JPH044844Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH044844Y2 JPH044844Y2 JP1986077999U JP7799986U JPH044844Y2 JP H044844 Y2 JPH044844 Y2 JP H044844Y2 JP 1986077999 U JP1986077999 U JP 1986077999U JP 7799986 U JP7799986 U JP 7799986U JP H044844 Y2 JPH044844 Y2 JP H044844Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel tank
- conveyor
- paint
- chain
- motorcycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 claims description 17
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 5
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 5
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 15
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000010516 chain-walking reaction Methods 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Spray Control Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は自動二輪車用燃料タンクの塗装装置に
関する。
関する。
(従来技術)
自動二輪車用の燃料タンクは、自動二輪車を特
徴ずける上で大きなウエイトを占める部分である
が、これを塗装するには、これまでコンベアから
吊り下げた治具にタンクを吊りかけるか、あるい
はスラツトコンベア上に設けた治具にタンクを載
起するかして、コンベアの側方に配設した塗装ロ
ボツトにより塗装するようにしていた。
徴ずける上で大きなウエイトを占める部分である
が、これを塗装するには、これまでコンベアから
吊り下げた治具にタンクを吊りかけるか、あるい
はスラツトコンベア上に設けた治具にタンクを載
起するかして、コンベアの側方に配設した塗装ロ
ボツトにより塗装するようにしていた。
しかしながら、このような塗装法では、タンク
に塗布した塗料が重力によりタンク壁面を伝つて
流下するため、タンク面を鮮映度が0.9から1.0程
度の鏡面肌に仕上げるには、タレによつて生じた
塗膜を研磨した上で、その上からさらに塗装する
といつた2コート、2ベイク処理を施さねばなら
ず、塗装工程が多くなつてコスト上昇を招くばか
りでなく、作業環境をも損ねるといつた問題を有
していた。
に塗布した塗料が重力によりタンク壁面を伝つて
流下するため、タンク面を鮮映度が0.9から1.0程
度の鏡面肌に仕上げるには、タレによつて生じた
塗膜を研磨した上で、その上からさらに塗装する
といつた2コート、2ベイク処理を施さねばなら
ず、塗装工程が多くなつてコスト上昇を招くばか
りでなく、作業環境をも損ねるといつた問題を有
していた。
(目的)
本考案はかかる問題に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、塗料のタレを生じさせ
ることなく、可及的に少ない工程でタンクの表面
全体を均一に塗装することのできる新たな装置を
提供することにある。
その目的とするところは、塗料のタレを生じさせ
ることなく、可及的に少ない工程でタンクの表面
全体を均一に塗装することのできる新たな装置を
提供することにある。
(目的を達成するための手段)
すなわち、本考案はかかる目的を達成するため
の自動二輪車用燃料タンクの塗装装置として、自
動二輪車用燃料タンクをその長手方向に沿う軸心
部分で支持する支持部材と、この支持部材を走行
方向と直交する向きに略水平に支持して走行する
コンベアと、支持部材の一端に固定した歯車を介
して燃料タンクを軸心回りに自転させるべく、コ
ンベアとは異なる速度でコンベアと平行に走行す
るチエーンとによつて構成したものである。
の自動二輪車用燃料タンクの塗装装置として、自
動二輪車用燃料タンクをその長手方向に沿う軸心
部分で支持する支持部材と、この支持部材を走行
方向と直交する向きに略水平に支持して走行する
コンベアと、支持部材の一端に固定した歯車を介
して燃料タンクを軸心回りに自転させるべく、コ
ンベアとは異なる速度でコンベアと平行に走行す
るチエーンとによつて構成したものである。
(実施例)
そこで以下に本考案の詳細を図示した実施例に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
図面は本考案の一実施例を示したものであつ
て、図中符号1,1は図示しない駆動機構により
水平な基台2上を図中矢印方向に走行する2本の
チエーンコンベアで、このチエーンコンベア1,
1には、スリーブ体3……が適宜の間隔をおいて
走行方向に略直角に取付けられている。
て、図中符号1,1は図示しない駆動機構により
水平な基台2上を図中矢印方向に走行する2本の
チエーンコンベアで、このチエーンコンベア1,
1には、スリーブ体3……が適宜の間隔をおいて
走行方向に略直角に取付けられている。
5はこのスリーブ体3に回転可能に挿着された
シヤフトで、このシャフト5の一端には、チエー
ンコンベアと平行に、かつ異なる速度で走行する
チエーン4と噛合う歯車6が固定されていて、基
台2上を矢印方向に移動しつつ回転するように構
成されている。
シヤフトで、このシャフト5の一端には、チエー
ンコンベアと平行に、かつ異なる速度で走行する
チエーン4と噛合う歯車6が固定されていて、基
台2上を矢印方向に移動しつつ回転するように構
成されている。
このシヤフト5の他端には、燃料タンクwに設
けたフレームへの取付け凹部w1にその長手方向
に挿通して固定するための支持杆7が軸心に沿つ
て一体的に固定され、その先端には、取付け凹部
w1内に設けた係止金具と係合する支持腕8がT
字状に固定され、また支持杆7の基端側には、ス
プリング9により支持腕8側へ付勢された固定具
10が摺動可能に取付けられていて、ここに凹設
した爪11により燃料タンクwの後端を支持する
ように構成されている。
けたフレームへの取付け凹部w1にその長手方向
に挿通して固定するための支持杆7が軸心に沿つ
て一体的に固定され、その先端には、取付け凹部
w1内に設けた係止金具と係合する支持腕8がT
字状に固定され、また支持杆7の基端側には、ス
プリング9により支持腕8側へ付勢された固定具
10が摺動可能に取付けられていて、ここに凹設
した爪11により燃料タンクwの後端を支持する
ように構成されている。
なお図中符号12は燃料タンクの上方に配設し
た塗装ロボツトを示している。
た塗装ロボツトを示している。
このように構成された装置において、いま、チ
エーンコンベア1,1とこれに平行に配設された
チエーン4を異なる速度で駆動すると、スリーブ
3に挿着されたシヤフト5は、チエーン4と噛合
つた歯車6により自転しつつ、チエーンコンベア
1,1により図中矢印方向に搬送される。
エーンコンベア1,1とこれに平行に配設された
チエーン4を異なる速度で駆動すると、スリーブ
3に挿着されたシヤフト5は、チエーン4と噛合
つた歯車6により自転しつつ、チエーンコンベア
1,1により図中矢印方向に搬送される。
このため、支持杆7を跨ぐようにして係止金具
を支持腕8に係合し、後端を固定具10の爪11
に支えられた燃料タンクwは、その中心部を支持
された状態でシヤフト5とともに自転しながら基
台2の一方から他方へと移動し、この間に搬送経
路の上方から塗装ロボツト12による塗料の吹付
けを受け、その自転により塗布された塗料の流動
を抑えつつ表面全体に万遍なく塗膜が形成され
る。
を支持腕8に係合し、後端を固定具10の爪11
に支えられた燃料タンクwは、その中心部を支持
された状態でシヤフト5とともに自転しながら基
台2の一方から他方へと移動し、この間に搬送経
路の上方から塗装ロボツト12による塗料の吹付
けを受け、その自転により塗布された塗料の流動
を抑えつつ表面全体に万遍なく塗膜が形成され
る。
(効果)
以上述べたように本考案によれば、自動二輪車
用の燃料タンクをその中心部で支持して、これを
自転させながら塗装装置の下方を移送するように
したので、塗装装置をタンクの自転軸方向に移動
させるだけで種々にデザインされたこの種の燃料
タンクの全表面に塗料を均一に塗布することがで
きるばかりでなく、塗装面を常時回転させること
により、その表面に塗布した塗料を流動させるこ
となく美麗に塗装することができる。
用の燃料タンクをその中心部で支持して、これを
自転させながら塗装装置の下方を移送するように
したので、塗装装置をタンクの自転軸方向に移動
させるだけで種々にデザインされたこの種の燃料
タンクの全表面に塗料を均一に塗布することがで
きるばかりでなく、塗装面を常時回転させること
により、その表面に塗布した塗料を流動させるこ
となく美麗に塗装することができる。
しかも、燃料タンクを自転させる手段として、
支持部材の歯車と噛合うチエーンをコンベアとは
異なる速度で平行に走行させるようにしたので、
塗料の粘性や塗布すべき塗料の膜厚に応じて、あ
るいは塗装、セツテイング、焼付の各工程別にチ
エーンとコンベアの相対速度や移送速度を適宜設
定するだけで、塗料のタレを生じさせることな
く、燃料タンクの表面に所望の塗膜を容易にかつ
均一に形成することができる。
支持部材の歯車と噛合うチエーンをコンベアとは
異なる速度で平行に走行させるようにしたので、
塗料の粘性や塗布すべき塗料の膜厚に応じて、あ
るいは塗装、セツテイング、焼付の各工程別にチ
エーンとコンベアの相対速度や移送速度を適宜設
定するだけで、塗料のタレを生じさせることな
く、燃料タンクの表面に所望の塗膜を容易にかつ
均一に形成することができる。
第1図は本考案の一実施例を示す装置の全容を
示した斜視図、第2図はその要部の斜視図であ
る。 1……チエンコンベア、3……スリーブ、4…
…チエーン、5……シヤフト、7……支持杆、1
2……塗装ロボツト、w……自動二輪車用燃料タ
ンク。
示した斜視図、第2図はその要部の斜視図であ
る。 1……チエンコンベア、3……スリーブ、4…
…チエーン、5……シヤフト、7……支持杆、1
2……塗装ロボツト、w……自動二輪車用燃料タ
ンク。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 被塗装物としての自動二輪車用燃料タンクをそ
の長手方向に沿う軸心部分で支持する支持部材
と、 該支持部材を回転可能に挿通支持するスリーブ
体を走行方向と直交する向きにかつ略水平に固設
した被塗装物移送用のコンベアと、 上記支持部材の一端に固定した歯車と噛合つて
上記燃料タンクを軸心回りに自転させるべく、上
記移送用コンベアとは異なる速度で該移送用コン
ベアに沿つて走行する被塗装物自転用のチエーン
と、 からなる自動二輪車用燃料タンクの塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986077999U JPH044844Y2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986077999U JPH044844Y2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62190656U JPS62190656U (ja) | 1987-12-04 |
JPH044844Y2 true JPH044844Y2 (ja) | 1992-02-12 |
Family
ID=30926539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986077999U Expired JPH044844Y2 (ja) | 1986-05-22 | 1986-05-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH044844Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0719569Y2 (ja) * | 1989-11-01 | 1995-05-10 | 西川化成株式会社 | 被塗装体の搬送装置 |
JP5101319B2 (ja) * | 2008-01-28 | 2012-12-19 | イズテック株式会社 | 塗装用コンベア |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49107042A (ja) * | 1973-01-27 | 1974-10-11 | ||
JPS5065857A (ja) * | 1973-10-16 | 1975-06-03 | ||
JPS5834060A (ja) * | 1981-08-22 | 1983-02-28 | Honda Motor Co Ltd | 自動塗装装置 |
JPS5840169A (ja) * | 1981-09-04 | 1983-03-09 | Honda Motor Co Ltd | 自動塗装装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6017251Y2 (ja) * | 1981-05-19 | 1985-05-27 | 株式会社川口スプリング製作所 | 塗装装置 |
-
1986
- 1986-05-22 JP JP1986077999U patent/JPH044844Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49107042A (ja) * | 1973-01-27 | 1974-10-11 | ||
JPS5065857A (ja) * | 1973-10-16 | 1975-06-03 | ||
JPS5834060A (ja) * | 1981-08-22 | 1983-02-28 | Honda Motor Co Ltd | 自動塗装装置 |
JPS5840169A (ja) * | 1981-09-04 | 1983-03-09 | Honda Motor Co Ltd | 自動塗装装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62190656U (ja) | 1987-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH044844Y2 (ja) | ||
JPH0615068B2 (ja) | 自動車車体の塗装方法 | |
JPS5911444B2 (ja) | タイヤのビ−ド部への潤滑剤塗布装置 | |
CN111101184A (zh) | 一种汽车饰件电镀用连续供料系统及其供料装置 | |
JP2684294B2 (ja) | 塗装方法及び装置 | |
KR20220094832A (ko) | 도장 자동화 장치 | |
JPH01155961A (ja) | 円筒体内周面塗布装置 | |
JP3071686B2 (ja) | リング状金属部品へのコーティング材塗布方法および塗布装置 | |
CN219985127U (zh) | 一种底漆喷涂工作台 | |
JP3445763B2 (ja) | 小物物品の塗装装置および塗装方法 | |
CN111360212B (zh) | 一种消失模铸造用模型的加工设备 | |
JPS622864B2 (ja) | ||
JPH07204546A (ja) | 塗装装置 | |
JPS588363Y2 (ja) | 回転塗装装置 | |
JP4342671B2 (ja) | 搬送装置 | |
JP2019130494A (ja) | 塗装冶具 | |
JPH0889875A (ja) | 金属管の内外面を同時に塗装する方法および装置 | |
KR102637805B1 (ko) | 피도장물 자동 이송을 위한 레일 시스템 | |
CN216613034U (zh) | 一种轮毂涂装线的机器人侧夹机构 | |
CN221001822U (zh) | 一种家装使用的装修装置 | |
CN218742639U (zh) | 一种转轴挂涂保护工装 | |
CN213377597U (zh) | 一种超薄铝基片材涂装治具 | |
CN217043304U (zh) | 一种圣诞树的加工辅助装置及加工设备 | |
JPH0636901B2 (ja) | ロールコーティング方法 | |
JP2742102B2 (ja) | デイッピング塗装方法及びその装置 |