JPS63220439A - 光磁気デイスクの製法 - Google Patents

光磁気デイスクの製法

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Publication number
JPS63220439A
JPS63220439A JP5221387A JP5221387A JPS63220439A JP S63220439 A JPS63220439 A JP S63220439A JP 5221387 A JP5221387 A JP 5221387A JP 5221387 A JP5221387 A JP 5221387A JP S63220439 A JPS63220439 A JP S63220439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magneto
substrate
optical disk
polycarbonate
annealing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5221387A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Hashimoto
修一 橋本
Yasumasa Iwamura
康正 岩村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP5221387A priority Critical patent/JPS63220439A/ja
Publication of JPS63220439A publication Critical patent/JPS63220439A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ca 要〕 光磁気ディスク用に成型したポリカーボネート基板をポ
リカーボネートのガラス転移点±7℃の温度でアニーリ
ングし、これによって基板の面内方向の複屈折を緩和し
、かつプリグリープの深さを浅くして、光磁気ディスク
のC/Nを向上させる。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、書き換え可能な光磁気ディスク、特にポリカ
ーボネートを基板とするC/Hの優れた光磁気ディスク
に関する。
〔従来の技術〕
光ディスクはレーザー光を用いて高密度の情報記録を行
なうメモリ媒体であり、記録容量が大きく、非接触で記
録と再生を行うことができ、また塵埃の影響を受けない
など優れた特徴をもつ。とりわけ、光磁気記録方式に基
づく光磁気ディスクは書き換え可能な媒体として広い用
途が期待される。
光磁気ディスクの信号検出は、記録層の垂直磁界によっ
て、入射光の偏光面を回転させ、その程度に応じて、信
号強度に変換する。第1図に示すように、たとえばII
IIlllφのレーザービームをレンズによって、1μ
mφまで集光するとき、入射光の角度は最大30″′程
度となり、斜め方向の入射光は基板によって複屈折され
る影響を大きく受けることになる。第2図(a)は、シ
ングルパスにおける、P波とS波との間の遅れと入射角
との関係を、基板の中心からの距離を変えた場合につい
て示す。
光磁気ディスク用基板の材料は使用するエンジニアリン
グプラスチックとしては、アクリル樹脂、エポキシ樹脂
、およびポリカーボネートなどが挙げられる。なかでも
ポリカーボネートは、耐衝撃性、耐熱性、耐湿性、寸法
安定性に優れており、耐久性があってしかも価格が安い
利点がある。しかし複屈折が大きいことが、唯一の欠点
とされており、ポリカーボネート基板に、希土類−遷移
元素記録層を成膜して製造した光磁気ディスクは、C/
N特性が他のエンジニアリングプラスチックに比べて甚
しく劣る。
ポリカーボネート基板は通常射出成型によって製造する
。射出成型では350℃程度に加熱溶融された材料樹脂
が金型内に一気に押し込まれ、1〜2秒のうちに100
℃程度まで冷却される。この際基板の樹脂が中心から半
径方向に流れるのでこの方向に残留応力が残り、かつ基
板の表面から内部に向かって急な冷却がおこるので残留
応力が生じることがありうる。これらの残留応力によっ
て基板に複屈折が生じ、これが光磁気ディスクにおいて
信号検出の障害となる。すなわち、ポリカポネート基板
を用いた光磁気ディスクでは他の複屈折の小さい基板を
用いた場合と比較してC/Nが小さい。信号検出の方法
として、シングル光学系を用いるとこれが顕著である。
なおシングル光学系に代えて差動光学系を採用すること
によってC/Nは明らかに改善されるが、それでもポリ
カーボネート基板上では複屈折の小さい他の基板と同等
のC/Nを得ることはできない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ポリカーボネートを基板の材料とする光磁気ディスクは
、入射光の複屈折が大きいので、C/Nが小さい。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点は光磁気ディスク用に成型したポリカーボネ
ート基板をポリカーボネートのガラス転移点±7℃の温
度でアニーリングする工程を含むことを特徴とする、光
磁気ディスクの製法によって解決することができる。
〔作゛用〕
光磁気ディスク用基板のポリカーボネートはガラス転移
点が137℃であり、137℃±7℃の温度でアニーリ
ングすると、成型時の歪みにもとづく面内方向の複屈折
を軽減し、かつ溝の深さを浅くするので、凹凸の差が少
なくなり反射光が強まり、検出信号のC/Nを改良する
ことができる。アニーリングは130℃より低温では効
果がなく、145℃以上ではポリカーボネートが軟化す
るので適当でない。
〔実施例〕
1施炎上 直径13cm、厚み1.2 Mのポリカーボネート(P
C)基板を射出成型し、この基板に成型したプリグルー
プは溝幅0.6μmS溝深さ0.07μm1ピッチ1.
6μmであった。これをガラス板上に水平に保って、オ
ーブンに入れ140±1’cで8時間加熱した。炉内冷
却した後、基板上にスパッタリングによって、第1図に
示すように、窒化けい素膜1100n、 TbFeCo
膜1100n、窒化けい素膜1100nを順次積層して
、記録膜および保護膜を形成した。
こうして製造した光磁気ディスクの再生信号のC/Nを
シングル検出および差動検出によって測定した結果、第
1表に示すように、それぞれ52dBおよび49dBで
あった。
なお、第2図にアニーリングの前後における1回通過の
複屈折によるP波とS波との間の遅れ(nm)を、基板
の中心からの距離(was )に応じて測定した入射角
に対する関係を示す、第2図(A)はアニーリングの前
であり、30°では遅れが約70nmであるが、第2図
(B)のアニーリングの後では約20nmと減少してい
る。
止較■土 アニーリング処理しないことの他は、実施例1と同様に
して光磁気ディスクを製造し、これについて再生信号の
C/Nをシングル検出および差動検出によって測定した
結果、第1表に示すように、それぞれ38dBおよび4
4dBであって、複屈折の影響が大きいことを示す。
且笠■1 実施例1と同一の金型を用いて成型したポリメチルメタ
アクリレート(PMMA)基板をオーブンで110℃に
8時間加熱し、炉冷却した後、窒化ケイ素1100n、
 TbFeCo 1100n、窒化ケイ素1100nを
スパッタリングにより積層成膜した。実施例1と同様に
して測定した再生信号は、シングル検出が52dB、差
動検出が49dBであった。
止較炭主 アニーリングしないことの他は、比較例2と同様にして
ポリメチルメタアクリレート基板の光磁気ディスクを製
造した。再生信号のC/Nは第1表に示すように、アニ
ーリングしないポリメチルメタアクリレートの比較例2
と同等であった。
第1表 基板   加 熱  C/N (シングル)C/N(差
動)実施例lPc140℃、 8 h   52dB 
    49dB比較例I  PCな し    38
dB     44dB比較例2  PHMA  11
0℃、 8 h   52dB     49dB比較
例a  PMMA   な し    52dB   
  49dBポリカーボネート基板はアニーリング処理
によって光磁気ディスクの再生信号のC/Nを、シング
ル検出方式の場合+14dB、差動検出方式の場合+5
dBを向上させ、ポリメタアクリレート基板と同等にす
ることができた。
〔発明の効果〕
光磁気ディスク用ポリカーボネート基板をアニーリング
して、基板の面内方向の複屈折を低減し、かつ溝形状を
浅溝化することによって、該基板上に製膜した光磁気媒
体の特性を著しく向上させ、実用化の方向を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は集光されたレーザー光が入射する光磁気ディス
クの断面図であり、 第2図(A)はアニーリング前、(B)はアニーリング
後のポリカーボネート基板の入射角に対する、1回通過
の複屈折によるP波とS波との遅れの関係を、基板の中
心からの距離を変えて測定した結果を示すグラフである
。 1・・・基板、    2・・・記録膜、3・・・保護
膜、   4・・・レンズ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、光磁気ディスク用に成型したポリカーボネート基板
    を、ポリカーボネートのガラス転移点±7℃の温度でア
    ニーリングする工程を含むことを特徴とする、光磁気デ
    ィスクの製法。
JP5221387A 1987-03-09 1987-03-09 光磁気デイスクの製法 Pending JPS63220439A (ja)

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