JPS6332555Y2 - - Google Patents

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JPS6332555Y2
JPS6332555Y2 JP1982153714U JP15371482U JPS6332555Y2 JP S6332555 Y2 JPS6332555 Y2 JP S6332555Y2 JP 1982153714 U JP1982153714 U JP 1982153714U JP 15371482 U JP15371482 U JP 15371482U JP S6332555 Y2 JPS6332555 Y2 JP S6332555Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
master cylinder
reservoir tank
battery case
disc brake
brake oil
Prior art date
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Expired
Application number
JP1982153714U
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English (en)
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JPS5957295U (ja
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Publication date
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Publication of JPS6332555Y2 publication Critical patent/JPS6332555Y2/ja
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    • Y02E60/12

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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスイングアームの回動支点より後方に
リヤデイスクブレーキ用マスタシリンダを配置す
る自動2輪車用リヤデイスクブレーキ装置に関す
る。
この種のリヤデイスクブレーキ装置において問
題となる点は、ブレーキオイルのリザーバタンク
内での共振現象である。即ち共振現象によりブレ
ーキ性能が低下してしまうことである。上記共振
現象はエンジン振動による車体フレームの振動が
原因している。ところが従来のリヤデイスクブレ
ーキ装置ではリザーバタンクを車体フレームに直
接ボルト等で取り付けているため、直接に車体フ
レームの振動の影響を受けることになり、共振現
象の発生するおそれが多い。(先行技術として実
開昭49−82442号がある。) 本考案は、重量の大きいバツテリを格納するバ
ツテリ格納装置が、エンジン振動と共振せず、エ
ンジン振動の影響をあまり受けないことに着目し
て、リザーバタンクをバツテリ格納装置に設ける
ことにより、上記不具合を解消しようとするもの
である。以下実施例を図面に基づいて本考案を説
明する。
第1図は本考案を適用した自動2輪車の右側面
部分図であり、矢印Fは前方を示す。この第1図
において、車体フレーム1はスイングアーム取付
ブラケツト2を一体に備え、ブラケツト2にはス
イングアーム3が横向きシヤフト5を介して回動
自在に支持されている。スイングアーム3は後方
へ延び、その後端部に後車輪(図示せず)を支承
している。
車体フレーム1の後部にはマスタシリンダ取付
板6がボルト7により固着されており、取付板6
の左側面(第1図の裏側面)にリヤデイスクブレ
ーキ用マスタシリンダ8がボルト9により固着さ
れている。マスタシリンダ8は下方へ突出するロ
ツド10を上下方向摺動自在に備え、ロツド10
の下端部はリンク11を介してブレーキペダル1
2に連動連結している。即ちリンク11とブレー
キペダル12は一体的に形成されると共に、取付
板6の前側部分にピン15を介して回動自在に支
持されており、リンク11の後端部がロツド10
の下端部に枢着連結されている。リンク11の後
端部とロツド10の下端部とは、例えばリンク1
1に形成された長孔(図示せず)と、この長孔に
遊びをもつて係合するピン16等によつて連結さ
れ、ペダル12を踏み込むことにより、リンク1
1の後端部と共にロツド10が上方へ移動するよ
うになつている。
マスタシリンダ8の上端吐出部にはブレーキオ
イルパイプ17が接続し、パイプ17を介してリ
ヤデイスクのホイルシリンダへと接続している。
即ち上記ロツド10の上方への移動により、パイ
プ17を介してホイルシリンダへブレーキオイル
を圧送する。マスタシリンダ8の上下幅の中央部
には上向きのブレーキオイル入口部18が形成さ
れ、入口部18は接続ホース19の下端部に接続
し、接続ホース19の上端部はブレーキオイルリ
ザーバタンク20の下向き出口パイプ部20aに
接続している。
リザーバタンク20は取付プレート部20bを
一体に備え、プレート部20bにはタンク取付ブ
ラケツト21がボルト22により固着され、ブラ
ケツト21の前端部分は2本のボルト23により
バツテリケース(バツテリ格納装置)24の右側
面に固着されている。バツテリケース24は例え
ば板金により製作されている。
第1図の−断面拡大部分図である第2図に
おいて、バツテリケース24の右側面には上下2
個のナツト25が溶着されており、このナツト2
5部分に上記取付ブラケツト21がボルト23に
より固着されている。取付ブラケツト21は、そ
の後半部分が前半部分より右側に位置するように
階段状に折れ曲がつている。
バツテリケース24は第3図に示すように、左
右の上端部にそれぞれ水平に折れ曲がるフランジ
部24aを一体に備え、一方車体フレーム1はそ
の上端部に前後方向に延びる左右1対の上側パイ
プ部1aを一体に備え、このパイプ部1aの上側
にフランジ部24aがダンパーゴム26を介して
載置され、ボルト27等により固着されている。
28はバツテリケース24内に格納されたバツテ
リである。
第4図はリザーバタンク取付構造の変形例を示
しており、この第4図において、バツテリケース
24の右側面には上方から見て左開きコの字形の
取付台30が溶着されており、取付台30の左側
面には1個のナツト29が溶着されている。一方
タンク取付ブラケツト31の前端部31aは上方
から見て左開きコの字形に形成されると共に上記
取付台30に噛み合い、1本のボルト32により
取付台30に固着されている。即ち取付台30と
コの字形前端部31aの噛み合いによりブラケツ
ト31が回り止めされており、従つて1本のボル
ト32を使用するだけでブラケツト31を確実に
取付台30に取り付けることができる。第5図は
第4図の矢視図である。
第6図はさらに別の変形例を示しており、後方
から見て左開きコの字形の取付台40がバツテリ
ケース24の右側面に溶着されており、取付台4
0の左側面には1個のナツト(図示せず)が溶着
されている。タンク取付ブラケツト41の前端部
41aは後方から見て左開きコの字形の形成され
ると共に取付台40に噛み合い、1本のボルト4
2により取付台40に固着されている。第6図の
構造のものは第4、第5図の構造のものと同じ
く、取付台40とブラケツト前端部41aの噛み
合いによりブラケツト41を回り止めしているの
で、1本のボルト42を使用するだけでブラケツ
ト41を確実に取付台40に取り付けることがで
きる。
以上説明したように本考案は、スイングアーム
3の回動支点(シヤフト5)より後方にリヤデイ
スクブレーキ用マスタシリンダ8を配置する自動
2輪車用リヤデイスクブレーキ装置において、マ
スタシリンダ8に連通するブレーキオイルリザー
バタンク20をバツテリケース(バツテリ格納装
置)24に設けているので次のような利点があ
る。即ち: (1) 一般にバツテリケース24は重量の大きいバ
ツテリ28を格納しているので、エンジンの振
動と共振せず、エンジン振動の影響をあまり受
けない。本考案はこのようなバツテリケース2
4にブレーキオイルリザーバタンク20を設け
ているので、リザーバタンク20へのエンジン
振動の影響は極めて小さく、リザーバタンク2
0内でのブレーキオイルの共振現象を防止する
ことができ、それによりブレーキ性能を良好に
維持することができる。実験によると泡立現象
が発生する境界振動数(加速度)は、振幅によ
つても左右されるがおよそ30〜35Gであり、共
振現象を皆無とするには30G以下に抑える必要
があることが分かつている。本考案によるリザ
ーバタンク20ではその振動数は30G以下であ
つた。
(2) バツテリケース24は一般にフレーム1の後
端側部分に配置されるため、スイングアーム3
の回動支点より後方にマスタシリンダ8を配置
するブレーキ装置においては、リザーバタンク
20をバツテリケース24に設けることにより
リザーバタンク20をマスタシリンダ8の近傍
部分に位置させることができる。従つてマスタ
シリンダ8とリザーバタンク20間の配管構造
が複雑にならない。
なお本考案においてはリザーバタンク20
を、バツテリケース24の後側面、下側面ある
いは左側面に設けることもできる。またバツテ
リケース24が6−6ナイロン、6−ナイロン
等の樹脂でできている場合には、リザーバタン
ク20をケース24と一体成形してもよい。ま
たブラケツト21等を介さずに固着することも
できる。
本考案の利点を再度まとめると以下の通りであ
る。
本考案はリヤデイスクブレーキ装置に関する考
案であり、ブレーキ用のマスタシリンダ8とブレ
ーキオイルリザーバタンク20の配置関係及び取
付け箇所を工夫することにより、ブレーキオイル
の共振防止とブレーキオイル用配管の簡略化とを
達成しているのである。即ち: (A) ブレーキオイルを収納するブレーキオイルリ
ザーバタンク20の取付け箇所を、エンジン振
動の影響をあまり受けないバツテリケース24
としており、それによりエンジン振動の影響を
減少させ、リザーバタンク20内のブレーキオ
イルの共振を防止し、良好なブレーキ性能を維
持できるようにしている。
(B) しかもブレーキオイルリザーバタンク20を
マスタシリンダ8の略上方に配置することによ
り、リザーバタンク20とマスタシリンダ8を
連絡するホース19を短くでき、ブレーキオイ
ル用配管を簡略化しているのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した自動2輪車の右側面
部分図、第2図は第1図の−断面拡大部分
図、第3図は第1図の−断面図、第4図は取
付構造の変形例を示す第2図に相当する断面拡大
図、第5図は第4図の矢視図、第6図はさらに
別の変形例を示す斜視図である。3……スイング
アーム、5……シヤフト(回動支点)、8……マ
スタシリンダ、20……ブレーキオイルリザーバ
タンク、24……バツテリケース(バツテリ格納
装置)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スイングアームの回動支点より後方にリヤデイ
    スクブレーキ用マスタシリンダを配置する自動2
    輪車用リヤデイスクブレーキ装置において、車体
    フレームの上端部にダンパーゴムを介してバツテ
    リケースを支持し、ブレーキオイルリザーバタン
    クをマスタシリンダの上方に配置すると共に上記
    バツテリケースに支持させ、ブレーキオイルリザ
    ーバタンクの出口部を下方のマスタシリンダの入
    口部にホースを介して連結したことを特徴とする
    自動2輪車用リヤデイスクブレーキ装置。
JP15371482U 1982-10-08 1982-10-08 自動2輪車用リヤデイスクブレ−キ装置 Granted JPS5957295U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15371482U JPS5957295U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 自動2輪車用リヤデイスクブレ−キ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15371482U JPS5957295U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 自動2輪車用リヤデイスクブレ−キ装置

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Publication Number Publication Date
JPS5957295U JPS5957295U (ja) 1984-04-14
JPS6332555Y2 true JPS6332555Y2 (ja) 1988-08-30

Family

ID=30339998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15371482U Granted JPS5957295U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 自動2輪車用リヤデイスクブレ−キ装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019235037A1 (ja) * 2018-06-07 2019-12-12 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両

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JPS5667647A (en) * 1979-11-02 1981-06-06 Yamaha Motor Co Ltd Battery mounting structure of autobicycle
JPS57155181A (en) * 1981-03-18 1982-09-25 Yamaha Motor Co Ltd Brake gear for autobicycle

Family Cites Families (2)

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JPS52166250U (ja) * 1976-06-10 1977-12-16
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JPS5957295U (ja) 1984-04-14

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