JPH0355526Y2 - - Google Patents

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JPH0355526Y2
JPH0355526Y2 JP1986058079U JP5807986U JPH0355526Y2 JP H0355526 Y2 JPH0355526 Y2 JP H0355526Y2 JP 1986058079 U JP1986058079 U JP 1986058079U JP 5807986 U JP5807986 U JP 5807986U JP H0355526 Y2 JPH0355526 Y2 JP H0355526Y2
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JP
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hanger
conveyor
water
neck
ring
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JP1986058079U
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JPS62171514U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はハンガーにおける落水防止装置に関す
る。さらに詳しくはハンガーからの落水が被塗装
物に落下するのを防止する装置に関する。
[従来の技術] 自動車ボデーなどの被塗装物の前処理ライン、
電着塗装ライン(洗浄ライン、乾燥ラインを含
む、以下同様)においては、被塗装物はコンベア
によつて案内されるハンガーに掴持された状態で
搬送され、各処理を受ける。
[考案が解決しようとする問題点] 前記前処理、電着塗装ラインを通過する過程
で、被塗装物への水洗シヤワーにより、あるいは
洗浄装置内の高湿度雰囲気(湯気が充満してる雰
囲気)下において、ハンガーの各部には水が付着
する。
一方、ハンガーはハンガー本体と、コンベア上
を走行する機構と、該本体と走行機構とを連結す
る連結機構とからなるが、該連結機構にはCネツ
ク部が含まれている。コンベアにはハンガーの走
行時の振動などによりゴミ、ホコリなどが被塗装
物に落下するのを防止するために、その下方にコ
ンベアカバーが設けられているが、該コンベアカ
バーはその先端部が前記Cネツク部の上腕部と下
腕部との間にくるように配置されている。コンベ
アカバーがCネツク部と干渉するのをさけるため
にその先端とCネツク部の垂直部との間にクリア
ランスが設けられている。
ハンガーの上部構造に付着した水はある程度前
記コンベアカバー上に落下するが、どうしても前
記Cネツク部を伝つて被塗装物に落下する水をさ
けることができない。
ハンガーからの落水はゴミ、ホコリなどを含ん
でいるので、洗浄後の被塗装物に付着すると塗膜
の仕上り品質に影響を及ぼす。
このようなハンガーからの落水を防止する方法
としてはエアブローなどによりハンガーの各部に
付着した水を飛散させることも考えられるが、配
管などの設備費が高くつき実用的でない。またエ
アブローでハンガー表面の水を除去したとしても
乾燥炉内に進行するとハンガーの各部合せ部から
水が滲みだし、それが被塗装物に落下する惧れが
ある。これを防止するためには乾燥炉内でもエア
ブローする必要があるが、そうするとコンベアカ
バー上のゴミ、ホコリが飛散され、被塗装物に落
下し、かえつて品質不良の原因となる。そのため
乾燥炉内でエアブローにより滲み出し水を除去す
ることは実際上不可能である。
本考案はハンガーの簡単な改良によりハンガー
からの落水を防止する手段を提供するにある。
[問題点を解決するための手段] すなわち本考案は、被塗装物を掴持した状態で
コンベアによつて案内されるハンガーにおいて、
ハンガー本体とハンガーの走行機構とを連結する
連結機構に含まれるCネツク部の上腕部にリング
状部材が装着され、該リング状部材はその上部が
前記Cネツク部の垂直部に可及的に近接するよう
に、かつその下部が、前記Cネツク部の上腕部と
下腕部との間に先端部が位置するように配設され
ているコンベアカバーの先端の立上り部より内側
に位置するように傾斜されており、ハンガーの上
部構造に付着した水を前記コンベアカバー上に案
内するように構成されてなることを特徴とするハ
ンガーにおける落水防止装置に関する。
[作用] ハンガーの上部構造に付着し、流下する水の流
れをCネツク部の上腕部に設けた案内手段で規制
し、コンベアカバー上に落下させることによつて
被塗装物上への落下が防止される。
[実施例] つぎに図面に基づいて本考案を説明する。
第1図は本考案の装置の一実施例を示す概略説
明図、第2図はその要部拡大斜視図である。
図面において、1はコンベア、10はハンガ
ー、20は自動車ボデーなどの被塗装物である。
11はハンガー本体であり、該本体11はCネ
ツク部材12を含む連結機構により、コンベア1
上を走行するローラー13などを含む走行機構に
連結されており、被塗装物20を掴持した状態で
コンベア1に案内されて移動する。
2はコンベアレール、3はコンベアカバーであ
り、コンベアカバー3の先端部は前記Cネツク部
材12の上腕部12aと下腕部12bとの間に位
置しており、Cネツク部材12との干渉をさける
ため、その先端の立上り部3aとCネツク部材1
2の垂直部12cとの間には所定のクリアランス
(たとえば60mm)が設けられている。4はコンベ
アカバー3を支持するための支持部材である。
本考案においては、前記Cネツク部材12の上
腕部12aにハンガーの上部構造に付着し、流下
する水の流れを規制し、前記コンベアカバー3上
に落下せしめたるための案内手段が設けられてい
る。
本考案においてはこの案内手段としてリング状
部材14が上腕部12aに装着されている。この
リング状部材14により、Cネツク部材12を伝
わつて流下しようとする付着水はせき止められ、
リング状部材14の下部からコンベアカバー3上
に落下することになり、その結果被塗装物20上
への落下が防止される。
リング状部材14はその下部がコンベアカバー
3の先端3aより内側に位置するように装着する
ことが必要である。そうしないと水がコンベアカ
バー3上に落下しない。またCネツク部材12の
上腕部12aの上表面の水をできるだけコンベア
カバー3上に落下せしめる観点から、リング状部
材14の上部はできるだけCネツク部材12の垂
直部12cの方向に寄せるのが好ましい。かかる
理由からリング状部材14は図示せるごとく傾斜
させて装着するのが好ましい。
リング状部材14の材質、断面形状などはとく
に問わない。材質としてはたとえばプラスチツ
ク、ゴム、金属などがあげられる。また断面が極
端に小さすぎると効果が劣るから、太さが5〜10
mm程度のものが好ましく用いられる。
コンベアカバー3上に落下した水はトイ5など
により所定の場所に棄てられる。
[考案の効果] 本考案によるときは、Cネツク部材に流下水の
案内手段を設けるという簡単な構成により、被塗
装物への水の落下を防止でき、ハンガーからの落
水による塗装品質の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置の一実施例を示す概略説
明図、第2図はその要部拡大斜視図である。 図面の主要符号、1……コンベアー、3……コ
ンベアカバー、10……ハンガー、12……Cネ
ツク部材、14……リング状部材、20……被塗
装物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被塗装物を掴持した状態でコンベアによつて案
    内されるハンガーにおいて、ハンガー本体とハン
    ガーの走行機構とを連結する連結機構に含まれる
    Cネツク部の上腕部にリング状部材が装着され、
    該リング状部材はその上部が前記Cネツク部の垂
    直部に可及的に近接するように、かつその下部
    が、前記Cネツク部の上腕部と下腕部との間に先
    端部が位置するように配設されているコンベアカ
    バーの先端の立上り部より内側に位置するように
    傾斜されており、ハンガーの上部構造に付着した
    水を前記コンベアカバー上に案内するように構成
    されてなることを特徴とするハンガーにおける落
    水防止装置。
JP1986058079U 1986-04-17 1986-04-17 Expired JPH0355526Y2 (ja)

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JP1986058079U JPH0355526Y2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17

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JPS62171514U JPS62171514U (ja) 1987-10-30
JPH0355526Y2 true JPH0355526Y2 (ja) 1991-12-11

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