JPS6331907B2 - - Google Patents
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- JPS6331907B2 JPS6331907B2 JP19032282A JP19032282A JPS6331907B2 JP S6331907 B2 JPS6331907 B2 JP S6331907B2 JP 19032282 A JP19032282 A JP 19032282A JP 19032282 A JP19032282 A JP 19032282A JP S6331907 B2 JPS6331907 B2 JP S6331907B2
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- JP
- Japan
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- power
- circuit
- transistor
- transistors
- inverter
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- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 13
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 9
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 7
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 claims description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高周波によつて例えば鍛造用金属棒な
どの被加工物を加熱する電磁誘導加熱装置に関す
るものである。
どの被加工物を加熱する電磁誘導加熱装置に関す
るものである。
従来、電磁誘導加熱装置に用いられる高周波変
換装置におけるインバータ素子としては主にサイ
リスターが用いられている。しかし、元来サイリ
スターは、電力の位相制御を目的として開発され
たものであり、小電力でオン動作ができる特長が
あるが、オフ動作ができない。従つて、サイリス
ターをインバータ素子として使用する高周波変換
装置には転流回路を付帯装置として設けなければ
ならない。被加工物を能率よく加熱するには、そ
れ相当の電力が必要で、大電力による高周波変換
装置では転流付帯装置も大型になり、従つて、従
来提供されているこの種の電磁誘導加熱装置は不
必要と思われる程大型で、且つ高価格である。
換装置におけるインバータ素子としては主にサイ
リスターが用いられている。しかし、元来サイリ
スターは、電力の位相制御を目的として開発され
たものであり、小電力でオン動作ができる特長が
あるが、オフ動作ができない。従つて、サイリス
ターをインバータ素子として使用する高周波変換
装置には転流回路を付帯装置として設けなければ
ならない。被加工物を能率よく加熱するには、そ
れ相当の電力が必要で、大電力による高周波変換
装置では転流付帯装置も大型になり、従つて、従
来提供されているこの種の電磁誘導加熱装置は不
必要と思われる程大型で、且つ高価格である。
本発明の主なる目的は、大電力高周波変換装置
におけるインバータ素子としてトランジスターを
用い且つその電力バランサーとしてコンデンサー
を用いることにより、転流回路の使用を不必要と
し、結果として、電磁誘導加熱装置をコンパクト
に構成すると共に、低格価に提供できることを可
能にしたものである。
におけるインバータ素子としてトランジスターを
用い且つその電力バランサーとしてコンデンサー
を用いることにより、転流回路の使用を不必要と
し、結果として、電磁誘導加熱装置をコンパクト
に構成すると共に、低格価に提供できることを可
能にしたものである。
なお、インバータ素子としてトランジスターを
使用すること自体に新規性はないが、しかし現時
点では大電力を制御するトランジスター素子は開
発されておらず、且つ将来的には高い周波数での
スイツチングになると、正孔蓄積効果などの要因
のために大容量化には限界がある。従つて小電力
のトランジスタ素子を用いて大電力の制御を可能
にしようとすれば、現在の技術水準で第4図に示
す如く多数のトランジスターと抵抗とからなる素
子を並列に設けたエミツターフロワーによる抵抗
配分が考えられる。しかし当該構造は仮りにその
一つのトランジスター素子のオフ能力に故障が起
きたとすると、他の並列素子に短絡電流が流れ、
さらに系全体に波及して全素子を破壊することに
なるから、大電力誘導加熱には実用的ではなく、
従つて、この種装置には冒頭記載のサイリスター
をインバータ素子とする大型のものが実施されて
いる。
使用すること自体に新規性はないが、しかし現時
点では大電力を制御するトランジスター素子は開
発されておらず、且つ将来的には高い周波数での
スイツチングになると、正孔蓄積効果などの要因
のために大容量化には限界がある。従つて小電力
のトランジスタ素子を用いて大電力の制御を可能
にしようとすれば、現在の技術水準で第4図に示
す如く多数のトランジスターと抵抗とからなる素
子を並列に設けたエミツターフロワーによる抵抗
配分が考えられる。しかし当該構造は仮りにその
一つのトランジスター素子のオフ能力に故障が起
きたとすると、他の並列素子に短絡電流が流れ、
さらに系全体に波及して全素子を破壊することに
なるから、大電力誘導加熱には実用的ではなく、
従つて、この種装置には冒頭記載のサイリスター
をインバータ素子とする大型のものが実施されて
いる。
本発明は上記の点に鑑みインバータ素子として
一素子当り小容量のトランジスターを多数並列状
に配置すると共に、これら各トランジスターをそ
れぞれ電力バランサーであるコンデンサーを介し
て直列に誘導コイルに接続して、本願の所期の目
的を達成せしめたものである。
一素子当り小容量のトランジスターを多数並列状
に配置すると共に、これら各トランジスターをそ
れぞれ電力バランサーであるコンデンサーを介し
て直列に誘導コイルに接続して、本願の所期の目
的を達成せしめたものである。
以下本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は各整流器10…及び電解コンデンサー
11などの直流変換素子を介して三相交流電源1
3に接続した直流回路14,15に高周波変換装
置、つまりインバータ回路20を組込んだ基本図
である。前記の高周波変換装置は直流回路14,
15間に形成した並列回路16,17にそれぞれ
2個づつのトランジスター1a,2a,1b,2
bを介設し、前記各並列回路における両トランジ
スター間からそれぞれ分岐した出力回路3a,3
bをそれぞれコンデンサー4a,4bを介して誘
導コイル5の両端に接続したものである。該図に
おいては一側の対称位置にあるトランジスター1
a,1bにベース信号を与えられると、次に他側
の対称位置にあるトランジスター2a,2bにベ
ース信号が与えられる。このようにパルスベース
信号が対称的に与えられると、直流電気はトラン
ジスターをインバータ素子とし且つコンデンサー
4a,4bを電力バランサーとして交流電気に変
換され誘導コイル5に印加される。殊に高周波の
場合、比較的小容量のコンデンサーで電力を通過
させることができ、該コンデンサー4a,4bは
その充、放電の繰返しによつて安定した電力を誘
導コイル5に印加する。
11などの直流変換素子を介して三相交流電源1
3に接続した直流回路14,15に高周波変換装
置、つまりインバータ回路20を組込んだ基本図
である。前記の高周波変換装置は直流回路14,
15間に形成した並列回路16,17にそれぞれ
2個づつのトランジスター1a,2a,1b,2
bを介設し、前記各並列回路における両トランジ
スター間からそれぞれ分岐した出力回路3a,3
bをそれぞれコンデンサー4a,4bを介して誘
導コイル5の両端に接続したものである。該図に
おいては一側の対称位置にあるトランジスター1
a,1bにベース信号を与えられると、次に他側
の対称位置にあるトランジスター2a,2bにベ
ース信号が与えられる。このようにパルスベース
信号が対称的に与えられると、直流電気はトラン
ジスターをインバータ素子とし且つコンデンサー
4a,4bを電力バランサーとして交流電気に変
換され誘導コイル5に印加される。殊に高周波の
場合、比較的小容量のコンデンサーで電力を通過
させることができ、該コンデンサー4a,4bは
その充、放電の繰返しによつて安定した電力を誘
導コイル5に印加する。
そこで、前記の小容量型の電磁誘導加熱装置を
より大容量型に構成するには、第2図に示す如
く、第1図に示した直流回路14,15間に多数
の高周波変換装置を並列状に接続し、且つそれぞ
れの各出力回路3a,3b,3c,3d…をブス
バーにまとめて誘導コイル5に接続する。そし
て、コイル5を隔てた両側の対称関係にある各ト
ランジスターによつて同時にインバータ機能を発
揮させることによつて、コイル5には高周波変換
装置の数量に相当する大電力が印加される。この
場合、コンデンサー4a,4b,4c,4d…に
よる電圧降下は電力損失に結びつかないので、ト
ランジスターの順電圧降下に比較して充分大きな
電圧降下を持たせることにより、トランジスター
の特性にかわりなく、コンデンサー配分によつて
電力を配分することができ、第4図のものの抵抗
による熱損もなく、しかも、仮りに所定のトラン
ジスター1aが何等かの原因でオフ能力を失しな
つても、次の信号によつて2a系列のトランジス
ターがオンすると、コンデンサー4aによつて連
続的な短絡電流は遮断され、トランジスタ2aの
破壊のみで全体系列への影響を防止でき、1アー
ムの欠損による連鎖的破壊を生じさせない。しか
もコンデンサーを直列接続したことにより、誘導
コイル5との共振現象を利用して第3図のような
周波数調整による電力制御ができる利点がある。
より大容量型に構成するには、第2図に示す如
く、第1図に示した直流回路14,15間に多数
の高周波変換装置を並列状に接続し、且つそれぞ
れの各出力回路3a,3b,3c,3d…をブス
バーにまとめて誘導コイル5に接続する。そし
て、コイル5を隔てた両側の対称関係にある各ト
ランジスターによつて同時にインバータ機能を発
揮させることによつて、コイル5には高周波変換
装置の数量に相当する大電力が印加される。この
場合、コンデンサー4a,4b,4c,4d…に
よる電圧降下は電力損失に結びつかないので、ト
ランジスターの順電圧降下に比較して充分大きな
電圧降下を持たせることにより、トランジスター
の特性にかわりなく、コンデンサー配分によつて
電力を配分することができ、第4図のものの抵抗
による熱損もなく、しかも、仮りに所定のトラン
ジスター1aが何等かの原因でオフ能力を失しな
つても、次の信号によつて2a系列のトランジス
ターがオンすると、コンデンサー4aによつて連
続的な短絡電流は遮断され、トランジスタ2aの
破壊のみで全体系列への影響を防止でき、1アー
ムの欠損による連鎖的破壊を生じさせない。しか
もコンデンサーを直列接続したことにより、誘導
コイル5との共振現象を利用して第3図のような
周波数調整による電力制御ができる利点がある。
叙上の如く本発明の電磁誘導加熱装置は、サイ
リスターをインバータ素子とした高周波変換装置
のように転流回路を必要としないので、転流エネ
ルギーが不要な分だけ効率的になり、大電力用の
場合は特に全体がコンパクトになり、低格価に提
供できる効果がある。
リスターをインバータ素子とした高周波変換装置
のように転流回路を必要としないので、転流エネ
ルギーが不要な分だけ効率的になり、大電力用の
場合は特に全体がコンパクトになり、低格価に提
供できる効果がある。
第1図は本発明の実施例を示す基本図、第2図
は同全体図、第3図は本発明の効果を説明するた
めの補助図、第4図は従来例の説明図である。 1a〜1h……トランジスター、2a〜2h…
…トランジスター、3a〜3h……出力回路、4
a〜4h……コンデンサー、5……誘導コイル、
14,15……直流回路。
は同全体図、第3図は本発明の効果を説明するた
めの補助図、第4図は従来例の説明図である。 1a〜1h……トランジスター、2a〜2h…
…トランジスター、3a〜3h……出力回路、4
a〜4h……コンデンサー、5……誘導コイル、
14,15……直流回路。
Claims (1)
- 1 交流電源に直流変換器を介して接続した直流
回路に、大電力を引出すためのインバータ回路を
構成する素子としてトランジスタを多数並列に接
続し、この並列の回路を誘導コイルに連結すると
共に、バランサーとしてそれぞれのインバータ回
路にコンデンサーをそれぞれ直列に挿入したこと
を特徴とする電磁誘導加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19032282A JPS5979991A (ja) | 1982-10-28 | 1982-10-28 | 電磁誘導加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19032282A JPS5979991A (ja) | 1982-10-28 | 1982-10-28 | 電磁誘導加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5979991A JPS5979991A (ja) | 1984-05-09 |
JPS6331907B2 true JPS6331907B2 (ja) | 1988-06-27 |
Family
ID=16256243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19032282A Granted JPS5979991A (ja) | 1982-10-28 | 1982-10-28 | 電磁誘導加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5979991A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61207573A (ja) * | 1985-03-09 | 1986-09-13 | Matsufumi Takatani | 多成分系電力スパツタリング法 |
JPH0711977B2 (ja) * | 1989-01-18 | 1995-02-08 | 中村 義彦 | トランジスター式高周波誘導加熱装置 |
JP6782429B2 (ja) * | 2016-04-28 | 2020-11-11 | 国立大学法人神戸大学 | 誘導加熱用シングルステージ商用周波−高周波コンバータおよびその制御方法 |
-
1982
- 1982-10-28 JP JP19032282A patent/JPS5979991A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5979991A (ja) | 1984-05-09 |
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