JPS63317903A - バイアス磁界印加装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、光磁気ディスク装置における光磁気記録用
のバイアス磁界印加装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この種のバイアス磁界印加装置として、特開昭６
１−２６１８０２号公報に示されるように、磁界発生源
として永久磁石を用い、モータ等の独立した駆動部によ
り永久磁石を反転させてノ（イアス磁界の極性を変える
装置が提案されている。

第４図に永久磁石とその反転用の独立した駆動部を持っ
た従来のバイアス磁界印加装置と媒体および光学系を示
す。図において、バイアス磁界印加装置（１）は、永久
磁石（２）に回転軸（３）を設け、この回転軸（３）が
モータ等の独立した駆動部（１２）に接続されている。

ディスク媒体（７）は、磁化層（８）と基板（９）から
なっている。レーザ光源（１１）からレーザ光は対物レ
ンズ（１０）で収束される。

次に動作について説明する。光磁気記録方式には、大別
して、キュリ一温度記録と補償点温度記録方式があるが
、共に、記録信号に対応してレーザ光をレーザ光源（１
１）より発生させ光収束用の対物Ｖンズ（１０）を通し
て、ディスク媒体の磁化層（８）上で、１〜２声径の微
小スポットに絞り、媒体温度を上昇させると同時に消去
部あるいは未記録部の媒体磁化と逆向きのバイアス磁界
を印加し、反転磁区な形成することで、記録を行う。バ
イアス磁界は永久磁石または電磁石より発生させるが、
実用面からは磁界発生時に電力供給が不要で発熱問題の
ない永久磁石（２）が用いられる。

なお、キュリ一温度記録とは、磁化層（８）をキュリ一
温度以上まで上昇させ、バイアス磁界または磁化層（８
）の反磁界によって、反転磁区を形成する方式であり、
補償点温度記録とは、磁化層（８）の補償点温度を室温
付近に設定し、レーザ光により磁化層の温度を上昇させ
、保磁力低下を利用し、バイアス磁界よって、反転磁区
を形成する方式である。

一方、消去に関しては、記録時と反対向きのバイアス磁
界を印加し、同時にレーザ光を連続して媒体に当てるこ
とで、記録部の反転磁区を無くし、消去バイアス磁界方
向に磁化を揃えることで消去が行なわれる。

このように、永久磁石（２）から発生するバイアス磁界
を利用して、記録と消去を行うために、モータのような
独立した駆動部（１２）により永久磁石（２）を反転さ
せてバイアス磁界の極性を変えている。

〔発明が解決しようＥする問題点３ 以上のように永久磁石を用いた従来のバイアス磁界印加
装置は、バイアス磁界の極性を変えるためにモータ等の
独立した駆動部を設けていた。そのために、装置が大き
くなるだけでなく、その構造も複雑になるなどの問題点
があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、独立した駆動部を設けずに永久磁石を回転さ
せ、バイアス磁界の極性を変えることができるバイアス
磁界印加装置を得ることを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るバイアス磁界印加装置は、永久磁石に近
接して励磁コイルを配置し、永久磁石に回転トルクを発
生させる。

〔作　用〕

この発明においては、励磁コイルから発生する磁界で永
久磁石に回転トルクを発生させることができ、直接、永
久磁石を回転駆動することが可能となる。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示し、図において、バイ
アス磁界印加装置（１）は、永久磁石（２）、永久磁石
の回転軸（３）、励磁コイ／Ｉ／（４ａ）、（４ｂ）お
よび（４ｃ）、軟磁性材よりなる励磁コア（５ａ）。

（５ｂ）および（５ｃ）、さらに、永久磁石（２）、回
転軸（３）、励磁コイｙｖ　（４ａ　）　＊　（４ｂ　
ｌ・・・”、コア（’５　ａ　）＋（５ｂ）・・・・・
・の支持部材（６）よりなっている。各コアの磁極（５
０１ａ）、（５０１ｂ”ｌ、（５ＧＩＣ）は永久磁石（
２）に近接する側の磁極である。

その他、第４図におけると同一符号は同一部分である。

、次に動作について説明する。記録および消去の原理は
従来装置と同じく、レニザ光源（１１）より発生するレ
ーザ光を対物レンズ（１０）を用いてディスク媒体（７
）の磁化層（８）上で１〜２μｍ径の微小スポットに絞
り、媒体温度を上昇させるＥ同時にバイアス磁界を印加
し、磁化層（８）に反転磁区な形成することで、記録を
行い、磁化Ｎ（８）の磁化方向な同一に揃えることで消
去を行う。バイアス磁界は永久磁石（２）の媒体面側の
磁極より発生させる。

記録および消去を行うためには、バイアス磁界の極性を
変える必要があり、そのために永久磁石（２）を反転さ
せる。第１図の場合、励磁コア（５ａ）。

（５ｂ）、（５ｃ）の永久磁石（２）に近接する側の磁
極（５０１ａ）がＳ極、磁極（５０１ｂ）がＮ極になる
ように励磁コイル（４ａ　）＋　（４ｂ　）に電流を流
すことで永久磁石（２）のＮ極が磁極（５０１ａ）に、
永久磁石（２）のＳ極が（５０１ｂ）にそれぞれ吸引さ
れ、永久磁石（２）に回転トルクが発生して９０度右回
りし、第２図の状態になる。次に磁極（５０１Ｃ）がＮ
極になるように励磁コイル（４Ｃ）に甫、流を流すこと
で永久磁石（２）はさらに９０度右回りし初期状態に比
べ磁極が反転する。このようにバイアス磁界を印加する
永久磁石（２）に近接して励磁コアを設けることにより
、永久磁石（２）に対して回転トルクを発生させ、永久
磁石（２）を反転させることでバイアス磁界の磁極を変
えることができる。

さらに、各励磁コア（５ａ）、（５ｂ”）、（５ｃ）を
軟磁柱体で形成すると、永久磁石（２）が、第１図およ
び第２図に示す位置関係にあれば、励磁コイル（４ａ）
。

（４ｂ）、（４ｃ）に直流を流さなくとも永久磁石（２
）に近接した励磁用コアに吸引され、永久磁石（２）に
制止トルクが発生して必要位置に静止し、安定したバイ
アス磁界を印加することができる。

なお、上記実施例では、永久磁石回転のための励磁コイ
ルおよび励磁コアが３組の場合について示したが、他の
実施例として第３図に示すように、励磁コイルと励磁コ
ア（４ａ）、（５ａ）及び（４ｃ）。

（５ｃ）の２組だけの場合においても回転トルクが発生
するので、永久磁石を反転させることでバイアス磁界の
磁極を変えることができる。また、励磁送流を遮断する
と永久磁石に近接した励磁用コアに永久磁石が吸引され
、永久磁石に制止トルクが発生し静止するので、効果は
変わらない。

〔発明の効果〕

以上のようＫ、この発明によれば、記録および消去のバ
イアス磁界を印加する永久磁石に近接して励磁コイルを
設けて永久磁石に対して回転トルクを発生させ、永久磁
石を反転させることでバイアス磁界の極性を変えるよう
にしたので、モータ等の独立した駆動部が不要となり、
装置が小型化するだけでなく、構造が簡単になるなどの
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の斜視図、第２図は第１図
のものの動作を示す要部斜視図、第３図は他の実施例の
要部斜視図、第４図は従来のバイアス磁界印加装置の概
略斜視図である。 （１）・・バイアス磁界印加装置、（２）・・永久磁石
、（３）−・永久磁石の回転軸、（４ａ）、（４ｂＬ（
４ｃ）　・・励磁コイル、（５ａＬ（５ｂＬ（５ｃ）＊
　＠励磁コア、（６）・・支持部材、（５０１ａ）、（
５０１ｂ）、（５０１Ｃ）”・励磁コアの磁極、（７）
・・ディスク媒体、（８）・・磁化層、（１０）・・光
収束用の対物レンズ、（１１）・・Ｖ−ザ光源。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分第１図 ８：ん丞化屋 第２図 第３図 第　４Ｅ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光磁気ディスク装置において、回転可能に設けら
   れディスク媒体の磁化層に記録および消去のバイアス磁
   界を印加する永久磁石と、この永久磁石に対して回転ト
   ルクを発生させる複数個の励磁コイルとを備えてなるこ
   とを特徴とするバイアス磁界印加装置。
2. （２）励磁コイルに、軟磁性材よりなる励磁コアが設け
   られている特許請求の範囲第１項記載のバイアス磁界印
   加装置。