JPS6332752A - 光デイスク基板の製造方法 - Google Patents

光デイスク基板の製造方法

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JPS6332752A
JPS6332752A JP17590986A JP17590986A JPS6332752A JP S6332752 A JPS6332752 A JP S6332752A JP 17590986 A JP17590986 A JP 17590986A JP 17590986 A JP17590986 A JP 17590986A JP S6332752 A JPS6332752 A JP S6332752A
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JP
Japan
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substrate
ion bombardment
resin
etching
guide groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP17590986A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Fukamachi
深町 裕一
Toru Yamamoto
徹 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS6332752A publication Critical patent/JPS6332752A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はレーザー光等を用いて情報の記録、再生を行う
データファイル装置などに使われる光ディスク基板の製
造方法に関するものである。
従来の技術 近年、光ディスクは高密度、大容量、高速アクセス可能
なメモリーとして広く研究されている。
光ディスクには記録、再生時のトラッキング用の案内溝
が必要で、その構造により大きく二つのタイプに分けら
れる。ひとつはポリカーボネート樹脂のような熱可塑性
樹脂を用いた射出成形法やエポキシ樹脂のような熱硬化
性樹脂を用いたキャスティング法のように基板と案内溝
が一体で形成されたタイプのもので、もうひとつはガラ
スのような平板上に光硬化性樹脂(以下2Pと記す−P
hot。
Polymerの略)を用いスタンバ上の反転形状案内
溝を転写して案内溝を形成する2Pタイプのものである
光ディスクの従来の作製方法の概略を第5図の工程図を
用いて説明する。第5図において、61は案内溝形成工
程、62は脱ガス工程、53,54゜55は各々第1保
護層、記録媒体層、第2保護層の作製工程、66はディ
スクの貼り合わせ工程を示す。
以下さらに詳述すると、まず、案内溝形成工程61で案
内溝を形成した基板を脱ガス工程62で真空加熱等で脱
ガスし、その後第1保護層形成工程で、SiOや5i0
2等からなる第1保護層を形成し、記録媒体形成工程6
4で、その上に情報を光の反射率や偏光角の違いで記録
、再生する記録媒体層を形成し、第2保護層形成工程で
さらKその上に第2保護層を形成する。最後に貼り合わ
せ工程でこのようにしてできだディスク2枚を貼り合わ
せて光ディスクを作製する。この際、脱ガス工程52を
省略すると記録媒体が基板からのガスの影響で劣化する
(垂直性が低下)欠点を生じる。
また、従来から基板をスパッタエツチングをおこなう技
術はあったが、その効果は、たとえば特開昭58−15
3696号公報に示されるように基板の表面を荒し、膜
との接着強度が向上することや、特開昭59−1710
42号公報に示されるように基板に微細な凹凸をつける
ことにより記録感度が向]ニすることであった。
発明が解決しようとする問題点 しかし、なから上記のような光ディスクの製造方法にお
いては以下のような問題点がある。第1に基板の脱ガス
工程に時間がかかってしまい(数時間)、量産性が悪い
。第2に樹脂中の未反応の残存モノマー成分が脱ガス工
程では完全に除去できず耐熱性試験に対して劣化の原因
となる(特にキャスティングや2Pタイプに多い)。
さらtg−2Pタイプにおいてはガラス平板との付着力
が十分でなく、2Pとガラス平板の界面から水分が侵入
し耐湿性試験におい−(磁性膜が劣化するという問題点
を有する。
ゆえに量産性が良く信頼性の高い光デ□スクの開発が望
まれていた。
本発明は上記問題点に鑑み、工数が少なくかつ高信頼性
の光ディスク基板の製造方法を提供するものである。
問題点を解決するための手段 との目的を達成するために本発明の光ディスクの製造方
法は、樹脂から成る案内溝の表面に、例えばアルゴン等
のイオン衝撃を加え、その後脱ガス工程を省略し第1保
護層以下の膜を形成することを特徴どするものである。
特に4. Q Q人、/ m14以上のボラチングレー
トのイオン衝撃を弔い、約0.1μm程度(2分30秒
)エツチングするのが有効である。
作用 以上のような本発明の製造方法は、案内溝の表面をイオ
ンでたたくことにより短時間で樹脂中の水分を熱的に取
り除くことができ、脱ガス工程を省くことができる。ま
た残存しているモノマー成分も一部はエツチング効果で
取り除かれ、一部は架橋反応による重合、硬化により取
り除かれる。
さらに2Pタイプのものにおいては、2P層が薄いため
イオンで表面をだだくことで2Pが加熱され2Pと基板
との付着強度が向上する利点もある。。
以上のような作用のため量産性にすぐれかつ耐湿性、耐
熱性等の信頼性に優れた光ディスクの製造が可能となる
実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図は2Pタイプの基板を用いた本発明の一実施例に
おける光磁気ディスクの製造工程である。
第1図において、11は2P層形成」−程、12はイオ
ン衝乍(スパッタエツチング)工程、13゜14、IE
5は第1保護層、記録媒体層、第2保護層の形成工程、
16は基板貼り合わせ工程である。
以下、各工程についてさらに詳しく説明する。
まず、案内溝形成工程において、ガフスΔ;2板を洗浄
し、2Pを用いスタンパの案内溝(反転形状)を基板上
に転写する。次に、イオン衝撃工程でこの基板を真空装
置に入れ、ムrガ、ズを用丸ハて案内溝表面にイオン衝
撃(スパッタエツチング)を加える1、乙の際ムrガス
圧は1〜5 X 10  torrで入力fdsoo’
W(ディスク径はψ130W1K)、エツチングL/−
トは400人/win、スパッタ時間は2分30秒、エ
ツチング量0.1μmで行ったが、人rガス以外にも0
2ガスを3割程度混入した混合ガスでも同様の効果が得
られる。
次に、第1保護層形成工程13.記録媒体層形成工程1
4.第2保護層形成工程で、第1保護層としてSiOを
0.8 μm 、記録媒体層とl、−(GdT6Fi3
G6膜をO,Sμm1第2保護層としてSiO2を0.
8μ口作製して単板を形成する。そして最後に、貼り合
わせ工程1θでこのディスク2枚をエポキシ系接着剤で
貼り合わせて光磁気ディスクを得る。
スパッタエツチングのレートが低いときは同じエツチン
グ量であっても2Pの改質効果は低い。
ガラス転移温度(以下Tgと略す)でみると、第2図に
示すように200Å/minのエツチングレートではエ
ツチング量によらずTgの増加ば6°C程度であるが、
400人/winではエツチング量に比例してTgが高
くなり0.1μm程度のエツチング量でTgが16°C
も高くなった。ガラス平板と2Pとの付着強度もスパッ
タエツチングレートに依存し、第3図に示すようにエツ
チングレートが20Q入/min程度では付着強度の増
加はないが、400人/winではエツチング量に比例
して付着強度も増加していった。それゆえ本実施例では
400人/ m i nで0.1μmのエツチング量で
案内溝表面を処理し7た。第4図人、Bに本処理による
案内溝の形状変化を段差針で調べた結果を示すが、処理
前後において、溝形状はほとんど変化していないことが
わかる。
また、第5図に示しである脱ガス工程を省略して膜づけ
を行うと、以下の表1にボすように、記録膜の特性を示
す保磁力、カー回転角の値が脱ガス工程を行う時に比較
して3割程度低くくなり特性が劣化し、記録膜の膜厚も
2割程度減少する。
しかし、脱ガス工程のかわりに第1図に示すように基板
のイオン衝撃工程を行うと保磁力、カー回転角の値、記
録膜の膜厚共に脱ガス工程を行ったときと比較して特性
の劣化はない。
表1 以上のように本実施例によれば、第1に案内溝をイオン
衝撃でたたく(スパッタエツチング)ことにより2Pの
温度が上昇し水分の除去が可能となり、その結果脱ガス
工程を省くことができ、数時間を要していた脱ガス工程
が数分のスパッタエツチング工程に代わり量産性が向上
する。
第2に、2PのTgがスパッタエツチングにより16°
C程度上昇し耐熱性が向上する。
第3にガラス平板と2Pとの付着強度も40〜tsok
q/as増加し、ガラス平板と2Pの界面からの水分の
侵入を押えることができ、従来のものでは、80’C,
804RHの環境下では400時間で2P層にひび割れ
及びクレータ状の起伏を生じたが、本発明の製造方法に
よるディスクでは1600時間以上でも上記のような劣
化は認められず耐湿性が向上するものである。
尚、本実施例においては2Pタイプ基板を用いだが、キ
ャスティング基板および射出成形基板を使用した場合に
おいても程度は少し低いが同様の効果を得ることができ
る。
発明の効果 本発明は樹脂からなる案内溝の表面にイオン衝撃を加え
る(スパッタエツチング)ことにより脱ガス工程が省略
でき作業時間の短縮ができる。また、樹脂中の残存モノ
マー成分をエツチングおよび重合反応で除去できるだめ
、耐熱性が約20 ’C程度向上する。さらに2Pタイ
プにおいてはガラス平板と2P間の界面の付着強度が増
加し、水分の浸入を防げ耐湿性の向上がはかれる。
以上のように本発明は量産性および耐熱性、耐湿性等の
信頼性に優れた光ディスクの製造方法を提供するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における光ディスク基板の製造
方法を示す工程図、第2図はスパッタエツチングレート
およびエツチング量と2PのTgの関係を示す特性図、
第3図はスパッタエツチングレートおよびエツチング量
に対するガラス平板と2P間の付着強度の関係を示す特
性図、第4図はスパッタエツチング前後における案内溝
の形状変化を示す特性図、第5図は従来の光ディスク基
板の製造方法を示す工程図である。 11・・・・・・案内溝形成工程、12・・・・・・イ
オン衝撃(スパッタエツチング)工程、13・・・・・
・第1保護層形成工程、14・・・・・・記録媒体層形
成工程、15・・・・・・第2保護層形成工程、1ら・
・・・・・貼り合わせ工程1、 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名笥 
1 図 第 2 図 第 3 図 第 4 図 4オン揮P−史す!前 イオン譚問?処理1東

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂から成る案内溝の表面にイオン衝撃を加えた
    ことを特徴とする光ディスク基板の製造方法。
  2. (2)400Å/min以上のエッチングレートのイオ
    ン衝撃を案内溝表面に加えたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の光ディスク基板の製造方法。
JP17590986A 1986-07-25 1986-07-25 光デイスク基板の製造方法 Pending JPS6332752A (ja)

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JPS6332752A true JPS6332752A (ja) 1988-02-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5688879A (en) * 1979-11-09 1981-07-18 Carborundum Co Molten aluminaazirconia abrasive

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5688879A (en) * 1979-11-09 1981-07-18 Carborundum Co Molten aluminaazirconia abrasive
JPS6332752B2 (ja) * 1979-11-09 1988-07-01 Kennecott Corp

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