている。
かかるエア一式シート給送装置の一つとして、シ一ト載
置台と、前記シ一ト載置台の上方に配置され前記シ一ト
載置台に対向する下底面にシート吸引孔を備えたバキュ
ームチャンバーを郭定スるバキュームケーシングと、前
記バキュームチャンバー内の空気を吸引し該チャンバー
内を選択的に負圧状態にする吸引用ファン装置と、前記
バキュームチャンバー内に回転自在に配置され下側が前
記吸引孔の一部より前記バキュームケーシングの下方に
露呈しシート送出方向に回転駆動されるシート送出ロー
ラを備えたシート送出ローラ装置とを含んでいる。
置台と、前記シ一ト載置台の上方に配置され前記シ一ト
載置台に対向する下底面にシート吸引孔を備えたバキュ
ームチャンバーを郭定スるバキュームケーシングと、前
記バキュームチャンバー内の空気を吸引し該チャンバー
内を選択的に負圧状態にする吸引用ファン装置と、前記
バキュームチャンバー内に回転自在に配置され下側が前
記吸引孔の一部より前記バキュームケーシングの下方に
露呈しシート送出方向に回転駆動されるシート送出ロー
ラを備えたシート送出ローラ装置とを含んでいる。
この場合、前記吸引用ファン装置の作用によって前記シ
ート吸引孔よりバキュームチャンバー内に向けて空気が
吸引されることにより前記シ一ト載置台上の最上位のシ
ートが上方に吸い上げられるのであるが、シ一ト載置台
上にシートがタイトに積層貯容されていると、最上位の
シートがその下のシートを吸着した状態で上昇すること
がある。
ート吸引孔よりバキュームチャンバー内に向けて空気が
吸引されることにより前記シ一ト載置台上の最上位のシ
ートが上方に吸い上げられるのであるが、シ一ト載置台
上にシートがタイトに積層貯容されていると、最上位の
シートがその下のシートを吸着した状態で上昇すること
がある。
従って、シートが上方に吸い上げられると同時にシート
送出ローラによってそのシートを送り出すようにすると
、二枚一緒にシートが送出されるおそれがある。
送出ローラによってそのシートを送り出すようにすると
、二枚一緒にシートが送出されるおそれがある。
特に、ファクシミリ装置に於いてはシートが複数枚重り
合った状態で給送されると、シートのジャミングをおこ
すばかりでなく、装置の故障を招く原因になり、そのた
め確実なシートの分離供給が要求される。
合った状態で給送されると、シートのジャミングをおこ
すばかりでなく、装置の故障を招く原因になり、そのた
め確実なシートの分離供給が要求される。
シートの二枚送り、所謂ダブルフィードを防止する手段
として、シート給送方向に回転する分離ローラと、この
分離ローラに圧接させられた高摩擦部材からなる分離手
段が知られている。
として、シート給送方向に回転する分離ローラと、この
分離ローラに圧接させられた高摩擦部材からなる分離手
段が知られている。
この分離手段は、シートに対するそれぞれの摩擦係数の
差を利用して一枚のシートのみを給送するものであって
、高い分離性能を発揮するものである。
差を利用して一枚のシートのみを給送するものであって
、高い分離性能を発揮するものである。
しかしながら、かかる分離手段は、シートに対して強い
摺擦力を加えるので、ファクシミリ装置における送信原
稿のように、画像を形成されたシートを送る場合には画
像を損傷するおそれがあるので不向きである。
摺擦力を加えるので、ファクシミリ装置における送信原
稿のように、画像を形成されたシートを送る場合には画
像を損傷するおそれがあるので不向きである。
本発明は上述した如き要求に対処して、より確実なシー
トの分離給送を行うことができる、改良されたエア一式
シー1〜給送装置を提供することを目白勺としている。
トの分離給送を行うことができる、改良されたエア一式
シー1〜給送装置を提供することを目白勺としている。
かかる目的は、本発明によれば、上述した型のエア一式
シート給送装置に於いて、前記シート送出ローラよりシ
ート送出方向前側に分離ローラ装置を設けると共に、前
記分離ローラに対応する高摩擦要素を設けることによっ
て達成される。
シート給送装置に於いて、前記シート送出ローラよりシ
ート送出方向前側に分離ローラ装置を設けると共に、前
記分離ローラに対応する高摩擦要素を設けることによっ
て達成される。
そして、上記分離ローラー装置と高摩擦要素とは、互い
に圧接するものではないから、シートへの強大な摺擦力
が作用しないので、シートに形成された画像の損傷とい
う、原稿を給送する場合の致命的な不具合を回避したシ
ート給送を行なうことができる。
に圧接するものではないから、シートへの強大な摺擦力
が作用しないので、シートに形成された画像の損傷とい
う、原稿を給送する場合の致命的な不具合を回避したシ
ート給送を行なうことができる。
以下に添付の図を用いて本発明を実施例について詳細に
説明する。
説明する。
第1図は本発明によるエア一式シート給送装置の一つの
実施例を示す切欠縦断面図であり、第2図はそれの切欠
平断面図である。
実施例を示す切欠縦断面図であり、第2図はそれの切欠
平断面図である。
これらの図に於いて、符号1はシート載置台であり、該
シ一ト載置台1上に給送すべきシ一トSが積層載置され
るようになっており、このシ一ト載置台1の上方には長
方体状のバキュームケーシング2が固定配置されている
。
シ一ト載置台1上に給送すべきシ一トSが積層載置され
るようになっており、このシ一ト載置台1の上方には長
方体状のバキュームケーシング2が固定配置されている
。
バキュームケーシング2はその内部にバキュームチャン
バー3を郭定しており、前記シ一ト載置台1の上面に対
向する下底面に矩形のシート吸引孔4をその幅方向に複
数個隔置して形成されている。
バー3を郭定しており、前記シ一ト載置台1の上面に対
向する下底面に矩形のシート吸引孔4をその幅方向に複
数個隔置して形成されている。
前記バキュームケーシング2の上部には、内部にモータ
5の駆動軸6に連結され該モータ5によって回転1駆動
される吸引用ファン7を含むファンケーシング8が取付
けられている。
5の駆動軸6に連結され該モータ5によって回転1駆動
される吸引用ファン7を含むファンケーシング8が取付
けられている。
前記吸引用ファン7は前記バキュームケーシング2の天
井壁に開口された連通孔9より前記バキュームチャンバ
ー3内の空気を吸引し、その空気を前記ファンケーシン
グ8の天井壁に開口された排気孔10より外部に放出す
るようになっている。
井壁に開口された連通孔9より前記バキュームチャンバ
ー3内の空気を吸引し、その空気を前記ファンケーシン
グ8の天井壁に開口された排気孔10より外部に放出す
るようになっている。
前記排気孔10には金網の如き通気性部材11が取付け
られている。
られている。
又、前記バキュームケーシング2内にはゴム或いはゴム
類似品で構成されたシート送出ローラ12が前記シート
吸引孔4の各々に対応して複数個配置されている。
類似品で構成されたシート送出ローラ12が前記シート
吸引孔4の各々に対応して複数個配置されている。
この送出ローラ12の各々は前記バキュームケーシング
2の底板上に取付けられた取付ブラケツH3,14間に
回転自在に支持されているローラ支持軸15に一体的に
担持され、その下側が前記シート吸引孔4の各々より突
出し、前記シート吸引孔4の各々より突出し、前記シ一
ト載置台1の上面に対向している。
2の底板上に取付けられた取付ブラケツH3,14間に
回転自在に支持されているローラ支持軸15に一体的に
担持され、その下側が前記シート吸引孔4の各々より突
出し、前記シート吸引孔4の各々より突出し、前記シ一
ト載置台1の上面に対向している。
前記ローラ支持軸15はウオームホイール16を回転自
在に担持しており、このウオームホイール16は前記バ
キュームケーシング2内に配置された垂直軸17のウオ
ーム18に噛み合い、又前記垂直軸17はプーリ19、
ベルト20、プーリ21を介して前記モータ5の駆動軸
6に連動連結されている。
在に担持しており、このウオームホイール16は前記バ
キュームケーシング2内に配置された垂直軸17のウオ
ーム18に噛み合い、又前記垂直軸17はプーリ19、
ベルト20、プーリ21を介して前記モータ5の駆動軸
6に連動連結されている。
即ち、前記ウオームホイール16は前記モータ5によっ
て第1図に於いて反時計方向に回転駆動され、その回転
力はスプリング式クラッチ22により前記ローラ支持軸
15に選択的に伝達されるようになっている。
て第1図に於いて反時計方向に回転駆動され、その回転
力はスプリング式クラッチ22により前記ローラ支持軸
15に選択的に伝達されるようになっている。
スプリング式クラッチ22は、第2図に良く表わされて
いる如く、前記ウオームホイル16のハブ部に一体に設
けられた駆動側スリーブ23と、前記ローラ支持軸15
に固定された従動側スリーブ24と、前記駆動側スリー
ブ23及び従動側スリーブ24を取巻くべく装着された
コイルスプリング25と、前記コイルスプリング25の
外周囲に遊嵌合し且つ前記コイルスプリング25の駆動
側スリーブ側の一端を係止されたアウクースリーブ26
とを含み、前記アウタースリーブ26はその外周囲に逆
止形状のラチェット歯27を形成されている。
いる如く、前記ウオームホイル16のハブ部に一体に設
けられた駆動側スリーブ23と、前記ローラ支持軸15
に固定された従動側スリーブ24と、前記駆動側スリー
ブ23及び従動側スリーブ24を取巻くべく装着された
コイルスプリング25と、前記コイルスプリング25の
外周囲に遊嵌合し且つ前記コイルスプリング25の駆動
側スリーブ側の一端を係止されたアウクースリーブ26
とを含み、前記アウタースリーブ26はその外周囲に逆
止形状のラチェット歯27を形成されている。
前記ラチェット歯27には前記バキュームケーシング2
内に配置されたブラケット28に枢軸28′を介して枢
支されているクラッチ操作レバー29の一端に形成され
たラチェット爪30が選択的に係合するようになってお
り、該ラチェット爪30が前記ラチェット歯27に係合
してるときはこれが前記アウタースリーブ26の第1図
に於いて反時計方向の回転を阻止するようになっている
。
内に配置されたブラケット28に枢軸28′を介して枢
支されているクラッチ操作レバー29の一端に形成され
たラチェット爪30が選択的に係合するようになってお
り、該ラチェット爪30が前記ラチェット歯27に係合
してるときはこれが前記アウタースリーブ26の第1図
に於いて反時計方向の回転を阻止するようになっている
。
前記クラッチ操作レバー29はそれの他端部にて前記バ
キュームケーシング2内に配置されたソレノイド装置3
1のブランジャー132に連結され、プランジャー装置
31の作動により前記ラチェット爪30が前記ラチェッ
ト歯27より離間する後退位置に選択的に移動されるよ
うになっている。
キュームケーシング2内に配置されたソレノイド装置3
1のブランジャー132に連結され、プランジャー装置
31の作動により前記ラチェット爪30が前記ラチェッ
ト歯27より離間する後退位置に選択的に移動されるよ
うになっている。
上述した如き構造からなるスプリング式クラッチ22は
、前記アウクースリーブ26の回転が阻止されていない
ときは、ウオームホイール16の回転に伴ないコイルス
プリング25が駆動側スリーブ23及び従動側スリーブ
24の外周面に巻き締められることにより前記ウオーム
ホイール16の回転をローラ支持軸15に伝達し、これ
に対し前記アウタースリーブ26の回転が阻止されてい
るときは、前記ウオームホイール16が回転しても前記
コイルスプリング25が前記スリーブ上を空廻りするこ
とによリウオームホイール16の回転を前記ローラ支持
軸15に伝達しない。
、前記アウクースリーブ26の回転が阻止されていない
ときは、ウオームホイール16の回転に伴ないコイルス
プリング25が駆動側スリーブ23及び従動側スリーブ
24の外周面に巻き締められることにより前記ウオーム
ホイール16の回転をローラ支持軸15に伝達し、これ
に対し前記アウタースリーブ26の回転が阻止されてい
るときは、前記ウオームホイール16が回転しても前記
コイルスプリング25が前記スリーブ上を空廻りするこ
とによリウオームホイール16の回転を前記ローラ支持
軸15に伝達しない。
又、本発明の場合、前記送出ローラ15よりシート送出
方向前側、即ち第1図に於いて右側に分離ローラ32が
配置されている。
方向前側、即ち第1図に於いて右側に分離ローラ32が
配置されている。
分離ローラ32は前記バキュームケーシング2内にブラ
ケット33 .34を介して回転自在に支持されている
分離ローラ軸35に複数個、その軸線方向に隔置して担
持されており、その各々の下部側は前記バキュームケー
シング2の底板に開口された分離ローラ窓36よりケー
シング下方に所定量突出し、前記シ一ト載置台1の前端
部に取付けられた板ばね37aとゴム37bとの積層体
からなる高摩擦片37と共働して送出されつつあるシー
トの分離を行うようになっている。
ケット33 .34を介して回転自在に支持されている
分離ローラ軸35に複数個、その軸線方向に隔置して担
持されており、その各々の下部側は前記バキュームケー
シング2の底板に開口された分離ローラ窓36よりケー
シング下方に所定量突出し、前記シ一ト載置台1の前端
部に取付けられた板ばね37aとゴム37bとの積層体
からなる高摩擦片37と共働して送出されつつあるシー
トの分離を行うようになっている。
この高摩擦片37は第2図に良く示されている如く櫛歯
状に形成されており、各延長部が分離ローラ間に位置す
るように取付けられている。
状に形成されており、各延長部が分離ローラ間に位置す
るように取付けられている。
第3図参照前記分離ローラ軸35はプーリ38、ベルト
39、プーリ40を介して前記ローラ支持軸15に駆動
連結されており、前記分離ローラ32を第1図に於いて
反時計方向に前記送出ローラ12と実質的に同速度で回
転,駆動するようになっている。
39、プーリ40を介して前記ローラ支持軸15に駆動
連結されており、前記分離ローラ32を第1図に於いて
反時計方向に前記送出ローラ12と実質的に同速度で回
転,駆動するようになっている。
又、この場合、前記プーリ38は前記分離ローラ軸35
に回転自在に担持されており、前記分離ローラ軸35の
外周囲を取巻くべく装着されたコイルスプリング41の
一端を連結され、このコイルスプリング41を介して前
記分離ローラ軸35に回転を伝えるようになっている。
に回転自在に担持されており、前記分離ローラ軸35の
外周囲を取巻くべく装着されたコイルスプリング41の
一端を連結され、このコイルスプリング41を介して前
記分離ローラ軸35に回転を伝えるようになっている。
即ち、前記プーリ38が順方向(第1図に於いて反時計
方向)に回転駆動されているときは、前記コイルスプリ
ング41が前記分離ローラ軸35の外周囲に巻締り、そ
れによりプーリ338の回転が前記分離ローラ軸35に
伝達され、これに対して分離ローラ軸35から前記プー
リ38に回転が伝えられるときは、前記コイルスプリン
グ41が巻ほぐされることにより前記分離ローラ軸35
の回転をプーリ38に関係なく自由に許すようになって
いる。
方向)に回転駆動されているときは、前記コイルスプリ
ング41が前記分離ローラ軸35の外周囲に巻締り、そ
れによりプーリ338の回転が前記分離ローラ軸35に
伝達され、これに対して分離ローラ軸35から前記プー
リ38に回転が伝えられるときは、前記コイルスプリン
グ41が巻ほぐされることにより前記分離ローラ軸35
の回転をプーリ38に関係なく自由に許すようになって
いる。
即ちコイルスプリング41は一つのワンウエイクラッチ
を構成している。
を構成している。
次に上述した構成からなるエア一式シート給送装置の作
用について説明する。
用について説明する。
給送すべきシートSは第1図に示す如く、その先端をシ
ート載置台1の前部障壁に突き当てて先端を揃えた状態
でシート載置台1上に積層載置する。
ート載置台1の前部障壁に突き当てて先端を揃えた状態
でシート載置台1上に積層載置する。
シートの積層載置が完了したのちエア一式シート給送装
置の、図には示されていない制御系に給紙指令が入力さ
れると、モータ5に通電が行われることによりこれが回
転され、吸引用ファン7が回転し始める。
置の、図には示されていない制御系に給紙指令が入力さ
れると、モータ5に通電が行われることによりこれが回
転され、吸引用ファン7が回転し始める。
このときモータ5の回転力はプーリ21、ベルト20、
プーリ19、垂直軸17、ウオーム18をを介してウオ
ームホイール16に伝達されるが、このときはクラッチ
操作レバー29のラチェット爪30がスプリングクラッ
チ22のラチェット歯27に噛み合っているので、その
回転力がローラ支持軸15及び分離ローラ軸35に伝達
されることはない。
プーリ19、垂直軸17、ウオーム18をを介してウオ
ームホイール16に伝達されるが、このときはクラッチ
操作レバー29のラチェット爪30がスプリングクラッ
チ22のラチェット歯27に噛み合っているので、その
回転力がローラ支持軸15及び分離ローラ軸35に伝達
されることはない。
即ち、送出ローラ12及びシート分離ローラ32は回転
されない。
されない。
吸引用ファン7が回転し始めると、シート吸引孔4の各
々より空気がバキュームチャンバー3内に吸い込まれる
ことにより前記シート載置台1上の最上位のシートSが
吸い上げられるようになる。
々より空気がバキュームチャンバー3内に吸い込まれる
ことにより前記シート載置台1上の最上位のシートSが
吸い上げられるようになる。
その最上位のシートSが前記バキュームチャンバー3内
に発生している負圧によりそれの上面が送出ローラ12
の下側周面に接触し、前記シート吸引孔4を塞ぐまで上
方に吸引され、そしてその後所定時間、たとえば2秒乃
至5秒経過すると、ソレノイド装置31に通電が行われ
ることによりプランジャー132を.介してクラッチ操
作レバー29がそれの枢軸28′を回動支点として第1
図に於いて反時計方向に回動され、それによりラチェッ
ト爪30がラチェット歯27から離れ、スプリング式ク
ラッチ22のアウタースリーブ26の回転阻止が解除さ
れる。
に発生している負圧によりそれの上面が送出ローラ12
の下側周面に接触し、前記シート吸引孔4を塞ぐまで上
方に吸引され、そしてその後所定時間、たとえば2秒乃
至5秒経過すると、ソレノイド装置31に通電が行われ
ることによりプランジャー132を.介してクラッチ操
作レバー29がそれの枢軸28′を回動支点として第1
図に於いて反時計方向に回動され、それによりラチェッ
ト爪30がラチェット歯27から離れ、スプリング式ク
ラッチ22のアウタースリーブ26の回転阻止が解除さ
れる。
すると、ウオームホイール16の回転に伴ないコイルス
プリング25が回転されることにより、それが駆動スリ
ーブ23と従動スリーブ24の外周囲に巻締り、ウオー
ムホイール16の回転をローラ支持軸15に伝達するよ
うになる。
プリング25が回転されることにより、それが駆動スリ
ーブ23と従動スリーブ24の外周囲に巻締り、ウオー
ムホイール16の回転をローラ支持軸15に伝達するよ
うになる。
斯してローラ支持軸15が回転されると、シート送出ロ
ーラ12、分離ローラ軸35、分離ローラ32が回転さ
れることにより送出ローラ12の下側周面に接触してい
たシートSは摩擦により第1図に於いて右方に送られ、
そして高摩擦片37と回転されている分離ローラ32と
の間を通って図には示されていないファクシミリ装置等
のシート受入れ部に向けて送り出される。
ーラ12、分離ローラ軸35、分離ローラ32が回転さ
れることにより送出ローラ12の下側周面に接触してい
たシートSは摩擦により第1図に於いて右方に送られ、
そして高摩擦片37と回転されている分離ローラ32と
の間を通って図には示されていないファクシミリ装置等
のシート受入れ部に向けて送り出される。
尚、このとき、仮に分離ミスにより二枚一緒に吸い上げ
られたシートが送り出されようとしていてもそれが前記
分離ローラ32と高摩擦片37との間を通過する際、上
側のシートの上面は回転している分離ローラ32に摺接
し、これに対して下側のシートの下面は不動状態にある
高摩擦片37に摺接するので、下側のシートと高摩擦片
37との間の摩擦は互いに重りあったシートの間の摩擦
よりはるかに大きいものになり、下側のシートは前記高
摩擦片37との摩擦によりストップされ、上側のシート
のみが送出ローラ12及び分離ローラ32によって送り
出されるようになる。
られたシートが送り出されようとしていてもそれが前記
分離ローラ32と高摩擦片37との間を通過する際、上
側のシートの上面は回転している分離ローラ32に摺接
し、これに対して下側のシートの下面は不動状態にある
高摩擦片37に摺接するので、下側のシートと高摩擦片
37との間の摩擦は互いに重りあったシートの間の摩擦
よりはるかに大きいものになり、下側のシートは前記高
摩擦片37との摩擦によりストップされ、上側のシート
のみが送出ローラ12及び分離ローラ32によって送り
出されるようになる。
このダブルフィールド防止の作用をいま少し詳しく説明
する。
する。
第3図において、給送すべき最上位のシートS1と次位
のシ一が分離ローラ32と高摩擦片37との間に送り込
まれたとき、両シートは、互いに入り込むように位置さ
せられたローラと高摩擦片とによって、波打ち状に変形
させられる。
のシ一が分離ローラ32と高摩擦片37との間に送り込
まれたとき、両シートは、互いに入り込むように位置さ
せられたローラと高摩擦片とによって、波打ち状に変形
させられる。
この波打ちが発生すると、第3図に誇張して示すように
、シートS1とシートS2との間に隙間が生じる。
、シートS1とシートS2との間に隙間が生じる。
両シートの間に隙間が生じると、この部分から空気が入
り込んで、両シートの密着力を弱めるから、両シートは
前述した高摩擦片と分離ローラの作用によって容易に分
離される。
り込んで、両シートの密着力を弱めるから、両シートは
前述した高摩擦片と分離ローラの作用によって容易に分
離される。
そして、この場合、シートは、分離ローラと高摩擦片に
よる強大な摺擦力を受けないままで分離されるので、こ
れに形成された画像の損傷という不具合が生じない、と
いう独特の効果を奏する。
よる強大な摺擦力を受けないままで分離されるので、こ
れに形成された画像の損傷という不具合が生じない、と
いう独特の効果を奏する。
尚、かかる型式のエア一式シート給送装置に於いては、
該装置より送り出されたシートがファクシ る段階になれば、モータ5、ソレノイド31への通電が
停止され、それに伴ない吸引用ファン7、給送ローラ1
2、分離ローラ32の回転が停止される。
該装置より送り出されたシートがファクシ る段階になれば、モータ5、ソレノイド31への通電が
停止され、それに伴ない吸引用ファン7、給送ローラ1
2、分離ローラ32の回転が停止される。
分錐ローラ32は送り出されつつあるシートとの摩擦に
より第1図に於いて反時計方向の回転力を与えられると
前記コイルスプリング41を巻きほぐしながら従動的に
自由に回転する。
より第1図に於いて反時計方向の回転力を与えられると
前記コイルスプリング41を巻きほぐしながら従動的に
自由に回転する。
従ってエア一式シート給送装置によるシート送出停止後
に於いてファクシミリ装置等のシート搬送手段によりシ
ート載置台1から送り出されているシートが分離ローラ
32と高摩擦片37との間に於いて大きな摩擦抵抗を受
けることが回避され、しかもモータ5への通電停止後に
慣性により回転している吸引用ファン7の吸引力により
次のシートが吸い上げられても送出ローラ12はスプリ
ングクラッチ22が働いて回転が停止しているので次の
シートが送り出されることが回避される。
に於いてファクシミリ装置等のシート搬送手段によりシ
ート載置台1から送り出されているシートが分離ローラ
32と高摩擦片37との間に於いて大きな摩擦抵抗を受
けることが回避され、しかもモータ5への通電停止後に
慣性により回転している吸引用ファン7の吸引力により
次のシートが吸い上げられても送出ローラ12はスプリ
ングクラッチ22が働いて回転が停止しているので次の
シートが送り出されることが回避される。
なお、本発明を米国特許第3964740号明細書に開
示されたようなエア一式シート給送装置に適用できるこ
とは、いうまでもなく明らかである。
示されたようなエア一式シート給送装置に適用できるこ
とは、いうまでもなく明らかである。
第1図は本発明によるエア一式シート給送装置の一つの
実施例を示す一部切欠縦断面図、第2図は第1図に示し
たエア一式シート給送装置の一部切欠平断面図、第3図
は分離ローラと高摩擦片に挾持されたシートの状態を誇
張して示す正面図である。 1……シート載置台、2……バキュームケーシング、3
……バキュームチャンバー、5……モータ、6……モー
タ軸、7……シート吸引用ファン、8……ファンケーシ
ング、12……シート送出ローラ、15……ローラ支持
軸、16……ウオームホイール、18……ウオーム、1
9……プーリ、20……ベルト、21……プーリ、22
……スプリング式クラッチ、32……シート分離ローラ
、35……分離ローラ軸、38……プーリ、39……ベ
ルト、40……プーリ、41……コイルスプリング。
実施例を示す一部切欠縦断面図、第2図は第1図に示し
たエア一式シート給送装置の一部切欠平断面図、第3図
は分離ローラと高摩擦片に挾持されたシートの状態を誇
張して示す正面図である。 1……シート載置台、2……バキュームケーシング、3
……バキュームチャンバー、5……モータ、6……モー
タ軸、7……シート吸引用ファン、8……ファンケーシ
ング、12……シート送出ローラ、15……ローラ支持
軸、16……ウオームホイール、18……ウオーム、1
9……プーリ、20……ベルト、21……プーリ、22
……スプリング式クラッチ、32……シート分離ローラ
、35……分離ローラ軸、38……プーリ、39……ベ
ルト、40……プーリ、41……コイルスプリング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シート載置台と、前記シート載置台の上方に配置さ
れ前記シート載置台に対向する下底面にシート吸引孔を
備えたバキュームチャンバーを郭定するバキュームケー
シングと、前記バキュームチャンバー内の空気を吸引し
該チャンバー内を選択的に負圧状態にする吸引用ファン
装置と、前記バキュームチャンバー内に回転自在に配置
され下側が前記シート吸引孔の一部より前記バキューム
ケーシングの下方に露呈しシート送出方向に回転駆動さ
れるシート送出ローラを備えたシート送出ローラ装置と
、前記シート送出ローラよりシート送出方向前側に於い
て前記バキュームチャンバー内に回転自在に配置され下
側が前記バキュームケーシングの下底面に開口された窓
よりケーシング下方に露呈しシート送出方向に回転駆動
される複数個のシート分離ローラを、その支持軸方向に
隔置して担持されたシート分離ローラ装置と、櫛歯状に
形成された延長部が各分離ローラ相互間に位置させられ
た高摩擦要素とを含んでいることを特徴とするエア一式
シート給送装置。 2 シート載置台と、前記シート載置台の上方に配置さ
れた前記シート載置台に対向する下底面にシート吸引孔
を備えたバキュームチャンバーを郭定するバキュームケ
ーシングと、前記バキュームケーシング内の空気を吸引
し該チャンバー内を選択的に負圧状態にする吸引用ファ
ン装置と、前記バキュームチャンバー内に回転自在に配
置され下側が前記シート吸引孔の一部より前記バキュー
ムケーシングの下方に露呈しシート送出方向に回転駆動
されるシート送出ローラを備えたシート送出ローラ装置
と、前記シート送出ローラよりシート送出方向前側に於
いて前記バキュームチャンバー内に回転自在に配置され
下側が前記バキュームケーシングの下底面に開口された
窓よりケーシング下方に露呈しシート送出方向に回転駆
動される複数個のシート分離ローラを、その支持軸方向
に隔置して担持されたシート分離ローラ装置と、前記シ
ート分離ローラの駆動源とシート分離ローラとの間にあ
って前記駆動源よりシート分離ローラへのみ動力伝達を
行う一方向クラッチと、櫛歯状に形成された延長部が、
前記シート分離ローラの下側周面各相互間に位置させら
れた高摩擦要素とを含んでいることを特徴とするエア一
式シート給送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52087697A JPS582894B2 (ja) | 1977-07-21 | 1977-07-21 | エア−式シ−ト給送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52087697A JPS582894B2 (ja) | 1977-07-21 | 1977-07-21 | エア−式シ−ト給送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5422671A JPS5422671A (en) | 1979-02-20 |
JPS582894B2 true JPS582894B2 (ja) | 1983-01-19 |
Family
ID=13922107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52087697A Expired JPS582894B2 (ja) | 1977-07-21 | 1977-07-21 | エア−式シ−ト給送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582894B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5570644A (en) * | 1978-11-21 | 1980-05-28 | Ricoh Co Ltd | Air type sheet feeder |
JPS58114241U (ja) * | 1982-01-28 | 1983-08-04 | シャープ株式会社 | 給紙装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4727338U (ja) * | 1971-04-14 | 1972-11-28 | ||
JPS50145137A (ja) * | 1974-05-11 | 1975-11-21 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4837162Y2 (ja) * | 1971-05-27 | 1973-11-06 | ||
JPS568838Y2 (ja) * | 1975-08-05 | 1981-02-26 |
-
1977
- 1977-07-21 JP JP52087697A patent/JPS582894B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4727338U (ja) * | 1971-04-14 | 1972-11-28 | ||
JPS50145137A (ja) * | 1974-05-11 | 1975-11-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5422671A (en) | 1979-02-20 |
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