JP2016065037A - 抗ウイルス剤の製法及び該製法によって得られた抗ウイルス剤 - Google Patents
抗ウイルス剤の製法及び該製法によって得られた抗ウイルス剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016065037A JP2016065037A JP2015110250A JP2015110250A JP2016065037A JP 2016065037 A JP2016065037 A JP 2016065037A JP 2015110250 A JP2015110250 A JP 2015110250A JP 2015110250 A JP2015110250 A JP 2015110250A JP 2016065037 A JP2016065037 A JP 2016065037A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- virus
- antiviral
- extract
- polysaccharide
- chlorella
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
Description
この乾燥したコッコミクサ藻体を揮発性の溶剤と一緒に超音波振とう、高圧ホモジナイズ、羽根攪拌等のうち一つまたは複数を組み合わせて遠心分離を行なうと共に、この操作を複数回行って大半の脂質を脱脂し、その後、所要時間に亘り熱湯抽出し、該熱湯抽出物を遠心分離により固液分離し、分離した液層を濃縮し凍結乾燥して第1の発明に係る中性の熱水抽出物を得る。
次に、実施例及び試験例により本発明を更に詳細に且つ具体的に説明する。
[コッコミクサまたはクロレラの水溶性多糖体の抽出方法]
乾燥したコッコミクサ藻体(または緑藻類のクロレラ)2gに100mlのベンゼン:メタノール(2:1)からなる揮発性溶剤を入れ、超音波処理を10分行った後、50℃に加温した状態で3時間振とう及び遠心分離を行なった後に、同様の揮発性溶剤、即ち、ベンゼン:メタノール(2:1)を100ml入れて脱脂操作を少なくとも3回繰り返して行ない、遠心分離により溶剤を除去する。
この脱脂後のパウダー状になったものに100mlの水を加え、90℃に加熱して3時間撹拌抽出した。所要時間保冷後に遠心分離(3000rpm)を行って固液分離した。分離して回収した液層は濃縮し、該濃縮液を凍結乾燥して中性多糖体(推定)の乾燥粉末を得た。コッコミクサ多糖類であるCoccomyxa Polysaccharidesまたはクロレラ多糖類であるChlorella Polysaccharides(CmPS)は、中性多糖体(NPS)及び酸性多糖体(APS)が確認されており、特に、中性多糖体(NPS)はヘルペスウイルス、コロナウイルス、HIVの増殖抑制効果が確認されている。そして、乾燥粉末の中性多糖体、つまり、コッコミクサまたはクロレラから略0.26gの熱水抽出物(CmNE)を得た。
凍結乾燥物をPBSに溶解し、除タンパク及び脂質除去を行なった後透析チューブにて透析し、透析チューブ内試料を凍結乾燥した。
なお、複数回の脱脂処理を行うことによって有効成分中の大半の脂質が除去される。
前記水溶性多糖体の抽出工程で遠心分離後に得られた固層(含水率75%)に水1Lを加え、所要のアルカリ溶液、例えば、10%KOHにてpH9〜11に調整した。調整した液を60℃に加温して30分間撹拌抽出を行なった。所要時間保冷後に遠心分離(15000rpm)し液層を回収した。回収した液に所要の酸性溶液、例えば、10%HClを添加しpH4に調整し浮遊物を確認した後、沈殿物を得るために4℃で12時間静置した。沈殿物は遠心分離(15000rpm)し固形物として回収した。この固形物の回収操作、即ち、加水、撹拌洗浄、遠心分離を3回繰り返して得られた洗浄後の沈殿物を凍結乾燥し、酸性多糖体(推定)を得た。つまり、コッコミクサまたはクロレラから略0.1gのアルカリ抽出物(CmAE)を得た。
その後、凍結乾燥物をPBSに溶解し、除タンパク及び脂質除去を行なった後透析チューブにて透析し、透析チューブ内試料を凍結乾燥した。
乾燥物を、Tris-HClに懸濁し、クロロホルム:メタノールで脱脂処理を行った後、DEAEカラムにて分画処理した。
抽出物の有効成分は、コッコミクサから得られた多糖体は、ラムノース、ガラクトース、マンノース、グルコース、キシロース、N-アセチルグルコサミン、フコース等であり、少量のリボースを含む脱脂された純度の高い多糖体である。
また、クロレラから得られた多糖体は、ラムノース、ガラクトース、マンノース、グルコース、N-アセチルグルコサミン、アラビノース、リボース等である。
そこで、コッコミクサ多糖体の特性である抗ウイルス作用と、クロレラ多糖体の特性である免疫活性とについて説明する。
検体として、まず、本発明で得たコッコミクサ抽出物(CmAE)を用いて、抗インフルエンザウイルス活性を検証した。そのアルカリ抽出物をDPBS(-)で高濃度(10mg/ml)溶液を調整し、該溶液を段階的に希釈することで試験した。
試験のために入手したA型ヒトインフルエンザウイルス(IFV)については、第1グループとして、2009年新型及び現在流行中の季節性インフルエンザウイルスと、第2グループとして過去に流行した季節性インフルエンザウイルスとに分けられる。
第1グループ:
A/California/07/2009(H1N1)pdm : H1N1亜型(2009年新型)
A/Narita/1/2009(H1N1)pdm : H1N1亜型(2009年新型)
A/Brisbane/59/2007(H1N1) : H1N1亜型(流行中の季節性)
A/Uruguai/716/2007(H3N2) : H3N2亜型(流行中の季節性)
第2グループ:
1)A/WSN/1933/H1N1 : H1N1亜型(古典的な季節性)
2)A/USSR/1977/H1N1 : H1N1亜型(古典的な季節性)
3)A/Adachi/1957/H2N2 : H2N2亜型(古典的な季節性)
4) A/Aichi/1968/H3N2 : H3N2亜型(古典的な季節性)
インフルエンザウイルス(IFV)の感染実験で繁用される成犬の腎臓から樹立された上皮様細胞株であるMDCK(Mardin-Darby canine kindney )細胞と、マウス肺によるパラインフルエンザウイルスに対するin vitro評価を行った。使用した犬の腎臓細胞は10%FBSを含むDMEM液体培地で37℃、5%CO2で継代培養したものを使用し、マウス肺については、1匹分の肺を1mlの培養液MEMに懸濁後ホモジナイザーにて粉砕し、感染価を評価した。
また、インフルエンザと同様に集団感染が問題となり、食中毒型風邪ウイルスと言われるノロウイルスに対する有用性の評価についても検討した。
MDCK細胞を96well plate(ウェルプレート)へ播種し、12時間培養して細胞を吸着させた後、新鮮なMEM−10%FBSに培地交換した。その際、高濃度に調整したアルカリ抽出物の溶液を各終濃度になるように添加した。溶液添加後、37℃の5%CO2インキュベーターで48時間培養した時点で終濃度500μg/mlとなるようMTTを添加し、同条件のインキュベーター内で3時間培養し色素を取り込ませた。その後、色素を含む培地を取り除き、DMSO(100μl/well)を加え沈殿を溶解し570nmの吸光度を測定した。予め作成しておいた検量線を元に細胞のviabiltyを決定した。
48well plate(ウェルプレート) に培養したMDCK細胞を前記アルカリ抽出物の溶液(10−2000μg/ml)で2時間処理後、6PFU(プラーク形成単位)/細胞でインフルエンザウイルスを感染させ、感染48時間後に収穫した。ウイルス量は鶏赤血球凝集試験(HA test)にて測定し、赤血球濃度からウイルス粒子数を換算し、増殖阻止活性を評価した。
図1(1)に示したように、96ウェルを12列8行(A〜H)に整列して並べて、
各ウェルに生理食塩水を50μlずつ添加する。
前記第1と第2グループの8種類の各ウイルスサンプル液50μlを採って、第1列Aから順にH行まで添加する。第1列のウェルA〜Hだけが計100μlとなる。
2倍段階希釈:第1列の各ウェルの溶液をピペッティングにより混和した後、50μlだけ吸い取り、これを次の第2列のウェルに加える。第2列のウェルが100μlになるが、第1列と同様にピペッティングで混和した後、50μlだけ吸い取りこれを次の第3列のウェルに加える。この操作を第3列以降のウェルについても順次行うことにより、2倍段階希釈列を作成する。
1%鶏赤血球を50μlずつ第12列から第1列まで加える。AからH行全てについて行なう。
血球凝集を起こしたサンプル希釈液の最大希釈倍数をもってそのサンプル原液のHA価(血球凝集価)とする。
HA価(血球凝集価):血球凝集を起こしたサンプル希釈液の最大希釈倍数をもってそのサンプル原液のHA価とする。
即ち、上記のHA価は、28=256となる。
1%cRBC=(1×107 cells/ml)を使用して上記結果を得た場合、サンプル原液のウイルス濃度は、28×(1×107)=256×107=2.6×109粒子/mlとなる。
さらに、NPS及びAPSのマウスパラインフルエンザウイルス(SeV)に対する抗ウイルス効果を評価した結果は、図5に示したように、100μg/ml以上で有意なウイルス増殖抑制が認められた。なお、CmPS100μg/mlのウイルス増殖抑制は、国際単位のIFN−α、10IU/mlに相当する。
I. MDCK細胞をCmAEでウイルス感染前に3時間処理した場合。
II. ウイルス感染中のみにCmAEが培地中に存在した場合。
III. ウイルス感染中から48時間後にCmAEが存在した場合。
IV. 感染処理後3時間以降にCmAEが培地中に存在した場合。
V. 感染処理後6時間以降にCmAEが倍地中に存在した場合。
細胞評価において、CmPSがウイルスと同時に存在し接触していることが重要と考えられるため、ウイルス感染前にウイルス懸濁液と混和させてから経鼻摂取した。試験試料は、微細藻類のコッコミクサを熱水にて抽出した抽出液を乾燥させた粉末NPSをデキストランにて10%及び1%に調整した。供試ウイルスは、mouse parainfluenza virus type1 Z strain 別名Sendai Virus type1 Z(SeV)を用い、供試マウスは、3週齢ICR雄マウスを1群3〜4匹に群分けして用いた。SeV懸濁液500μl(2×107感染ウイルス粒子)と、NPS2mg、0.2mg/ml、0.02mg/ml溶液500μlとを混和し、室温に30分間放置後、50μl(1×106ウイルス粒子相当)をマウスに経鼻摂取させた。
A:SeV+PBS
B:SeV+NPS 50μg(1mg/ml NPS)
C:SeV+NPS 5μg(0.1mg/ml NPS)
D:SeV+NPS 0.5μg(0.01mg/ml NPS)
E:1mg/ml NPS
F:PBS
感染3日後にマウス肺を摘出し、1匹分の肺を1mlの培養液MEMに懸濁後ホモジナイザーにて粉砕し、感染価を評価した。
これらの結果により、NPSは肺への炎症性がなく、濃度依存的にSeVの感染及び増殖を抑制する働きがあることが確認された。
ヒトノロウイルス(HuNoV)に形態学的にも遺伝学的にも類似し細胞培養が可能なウイルスの中で、HuNoVに最も近縁なウイルスであることから、代替えウイルスとして注目を集めているマウスノロウイルスを用いてNPSのウイルス増殖抑制効果を評価した。
供試ウイルスは、マウスノロウイルス(MNV:ATCC)を用い、培養細胞はRAW264.7細胞を用いた。
それぞれのサンプルを10mg/mlに加熱溶解後フィルター滅菌し、サンプル溶液とした。このサンプル溶液を用いて、RAW264.7細胞を最終濃度5μg〜300μgになるように処理した後、MNV感染を行った。
感染力価の評価方法としては、RAW264.7細胞を用いてTissue Culture infection Dose50%(TCID50)法にて感染力価を評定した。
結果として、図13に示したように、NPS濃度20μg/ml以上で、対照のSeV+PBSに比較しウイルス濃度を約65%減少させる有意なSeV増殖抑制作用を示した。
この結果により、NPSは、マウスノロウイルス(MNV)に対して増殖を抑制する効果があることが判明したのである。
このMRC−5細胞を48穴プレートに培養し、0.001TCID50(50%培養細胞感染量)/細胞で感染後、前記抗ウイルス剤(CE及びCE−1〜CE−3)の0.8〜500μg/mlの存在下で処理した。3日後に収穫して、この検体を適宜希釈して、96穴プレートに別に用意したMRC−5細胞に感染させ、5日間培養する。細胞変性効果(CPE)の有無を判定して、Reed−Muench法によって、50%CPE阻止濃度(IC50)を算出した。また、96穴プレートに別に用意したMRC−5細胞を培養すると同時に抗ウイルス剤を添加し、抗ウイルス剤の無添加MRC−5細胞数を100%とした時の増殖率をそれぞれ求め、50%細胞増殖阻止濃度(CC50)を算出した。
なお、コロナウイルスを細胞に感染させると同時に抽出物(抗ウイルス剤)を添加したA区及び、細胞に感染させた後に抽出物(抗ウイルス剤)を添加したB区において、その増殖制御を50%ウイルス阻止濃度(CC50)及び細胞変性効果(OPE)の有無の判定により50%CPE阻止濃度(IC50)を算出し、その選択指数(CC50/IC50 )値より、ウイルス増殖抑制活性を評価した。
[表]コロナウイルスに対する抗ウイルス活性
マウス由来マクロファージ様細胞株(RAW264)は、37℃、5%CO2 存在下で、5%ウシ胎児血清(FBS)を加えたRPMI−1640培地にて90mmのセディカルチャーディッシュにて培養した。ディッシュからスクレイパーを使用して細胞を剥離し、培養液を加え均一な細胞懸濁液として96ウェルプレートに播種し、実験に使用した。
TLRを発現していないHEK293細胞(ヒト胎児腎細胞)に、TLR−2、TLR−4の発現プラスミドと転写因子としてNF−κBのルシフェラーゼレポーター遺伝子を導入し、クロレラ多糖体を添加して刺激した。24時間後に細胞内に発現したレポーター遺伝子をルシフェラーゼアッセイにて測定した。その結果、図14に示したように、クロレラ多糖体は、TLR−2のリガンドであるPam3CSK4 に比べてやや低値であるが、ASP(クロレラ多糖体)APS−DEAE(クロレラ多糖体精製物)とも、リガンドとして働きTLR−2活性が見られた。また、TLR−4では、リガンドであるLPSに比べクロレラ多糖体およびその精製物が低値であるが、リガンドとして働き、その活性が認められた。
RAW264細胞を96ウェルプレートにて培養し、培養液にクロレラ多糖体を添加して、24時間後の培養上清中の炎症性サイトカインTNF−α及びIL−6をエリーサ法にて定量した。その結果、図15に示したように、サイトカインTNF−α及びIL−6産生の比較を行ったところ各種クロレラ多糖体は濃度依存的にサイトカイン産生を誘導した。
1ウェル当たり2×105 個のRAW264またはJ774細胞を96ウェルプレートに播種し、37℃、5%CO2 存在下にて一晩培養し、翌日クロレラ多糖体及びTLRリガンドを含んだ培養液に交換し、37℃、5%CO2 存在下で24時間培養し、その上清中のNO2−の量をNO産生量としてグリース法にて測定した。グリース法は、NOが酸化されて生ずるNO2−をナフチルニチレンジアミン溶液N−(1−ナフチル)エチレンジアミン二塩酸塩と反応させ生成したアゾ化合物の吸収度を測定する方法で、グリース試薬100μlを、培養上清100μlに加え室温で10分間インキュベートした後540mmの吸光度を測定した。
なお、KNO2溶液を標準液とし同様の測定方法から検量線を作成し、NO2−の濃度を決定した。その結果、図16に示したように、自然免疫受容体リガンドであるLPSでのNO(一酸化窒素)生成誘導を比較すると、各クロレラ多糖体は、濃度依存的にNO産生を誘発した。
また、本願発明に係るコッコミクサ多糖体またはクロレラ多糖体を所要の配合比でミックスすることによって、両者の特性による相乗効果により抗ウイルス作用と免疫活性の強化が増大した抗ウイルス剤が提供できるのである。
さらに、コッコミクサ多糖体またはクロレラ多糖体は、抽出物中の脂質除去による抗ウイルス効果について、IFVはエンベロープ(外套)という脂質をまとった構造物であり、該エンベロープという脂質と好んで相互作用するように、抽出物中の抗IFV活性物質における脂質をできるだけ多く除去しておくことで、両者間の相互作用がより有効に活性化するのであり、また、IFV以外の脂質にも作用するはずであるから、他のウイルスにも有効に作用すると考えられる。さらに、エンベロープを持たないウイルスに対しても、有効に作用するのであるから、広い範囲のウイルスに対しても有効に抗ウイルス効果を発揮するものである。
Claims (4)
- エンベロープを有するA型ヒトインフルエンザウイルスやコロナウイルス、及びノロウイルスに対する抗ウイルス活性を有する抗ウイルス剤の製法であって、
微細藻類のコッコミクサまたはクロレラと、ベンゼン:メタノール(2:1)もしくは、エタノール、アセトン、ヘキサンからなる揮発性溶剤とを一緒にして超音波振とう、高圧ホモジナイズ、羽根攪拌のうち一つまたは複数を組み合わせて遠心分離を行なう脱脂操作を複数回行なう工程と、
脱脂工程後に所要量の水を加え所要時間に亘って加熱し熱湯抽出する工程と、
熱湯抽出物を遠心分離により固液分離した液層を濃縮し乾燥する工程とからなること
を特徴とする抗ウイルス剤の製法。 - 前記請求項1で固液分離された固層に所要量の水と所要のアルカリ溶液とを加えてアルカリ性に調整し撹拌して抽出を行なう工程と、
抽出を行なった後に遠心分離にて固液を分離して液層を回収する工程と、
回収した液層に所要の酸性溶液を加えて酸性に調整し所要時間静置して沈殿物を生成させる工程と、
該沈殿物を遠心分離して固形物として回収すると共に、回収された固形物を複数回洗浄操作を行なう工程と、
洗浄後の沈殿物を凍結乾燥させる工程とからなること
を特徴とする抗ウイルス剤の製法。 - 前記請求項1乃至2のいずれかによって得られた微細藻類のコッコミクサまたはクロレラより抽出された多糖体画分を有効成分とするものであって、
該有効成分中の大半の脂質が除去されたものであり、少なくとも新型(2009年新型)及び季節性のA型ヒトインフルエンザウイルスやコロナウイルス等のエンベロープを有するRNAウイルス、及びノロウイルスに対する抗ウイルス活性と免疫活性とを有すること
を特徴とする抗ウイルス剤。 - 前記コッコミクサ及びクロレラ多糖体を所要比率で配合したこと
を特徴とする請求項3に記載の抗ウイルス剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014188664 | 2014-09-17 | ||
JP2014188664 | 2014-09-17 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016065037A true JP2016065037A (ja) | 2016-04-28 |
Family
ID=55804957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015110250A Pending JP2016065037A (ja) | 2014-09-17 | 2015-05-29 | 抗ウイルス剤の製法及び該製法によって得られた抗ウイルス剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016065037A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017160180A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-14 | 株式会社ユーグレナ | 抗ウイルス剤及び抗ウイルス用食品 |
WO2020026951A1 (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 株式会社デンソー | 抗ノロウイルス剤 |
JP2020019730A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 株式会社デンソー | 抗インフルエンザ剤 |
CN112533622A (zh) * | 2018-07-31 | 2021-03-19 | 株式会社电装 | 杀病毒剂 |
WO2021221043A1 (ja) * | 2020-04-30 | 2021-11-04 | 富士フイルム富山化学株式会社 | ピラジン誘導体と他のコロナウイルス感染症治療薬とを組み合わせてなるコロナウイルス感染症治療剤 |
WO2022173247A3 (ko) * | 2021-02-10 | 2022-10-06 | 서울대학교산학협력단 | 클로렐라(Chlorella sp.)추출물 및 이의 페오피틴화 분획물 또는 이로부터 수득한 폴피린계 또는 카로테논계 화합물을 유효성분으로 포함하는 신종코로나 바이러스 감염의 예방 또는 치료용 조성물 |
JP7505696B2 (ja) | 2018-07-31 | 2024-06-25 | 株式会社Kjバイオ | 抗ノロウイルス剤 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63316733A (ja) * | 1987-06-18 | 1988-12-26 | Kureha Chem Ind Co Ltd | 抗ウイルス剤 |
JPH05123138A (ja) * | 1991-11-07 | 1993-05-21 | Kurorera Kogyo Kk | クロレラエキスの改質方法 |
JPH06256208A (ja) * | 1993-03-03 | 1994-09-13 | Food Design Gijutsu Kenkyu Kumiai | 免疫賦活剤 |
JP2001288202A (ja) * | 2000-04-05 | 2001-10-16 | Nikken Sohonsha Corp | 酸性多糖類の製造方法 |
JP2001288102A (ja) * | 2000-04-05 | 2001-10-16 | Nikken Sohonsha Corp | 抗癌性物質 |
JP2005247757A (ja) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Nikken Sohonsha Corp | 抗ウイルス剤 |
JP2011000055A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Kirin Holdings Co Ltd | 穀類植物種子由来の不溶性食物繊維を含有する満腹感持続用組成物 |
JP2012224554A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Nikken Sohonsha Corp | 抗ウイルス剤及びその製法 |
-
2015
- 2015-05-29 JP JP2015110250A patent/JP2016065037A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63316733A (ja) * | 1987-06-18 | 1988-12-26 | Kureha Chem Ind Co Ltd | 抗ウイルス剤 |
JPH05123138A (ja) * | 1991-11-07 | 1993-05-21 | Kurorera Kogyo Kk | クロレラエキスの改質方法 |
JPH06256208A (ja) * | 1993-03-03 | 1994-09-13 | Food Design Gijutsu Kenkyu Kumiai | 免疫賦活剤 |
JP2001288202A (ja) * | 2000-04-05 | 2001-10-16 | Nikken Sohonsha Corp | 酸性多糖類の製造方法 |
JP2001288102A (ja) * | 2000-04-05 | 2001-10-16 | Nikken Sohonsha Corp | 抗癌性物質 |
JP2005247757A (ja) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Nikken Sohonsha Corp | 抗ウイルス剤 |
JP2011000055A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Kirin Holdings Co Ltd | 穀類植物種子由来の不溶性食物繊維を含有する満腹感持続用組成物 |
JP2012224554A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Nikken Sohonsha Corp | 抗ウイルス剤及びその製法 |
Non-Patent Citations (4)
Title |
---|
CHEMOTHERAPY(TOKYO), vol. 30(9), JPN6019003861, 1982, pages 1041 - 1046, ISSN: 0003972694 * |
ニューフードインダストリー, vol. 47(1), JPN6019038429, 2005, pages 29 - 40, ISSN: 0004129568 * |
食品と開発, vol. 32(8), JPN6019038428, 1997, pages 39 - 41, ISSN: 0004129566 * |
食品開発, vol. 18(11), JPN6019038431, 1983, pages 28 - 35, ISSN: 0004129569 * |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017160180A (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-14 | 株式会社ユーグレナ | 抗ウイルス剤及び抗ウイルス用食品 |
WO2020026951A1 (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 株式会社デンソー | 抗ノロウイルス剤 |
JP2020019730A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 株式会社デンソー | 抗インフルエンザ剤 |
CN112512542A (zh) * | 2018-07-31 | 2021-03-16 | 株式会社电装 | 抗诺如病毒剂 |
CN112533622A (zh) * | 2018-07-31 | 2021-03-19 | 株式会社电装 | 杀病毒剂 |
JPWO2020026951A1 (ja) * | 2018-07-31 | 2021-09-24 | 株式会社デンソー | 抗ノロウイルス剤 |
JP7233043B2 (ja) | 2018-07-31 | 2023-03-06 | 株式会社デンソー | 抗インフルエンザ剤 |
CN112512542B (zh) * | 2018-07-31 | 2024-03-19 | 株式会社电装 | 抗诺如病毒剂 |
JP7505696B2 (ja) | 2018-07-31 | 2024-06-25 | 株式会社Kjバイオ | 抗ノロウイルス剤 |
WO2021221043A1 (ja) * | 2020-04-30 | 2021-11-04 | 富士フイルム富山化学株式会社 | ピラジン誘導体と他のコロナウイルス感染症治療薬とを組み合わせてなるコロナウイルス感染症治療剤 |
WO2022173247A3 (ko) * | 2021-02-10 | 2022-10-06 | 서울대학교산학협력단 | 클로렐라(Chlorella sp.)추출물 및 이의 페오피틴화 분획물 또는 이로부터 수득한 폴피린계 또는 카로테논계 화합물을 유효성분으로 포함하는 신종코로나 바이러스 감염의 예방 또는 치료용 조성물 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2016065037A (ja) | 抗ウイルス剤の製法及び該製法によって得られた抗ウイルス剤 | |
Zhao et al. | Structural characterization and antiviral activity of a novel heteropolysaccharide isolated from Grifola frondosa against enterovirus 71 | |
He et al. | Advances in antiviral polysaccharides derived from edible and medicinal plants and mushrooms | |
Guo et al. | Sulfated modification can enhance the adjuvanticity of lentinan and improve the immune effect of ND vaccine | |
US11779620B2 (en) | Combined fungal composition for modulating inflammatory response | |
JP2022115999A (ja) | 浮遊病原体および刺激物に対して防御するための組成物および方法 | |
Ma et al. | Effects of sulfated polysaccharides and their prescriptions on immune response of ND vaccine in chicken | |
JP5597160B2 (ja) | 抗ウイルス剤及びその製法 | |
Abula et al. | Screening on the immune-enhancing active site of Siberian solomonseal rhizome polysaccharide | |
KR20210056379A (ko) | 살바이러스 나노입자 및 인플루엔자 바이러스에 대한 이의 용도 | |
JP6139813B1 (ja) | 抗ウイルス剤及び抗ウイルス用食品 | |
JP2023026528A (ja) | シアノバクテリア抽出物、その調製方法と利用方法 | |
KR101369100B1 (ko) | 아이비엽 및 황련으로 구성된 복합생약 추출물을 유효성분으로 함유하는 인플루엔자 바이러스 관련 질환의 예방 및 치료용 조성물 | |
JP5713484B2 (ja) | 植物抽出物からなるウイルス感染症の予防及び/又は治療用組成物、それらを有効成分とするウイルス感染症の予防及び/又は治療剤、並びにウイルスの細胞への吸着阻害剤 | |
RU2437664C1 (ru) | Средство профилактики птичьего гриппа у млекопитающих | |
TW201110978A (en) | Arabinogalactan for enhancing the adaptive immune response | |
KR101637476B1 (ko) | 청고추 추출물을 유효 성분으로 포함하는 인플라마좀 매개 염증성 질환 및 인플루엔자 바이러스 감염 예방, 개선용 조성물 | |
JP2009269861A (ja) | カシス果実由来のウィルス感染予防・治療剤 | |
CN111686107B (zh) | 化合物plx51107用于制备预防或治疗非洲猪瘟药物的新用途 | |
US20060178341A1 (en) | Composition comprising soluble glucan oligomer from saccharomyces cerevisiae is2 inhibiting the swine influenza (SIV) and transmissible gastroenteritis coronavirus (tgev) | |
Mohanta et al. | Plant polysaccharides as antiviral agents | |
JP5242855B2 (ja) | 免疫アジュバント | |
JP6114484B1 (ja) | 抗ウイルス剤及び抗ウイルス用食品 | |
JP5372547B2 (ja) | 免疫グロブリンa産生促進剤 | |
CN111544587B (zh) | 一种禽流感疫苗佐剂及其应用 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190402 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191008 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200331 |