JPH0217653Y2 - - Google Patents

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JPH0217653Y2
JPH0217653Y2 JP6001784U JP6001784U JPH0217653Y2 JP H0217653 Y2 JPH0217653 Y2 JP H0217653Y2 JP 6001784 U JP6001784 U JP 6001784U JP 6001784 U JP6001784 U JP 6001784U JP H0217653 Y2 JPH0217653 Y2 JP H0217653Y2
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JP
Japan
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holder
air flow
coated
adjustment plate
painting
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JP6001784U
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JPS60171579U (ja
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  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、被塗物の塗膜の肌あれの抑制を図る
ことができる塗装治具に関する。 (従来技術) 従来、空気流が下向きに流れる塗装ブースにお
いては、上面及び側面に被塗装面を有する被塗物
(例えば自動車のフロントノーズ、バンパー)を
下面側で保持具に支持し、(例えば、特開昭58−
114764号公報参照)、塗装ブース内を移動させて
被塗物に塗装を施した後、被塗物の塗膜を上記空
気流で乾燥させるようにしている。 ところで、塗装の塗膜は、溶剤の流動作用によ
り、塗装後、ある程度の時間をかけて平滑化しな
がら乾燥してゆくが、塗装ブース内の空気流は、
被塗物の側面において、上面側よりも下面側が加
速されて流速が早くなるので、下面側の乾燥のみ
が促進されるようになり、このため、側面の下面
側の塗膜が充分に平滑化しないまま乾燥される結
果、塗膜に肌あれが発生するという問題があつ
た。 (考案の目的) 本考案は上記従来の問題を解決するためになさ
れたもので、被塗物の上面側と下面側の空気流速
を略均一化することにより、塗膜の肌あれを抑制
することを目的とするものである。 (考案の構成) このため本考案は、空気流が下向きに流れる塗
装ブース内で用いる塗装治具であつて、上面及び
側面に被塗装面を有する被塗物を下面側で支持す
る保持具を設け、該保持具に、保持具で支持され
る被塗物の下方近傍に位置し、かつ被塗物の外周
縁部から所定量突出して、被塗物側面近傍の空気
流速を低下させる空気流調整板を設けて構成した
ものである。 (考案の効果) 本考案によれば、保持具に設けられた空気流調
整板により、被塗物の側面の下面側の空気流速が
低下するので、上面側の空気流速と略均一化する
ようになるから、側面の下面側の乾燥のみが促進
されることがなくなり、塗膜の肌あれが抑制され
るようになる。 (実施例) 第1図に示すように、塗装ブース1のブース本
体2内の下部床板3上には、レール4,4が敷設
されていて、保持具5で被塗物(フロントノー
ズ)6を支持した台車7が、レール4,4上をチ
エーンコンベア(不図示)等により移動される過
程で、被塗物6の上面6a及び両側面6b,6b
に塗装が施され、その後、後述の空気流で被塗物
6の塗膜が乾燥されるようになつている。 上記ブース本体2内の上部には、フイルター
8,9と吹出しノズル10が設けられ、吸気ダク
ト11の吸気フアン12の回転で吸気された空気
が、吹出しノズル10で略均一に分散され、フイ
ルター8,9で除塵された後に、ブース本体2内
を下向きに流れ、下部床板3を通過して、排気ダ
クト13の排気フアン14の回転で排気されるよ
うになる。 なお、15は過剰な塗料、溶剤の回収樋であ
る。 上記保持具5は、第2図及び第3図に示すよう
に、被塗物6を上方から被せて、つまり被塗物6
の下面側を支持する外形状に形成される一方、該
保持具5の下面には、保持具5で支持された被塗
物6の下方近傍に位置し、被塗物6の外周縁部か
ら所定の突出量lで突出する空気流調整板16が
取付けられている。 上記保持具5に対する空気流調整板16の取付
け方法は、第4図及び第5図に示すように、空気
流調整板16にボルト17,…,17を立設し、
該ボルト17に対応する保持具5に、座ぐり1
8,…,18を施したボルト孔19,…,19を
設けて、空気流調整板16のボルト17に保持具
5のボルト孔19を挿通させ、ナツト20,…,
20で締結することにより取付ける。 このように、保持具5から空気流調整板16を
取外せるようにすれば、塗装時に空気流調整板1
6に付着した塗料の除去清掃が容易に行なえる。
また、空気流調整板16の交換も容易に行なえ
る。なお、保持具5自体には被塗物6が被される
ので、塗料が付着しない。また、保持具5に被さ
つた被塗物6の下端と空気流調整板16との間に
隙間t(第2図参照)を設けておけば、塗料の溜
りが防止されるので、被塗物6の下端の塗膜ムラ
がなくなる。 上記ボルト・ナツト17,20により締結され
た保持具5と空気流調整板16とは、第2図に示
したように、台車7の上部に立設した位置決めピ
ン21により台車7に位置決めされた状態で支持
される。 上記のように塗装治具を構成すれば、塗装が施
された被塗物6を支持した保持具5が台車7によ
つてブース本体2内を移動し、被塗物6の側面6
bの下面側の空気流bが空気流調整板16に衝突
して空気流速が低下するので、被塗物6の側面6
bの上面側の空気流速aと略均一化するようにな
る。 この結果、被塗物6の側面6bの下面側の乾燥
のみが促進されなくなるので、塗膜の肌あれが抑
制されるのである。 上記空気流調整板16による被塗物6の側面6
bの下面側の空気流速bのデータを下表に示す。
なお、ブース本体2内(被塗物6の側面6bの上
面側)の空気流速aは0.3〜0.5m/秒である。
【表】 表からも明らかなように、保持具5からの空気
流調整板16の突出量lが50mmのものが、流速、
PGD値とも理想値に近くなり、良好であつた。 上記実施例の空気流調整板16は流速固定式で
あつたが、第6図及び第7図に示すように、流速
可変式の空気流調整板24とすることもできる。 この空気流調整板24は、保持具5の長辺に沿
う長いフレーム25,25と、保持具5の短辺に
沿う短いフレーム26,26とを四角枠状に枠組
みする一方、各フレーム25,26に、両端部を
ピン27,…,27で枢着した複数枚の羽根部材
28,…,28を所定の間隙で設けるとともに、
各フレーム25,26の羽根部材28,…,28
を、各フレーム25,26毎にリンク29で連結
して構成される。 従つて、リンク29を手操作すれば、フレーム
25,26毎に羽根部材28,…,28の角度を
調節することができるので、空気流速を変化させ
ることができる。 このように流速可変式の空気流調整板24であ
れば、夏、冬の季節等によりブース本体2内の温
度が変わり塗料溶剤の揮発性が変化したとき、そ
れに合わせて空気流速を調整できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は塗装ブースの断面図、第2図は被塗物
を支持した塗装治具の断面図、第3図は被塗物を
支持した塗装治具の斜視図、第4図は空気流調整
板の取付け前の保持具の斜視図、第5図は空気流
調整板を取付けた保持具の要部斜視図、第6図は
可変式空気流調整板を取付けた保持具の斜視図、
第7図は可変式空気流調整板の要部斜視図であ
る。 1……塗装ブース、2……ブース本体、5……
保持具、6……被塗物、6a……上面、6b……
側面、7……台車、16,24……空気流調整
板、17……ボルト、20……ナツト、28……
羽根部材、29……リンク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 空気流が下向きに流れる塗装ブース内で用い
    る塗装治具であつて、 上面及び側面に被塗装面を有する被塗物を下面
    側で支持する保持具が設けられ、該保持具に
    は、保持具で支持される被塗物の下方近傍に位
    置し、かつ被塗物の外周縁部から所定量突出し
    て、被塗物側面近傍の空気流速を低下させる空
    気流調整板が設けられていることを特徴とする
    塗装治具。 (2) 上記空気流調整板が、保持具に着脱自在に設
    けられていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項記載の塗装治具。 (3) 上記空気流調整板が、多数の羽根部材から成
    り、該各羽根部材の角度が調節可能に設けられ
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第(1)項記載の塗装治具。
JP6001784U 1984-04-23 1984-04-23 塗装治具 Granted JPS60171579U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6001784U JPS60171579U (ja) 1984-04-23 1984-04-23 塗装治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6001784U JPS60171579U (ja) 1984-04-23 1984-04-23 塗装治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60171579U JPS60171579U (ja) 1985-11-13
JPH0217653Y2 true JPH0217653Y2 (ja) 1990-05-17

Family

ID=30586978

Family Applications (1)

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JP6001784U Granted JPS60171579U (ja) 1984-04-23 1984-04-23 塗装治具

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JP (1) JPS60171579U (ja)

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Publication number Publication date
JPS60171579U (ja) 1985-11-13

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