JPS5934567Y2 - 工場床面標示線塗装補助具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は工場床面標示線塗装補助具に関する。

工場床面に通路その他の標示線をペンキで塗装する場合
、線のハミ出しや、線巾の不同を防ぐため、通常法のよ
うな手段がとられている。

その一つは、形成すべき線の両側を定めるよう、線巾の
外側にビニールまたは紙のテープを床面に貼着し、テー
プごと床面にペンキを塗布し乾燥後にテープを剥離する
方法である。

この方法によればくつきりと線を塗装することができる
が、テープは塗装の都度新規のものを使用しなければな
らず不経済であるだけでなく、テープの貼着剥離に大き
な手間を必要とする。

しかも、テープの貼着、離脱は中腰で行わなければなら
ないので、作業員にとって苦痛である。

前記のテープを使用しない塗装法として、内法中が塗装
すべき線巾に等しい矩形枠を床面におき、枠内に塗装を
施すものがあるが、長い線を形成するには矩形枠を次々
と移動させ乍ら塗装を繰返し行うため、矩形枠移動時に
余分なペンキが枠から滴下して線の仕上りを悪くする欠
点があった。

本考案は上記の事情に基きなされたもので、テープを使
用することなくしかも美麗な仕上りの線が得られる工場
床面標示線塗装補助具を提供する。

以下、図面につき本考案の詳細を説明する。

第１図において、一対のアングル状部材１を平行に配置
してその両端間をそれぞれボルト２で結合して主枠３が
構成されており、各アングル状部材１の両端内面にはブ
ラケット４がそれぞれ突設されている。

部材１の長手方向で対向するブラケットには、部材１長
手方向のロッド５がそれぞれ可回動に支持されている。

各ロッド５の両端には、それぞれ部材１の切欠６を貫通
するアーム７が取付けられ、アーム７の先端には重錘８
が固着されている。

また、各ロッド５には主枠３の内側に向って突出し尖鋭
な端縁９ａを有するブレード９をそなえた部材１長手方
向の翼板１０がそれぞれ固着されている。

なお、ブレードの端縁は下側の面をそぎ落して尖鋭とさ
れている。

前記の固着は、翼板基部の逆Ｕ字状折曲部１０ ａをロ
ッド５に係合させ、逆Ｕ字状の両脚間をボルトナツト１
１により緊締して行われる。

なお、両脚間にはスペーサ１２が介在される。

而して、前記ボルトナツト１１の緊締時に、重錘８の底
面と部材１底面とが同一平面上にある時、すなわち、主
枠３が床面におかれた状態で、ブレード９の端縁下側の
そぎ落し面が前記同一平面上にある如く、翼板１０の取
付角度を設定する。

上記構成の本考案補助具は次の如くして使用する。

すなわち、まず塗装を施すべき床面に本考案補助具をお
く。

すると、翼板１０は重錘８と床面との当接により、ブレ
ード９の端縁９ａを床面に当接させて定位される。

ここで両ブレードの端縁９ａ間に塗装を施す。

ここで主枠３を持上げて移動させるが、持上げる時重錘
８は自重により下降しアーム７従ってロッド５を回動さ
せるので゛、ロッドに固着したブレード９は床面から速
やかにはなれ、ペンキを切り余分なペンキの滴下による
仕上り不良を生じるおそれはない。

なお、本考案は上記実施例のみに限定されない。

例えば翼板のロッドへの固着手段、ロッドの主枠への支
持手段等は任意に構成し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は右半分は詳細構造を省略して示す本考案−実施
例の平面図、第２図はその要部詳細側面図、第３図は要
部詳細平面図である。 １・・・・・・アングル状部材、３・・・・・・主枠、
４・・・・・・ブラケット、５・・・・・・ロッド、６
・・・・・・切欠、７・・・・・・アーム、８・・・・
・・重錘、９ａ・・・・・・端縁、９・・・・・・ブレ
ード、１０・・・・・・翼板、１０ ａ・・・・・・屈
曲部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 平行配置のｌ対のアングル状部材を結合して戒る主枠と
   、この主枠内に前記各部材に近接して且つそれらと平行
   に配置され主枠に可回動に支持されたロッドと、これら
   各ロッド両端に固着され主枠外方に突出し先端に重錘を
   有するアームと、前記各ロッドに固着され主枠内側に向
   って突出し尖鋭な端縁を有するブレードをそなえた前記
   アングル状部材長手方向の翼板とを有することを特徴と
   する工場床面標示線塗装補助具。