JPS6333205Y2 - - Google Patents
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- JPS6333205Y2 JPS6333205Y2 JP1983068984U JP6898483U JPS6333205Y2 JP S6333205 Y2 JPS6333205 Y2 JP S6333205Y2 JP 1983068984 U JP1983068984 U JP 1983068984U JP 6898483 U JP6898483 U JP 6898483U JP S6333205 Y2 JPS6333205 Y2 JP S6333205Y2
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- frame
- fixed
- locking member
- fixed frame
- zoom lens
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 18
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 10
- 230000013011 mating Effects 0.000 claims 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 15
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、マクロ撮影可能なズームレンズのス
トツパ機構、詳しくは、通常撮影域からマクロ撮
影域に入る際に、不用意にマクロ撮影域に入つて
しまわないようにする一時的なストツパ機構に関
するものである。
トツパ機構、詳しくは、通常撮影域からマクロ撮
影域に入る際に、不用意にマクロ撮影域に入つて
しまわないようにする一時的なストツパ機構に関
するものである。
先づ、本考案を説明するに先だち、従来のこの
種のズームレンズの一例を第1図によつて説明す
る。第1図においてズームレンズ01は、フオー
カスレンズ群L1を保持するフオーカスレンズ枠
1と、上記フオーカスレンズ群L1、変倍レンズ
群L2および補償レンズ群L3の各レンズ群を移動
させる操作枠2と、外筒3aと内筒3bとからな
り、ズームレンズ01の主体となる固定枠3と、
ズーミングを行なうズーミング枠4と、変倍レン
ズ群L2を保持する変倍レンズ枠5と、補償レン
ズ群L3を保持する補償レンズ枠6と、リレーレ
ンズ群L4を保持するリレーレンズ枠7と、上記
固定枠3の後端部に取り付けられたレンズマウン
ト部材8とで、その主要部が構成されている。
種のズームレンズの一例を第1図によつて説明す
る。第1図においてズームレンズ01は、フオー
カスレンズ群L1を保持するフオーカスレンズ枠
1と、上記フオーカスレンズ群L1、変倍レンズ
群L2および補償レンズ群L3の各レンズ群を移動
させる操作枠2と、外筒3aと内筒3bとからな
り、ズームレンズ01の主体となる固定枠3と、
ズーミングを行なうズーミング枠4と、変倍レン
ズ群L2を保持する変倍レンズ枠5と、補償レン
ズ群L3を保持する補償レンズ枠6と、リレーレ
ンズ群L4を保持するリレーレンズ枠7と、上記
固定枠3の後端部に取り付けられたレンズマウン
ト部材8とで、その主要部が構成されている。
上記フオーカスレンズ枠1は、長い外筒1aと
短い内筒1bとが前端部(図に於て左端部)にお
いて垂直連結壁によつて一体化された二重連筒か
らなり、内筒1bの内周面で上記フオーカスレン
ズ群L1を保持し、外筒1aの前端部内周面には、
上記固定枠3の内筒3bの前端部外周面に設けら
れたヘリコイドねじ3eに螺合するヘリコイドね
じ1cが設けられている。このフオーカスレンズ
枠1は上記操作枠2を回動することによつて固定
枠3に対し光軸方向に前後動するようになつてい
る。上記操作枠2は、上記固定枠3の外筒3aの
外周面に回動自在に嵌合し、その右端部に距離環
10の右端部がねじ21により一体的に固着され
ることによつて二重連筒を形成し、この二重連筒
の間に上記フオーカスレンズ枠1の外筒1aが進
退自在に嵌入するようになつている。そして、上
記距離環10には上記フオーカスレンズ枠1の外
筒1aの外周面後端部に植設された係合ピン1d
が移動自在に嵌入する光軸方向のリードカム孔1
0aが設けられていて、操作枠2の光軸方向の移
動に対しては、フオーカスレンズ枠1は移動する
ことなく、同操作枠2の回動によつてのみ同フオ
ーカスレンズ枠1を回動させて、同枠1を光軸方
向に移動させるようになつている。又、上記操作
枠2の内周面には、同操作枠2の回動範囲及び直
進移動範囲を規制するための矩形状の凹部2aが
設けられていて、同凹部2a内に固定枠3の外筒
3a上に植設された規制ピン3fが突出している
ことによつて上記操作枠2の回動範囲及び直進移
動範囲が規制されるようになつている。上記固定
枠3は、図に示すように、前端部が太径の2段筒
からなる内筒3bと、この内筒3bの段部3b1に
先端部の内向鍔部3a1の取付面が取付用皿ねじ2
2によつて一体的に固着された外筒3aとで構成
されていて、これらの両内外筒3b,3a間に上
記ズーミング枠4が回動自在に嵌入するようにな
つている。上記変倍レンズ枠5は、上記固定枠3
の内筒3b内の前端部寄りに移動自在に嵌入され
ていて、その外周面上に植設された係合ピン5a
の上端部が上記操作枠2の内周面に設けられたL
字状のリードカム溝2b(第2図参照)に嵌入し
ており、同係合ピン5aは固定枠3の内外筒3
b,3aの相対する位置に夫々設けられた後端部
において斜上方に延びる傾斜部を有した光軸方向
のリードカム孔3c(第2図参照)を貫通して上
記カム溝2b内に嵌入していると共に、上記ズー
ミング枠4に穿設された、光軸と傾斜するリード
カム孔4a(第2図参照)をも貫通している。上
記補償レンズ枠6は、上記固定枠3の内筒3b内
の後端寄りに移動自在に嵌入されていて、その外
周面上に植設された係合ピン6aは、上記ズーミ
ング枠4に穿設された、逆くの字状のリードカム
孔4c(第2図参照)及び固定枠3の内筒3bに
穿設されている光軸方向のリードカム孔3d(第
2図参照)に嵌入している。上記リレーレンズ枠
7は、上記固定枠3の外筒3aの後端部に取付ね
じ24で固着された支持枠11に移動自在に嵌入
していて、同支持枠11の周壁に穿設された光軸
方向の長孔11aを貫通する調節ねじ23によつ
て、同支持枠11の任意の位置に固定されるよう
になつている。上記レンズマウント部材8は、上
記支持枠11の後面に取付ねじ25で固着され
た、ズームレンズ01をカメラ本体(図示され
ず)に着脱自在に装着する周知のものである。な
お第1図中符号12は周知の飾り環、13は絞り
環を夫々示している。
短い内筒1bとが前端部(図に於て左端部)にお
いて垂直連結壁によつて一体化された二重連筒か
らなり、内筒1bの内周面で上記フオーカスレン
ズ群L1を保持し、外筒1aの前端部内周面には、
上記固定枠3の内筒3bの前端部外周面に設けら
れたヘリコイドねじ3eに螺合するヘリコイドね
じ1cが設けられている。このフオーカスレンズ
枠1は上記操作枠2を回動することによつて固定
枠3に対し光軸方向に前後動するようになつてい
る。上記操作枠2は、上記固定枠3の外筒3aの
外周面に回動自在に嵌合し、その右端部に距離環
10の右端部がねじ21により一体的に固着され
ることによつて二重連筒を形成し、この二重連筒
の間に上記フオーカスレンズ枠1の外筒1aが進
退自在に嵌入するようになつている。そして、上
記距離環10には上記フオーカスレンズ枠1の外
筒1aの外周面後端部に植設された係合ピン1d
が移動自在に嵌入する光軸方向のリードカム孔1
0aが設けられていて、操作枠2の光軸方向の移
動に対しては、フオーカスレンズ枠1は移動する
ことなく、同操作枠2の回動によつてのみ同フオ
ーカスレンズ枠1を回動させて、同枠1を光軸方
向に移動させるようになつている。又、上記操作
枠2の内周面には、同操作枠2の回動範囲及び直
進移動範囲を規制するための矩形状の凹部2aが
設けられていて、同凹部2a内に固定枠3の外筒
3a上に植設された規制ピン3fが突出している
ことによつて上記操作枠2の回動範囲及び直進移
動範囲が規制されるようになつている。上記固定
枠3は、図に示すように、前端部が太径の2段筒
からなる内筒3bと、この内筒3bの段部3b1に
先端部の内向鍔部3a1の取付面が取付用皿ねじ2
2によつて一体的に固着された外筒3aとで構成
されていて、これらの両内外筒3b,3a間に上
記ズーミング枠4が回動自在に嵌入するようにな
つている。上記変倍レンズ枠5は、上記固定枠3
の内筒3b内の前端部寄りに移動自在に嵌入され
ていて、その外周面上に植設された係合ピン5a
の上端部が上記操作枠2の内周面に設けられたL
字状のリードカム溝2b(第2図参照)に嵌入し
ており、同係合ピン5aは固定枠3の内外筒3
b,3aの相対する位置に夫々設けられた後端部
において斜上方に延びる傾斜部を有した光軸方向
のリードカム孔3c(第2図参照)を貫通して上
記カム溝2b内に嵌入していると共に、上記ズー
ミング枠4に穿設された、光軸と傾斜するリード
カム孔4a(第2図参照)をも貫通している。上
記補償レンズ枠6は、上記固定枠3の内筒3b内
の後端寄りに移動自在に嵌入されていて、その外
周面上に植設された係合ピン6aは、上記ズーミ
ング枠4に穿設された、逆くの字状のリードカム
孔4c(第2図参照)及び固定枠3の内筒3bに
穿設されている光軸方向のリードカム孔3d(第
2図参照)に嵌入している。上記リレーレンズ枠
7は、上記固定枠3の外筒3aの後端部に取付ね
じ24で固着された支持枠11に移動自在に嵌入
していて、同支持枠11の周壁に穿設された光軸
方向の長孔11aを貫通する調節ねじ23によつ
て、同支持枠11の任意の位置に固定されるよう
になつている。上記レンズマウント部材8は、上
記支持枠11の後面に取付ねじ25で固着され
た、ズームレンズ01をカメラ本体(図示され
ず)に着脱自在に装着する周知のものである。な
お第1図中符号12は周知の飾り環、13は絞り
環を夫々示している。
このように構成されたズームレンズ01は、上
記操作枠2を回動することによつて、上記ヘリコ
イドねじ1c,3eを介して、フオーカスレンズ
群L1を光軸方向に移動させて焦点調節を行ない、
同操作枠2を光軸方向に移動させることによつて
ズーミング作動を行なうようになつている。
記操作枠2を回動することによつて、上記ヘリコ
イドねじ1c,3eを介して、フオーカスレンズ
群L1を光軸方向に移動させて焦点調節を行ない、
同操作枠2を光軸方向に移動させることによつて
ズーミング作動を行なうようになつている。
即ち、上記操作枠2を第1図の状態の最短焦点
位置W(第2図参照)から右方に移動させると、
同操作枠2のリードカム溝2bによつて、これに
嵌入している係合ピン5aを介して変倍レンズ枠
5は右方に移動される。すると、第2図に示すよ
うに上記係合ピン5aが上記固定枠3の内外筒3
a,3bのリードカム孔3cに沿つて右方に移動
することによつて、同係合ピン5aが係合してい
る上記ズーミング枠4のリードカム孔4aを介し
てズーミング枠4が回動する。このとき同ズーミ
ング枠4は、その周方向のリードカム孔4bに固
定枠3上の係合ピン3b2が係合していることによ
つて光軸方向には動かないようになつている。同
ズーミング枠4が回動すると、同枠4のリードカ
ム孔4cに嵌入している上記補償レンズ枠6上の
係合ピン6aは同リードカム孔4cにリードさ
れ、上記固定枠3の内筒3bのリードカム孔3d
に沿つて光軸方向に移動し、補償レンズ枠6を同
方向に移動させる。このように操作枠2を光軸方
向に最短焦点位置Wから最長焦点位置T迄移動さ
せた後、操作枠2を至近側に回動させると、今度
は上記係合ピン5aは上記固定枠3のリードカム
孔3cの後端部の斜上方に延びる傾斜部に案内さ
れて移動し、第3図に示すように、テレマクロ位
置TMに達する。このとき、上記係合ピン5aが
上方に角度θ移動することによつて、同係合ピン
5aと係合する上記リードカム孔4aを介してズ
ーミング枠4はθ′角だけ逆方向(図において上
方)に回動する。これにつれて、同ズーミング枠
4上の上記リードカム孔4cも同方向に角度θ′移
動するので、これに係合する係合ピン6aは上記
リードカム孔4c及び上記固定枠3の内筒3bの
リードカム孔3dに沿つて光軸方向にyだけ移動
し、補償レンズ枠6を上記TM位置に導く。な
お、上記係合ピン5aを上記固定枠3のリードカ
ム孔3cのテレマクロ位置TMに移動させるため
には、第3図に示すように、操作枠2をθ角だけ
回動させるので、上記フオーカスレンズ枠1もそ
れにつれて光軸方向に移動すると共に、変倍レン
ズ枠5の移動も上記W位置−T位置間の動きとは
異なり、上記各レンズ群L1〜L4は夫々、第4図
に示すように、W位置−TM位置間を移動するよ
うになつている。
位置W(第2図参照)から右方に移動させると、
同操作枠2のリードカム溝2bによつて、これに
嵌入している係合ピン5aを介して変倍レンズ枠
5は右方に移動される。すると、第2図に示すよ
うに上記係合ピン5aが上記固定枠3の内外筒3
a,3bのリードカム孔3cに沿つて右方に移動
することによつて、同係合ピン5aが係合してい
る上記ズーミング枠4のリードカム孔4aを介し
てズーミング枠4が回動する。このとき同ズーミ
ング枠4は、その周方向のリードカム孔4bに固
定枠3上の係合ピン3b2が係合していることによ
つて光軸方向には動かないようになつている。同
ズーミング枠4が回動すると、同枠4のリードカ
ム孔4cに嵌入している上記補償レンズ枠6上の
係合ピン6aは同リードカム孔4cにリードさ
れ、上記固定枠3の内筒3bのリードカム孔3d
に沿つて光軸方向に移動し、補償レンズ枠6を同
方向に移動させる。このように操作枠2を光軸方
向に最短焦点位置Wから最長焦点位置T迄移動さ
せた後、操作枠2を至近側に回動させると、今度
は上記係合ピン5aは上記固定枠3のリードカム
孔3cの後端部の斜上方に延びる傾斜部に案内さ
れて移動し、第3図に示すように、テレマクロ位
置TMに達する。このとき、上記係合ピン5aが
上方に角度θ移動することによつて、同係合ピン
5aと係合する上記リードカム孔4aを介してズ
ーミング枠4はθ′角だけ逆方向(図において上
方)に回動する。これにつれて、同ズーミング枠
4上の上記リードカム孔4cも同方向に角度θ′移
動するので、これに係合する係合ピン6aは上記
リードカム孔4c及び上記固定枠3の内筒3bの
リードカム孔3dに沿つて光軸方向にyだけ移動
し、補償レンズ枠6を上記TM位置に導く。な
お、上記係合ピン5aを上記固定枠3のリードカ
ム孔3cのテレマクロ位置TMに移動させるため
には、第3図に示すように、操作枠2をθ角だけ
回動させるので、上記フオーカスレンズ枠1もそ
れにつれて光軸方向に移動すると共に、変倍レン
ズ枠5の移動も上記W位置−T位置間の動きとは
異なり、上記各レンズ群L1〜L4は夫々、第4図
に示すように、W位置−TM位置間を移動するよ
うになつている。
ところで、このように操作枠2の回動操作によ
つてズームレンズ01を位置において無限遠側か
ら至近側へ移動させるとき、上記至近位置からマ
クロ領域に入る瞬間を明瞭に感じとることが出来
ると共に、容易にこの位置で停止出来ることが望
ましい。そのため、従来のものにおいては、例え
ば、第5図に示すように、操作枠22の摺動面に
クリツク溝22aを設け、このクリツク溝22a
に固定枠23の摺動面上の凹部23a内に配設さ
れたクリツクばね24を係合させるようにしたも
のもあるが、上記クリツク機構が作動するのは上
記T位置のみであり、他の位置では一切クリツク
動作をしないため、感触的に異和感を与えるとい
う欠点がある。又、第6図に示すように、操作枠
32と固定枠33の間にズーミング枠34が嵌装
されたズーミングレンズの場合、上記ズーミング
枠34の前端部(図において左端部)の段部に基
部が固定され、自由端部が左方に延びた後ほぼ
180゜折返され、上方向に付勢された弾力性係合片
35を設け、同係合片35の自由端部が上記操作
枠32の摺動面に設けられ凹部32aに嵌入し、
同係合片35を介して上記ズーミング枠34を図
において左方に移動させるときの上記操作枠32
の操作力量の変化を感触的に感知して上記T位置
からマクロ領域に入ることを確認出来るようにし
たものも知られているが、上記変化感を得る操作
力量は、ズーミング枠34を回動させる初期力量
であるため、同ズーミング枠34の回動が軽い場
合は極めて小さく、僅かの操作力量でマクロ領域
に入つてしまうので上記T位置に一旦抑止するこ
とが極めて困難であるという欠点を有している。
つてズームレンズ01を位置において無限遠側か
ら至近側へ移動させるとき、上記至近位置からマ
クロ領域に入る瞬間を明瞭に感じとることが出来
ると共に、容易にこの位置で停止出来ることが望
ましい。そのため、従来のものにおいては、例え
ば、第5図に示すように、操作枠22の摺動面に
クリツク溝22aを設け、このクリツク溝22a
に固定枠23の摺動面上の凹部23a内に配設さ
れたクリツクばね24を係合させるようにしたも
のもあるが、上記クリツク機構が作動するのは上
記T位置のみであり、他の位置では一切クリツク
動作をしないため、感触的に異和感を与えるとい
う欠点がある。又、第6図に示すように、操作枠
32と固定枠33の間にズーミング枠34が嵌装
されたズーミングレンズの場合、上記ズーミング
枠34の前端部(図において左端部)の段部に基
部が固定され、自由端部が左方に延びた後ほぼ
180゜折返され、上方向に付勢された弾力性係合片
35を設け、同係合片35の自由端部が上記操作
枠32の摺動面に設けられ凹部32aに嵌入し、
同係合片35を介して上記ズーミング枠34を図
において左方に移動させるときの上記操作枠32
の操作力量の変化を感触的に感知して上記T位置
からマクロ領域に入ることを確認出来るようにし
たものも知られているが、上記変化感を得る操作
力量は、ズーミング枠34を回動させる初期力量
であるため、同ズーミング枠34の回動が軽い場
合は極めて小さく、僅かの操作力量でマクロ領域
に入つてしまうので上記T位置に一旦抑止するこ
とが極めて困難であるという欠点を有している。
本考案の目的は、上記の点に鑑み、上記操作枠
と固定枠との摺動面に互に係合し、上記通常撮影
域とマクロ撮影領域とを好適に判別する係止部材
と規制部材を巧みに設けることによつて、通常撮
影領域からマクロ撮影域への境界で一時的にスト
ツパ作用を持たせ、マクロ撮影域へ入る瞬間を明
瞭に感じとることができると共に、容易にこの位
置で停止できるようにするズームレンズのストツ
パ機構を提供するにある。更にこのストツパ機構
を利用してマクロ撮影時、所定の倍率でクリツク
ストツプがかかるようにするものである。
と固定枠との摺動面に互に係合し、上記通常撮影
域とマクロ撮影領域とを好適に判別する係止部材
と規制部材を巧みに設けることによつて、通常撮
影領域からマクロ撮影域への境界で一時的にスト
ツパ作用を持たせ、マクロ撮影域へ入る瞬間を明
瞭に感じとることができると共に、容易にこの位
置で停止できるようにするズームレンズのストツ
パ機構を提供するにある。更にこのストツパ機構
を利用してマクロ撮影時、所定の倍率でクリツク
ストツプがかかるようにするものである。
以下、本考案を図示の実施例に基いて説明す
る。
る。
第7図は、本考案の一実施例を示すマクロ撮影
可能なズームレンズのストツパ機構の平面図であ
つて、第8図は第7図中のA−A線に沿う断面図
である。なお、本考案のストツパ機構が適用され
るズームレンズは、上記第1図のズームレンズ0
1と上記ストツパ機構関連部材を除いて全く同一
であるので同一構成部材については同一符号を付
すに止め、その説明は省略する。本考案のストツ
パ機構40は、第7,8図に示すように、上記操
作枠2の内周面に設けられた凹部2a(第1図参
照)の前側縁に固着された、厚肉の縦長板状体の
規制部材42と、この規制部材42の上方に平行
して固着された平面逆U字形状の弾力性板ばね4
3と、これらの規制部材42、板ばね43に相対
する固定枠3の外筒3aの周面上に固着され、上
記板ばね43に係合する係止部材41とで構成さ
れている。上記係止部材41は、上記操作枠2が
最長焦点位置Tに達した時の上記規制部材42及
び板ばね43に相対する固定枠3の外筒3a上に
固着されており、第8図に示すように、上面のほ
ぼ3等分位置にマクロ倍率位置を規制するための
クリツクストツプ用V溝41a,41bが設けら
れており、左右端部の段部が固定枠3にねじ止め
されている。上記制動部材43の逆U字形状の板
ばね43は、第8図に示すように、一端部が上記
操作枠2の凹部2a面にねじ止めされて固着され
ており、他端部は断面形状がV字状に折り曲げら
れた係合部43aとなつており、同係合部43a
が上記係止部材41のクリツクストツプ用V溝4
1a,41bに係合するようになつている。
可能なズームレンズのストツパ機構の平面図であ
つて、第8図は第7図中のA−A線に沿う断面図
である。なお、本考案のストツパ機構が適用され
るズームレンズは、上記第1図のズームレンズ0
1と上記ストツパ機構関連部材を除いて全く同一
であるので同一構成部材については同一符号を付
すに止め、その説明は省略する。本考案のストツ
パ機構40は、第7,8図に示すように、上記操
作枠2の内周面に設けられた凹部2a(第1図参
照)の前側縁に固着された、厚肉の縦長板状体の
規制部材42と、この規制部材42の上方に平行
して固着された平面逆U字形状の弾力性板ばね4
3と、これらの規制部材42、板ばね43に相対
する固定枠3の外筒3aの周面上に固着され、上
記板ばね43に係合する係止部材41とで構成さ
れている。上記係止部材41は、上記操作枠2が
最長焦点位置Tに達した時の上記規制部材42及
び板ばね43に相対する固定枠3の外筒3a上に
固着されており、第8図に示すように、上面のほ
ぼ3等分位置にマクロ倍率位置を規制するための
クリツクストツプ用V溝41a,41bが設けら
れており、左右端部の段部が固定枠3にねじ止め
されている。上記制動部材43の逆U字形状の板
ばね43は、第8図に示すように、一端部が上記
操作枠2の凹部2a面にねじ止めされて固着され
ており、他端部は断面形状がV字状に折り曲げら
れた係合部43aとなつており、同係合部43a
が上記係止部材41のクリツクストツプ用V溝4
1a,41bに係合するようになつている。
次に、このように構成されたストツパ機構40
の作用について説明する。第7,8図は上記操作
枠2が上記最長焦点位置Tに達した時の状態を示
している。このとき、上記板ばね43の係合部4
3aの左側傾斜面が上記係止部材41の右端角隅
部に当接することによつて、それ以上の操作枠2
の左方への移動は一旦抑止される。従つて、操作
者はこの点に達したことを明瞭に操作感触で感知
することが出来る。次いで更に操作枠2を上記板
ばね43の弾力に抗して左方に移動させると、マ
クロ撮影域に入り同板ばね43の係合部43aは
上記係止部材41の上面に押上げられ、上記クリ
ツクストツプ用溝41a,41bに達したとき、
これに係合して、操作枠2をクリツクストツプさ
せる。ここで、このマクロ撮影域では板ばね43
の係合部43aが係止部材41の上面に摺接して
いるので、通常撮影域よりも操作枠2の操作力量
が大きく必要とされる。そして、同操作枠を更に
左方に移動させると、今度は上記規制部材42の
左端面が上記係止部材41の右端面に当接してマ
クロ撮影域の終点に達し、それ以上の移動は確実
に抑止される。
の作用について説明する。第7,8図は上記操作
枠2が上記最長焦点位置Tに達した時の状態を示
している。このとき、上記板ばね43の係合部4
3aの左側傾斜面が上記係止部材41の右端角隅
部に当接することによつて、それ以上の操作枠2
の左方への移動は一旦抑止される。従つて、操作
者はこの点に達したことを明瞭に操作感触で感知
することが出来る。次いで更に操作枠2を上記板
ばね43の弾力に抗して左方に移動させると、マ
クロ撮影域に入り同板ばね43の係合部43aは
上記係止部材41の上面に押上げられ、上記クリ
ツクストツプ用溝41a,41bに達したとき、
これに係合して、操作枠2をクリツクストツプさ
せる。ここで、このマクロ撮影域では板ばね43
の係合部43aが係止部材41の上面に摺接して
いるので、通常撮影域よりも操作枠2の操作力量
が大きく必要とされる。そして、同操作枠を更に
左方に移動させると、今度は上記規制部材42の
左端面が上記係止部材41の右端面に当接してマ
クロ撮影域の終点に達し、それ以上の移動は確実
に抑止される。
以上説明したように、本考案によれば操作枠2
の操作時に通常撮影域からマクロ撮影域に入る時
には好適に一旦抑止され、更にマクロ撮影域内の
マクロ倍率位置においても好適にクリツクストツ
プされる。よつて、従来のこの種のズームレンズ
の欠点を見事に解消すると共に更に便利なストツ
パ機構を提供することが出来る。
の操作時に通常撮影域からマクロ撮影域に入る時
には好適に一旦抑止され、更にマクロ撮影域内の
マクロ倍率位置においても好適にクリツクストツ
プされる。よつて、従来のこの種のズームレンズ
の欠点を見事に解消すると共に更に便利なストツ
パ機構を提供することが出来る。
なお、上記実施例においては、操作枠2に規制
部材42、板ばね43を設け、固定枠3に係止部
材41を設けるようにしたが、逆に固定枠3に規
制部材42、板ばね43を設け、操作枠2に係止
部材41を設けるようにしても同様な作用効果が
得られることは勿論である。
部材42、板ばね43を設け、固定枠3に係止部
材41を設けるようにしたが、逆に固定枠3に規
制部材42、板ばね43を設け、操作枠2に係止
部材41を設けるようにしても同様な作用効果が
得られることは勿論である。
第1図は、従来のマクロ撮影可能なズームレン
ズの上半部の断面図、第2図は、上記第1図のズ
ームレンズの各レンズ枠のリードカムの配置関係
を示す平面図、第3図は、上記第2図の操作枠カ
ム、固定枠カム、ズーミング枠カムと係合ピンと
の係合態様を示す平面図、第4図は、上記第1図
のズームレンズの各レンズ群の移動関係を示す線
図、第5,6図は、従来のマクロ撮影可能なズー
ムレンズのストツパ機構の例を夫々示す要部拡大
断面図、第7図は、本考案の一実施例を示すマク
ロ撮影可能なズームレンズのストツパ機構の拡大
平面図、第8図は、上記第7図中のA−A線に沿
う断面図である。 01……ズームレンズ、2……操作枠、2a…
…凹部、3……固定枠、40……ストツパ機構、
41……係止部材、41a,41b……クリツク
ストツプ用溝、42……規制部材、43……板ば
ね(弾性部材)、43a……係合部。
ズの上半部の断面図、第2図は、上記第1図のズ
ームレンズの各レンズ枠のリードカムの配置関係
を示す平面図、第3図は、上記第2図の操作枠カ
ム、固定枠カム、ズーミング枠カムと係合ピンと
の係合態様を示す平面図、第4図は、上記第1図
のズームレンズの各レンズ群の移動関係を示す線
図、第5,6図は、従来のマクロ撮影可能なズー
ムレンズのストツパ機構の例を夫々示す要部拡大
断面図、第7図は、本考案の一実施例を示すマク
ロ撮影可能なズームレンズのストツパ機構の拡大
平面図、第8図は、上記第7図中のA−A線に沿
う断面図である。 01……ズームレンズ、2……操作枠、2a…
…凹部、3……固定枠、40……ストツパ機構、
41……係止部材、41a,41b……クリツク
ストツプ用溝、42……規制部材、43……板ば
ね(弾性部材)、43a……係合部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ズームレンズ鏡枠の主体となる固定枠と、 この固定枠に回動自在、進退自在に嵌装された
操作枠と、 上記固定枠と操作枠の何れか一方の嵌合面に設
けられた凹部と、 上記固定枠と操作枠の一方に固定され、上記凹
部内に突出する係止部材と、 上記固定枠と操作枠の他方に固定され、上記操
作枠がマクロ最終点に至つたときに、その側面を
上記係止部材に当接させて操作枠の移動を規制す
る規制部材と、 同じく他方に設けられ、上記操作枠が、通常撮
影域からマクロ撮影域へ回動されるときに、上記
係止部材の端部と係合すると共に、マクロ撮影域
では同係止部材の上面に乗り上げて摺接する係合
部を有する弾性部材と、 上記係止部材の上面に設けられていて、マクロ
撮影域内の所定の倍率時に上記弾性部材の係合部
が係合するクリツク用溝と、 を具備したことを特徴とするマクロ撮影可能なズ
ームレンズのストツパ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6898483U JPS59176010U (ja) | 1983-05-09 | 1983-05-09 | マクロ撮影可能なズームレンズのストッパ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6898483U JPS59176010U (ja) | 1983-05-09 | 1983-05-09 | マクロ撮影可能なズームレンズのストッパ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59176010U JPS59176010U (ja) | 1984-11-24 |
JPS6333205Y2 true JPS6333205Y2 (ja) | 1988-09-05 |
Family
ID=30199148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6898483U Granted JPS59176010U (ja) | 1983-05-09 | 1983-05-09 | マクロ撮影可能なズームレンズのストッパ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59176010U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4921143A (ja) * | 1972-06-15 | 1974-02-25 | ||
JPS565108B2 (ja) * | 1976-12-23 | 1981-02-03 | ||
JPS5838906A (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-07 | Canon Inc | 近接撮影可能なズ−ムレンズ鏡胴 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS565108U (ja) * | 1979-06-25 | 1981-01-17 |
-
1983
- 1983-05-09 JP JP6898483U patent/JPS59176010U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4921143A (ja) * | 1972-06-15 | 1974-02-25 | ||
JPS565108B2 (ja) * | 1976-12-23 | 1981-02-03 | ||
JPS5838906A (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-07 | Canon Inc | 近接撮影可能なズ−ムレンズ鏡胴 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59176010U (ja) | 1984-11-24 |
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