JPS6331961Y2 - - Google Patents
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- JPS6331961Y2 JPS6331961Y2 JP5654383U JP5654383U JPS6331961Y2 JP S6331961 Y2 JPS6331961 Y2 JP S6331961Y2 JP 5654383 U JP5654383 U JP 5654383U JP 5654383 U JP5654383 U JP 5654383U JP S6331961 Y2 JPS6331961 Y2 JP S6331961Y2
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Landscapes
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- Wrappers (AREA)
Description
本考案は包装材料に係り、更に詳しくは特にレ
トルト殺菌用密封包装用材料として有効に活用し
得る包装材料に関する。 現在一般的に使用されているレトルト殺菌用密
封包装袋、いわゆる「レトルトパウチ」では、大
型化の傾向が強く十分な機械的強度を付与するた
めに、4層構成の包装材料を用いることが多い。
しかも、最近では包装材料を構成しているプラス
チツクフイルム及び接着剤中の添加物や残存モノ
マーが、内容物である食品中へ溶出する危険性を
できるだけ少なくするため、中間層として用いる
アルミニウム箔の内側(内容物側)には、熱シー
ル性フイルム層のみを設ける傾向にある。 すなわち上記の層構成の包装材料においては、
まず最外層として印刷層を適宜形成するために二
軸延伸ポリエステルフイルム又は二軸延伸ポリプ
ロピレンフイルム等が用いられ、又、最外層の内
側の第2層には破断強度、耐突刺強度、耐屈曲疲
労等の機械的強度を付与するために、未延伸6−
ナイロンフイルム又は二軸延伸6−ナイロンフイ
ルムが用いられるのが一般的である。そしてその
次の第3層にはガスバリヤー性、遮光性を付与す
ると共に、レトルト殺菌時に外層のプラスチツク
フイルム及び接着剤からの溶出物が内側の食品中
へ移行するのを防止するためにアルミニウム箔が
用いられ、次いでこのアルミニウム箔の内側に熱
シール性フイルム層のみを設ける層構成が、衛生
性を重視する観点から、一般化する傾向にある
が、レトルト殺菌用包装袋、特に大型用の包装材
料の適用要件を完全に備えているものではない。 すなわち最外層に二軸延伸ポリエステルフイル
ムを用いた場合、二軸延伸ポリエステルフイルム
の機械的強度が小さい為、第2層に未延伸6−ナ
イロンフイルムあるいは、二軸延伸6−ナイロン
フイルムを使用しても、十分な機械的強度が得ら
れない欠点がある。又、第2層に二軸延伸6−ナ
イロンフイルムを使用する場合には高温加熱時の
熱収縮が大きく、125℃以上の殺菌温度では使用
不可能である。 一方、最外層に二軸延伸ポリプロピレンフイル
ムを用いる場合には、二軸延伸ポリプロピレンフ
イルムの高温加熱時の熱収縮の問題があるため、
120℃程度の比較的ゆるい殺菌条件でのみ利用可
能で、第2層に未延伸6−ナイロンフイルムある
いは二軸延伸6−ナイロンフイルムを使用するこ
とにより、比較的、強度は得られるものの、大型
パウチに用いるには十分とはいえない。 本考案者等は破断強度、耐突刺強度、耐屈曲疲
労等の面で強く大型レトルトパウチに要求される
機械的強度を十分に備えている包装材料につき研
究の結果、従来第2層として用いられた未延伸6
−ナイロンフイルム又は二軸延伸6−ナイロンフ
イルムの代りに二軸延伸6−6ナイロンフイルム
を用いることにより所期の目的を達成し得ること
を見出だし、かかる知見にもとづいて本考案を完
成したものである。 即ち、本考案の要旨は二軸延伸ポリエステルフ
イルム、又は二軸延伸ポリプロピレンフイルムよ
りなる最外層に二軸延伸6−6ナイロンフイルム
よりなる第2層、アルミニウム箔よりなる第3
層、及び熱シール性フイルムを順次積層してなる
包装材料である。 第1図は本考案の包装材料6を示す。 二軸延伸ポリエステルフイルム、又は二軸延伸
ポリプロピレンフイルムよりなる最外層1に二軸
延伸6−6ナイロンフイルムよりなる第2層2、
アルミニウム箔よりなる第3層3、及び熱シール
性フイルム4が順次積層されている。尚、5は接
着剤層を示す。 而して、本考案において、最外層は包装材料に
印刷適性を付与するために積層するものであり二
軸延伸ポリプロピレンフイルムを用いる場合に
は、120℃程度の比較的ゆるいレトルト殺菌条件
で使用しなければならない。 次に本考案において、二軸延伸6−6ナイロン
フイルムよりなる第2層は包装材料に破断強度、
耐突刺強度、及び耐屈曲疲労などの機械的強度及
び熱寸法安定性を付与するために積層するもので
ある。 次に本考案において、アルミニウム箔よりなる
第3層はガスバリアー性、及び遮光性を付与する
ために積層するものである。 次に本考案において、熱シール性フイルムとし
ては未延伸ポリプロピレン、未延伸高密度ポリエ
チレン、未延伸中密度ポリエチレン又は未延伸エ
チレン・α−オレフイン共重合体などを適用し得
るが、望ましくはレトルト殺菌に適用する殺菌温
度範囲内に汎用的に適用し得る未延伸ポリプロピ
レンがよい。 以上のように本考案の包装材料は構成されてい
るので破断強度、耐突刺強度、及び耐屈曲疲労な
どの機械的強度に優れており、且つアルミニウム
箔の内側には熱シール性フイルムのみしか積層さ
れていないので衛生的に優れる利点を有するもの
である。 第2図は本考案の包装材料を用いて形成した包
装袋8の例を示す。この包装袋8は耐落下振動強
度等の機械的強度に優れ、レトルト殺菌過程、或
いは輸送過程において破袋が生ずることのないも
のである。 次に実施例をあげて本考案につき具体的に説明
する。本考案に基き、二軸延伸ポリエステルフイ
ルム(以下PETと略す)12μ、又は二軸延伸ポリ
プロピレンフイルム(以下CPPと略す)20μより
なる最外層に二軸延伸6−6ナイロンフイルム
(以下6-6ONと略す)14μよりなる第2層、アルミ
ニウム箔(以下Jと略す)9μよりなる第3層
および熱シール性フイルムとして未延伸ポリプロ
ピレンフイルム(以下CPPと略す)70μを順次積
層してなる包装材料を作成した。すなわちこの包
装材料の構成を略号化して示すと、PET12μ/
6-6ON14μ/A9μ/CPP70μおよびOPP20μ/
6-6ON14μ/A9μ/CPP70μとなる。(/は貼合
せのための接着剤層を示す。) 比較のため第2層フイルムを未延伸6−ナイロ
ンフイルム(以下6-CNと略す)20μおよび二軸延
伸6−ナイロンフイルム(以下6-ONと略す)
15μとした上記と同様の四層構成包装材料をそれ
ぞれ作成した。すなわちこれら比較のため作成し
た包装材料の構成は略号化して示すと、
PET12μ/6-CN20μ/A9μ/CPP70μ,
OPP20μ/6-CN20μ/A9μ/CPP70μ,
PET12μ/6-ON15μ/A9μ/CPP70μおよび
OPP20μ/6-ON15μ/A9μ/CPP70μとなる。 このようにして得られた6種類の包装材料を次
に外寸法200×300m/m(シール巾10m/m含
む)のレトルト殺菌用包装袋に製袋加工した。 この包装袋に内容物として水1を充填して熱
シールにより密封した後、加圧熱水式レトルト殺
菌機により、120℃,30分のレトルト殺菌を行な
つた。 得られた内容物入り殺菌済み密封包装袋をダン
ボール箱に1ダンボール箱につき6袋、3段×2
列で詰めた。このようにして得られたサンプルを
次の2種類のテストに供した。 (1) 落下テスト 90cmの高さよりダンボール箱の異なる3面、3
稜および1角の合計7ケ所が夫々床面に最初に接
触するように連続して7回落下した。テスト時の
室内雰囲気温度は5℃であつた。 (2) 振動テスト 振動テスト機により振動数960回/分、振巾±
2m/m、振動加速度2Gの条件でダンボール箱
のタテ置き(垂直)およびヨコ置き(水平)方向
で各1時間、合計2時間振動した。テスト時の室
内雰囲気温度は5℃であつた。 これら2種類のテストに供した検体数はダンボ
ール箱で夫々10箱、すなわち包装袋数で60袋であ
る。 これらのテストが終了後、ダンボール箱を開封
して包装袋のピンホール、切れ等の損傷による液
もれ不良数を数え、実用上の強度を判定した。結
果を表−1に示す。
トルト殺菌用密封包装用材料として有効に活用し
得る包装材料に関する。 現在一般的に使用されているレトルト殺菌用密
封包装袋、いわゆる「レトルトパウチ」では、大
型化の傾向が強く十分な機械的強度を付与するた
めに、4層構成の包装材料を用いることが多い。
しかも、最近では包装材料を構成しているプラス
チツクフイルム及び接着剤中の添加物や残存モノ
マーが、内容物である食品中へ溶出する危険性を
できるだけ少なくするため、中間層として用いる
アルミニウム箔の内側(内容物側)には、熱シー
ル性フイルム層のみを設ける傾向にある。 すなわち上記の層構成の包装材料においては、
まず最外層として印刷層を適宜形成するために二
軸延伸ポリエステルフイルム又は二軸延伸ポリプ
ロピレンフイルム等が用いられ、又、最外層の内
側の第2層には破断強度、耐突刺強度、耐屈曲疲
労等の機械的強度を付与するために、未延伸6−
ナイロンフイルム又は二軸延伸6−ナイロンフイ
ルムが用いられるのが一般的である。そしてその
次の第3層にはガスバリヤー性、遮光性を付与す
ると共に、レトルト殺菌時に外層のプラスチツク
フイルム及び接着剤からの溶出物が内側の食品中
へ移行するのを防止するためにアルミニウム箔が
用いられ、次いでこのアルミニウム箔の内側に熱
シール性フイルム層のみを設ける層構成が、衛生
性を重視する観点から、一般化する傾向にある
が、レトルト殺菌用包装袋、特に大型用の包装材
料の適用要件を完全に備えているものではない。 すなわち最外層に二軸延伸ポリエステルフイル
ムを用いた場合、二軸延伸ポリエステルフイルム
の機械的強度が小さい為、第2層に未延伸6−ナ
イロンフイルムあるいは、二軸延伸6−ナイロン
フイルムを使用しても、十分な機械的強度が得ら
れない欠点がある。又、第2層に二軸延伸6−ナ
イロンフイルムを使用する場合には高温加熱時の
熱収縮が大きく、125℃以上の殺菌温度では使用
不可能である。 一方、最外層に二軸延伸ポリプロピレンフイル
ムを用いる場合には、二軸延伸ポリプロピレンフ
イルムの高温加熱時の熱収縮の問題があるため、
120℃程度の比較的ゆるい殺菌条件でのみ利用可
能で、第2層に未延伸6−ナイロンフイルムある
いは二軸延伸6−ナイロンフイルムを使用するこ
とにより、比較的、強度は得られるものの、大型
パウチに用いるには十分とはいえない。 本考案者等は破断強度、耐突刺強度、耐屈曲疲
労等の面で強く大型レトルトパウチに要求される
機械的強度を十分に備えている包装材料につき研
究の結果、従来第2層として用いられた未延伸6
−ナイロンフイルム又は二軸延伸6−ナイロンフ
イルムの代りに二軸延伸6−6ナイロンフイルム
を用いることにより所期の目的を達成し得ること
を見出だし、かかる知見にもとづいて本考案を完
成したものである。 即ち、本考案の要旨は二軸延伸ポリエステルフ
イルム、又は二軸延伸ポリプロピレンフイルムよ
りなる最外層に二軸延伸6−6ナイロンフイルム
よりなる第2層、アルミニウム箔よりなる第3
層、及び熱シール性フイルムを順次積層してなる
包装材料である。 第1図は本考案の包装材料6を示す。 二軸延伸ポリエステルフイルム、又は二軸延伸
ポリプロピレンフイルムよりなる最外層1に二軸
延伸6−6ナイロンフイルムよりなる第2層2、
アルミニウム箔よりなる第3層3、及び熱シール
性フイルム4が順次積層されている。尚、5は接
着剤層を示す。 而して、本考案において、最外層は包装材料に
印刷適性を付与するために積層するものであり二
軸延伸ポリプロピレンフイルムを用いる場合に
は、120℃程度の比較的ゆるいレトルト殺菌条件
で使用しなければならない。 次に本考案において、二軸延伸6−6ナイロン
フイルムよりなる第2層は包装材料に破断強度、
耐突刺強度、及び耐屈曲疲労などの機械的強度及
び熱寸法安定性を付与するために積層するもので
ある。 次に本考案において、アルミニウム箔よりなる
第3層はガスバリアー性、及び遮光性を付与する
ために積層するものである。 次に本考案において、熱シール性フイルムとし
ては未延伸ポリプロピレン、未延伸高密度ポリエ
チレン、未延伸中密度ポリエチレン又は未延伸エ
チレン・α−オレフイン共重合体などを適用し得
るが、望ましくはレトルト殺菌に適用する殺菌温
度範囲内に汎用的に適用し得る未延伸ポリプロピ
レンがよい。 以上のように本考案の包装材料は構成されてい
るので破断強度、耐突刺強度、及び耐屈曲疲労な
どの機械的強度に優れており、且つアルミニウム
箔の内側には熱シール性フイルムのみしか積層さ
れていないので衛生的に優れる利点を有するもの
である。 第2図は本考案の包装材料を用いて形成した包
装袋8の例を示す。この包装袋8は耐落下振動強
度等の機械的強度に優れ、レトルト殺菌過程、或
いは輸送過程において破袋が生ずることのないも
のである。 次に実施例をあげて本考案につき具体的に説明
する。本考案に基き、二軸延伸ポリエステルフイ
ルム(以下PETと略す)12μ、又は二軸延伸ポリ
プロピレンフイルム(以下CPPと略す)20μより
なる最外層に二軸延伸6−6ナイロンフイルム
(以下6-6ONと略す)14μよりなる第2層、アルミ
ニウム箔(以下Jと略す)9μよりなる第3層
および熱シール性フイルムとして未延伸ポリプロ
ピレンフイルム(以下CPPと略す)70μを順次積
層してなる包装材料を作成した。すなわちこの包
装材料の構成を略号化して示すと、PET12μ/
6-6ON14μ/A9μ/CPP70μおよびOPP20μ/
6-6ON14μ/A9μ/CPP70μとなる。(/は貼合
せのための接着剤層を示す。) 比較のため第2層フイルムを未延伸6−ナイロ
ンフイルム(以下6-CNと略す)20μおよび二軸延
伸6−ナイロンフイルム(以下6-ONと略す)
15μとした上記と同様の四層構成包装材料をそれ
ぞれ作成した。すなわちこれら比較のため作成し
た包装材料の構成は略号化して示すと、
PET12μ/6-CN20μ/A9μ/CPP70μ,
OPP20μ/6-CN20μ/A9μ/CPP70μ,
PET12μ/6-ON15μ/A9μ/CPP70μおよび
OPP20μ/6-ON15μ/A9μ/CPP70μとなる。 このようにして得られた6種類の包装材料を次
に外寸法200×300m/m(シール巾10m/m含
む)のレトルト殺菌用包装袋に製袋加工した。 この包装袋に内容物として水1を充填して熱
シールにより密封した後、加圧熱水式レトルト殺
菌機により、120℃,30分のレトルト殺菌を行な
つた。 得られた内容物入り殺菌済み密封包装袋をダン
ボール箱に1ダンボール箱につき6袋、3段×2
列で詰めた。このようにして得られたサンプルを
次の2種類のテストに供した。 (1) 落下テスト 90cmの高さよりダンボール箱の異なる3面、3
稜および1角の合計7ケ所が夫々床面に最初に接
触するように連続して7回落下した。テスト時の
室内雰囲気温度は5℃であつた。 (2) 振動テスト 振動テスト機により振動数960回/分、振巾±
2m/m、振動加速度2Gの条件でダンボール箱
のタテ置き(垂直)およびヨコ置き(水平)方向
で各1時間、合計2時間振動した。テスト時の室
内雰囲気温度は5℃であつた。 これら2種類のテストに供した検体数はダンボ
ール箱で夫々10箱、すなわち包装袋数で60袋であ
る。 これらのテストが終了後、ダンボール箱を開封
して包装袋のピンホール、切れ等の損傷による液
もれ不良数を数え、実用上の強度を判定した。結
果を表−1に示す。
【表】
* 液もれ不良数/検体数
表−1からわかるようにPET12μ/6-CN20μ/
A9μ/CPP70μあるいはPET12μ/6-ON15μ/
A9μ/CPP70μよりなる包装袋では実用上の強
度不足がはつきりうかがえる。一方、OPP20μ/
6-CN20μ/A9μ/CPP70μあるいはOPP20μ/
6-ON15μ/A9μ/CPP70μよりなる包装袋では
かなり良好であるが、実用上の不安が残る。本考
案のPET12μ/6-6ON14μ/A9μ/CPP70μある
いはOPP20μ/6-6ON14μ/A9μ/CPP70μより
なる包装袋では非常に良好である。 以上のテスト結果に示されるごとく、本考案の
包装材料を用いて形成した包装袋は、耐落下強
度、耐振動強度等の機械的強度に優れ、レトルト
殺菌過程あるいは、輸送過程において破袋、ピン
ホールによる液もれの生ずることがなく、且つア
ルミニウム箔の内側には熱シール性フイルムのみ
しか積層されていないので衛生性に優れる利点を
有するものである。
表−1からわかるようにPET12μ/6-CN20μ/
A9μ/CPP70μあるいはPET12μ/6-ON15μ/
A9μ/CPP70μよりなる包装袋では実用上の強
度不足がはつきりうかがえる。一方、OPP20μ/
6-CN20μ/A9μ/CPP70μあるいはOPP20μ/
6-ON15μ/A9μ/CPP70μよりなる包装袋では
かなり良好であるが、実用上の不安が残る。本考
案のPET12μ/6-6ON14μ/A9μ/CPP70μある
いはOPP20μ/6-6ON14μ/A9μ/CPP70μより
なる包装袋では非常に良好である。 以上のテスト結果に示されるごとく、本考案の
包装材料を用いて形成した包装袋は、耐落下強
度、耐振動強度等の機械的強度に優れ、レトルト
殺菌過程あるいは、輸送過程において破袋、ピン
ホールによる液もれの生ずることがなく、且つア
ルミニウム箔の内側には熱シール性フイルムのみ
しか積層されていないので衛生性に優れる利点を
有するものである。
第1図は本考案の包装材料の断面図、第2図は
本考案の包装材料を用いてなる包装袋の断面図で
ある。 1……最外層、2……二軸延伸6−6ナイロン
フイルムよりなる第2層、3……アルミニウム箔
よりなる第3層、4……熱シール性フイルム。
本考案の包装材料を用いてなる包装袋の断面図で
ある。 1……最外層、2……二軸延伸6−6ナイロン
フイルムよりなる第2層、3……アルミニウム箔
よりなる第3層、4……熱シール性フイルム。
Claims (1)
- 二軸延伸ポリエステルフイルム又は二軸延伸ポ
リプロピレンフイルムよりなる最外層に二軸延伸
6−6ナイロンフイルムよりなる第2層、アルミ
ニウム箔よりなる第3層、及び熱シール性フイル
ムを順次積層してなる包装材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5654383U JPS59162231U (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | 包装材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5654383U JPS59162231U (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | 包装材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59162231U JPS59162231U (ja) | 1984-10-30 |
JPS6331961Y2 true JPS6331961Y2 (ja) | 1988-08-25 |
Family
ID=30186864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5654383U Granted JPS59162231U (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | 包装材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59162231U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012214248A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Kohjin Co Ltd | 二軸延伸ポリブチレンテレフタレート系フィルムを含むレトルト用包材 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62233241A (ja) * | 1986-04-02 | 1987-10-13 | 東洋製罐株式会社 | 加圧加熱殺菌用容器の積層蓋材 |
JP3853382B2 (ja) * | 1994-03-31 | 2006-12-06 | 大日本印刷株式会社 | レトルト用包材 |
JP4759785B2 (ja) * | 2000-04-24 | 2011-08-31 | 株式会社Gsユアサ | 金属樹脂複合フイルム及びそれを用いた電池 |
JP5424176B2 (ja) * | 2010-07-02 | 2014-02-26 | 東レフィルム加工株式会社 | 二次電池容器用積層材及び二次電池容器 |
-
1983
- 1983-04-15 JP JP5654383U patent/JPS59162231U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012214248A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Kohjin Co Ltd | 二軸延伸ポリブチレンテレフタレート系フィルムを含むレトルト用包材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59162231U (ja) | 1984-10-30 |
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