JPS6333655Y2 - - Google Patents

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JPS6333655Y2
JPS6333655Y2 JP15955182U JP15955182U JPS6333655Y2 JP S6333655 Y2 JPS6333655 Y2 JP S6333655Y2 JP 15955182 U JP15955182 U JP 15955182U JP 15955182 U JP15955182 U JP 15955182U JP S6333655 Y2 JPS6333655 Y2 JP S6333655Y2
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JP
Japan
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movable
movable frame
underframe
booth
painting
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JP15955182U
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JPS5961873U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として自動車ボデイのような大型
でかつ複雑な形態のものの塗装作業において塗装
作業の省力化、悪環境からの作業者の解放、更に
は省エネルギー化、生産性の向上、品質の向上等
を目指して塗装ブース内に多関節形マニプレータ
を装備した塗装ロボツトを被塗物に対し移動自在
に設置するための装置で、詳しくは、スプレーミ
スト捕集用の層流下降気流をつくるための設備を
有する塗装ブース内で、被塗物の前記ブース内で
の移動経路の横側部位置に、前記の被塗物の移動
方向に沿つた又はほぼ沿つた方向に走行移動自在
な第一台枠を設け、この第一可動台枠上にそれの
走行移動方向に対して垂直又はほぼ垂直な方向に
走行移動自在な第二台枠を設けるとともに、この
第二可動台枠上に塗装ロボツトを装着してある塗
装ロボツト用移動台車装置に関する。
従来のこの種の装置では、前記第一可動台枠及
び第二可動台枠の上面が鋼板など扁平板状のもの
に構成されていた。その理由は、前記第一台枠の
走行用レール及び第二台枠の走行用レールに塗装
ミストが付着することに起因する両台枠の走行障
害、つまりは塗装ロボツトの移動障害をなくする
こと、並びに台枠のレベルが変化して塗料噴射用
ガンの先端位置が狂うことを防止し、もつて、ロ
ボツトを使用することによる本来の塗装精度を十
分に確保するためである。然し乍ら、前記のよう
に第一及び第二可動台枠の上面が鋼板など扁平板
状のものから構成されていた従来の装置において
は次のような問題があつた。
塗装ブース内に作られる層流下降気流のう
ち、被塗物周辺の気流の流れが前記台枠上面板
の存在により乱されるため、塗装作業及び仕上
りに著しい悪影響を及ぼすことになる。
ロボツト周辺部の気流流れも当然悪くなるの
で、塗料ミストの捕集効果が低下し、ロボツト
及び台枠への塗料のミストの付着量が多くな
り、それだけロボツト等の清掃管理に手間を要
する。
ロボツトに対するテイーチング作業は前記台
枠上に人が搭乗して行なうが、この際、前記台
枠の上面板に塗料ミストが付着していると、テ
イーチングマンが足を滑らせ、テイーチング作
業を行ないにくいとともに、転落等の危険があ
る。
また、前記台枠の上面板をキヤタピラ状の可
動板から構成して、塗料ミストがある程度以上
に付着したならば回動手段により台枠上面とな
る板部位を移し替えることができるようにした
ものも従来存在するが、この場合は、塗料ミス
トの付着に対する清掃管理手間を多少、省ける
ものの、前述〜で述べた問題を十分に解消
することができず、その上、可動構成の必要か
ら全体構造が複雑化し易く、また、塗料ミスト
の付着により可動部が動きにくくなつたり、そ
のためのメンテナンスを要するといつた新たな
問題が加わり、実用面で一層不利であつた。
本考案は、かかる実情に鑑み、可動構成を要し
ない簡単な構造改造をもつて、既述の〜の問
題解決を図らんとする点に目的がある。
上記目的を達成すべく案出された本考案による
塗装ロボツト用移動台車装置の特徴構成は、前記
第一可動台枠及び第二可動台枠の上面を夫々上下
方向に空気の流通可能な部材から構成するととも
に、前記第一可動台枠の走行用レール及び前記第
二可動台枠の走行用レールに対するミスト付着防
止用カバー及びを設けてある点に存する。
このような特徴構成を有する本考案による作用
効果は次の通りである。
(1) 前記両台枠の上面が夫々上下に空気の流通可
能な部材から構成されているので、ブース内の
層流下降気流の、被塗物及びロボツト周辺部で
の乱れが非常に少なくなり、気流乱れによる塗
装作業への悪影響回避ならびに塗装仕上りの均
質、良好化が図れる。
(2) 上記(1)の理由により、前記層流下降気流によ
る塗料ミストの捕集効果を向上でき、ロボツト
及び台枠への塗料ミストの付着を極力抑制でき
て、清掃管理の手間を省ける。
(3) 上記(2)で述べたように台枠上への塗料ミスト
付着が非常に少ないので、ロボツトに対するテ
イーチング時のテイーチングマンの安全性を確
保できるとともに、テイーチング作業を容易、
迅速に行なえる。
(4) 前記両台枠の走行用レールに対するミスト付
着防止用カバーを設けることにより、前記レー
ルへのミスト付着に起因するロボツトの移動障
害をなくするとともに、台枠レベルを一定に保
持して塗装精度を所期通りのものに確保するこ
とができる。
(5) キヤタピラ状の可動板に比べて可動構成の不
要化から構造の簡単化が図れるとともに、可動
部メンテナンスが不要となり、維持管理面でも
有利である。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図において2は塗装ブースであり、その天
井部には、前記ブース2内にスプレーミスト捕集
用の均一な層流下降気流を吹出し形成するための
設備として可変バツクル1a付きの給気プレナム
1が設けられているとともに、前記ブース2の底
部には、前記下降気流により全面グレーチング床
9を通して集合された塗料ミストを水膜をもつて
捕集するための設備として緩い傾斜をもつ洗浄板
10、洗浄水流出用ヘツダー11、塗料スラツヂ
捕集器12等が設けられている。また、前記全面
グレーチング床9のほぼ横巾中央位置には、自動
車ボデイ等の被塗物Aを載置する台車13を駆動
移動及び移動停止するためのプツシヤー式チエー
ンコンベヤ14が設けられている。
そして、前記チエーンコンベヤ14及び台車1
3による被塗物A移動経路の横側部(図面上では
一側のみで示すが、両側であつても良い。)に相
当する塗装ブース2内に、第2図で示すように前
記チエーンコンベヤ14及び台車13の移動方向
に沿う状態で走行用レール5が敷設され、このレ
ール5上に車輪15を介して走行移動自在に第一
台枠3が転載されている。この第一台枠3上に
は、それの走行移動方向に対して垂直又はほぼ垂
直な方向に沿う状態で別の走行用レール6が敷設
され、このレール6上に車輪16を介して走行移
動自在に第二台枠4が転載されている。この第二
台枠4上に、旋回台17A、駆動起伏自在な第一
アーム17B、第二アーム17C、フレキシブル
アーム17Dからなるマニプレータの先端に塗料
スプレーガン17Eを取付け、マイクロコンピユ
ータ制御により高精度な軌跡の再現が行なえるよ
うに構成された塗装ロボツト17が装着されてい
る。
上記のような構成の塗装ロボツト用移動台車装
置において、前記第一可動台枠3の上面板及び第
二可動台枠4の上面板を夫々第3図で示すよう
に、上下に空気の流通可能な簀子状部材3A及び
4Aから構成するとともに、前記走行用レール5
及び6に対するミスト付着防止用カバー7及び8
を、前記全面グレーチング床9の上面及び前記第
一可動台枠3における簀子状部材3Aの上面に
各々固着して設けてある。
前記カバー7の構造を詳述すれば、第4図で示
すように、前記レール5及びこれに転載の車輪1
5の一側面と上面とを覆う〓形の第1カバー7A
と、他側面のみを覆うI形の第2カバー7Bとか
ら構成され、前記車輪15の支持ブラケツト15
Aが前記第1カバー7Aと第2カバー7Bとの端
縁間に形成される〓間を通るように逆向き〓形の
ものに構成されている。
前記カバー8の構造も第5図で示すように前記
カバー7とほぼ同様であり、8Aが第1カバー、
8Bが第2カバー、16Aが車輪16の支持ブラ
ケツトである。
上記実施例では、前記第1可動台枠3及び第2
可動台枠4の上面を夫々簀子状部材3A及び4A
で構成したが、これら部材3A及び4Aは、鋼製
の格子(グレーチイング)、或いはエキスパンド
メタルなど、必要強度を有し、かつ、気流の流れ
を乱さないものであれば簀子状のものに限定され
るものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は塗装ブースの縦断正面図、第2図は第
1図の要部拡大図、第3図は台車装置の要部拡大
斜視図、第4図及び第5図は第3図−線及び
−線縦断面図である。 1……層流下降気流作成設備、2……塗装ブー
ス、3……第一台枠、4……第二台枠、17……
塗装ロボツト、5,6……走行用レール、7,8
……ミスト付着防止用カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプレーミスト捕集用の層流下降気流をつくる
    ための設備1を有する塗装ブース2内で、被塗物
    Aの前記ブース2内での移動経路の横側部位置
    に、前記の被塗物Aの移動方向に沿つた又はほぼ
    沿つた方向に走行移動自在な第一台枠3を設け、
    この第一可動台枠3上にそれの走行移動方向に対
    して垂直又はほぼ垂直な方向に走行移動自在な第
    二台枠4を設けるとともに、この第二可動台枠4
    上に塗装ロボツト17を装着してある塗装ロボツ
    ト用移動台車装置において、前記第一可動台枠3
    及び第二可動台枠4の上面を夫々上下方向に空気
    の流通可能な部材3A及び4Aから構成するとと
    もに、前記第一可動台枠3の走行用レール5及び
    前記第二可動台枠4の走行用レール6に対するミ
    スト付着防止用カバー7及び8を設けてあること
    を特徴とする塗装ロボツト用移動台車装置。
JP15955182U 1982-10-19 1982-10-19 塗装ロボツト用移動台車装置 Granted JPS5961873U (ja)

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JP15955182U JPS5961873U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 塗装ロボツト用移動台車装置

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JP15955182U JPS5961873U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 塗装ロボツト用移動台車装置

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JPS5961873U JPS5961873U (ja) 1984-04-23
JPS6333655Y2 true JPS6333655Y2 (ja) 1988-09-07

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ID=30351192

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JP15955182U Granted JPS5961873U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 塗装ロボツト用移動台車装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014171985A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Toyota Motor Kyushu Inc 可動床装置

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JPH05317766A (ja) * 1992-05-22 1993-12-03 Kobe Steel Ltd 塗装装置の搬送装置
JP6817012B2 (ja) * 2016-09-30 2021-01-20 大和ハウス工業株式会社 支持部材及び支持構造

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JPS5961873U (ja) 1984-04-23

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