JPH08322268A - 三相/単相電圧変換装置 - Google Patents

三相/単相電圧変換装置

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JPH08322268A
JPH08322268A JP7127653A JP12765395A JPH08322268A JP H08322268 A JPH08322268 A JP H08322268A JP 7127653 A JP7127653 A JP 7127653A JP 12765395 A JP12765395 A JP 12765395A JP H08322268 A JPH08322268 A JP H08322268A
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JP
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phase
series
circuit
series circuit
switching
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JP7127653A
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Yasuhiro Okuma
康浩 大熊
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】三相交流を単相交流に変換する際の変換効率を
向上させると共に、変換装置を小形化・軽量化すること
にある。 【構成】ダイオードを直列した第1,第2直列回路2
1,22と、ダイオードとIGBTを逆並列したスイッ
チング回路を直列した第3,第4直列23,24とを相
互に並列接続した三相/単相変換装置、或いは同じ構成
のスイッチング回路を直列した第5乃至第8直列回路4
1〜44を相互に並列接続した三相/単相変換装置の3
つの直列回路のダイオード同士かスイッチング回路同士
の結合点に三相交流電源2の各相を接続し、2つの直列
回路のスイッチング回路同士の結合点に単相交流負荷7
の各端子を接続し、前記変換装置の各IGBTを高周波
で動作させて入力三相交流を直接単相交流に変換する
が、後者の構成の三相/単相変換装置は負荷の力率が1
以外の場合にも適用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電圧制御または電力
制御により三相交流を単相交流に変換して単相交流負荷
へ電力を供給する三相/単相電圧変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は三相交流を単相交流に変換する三
相/単相電圧変換装置の従来例を示した主回路接続図で
ある。この従来例回路においては、6つのダイオードの
三相ブリッジ接続でなる三相整流器3の交流側には三相
交流電源2に接続する。一方、半導体スイッチ素子とし
てのIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)と
ダイオードとの逆並列接続でなるスイッチング回路の4
組を単相ブリッジ接続して単相インバータ5を構成し、
その交流側には単相交流負荷7を接続する。これら三相
整流器3の直流側と単相インバータ5の直流側とは直流
中間回路を介して結合されており、この直流中間回路に
は平滑コンデンサ4を接続する。
【0003】このような回路構成における平滑コンデン
サ4は、三相整流器3が出力する三相交流の整流電圧を
蓄えて平滑する役割を有しており、単相インバータ5は
この平滑コンデンサ4を電源にして、例えばパルス幅変
調制御により、当該単相インバータ5が出力する単相交
流の電圧と周波数を所望値に制御する。ここで直流中間
回路に接続している平滑コンデンサ4は、充分に大きな
静電容量と共に、インバータ電源としてのリップル電流
容量をも備えていなければならない。
【0004】なお、単相インバータ5にはコンデンサと
ダイオードと抵抗とでなるスナバ回路6を接続して、当
該単相インバータ5が動作する際に発生する過大な飛躍
電圧を抑制している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5で既述の従来例回
路は、三相交流を単相交流に変換するにあたって、まず
三相整流器3が三相交流を直流に変換して直流中間回路
へ出力する。直流中間回路に接続している平滑コンデン
サ4は、この直流に含まれるリップル分を吸収・除去す
る。平滑された直流は単相インバータ5で単相交流に変
換される。即ち三相交流を単相交流に変換するにあたっ
て数段階の電力変換動作が必要であるが、電力変換の各
段階毎に損失を発生するので、装置全体の変換効率が低
下してしまう不具合がある。更に、直流中間回路には大
容量の平滑コンデンサ4を接続しなければならないの
で、装置が大形化して重量も大きくなる不都合がある。
また、この平滑コンデンサ4は大容量であることから一
般に電解コンデンサを使用するが、電解コンデンサは寿
命が短く損失も大きい欠点を有する。
【0006】そこでこの発明の目的は、三相交流を単相
交流に変換する際の変換効率を向上させると共に、変換
装置を小形化・軽量化することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めにこの発明の三相/単相電圧変換装置は、2つのダイ
オードを直列接続した第1直列回路と、前記とは別の2
つのダイオードを直列接続した第2直列回路と、ダイオ
ードに半導体スイッチ素子を逆並列接続してなるスイッ
チング回路の2組を直列接続した第3直列回路と、前記
とは別の2組のスイッチング回路を直列接続した第4直
列回路とを相互に並列接続し、三相交流電源の第1相を
前記第1直列回路のダイオード同士の結合点に接続し、
前記三相交流電源の第2相を前記第2直列回路のダイオ
ード同士の結合点に接続し、前記三相交流電源の第3相
を前記第3直列回路のスイッチング回路同士の結合点に
接続し、単相交流負荷の一方の端子を前記第3直列回路
のスイッチング回路同士の結合点に接続し、前記単相交
流負荷の他方の端子を前記第4直列回路のスイッチング
回路同士の結合点に接続し、前記三相交流電源の第1相
と第2相との間と、第2相と第3相との間と、第3相と
第1相との間に別個のコンデンサを接続するものとす
る。
【0008】または、ダイオードに半導体スイッチ素子
を逆並列接続してなるスイッチング回路の2組を直列接
続した第5直列回路と、これとは別の2組のスイッチン
グ回路を直列接続した第6直列回路と、更に別の2組の
スイッチング回路を直列接続した第7直列回路と、更に
別の2組のスイッチング回路を直列接続した第8直列回
路とを相互に並列接続し、三相交流電源の第1相を前記
第5直列回路のスイッチング退路同士の結合点に接続
し、前記三相交流電源の第2相を前記第6直列回路のス
イッチング回路同士の結合点に接続し、前記三相交流電
源の第3相を前記第7直列回路のスイッチング回路同士
の結合点に接続し、単相交流負荷の一方の端子を前記第
7直列回路のスイッチング回路同士の結合点に接続し、
前記単相交流負荷の他方の端子を前記第8直列回路のス
イッチング回路同士の結合点に接続し、前記三相交流電
源の第1相と第2相との間と、第2相と第3相との間
と、第3相と第1相との間に別個のコンデンサを接続す
るものとする。
【0009】または、ダイオードに半導体スイッチ素子
を逆並列接続してなるスイッチング回路の2組を直列接
続した第5直列回路と、これとは別の2組のスイッチン
グ回路を直列接続した第6直列回路と、更に別の2組の
スイッチング回路を直列接続した第7直列回路と、更に
別の2組のスイッチング回路を直列接続した第8直列回
路とを相互に並列接続し、この並列接続回路にコンデン
サを並列に接続し、三相交流電源の第1相を前記第5直
列回路のスイッチング退路同士の結合点に接続し、前記
三相交流電源の第2相を前記第6直列回路のスイッチン
グ回路同士の結合点に接続し、前記三相交流電源の第3
相を前記第7直列回路のスイッチング回路同士の結合点
に接続し、単相交流負荷の一方の端子を前記第7直列回
路のスイッチング回路同士の結合点に接続し、前記単相
交流負荷の他方の端子を前記第8直列回路のスイッチン
グ回路同士の結合点に接続するものとする。
【0010】
【作用】ダイオードを直列した回路の2組と、ダイオー
ドと半導体スイッチ素子との逆並列接続でなるスイッチ
ング回路を直列した回路の2組とを相互に並列接続して
三相/単相変換装置を構成し、或いは前記と同じ構成の
スイッチング回路を直列した回路の4組を相互に並列接
続して三相/単相変換装置を構成し、これら変換装置の
各半導体スイッチ素子を高周波で動作させることによ
り、入力する三相交流を直接単相交流に変換するが、ダ
イオード直列回路の2組とスイッチング回路の直列回路
の2組とを並列接続した三相/単相変換装置は負荷の力
率が1の場合に適用し、スイッチング回路を直列した回
路の4組を並列接続した三相/単相変換装置は負荷の力
率が1以外の場合にも適用する。
【0011】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を表した主回路接
続図であって、請求項1に対応する。この第1実施例回
路は、ダイオード11と12とを直列接続してなる第1
直列回路21と、ダイオード13と14との直列接続で
なる第2直列回路22と、ダイオードとIGBTとを逆
並列接続した構成のスイッチング回路15と16との直
列接続でなる第3直列回路23と、同じ構成のスイッチ
ング回路17と18との直列接続でなる第4直列回路2
4とを相互に並列接続して構成している。三相交流電源
2の第1相をR相,第2相及び第3相をそれぞれS相及
びT相とすると、例えば三相交流電源2のR相を第1直
列回路21を構成するダイオード11と12との結合点
に接続し、S相は第2直列回路22を構成するダイオー
ド13と14との結合点に接続し、T相は第3直列回路
23を構成するスイッチング回路15と16との結合点
に接続する。また、単相交流負荷7の一方の端子は第3
直列回路23を構成するスイッチング回路15と16と
の結合点に接続し、他方の端子は第4直列回路24を構
成するスイッチング回路17と18との結合点に接続す
る。
【0012】更に、ダイオードとコンデンサと抵抗とで
なるスナバ回路6を、前述した4組の直列回路21〜2
4の並列接続回路に並列に接続し、三相交流電源2のR
相とS相との間にコンデンサ25を接続し、S相とT相
との間にはコンデンサ26を接続し、T相とR相との間
にはコンデンサ27を接続する。図2は図1に図示の第
1実施例回路の各部の動作を表した動作波形図であっ
て、図2(a) は三相交流電源2の線間電圧波形、図2
(b) は三相交流電源2の相電圧波形、図2(c) はダイオ
ード11の動作、図2(d) はダイオード13の動作、図
2(e) はスイッチング回路15の動作、図2(f) はダイ
オード12の動作、図2(g) はダイオード14の動作、
図2(h) はスイッチング回路16の動作、図2(i) は出
力電圧指令信号波形とキャリア信号波形、図2(j) はT
相の正負を判別する信号の変化、図2(k) はスイッチン
グ信号の変化、図2(l) はスイッチング回路17の動作
信号の変化、図2(m) はスイッチング回路18の動作信
号の変化、図2(n) は三相/単相電圧変換装置の出力電
圧波形、図2(p) は三相/単相電圧変換装置出力電圧の
基本波成分、をそれぞれが表している。
【0013】図1の第1実施例回路において、T相電圧
が負の半周期の期間(図2のt1 時点からt2 時点まで
の期間)でダイオード11とダイオード14が導通状態
(図2(c),(g) 参照)のときにスイッチング回路17を
オンさせると、三相交流電源2のR相→ダイオード11
→スイッチング回路17→単相交流負荷7→三相交流電
源2のT相の経路で、単相交流負荷7にはコンデンサ2
7の両端電圧,即ち線間電圧VRTが印加される。次いで
スイッチング回路17をオフにしてスイッチング回路1
8をオンさせると、三相交流電源2のT相→単相交流負
荷7→スイッチング回路18→ダイオード14→三相交
流電源2のS相の経路で、単相交流負荷7にはコンデン
サ26の両端電圧,即ち線間電圧VSTが印加される。
【0014】以上の動作を繰り返しているうちに、ダイ
オード11とスイッチング回路16を構成するダイオー
ドとが導通する状態(図2(c),(h) 参照)に移行する。
このとき、スイッチング回路16を構成するダイオード
に逆並列接続しているIGBTも、そのダイオードに同
期してオンする。ここでスイッチング回路17をオンす
ると、三相交流電源2のR相→ダイオード11→スイッ
チング回路17→単相交流負荷7→三相交流電源2のT
相の経路で、単相交流負荷7にはコンデンサ27の両端
電圧,即ち線間電圧VRTが印加される。次いでスイッチ
ング回路17をオフにしてスイッチング回路18をオン
させると、単相交流負荷7はスイッチング回路16とス
イッチング回路18とで短絡されるから、その印加電圧
は零になる。
【0015】以上の動作を繰り返しているうちに、ダイ
オード13とスイッチング回路16を構成するダイオー
ドとが導通する状態(図2(d),(h) 参照)に移行する。
ここでスイッチング回路17をオンにすると、三相交流
電源2のS相→ダイオード13→スイッチング回路17
→単相交流負荷7→三相交流電源2のT相の経路で、単
相交流負荷7にはコンデンサ26の両端電圧,即ち線間
電圧VSTが印加される。次いでスイッチング回路17を
オフにしてスイッチング回路18をオンにすると、単相
交流負荷7の印加電圧は零になる。
【0016】以上の動作を繰り返しているうちに、ダイ
オード13とダイオード12とが導通している状態(図
2(d),(f) 参照)に移行する。ここでスイッチング回路
17をオンにすると、三相交流電源2のS相→ダイオー
ド13→スイッチング回路17→単相交流負荷7→三相
交流電源2のT相の経路で、単相交流負荷7にはコンデ
ンサ26の両端電圧,即ち線間電圧VSTが印加される。
次いでスイッチング回路17をオフにしてスイッチング
回路18をオンにすると、三相交流電源2のT相→単相
交流負荷7→スイッチング回路18→ダイオード12→
三相交流電源2のR相の経路で、単相交流負荷7にはコ
ンデンサ27の両端電圧,即ち線間電圧VRTが印加され
るが、この動作はT相電圧が正になる時点(図2のt2
時点)まで繰り返される。
【0017】次にT相電圧が正の半周期になると、前述
した負の半周期の場合と同様に、図2の動作波形図に図
示した順序に従って各ダイオードと各スイッチング回路
が順次導通する状態で、スイッチング回路17とスイッ
チング回路18とを交互にオン・オフさせることによ
り、三相交流電源2からの三相交流電圧を単相交流電圧
に変換して単相交流負荷7へ印加させることができる。
【0018】前述した動作により、三相交流電圧波形は
その一部分が切り取られた形状の出力電圧波形(図2
(n) 参照)となり、これが単相交流負荷7に印加される
のであるが、この波形の基本波成分は図2(p) に図示し
ている正弦波の基本波成分を持つ波形である。それ故、
三相交流電源2が出力する三相交流電圧を、直流中間回
路を経ずに直接単相交流電圧に変換して、単相交流負荷
7へ供給することができる。
【0019】前述した動作の際に、三相交流電源2から
各直列回路21〜24までの配線が有するインダクタン
スなどに蓄えられたエネルギーによって過大な飛躍電圧
を生じ、この飛躍電圧により各半導体素子が破壊する恐
れがあるので、例えばコンデンサとダイオードと抵抗と
で構成したスナバ回路6を、各直列回路21〜24の並
列接続回路に並列に接続することで、前記飛躍電圧を抑
制して各半導体素子の破壊防止を図っている。更に、三
相交流電源2の各相間に接続しているコンデンサ25,
26,27がフィルタの役目をしているので、スイッチ
ング回路17と18のオン・オフによる生じる高周波の
リップル電流成分が三相交流電源2へ流出するのを防止
する。
【0020】図3は本発明の第2実施例を表した主回路
接続図であって、請求項2に対応しており、負荷の力率
が1以外の場合でも動作が可能である。この第2実施例
回路は、ダイオードとIGBTとを逆並列接続したスイ
ッチング回路31と32とを直列接続してなる第5直列
回路41と、同じ構成のスイッチング回路33と34と
の直列接続でなる第6直列回路42と、同じ構成のスイ
ッチング回路35と36との直列接続でなる第7直列回
路43と、同じ構成のスイッチング回路37と38との
直列接続でなる第8直列回路44とを相互に並列接続し
て構成している。三相交流電源2のR相は第5直列回路
41を構成するスイッチング回路31と32との結合点
に接続し、S相は第6直列回路42を構成するスイッチ
ング回路33と34との結合点に接続し、T相は第7直
列回路43を構成するスイッチング回路35と36との
結合点に接続する。また、単相交流負荷7の一方の端子
は第7直列回路43を構成するスイッチング回路35と
36との結合点に接続し、他方の端子は第8直列回路4
4を構成するスイッチング回路37と38との結合点に
接続する。更に、図1で既述の第1実施例回路と同様
に、ダイオードとコンデンサと抵抗とでなるスナバ回路
6を、4組の直列回路41〜44の並列接続回路に並列
に接続し、三相交流電源2のR相とS相との間にはコン
デンサ25を接続し、S相とT相との間にはコンデンサ
26を接続し、T相とR相との間にはコンデンサ27を
接続する。
【0021】前述した図1の第1実施例回路で、例えば
ダイオード11とスイッチング回路16を構成するダイ
オードとが導通状態にあるときに、スイッチング回路1
7をオンすることにより単相交流負荷7には正の電圧が
印加される。このとき単相交流負荷7が遅れ力率であっ
て、スイッチング回路17を構成するダイオードを介し
てダイオード11の方向へ負の電流が流れようとして
も、ダイオード11がこの電流が流れるのを阻止してし
まう。即ち図1電動機既述の第1実施例回路は、負荷の
力率が1以外のときは適用できない。
【0022】ところが図3の第2実施例回路では、第1
実施例回路のダイオード11に対応する位置にスイッチ
ング回路31を設置しているので、このスイッチング回
路31を構成しているダイオードが導通している期間中
に、このダイオードに逆並列接続しているIGBTをオ
ンさせておくことにより、前述と同じ状態で流れる負の
電流は、このIGBTを経て三相交流電源2のR相へ流
れることができるから、単相交流負荷7の力率が1以外
であっても三相/単相の変換が可能になる。なお、スナ
バ回路6と、三相交流電源の各相間に接続しているコン
デンサ25,26,及び27の働きは、図1で既述の第
1実施例回路の場合と同じであるから、これらの動作説
明の記述は省略する。
【0023】図4は本発明の第3実施例を表した主回路
接続図であって請求項3に対応しており、前述した第2
実施例回路からコンデンサ25,26,及び27を取り
除き、且つスナバ回路6の代わりに同じ位置に並列コン
デンサ45を接続した構成である。図4の第3実施例回
路は、例えば三相交流電源2と第8直列回路44を構成
するスイッチング回路37との間の配線に存在するイン
ダクタンスなどに蓄えられたエネルギーは、当該スイッ
チング回路37がオフする際に並列コンデンサ45に吸
収されるので、過大な飛躍電圧の発生を抑制できる。或
いは、スイッチング回路31を構成するダイオードとス
イッチング回路36を構成するダイオードとが導通して
いるときは、これらに逆並列接続しているIGBTもオ
ンしているので、並列コンデンサ45を三相交流電源2
のR相とT相との間に接続するのと等価である。これは
三相交流電源2に生じるスイッチング周波数に起因する
高周波リップルを除去するフィルタとして動作すること
になる。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、ダイオードを直列し
た回路の2組と、ダイオードと半導体スイッチ素子との
逆並列接続でなるスイッチング回路を直列した回路の2
組とを相互に並列接続して三相/単相変換装置を構成
し、或いは前記と同じ構成のスイッチング回路を直列し
た回路の4組を相互に並列接続して三相/単相変換装置
を構成し、各半導体スイッチ素子を高周波で動作させる
ことにより、入力する三相交流を直接単相交流に変換し
ているので、変換段数が従来よりも削減できる。よって
電力変換の際に発生する損失も減少して、装置の変換効
率を向上できる効果が得られる。更に、三相交流を直接
単相交流に変換するので直流中間回路が削除されるの
で、この直流中間回路に接続する大容量の平滑コンデン
サも不要になり、装置を小形化・軽量化できる効果も合
わせて得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表した主回路接続図
【図2】図1に図示の第1実施例の各部の動作を表した
動作波形図
【図3】本発明の第2実施例を表した主回路接続図
【図4】本発明の第3実施例を表した主回路接続図
【図5】三相交流を単相交流に変換する三相/単相電圧
変換装置の従来例を示した主回路接続図
【符号の説明】
2 三相交流電源 3 三相整流器 4 平滑コンデンサ 5 単相インバータ 6 スナバ回路 7 単相交流負荷 11〜14 ダイオード 15〜18 スイッチング回路 21 第1直列回路 22 第2直列回路 23 第3直列回路 24 第4直列回路 25〜27 コンデンサ 31〜38 スイッチング回路 41 第5直列回路 42 第6直列回路 43 第7直列回路 44 第8直列回路 45 並列コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのダイオードを直列接続した第1直列
    回路と、前記とは別の2つのダイオードを直列接続した
    第2直列回路と、ダイオードに半導体スイッチ素子を逆
    並列接続してなるスイッチング回路の2組を直列接続し
    た第3直列回路と、前記とは別の2組のスイッチング回
    路を直列接続した第4直列回路とを相互に並列接続し、
    三相交流電源の第1相を前記第1直列回路のダイオード
    同士の結合点に接続し、前記三相交流電源の第2相を前
    記第2直列回路のダイオード同士の結合点に接続し、前
    記三相交流電源の第3相を前記第3直列回路のスイッチ
    ング回路同士の結合点に接続し、単相交流負荷の一方の
    端子を前記第3直列回路のスイッチング回路同士の結合
    点に接続し、前記単相交流負荷の他方の端子を前記第4
    直列回路のスイッチング回路同士の結合点に接続し、前
    記三相交流電源の第1相と第2相との間と、第2相と第
    3相との間と、第3相と第1相との間に別個のコンデン
    サを接続し、制御回路からの指令に基づいて前記4組の
    スイッチング回路を動作させることを特徴とする三相/
    単相電圧変換装置。
  2. 【請求項2】ダイオードに半導体スイッチ素子を逆並列
    接続してなるスイッチング回路の2組を直列接続した第
    5直列回路と、これとは別の2組のスイッチング回路を
    直列接続した第6直列回路と、更に別の2組のスイッチ
    ング回路を直列接続した第7直列回路と、更に別の2組
    のスイッチング回路を直列接続した第8直列回路とを相
    互に並列接続し、三相交流電源の第1相を前記第5直列
    回路のスイッチング退路同士の結合点に接続し、前記三
    相交流電源の第2相を前記第6直列回路のスイッチング
    回路同士の結合点に接続し、前記三相交流電源の第3相
    を前記第7直列回路のスイッチング回路同士の結合点に
    接続し、単相交流負荷の一方の端子を前記第7直列回路
    のスイッチング回路同士の結合点に接続し、前記単相交
    流負荷の他方の端子を前記第8直列回路のスイッチング
    回路同士の結合点に接続し、前記三相交流電源の第1相
    と第2相との間と、第2相と第3相との間と、第3相と
    第1相との間に別個のコンデンサを接続し、制御回路か
    らの指令に基づいて前記8組のスイッチング回路を動作
    させることを特徴とする三相/単相電圧変換装置。
  3. 【請求項3】ダイオードに半導体スイッチ素子を逆並列
    接続してなるスイッチング回路の2組を直列接続した第
    5直列回路と、これとは別の2組のスイッチング回路を
    直列接続した第6直列回路と、更に別の2組のスイッチ
    ング回路を直列接続した第7直列回路と、更に別の2組
    のスイッチング回路を直列接続した第8直列回路とを相
    互に並列接続し、この並列接続回路にコンデンサを並列
    に接続し、三相交流電源の第1相を前記第5直列回路の
    スイッチング退路同士の結合点に接続し、前記三相交流
    電源の第2相を前記第6直列回路のスイッチング回路同
    士の結合点に接続し、前記三相交流電源の第3相を前記
    第7直列回路のスイッチング回路同士の結合点に接続
    し、単相交流負荷の一方の端子を前記第7直列回路のス
    イッチング回路同士の結合点に接続し、前記単相交流負
    荷の他方の端子を前記第8直列回路のスイッチング回路
    同士の結合点に接続し、制御回路からの指令に基づいて
    前記8組のスイッチング回路を動作させることを特徴と
    する三相/単相電圧変換装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011004554A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Osaka Gas Co Ltd 電力変換回路用のスナバ回路及びそれを備えた電力変換回路
CN105991042A (zh) * 2015-03-03 2016-10-05 张良华 一种单相电力电子变压器及其应用系统
CN108809138A (zh) * 2018-06-29 2018-11-13 西安特锐德智能充电科技有限公司 一种兼容三相和单相交流电源的双向acdc电路及其控制方法

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