JPH0611885Y2 - 自動車用フロントウインドウの車体窓枠構造 - Google Patents

自動車用フロントウインドウの車体窓枠構造

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JPH0611885Y2
JPH0611885Y2 JP1987003272U JP327287U JPH0611885Y2 JP H0611885 Y2 JPH0611885 Y2 JP H0611885Y2 JP 1987003272 U JP1987003272 U JP 1987003272U JP 327287 U JP327287 U JP 327287U JP H0611885 Y2 JPH0611885 Y2 JP H0611885Y2
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JP
Japan
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section
side wall
panel
vehicle interior
front pillar
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JP1987003272U
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JPS63111367U (ja
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定春 佐藤
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車のダッシュアッパーパネルとフロン
トピラーとの接合部におけるフロントウインドウの車体
窓枠構造に関するものである。
(従来の技術) 従来より、第5図および第6図に示すように、フロント
ピラー1にダッシュアッパーパネル2が接合されている
車体構造がある。この種のものでは、ダッシュアッパー
パネル2は、断面が大略コ字状のチャンネル形状とさ
れ、両端部3(一方のみを図示)において断面変化され
て断面変化部位3aが形成されている。
この断面変化部位3aは、車内側壁部4が車両前方側に
凹まされて形成されており、端縁部3bがフロントピラ
ー1の前面部1aに溶接されている。また、このダッシ
ュアッパーパネル2の車内側壁部4の上部には、両断面
変化部位3aの間に、上側補強パネル5と下側補強パネ
ル6とが接合されてカウル閉断面7が形成されている。
このような構造では、フロントピラー1のフランジ部1
cと、上側補強パネル5の縦壁部5aとに、図示省略の
フロントウインドウガラス周縁部が接着されるようにな
っている。
ところで、ダッシュアッパーパネル2の一般面部をその
まま延長してフロントピラー1の側面部1bに突き当て
ることとすると、ダッシュアッパーパネル2内の水を排
出する場合に、フロントピラー側面部1bとダッシュア
ッパーパネル2との接合部等から車室内に水が侵入する
虞があるが、上述のようにダッシュアッパーパネル2の
両端部3に断面変化部位3aを形成して、この部位3a
の端縁部3bをフロントピラー前面部1aに接合するこ
とにより、車室内への水の侵入を防止することができる
(例えば、実開昭56−108974号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の自動車用フロントウイ
ンドウの車体窓枠構造の場合、両補強パネル5、6によ
って両断面変化部位3aの間に形成されているカウル閉
断面7は、フロントピラー1のピラー閉断面1dに連結
されていないため、断面変化部位3aにおける強度が不
足ぎみで、車体窓枠の剛性が不十分であるという問題が
あった。
この考案は、このような実情を背景として創作されたも
ので、車体窓枠の剛性の向上を図ることのできる自動車
用フロントウインドウの車体窓枠構造を提供することを
目的としている。
(課題を解決するための手段) この考案による自動車用フロントウインドウの車体窓枠
構造は、上記の課題を解決するために、 底面部と車内側壁部とエンジンルーム側壁部とから断面
が大略コ字状に形成されたダッシュアッパーパネルを有
し、このダッシュアッパーパネルの両端部を断面変化さ
せて前記車内側壁部の両端縁部をフロントピラーの前面
部に接合し、一対の前記フロントピラーの間に位置する
前記車内側壁部の中間部を前記両端縁部よりも後方に、
かつフロントピラー側壁面の側方に位置させ、前記ダッ
シュアッパーパネルの内側で前記車内側壁部の中間部に
補強パネルを接合してカウル閉断面を形成し、前記補強
パネルの縦壁面をフロントウインドウパネル下端縁部の
取付面とし、前記車内側壁部の中間部の両端部と前記フ
ロントピラー側面部とにまたがってエクステンションパ
ネルを接合して連結閉断面を形成し、この連結閉断面に
よって前記カウル閉断面と前記フロントピラーのピラー
閉断面とを連結したことを特徴としている。
(作用) この考案による自動車用フロントウインドウの車体窓枠
構造によれば、車内側壁部の中間部の両端部とフロント
ピラー側面部とにまたがってエクステンションパネルを
接合して形成される連結閉断面が、カウル閉断面とフロ
ントピラーのピラー閉断面とを連結することによって、
車体窓枠の側縁から下縁にわたって閉断面が連続的に形
成されることとなるので、従来の同種のものに比べて剛
性の向上が図られたものとなる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を、図面にもとづいて説明す
る。
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示す図であ
る。
まず構成を説明すると、図中符号11は車体の前進方向
左側に配設されるフロントピラーで、このフロントピラ
ー11にはダッシュアッパーパネル12が接合されてい
る。
フロントピラー11は、ピラーインナ13、ピラーアウ
タ14のドア側フランジ部13a、14a、ウインドウ
側フランジ部13b、14bがそれぞれ接合されること
により、ピラー閉断面15が形成されている。
一方、ダッシュアッパーパネル12は、底面部12eと
車内側壁部12dとエンジンルーム側壁部12fとから
断面が大略コ字状のチャンネル形状に形成され、さら
に、両端部12a(一方のみ図示)において断面変化さ
れて断面変化部位12bが形成されている。
この断面変化部位12bは、車内側壁部12dが車両前
方側に凹まされて形成されており、端縁部12cがフロ
ントピラー11の前面部11aに溶接されている。
フロントピラー11と不図示のもう一方のフロントピラ
ーとの間に位置する車内側壁部12dの中間部12gは
端縁部12cよりも車体後方に、かつフロントピラー側
壁面11bの側方に位置されている。
また、ダッシュアッパーパネル12の内側で車内側壁部
12dの中間部12gの上部には、両断面変化部位12
bの間に、上側補強パネル16と下側補強パネル17と
が接合されてカウル閉断面18が形成されている。
この上側補強パネル16の縦壁部16aと、フロントピ
ラー11のウインドウ側フランジ部13b、14bと
は、不図示のフロントウインドウパネルの下端縁部が接
着される取付面となっている。
さらに、断面変化部位12bには、第2図のような形状
のエクステンションパネル19が、車内側壁部12dの
中間部12gの両端部とフロントピラー側面部11bと
にまたがるようにして接合されている。
このエクステンションパネル19は、周縁フランジ部1
9aがダッシュアッパーパネル12およびフロントピラ
ー側面部11bにスポット溶接されている。そして、こ
のエクステンションパネル19、ダッシュアッパーパネ
ル12およびフロントピラー11などによって連結閉断
面20が形成されている。
この連結閉断面20によって、カウル閉断面18とピラ
ー閉断面15とが連結されている。
次に、上記の構成からなる自動車用フロントウインドウ
の車体窓枠構造の作用について説明する。
エクステンションパネル19を、車内側壁部12dの中
間部12gの両端部とフロントピラー側面部11bとに
またがってスポット溶接して形成した連結閉断面20
が、カウル閉断面18とフロントピラー11のピラー閉
断面15とを連結しているので、車体窓枠の側縁から下
縁にわたって閉断面が連続的に形成されることとなる。
したがって、従来の同種のものに比べて剛性の向上が図
られたものとなる。
ところで、ダッシュアッパーパネル12には、両端部1
2aに断面変化部位12bが形成されて端縁部12cが
フロントピラー前面部11aに接合されているため、ダ
ッシュアッパーパネル12内の水は第1図中矢印Aに示
すように車外に排出され、車室内への浸入は防止される
こととなる。
ちなみに、ダッシュアッパーパネル12に断面変化部位
12bを形成せずに、一般面部をそのまま延長してエク
ステンションパネル19の代わりにフロントピラー11
の側面部11bに接合すると、この部分から車内に水が
侵入するおそれがあるので、この接合部位にシールを施
す必要がある。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案による自動車用フロント
ウインドウの車体窓枠構造によれば、従来の同種のもの
に比べて剛性の向上が図られたものとなるという実用上
有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の自動車用フロントウイ
ンドウの車体窓枠構造の一実施例を示す図で、第1図は
同車体窓枠構造の要部を示す斜視図、第2図はエクステ
ンションパネルの斜視図、第3図は第1図のIII−III線
に沿う断面図、第4図は第1図のIV−IV線に沿う断面
図、第5図および第6図は従来例を示す図で、第5図は
第1図に相当する斜視図、第6図は第5図のVI−VI線に
沿う断面図である。 11……フロントピラー、11a……前面部、 11b……フロントピラー側壁面、 15……ピラー閉断面、 12……ダッシュアッパーパネル、12a……端部、 12b……断面変化部位、12c……端縁部、 12d……車内側壁部、12e……底面部、 12f……エンジンルーム側壁部、12g……中間部、 16……上側補強パネル、16a……縦壁面、 17……下側補強パネル、18……カウル閉断面、 19……エクステンションパネル、 20……連結閉断面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面部と車内側壁部とエンジンルーム側壁
    部とから断面が大略コ字状に形成されたダッシュアッパ
    ーパネルを有し、このダッシュアッパーパネルの両端部
    を断面変化させて前記車内側壁部の両端縁部をフロント
    ピラーの前面部に接合し、一対の前記フロントピラーの
    間に位置する前記車内側壁部の中間部を前記両端縁部よ
    りも後方に、かつフロントピラー側壁面の側方に位置さ
    せ、前記ダッシュアッパーパネルの内側で前記車内側壁
    部の中間部に補強パネルを接合してカウル閉断面を形成
    し、前記補強パネルの縦壁面をフロントウインドウパネ
    ル下端縁部の取付面とし、前記車内側壁部の中間部の両
    端部と前記フロントピラー側面部とにまたがってエクス
    テンションパネルを接合して連結閉断面を形成し、この
    連結閉断面によって前記カウル閉断面と前記フロントピ
    ラーのピラー閉断面とを連結したことを特徴とする自動
    車用フロントウインドウの車体窓枠構造。
JP1987003272U 1987-01-13 1987-01-13 自動車用フロントウインドウの車体窓枠構造 Expired - Lifetime JPH0611885Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS63111367U JPS63111367U (ja) 1988-07-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS521821A (en) * 1975-06-24 1977-01-08 Nissan Motor Co Ltd Car body construction

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