JPS6333742Y2 - - Google Patents

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JPS6333742Y2
JPS6333742Y2 JP20239483U JP20239483U JPS6333742Y2 JP S6333742 Y2 JPS6333742 Y2 JP S6333742Y2 JP 20239483 U JP20239483 U JP 20239483U JP 20239483 U JP20239483 U JP 20239483U JP S6333742 Y2 JPS6333742 Y2 JP S6333742Y2
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JP
Japan
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panel
hinge pillar
cowl side
cowl
side panel
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JP20239483U
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JPS60110076U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の前部車体構造、特にヒンジ
ピラー周辺における各メンバーの配設構造の改良
に関する。
(従来技術) 第1図に示すように、自動車の車体前部におけ
るフロントフエンダー1の内側にはフロントピラ
ー2の下方に続いてヒンジピラー3が立設され、
該ヒンジピラー3にフロントドア4が支持される
ようになつている。また、第2図に示すように上
記ヒンジピラー3からはカウルサイドパネル5が
車体前方に延出されていると共に、ヒンジピラー
3の前方においてカウルサイドパネル5の上方に
ダツシユアツパーパネル6が車幅方向に配設さ
れ、これによりフロントウインド7の前方に車室
8から仕切られたカウル部9が形成されている。
更に、上記ダツシユアツパーパネル6の前端縁か
らダツシユロアパネル10が垂下され、車室8内
とエンジンルーム11とが仕切られている。
然して、上記ヒンジピラー3から前方に延出さ
れたカウルサイドパネル5は、一般に第2図に示
すように、ヒンジピラー3の内側から延出されて
いるため、両側のカウルサイドパネル5,5間に
おけるダツシユ面の車幅方向の寸法Wがヒンジピ
ラー3の分だけ狭くなり、そのためこの部分に補
器や備品等を備えるための十分なスペースが得ら
れず、また車室8における乗員の足許周辺が窮屈
となる等の不都合があつた。これに対しては、第
3図に示すようにカウルサイドパネル5′をヒン
ジピラー3′の外側から延出することが考えられ
る(例えば実開昭56−28061号公報参照)。このよ
うにすればダツシユ面の車幅方向寸法W′が広く
なり、上記のような不都合が解消される。しか
し、その場合、次のような問題が生じる。
つまり、第3図に示すようにダツシユアツパー
パネル6′の後面部6a′とヒンジピラー3′の前面
部3a′との接合部における内側辺部X及び下辺部
Y、並びにダツシユアツパーパネル6′の底面部
6b′とカウルサイドパネル5′の上端縁のフラン
ジ5a′との接合部の内側辺部Z等(太線部)は、
車室内への騒音の侵入を防止する等のためにシー
ルを要するのであるが、該シール作業は車室側の
狭い場所で実施しなければならない困難な作業で
あり、特に上記のようにカウルサイドパネル5′
をヒンジピラー3′の外側から延設した場合、上
記接合部Y及び該接合部Yとこれらに続く接合部
Zとの間のコーナ部等が車室側から見えない死角
部Vとなるため作業性が悪く、該部分のシールが
不完全に成り易いのである。
(考案の目的) 本考案は、自動車の前部車体における上記のよ
うな問題に対処するもので、ダツシユアツパーパ
ネルを支持するカウルサイドパネルがヒンジピラ
ーから前方に延出される構成において、上記ダツ
シユアツパーパネル、ヒンジピラー及びカウルサ
イドパネルの各接合部におけるシール作業の困難
化を生じることなく、左右のカウルサイドパネル
間におけるダツシユ面を可及的に車幅方向に広げ
ることを目的とする。
(考案の構成) 本考案に係る自動車の前部車体構造は上記目的
達成のため次のように構成される。
即ち、左右のフロントピラー間に車幅方向に配
設されて車室から仕切られたカウル部を形成する
ダツシユアツパーパネルと、上記フロントピラー
の下方に続くヒンジピラーから前方に延出され且
つ上端縁に設けられたフランジが上記ダツシユア
ツパーパネルの側端部下面に固着されるカウルサ
イドパネルとを有する構造において、該カウルサ
イドパネルを上記ヒンジピラーの内側から延出す
ると共に、車幅方向外側に広がるように傾斜状に
配設する。
上記の構成によれば、カウルサイドパネルはヒ
ンジピラー前方において車幅方向外側に広げられ
るから、該パネルの前方におけるダツシユ面が広
くなると共に、カウルサイドパネルがヒンジピラ
ーの内側から前方に延出されるから第3図に示す
ような死角部Vがなくなり、ダツシユアツパーパ
ネルと該パネルを支持するカウルサイドパネル及
びヒンジピラーとの接合部のシール作業が容易に
なつて、完全なシールを施すことができることに
なる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第4図に示すように、車体前部の左右両側方に
はフロントピラー21及び該ピラー21の下方に
続くヒンジピラー22が立設され、両側のフロン
トピラー21,21ないしヒンジピラー22,2
2間には車幅方向に延びるダツシユアツパーパネ
ル23が配設されている。該ダツシユアツパーパ
ネル23の前端部上側にはカウルフロントパネル
24が立設される一方、下側にはダツシユロアパ
ネル25が垂下され、また上記ヒンジピラー22
からはカウルサイドパネル26が前方に延設され
て、該パネル26の上端縁に上記ダツシユアツパ
ーパネル23の側端部が受支されている。ここ
で、上記ダツシユアツパーパネル23は底面部2
3aと該底面部23aの後縁部から上方に折曲さ
れた後面部23bとを有し、該後面部23bの側
端部背面が上記ヒンジピラー22における前面部
所定位置a(第5図参照)に、底面部23aの側
端部が上記ヒンジピラー22から前方に延出され
たカウルサイドパネル26の上端に設けられたフ
ランジ26aに夫々固着され、これにより該ダツ
シユアツパーパネル23とヒンジピラー22とが
結合されている。そして、これらによりフロント
ウインドAの前方にカウル部Bが形成され、ま
た、上記ダツシユロアーパネル25によりエンジ
ンルームCと車室Dとが仕切られている。
また、上記フロントピラー21とヒンジピラー
22とは共通のインナーパネル27とアウターパ
ネル28とからなり(第5図参照)、両パネル2
7,28が接合されて閉断面Eを形成した構造と
されている。更に、ダツシユアツパーパネル23
の左右両端部の上側には車体前後方向に配設され
たカウルサイドアツパーパネル29とホイールエ
プロンレインフオースメント30とでなる閉断面
Fが形成され、この閉断面Fが車体前方に延長さ
れて車体前部両側方の前後方向の強度を確保する
ようになつている。
然して、上記ヒンジピラー22から前方に延出
されているカウルサイドパネル26は、第5〜9
図に示すように、ヒンジピラー22の内側を構成
するインナーピラー27と一体的に形成されてい
ると共に、ヒンジピラー22から前方に延びるに
従つて徐々に車幅方向外側に広がるように平面視
で傾斜状に設けられている。
上記の構成によれば、ヒンジピラー22の内側
を構成するインナーピラー27から延設されたカ
ウルサイドパネル26は前方において車幅方向外
側に広げられているから、第10図に示すよう
に、両側のカウルサイドパネル26,26間にお
けるダツシユ面W″が広くなることになる。また、
カウルサイドパネル26はヒンジピラー22の内
側から延出されていると共に、車幅方向外側に広
がるように傾斜状に配設されているから、該パネ
ル26の上端縁に設けられたフランジ26aとダ
ツシユアツパーパネル23との接合部Z′を車室内
側から容易に臨むことができ、従つて該部分のシ
ール作業が容易に行えることになる。
尚、カウルサイドパネル26は、カウルサイド
アツパーパネル29とホイールエプロンレインフ
オースメント30とでなる閉断面Fの下面をダツ
シユアツパーパネル23を介して傾斜状に支持す
ることになるから、該閉断面Fとカウルサイドパ
ネル26ないしヒンジピラー22との結合剛性が
高まり、車体前部両側方の強度が更に向上される
ことになる。
ここで、本実施例においてはカウルサイドパネ
ル26とヒンジピラー22の内側を構成するイン
ナーピラー27とが一体的に形成されているが、
本考案はこれらを別々に形成して接合したものも
含むものである。
(考案の効果) 上記のように本考案によれば、ヒンジピラーか
ら前方に延出され且つ上端縁に設けられたフラン
ジがダツシユアツパーパネルの側端部下面に固着
されるカウルサイドパネルが、ヒンジピラーの内
側から延出されると共に、車幅方向外側に広がる
ように傾斜状に配設されるから、両カウルサイド
パネル間におけるダツシユ面が拡大され、補器或
いは備品等の取付スペースが拡大すると共に、車
室内における乗員の足許周辺に空間の余裕が生じ
る。また、カウルサイドパネル上端縁のフランジ
とダツシユアツパーパネルとの接合部を車室側か
ら臨むことができ、該部分のシール作業を容易に
且つ確実に行うことができることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用される自動車の斜視図、
第2図は従来の前部車体構造を示す斜視図、第3
図は従来構造の改良例における問題点を示す一部
破断斜視図、第4〜10図は本考案の実施例を示
すもので、第4図は前部車体構造を示す斜視図、
第5図は各構成メンバーを示す分解斜視図、第
6,7図は夫々第4図−線、−線で切断
した要部横断平面図、第8,9図は夫々第6図
−線、−線で切断した要部縦断正面図、第
10図は該実施例の作用を説明する一部破断斜視
図である。 21……フロントピラー、22……ヒンジピラ
ー、23……ダツシユアツパーパネル、26……
カウルサイドパネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右のフロントピラー間に車幅方向に配設され
    て車室から仕切られたカウル部を形成するダツシ
    ユアツパーパネルと、上記フロントピラーの下方
    に続くヒンジピラーから前方に延出され且つ上端
    縁に設けられたフランジが上記ダツシユアツパー
    パネルの側端部下面に固着されるカウルサイドパ
    ネルとを有する構成において、該カウルサイドパ
    ネルが上記ヒンジピラーの内側から前方に延出さ
    れていると共に、車幅方向外側に広がるように傾
    斜状に配設されていることを特徴とする自動車の
    前部車体構造。
JP20239483U 1983-12-28 1983-12-28 自動車の前部車体構造 Granted JPS60110076U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20239483U JPS60110076U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 自動車の前部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20239483U JPS60110076U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 自動車の前部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60110076U JPS60110076U (ja) 1985-07-26
JPS6333742Y2 true JPS6333742Y2 (ja) 1988-09-07

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ID=30764839

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JP20239483U Granted JPS60110076U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 自動車の前部車体構造

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