JPS60861A - 多コ−ト１ベ−ク型塗料の塗装方法およびその塗装々置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、多コート１ベーク型塗料を塗装するに好適な
塗装方法とその塗装々置に関するものである。

従来、自動車４体等の被塗装物表面に多コート１ベーク
型塗料を塗装する塗装々置においては。

第６図に示すように、トンネル状に形成されている塗装
ブース５１の室内は給気室５２．塗装室５３及びｕ１気
室５４の王室に順次形成されており。

給気室５２と塗装室５３とは微細な埃を除去するフィル
タ５５を境界として区分され、塗装室５３と排気室５４
とは簀の子５６を境界として区分されている。そして、
給気室５２には空気調和器５７及び給気ファン５８が設
けられている供給ダクト５９が連設されており、−塗装
室５３の中央部には長手方向に向けてコンベア６０が敷
設されている。また、コンベア６０の両側にはレール（
図示せず）が敷設されていると共に、このレールの側方
には塗装ロボット６１．一対のレシプロケータ６１ａ、
塗装ロボット６１ｂ及び一対のレシプロケータ６１Ｃが
順次配設されており、これらはそれぞれスプレーガン６
２を有している。そして。

ＲＰｔ’の塗装ロボット６１及び一対のレシプロケータ
６１ａが配設されているゾーンがファスト塗装域Ａとさ
れ　後半の塗装ロボット６１ｂ及び一対のレシプロケー
タ６１ｃが配設されているゾーンがセカンド塗装域Ｂと
されており、ファスト塗装域Ａとセカンド塗゛装置Ｂと
の間には、自動車４体Ｗに形成され′た塗装皮膜中の有
機溶剤を蒸発させる゛溶剤蒸発域Ｃが形成された構成と
なっている。　。

しかしながら、このような塗装々置においては。

ファスト塗装域Ａとセカンド塗装域Ｂとの工程間に、自
動車４体Ｗの表面に形成された塗装皮膜中に倉まれる有
機溶剤を蒸発させるための２〜３分程度の溶剤蒸発域Ｃ
を必要としており、塗膜皮膜中の有機溶剤の蒸発が不十
分であると、タレ、艶ヒケ、モドリ等の塗装不良が発生
する。このため。

溶剤蒸発域Ｃを必要以上に長くして塗装不良の発生を防
止している。したがって、塗装ブース５１が長くなる不
具合があることはもとより、それに伴ない塗装室５３に
供給される空調空気を多く必要とする不具合がある。

本発明は、−ヒ記の不具合を解消するためになされたも
ので、その目的は塗装工程間に塗装域内の空調空気を再
循環させて強制的に被塗装物に吹き付けることにより、
塗装ブースの長さの短縮と空調空気の供給湿を低減する
ことができる多コート１ベーク型塗料の塗装方法とその
塗装装置を提供することにある。ワ 本発明に係る多コート１ベーク型塗料の塗装方法は、搬
送装置でもって連続的に移送されてくる被塗装物の表面
に、ファスト塗装の前補正をする塗装工（呈と、この塗
装工程で塗装された以外の塗装部位を塗装するファスト
塗装工程と、ファスト塗装が終了した被塗装物の表面に
、セカンド塗装の前補正をする塗装工程と、この塗装工
程で塗装された以外の塗装部位を塗装するセカンド塗装
工程とからなる塗装工程によって多コートｌベーク型塗
料を塗装するに当り、前記塗装工程のうち。

少なくともファスト塗装工程の後で、塗装域に供給され
る空調空気の一部を強制的に循環させつつ被塗装物に形
成されている塗装皮膜に吹き付け。

塗装皮膜中の釘機ｍ剤を強制的に蒸発させることを特徴
とするものであり、また、多コート１べ一り１！ｉ！！
を科の塗装々置においては、＠装ブース内の空間を、フ
ィルタと簀の子とをそれぞれ境界として、−Ｅ方から順
次給気室、塗装室及び排気室の三、５ 室に形成せ゛しめ、前ｌｌｃ！塗装室と排気室との境界
に配設されてい・る簀の子の上面に、塗装室の長手方向
＋１向けて被塗装物を搬送するコンベアを配設すると共
に、このコンベアの両側にファスト塗装用の複数個の自
動塗装機とセカンド塗装用の複数個の自動塗装機とを順
次配設し、少なくとも最終のファスト塗装用の自動塗装
機の後方に、塗装室の長手方向に向けて被塗装物をかこ
うトンネル状の仕切り壁を設け、この仕切り壁の両側に
クロスフロー型の送風機を設けると共に、仕切り壁の上
部に給気室に通ずる給気ダクトを設け、この給気ダクト
の途中にダンパを設けたことを特徴とするものである。

以下１本発明の多コート１ベーク型塗料の塗装方法とそ
の塗装々置を添付図面に従って詳細に説明する。

第１図は本発明に係る多コート１ベーク型塗料の塗装方
法とその塗装々置を説明するための側断面図、第２図は
第１図の■−■線に沿って切断した正面図、第３図は第
２図のｌ−ｌ線に沿って見た正面図、第４図は本発明に
用いられる送風機の正面図、第５図は第４のｖ−Ｖ線に
沿った断面図を示す。第１図ないし第５図において、１
はトンネル状に形成されている塗装ブースであって、こ
の塗装ブース１内の空間は、給気室２．塗装室３及び排
気室４の王室に順次形成されており、給気室２と塗装室
３とは微細な埃を除去するフィルタ５を境界として区分
され、塗装室３と排気室４とは簀の子６を境界として区
分されている。

そして、給気室２には送気ダクト７が連設されており、
この送気ダクト７には給気ファン８と空気調和器９が連
設されている。また、塗装室３の簀の子６の、ヒ面には
塗装室３の中央部の長手方向に向けてコンベア１０が敷
設されているとともに。

このコンベア１０には被塗装物である自動車車体ｗ＋ｖ
ｃ置して搬送するための台車１１に掛止するドグ１２が
複数個設けられている。そして、このコンベア１０の両
側にはレール１３．１３ａがｆｆｉ設されており、この
レール１３．１３ａによって台車１１を案内するように
なっている。さらに、この両レール１３，１３ａの側方
には、コンベアＩＯによって連続的′に移送されてくる
自動車４体Ｗの表面１こ、ファスト塗装の前補正をする
塗装ロボット１４と、この塗装ロボットｉφで塗装され
た以外の塗装部位で、しかも自動車４体Ｗの垂直面をフ
ァスト塗装するサイドレシプロケータ１４ａ及び塗装、
ロボット１４で塗装された以外の塗装部位で。

シカモ自動車々体Ｗの水平向をファスト塗装スルトップ
レシプロケータ１４ｂが配設されてお゛す。

更に、このトップレシプロケータ１４ｂの後工程にはフ
ァスト塗装が終了した自動草々体Ｗの表面に、セカンド
塗装の前補正をする塗装ロボット１４ｃと、この塗装ロ
ボット１４ｃで塗装された以外の塗装部位で、しかも自
動車４体Ｗの垂直面をセカンド塗装するサイドレシプロ
ケータ１４ｄ及び塗装ロボッＩ−１４ｃで塗装された以
外の塗装部位で、しかも自動半々体Ｗの水平面をセカン
ド塗装するトップレシプロケータｉ４ｅが配設されてい
る。これらの塗装機１４，１４ａ、１４ｂ。

１４ｃ、１４ｄ、１４ｅにはそれぞれ自動草々体Ｗに向
かって塗料を噴霧するスプレーガン１５が設けられてい
る。そして、前半の塗装ロボット１４及び一対のレシプ
ロケータ１４ａ、１４ｂが一配設されているゾーンがフ
ァスト塗装域Ａとされ、後半の塗装ロボット１４ｃ及び
一対のレシプロケータ１４ｄ、１４ｅが配設されている
ゾーンがセカンド塗装域Ｂとされている。

また、排気室４内部の両側壁４ａには、この排気室４の
長手方向に沿って断面が略Ｕ型に形成された給水樋１６
．１６ａが水平に設けられており。

この給水樋１６，１６８の内側には互いに対向する側に
下方に向けて延びるフロープレート１７゜１７ａが設け
られている。そして、自動車車体Ｗの塗装時には、この
給水樋１６，１６ａがら水Ｈをオーバーフロさせてフロ
ープレート１７，１７８に流して水膜を作り、塗装室３
から排出される塗料ミストを含む空調空気を接触させつ
つ、塗料ミストがｆ山捉されるようになっている。また
、排気室４には排気ダクト１８が連設されており、その
一端は大気に開放されている。そして、この排気ダクト
１８の途中には排気ファン１９が設けられており、この
排気ファン１９によって塗装室３の空ｄ空気を吸引し、
外部に排出するようになっている。

また、ファスト塗装域へのトップレシプロケータ１４ｂ
の後方には、コンベア１０によって移送されてくる自動
車４体Ｗをかこうようにトンネル状の仕切り壁２０が塗
装室３の長手方向に配設されており、この仕切り壁２０
の内側両側にはクロスフロー型の送風機２１が樅方向に
設けられている。この送風機２１は第４図および第４図
に示すように１円筒体２２ａの外周面に長手方向に向け
て複数枚の翼体２２ｂが取り付けられている回転体２２
と、この回転体２２を軸部材２３によって回転可能に支
持し、かつ回転体２２と共同してスリット状の給気口２
４ａおよび開放されている噴出口２４ｂが形成される支
持部材２４と、軸部材２４の先端に設けられているモー
タ２５とからなっている。また、送風機２１の支持部材
２４の上端には横方向に仕切り板２６が設けられており
。

この仕切り板２６の中央部には吸気口２６ａが形成され
ている。そして、仕切り壁２０と仕切り板２６とによっ
て空間部２７が形成され、仕切り壁２０内の空調空気の
一部が矢印のように流れるようになっている。

また、仕切り壁２０の、ヒ部には給気室２に通ずる給気
ダクト２８が連設されており、この給気ダクト２８の途
中にはダンパ２９が設けられ、このダンパ２９には開度
を調整する調節器３０が設けられている。また、給気ダ
クト２８の上端で、かつフィルタ５．Ｅ面の一部には、
給気室２の横方向に延びる遮蔽板３１が配設されており
、給気室２に供給される空調空気の一部を給気ダクト２
８に矢印のように供給するようになっている。更に仕切
り壁２０の壁板２０ａには空間部２７内を循環する空調
空気中の炭化水素系溶剤の濃度を検出する検知器３２が
設けられており、この検知器３２は導線３３によって塗
装ブース１の室外に配設されているダンパ２９の開度を
設定する設定器３４に接続されている。そしてこの設定
器３４は導線３５１こよってダンパ２９の調節器３０に
接続されている。また′、送風機２１の後方にはフィル
タ３パ６が配設されている。

そして、仕切り壁２０が配設されている部位が。

自動車４体Ｗに形成された塗装皮膜中に含まれる有機溶
剤を蒸発さける溶剤蒸発域Ｃとされており。

モータ２５によって回転体２２が回転され、塗装室３内
の空調菟気の一部が矢印のように空間部２７に吸引され
ると共に、その空調空気が給気口２４ａから吸引され、
開放された噴出口２４ｂ　から均一な空気流が形成され
て自動車４体Ｗに向けて吹き付けられると共に、を装皮
膜中の有機溶剤　−の蒸発が促進されるようになってい
る。

−ヒ記のように構成された塗装々置において、塗装ブー
スｌの運転開始と同時に給気ファン８．空気調和器９お
よび排気ファン１９が作動する。給気ファン８の作動に
より空気調和器９に外気が導入され、排気室４の給水機
１６，１６８から水Ｈがオーバーフロされてフロープレ
ート１７．１？、ａに流出して水膜が形成される。そし
て、空気調和器９に導入された外気は除塵され、かつ、
所定の温度、湿度に調整されて給気室２に供給される。

給気室２に供給された空調空気は、フィルタ５を通過し
て塗装室３に均等に供給される。

また、コンベア１０によって搬送されてきた台車１１−
ヒの自動車４体Ｗは、軸装室３の入口３ａから矢印のよ
うに内部に搬送される。そして、自動車４体Ｗが塗装室
３のファスト塗装域Ａを通過する際に、塗装室３の両側
に配設されている塗装ロボット１４．サイドレシプロケ
ータ１４ａ及びトップレシプロケータ１４ｂによって、
多コート１ベーク型塗料のファスト塗装が行なわれる。

すなわち、塗装ロボット１４によってセンタピラー。

リヤピラー等にファストｅ装の前補止が行なわれ。

サイドレシプロケータ１４ａによって塗装ロボット１４
で塗装された以外の塗装部位で、しかもドアー、フェン
ダ−等の垂直面にファスト塗装が行なわれると共に、ト
ップレシプロケータ１４ｂによって塗装ロボット１４で
塗装された以外の塗装部位で、しかもボンネット、天井
、トランクリット等の水平向にファスト塗装が行なわれ
る。

そして、ファスト塗装の終了した自動車４体Ｗは！、コ
ンベア１０によって溶剤蒸発域Ｃに移送され、ファスト
塗装皮膜中に含まれる有機溶剤の蒸発が促進されて塗装
皮膜の固形分が６０％以、ヒとされる。すなわち、溶剤
蒸発域Ｃでは、塗装ブース１の運転開始と同時に送風機
２１のモータ２５が回転されており、塗装室３内の菟調
亜気の一部及び仕切り壁２０内の空調空気の一部が吸引
口２６ａ、空間部２７及びフィルタ３６を通過して送風
機２１の給気口２４ａから吸引される。そして、吸引さ
れた空調空気は開放された噴出口２４ｂから均一な空気
流として形成されて自動車４体Ｗに向けて吹き付けられ
、ファスト塗装皮膜中に含まれる有機溶剤の蒸発が促進
される。そして。

を気流は仕切り壁２０内を常時循環されており。

送風機２１の運転に伴なって発生する動力熱が逐、次蓄
積され、仕切り壁２０の外の空調空気の温度より高くな
り、ファスト塗装皮膜中の有機溶剤の蒸発がさらに増速
される。また、仕切り壁２０内を循環する空気流の中に
含まれる炭化水素系溶剤の濃度が検知器３２で帛に測定
されており、炭化水素系溶剤の濃度が所定以上になると
、ファスト塗装皮膜中の有機溶剤の蒸発速度を遅くする
ため検知器３２から信号がダンパ２９を開閉する設定器
３４に送られると共に、設定器３４から調節器３０に送
られる。そして、調節器３０から所定の電気信号が送ら
れてダンパ２９が開かれて給気室２からｆｒ鮮な空調空
気が矢印のように空間部２７に供給され、循環空気流中
の炭化水素系？谷剤の濃度が調整される。

さらに、溶剤蒸発域Ｃでファスト塗装皮膜中の有機溶剤
が蒸発された自動車４体Ｗは、コンベア１０によってセ
カンド塗装域Ｂに移送され、その表向に多コート１ベー
ク型塗料の士カント塗装が行なわれる。すなわら、塗装
室３の両側に配設されている塗装ロボット１４ｃによっ
てファスト塗装の口ｉＩ補正と同様な塗装部位に、セカ
ンド塗装の前補正が行なわれ、サイドレシプロケータ１
４ｄによって塗装ロボット１４ｃで塗装された以外の塗
装部位で、しかもドアー、フェンダ−等の垂直面にセカ
ンド塗装が行なわれると共に、トップレジ′プロケータ
１４ｅによって塗装ロボット１４ｃで塗装されｔこ以外
の塗装部位で、しかもボンネット、天井、トランクリッ
ト等の水平面にセカンド塗装が行なわれる。

こ、のように、自動車４体Ｗはコンベア１０によって搬
送されながら多コート１ベーク型塗料が吹き付けられて
ファスト塗装及びセカンド塗装が終了すると共に、塗装
室３の出口３６から次の工程である乾燥工程（図示せず
）に搬送されて塗装皮膜が焼付硬化される。

また、自動車４体Ｗの塗装時に塗装室３内に浮遊する塗
料ミストは給気室２からフィルタ５を通過して塗装室３
に供給される空調空気によって簀の子６を通過して排気
室４に排出される。そして。

排気室４に排出された塗料ミストを含有する空調空気は
、給水樋１６，１６８よりオーバーフロしてフロープレ
ート１７．１７ａ上を流れる水膜およびフロープレート
１７．１７ａの先端部で水Ｈと激しく接触して空調空気
中から塗料ミストが除去されるとともに、塗料ミストが
除去された空調菟気は。

排気ファン１９によって排気ダクト１８から外部にｊ非
出される。

以、Ｅ説明したように２本発明の多コートｌべ一り型塗
料の塗装方法及びその塗装々置においては。

多コート１ベーク型塗料の塗装工程のうち、少なくとも
ファスト塗装工程の後で、塗装域に供給される望調空気
の一部を強制的に循環させつつ被塗装物に形成されてい
る塗装皮膜に吹き付けるようにしたから、塗装皮膜中に
含まれる有機溶剤を強制的に蒸発させることができるの
で、′４１装ブースの長手方向の長さを短縮することが
できる効果がある。また、塗装ブースの長さが短縮され
ることによって、塗装ブース内に供給される空調空気の
供給量を低減させることができると共に、それに伴ない
電気、燃料等のエネルギを低減させることができる効果
がある。

また９本発明においては溶剤蒸発域で循環される空調空
気の空気流を送風機等の動力源から発生する熱によって
、他の、塗装域の空調空気より高くなるので、自動車４
体等の被塗装物に形成されていｙる塗装皮膜中に含まれ
る１４ｊｌｉ溶剤の蒸発をより一層促進させることがで
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る多コート１ベーク型塗料の愕装方
法とその塗装々置を説明するための側断面図、第２図は
第１図の■−Ｕ線に沿って切断した正面図、第３図は第
２図のｌ１ｌ−ｉ線に沿って見た正面図、第４図は本発
明に用いられる送風機の正面図、第５図は第４図のｖ−
ｖ線に沿った断面図、第６図は従来の多コート１ベーク
型塗料を塗装する曜装々殖の側１祈面図である。 ｌ・・・塗装ブース、ｌａ・・・側壁、２・・・給気室
。 ３・・・塗装室、３ａ・・・入口、３、ｂ・・・出口。 ４・・・排気室、５・・フィルタ、６・・・簀の子。 ７・・・送気ダクト、８・・・給気ファン。 ９・・・空気調和器、１０・・コンベア、１１・・・台
車。 １２・・・ドグ＋　１３．１３ａ・・・レール。 １４．．１４ｃ・・・塗装ロボット。 １４ａ、１４ｄ・・・サイドレシプロケータ。 １４ｂ、１４ｅ・・・トップレシプロケータ。 １５・・・スプレーガン、１６．１６ａ・・・給水価。 １７．１７ａ・・・フロープレート。 １８・・・排気ダクト、１９・・・排気ファン。 ２０・・・仕切り壁、２０ａ・・・壁板、２１・・・送
風機。 ２２・・回転体、２２ａ・・・円関体、２２ｂ・・・翼
体。 ２３・・・軸部材、２４・・・支持部材。 ２４ａ・・・給気口、２４ｂ・・・噴出口、２５・・・
モータ。 ２６・・・仕切り板、２６ａ・・・吸気口、２７・・・
空間部。 ２８・・・給気ダクト、２９・・ダンパ。 ３０・・・調節器、３１・・・遮蔽板、３２・・・検知
器。 ３３．３５・・・導線、３４・・・設定器。 ３６・・・フィルタ、Ａ・・・ファスト塗装域。 Ｂ・・・セカンド塗装域、Ｃ・・・溶剤蒸発域出願人 トヨタ自動車株式会社 ７′ ４ 才　２　図 才４１Ｍ 才５　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）搬送装置により連続的に移送されてくる被塗装物
   の表面に、ファスト塗装の前補正をする塗装工程と、こ
   の塗装工程で塗装された以外の塗装部位を塗装するファ
   スト塗装工程と、ファスト塗装が終了した被塗装物の表
   面に、セカンド塗装の前補正をする塗装工程と、この塗
   装工程で塗装された以外の塗装部位を塗装するセカンド
   塗装工程とからなる塗装工程によって多コート１ベーク
   型ｌｊｌ料を塗装するに当り、前記塗装工程のうち、少
   なくともファスト塗装工程の後で、を装置に供給される
   空調空気の一部を強制的に循環させつつ被塗装物に形成
   されている塗装皮膜に吹き付け、塗装皮膜中の有機溶剤
   を強制的に蒸発させることを特徴とする多コートｌベー
   ク型塗料の塗装方法。
2. （２）　塗装ブース内の空間を、フィルタと簀の子とを
   それぞれ境界として、−Ｅ方から順次給気室。 塗装室及び排気室の；室に形成せしめ、前記塗装室と排
   気室との境界に配設されている簀の子の上面に、塗装室
   の長手方向に向けて被塗装物を搬送す之コンベアを配設
   すると共に、このコンベアの両側にファスト塗装用の複
   数個の自動塗装機とセカンド塗装用の複数個の自動塗装
   機とを順次配設し、少なくとも最終のファスト塗装用の
   自動塗装機のＮ後方に、塗装室の長手方向に向けて被塗
   装物をかこうトンネル状の仕切り壁を設け、この仕切り
   壁の両側にクロスフロー型の送風機を設けると共に、仕
   切り壁のヒ部に給気￥に通ずる給気ダクトを設け、この
   給気ダクトの途中にダンパを設けたことを特徴とする多
   コート１ベーク型塗料の塗装々置。