JPS63317524A - 液晶性共重合ポリエステルの製造法 - Google Patents

液晶性共重合ポリエステルの製造法

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Publication number
JPS63317524A
JPS63317524A JP15342887A JP15342887A JPS63317524A JP S63317524 A JPS63317524 A JP S63317524A JP 15342887 A JP15342887 A JP 15342887A JP 15342887 A JP15342887 A JP 15342887A JP S63317524 A JPS63317524 A JP S63317524A
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JP
Japan
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acid
polymer
carbon atoms
hydrocarbon group
structural unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP15342887A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Iida
飯田 重樹
Tomohiro Totani
戸谷 智博
Hajime Hara
原 肇
Tetsuo Sato
佐藤 鐵夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
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Publication date
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  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高弾性率および高強度を有する共重合ポリエス
テルの新規な製造法に関するものである。このようにし
て製造された共重合ポリエステルはサーモトロピックな
液晶を形成するので、成形が容易であり、成形材料、フ
ィルム、繊維として製品化出来るものである。
〔従来の技術〕
近年、繊維、フィルムまたは成形品の何れかを問わず、
剛性、耐熱性および耐薬品性の優れた素材に対する要望
が高まっている。ポリエステルは、一般成形品の用途を
広く認められるに到っているが、多くのポリエステルは
曲げ弾性率、曲げ強度が劣るため、高弾性率、45強度
を要求される用途には適していなかった。この徐械的物
性を向上させる為に、炭酸カルシウムやガラス繊維等の
補強材をブレンドする方法が知られているが、材料の比
重が犬きぐなるため、プラスチックの特徴であ軽さが損
なわれさらに成形時においては、成形様の摩耗が激しく
、実用上の問題点が多い。
補強材の心安がなく、高外性率、面強度が要求される用
途に適しているポリエステルとして近年では液晶性ポリ
エステルが注目されるようになった。特に注目を集める
ようになったのは、ジャーナル・オプ・ポリマー・サイ
エンス・ポリマー・ケミストリー・エディジョン14巻
(1976年)2043頁および特公昭56−1801
6号公報にW、J、  ジャクソンがポリエチレンテレ
フタレートとアセトキシ安息香酸とからなる熱欧晶篩分
子を発表してからである。この中でジャクソンは、この
液晶高分子がポリエチレンテレフタレートの5倍以上の
剛性、4倍以上の強度、25倍以上の衝撃強度を発揮す
ること全報告し、高機能性樹脂への新しい可能性を示し
た。
W、J、  ジャクソンらの重合法は、まず原料ポリエ
チレンテレフタレートtp−アセトキシ安息香酸でアシ
ドリシスすることによってポリエステル7ラグメントと
し、ついでこのポリエステル7ラグメン)t−高温・高
真空下に重合させる方法である。
しかし、この方法では、アシドリシス時にp−アセトキ
シ安息香酸のホモ重合が併発して不溶不融の粒子が生成
する等の難点が指摘され、特開昭60−186525号
ではアセトキシ安息香酸のかわりにヒドロキシ安息香酸
を用いる方法が提案されている。この方法は、アセトキ
シ安息香酸に比べてホモ重合しにくいヒドロキシ安息香
酸でポリエチレンテレフタレートのアシドリシスを進め
、ついでアシル化剤を加えてアシル化を行い、最後に高
温・高真空下に重合させるものである。
このようにしてポリエチレンテレフタレートから防導さ
れた液晶性ポリエステルは成形性と物性に優れるため、
フィルムや光ファイバー枝根材料等に笑用化が進められ
ている。しかし、繊維やストランドにしたときに伸びが
小さいことやフィルムにしたときに物性の異方性が大き
いこと等の難点があり、これらを解決するためにエチレ
ングリコール以外の脂肪族ジオール共重合体の製造が望
まれていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記したように従来の方法はいずれもオキシ酸によるポ
リまたはオリゴエステルのアシドリシスによる切断と、
それによって生成した共重合オリゴ9エステルの脱酢酸
による重合とから成り立っているが、ジオール成分とし
てエチレンクリコール以外の成分を用いた場合、このジ
オール成分を含むエステル結合がアシドリシスをうけに
くいため、特開昭60−186525の方法でさえオキ
シ酸の単独重合が併発して不溶不融のポリマーや液晶性
を示さないポリマーが生成するなど不均一なポリマーし
か得られず、従来の製造法の適用範囲は実質上ジオール
成分としてエチレングリコールを用いる場合にかぎられ
ていた。
他にエチレングリコール以外のジオールをオキシ酸と共
重合させる方法としてヒドロキシカルボン酸メチルエス
テルとジオールを重縮合させる方法がある(特公昭37
−9846−IUがジオールの水酸基とヒドロキシカル
ボン酸メチルエステルの水酸基との脱水反応により多量
のエーテル結合が生成し、このため生成するポリマーは
液晶性を示さない。また芳香族ジオール(例えばヒドロ
キノン誘導体)はアセチル化することによってオキシ酸
との共重合が可能になるが、脂肪族、脂環式ジオール披
塞ミミではジオールのアセチル化物の反応性が低くまた
沸点が低いため共重合させることが困難である等の問題
点があり、新しい製造法の開発が望まれていた。
以上のような実状に鑑み、本発明者等は鋭意検討を行っ
た結果、エチレングリコール以外の脂肪族、脂環式ジオ
ールを効率よくポリマー中に導入し均一な液晶性ポリマ
ーを得る方法を見出すに至った。
〔問題を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、下記構造単位(A)、(A?)お
よび(のを必須構造単位とする液晶性共重合ポリエステ
ルを製造するにあたり、(のを供給できるモノマーをあ
らかじめ(A)および/または(B)を供給できるモノ
マーと反応させてオリがマー化させておくことを特徴と
する液晶性共重合ポリエステルの製造方法に関する。
(A?)  −0−R,−C− (の −0−R,−0一 式中R3は炭素数6〜20の2価芳香族炭化水素基、炭
素数4〜20の2価脂環式炭化水素基(但し、芳香族炭
化水素基の芳香族環の水素原子はハロゲン原子、炭素数
1〜4のアルキルまたはアルコキシ基で置換されていて
もよい)を示す。
R1は芳香族環を形成する炭素数が6〜20である2価
の芳香族炭化水素基(但し芳香族炭化水素基の水素原子
はハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基またはアル
コキシ基で置換されてもよい)を示す。
R3は炭素数3〜40の2価の脂肪族炭化水素基、炭素
数4〜20の2価の脂環式炭化水素基または分子量80
〜5oooの2価のポリアルキレンオキシド基を示す。
構造単位(、t)?供給できるモノマーとしては一般式
(1)で表わされるカルボン酸およびその誘導体が使用
される。
HOOC−R1−COOH(II (式中、R2は構造単位CA) KおけるR6と同じ)
具体的には、テレフタル酸、メトキシテレフ)ル酸、エ
トキシテレフタル酸、フルオロテレフタル酸、クロロテ
レフタル酸、メチルテレフタル酸、イソフタル酸、フタ
ル酸、メトキシイソフタル酸、ジフェニルメタン−4,
4′−ジカルボン酸、ジフェニルメタン−3,3′−ジ
カルボン酸、ジフェニルエーテル−4,4’−シtyル
ボンFl、 ジフェニル−4,4′−ジカルボン酸、ナ
フタリン−2,6−ジカルボン酸、ナフタリン−1,5
−ジカルボン酸、ナフタリン−1,4−ジカルボン酸、
シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸、シクロヘキサ
ン−1,3−ジカルボン酸、シクロペンタン−1,3−
ジカルボン酸などが挙げられる。これらは混合して使用
してもよく、単独で使用してもよい。構造単位(A)は
ポリマー中に5〜50 m1%、好ましくはlO〜40
 m1%の割合で含まれる。
構造単位CB> f供給できるモノマーとしては、一般
式(1)で衣わされるオキシ酸およびその誘導体が使用
される。
no−n、−coon     G[)(式中R1は構
造単位CB>におけるR1と同じ)例を示すとバラヒド
ロキシ安息香酸、4−ヒドロキシ−3−クロロ安息香酸
、メタヒドロキシ安息香酸、4−ヒドロキシ−3,5−
ジメチル安息香酸、2−オキシ−6−す7)ff−[,
1−オキシ−5−ナフトエ酸、1−ヒドロキシ−4−ナ
フトエ酸、シュリンガ−酸、バニリン酸、4−ヒドロキ
シ−3−メチル安息香酸などが挙げられる。バラヒドロ
キシ安息香酸を単独で用いるのが溶融異方性を保つため
には好ましいが一般式(II)で表わされるオキシカル
ボン酸はいずれも使用可能であるしまたこれらを混合し
て使用してもかまわない。構造単位CB>はポリマー中
に5〜80m1%好ましくは20〜70 m1%の割合
で含まれる。
構造単位(のを供給できるモノマーとしては一般式(1
)で表わされるジオールが使用される。
HO−R,−OH個) (式中R1は構造単位(のにおけるR1と同じ)具体的
には1.3−プロパ/ジオール、1.2−プロパンジオ
ール、1,3−ブタンジオール、1.4−ブタンジオー
ル、2−メチル−1,4−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1.6−ヘキサンジオール、1,1.2
−ドデカンジオール、シクロヘキサン−1,4−ジオー
ル、シクロヘキサン−1,3−ジオール、シクロヘキサ
ン−1,2−ジオール、シクロペンタン−1,3−ジオ
ール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール
などが挙げられるが、これらは混合して使用してもよく
、一般式(1)で表わされるものはいずれも使用可能で
ある。またジオールとして、たとえば(S)−2−メチ
ル−1,4−ブタンジオールのごとき光学的に活性なジ
オールも本発明において使用することができる。この場
合、得られるポリマーはコレステリック液晶性を示すこ
とKなる。
構造単位((1”)はポリマー中に0.1〜50 m1
%好ましくは1〜40 mm1%の割合で含まれる。
本発明は構造単位(C)’C供給できるモノマーを予め
構造単位(A) bよび/または(A?)を供給できる
モノマーと反応させてオリゴマー化させておくことに%
徴とするものである。
オリゴマー化は公知の方法で行うことができる。例えば
、ジオールとオキシ酸および/またはジカルボン酸から
の脱水反応やメチルエステルからの脱メタノール反応、
あるいは、酸塩化物からの脱塩酸反応などで合成される
。ジオールに対するオキシ酸および/またはジカルボン
酸あるいはその訪導体の仕込比は2倍モル以上用いるこ
とが好ましい。
オリゴマーの構造としては、(C) ’fr (A)あ
るいは(B)ではさんだ3f体構造が好ましいが平均1
0ii体以下のオリゴマーであれば使用可能である。こ
のようにして合成された構造単位(の全含むオリゴマー
は合成後単離精製してから重合に供することもできるし
、また反応器中で合成しその中に他の原料を入れそのま
ま重合に供する方法、いわゆるOsg pot法とか1
%5its法とか言われる方法も使用できる。
このようにして(のをあらかじめ(,4)および/″ま
たは(B)’を供給できるモノマーでオリゴマー化させ
ておき、これをあたかも1つのモノマーとして重縮合に
供することにより従来公知の溶融重縮合法での共重合が
可能となる。
溶融重縮合法の例を挙げると、オリゴマー化された(の
またはそのアセチル化物と構造単位(A) ’(i−供
給できるジカルボン酸および構造単位(B)を供給でき
るアセトキシは(および必要に応じてヒドロキノンのよ
うな芳杏族ジオールのジアセチル化物)を品温、高真空
下に重縮合させる方法や、ポリエチレンテレフタレー)
’ktJ造単位(B) 1供給できるオキシmtたはア
セトキシ酸でアシドリシスすることによってポリエステ
ルフラグメントとし、これとオリゴマー化された(C)
またはそのアセチル化物(および必要に応じて構造単位
(A)’に供給できるジカルボン酸)を高温、高真空下
に重縮合させる方法などが用いられる。
重合反応を促進させるためには、従来から公知のポリエ
ステル重合触媒であるアルカリ金属塩やFa 、Ars
 、 Cd 。
Kg、Ba、Ti、Zs、Pb、Co、Sb、Ss等の
金属塩を単独もしくは組合わせて使用することもできる
し、また分解抑制剤としてリン化合物’k tf=加し
てもよい。
本発明による製造法は、上記した構造単位(A)、(B
)、(のを必須構造単位とする液晶性共重合ポリエステ
ルの製造に有効に適用することができる。また構造単位
(A)、(B)、<c> ’t−m造単位として含むな
らば他の構造単位たとえばヒドロキノンの如き芳香族ジ
オールやエチレングリコール;あるいはアジピン酸のよ
うな脂肪族ジカルボン酸を含む液晶性共重合ポリエステ
ルの製造に対しても有効に用いることができ、かかる態
様も本発明に包含される。
〔実施例〕
以下実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発
明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定される
ものではない。対数粘度(ηt%h)はフェノール/テ
トラクロロエタン=60/40(重量比)中30℃で0
.5替t%の濃度で測定した。
溶融状態における光学的等方性領域の有無や不融粒子の
有無はメトラー社のホットステージを装着したオリンパ
ス社の偏光顕微鏡ヲ用いて270℃〜320℃で観察し
た。
組成の測定はトリフルオロ酢酸を溶媒に用いて’ H−
NMRによりおこなった。
実施例1゜ 111  構造単位(のを有するオリゴマーの合成ヒド
ロキシ安息香酸メチル152r、1.4−ブタンジオー
ル45t1オルトチタンfJlt+−ブチル61η全撹
拌機のついた反応器に仕込み、窒素気流下180℃から
200℃で10時間反応させた。メタノールの留出がな
くなったところで反応を止め、生成物をエタノール−水
混合溶媒かう再結晶し、収率56%で1.4−ビス〔4
−ヒドロキシベンゾイロキシコブタン(以下BIiBB
  と略す)を得た。
情pは194℃であった。
これを硫酸触媒下無水酢醒でアセチル化したのち、エタ
ノール−水混合溶液から再結晶し、93%の収率でm1
117℃の1.4−ビス〔4−アセトキシベンゾイロキ
シコブタン(以下BABB と略す)を得た。構造は’
H−NMRで確認した。
(21液晶性共重合ポリエステルの合成ポリエチレンテ
レフタレート(η1nJs=o、62 dL/ t )
11.52t%p−7セトjl”/安息香酸25.74
 t、 テレフタル酸1.669および上で合成したB
″AEB4.14tを撹拌器のついた反応器に仕込み窒
素でパージしたのち、230℃で2時間、270℃で1
時間窒素を流しながら反応させた。ついで真空度を徐々
に上げてゆき0.5tmHy以下とし、270℃で4時
間撹拌を続け、89%の収率でη1nh=0.75 d
t/ fのポリマー金得た。
’H−NMRよりブタンジオールは仕込みとおりポリマ
ー中に共重合していることが確認された。
また得られたポリマーは均一でこのポリマー中には不溶
不融の粒子は存在せず、また溶融状態において全体が一
様に光学異方性を示し光学的に等方性を示す非液晶領域
も認められなかった。
実施例2゜ ポリエチレンテレフタレート(ηt%A = 0.62
 dL/r)9.60?%、−ヒドロキシ安息香酸22
.11、酢酸第一スズ7.2ηを攪拌機のついた反応器
に仕込み、窒素でパージしたのち、240℃で1時間反
応させた。次に無水酢酸19.69f添加し1,5時間
撹拌した。酢酸を留去させたのち実施例1の(1)で合
成したBAEE4.14tとテレフタル酸1.66 t
を加え、240℃で0.5時間270℃で0.5時間窒
素を流しながら反応させた。ついで真空度を徐々に上げ
てゆき0.5ttnally以下とし、270℃で5時
i’t21 撹拌を続け+7 tnh = 0.59 
dL’ tのポリマーを収率90%で得た。
ポリマー中にブタンジオールは仕込みどおり共重合して
いた。
得られたポリマーは均一でポリマー中には不溶不融の粒
子は存在せず、また溶融状態において全体が一様に光学
異方性1示し光学的に等方性を示す非液晶領域も認めら
れなかった。
実施例3゜ ポリエチレンテレフタレート(ηinh = 0.62
 dl/? )9.6(1,p−ヒドロキシ安息香酸2
2.1?、テレフタル酸1.66?および実施例1の(
11で合成したBIIBB3.30V、酢酸第一スズ7
.21n9を撹拌機のついた反応器に仕込み窒素でパー
ジしたのち、240℃で1時間反応させた。ついで無水
酢rIR22,(lを添加し、1.5時間撹拌したのち
、酢酸を留出させながら240℃で0.5時間、270
℃で0.5時間反応させた。その後真空度を徐々に上げ
てゆきO15龍Hf/以下とし、270℃で5時間撹拌
を続け、?S%五= 0.53 dt/ Pのポリマー
?収率91%で得た。
ポリマー中にブタンジオールは仕込みと2り共1合して
いた。
得られたポリマーは均一でポリマー中には不溶不融の粒
子は存在せずまた溶融状態において全体が一様に光学異
方性を示し光学的に等方性を示す非液晶領域も認められ
なかった。
実施例4゜ p−ヒドロキシ安息香ri28.28f、テレフタル酸
0.552.1.4−ブタンジオール0.30ft撹拌
機のついた反応器に仕込み窒素雰囲気下220℃で1時
間反応させた。
1.4−ブタンジオールの1址が反応したことをガスク
ロマトグラムで確認したのち反応器にポリエチレンテレ
7りL’−) 3.14 f、酢酸第一スズ2.4In
9を加え240℃で1時間反応させた。ついで無水酢酸
7.3fk添加し、200℃で1.5時間撹拌したのち
、酢酸を留出させながら240℃で0.5時間、270
℃で0.5時間反応させた。その後真空度を徐々に上げ
てゆき、0.5mmHr以下とし、270℃で5時間撹
拌を続け、ηt1%ルー 0.80 dt/l  のポ
リマーを収率89%で得た。
ポリマー中にブタンジオールは仕込みどおり共重合して
いた。
得られたポリマーは均一でポリマー中には不溶不融の粒
子は存在せずまた溶融状態において全体が一様に光学異
方性を示し光学的に等方性を示す非液晶領域も認められ
なかった。
実施例5゜ 実施例1の(1)で合成したEABB4.14?、テレ
フタル酸1.66 t、p−7セトキシ安息香酸1.8
(11′撹拌機のついた反応器に仕込み窒素でパージし
たのち、240℃で0.5時間、270℃で0.5時間
窒素を流しながら反応させた。ついで真空度を徐々に上
げてゆき、0.5n+Hr以下とし、270℃で5時間
撹拌を続け88%の収率でηt1@ル=0.94 dt
/lのポリマーを得た。
得られたポリマーは均一でこのポリマー中には不溶不融
の粒子は存在せずまた溶融状態において全体が一様に光
学異方性を示した。
実施例6゜ (1)構造単位(C)k有するオリゴマーの合成ヒドロ
キシ安息香酸メチル21.Of、 (S)−2−メチル
−1,4−ブタンジオール7.12S’、オルトチタン
酸爲−プチル8m9に撹拌機のついた反応器に仕込み窒
素気流下180℃から200℃で200時間反応せた。
反応混合物をエタノールに溶解させ、大過剰の水圧投じ
ると固形物が析出した。固形物を遠心分離で分離し粗(
S) −2−メチル−1,4−ビス〔4−ヒドロキシベ
ンゾイロキシコブタンを収率38%で得た。
これ′?r:(litEa触媒下無触媒酸無水酢酸ル化
したのにエタノール溶液から再結晶し70%の収率でm
 p 46℃の白色結晶、(S) −2−メチル−1,
4−ビス〔4−アセトキシベンゾイロキシコブタンを得
た(以下MAREと略す)を得た。構造は’H−NMR
で確認した。
(2)コレステリック液晶性ポリエステルの合成ポリエ
チレンテレフタレート(ηink = 0.62 dL
/ ? )9.6Of、p−にニトロキシ安息香酸22
.1r、酢酸第一スズ7.2〜を撹拌機のついた反応器
に仕込み窒素でパージしたのち240℃で1時間反応さ
せた。次に無水酢酸19.62を添加し1.5時間撹拌
した。酢酸を留去させたのち(11で合成したMABB
4.28tとテレフタル酸0.8:l’を加え240℃
で0.5時間、270℃で0.5時間窒素を流しながら
反応させた。次いで真空度を徐々に上げてゆき0.5 
vrydlt以下とし270℃で5時間撹拌を続けてη
i%A=1.07のポリマーを収率90%で得た。
ポリマー中には2−メチル−1,4−ブタンジオールが
#1ぼ仕込どおり共重合していることが’H−NMRよ
り確認された。
得られたポリマーは均一でこのポリマー中には不溶不融
の粒子は存在せず、また溶融状態において全体が一様に
コレステリック液晶性を示し、光学的に等方性を示す非
液晶領域も認められなかった。
比較例1゜ ポリエチレンテレフタレート(ηink = 0.32
 ) 11.52t、ポリブチレンテレフタレート(η
ssA = 0−70 dL’?)4.40f、j−ア
セトキシ安息香酸21.60 tを撹拌機のついた反応
器に仕込み窒素でパージしたのち270℃で1時間撹拌
し、この間に大部分の酢酸を留出させた。ついで真空度
を徐々に上げてゆき0.514MHy以下とし270℃
で5時間撹拌を続け92%の収率でポリマーを得た。
得られたポリマーは、粘度測定溶媒およびNMR測定溶
媒に一部不溶であった。可溶分のみから求めたηish
は0.694υtであった。またとのポリマーをホット
ステージを装着した偏光顕微鏡で観察すると320℃で
も不融の粒子が認められ、また270℃ですでに光学的
に等方性を示す、非液晶性の領域の存在が認められた。
比較例2゜ ポリエチレンテレフタレート(ηinh = 0.62
 dL/ ? )9.60 ?、ポリブチレンテレフタ
レート(’1ink=0.70dt/l) 3.60 
r、p−ヒドロキシ安息香酸24.84 r。
酢酸第一スズ7.2In9e撹拌機のついた反応器に仕
込み実施例3と同一の条件で反応を行い収率90%で、
ηff1%ル=(150dt/fのポリマーを得た。
得られたポリマー中には粘度611j定溶媒およびN 
M Rfi11定溶媒に不溶分が存在した。またこのポ
リマー全ホットステージを装着した偏光顕微鏡で観察す
ると光学的に等方性を示す、非液晶領域の存在が認めら
れた。
比較例3゜ (1)  コポリエチレン−ブチレンテレ7タレートの
合成ジメチルテレフタレー) 194 r、エチレング
リコール94.4f、1.4−ブタンジオール18.8
r、オルトチタン酸n−ブチル77Inyf撹トr機の
ついた反応器に仕込み窒素でパージしたのち、180℃
で2時間窒素を流しながら反応させた。さらに200℃
で1時間撹拌し大部分のメタノールが留出したのち、4
2f&’r徐々に上げてゆき、同時に浴温も200℃か
ら250℃へ上げた。約1時間かけて250℃ 0.5
mynll?としたσ)ち、この榮件で0.5時間撹拌
を続け、収率91%でηinh = 0.35 dL/
グのポリマーを得た。
’H−NMRより求めたブタンジオールの組成比は、8
.2勅t%だった。
(2)  液晶性共重合ポリエステルの合成上で合成し
たコポリエステル11.82 f、p−アセトキシ安息
香酸25.2(lk撹拌機のついた反応器に仕込み窒素
でパージしたのち、200℃で1時間、220℃で1時
間、230℃で2時間、270℃で0.5時間、窒素を
流しながら反応させた。ついで真空度を徐々に上げてゆ
き0.5wHy以下とし、270℃で4時間反応を続け
、88%の収率でポリマー1得た。
得られたポリマー中には粘度測定溶媒への不溶分が31
1%存在し、またNMR測定溶媒にも不溶分が存在した
このポリマーをホットステージを装着した偏光顕微鏡で
観察したところ、320℃でも多量の不@部が存在し、
流動性が悪く不均一なポリマーだった。
比較例4゜ エチレングリコール69.4r、 1 、4−ブタンジ
オール56.7rk用いるほかは比較例3の(1)と同
一の条件で反応を行い、収率89%でり1nh=o、3
0d々jのポリマーを得た。’H−NMRより求めたブ
タンジオールの組成比は24.6%だった。
このコポリエステル12.36P、p−ヒドロキシ安息
香酸24.84r、酢酸第一スズ7.2Fn9tl”撹
拌機のついた反応器に仕込み実施例3と同一の条件で反
応を行い、収率87%でη1nh=0.42 dL/l
のポリマーを得た。
得られたポリマー中には粘度測定溶媒およびNMR測定
溶媒に不溶分が存在した。またこのポリマーをホットス
テージで観察すると光学的に等方性を示す非液晶性領域
の存在が認められた。
比較例5゜ ポリブチレンテレフタレート(ηtnh = 0.70
 dL/ff )13.20r、p−ヒドロキシ安息香
酸24.84?、酢酸第一スズ7.2m9’fr撹拌機
のついた反応器に仕込み、実施例3と同−条件で反応を
行い収率87%でポリマーを得た。
得られたポリマーは粘度測定溶媒およびNMR測定溶媒
にほとんど溶けず、また320℃でもほとんど融解せず
流動性は全くなかった。
比較例6゜ 1.4−ブタンジオールジアセテート1.74?、テレ
フタル酸1.66P、p−アセトキシ安息香酸5.4(
lを撹拌機のついた反応器に仕込み、実施例5と同一条
件で反応させて収率75%でポリマーを得た。
留田液を調べたところ、ブタンジオールはほとんどポリ
マー中にはとりこまれておらず、約80%が1.4−ブ
タンジオールジアセテートとして回収された。またポリ
マーは粘度測定溶媒およびNMR測定浴媒にほとんど溶
けず、320℃でも融解せず、流動性は全くなかった。
〔発明の効果〕
以上のように本発明方法によれば、エチレングリコール
以外のジオール成分を効率よくポリマー中に導入し均一
な液晶性共重合ポリエステルを得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記構造単位(A)、(B)および(C)を必須構造単
    位とする液晶性共重合ポリエステルを製造するにあたり
    、(C)を供給できるモノマーをあらかじめ(A)およ
    び/または(B)を供給できるモノマーと反応させてオ
    リゴマー化しておくことを特徴とする液晶性共重合ポリ
    エステルの製造方法。 (A)▲数式、化学式、表等があります▼ (B)▲数式、化学式、表等があります▼ (C)−O−R_3−O− 式中R_1は炭素数6〜20の2価芳香族炭化水素基、
    炭素数4〜20の2価脂環式炭化水素基(但し、芳香族
    炭化水素基の芳香族環の水素原子はハロゲン原子、炭素
    数1〜4のアルキルまたはアルコキシ基で置換されてい
    てもよい)を示す。 R_2は芳香族環を形成する炭素数が6〜20である2
    価の芳香族炭化水素基(但し芳香族炭化水素基の水素原
    子はハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基またはア
    ルコキシ基で置換されてもよい)を示す。 R_3は炭素数3〜40の2価の脂肪族炭化水素基、炭
    素数4〜20の2価の脂環式炭化水素基または分子量8
    0〜8000の2価のポリアルキレンオキシド基を示す
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