JP2005177632A - 塗装方法およびフラッシュオフ装置 - Google Patents

塗装方法およびフラッシュオフ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005177632A
JP2005177632A JP2003423101A JP2003423101A JP2005177632A JP 2005177632 A JP2005177632 A JP 2005177632A JP 2003423101 A JP2003423101 A JP 2003423101A JP 2003423101 A JP2003423101 A JP 2003423101A JP 2005177632 A JP2005177632 A JP 2005177632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flash
coating
paint
air
automobile body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003423101A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shiragami
洋志 白神
Nobuyuki Takao
宣行 高尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taikisha Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Taikisha Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taikisha Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Taikisha Ltd
Priority to JP2003423101A priority Critical patent/JP2005177632A/ja
Publication of JP2005177632A publication Critical patent/JP2005177632A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

【課題】短い工程で、自動車ボディの内外板を均一にプレヒートすることができ、かつ自動車ボディの温度上昇を抑制することができる塗装方法を提供する。
【解決手段】自動車ボディの塗装ラインで水系塗料を塗装する方法であって、水系塗料を塗装した後に、相対的に高温のエアーを自動車ボディに吹き付ける第1のフラッシュオフ工程12aと、第1のフラッシュオフ工程のエアーより相対的に低温のエアーを自動車ボディに吹き付ける第2のフラッシュオフ工程12bとを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車ボディなどの被塗物へ塗料を吹き付ける塗装方法およびフラッシュオフ装置に関し、特に水系塗料を自動車ボディへ吹き付ける塗装方法およびフラッシュオフ装置に関する。
一般的な自動車ボディの塗装は、主として防錆を目的とした下塗り塗装と、防錆および上塗り仕上がり性の向上を目的とした中塗り塗装と、主として外観仕上がり性を目的とした上塗り塗装との、3コート3ベーク方式で行われている。
このうち、中塗り塗料や上塗り塗料(特に2コート1ベーク系上塗りベース塗料)においては、従来の有機溶剤希釈型熱硬化性塗料(以下単に有機溶剤系塗料ともいう。)に代えて水希釈型熱硬化性塗料(以下単に水系塗料ともいう。)を用いることで、塗装作業環境の改善および廃水処理負荷の低減が図られている。
こうした水系塗料も有機溶剤系塗料と同様、粘度を低くして塗装作業性を高めるために水で希釈された状態で塗装されるが、有機溶剤系塗料に比べて溶媒である水の蒸発速度が遅いので、塗装工程と乾燥工程との間や上塗りベース塗装工程と上塗りクリヤ塗装工程との間のフラッシュオフ工程に、水を強制的に蒸発させるためのプレヒートゾーンを設置することが提案されている。たとえば、特許文献1では塗装工程と乾燥工程との間にホットエアーを吹き付けることが提案され、特許文献2では上塗りベース塗装工程と上塗りクリヤ塗装工程との間にプレヒート工程と減圧工程を設けることが提案されている。
ところで、塗料を吹き付けてからこれを乾燥させるまでの間やベース塗料を吹き付けてからクリヤ塗料を吹き付けるまでの間の工程は、上述したようにフラッシュオフゾーン(Flash Off Zone:蒸発除去領域)と称されるが、何れの場合も塗着した塗料の固形分(以下、塗着NVともいう。)が約70重量%以上になるまで溶剤をフラッシュオフすることが、ワキ不具合の防止や塗膜の平滑性の点で好ましいとされる。その一方で、塗料を吹き付ける際に被塗物の温度が高すぎると、平滑性などの塗膜の仕上がり外観に悪影響が出ることから、塗装される被塗物の温度は35℃前後以下であることが好ましいとされる。
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、被塗物である自動車ボディの温度をあまり上昇させずに内外板の塗膜乾燥を行える方法ではあるものの、これら自動車ボディ温度の管理と内外板の塗膜乾燥とを同時に制御する必要があるため、フラッシュオフ工程が長くなるといった問題があった。
また、特許文献2に開示された方法ではプレヒートに赤外線ヒータを用いているので自動車ボディの外板はプレヒートできても内板のプレヒートは不充分であり、均一な内外板のプレヒートを行うためには,フラッシュオフ工程を長くするほかなかった。
特開2002−346460号公報 特開平6−106128号公報
本発明は、短い工程で、自動車ボディの内外板を均一にプレヒートすることができ、かつ自動車ボディの温度上昇を抑制することができる塗装方法およびフラッシュオフ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点によれば、自動車ボディの塗装ラインで水系塗料を塗装する方法であって、前記水系塗料を塗装した後に、相対的に高温のエアーを前記自動車ボディに吹き付ける第1のフラッシュオフ工程と、前記第1のフラッシュオフ工程のエアーより相対的に低温のエアーを前記自動車ボディに吹き付ける第2のフラッシュオフ工程とを有することを特徴とする塗装方法が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第2の観点によれば、自動車ボディに水系塗料を塗装する塗装ブースの後に設けられ、前記自動車ボディに温度調節されたエアーを吹き付ける空調機を有するフラッシュオフ装置であって、相対的に高温のエアーを前記自動車ボディに吹き付ける第1のフラッシュオフゾーンと、前記第1のフラッシュオフゾーンのエアーより相対的に低温のエアーを前記自動車ボディに吹き付ける第2のフラッシュオフゾーンとを有することを特徴とするフラッシュオフ装置が提供される。
本発明では、第1のフラッシュオフ工程および第2のフラッシュオフ工程の何れも温度調節されたエアーを自動車ボディに吹き付けて溶剤である水を蒸発させる方法であるため、自動車ボディの内板と外板の温度差を極力小さくすることができ、その結果、フラッシュオフ工程を長くすることなく内板の塗装仕上がり性を確保することができる。
また、第1のフラッシュオフ工程で相対的に高温のエアーを吹き付けることで、溶剤である水の蒸発を促進させる一方で、第2のフラッシュオフ工程では相対的に低温のエアーを吹き付けることで第1のフラッシュオフ工程で上昇した自動車ボディの温度を抑制することができる。
これにより、短い工程で、自動車ボディの内外板を均一にプレヒートすることができ、かつ自動車ボディの温度上昇を抑制することができる。
発明の実施の形態
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る塗装方法およびフラッシュオフ装置が適用される塗装ラインの要部を示す工程図、図2は本発明の実施形態に係るフラッシュオフ装置を示す平面図、図3は本発明の実施形態に係るフラッシュオフ装置を示す断面図、図4は本発明の実施形態に係る塗装方法を用いた場合のフラッシュタイムに対する被塗物の温度を示すグラフ、図5は本発明の実施形態に係る塗装方法を用いた場合のフラッシュタイムに対する塗着NVを示すグラフである。
最初に自動車ボディの塗装ラインの概要を説明すると、車体ラインで組み立てられたホワイトボディは、まず下塗り塗装工程に搬入される。この下塗り塗装工程では、ホワイトボディに付着した油分や鉄粉などを洗浄したのち表面調整およびリン酸亜鉛などの化成皮膜処理が施され(以上が洗浄・前処理工程)、さらに下塗り塗膜を構成する電着塗装が行われる。ポリアミン樹脂などのエポキシ系樹脂を基体樹脂とする電着塗料が塗布されたボディは、電着乾燥炉に搬入されて、たとえば160〜180℃で15分〜30分焼き付けられ、これによりボディの内外板および袋構造部に、膜厚10μm〜35μmの電着塗膜が形成される(電着工程)。
電着塗膜が形成されたボディは、シーリング工程(アンダーコート工程、ストーンガードコート工程を含む。)に送られて、鋼板合わせ目や鋼板エッジ部に防錆または目止めを目的とした塩化ビニル系樹脂製シーリング材が塗布される。また、アンダーコート工程では、タイヤハウスや床裏に塩化ビニル樹脂系の耐チッピング材が塗布され、ストーンガードコート工程では、シルやフェンダなどのボディ外板下部にポリエステル系又はポリウレタン系樹脂製耐チッピング材が塗布される。なお、これらシーリング材や耐チッピング材は専用の乾燥炉または次に述べる中塗り乾燥炉にて硬化することになる。
シーリング材や耐チッピング材が塗布され、内外板に電着塗膜が形成されたボディは、次に中塗り工程に搬入される。中塗り工程は中塗りブースと中塗り乾燥炉とを有し、中塗りブースでは、ボディの内板部に、その車両の外板色に対応した内板塗装用塗料が塗布されたのち、ウェットオンウェットで外板部に中塗り塗料が塗布される。このボディは中塗り乾燥炉に搬送され、中塗り乾燥炉をたとえば130〜150℃で15分〜30分通過することにより外板部に、膜厚15μm〜35μmの中塗り塗膜が形成され、内板部に膜厚15μm〜30μmの内板塗装用塗膜が形成される。なお、内板塗装用塗料および中塗り塗料は、アクリル樹脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂などを基体樹脂とする塗料である。
中塗り塗装を終えたボディは、必要に応じてサンディングを行ったのち上塗り工程に搬送され、上塗りブースにてメタリック系外板色の場合は、上塗りベース塗料と上塗りクリヤ塗料とがウェットオンウェットで塗布される。また、ソリッド系外板色の場合は、クリヤ塗装の工程にて上塗りソリッド塗料が塗布される。上塗りベース塗料、上塗りクリヤ塗料、上塗りソリッド塗料は、アクリル樹脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂などを基体樹脂とする塗料である。
そして、上塗り塗料が塗布されたボディは上塗り乾燥炉へ搬送され、ここでたとえば130〜150℃で15分〜30分焼き付けられ、これにより上塗り塗膜が形成される。なお、上塗りベース塗膜の膜厚は、たとえば10μm〜20μm、上塗りクリヤ塗膜の膜厚は、たとえば15μm〜30μm、上塗りソリッド塗膜の膜厚は、たとえば15μm〜35μmである。最後にこの塗完ボディは、検査および手直し工程を経たのち、自動車部品が組み付けられる組立ラインへ搬送される。
以上が自動車ボディの塗装ラインの概要であるが、この中の上塗り工程1を図1に示す。同図に示すように、本例の上塗り工程1は、上塗りベース塗料(以下、単にベース塗料とも言う。)を塗装する上塗りベース塗装工程11、ベース塗料の溶剤を蒸発させるフラッシュオフ工程12、上塗りクリヤ塗料(以下、単にクリヤ塗料とも言う。)を塗装する上塗りクリヤ塗装工程13、ベース塗料およびクリヤ塗料の溶剤を蒸発させるために静置するセッティング工程14およびベース塗料およびクリヤ塗料を同時に乾燥させる上塗り乾燥工程15とからなる。
なお、上塗り塗料がソリッド系塗料である自動車ボディについては、上塗りベース塗装工程はそのまま素通りし、上塗りクリヤ塗装工程にて上塗りソリッド塗料を塗装する。
本例のベース塗料には、水系塗料(水希釈型熱硬化性塗料)が用いられている。この水系塗料を上塗りベース塗装工程11にてボディの内板部および外板部へウェットオンウェットで塗装したのち、この塗膜に含まれる溶剤分の水をフラッシュオフ工程12で所定量以上蒸発させ、このベース塗膜にウェットオンウェットで、上塗りクリヤ塗装工程13にてクリヤ塗料を塗装したのち、セッティング工程14を経てボディを上塗り乾燥工程15へ搬入し、ベース塗料およびクリヤ塗料を同時に焼き付ける。
以上の上塗り工程1を実施するために、塗装設備として、上塗りベース工程11を実施する上塗りブース110と、フラッシュオフ工程12を実施するフラッシュオフ装置120と、上塗りクリヤ塗装工程13を実施するクリヤ塗装ブース130と、セッティング工程14を実施するセッティング室140と、上塗り乾燥工程15を実施する上塗り乾燥炉150とが設けられている。
上塗りベース塗装工程11を実施する上塗りブース110には、図示しない温度調節機能を有する空調機(給排気装置)が設けられており、ブース内部の天井面から床面に向かって一定温度の温調空気が一定風量で供給され、塗料ダストの飛散を防止するとともに環境温度の定温化により塗装条件の安定化が図られている。塗装ブース110内は、入口側から順に、上塗り準備ゾーン11a、内板塗装ゾーン11b、外板塗装ゾーン11cとされ、上塗り準備ゾーン11aではウェスなどを用いてボディの内外板の塵埃が除去され、内板塗装ゾーン11bではボディの内板部、たとえばドア開口部などに塗装ロボットや手吹き塗装によりベース塗料が塗装され、また外板塗装ゾーン11cではボディの外板部に塗装ロボット、自動塗装機または手吹き塗装によりベース塗料が塗装される。
特に本例の上塗り工程1には、上塗りブース110とクリヤ塗装ブース130との間にフラッシュオフ装置120が設けられている。このフラッシュオフ装置120は、ベース塗料の塗装を完了したボディがクリヤ塗料を塗装するまでの間、ベース塗料のウェット塗膜に含まれる溶剤分の水を強制的に蒸発させるとともにボディの温度上昇を抑制する装置である。
本例のフラッシュオフ装置120は、図3に示すように、塗装台車Dに搭載された状態でフロアコンベアCにより搬送されるボディBを取り囲む筐体1201を有し、その搬送方向の全長にわたり、壁面および天井面に複数のエアー吹出口1202が設けられている。また、筐体1201の壁面の下部両側にはゾーン内のエアーを排気するエアー排気口1203が搬送方向の全長にわたり設けられている。
一方、本例のフラッシュオフ装置は、上述したエアー吹出口1202から筐体1201内に供給するエアーの温度と湿度を調節する機能を有する。すなわち、図2に示すように、外気を取り入れて湿度を調節する調湿機1204と、取り入れた外気の温度を調節する2基の空調機1205,1206とを有し、調湿機1204にはクーラ1207とヒータ1208が内蔵され、空調機1205,1206にはそれぞれヒータ1209、1210が内蔵されている。このクーラ1207は循環冷媒との熱交換によりエアーを冷却するもので、またヒータ1208,1209、1210は循環蒸気との熱交換によりエアーを加熱するものである。
調湿機1204と空調機1205はダクト1211を介して接続され、調湿機1204と空調機1206はダクト1212を介して接続され、ダクト1211にインバータ制御により駆動する給気ファン1213,1214が設けられ、ダクト1212に同じくインバータ制御により駆動する給気ファン1215が設けられている。
2基の空調機1205,1206のそれぞれで温調されたエアーは、給気ダクト1216,1217を介して、先に図3を参照しながら説明したエアー吹出口1202に導かれる。一方、図3に示すエアー排気口1203は、排気ダクト1218,1219を介して空調機1205,1206に戻される一方で、一部は排気ダクト1220を介して外部へ排気される。図2の1221は排気のためのファンである。
以上の構成によれば、給気ファン1213を作動させることにより調湿機1204に取り込まれた外気は、クーラ1207を通過することにより冷却され、飽和点以下となった水分が凝縮し、このエアーがヒータ1208を通過して加熱されることにより減湿(除湿)されることになる。減湿されたエアーは、給気ファン1214,1215により空調機1205,1206にそれぞれ導かれ、ヒータ1209,1210を通過することで、それぞれ所望の温度のエアーに調節されたのち、空調機1205からの温調エアーはフラッシュオフ装置120の前段ゾーンのエアー吹出口1202に導かれ、空調機1206からの温調エアーはフラッシュオフ装置120の後段ゾーンのエアー吹出口1202に導かれる。
ここで、本例のフラッシュオフ装置120では、ボディの搬送方向に対し前段を第1のフラッシュオフゾーン12a、後段を第2のフラッシュオフゾーン12bと称するが、ボディの通過時間に換算したゾーン比は、好ましくは1:1〜1:3、より好ましくは1:2である。たとえば、第1のフラッシュオフゾーン12aの通過時間が1分である場合には、第2のフラッシュオフゾーン12bの通過時間を1〜3分、より好ましくは2分前後とする。
2基の空調機1205,1206における給気エアーの温度制御については後述する。
図1に戻り、上塗りクリヤ塗装工程13を実施するクリヤ塗装ブース130には、上述した塗装ブース110と同様に、図示しない温度調節機能を有する空調機(給排気装置)が設けられており、ブース内部の天井面から床面に向かって一定温度の温調空気が一定風量で供給され、塗料ダストの飛散を防止するとともに環境温度の定温化により塗装条件の安定化が図られている。クリヤ塗装ブース130内は、入口側から、内板塗装ゾーン13a、外板塗装ゾーン13bとされ、内板塗装ゾーン13aではボディの内板部、たとえばドア開口部などに塗装ロボットや手吹き塗装によりクリヤ塗料が塗装され、また外板塗装ゾーン13bではボディの外板部に塗装ロボット、自動塗装機または手吹き塗装によりクリヤ塗料が塗装される。
セッティング工程14を実施するセッティング室140は、通過するボディに塵埃が付着しないように当該ボディを取り囲む筐体を有する。このセッティング室140は、前工程で塗装されたクリヤ塗料やベース塗料の溶剤分を蒸発させ、上塗り乾燥工程15でワキ不具合などの発生を防止するための静置工程であることから、その他の設備は特に必要とされない。ただし、蒸発した溶剤分を排気する排気装置などを設けることが望ましい。
上塗り乾燥工程15を実施する上塗り乾燥炉150は、取り入れた外気を所定の温度に加熱するバーナーとこのホットエアーを炉体に設けられた吹出口に導くためのファンおよびダクトを有し(何れも図示を省略する)、このホットエアーによりベース塗料およびクリヤ塗料を同時に焼き付け硬化させる。一般的には、入口側に輻射熱を利用した輻射ゾーンが設けられ、未乾燥塗膜に塵埃等が付着するのを防止するとともに、中間域から出口側にはホットエアーを直接吹出す対流ゾーンが設けられている。
次に、フラッシュオフ装置120によるホットエアーの供給制御について説明する。
2コート1ベーク塗装系上塗り塗料においては、ベース塗料を塗装したのちクリヤ塗料を塗装する直前の、ベース塗膜の固形分(塗着NV)は、70重量%以上であることが、ワキ不具合の防止や塗膜の平滑性の点で好ましいとされる。その一方で、塗料を吹き付ける際にボディの温度が高すぎると、平滑性などの塗膜の仕上がり外観に悪影響が出ることから、クリヤ塗料が塗装される直前のボディ温度は35℃前後以下であることが好ましいとされる。
これら2つの条件を同時に満足するために、本例では、まず前段の第1のフラッシュオフゾーン12aで相対的に高温のエアーを吹き付けることで、溶剤である水の蒸発を促進させる一方で、後段の第2のフラッシュオフゾーン12bでは相対的に低温のエアーを吹き付けることで第1のフラッシュオフゾーン12aで上昇したボディの温度を抑制する。
使用されるベース塗料およびクリヤ塗料の硬化温度によっても相違するが、たとえば硬化温度が140℃前後のベース塗料およびクリヤ塗料を用いる場合には、第1のフラッシュオフゾーン12aにおいて、60℃〜70℃に調節したエアーをボディに0.5分〜1.5分吹き付けたのち、第2のフラッシュオフゾーン12bにおいて40℃〜50℃に調節したエアーをボディに1.5分〜2.5分吹き付けることが好ましい。
またこの場合のエアーの風速は、エアー吹出口1202において20m/s以下とすることが好ましい。これより風速が高いと筐体1201内の塵埃が巻き上がってボディに付着するおそれがある。
さらに、夏場などのように取り入れる外気が高湿である場合には、調湿機1204を作動させてフラッシュオフ工程12に供給するエアーの湿度を下げておくことが好ましい。たとえば、比湿で15g/kg以下のエアーをボディに吹き付けると、溶剤分である水の蒸発を促進することができる。
ただし、上述したフラッシュオフの条件は、使用するベース塗料およびクリヤ塗料の硬化温度や第1のフラッシュオフゾーン12aと第2のフラッシュオフゾーン12bの通過時間比などに拠ることから、具体的な設定は以下の観点から行う。
すなわち、第1のフラッシュオフ工程12aにおけるエアーの設定温度は、内板塗装ゾーン11bで塗装したボディ内板部の塗膜の塗着固形分が、第2のフラッシュオフ工程12bを通過し終わる際に所定値以上、すなわち70重量%以上になるように設定する。温度調節されたエアーをボディに吹き付けることで、赤外線加熱法に比べて、ボディの内板部と外板部の加熱温度差が小さくなるが、内板部の方が温度は低くなる。したがって、ボディ内板部の塗着NVを、クリヤ塗料を塗装する直前において70重量%以上とすれば、外板部はこれ以上の塗着NVとなる。
一方、第2のフラッシュオフ工程12bにおけるエアーの設定温度は、ボディの外板部の温度が上塗りクリヤ塗装工程13の外板塗装ゾーン13bの直前までに所定温度以下、すなわち35℃以下になるように設定する。第1のフラッシュオフ工程12aにおいて相対的に高温のエアーが吹き付けられると、主としてボディの外板部の温度が上昇するので、この外板部の温度に着目する。
図4は、第1のフラッシュオフ工程12aの通過時間を1分、温度65℃のエアーを風速16m/sでボディに吹き付け、第2のフラッシュオフ工程12bの通過時間を2分、温度45℃のエアーを風速16m/sで吹き付けたときの、フラッシュタイムに対するボディ外板部の温度の変化を測定したグラフであり、実線が本実施形態の例を示す。これに対して、同図の点線は、フラッシュオフ工程におけるエアーの温度を1段とした比較例であって、通過時間を3分、温度60℃のエアーを風速16m/sで吹き付けたときの、フラッシュタイムに対するボディ温度の変化を測定したグラフである。また、図5は、上記と同じ条件とした場合の、フラッシュタイムに対するボディ内板部の塗着NVの変化を測定したグラフである。同様に、実線が本実施形態の例、点線が比較例を示す。
図4の実線で示すように、ボディ外板部の温度は第1のフラッシュオフ工程12aにおいて相対的に高温のエアーを吹き付けることで急激に上昇し、図5の実線で示すように、塗着NVも上昇を開始する。しかしながら、第2のフラッシュオフ工程12bにおいて相対的に低温のエアーを吹き付けることで、ボディ外板部の温度は、図4の実線に示すようにその上昇が抑制される一方で、塗着NVは、図5の実線に示すようにさらに上昇を継続し、第2のフラッシュオフ工程12bを通過し終える際に、目標とする70重量%を超えることになる。なお、ボディ外板部の温度は、図4の実線に示されるように第2のフラッシュオフ工程13bを通過し終えると下降し始め、上塗りクリヤ塗装工程13の内板塗装ゾーン13aを通過し終えたときに、目標とする35℃以下となる。
これに対して、比較例では、図5の点線で示すようにフラッシュオフ工程を通過し終えた際の塗着NVを70重量%近くまで高めようとすると、図4の点線で示すようにボディ外板部の温度が上昇し続け、上塗りクリヤ塗装工程13の外板塗装ゾーン13bに達しても冷却できず、45℃前後の高温となってしまう。
このように、本実施形態によれば、短い工程で、自動車ボディの内外板を均一にプレヒートすることができ、かつ自動車ボディの温度上昇を抑制することができる。
なお、フラッシュオフ工程12にエアーを給気するにあたり、水系塗料の車両と有機溶剤系塗料の車両とが混在しても対応可能なように、エアーの供給を制御することも可能である。たとえば、空調機1205,1206の制御装置に、ライン管理装置などから車両仕様に関するデータを取り込み、フラッシュオフ工程12に在席する車両が水系塗料仕様車か有機溶剤系塗料仕様車かを判別したのち、たとえば水系塗料仕様車の場合は給気風量を上述したように制御し、有機溶剤系塗料仕様車の場合は給気風量をそれよりダウンさせるか、またはゼロとするように給気ファン1214,1215を制御することもできる。
また、上述した実施形態は、本発明に係る塗装方法およびフラッシュオフ装置を、2コート1ベーク塗装系上塗り塗料に適用した例であるが、本発明に係る塗装方法およびフラッシュオフ装置は、中塗り塗料または上塗りソリッド塗料を水系塗料とした場合にも適用することができる。
すなわち、水系中塗り塗料を用いた場合には、中塗り塗装工程と中塗り乾燥工程との間に、本発明に係る第1のフラッシュオフ工程と第2のフラッシュオフ工程とを設ける。また、水系上塗りソリッド塗料を用いた場合には、上塗り塗装工程と上塗り乾燥工程との間に、本発明に係る第1のフラッシュオフ工程と第2のフラッシュオフ工程とを設ける。そして、何れの場合も第1のフラッシュオフ工程では相対的に高温のエアーをボディに吹き付け、第2のフラッシュオフ工程では相対的に低温のエアーをボディに吹き付ける。これにより、短い工程で、自動車ボディの内外板を均一にプレヒートすることができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
本発明に係る塗装方法およびフラッシュオフ装置が適用される塗装ラインの要部を示す工程図である。 本発明の実施形態に係るフラッシュオフ装置を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るフラッシュオフ装置を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る塗装方法を用いた場合のフラッシュタイムに対する被塗物の温度を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る塗装方法を用いた場合のフラッシュタイムに対する塗着NVを示すグラフである。
符号の説明
1…上塗り工程
11…上塗りベース塗装工程
11a…上塗り準備ゾーン
11b…内板塗装ゾーン(第1の水系塗料塗装工程)
11c…外板塗装ゾーン(第2の水系塗料塗装工程)
12…フラッシュオフ工程
12a…第1のフラッシュオフゾーン
12b…第2のフラッシュオフゾーン
13…上塗りクリヤ塗装工程
13a…内板塗装ゾーン(第1のクリヤ塗装工程)
13b…外板塗装ゾーン(第2のクリヤ塗装工程)
14…セッティング工程
15…上塗り乾燥工程

Claims (16)

  1. 自動車ボディの塗装ラインで水系塗料を塗装する方法であって、前記水系塗料を塗装した後に、相対的に高温のエアーを前記自動車ボディに吹き付ける第1のフラッシュオフ工程と、前記第1のフラッシュオフ工程のエアーより相対的に低温のエアーを前記自動車ボディに吹き付ける第2のフラッシュオフ工程とを有することを特徴とする塗装方法。
  2. 前記水系塗料が上塗りベース塗料であり、前記第2のフラッシュオフ工程の後に上塗りクリヤ塗料を塗装するクリヤ塗装工程を有することを特徴とする請求項1記載の塗装方法。
  3. 前記水系塗料が中塗り塗料又は上塗りソリッド塗料であり、前記第2のフラッシュオフ工程の後に前記中塗り塗料又は上塗りソリッド塗料を焼き付け硬化させる乾燥工程を有することを特徴とする請求項1記載の塗装方法。
  4. 前記クリヤ塗料塗装工程が、前記自動車ボディの内板部を塗装する第1のクリヤ塗装工程と、これに続いて前記自動車ボディの外板部を塗装する第2のクリヤ塗装工程とを有し、
    前記第2のフラッシュオフ工程におけるエアーの設定温度が、前記自動車ボディの外板部の温度が前記第2のクリヤ塗装工程の直前までに所定温度以下になるように設定されていることを特徴とする請求項2記載の塗装方法。
  5. 前記水系塗料の塗装工程が、前記自動車ボディの内板部を塗装する第1の水系塗料塗装工程と、これに続いて前記自動車ボディの外板部を塗装する第2の水系塗料塗装工程とを有し、
    前記第1のフラッシュオフ工程におけるエアーの設定温度が、前記第1の水系塗料塗装工程で塗装した自動車ボディ内板部の塗膜の塗着固形分が前記第2のフラッシュオフ工程を通過し終わる際に所定値以上になるように設定されていることを特徴とする請求項2又は4に記載の塗装方法。
  6. 前記第1のフラッシュオフ工程および/または前記第2のフラッシュオフ工程において、比湿が15g/1kg以下の減湿エアーを吹き付けることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の塗装方法。
  7. 前記第1のフラッシュオフ工程および/または前記第2のフラッシュオフ工程において、吹出口における風速が20m/s以下のエアーを吹き付けることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の塗装方法。
  8. 前記第1のフラッシュオフ工程において60℃〜70℃のエアーを前記自動車ボディに0.5分〜1.5分吹き付け、
    前記第2のフラッシュオフ工程において40℃〜50℃のエアーを前記自動車ボディに1.5分〜2.5分吹き付けることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の塗装方法。
  9. 自動車ボディに水系塗料を塗装する塗装ブースの後に設けられ、前記自動車ボディに温度調節されたエアーを吹き付ける空調機を有するフラッシュオフ装置であって、
    相対的に高温のエアーを前記自動車ボディに吹き付ける第1のフラッシュオフゾーンと、前記第1のフラッシュオフゾーンのエアーより相対的に低温のエアーを前記自動車ボディに吹き付ける第2のフラッシュオフゾーンとを有することを特徴とするフラッシュオフ装置。
  10. 前記水系塗料が上塗りベース塗料であり、前記第2のフラッシュオフゾーンの後に上塗りクリヤ塗料を塗装するクリヤ塗装ブースが設けられていることを特徴とする請求項9記載のフラッシュオフ装置。
  11. 前記水系塗料が中塗り塗料又は上塗りソリッド塗料であり、前記第2のフラッシュオフゾーンの後に前記中塗り塗料又は上塗りソリッド塗料を焼き付け硬化させる乾燥炉が設けられていることを特徴とする請求項9記載のフラッシュオフ装置。
  12. 前記クリヤ塗装ブースが、前記自動車ボディの内板部を塗装する第1のクリヤ塗装ゾーンと、これに続いて前記自動車ボディの外板部を塗装する第2のクリヤ塗装ゾーンとを有し、
    前記空調機の、前記第2のフラッシュオフゾーンにおけるエアーの設定温度が、前記自動車ボディの外板部の温度が前記第2のクリヤ塗装ゾーンの直前までに所定温度以下になるように設定されていることを特徴とする請求項10記載のフラッシュオフ装置。
  13. 前記水系塗料の塗装ブースが、前記自動車ボディの内板部を塗装する第1の水系塗料塗装ゾーンと、これに続いて前記自動車ボディの外板部を塗装する第2の水系塗料塗装ゾーンとを有し、
    前記空調機の、前記第1のフラッシュオフゾーンにおけるエアーの設定温度が、前記第1の水系塗料塗装ゾーンで塗装した自動車ボディ内板部の塗膜の塗着固形分が前記第2のフラッシュオフゾーンを通過し終わる際に所定値以上になるように設定されていることを特徴とする請求項10又は12に記載のフラッシュオフ装置。
  14. 前記空調機の前段または後段に、前記自動車ボディに吹き付けるエアーの湿度を調節する調湿装置を有し、
    前記調湿装置の、前記第1のフラッシュオフゾーンおよび/または前記第2のフラッシュオフゾーンにおける比湿が、15g/1kg以下に設定されていることを特徴とする請求項9〜13の何れかに記載のフラッシュオフ装置。
  15. 前記空調機の、前記第1のフラッシュオフゾーンおよび/または前記第2のフラッシュオフゾーンにおける風速が、吹出口において20m/s以下に設定されていることを特徴とする請求項9〜14の何れかに記載のフラッシュオフ装置。
  16. 前記第1のフラッシュオフゾーンにおいて60℃〜70℃のエアーを前記自動車ボディに0.5分〜1.5分吹き付け、
    前記第2のフラッシュオフゾーンにおいて40℃〜50℃のエアーを前記自動車ボディに1.5分〜2.5分吹き付けることを特徴とする請求項9〜15の何れかに記載のフラッシュオフ装置。
JP2003423101A 2003-12-19 2003-12-19 塗装方法およびフラッシュオフ装置 Pending JP2005177632A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423101A JP2005177632A (ja) 2003-12-19 2003-12-19 塗装方法およびフラッシュオフ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423101A JP2005177632A (ja) 2003-12-19 2003-12-19 塗装方法およびフラッシュオフ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005177632A true JP2005177632A (ja) 2005-07-07

Family

ID=34783741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003423101A Pending JP2005177632A (ja) 2003-12-19 2003-12-19 塗装方法およびフラッシュオフ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005177632A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007014904A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Toyota Motor Corp 塗装方法
JP2009018286A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Taikisha Ltd 塗装用フラッシュオフ装置
JP2009119377A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Taikisha Ltd 塗装用乾燥方法及び塗装用乾燥装置
JP2010036126A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Daihatsu Motor Co Ltd 塗装方法
WO2012080792A1 (en) 2010-12-17 2012-06-21 Basf Coatings Japan Ltd. Method for the formation of multi-layer paint films
US8771796B2 (en) 2010-09-08 2014-07-08 Kansai Paint Co., Ltd. Coating film formation method
WO2015129918A1 (ja) * 2014-02-28 2015-09-03 新日鐵住金株式会社 プレコート金属板、プレコート金属板の製造方法、及び連続塗装装置
CN108139155A (zh) * 2015-10-06 2018-06-08 艾森曼欧洲公司 用于控制物体温度的设备以及用于对控制物体温度的设备进行控制的方法
CN114392903A (zh) * 2021-12-31 2022-04-26 东风汽车集团股份有限公司 一种紧促型涂装闪干工艺及系统

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007014904A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Toyota Motor Corp 塗装方法
JP4677838B2 (ja) * 2005-07-08 2011-04-27 トヨタ自動車株式会社 塗装方法
JP2009018286A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Taikisha Ltd 塗装用フラッシュオフ装置
JP2009119377A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Taikisha Ltd 塗装用乾燥方法及び塗装用乾燥装置
JP2010036126A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Daihatsu Motor Co Ltd 塗装方法
US8771796B2 (en) 2010-09-08 2014-07-08 Kansai Paint Co., Ltd. Coating film formation method
WO2012080792A1 (en) 2010-12-17 2012-06-21 Basf Coatings Japan Ltd. Method for the formation of multi-layer paint films
US9962730B2 (en) 2010-12-17 2018-05-08 Basf Japan Ltd. Method for the formation of multi-layer paint films
WO2015129918A1 (ja) * 2014-02-28 2015-09-03 新日鐵住金株式会社 プレコート金属板、プレコート金属板の製造方法、及び連続塗装装置
AU2015223734B2 (en) * 2014-02-28 2016-10-06 Nippon Steel Corporation Precoated metal sheet, method for manufacturing precoated metal sheet, and continuous coating device
KR101810350B1 (ko) 2014-02-28 2017-12-18 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 프리코트 금속판, 프리코트 금속판의 제조 방법 및 연속 도장 장치
CN108139155A (zh) * 2015-10-06 2018-06-08 艾森曼欧洲公司 用于控制物体温度的设备以及用于对控制物体温度的设备进行控制的方法
CN114392903A (zh) * 2021-12-31 2022-04-26 东风汽车集团股份有限公司 一种紧促型涂装闪干工艺及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5805147B2 (ja) 塗装方法
EP0568179B1 (en) An enclosure for painting and a method of enforcing evaporation from a coating on a panel surface
US6579575B2 (en) Multi-stage processes for coating substrates with liquid basecoat and powder topcoat
CA2374138C (en) Processes for drying topcoats and multicomponent composite coatings on metal and polymeric substrates
JP2005177632A (ja) 塗装方法およびフラッシュオフ装置
US20060222778A1 (en) Multi-stage processes for drying and curing substrates coated with aqueous basecoat and a topcoat
JP2007222821A (ja) 塗装用フラッシュオフ装置
EP1204485A2 (en) Multi-stage processes for coating substrates with liquid basecoat and liquid topcoat
JP2004050021A (ja) 自動車ボディの加熱冷却装置及び方法
US20070093193A1 (en) Energy efficient paint booth
JP2003236437A (ja) 水系塗装用フラッシュオフ装置
JP6343968B2 (ja) エアーカーテン生成装置
JP2009195840A (ja) 塗装乾燥炉及び塗装乾燥方法
JP4935086B2 (ja) 回転霧化式塗装装置を用いた塗装方法
JP6222226B2 (ja) クリヤ塗装方法、塗装方法及び塗膜構造
JP3885589B2 (ja) 塗装用フラッシュオフ装置
JP2014023996A (ja) 自動車車体の上塗り塗装方法及び装置
US20060051519A1 (en) Multi-stage processes for drying and curing substrates coated with aqueous basecoat and a topcoat
JP2014023995A (ja) 自動車車体の上塗り塗装方法及び装置
JP2003071361A (ja) 塗装設備
JP2002346460A (ja) 水系塗料の塗装方法および塗装装置
JP2014023994A (ja) 自動車車体の上塗り塗装方法及び装置
JP2007061728A (ja) 塗装機
JP2003211040A (ja) 塗装方法及び塗装ブース
JP2006181499A (ja) 塗装方法及び塗装システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090907

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090907

A02 Decision of refusal

Effective date: 20091006

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02