JPS6333462A - 複合シ−ト - Google Patents

複合シ−ト

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JPS6333462A
JPS6333462A JP17728486A JP17728486A JPS6333462A JP S6333462 A JPS6333462 A JP S6333462A JP 17728486 A JP17728486 A JP 17728486A JP 17728486 A JP17728486 A JP 17728486A JP S6333462 A JPS6333462 A JP S6333462A
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polypropylene
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Masahiro Hotta
堀田 正寛
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Dainippon Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、複合シートに関する。ざらに訝しくは、特
有の表面特性を有し、各種医療用器具、電子部品、機械
部品、事務用品及び食品包装材やその成形用素材として
有用な光透過性複合シートに関する。
(ロ)従来の技術 最近、成形用樹脂素材として、スチレン−ブタジェン−
スチレンブロックコポリマー、スチレン−イソプレン−
スチレンブロックコポリマー等のブロック共重合体を水
添して待られる水添プロツクコポリマーが注目を集めて
いる。この水添ブロックコポリマーはエラストマーであ
り、その透明性、可塑剤なしく無毒性、無移行性)の優
れた柔軟性、耐熱性、耐候性等から食品包装材、医療器
具等の各種成形品の素材として有用であり、例えば従来
の輸液バックの素材である可塑剤を多Φに有する軟質塩
化ビニルの安全な代替材料となるものである。そして、
さらに成形性や機械的強度等の点でこの水添ブロックコ
ポリマーにポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体等の各種
成形材料をブレンドした混合樹脂が提案されている(特
開昭54−88950号公報、特開昭59−74136
号公報)。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、かような水添ブロックポリマーを素材と
する各種成形品、成形材料は、エラストマーである該コ
ポリマーを比較的多量に含有しているため、その表面の
滑り性が不良で実用上程々の問題点を生ずる。例えば、
各種成形品の成形はシートやフィルム状の一次成形品を
二次加工することにより得られるが、このシートを積み
重ねておくと互いに融着するブロッキング現象が生じ易
く、また、例えば包装材や輸液バックの最終成形品にお
いても同様なブロッキングの問題が生じる。
さらに、二次加工時の取扱いも表面非滑性のためその表
面1!!擦の点で不便な場合がある。
この発明は、かかる問題点を解決すべくなされたもので
あり、ことに水添ブロックコポリマーを素材とする成形
加工用のシート又はフィルムであって、その−面の表面
滑り性が改善された透明複合シートを提供しようとする
ものである。
水添ブロックコポリマー又はそれを主体とする混合樹脂
の表面滑り性を改善するために、表面滑り性を有する他
の種類の樹脂シート又はフィルムを積層−像化すること
が考えられる。しかしながら、積層する樹脂シートやフ
ィルムは、水添ブロックコポリマー又はその混合樹脂の
特性を阻害しないことが必要であり、単に表面滑り性を
有するのみならず、少なくとも透明性、耐熱性を有する
ことが必要とされる。さらに一体性の点や製造工程上、
接着剤等を用いることなく@着により積層させることが
望ましい。この点に関し、本発明者らは鋭意研究の結果
、驚(べきことに、ポリプロピレンのシート又はフィル
ムが、少量のポリプロピレンを含有する水添ブロックコ
ポリマーに強固にm着−像化されるのみならずポリプロ
ピレンを全く含有しない水添ブロックコポリマーにも強
固に一体化される事実を見出し、さらにかかる積層体が
水添ブロックコポリマー又はその混合樹脂からなる材料
の有する優れた透明性や耐熱性を阻害しないという事実
を見出し、この発明に到達した。
かかる水添ブロックコポリマーとポリプロピレンとの強
固な融着性は従来全く知られておらず、前者が非滑性で
後者が易滑性と異なっている点からも興味ある事実とい
える。
(ニ)問題点を解決するための手段 かくしてこの発明によれば、下記範囲の樹脂組成: (a) 芳香族ビニル化合物の重合体からなる両端ブロ
ックと共役ジエン系重合体からなる中間ブロックとから
なるブロック共重合体の両端ブロックが共重合体中10
〜40重量%でその10%以下が水添されてなりかつ中
間ブロックが90%以上水添されてなるブロック共重合
体:30重量%〜100重量%、 (b)  融点150℃以上のアイソタクチックポリプ
ロピレン又はそれを主成分とする共重合体:0重量%〜
40重岱%、及び (C)  アクリレート含量5%以上のエチレン−アク
リレート共重合体、又はビニルエステル含量5%以上の
エチレン−ビニルエステル共重合体:0重量%〜40重
ω%、 からなる樹脂組成物のシート又はフィルムの片面に、ア
イソタクチックポリプロピレン又はそれを主成分とする
共重合体のシート又はフィルムが融着−像化されてなる
複合シートが提供される。
この発明の(a)成分は水添ブロックコポリマーであり
、共役ジエン共重合体からなる中間ブロック(90〜6
0重湯%)とその両端の芳香族ビニル化合物の重合体か
らなる両端ブロック(10〜40重ω%)とから成るブ
ロック共重合体を水添処理して得られた水添ブロック共
重合体である。上記両端ブロックを構成する芳香族ビニ
ル化合物の重合体としてはポリスチレン、ポリ−α−メ
チルスチレン、ポリ−p−メチルスチレン、ポリクロル
スチレン等のスチレン系重合体があるがその分子量とし
ては数平均分子ffi 5000〜125000のもの
が適しており最も好ましいのはポリスチレンである。一
方中間ブロックを構成する共役ジエン系重合檎としては
ポリブタジェン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン等
があるがその分子量としては数平均分子量として 10
000〜300000のものが適しており、特に好まし
いのはポリブタジェン及びポリイソプレンである。
上記ブロック共重合体を水素添加することにより本発明
に使用するブロック共重合体が得られる。
その際両端ブロックの水添割合は10%以下、中間ブロ
ックの水添割合は90%以上であることが必要である。
ことに中間ブロックの水添割合は95%以上であること
が好ましい。これはすなわち例えば中間ブロックがポリ
ブタジェンである場合には水添物はエチレン−ブチレン
共重合体構造となり、中間ブロックがポリイソプレンの
場合には水添物はエチレン−プロピレン共重合体構造と
なり全体としての耐熱性、耐候性が向上し、ことにこの
発明の複合シートのすぐれた耐熱性(高温強度)に結び
つくからである。なお、両端ブロックは15〜25重量
%であることが好ましい。
本発明に用いるブロック共重合体(a)はクレイトンG
 −1650,クレイトンG −1652,クレイトン
G−1657,クレイトンG −1658(いづれもシ
ェル化学製)等の名称で容易に入手可能である。また、
これらのブロック共重合体は一種のものに限らず二種以
上組合せて用いてもよい。
次に本発明に用いる+b+成分のポリプロピレンは融点
150℃以上のアイタクチックポリプロピレン又はそれ
を主体とした共重合体であり一般に成形材料として使用
されているものがそのまま使用可能である。共重合体と
してはプロピレンとエチレン、 1−ブテン等のα−オ
レフィンとのブロックコポリマーやランダムコポリマー
が使用出来るが本発明のシートの柔軟性を維持するため
には柔軟なものが好ましく特にランダムコポリマーが適
している。
次に本発明に用いる成分(C)のエチレン−アクリレー
ト共重合体はアクリレート含mが5%以上であることが
必要である。アクリレート金回が5%以下では組成物自
体の透明性が低下し組成物の柔軟性も不充分である。本
発明に用いるエチレン−アクリレート共重合体に使用さ
れるアクリレートとしてはメチルアクリレート、エチル
アクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルへキシ
ルアクリレート等があるがこれらに相当するメタクリル
酸エステルも包含される。最も好ましいのはメチルアク
リレート及びエチルアクリレートである。
一方、成分(C)としてはビニルエステル含量5%以上
のエチレン−ビニルエステル共重合体を用いることもで
きる。かようなエチレン−ビニルエステル共重合体にお
けるビニルエステルとしてはギ酸ビニル、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、8Mビニル、ステアリン酸ビニル
等があるが最も好ましいのは酢酸ビニルである。なお、
低温柔軟性、高温強度、安定性等の点でエチレン−アク
リレート共重合体を用いるのが好ましい。
この発明に用いる樹脂組成物は、上記くω成分のみから
構成されていてもよ<、(a)成分に+b)及び/又は
(C)成分を加えた混合樹脂から構成されていてもよい
。通常、その組成割合としては、柔軟性、機械的強度等
の点で(a)成分が30〜100重量%、+b)成分が
0〜40重量%、(C)成分が0〜40重d%とされる
。この組成領域を第3図に三角座標として示した。なお
、医療器具や食品包装材用としては、ことに(a)成分
を40〜80重M%、+b)成分を10〜30重量%、
(C)成分を10〜30重山%とするのが好ましい。
一方、上記樹脂組成物のシート又はフィルムに積層する
アイタクチックポリプロピレン又はそれを主成分とする
共重合体のシート又はフィルムとしては前記樹脂組成物
にブレンドするものと同様な素材からなるものが用いら
れる。
この発明の複合シートは、いわゆる押出ラミネ−ト法や
共押出法(Co−eXtrtjsion)によって効率
良く製造することができるが、予め各々のシート又はフ
ィルムを得、これを積層し加熱及びプレスに付して融着
することも可能である。いずれにせよ常法により両シー
ト又は両フィルムは強固に融着一体化されることとなる
。このようにして得られた複合シートの構成を第1図に
示した。図中、(1)は樹脂組成物層を、(2)はアイ
ソタクチックポリプロピレン層を各々示す。なお、各層
の厚みは、用途にもよるが、樹脂組成物のシート又はフ
ィルムが30〜1000.11+1、アイソタクチック
ポリプロピレン又はその共重合体のシート又はフィルム
が20〜1 ooo、aとするのが適している。
なお、アイソタクチックポリプロピレン又はそれを主成
分とする共重合体のシート又はフィルムは、その非融着
面側に光透過性、ガスバリアー性でかつ表面滑り性の良
好な樹脂層を備えているものであってもよい。かかる樹
脂層としては、例えば、ポリ塩化ビニリデンフィルム、
ポリエチレンテレフタレートフィルム等が挙げられる。
かかるシート又はフィルムを用いたこの発明の複合シー
トは、酸素や二酸化炭素に対して優れたガスバリアー性
を有し、ことに食品包装材又はその成形用材として有用
である。この構成を第2図に示した。
図中(3)はポリ塩化ビニリデンフィルム層を示す。
なお、この発明の複合シートの各層中には、種々の添加
剤、例えば、紫−外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、難
燃剤等が透明性を損わない範囲で添加されていてもよい
(ホ)作 用 この発明の複合シートは、良好な光透過性、耐熱性、耐
候性、柔軟性を有しかつ可塑剤等を含まないため無毒性
、無移行性であると共に片面(樹脂組成物側)が動摩擦
係数の大きな(通常ASTM  D −1894(アル
ミニウム対象)で1.20〜1.80 )非滑性面で、
他面が動摩擦係数の小さな(同じ< 0.26〜0.4
8 )易滑性面で構成されたものである。従って、例え
ばこのシート自体や成形品を重ね合せた際にも重ね合せ
面を選択することにより、ブロッキングの発生が防止さ
れることとなる。ざらに両層が強固に融着されているた
め、一体性も良好である。
(へ)実施例 実施例−1 下記組成の配合物をブレンダーで混和後押出機で押出し
てベレットを製造した。これを配合物Aとする。
(a) クレイトン G−165225重量%G−16
57   25〃 +b)  融点165℃のポリプロピレンランダムコポ
リマー  25〃 (C)  DPDJ −618225#〔クレイトンG
−1652はシェル化学製のブロック共重合体、クレイ
トンG −1657はG −1652よりスチレン含量
の少ないもの、ポリプロピレンコポリマーはエチレン含
量的5%のものであり以下の実施例のランダムコポリマ
ーも同じ、DPDJ−6182は日本ユニカー製のエチ
レン−エチルアクリレートコポリマーでエチルアクリレ
ート15%のもの。〕 この配合物Aのベレットとポリプロピレン(アイソタク
チック)ホモポリマーベレットを用い、幅600票のス
タックプレートダイにより二層の共押出シートを作製し
た。シートはA層の厚さ150ミクロン、ポリプロピレ
ン層の厚さ50ミクロンから成り、二II間の接着は非
常に強固で、剥離強度を測定してもA層が伸びるだけで
何等接着層からの剥離は起らなかった。この結果から判
断すると、■−剥離強度は10に9/251Is幅以上
と考えられる。
このシートの主な物性値を下記に示す。
引張強度 :  320kl;l檀 引張伸度 :580% 高温強度 ヒートシール強度:  9.8k(1/ 25mm(A
層同志) 動摩擦係数 透  湿  度    4.20g4.24hr酸素透
過率  610cj4.24hr、ate全光線透過率
  86% なお各項目の測定方法は次の通り。
引張強伸度: J I S K6732動的弾性率:バ
イブロンによる(周波数110サイクル) 高温強度:125℃のオーブン中にシートを15分放置
した時の形態保持性及 びこの温度で1.4 kGl々の荷重をかけた時のシー
トの伸びを測定 ヒートシール強度:ヒートシールバーで圧力3koJ、
  2秒間、240℃で熱接着したシートのT−剥離強
度 動摩擦係数:ASTM  D−1894゜アルミ対象 透  湿  度 :J  Is   20208.  
B法酸素透過率:ASTM  D1434 全光線透過率:ASTM  D’−1003゜対照溜水 又、第10改正日本薬局方一般試験法42、輸液用プラ
スチック容器試験法による試験結果は全項目合格であっ
た。
更に、このシートの/If面を内側にしてヒートシール
し蒸溜水をみたした袋を作製しオートクレーブで125
℃、1時間滅菌したが取出した袋は全く破壊しておらず
、成程度の白化は比較的短時間で殆どもとに戻った。又
、この蒸溜水入りの袋の底に注射針により穴をあけ、水
の流出状態を観察したが、流出秒数は34秒で、メディ
カル用軟質塩ビの袋での値33秒と殆ど同じであり、且
つ、残液も全く認められず、ソフトバッグとしての適性
を充分に備えていた。
甲にエチレングリコール入りの袋を作製しこれを一20
℃に保った後手早く取出して21の高さから落下させた
が、全く破袋はなく、低温性が優秀なことを示している
。これに対しメディカル用軟質塩ビの袋の場合は破袋が
起った。
実施例−2 実施例−1の配合物Aのベレットを用いてキャストポリ
プロピレンフィルムの上に押出ラミネートを行なった。
シートはA層の厚さ140μ、ポリプロピレン層の厚さ
50μから成り、剥離強度を測定してもA層が伸びるだ
けで、接着面からの剥離は全くなかった。
このシートのA119面の動摩擦係数は1.42、ポリ
プロピレン層面の動摩擦係数は0.82であった。
実施例−3 実施例−2でキャストポリプロピレンフィルムの代りに
、片面にポリ塩化ビニリデンを塗布した二軸延伸ポリプ
ロピレンフィルムを用いた以外は全く同様にして複層シ
ートを製造した。
A層面の動19!擦係数は1.44 、ポリプロピレン
層面の動摩擦係数は0.45であった。ポリプロピレン
層面の値が実施例−2に比し幾分大きいのは、表面がポ
リ塩化ビニリデン層であるためである。
シートはA層の厚さ160ミクロン、ポリプロピレンの
厚さ30μで、二層間の接着は非常に強固である。
シートのガス透過率を測定した所、透湿度は1、h 4
.24hr、酸素ガス透過率は3以下−眉。
24hr、 at−であり、特に酸素ガスに対するバリ
ヤー性が実施例−1に比し著しく向上している。
実施例−4 下記組成の配合物をプレンダーで混和後、押出機で押出
してベレットを製造した。これを配合物Bとする。
(a) クレイトン G−165240重山%クレイト
ン G−165760 〃+b>  ステアリン酸  上記樹脂100部に対し
0.2部 このベレットとポリプロピレンブロックコポリマー(!
1点168℃)ベレットを用い、実施例−1と同様にし
て二層の共押出シートを作製した。シートは配合物8層
の厚さ130ミクロン、PP層の厚さ60ミクロンから
成り、二層間の接着は非常に強固で、剥離強度を測定し
ても8層が伸びるだけで、接着層からの剥離は起らなか
った。この結果から判断すると■−剥離強度は6kg/
25mm幅以上と考えられる。
このシートの主な物性は次の通り。
引張強度:  240kg檀 引張伸度二630% 動摩擦係数 実施例−5 実施例−2で配合物Aにブルーのポリプロピレンマスタ
ーバッチを加えたペレットを使用した以外は全く同様に
して押出ラミネーションにより、複合シートを作製した
二層間の接着は非常に強固で、AF5iの厚さ 150
ミクロン、ポリプロピレン層の厚さ40ミクロンであっ
た。このシートは美麗に着色されており、A層面の動摩
擦係数1.43、ポリプロピレン層面の動摩擦係数0,
30であった。
実施例−6 実施例−1のエチレンエチルアクリレートの代りに酢酸
ビニル含量15%のエチレン酢酸ビニル共重合体(これ
を配合物Cとする)を用いた以外は全く同様にして二層
シートを作製した。二層間の接着は非常に強固で、0層
の厚さ40ミクロン、ポリプロピレン層の厚さ80ミク
ロンであった。
又、C層面の動摩擦係数1.46 、ポリプロピレン層
面の動摩擦係数0.33であった。
比較例−1 下記組成の配合物(配合物りとする)を使用する以外、
実施例−1と全く同様にして二層シートを作製した。
(a)  クレイトン G−165210重量%クレイ
トン G−165710゜ (トン ポリプロピレン ランダムコポリマー  65〃 (C)     DPDJ−618215”二層間の接
着は強固でD層の厚さ140ミクロン、ポリプロピレン
層の厚さ50ミクロンであった。しかしながら20℃で
の動的弾性率は7500kg、4で、又、D層1面の動
摩擦係数0.66 、ポリプロピレン面の動摩擦係数0
.34であり、シートは固すぎるし、且つ、両面の動摩
擦係数の差が充分でなく、本発明の目的には合致しない
ものであった。
(ト)発明の効果 この発明の複合シートは、良好な透明性、柔軟性、耐熱
性及び耐候性を備え、かつ無毒性、無移行性であるため
、各種医療用器具、電子部品、機械部品、事務用品、食
品包装材等やその成形用材料として有用である。そして
、ことに片面が非滑性で他面が易滑性であるため取扱い
易く、例えば輸液バック等の袋状物を成形する際にも、
内側を非滑面、とじ、外側を易滑性に設定することによ
り得られた成形品自体のブロッキングの発生を防止する
ことができる。さらに例えば事務用の下敷として用いる
場合にも、下面を非滑性面とすることにより定着性も向
上できるという利点も備えている。
さらに加えて、ポリプロピレン系樹脂層との積層品であ
るため前記樹脂組成物のみで構成した成形品に比して同
一形状のものが材料コスト面でより安価に作製できると
共に、柔軟性を保ちつつ機械的強度が向上されていると
いう利点をも有している。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、それぞれこの発明の一実施例の複
合シートを示す構成説明図、第3図は、この発明に用い
る樹脂組成物の組成笥囲を示す三角図標である。 1・・・・・・樹脂組成物層、 2・・・・・・アイソタクチックポリプロピレン層、3
・・・・・・ポリ塩化ごニリデンフィルム層。 竿 11 竿 2 国

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記範囲の樹脂組成: (a)芳香族ビニル化合物の重合体からなる両端ブロッ
    クと共役ジエン系重合体からなる中間ブロックとからな
    るブロック共重合体の両端ブロックが共重合体中10〜
    40重量%でその10%以下が水添されてなりかつ中間
    ブロックが90%以上水添されてなるブロック共重合体
    :30重量%〜100重量%、 (b)融点150℃以上のアイソタクチックポリプロピ
    レン又はそれを主成分とする共重合体:0重量%〜40
    重量%、及び (c)アクリレート含量5%以上のエチレン−アクリレ
    ート共重合体、又はビニルエステル含量5%以上のエチ
    レン−ビニルエステル共重合体:0重量%〜40重量%
    、 からなる樹脂組成物のシート又はフィルムの片面に、ア
    イソタクチックポリプロピレン又はそれを主成分とする
    共重合体のシート又はフィルムが融着一体化されてなる
    複合シート。 2、アイソタクチックポリプロピレン又はそれを主成分
    とする共重合体のシート又はフィルムが、非融着面側に
    、ガスバリアー性でかつ表面滑り性の良好な樹脂層を備
    えてなる特許請求の範囲第1項記載の複合シート。
JP17728486A 1986-07-28 1986-07-28 複合シ−ト Granted JPS6333462A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007526935A (ja) * 2004-01-30 2007-09-20 レノリット アクチェンゲゼルシャフト 熱可塑性エラストマーを含むシンジオタクチックポリプロピレン組成物

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007526935A (ja) * 2004-01-30 2007-09-20 レノリット アクチェンゲゼルシャフト 熱可塑性エラストマーを含むシンジオタクチックポリプロピレン組成物

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