JPS63316733A - 抗ウイルス剤 - Google Patents

抗ウイルス剤

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JPS63316733A
JPS63316733A JP62152088A JP15208887A JPS63316733A JP S63316733 A JPS63316733 A JP S63316733A JP 62152088 A JP62152088 A JP 62152088A JP 15208887 A JP15208887 A JP 15208887A JP S63316733 A JPS63316733 A JP S63316733A
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稔 大原
Yoshiharu Oguchi
小口 義春
Kenichi Matsunaga
謙一 松永
Kunitaka Hirose
国孝 広瀬
Jiyunji Kadochi
淳二 角地
Norifumi Sugita
杉田 教文
Takao Furusho
古荘 孝雄
Shigeaki Muto
武藤 成明
Koichi Niimura
浩一 新村
Chikao Yoshikumi
吉汲 親雄
Masaaki Takahashi
正明 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、海草類特に緑藻植物より採取した多糖体又は
蛋白多糖体、および該多糖体又は蛋白多糖体を有効活性
成分とする抗ウィルス剤、特に抗レトロウィルス剤、就
中抗エイズウィルス剤に開会症候群が患各を死に至らし
める川篤な病気として注目され、それに対する有効な治
療薬が渇望されている。現在、唯一のA I I) S
治療薬としては因はレトロウィルスであるH I V 
(tluian Immun。
deficiency Virus)、がヒトのT4リ
ンパ系細胞に付着することによって感染が始まり、他の
リンパ系細胞に次々に感染して免疫系を破壊することに
よって起こることが既に研究されている。本発明者らは
、すでに免疫系に対しでBRH(Biological
Response Modifier)の働きをする多
くの蛋白多糖体を見出している。このB RMの働きを
する多糖体又は蛋白多糖体が免疫系に及ぼす影響が大き
いことに注目して鋭意検討を重ねた結果、海草類の中で
緑藻類に分類されている植物から抽出される物質にHI
Vのヒト由来リンパ系細胞への付着阻害活性、及びHI
Vの増殖過程の必須の酵素であるRTase  (逆転
写N索)阻害活性があることを見出して本発明を完成さ
せた。以下に訂し〈実施例をあげて説明をする。
本発明にかかわっている海草は、緑藻類に分類されるも
ので、山田常雄他編集[″fJ波生物学辞典第3版J 
1983年3月10日岩波書店発行の付録第14ベージ
以下の[植物および菌類分類表1によると、特に緑藻植
物の中で、オオヒゲマワリ目、コツメモ目、クロレラ[
J1ヒビミドロ目、アオサ目、カフノリ目、ヨ」ワミド
ロロ、シオグサロ、ミドリゲ目、すA7ミドロ目、カリ
ノリ口、ミル目から選択された海部がかかわっている。
本発明は、驚くべきことにこれら海藻からの抽出物がH
IVの付着阻害活性、RTase阻害活性を有すること
を見出して本発明を完成さゼた。つまり緑藻植物の中の
海草から抽出される多糖体又は蛋白多糖体を有効成分と
する抗ウィルス剤に関するものである。
本発明物質は、緑藻植物のオオヒゲマワリロ、コツメモ
目、クロレラ目、ヒビミドロ目、ア第1す目、カワノリ
目、ヨー1ワミドロ目、シオグυ目、ミドリグ目、サヤ
ミド口[1、カサノリ目、ミル目から選択される海草を
冷水、熱水、アルカリ又は熱アルカリ水溶液等の水系溶
媒で抽出することにより得られる。
抽出に際して用いる水系溶媒とは水又は水に可ば10%
程度以下含有する水溶液から選択される1種又は2種以
上の組合ゼよりなるものである。有機溶媒としてはメタ
ノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどが主
として用いられる。酸としては、塩酸、硫酸、酢酸など
である。塩幕としてはアンモニヤ、苛性ソーダ、苛性カ
リ、炭酸ソーダなどである。
抽出は原料(乾燥基準)に対して5倍乃至200倍給0
抽出液を使用し、通常は4℃乃至120℃で20分乃至
20時間処理するものである。
精製処理[程とは、塩析、透析、限外濾過、逆滲透処理
、ゲル濾過、4I11溶媒による沈澱処理などの114
又は2種以上の方法の適用により低分子物を除去するこ
とを意味するものである。工学的には加圧による膜分離
法である限外濾過法、逆滲透処理法の単独又は組合せが
特に好ましい。又場合により塩析工程後これらの処理を
↑1つでもよい。
塩析工程に用いる塩析剤は硫安、食塩、塩化カリ、炭酸
バリウム等であるが、硫安の使用が最も好ましい。又塩
析工程の少処理としで透析、限外濾過、ゲル濾過、逆滲
透処理等のいずれか1つ又はこれらの2以上の工程の組
合せが必要である。
透析は通常セロファン膜、コロジオン膜などの半透膜を
用いて実施されるものである。ゲル濾過はデキストラン
又はポリアクリルアミドゲルなどの吸着剤を充填したカ
ラムを用いて実施する。ピフ7デックス、バイオゲルの
名称で販売せられている充填剤が通常用いられる。
限外濾過、逆wj透圧法はいずれも加圧下で膜を用いて
分画する方法である。面前は0.5〜5に9/d、11
者は20〜35に’j/Cdで行うのが通常である。
有機溶媒による沈澱法はメタノール、エタノール、イソ
プロパツール、アセトンなどを用いるのが一般的である
。又、上記操作に加えて必要に応じイオン交換処理を行
っても良い。
上記開裂操作が終った後は噴霧乾燥、凍結乾燥などぐ水
分を除去した後製品化するものである。
尚本物質をアルカリ性水溶液で処理すると、驚くべきこ
とには抗ウイルス効果が増強されるので更に好ましい。
本物質を5倍乃至200倍量の0.01N乃至5N好ま
しくは0.1乃至2Nのアルカリ性水溶液で、40℃乃
至250℃、好ましくは60℃乃至200℃、最も好ま
しくは100℃乃至150℃で、5分乃至。
2時間好ましくは10分乃至1時間処理する。次に該処
理液を中和し、精製処理工程を行なう。精製処理工程は
前記の塩析、透析、限外濾過、逆滲透処理、ゲル濾過、
有機溶媒による沈澱処理などの1種又は2種以上の方法
の適用により行なうことが出来る。条件は前記と同じで
ある。この精製操作が終った後は、噴霧乾燥、凍結乾燥
などで水分を除去した後製品化する。
また、本物質をジエチルアミノニブル(DEAE )−
セルロース等のイオン交換セルロースゲル等を用いたク
ロマトグラフィーで更に精製を行うと、ましい。
本物質はα−ナフトール硫酸反応、インドール硫酸反応
、アンスロン硫酸反応、ノエノール硫酸反応及び又はロ
ーリイーフォーリン法、塩酸加水分解後のニンヒドリン
反応で陽性を示す。元素分析の結果、炭素20〜55%
、水素3〜9%、窒素0〜16.0%を主成分として含
有する。
本物質の糖成分は少なくともグルコース、マンノース、
キシロースを含み、蛋白成分としては少なくともアスパ
ラギン酸、グルタミン酸、ロイシンを含有する。
赤外スペクトルを測定すると、3600〜3200α−
1付近に水酸基の吸収1葎糞A、1700〜1600.
−1付近にはアミド基に由来する吸収を認めることが出
来た。
本物質は水系溶媒に可溶で、有機溶媒に不溶である。水
系溶媒は水又は水を主体として水に可溶のアルコール、
酸、塩基等を含むものであり、有機溶媒はクロロホルム
、ベンゼン、エーテル等をクロマトグラフィーにより1
03−106である。
ラット(容重系ン4〜531令、体重100〜150び
のものを用い、本物質を1000q/Kg経口投与し、
7日間観察を行ったが全匹生存していた。
本物質はその毒性が極めて低く且つ副作用も殆んど生起
しないなど安全な物質である。
一般にウィルスは、標的細胞に付着し、ウィルスの核酸
が細胞内に注入され、さらに細胞のゲノムにインチグレ
ートされる過程を経てウィルスが1FIjされることが
知られている。また、特にレトロウィルスについては、
細胞のゲノムにインチグレートされる前に、ウィルス由
来の核酸であるRNAから、逆転写酵素の作用によって
DNAに転写される過程が必要である。本発明者等は、
本発明の緑藻植物の抽出物がHI V (Htllan
 IIIunOdeficiency Virus)の
ヒト由来リンパ系細胞への付着および、それに引き続く
感染を阻害すること、および、逆転写酵素活性を阻害す
ることを見出した。フなわら、HI Vを50〜100
0M / dの濃度の海草抽出物で0℃にて2時間処理
した後HIVを洗浄し、MT−41胞に加えて感染させ
、3日問培養後のHIV抗原陽性細胞を測定する方法に
て、緑藻植物に含まれる海単抽出物の効果を検討したと
ころ、緑藻植物に含まれる海草抽出物による前処理によ
り、HIV抗原陽性細胞がほとんど消失し、HI Vの
ヒト由来リンパ系細胞に対する強い付着阻害効果が認め
られた。一方、本物質の逆転写Pf!素活性に及ぼす影
響をラット肝臓全メツセンジャーRNΔを鋳型として測
定したところ、本物質50へ、 1000埒/rdの添
加により強い逆転写酵素活性の阻害がみられた。
これらのことは、緑藻植物由来の海草抽出物がウィルス
の感染を阻害する作用をもつこと、特に逆転写酵素をも
つレトロウィルスの感染を閉古づること、就中、HIV
感染によって引き起こされるAIDS    ’   
     ”         、に有効であることを
示すものである。
抗ウィルス剤としてすでに使用されているAZ王の場合
、正常細胞に対しても分裂阻害作用を示す副作用がみら
れるが、本発明の多糖体あるいは呻V 蛋白多糖体は急性毒性も極めて低く、安全な士士メであ
り、ウィルス感染、特にレトロウィルス感染を阻害する
作用を示1ことより抗ウィルス(へ染症剤として有用で
ある。即ちウィルス感染症、特にレトロウィルス感染症
、就中AIDSに有効ぐある。
本発明の多糖体あるいは蛋白多糖体は、抗ウイルス感染
症剤として用いる場合、任意の剤型にすることができる
。又、投与も各経路で行なわれる。
更に本発明の薬剤は、ウィルス感染症治療剤として用い
られている前記の  ・−−一    →=*#A Z
 T 7などとの併用においてb効力を減fることがな
く、これら他の薬剤との併用は有効な手段として使用し
得る。
経口投与の場合には、それに適用される錠剤、顆粒剤、
散剤、カプセル剤などは、それらの組成、物中に製剤上
一般に使用される結合剤、包含剤、試形剤、潤滑剤、崩
壊剤、湿潤剤のような添加物を含有していてもよく、又
経日用液体製剤として用いる場合は、内用水剤、@盪合
剤、懸濁液剤、乳剤、シロップ剤の形態であってもよく
、又使用する前に再溶解さIる乾燥生成物の形態であっ
てもよい。さらに、このような液体製剤は4通用いられ
る添加剤、保存剤のいずれを含有してもよい。
注射用の場合には、その組成物は安定剤、緩衝剤、保存
剤、等張化剤などの添加剤を含んでいてもよく、単位投
与らlアンプル、又は多投tE+u容墓中で提供される
。なお、上記組成物は水溶液、懸濁液、溶液、油性また
は水性ビヒクル中の乳液のような形態であってもよく、
一方活性成分は使用する前に適当なビヒクルたとえば発
熱物質不含の滅菌した水で再溶解させる粉末であっても
よい。
本発明の抗ウイルス感染症剤は人間及び動物に経口的ま
たは非経口的に投与される。経口的投与は舌下投与を包
含する。非経口的投与は注射例えば皮下、筋肉、静脈注
射、点滴などを含む。本発明の抗ウイルス感染症剤の役
!Ejmは動物か人間ににより、また年齢、個人差、病
状などに影響されるので、場合によっては下記範囲外の
但を投与する場合も生ずるが、一般に人間を対象とする
場合、本発明活性物質の経口投与量は体t1*g、1日
当り0.1〜.1000■、好ましくは1へ・ioo璧
を1回から3回に分けて投与する。
以下、実施例を示づ。
実施例 1 緑藻植物の中のクロレラ目り【]レラ科内のり[Iレラ
粉末1009を容r+i3j!のステンレス製タンクに
入れ、2000−の水を加えて撹拌しつつ)3度を90
へ・95℃に保った。約3時間抽出したのら、室温まで
冷却した。
抽出スラリーを遠心分M機により抽出液と残渣とに分離
する。更に残渣に0.4N−NaOtl 2000媚を
加えて90〜95℃にて3時間抽出したのち、室温まで
冷却し、2N−11cAIでpHを7.0に調整後遠心
分離し、抽出液と残渣に分離する。
抽出液は合し、減圧濃縮装置により400ateまで濃
縮し、限外濾過にて脱塩の後凍結乾燥により乾燥し、1
3gの乾燥物(A−1>を得る。
実施例 2 クロレラ粉末100gをよく細片化した後容ff131
のステンレス製タンクに入れ、0.48 Ha叶氷水溶
液加えて撹拌しつつ温度を90〜95℃に保った。
約3時間抽出したのら室温まC冷却した。冷却模2N−
11cfIでpH7,0に調整後遠心分離し、抽出液と
残漬を分離した。抽出液を減圧濃縮装置により400 
dにまで濃縮し、その溶液を限外濾過装置を用いて脱塩
した。脱塩の後凍結乾燥により乾燥を行ない、約129
の乾燥物(A−2)を得た。
実施例 3 クロレラ粉末100gを容ffi 31のステンレス製
タンクに入れ、2000mの水を加えて撹拌しつつ温度
を90〜95℃に保った。約3時間抽出したのち、室温
まで冷却した。
抽出スラリーを遠心分離機により抽出液と残渣とに分離
した。
抽出液は合し、減圧濃縮装置により400dまで濃縮し
、限外濾過にて脱塩の後凍結乾燥により乾燥し、1G9
の乾燥物(A−3)を得た。
実施例 4 緑i植物の中のアオサ目アオサ科内のアオナ粉末100
9を容量3!のステンレス製タンクに入れ、1000m
の水を加えて撹拌しつつ温度を90〜95℃に保った。
約3時間抽出したのら、室温まで冷却した。
抽出スラリーを遠心分離機により抽出液と残漬とに分離
した。更に残漬に0.48−NaOH1000mを加え
て90〜95℃にて3時間抽出したのら、室温まで冷却
し、2N−)1c1でpnを7.01.:!II整後遠
心分離し、抽出液と残漬に分離した。
抽出液は合し、減圧濃縮装置により400dまで濃縮し
、限外濾過にて脱塩の後凍結乾燥により乾燥し、18g
の乾燥物(B)を得る。
実施例 5 緑藻植物の中のホシミドロ口内アオミドロ粉末100g
を容量31のステンレス製タンクに入れ、1000mの
水を加えて撹拌しつつ温度を90〜95℃に保った。約
3時間抽出したのら、室温まで冷却した。
抽出スラリーを遠心分離機により抽出液と残渣とに分離
する。更に残漬に0.4N−NaQH1000aeを加
えて90〜95℃にて3時間抽出した後室温まで冷却し
、2N−11CjでpHを7.0に調整後遠心分離し、
抽出液とIA渣に分離する。
抽出液は合し、減圧濃縮装置により400jteまで濃
縮し、限外濾過にて脱塩の後凍結乾燥により乾燥し、1
59の乾燥物(C)を得る。
1のステンレス製タンクに入れ、2000tmの水を加
えて撹拌しつつ温度を90〜95℃に保った。約3時間
抽出したのら、室温まで冷却した。
抽出スラリーを遠心分離機により抽出液と残渣とに分離
した。更に残漬に0.4N−NaOH2000−を加え
て90〜95℃にて3時間抽出したのち、室温まで冷却
し、2N −11cjでpHを7.0に調整後遠心分離
し、抽出液と残渣に分離した。
抽出液は合し、減圧濃縮装置により400dまで濃縮し
、限外濾過にて脱塩の後凍結乾燥により乾燥し、179
の乾燥物(D)を得る。
実施例 7 カサノリ粉末100gを容fB 31のステンレス製タ
ンクに入れ、200Mの水を加えて撹拌しつつ温度を9
0〜95℃に保った。約3時間hJ出したのち、室温ま
で冷却した。
抽出スラリーを遠心分Mmにより抽出液と残渣とに分離
した。更に残渣に0.4N−NaOll 2000mを
加えて90〜95℃にて3時間抽出したのら、室温まで
冷却し、2N −HCj r puを7.0に調整後遠
心分離し、抽出液と残渣に分離した。
抽出液は合し、減圧濃縮装置により400dまで濃縮し
、限外濾過による脱塩の後凍結乾燥により乾燥し、19
gの乾燥物(E)を得る。
各種緑藻より新しく抽出された物質の物理化学的性質を
示しているのが下表の一覧である。木表において、フェ
ノール硫酸早色反応は糖類の存在を表わし、0−リイー
フオーリン法はペプチド結合の存在を示している。分子
量についてはゲル濾過法によって平均的に多く存在する
両分を記載した。
実施例 8 実施例1〜7で得られた物質について、レトロウィルス
が特異的に保持する逆転写酵素の阻害度を以下の方法に
より測定した。
被験物質はすべて凍結乾燥品10■を滅菌蒸留水10d
に溶解した(11度:lll1g/d)。
1成の2011HD、T、丁、(ジチオスレイトール:
シグマ社製)、5屑の5倍濃度酵素反応液(250mH
Tris−11c+f! (OH8,3)−25(1m
HKC6−4018MOCI! 2)、1pの3d N
TP溶液(IIIHd^TP−1mHGTP−1mHd
TTP :シグマ社製)、2piの100p!g/at
eオリゴ(dT)12〜18(PL−biochetm
icals社)、1成のメツセンジャーRNA(正常ラ
ット肝臓由来:1巧/成)、o、5111のRNase
 Inhibitor (16unit/[:宝酒造社
製)と1gの[α−32P ] dCTP (〜800
Ci/nnol 、 10μCi/成:アマジャムジャ
パン社製)を1.5ItR容けのエツベンドルフプー1
−ブに加え、37℃つA−ターバス中におく。
5分後、先に調製した1#/lK111度の被験物質1
2、54を反応チューブに添加し、更に 1屑の逆転写
酵素(7ユニツト/成:宝酒造社製、Rousasso
ciatcdv 1rus由来)を加え、最終反応液1
4 ヲ25μとして、37℃で反応さゼた。
1時間後511!の反応液を20×21のDEAE紙(
東洋口紙社製)にしみこませ、風乾後、【]M11枚あ
たり10mの0.5o−Na  HPO4水溶液に浸し
、振盪しながら口紙上のDNA合成に使用されなかった
[α−32P ] d CTPを洗浄した(この操作を
5分間おきに5回実施する)。
その後10−の液体シンチレーシコンカクテル(アマジ
ャムジャパン社製)の入っているガラスバイヤル瓶に上
記DEAE紙を入れ、シンチレーションカウンター(ア
ロカ社製)にて1分間放射活性(C,l)、 m、 )
をカウントした。
阻害率(%)は以下の式により求めた。
C8:被験物質添加の放射活性 各被験物質の逆転写酵素(RTasc)活性阻害率を表
1に示す。
表1:各被験物質のRTaSe括性阻害÷÷+ 70〜
100% ÷÷  30〜69% +  0〜29% 実施例 9 被験物質によるHIV(AIDSウィルス)のヒトリン
パ球への吸着阻害は以下の方法により実施した(尚、す
べての操作は無菌条fi下で1)なった)。
HI V (lluman I+uaunode4ic
iency Virus)浮遊液11R1と被験物質溶
液(8oO*/a+e)  1−を試験管に入れ、水中
に静置した。2時間後試験管から1dのウィルス浮遊液
をとり、ヒトリンパ球由来細脂株MT −4[Jpn、
 J、 Cancer Res、 (Gann)、 2
8゜219−229 (1982)]に多重感染度(H
,0,1,) #2 rウィルスを吸着させた。遠心(
毎分2,000回転。
10分間)後、上清をすて沈澱したMT−4111胞を
20%FC8を含むRP M 11640 (Gibc
o Laborat。
ries、NY)中に、細胞濃度2×105/Inl1
になるように浮遊させた。
96穴プレートに上記MT−4細胞浮遊液を100ρづ
つ分注して、5%CO2,37℃の条件下で培養した。
培養3日目に間接蛍光抗体法によりHIV感染細胞と非
感染細胞を算出した。
表−2各被験物質のHIV感染阻害効果十+÷  10
〜100  % 十◆   30〜69 % →・    0へ・ 29 % 実施例 10 圧力式自動充填機を用い、o13硬カプセルに本物質を
330句充填しカプセルを作製した。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)海草類より生産した多糖体又は蛋白多糖体を有効
    成分とする抗ウィルス剤。
  2. (2)海草類は、緑藻植物より選ばれる特許請求の範囲
    第1項の抗ウィルス剤。
  3. (3)緑藻植物は、オオヒゲマワリ目、ヨツメモ目、ク
    ロレラ目、ヒピミドロ目、アオサ目、カワノリ目、ヨコ
    ワミドロ目、シオグサ目、ミドリゲ目、サヤミドロ目、
    カサノリ目、ミル目から選ばれる特許請求の範囲第2項
    の抗ウィルス剤。
  4. (4)特許請求の範囲第1項の多糖体又は蛋白多糖体を
    有効成分とする抗レトロウィルス剤。
  5. (5)特許請求の範囲第1項の多糖体又は蛋白多糖体を
    有効成分とする抗エイズウィルス剤。
JP62152088A 1987-06-18 1987-06-18 抗ウイルス剤 Expired - Lifetime JPH0825894B2 (ja)

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KR1019880007287A KR900007498B1 (ko) 1987-06-18 1988-06-17 다당류 및 그것을 활성성분으로 함유하는 항바이러스 약제
EP88305575A EP0295956B1 (en) 1987-06-18 1988-06-17 Use of a protein-bound polysaccharide for making a drug for treating AIDS.
DE3855525T DE3855525T2 (de) 1987-06-18 1988-06-17 Verwendung eines Protein gebundenen Polysaccharid Zur Herstellung eines Arzneimittels für die Behandlung von AIDS.
AU17794/88A AU599241B2 (en) 1987-06-18 1988-06-17 Polysaccharides and antiviral drugs containing the same as active ingredient
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