JPS644455Y2 - - Google Patents

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JPS644455Y2
JPS644455Y2 JP4727283U JP4727283U JPS644455Y2 JP S644455 Y2 JPS644455 Y2 JP S644455Y2 JP 4727283 U JP4727283 U JP 4727283U JP 4727283 U JP4727283 U JP 4727283U JP S644455 Y2 JPS644455 Y2 JP S644455Y2
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JP
Japan
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painting
room
air
chamber
shielding plates
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JP4727283U
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JPS59154367U (ja
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  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、塗装室の空調ゾーンを可変とするこ
とができる塗装ブースに関するものである。
従来、例えば、自動車車体を塗装する塗装ブー
スにおいては、第4図に示すように、トンネル状
に形成された塗装ブース51室内を給気室52、
塗装室53及び排気室54の三室に形成せしめ、
給気室52と塗装室53とは微細な埃を除去する
フイルタ55によつて区分し、塗装室53と排気
室54とは簀の子56によつて区分されている。
そして、給気室52には空気調和器57及び給気
フアン58が連設されている供給ダクト59が連
設されており、塗装室53の中央部には長手方向
に向けてコンベア(図示せず)が敷設されてい
る。更に、コンベアの両側にはレール60が敷設
されていると共に、この両レール60の側方には
上下方向に移動して自動車車体Wに向かつて塗料
を噴霧するスプレーガン61を有する塗装機62
が配設されている。そして、排気室54には排気
フアン63を有する排気ダクト64が連設されて
おり、排気室54の上方には塗料ミストを捕捉す
るフイルタ65が配設されている。
そして、自動車車体Wを塗装する場合には、自
動車車体Wを台車66に載置し、この台車66を
コンベアによつて塗装ブース51の塗装室53に
連続的に搬入し、塗装室53の両側に配設されて
いる塗装機62によつて、自動車車体Wの表面に
塗装皮膜が形成される。そして、自動車車体Wの
塗装時には、空気調和器57によつて所定の温
度、湿度に調整された空調空気を給気フアン58
によつて給気室52に供給すると共に、給気室5
2に供給された空調空気をフイルタ55を通過さ
せて塗装室53に供給し、この空調空気によつて
自動車車体Wに塗着しなかつた塗料ミストを排気
フアン63によつて排気室54に排出し、次に搬
送されてくる自動車車体Wの表面に塗料ミストが
付着するのを防止している。
しかしながら、最近では、塗装ブース51の有
効利用、生産量の調整等から、形状又は大きさの
異なる自動車車体W、自動車部品等を同一の塗装
ブース51で塗装する方法が採られている。そし
て、その際、大型の自動車車体Wを塗装するため
に作られた塗装ブース51で、小型の自動車車体
W又は自動車部品を塗装する場合においても、大
型の自動車車体Wを塗装する際と同様に広い範囲
にわたり空調されている塗装ブース51によつて
塗装作業がなされている。このため、塗装室53
の多くの空調ゾーンが使用されないことになり、
空気調和器57から供給される空調空気が無駄と
なることはもとより、空調のために使用される燃
料、電気等を必要以上に使用する不具合がある。
本考案は、上記の不具合を解消するためになさ
れたもので、その目的は被処理物の形状又は大き
さに合わせて塗装室の空調ゾーンを調整し、空調
空気の供給量を低減させることができる空調ゾー
ン可変型塗装ブースを提供することにある。
本考案の上記目的は、塗装ブースの室内を、フ
イルタによつて給気室と塗装室とに区分し、簀の
子によつて塗装室と排気室とに区分し、前記塗装
室に被塗装物を搬送するコンベアを敷設すると共
に、このコンベアの両側に塗装機を設け、前記給
気室と塗装室とを区分するフイルタの下方で、か
つ、フイルタの長手方向に、該塗装室の前後に直
立から90度回転して塗装室の空調ゾーンを可変と
する遮蔽板を複数個設け、この複数個の遮蔽板
を、隣設する遮蔽板を直立から90度回転させたと
き互いに接続して給気室から供給される空調空気
を遮断するように配設したことを特徴とする空調
ゾーン可変型塗装ブースによつて達成される。
以下、本考案の一実施例を添付図面に従つて詳
細に説明する。
第1図は本考案に係る空調ゾーン可変型塗装ブ
ースの側断面図、第2図は第1図のA部円内を拡
大した側断面図、第3図は第1図の−線に沿
つた断面図を示す。第1図ないし第3図におい
て、1はトンネル状に形成されている塗装ブース
であつて、この塗装ブース1の室内は給気室2、
塗装室3及び排気室4の三室を有している。そし
て、給気室2と塗装室3とは微細な埃を除去する
フイルタ5によつて区分され、塗装室3と排気室
4とは簀の子6によつて区分されている。
そして、給気室2には送気ダクト7が連設され
ており、この送気ダクト7には給気フアン8と空
気調和器9が連設されている。また、塗装室3の
簀の子6の上面には塗装室3の中央部の長手方向
に向けてコンベア10が敷設されていると共に、
このコンベア10には被塗装物である自動車車体
Wを載置して搬送するための台車11に掛止する
ドグ12が複数個設けられている。そして、この
コンベア10の両側にはレール13,13aが敷
設されており、このレール13,13aによつて
台車11を案内するようになつている。更に、こ
の両レール13,13aの側方には塗装機14が
配設されており、この塗装機14には上下方向に
移動して自動車車体Wに向かつて塗料を噴霧する
スプレーガン15が設けられている。
また、排気室4には排気ダクト16が連設され
ており、その一端は大気に開放されている。そし
て、この排気ダクト16の途中には排気フアン1
7が設けられており、この排気フアン17によつ
て塗装室3から排出される空調空気を排出するよ
うになつている。また、排気室4にはフイルタ1
8が配設されており、このフイルタ18によつて
塗装室3から排出される空調空気に含まれる塗料
ミストが捕捉されるようになつている。
更に、給気室2と塗装室3とを区分しているフ
イルタ5の下方で、かつ、フイルタの長手方向に
は、鋼板、木材、プラスチツク材等から形成され
た遮蔽板19が複数個設けられており、塗装室3
の左右方向に微小な間隙を有して配設されてい
る。そして、この遮蔽板19は塗装室3の両側壁
板20,20aに固着されている固定部材21,
21aに回転軸22,22aによつて支持され、
手動等の駆動手段によつて、それぞれ塗装室3の
前後に直立から90度回転するようになつている。
また、この遮蔽板19の両端には比対称の凹溝2
3,23aが形成されており、隣設する遮蔽板1
9を第2図に示す矢印の方向に直立から90度回転
させたとき、遮蔽板19の凹溝23,23aが互
いに接続されて、給気室2から塗装室3に供給さ
れる空調空気の供給が遮断されるようになつてい
る。これにより、塗装ブース1の入り口B側の遮
蔽板19を直立から順次90度回転させ、隣設する
遮蔽板19を接続させた際には、入り口B側への
空調空気が遮断され、出口C側の遮蔽板19を直
立から順次90度回転させ、隣設する遮蔽板19を
接続させた際には、出口C側への空調空気が遮断
される。そして、遮蔽板19の接続数が多くなれ
ば、それだけ給気室2への空調空気の供給量を低
減することができる。
上記のように構成された空調ゾーン可変型塗装
ブースにおいて、塗装ブース1の運転開始と同時
に給気フアン8、空気調和器9及び排気フアン1
7が作動する。給気フアン8の作動により送気ダ
クト7を通過して空気調和器9に外気が導入され
る。空気調和器9に導入された外気は除塵され、
かつ、所定の温度、湿度に調整されて給気室2に
供給される。そして、給気室2に供給された空調
空気は、フイルタ5を通過して塗装室3に供給さ
れると共に遮蔽板19の間を通り、塗装室3に浮
遊する塗料ミストと共に、簀の子6を通過して排
気室4に排出される。そして、排気室4に排出さ
れた塗料ミストを含む空調空気はフイルタ18を
通過する際に空調空気中から塗料ミストが捕捉さ
れると共に、塗料ミストが除去された空調空気は
排気フアン17によつて排気ダクト16から外部
に排出される。
そして、例えば、大型の自動車車体Wを塗装す
る際のように、広い塗装作業範囲が必要な場合に
は、フイルタ5の下方に設けられている遮蔽板1
9の全てを手動等によつて直立させ、塗装室3の
全体に空調空気を供給し、広い範囲にわたる空調
ゾーンを確保して塗装する。これによつて、塗装
室3に浮遊する塗料ミストをすみやかに排気室4
に排出させることができる。また、小型の自動車
車体Wを塗装する際のように、塗装作業範囲が狭
い場合には、フイルタ5の下方に設けられている
遮蔽板19のうち、塗装ブース1の入口B側及び
出口C側の遮蔽板19を被塗装物の大きさに合わ
せて手動等によつて直立から順次90度回転させ、
隣設する遮蔽板19を互いに接続し、塗装室3の
空調ゾーンを縮小させる。これにより、給気室2
から塗装室3に供給される空調空気を遮断するこ
とができると共に、空調空気の供給量を低減する
ことができる。
本考案においては、給気室2と塗装室3とを区
分しているフイルタ5の下方に複数個の遮蔽板1
9を設けたもので説明したが、塗装室3と排気室
4とを区分している簀の子6の下方に複数個の遮
蔽板を設けることもできる。
以上説明したように、本考案の空調ゾーン可変
型塗装ブースにおいては、給気室と塗装室とを区
分しているフイルタの下方で、かつ、フイルタの
長手方向に、該塗装室の前後に直立かつ90度回転
して塗装室の空調ゾーンを可変とする遮蔽板を複
数個設け、この複数個の遮蔽板を、隣設する遮蔽
板を直立から90度回転させたとき、互いに接続し
て給気室から供給される空調空気を遮断するよう
に配設したから、小型の被塗装物を塗装する際の
ように、狭い塗装作業範囲でよい場合には、遮蔽
板を直立から90度回転させ、隣設する遮蔽板を互
いに接続させて塗装室への空調空気の供給を遮断
すると共に、塗装室の空調ゾーンを縮小すること
ができるので、空調ゾーンの縮小された面積の空
調空気の供給量を低減させることができる効果が
ある。また、空調空気の供給量が低減されること
によつて、空調のための燃料、電気等をも低減す
ることができる効果がある。更に、本考案におい
ては、遮蔽板を塗装室の前後に直立から90度回転
するように設けたから、接続された遮蔽板以外の
直立している遮蔽板はそのまま整流板としての機
能をもたせることができるので、空調ゾーンを縮
小させた際に生ずる空調空気の乱れを少なくする
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る空調ゾーン可変型塗装ブ
ースの側断面図、第2図は第1図のA部円内を拡
大した側断面図、第3図は第1図の−線に沿
つた断面図、第4図は従来の塗装ブースの側断面
図である。 1……塗装ブース、2……給気室、3……塗装
室、4……排気室、5……フイルタ、6……簀の
子、7……送気ダクト、8……給気フアン、9…
…空気調和器、10……コンベア、11……台
車、12……ドグ、13,13a……レール、1
4……塗装機、15……スプレーガン、16……
排気ダクト、17……排気フアン、18……フイ
ルタ、19……遮蔽板、20,20a……側壁
板、21,21a……固定部材、22,22a…
…回転軸、23,23a……凹溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塗装ブースの室内を、フイルタによつて給気室
    と塗装室とに区分し、簀の子によつて塗装室と排
    気室とに区分し、前記塗装室に被塗装物を搬送す
    るコンベアを敷設すると共に、このコンベアの両
    側に塗装機を設け、前記給気室と塗装室とを区分
    するフイルタの下方で、かつ、フイルタの長手方
    向に、該塗装室の前後に直立から90度回転して塗
    装室の空調ゾーンを可変とする遮蔽板を複数個設
    け、この複数個の遮蔽板を、隣設する遮蔽板を直
    立から90度回転させたとき互いに接続して給気室
    から供給される空調空気を遮断するように配設し
    たことを特徴とする空調ゾーン可変型塗装ブー
    ス。
JP4727283U 1983-03-31 1983-03-31 空調ゾ−ン可変型塗装ブ−ス Granted JPS59154367U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4727283U JPS59154367U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 空調ゾ−ン可変型塗装ブ−ス

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4727283U JPS59154367U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 空調ゾ−ン可変型塗装ブ−ス

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Publication Number Publication Date
JPS59154367U JPS59154367U (ja) 1984-10-16
JPS644455Y2 true JPS644455Y2 (ja) 1989-02-06

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ID=30177822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4727283U Granted JPS59154367U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 空調ゾ−ン可変型塗装ブ−ス

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