JPS63315A - カルボジイミドで官能化されたポリフェニレンエ−テルおよびその製造方法 - Google Patents

カルボジイミドで官能化されたポリフェニレンエ−テルおよびその製造方法

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JPS63315A
JPS63315A JP62121472A JP12147287A JPS63315A JP S63315 A JPS63315 A JP S63315A JP 62121472 A JP62121472 A JP 62121472A JP 12147287 A JP12147287 A JP 12147287A JP S63315 A JPS63315 A JP S63315A
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carbodiimide
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JP62121472A
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チョオン・ヨル・ハン
ウィリアム・リー・ゲートリイ
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General Electric Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は官能化されたポリフェニレンエーテルならびに
その製造および用途に係る。
ポリフェニレンエーテルは優れた加水分解安定性、寸法
安定性および誘電特性を特徴とし、広く使われている1
群の熱可塑性エンジニアリング樹脂である。これらはま
た多くの情況の下で高温条件にも耐性がある。ポリフェ
ニレンエーテルを含有する多くの組成物は脆性を示すた
めこれらはエラストマーのような衝撃改質剤とブレンド
して成形用組成物を形成することが多い。
ポリフェニレンエーテルを自動車部品のような物品の成
形用に使用するのを妨げている欠点はガソリンのような
非極性の溶剤に対する耐性が低いことである。溶剤耐性
を高めるためには結晶化度が高く、したがって溶剤に対
して極めて耐性が高い樹脂をポリフェニレンエーテルと
ブレンドするのが望ましいであろう。そのような樹脂の
代表例はポリアミドおよび線状ポリエステル、たとえば
ポリ(アルキレンジカルボキシレート)である。
しかしそのようなブにンドは相分離および層剥離を起こ
すことが多い。これらは通常不完全に分散した大きなポ
リフェニレンエーテル粒子を含有し、2つの樹脂相間に
相互作用はない。このようなブレンドから作成した成形
部品は通常衝撃強さが極めて低いのが特徴的である。
したがって本発明の主たる目的は新規なポリフェニレン
エーテル組成物を製造することである。
さらに別の目的は、ポリフェニレンエーテルとポリアミ
ドや線状ポリエステルなどのようなポリマーとのブレン
ドの相溶性を高めることができる官能化されたポリフェ
ニレンエーテルを製造スることである。
その他の目的の一部は自明であり、一部は以下で明らか
になろう。
本発明はその一面においてカルボジイミドで官能化され
たポリフェニレンエーテル、とくニ次式を有する少なく
とも1個の残基を含有するポリフェニレンエーテルに関
する。
響 ここで、 R1は二価の、炭化水素基または置換された炭化水素基
であり、 R2は二価か三価の炭化水素基もしくは置換された炭化
水素基であるかまたはカルボジイミドポリマー基であり
、 R3は炭化水素基または置換された炭化水素基であり、 RはHまたは−C−NH−R3であり、nは1か2であ
る。
本発明で使用するポリフェニレンエーテル(ポリフェニ
レンオキサイドともいう)はよく知られた1群のポリマ
ーであり、産業上、特に強靭性と耐熱性を要求する用途
においてエンジニアリングプラスチックとして広く用い
られている。その発見以来これらのポリマーには数多く
の変形と修正がなされて来ており、それらはすべて本発
明に適用可能である。たとえば後述するものがあるがこ
れらに限られるわけではない。
ポリフェニレンエーテルは次式を有する構造単位を複数
個含んでいる。
これらの単位の各々でそれぞれ独立して、各Q1はそれ
ぞれ独立してハロゲン、第一級か第二級の低級アルキル
(すなわち、炭素原子を7個まで含有するアルキル)、
フェニル、ハロアルキル、アミノアルキル、炭化水素オ
キシ、またはハロゲン原子と酸素原子が少なくとも2個
の炭素原子によって隔てられているハロ炭化水素オキシ
であり、各Q2はそれぞれ独立して水素、ハロゲン、第
一級か第二級の低級アルキル、フェニル、ハロアルキル
、炭化水素オキシまたはQlに対して定義したハロ炭化
水素オキシである。適切な第一級の低級アルキル基の例
は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、イソ
ブチル、n−アミル、イソアミル、2−メチルブチル、
n−ヘキシル、2゜3−ジメチルブチル、2−13−ま
たは4−メチルペンチルおよび対応するヘプチル基があ
る。第二級の低級アルキル基の例はイソプロピル、5e
C−ブチルおよび3−ペンチルである。アルキル基はい
ずれも分枝より直鎖が好ましい。最も普通の場合、各Q
1がアルキルかフェニル、特にC1−4アルキルであり
、各Q が水素である。適したポリフェニレンエーテル
はたくさんの特許に開示されている。
ホモポリマーとコポリマーのポリフェニレンエーテルが
ともに包含される。適切なホモポリマーは、たとえば2
,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル単位を含
有するものである。適したコポリマーには、上記の単位
と共に(たとえば)2.3.6−ドリメチルー1,4−
フェニレンエーテル単位を含有するランダムコポリマー
がある。
多くの適切なランダムコポリマーおよびホモポリマーが
特許文献に開示されている。
また、分子量、溶融粘度および/または衝撃強さのよう
な性質を改質する成分を含有するポリフェニレンエーテ
ルも包含される。このようなポリマーは特許文献に記載
されており、アクリロニトリルやビニル芳香族化合物(
たとえばスチレン)のようなどニルモノマーまたはポリ
スチレンやエラストマーのようなポリマーを公知の方法
でポリフェニレンエーテル上にグラフトすることで製造
できる。生成物は通常グラフト化した成分とグラフト化
していない成分とをともに含有している。
その他の適切なポリマーは、カップリング剤が公知の方
法で2つのポリフェニレンエーテル鎖のヒドロキシ基と
反応させられてこのヒドロキシ基とカップリング剤との
反応生成物を含む分子量のより高くなったポリマーとし
て形成されるカップル化ポリフェニレンエーテルである
。カップリング剤の代表例は低分子量のポリカーボネー
ト、キノン類、複素環式化合物およびホルマール類であ
る。
ポリフェニレンエーテルは一般に、ゲル透過クロマトグ
ラフィーで測定して、数平均分子量が約3.000〜4
0,000の範囲で、重量平均分子−が約20.000
〜60,000の範囲である。固有粘度は25℃のメチ
レンクロライド中で測定して約0.35〜0 、 6 
dl/ gの範囲であることが最も普通である。
ポリフェニレンエーテルは通常、対応するモノヒドロキ
シ芳香族化合物の少なくとも1種を酸化カップリングし
て製造する。特に有用で入手が容易なモノヒドロキシ芳
香族化合物は、2,6−キシレノール[すなわち各Q1
がメチルで、各Q2が水素であり、相当するポリマーは
ポリ(2,6−ジメチル−1.4−フェニレンエーテル
)となる]、および2.3.6−ドリメチルフエノール
[すなわち各Q1と一方のQlがメチルで、もうひとつ
のQlが水素]である。
酸化カップリングによるポリフェニレンエーテルの製造
に各種の触媒系が知られている。触媒の選択には特に制
限はなく、公知のいずれの触媒も使用できる。はとんど
の場合これらは少なくとも1種の重金属化合物、たとえ
ば銅、マンガンまたはコバルトの化合物を、通常はその
他のさまざまな物質と組み合わせて含有している。
好ましい触媒系の第一のクラスは銅化合物を含有するも
ので構成される。このような触媒は、たとえば米国特許
第3.306.874号、第3゜306.875号、第
3,914.266号および第4.028,341号に
開示されている。これらは通常第一銅か第二銅イオン、
ハライド(すなわち塩素、臭素またはヨウ素)イオンお
よび少なくとも1種のアミンの組合せである。
マンガン化合物を含有する触媒系は第二の好ましいクラ
スを構成する。それらは一般に、二価のマンガンがハラ
イド、アルコキシドまたはフェノキシトのようなアニオ
ンと組み合わされているアルカリ性の系である。このマ
ンガンは、ジアルキルアミン、アルカノールアミン、ア
ルキレンジアミン、0−ヒドロキシ芳香族アルデヒド、
0−ヒドロキシアゾ化合物およびω−ヒドロキシオキシ
ムのような1種以上の錯化剤および/またはキレート剤
との錯体として存在していることが最も多い。
本発明の目的にとって有用なポリフェニレンエーテルの
中には、次式の末端基を少なくとも1個有する分子から
なるものがある。
N (R2) 2 および ここで、QlとQlは既に定義したものであり、各R1
はそれぞれ独立して水素かアルキルであるが、ただし両
方のR1基中の炭素原子の総数は6個以下であり、各R
2はそれぞれ独立して水素かで、各R2がアルキル、特
にメチルかn−ブチルであるのが好ましい。
式■のアミノアルキルで置換された末端基を含有するポ
リマーは、特に銅かマンガンを含有する触媒を用いる場
合酸化カップリング反応混合物の成分のひとつとして適
当な第一級か第二級のモノアミンを混入することによっ
て得ることができる。
このようなアミン類、特にジアルキルアミン類、好まし
くはジ−n−ブチルアミンやジメチルアミンは、ポリフ
ェニレンエーテルに化学的に結合することが多く、1個
以上のQ1基上のα−水素原子のひとつと置き代わるこ
とによって化学結合するのが最も普通である。主要な反
応部位はポリマー鎖の末端単位上のヒドロキシ基に隣接
するQ1基である。その後さらに加工したりおよび/ま
たはブレンドしたりする間、このアミノアルキルで置換
された末端基は、おそらくは次式のキノンメチド−タイ
プの中間体を伴なういろいろな反応を受けうる。
このとき各種の有益な効果が伴うが、衝撃強さおよび他
のブレンド成分との相溶性が増大することが多い。米国
特許第4,054,553号、第4゜092.294号
、第4,477.649号、第4.477.651号お
よび第4,517,341号参照。
式■の4−ヒドロキシビフェニル末端基をもっポリマー
は通常、特に銅−ハライド−第二級または第三級アミン
系において、次式のジフェノキノン副生物が存在する反
応混合物から得られる。
この点については、米国特許第4. 477、 649
号の開示内容が再び関連しており、また米国特許第4,
234.706号および第4.482゜697号の開示
内容が関連している。このタイプの混合物中のジフェノ
キノンは最終的に実質的な割合で、多くは末端基として
ポリマー中に取り込まれる。
上述の条件下で得られる多くのポリフェニレンエーテル
では、ポリマー分子の実質的な割合、典型的にはポリマ
ーの約90重量%にも当たる割合が式■と■のいずれか
一方、またはしばしば両方を有する末端基を含有する。
しかしながら、別の末端基が存在してもよく、本発明は
その最も広い意味においてポリフェニレンエーテル末端
基の分子構造に依存するものではないと理解すべきであ
る。
以上のことから、本発明での使用が考えられるポリフェ
ニレンエーテルには、構造単位や附随的な化学的特徴の
変化に関係なく1、現在知られているものがすべて包含
されることは当業者には明らかであろう。
このポリフェニレンエーテルは式Iに示した11り造に
結合される。式1のR1歿基は二価の炭化水素基か置換
されている二価の炭化水素基であって、脂肪族でも脂環
式でも芳香族でもよく、普通は芳香族である。これらは
炭化水素基でも、本発明における反応に干渉しない置換
基で置換されている炭化水素基でもよい。適切な置換基
としてはハロ、ニトロ、アルコキシ、カルボアルコキシ
などがある。特に好ましいのは炭化水素基とカルボアル
コキシで置換された炭化水素基である。
R残基はR1について記載したのと同様な二価(n−1
)か三価(n−2)の基でよい。これらは通常芳香族か
または芳香族と脂肪族の混合であり、この混合の例とし
てはビス(フェニレン)アルカン基などが挙げられる。
あるいはこのR2歿基はカルボジイミドポリマー基でも
よい。これらはアルベリノ(Albcrino)ら、ジ
ャーナル・オブ・アプライド・ポリマー・サイエンス(
J、 Appl、 Po1y、 Sc1.)、第21巻
、第1999頁(1977年)に開示されているタイプ
のカルボジイミドポリマーから誘導することかできる。
このような基は典型的な場合次式ををする。
(■)−R5÷N−C−N−R→下 ここで、R5はR2に関して上述したのと似ている二価
の炭化水素基または置換されている二価の炭化水素基で
あり、pは1〜約20.好ましくは1〜5である。
R3歿基は炭化水素基か置換された炭化水素拭であり、
一般に約4〜10個の炭素原子を含有している。アルキ
ル基かシクロアルキル基、たとえばt−ブチル、イソオ
クチルおよびシクロヘキシルが好ましい。
カルボジイミドで官能化されたポリフェニレンエーテル
の生成の間の主要な反応条件などのようなさまざまな要
因に依存するが、R4は水素でも、あるいは次式の基で
もよい。
−C−NH−R3 この後者の基はカルボジイミドとカルボン酸の通常の反
応で生成する。しかしある条件ではイソシアネート要素
が除去されて少なくとも1つのR4がHである化合物と
なることもある。
式Iの残基をポリフェニレンエーテルに結合するには後
述の反応体および条件に応じているいろな方法で行なう
ことができる。たとえば、テレフタロイルクロライドや
トリメリド酸無水物酸塩化物のような化合物を使用する
反応ではポリフェニレンエーテルの末端の酸素原子の一
方かまたは両方に結合する。こうして得られた組成物(
これが本発明の目的にとっては好ましいことが多い)は
、次式で表わすことができる。
ここで、Aはポリフェニレンエーテル残基であり、mは
1または2であり、R1−4とnはすでに定義したもの
である。
一方、無水マレイン酸およびフマル酸はQ1基または芳
香環上にグラフトし、Q1基またはこれに結合している
他の類似のグラフト歿基と少なくとも1個の炭素−炭素
結合を形成することによってポリフェニレンエーテルと
反応すると考えられる。この場合一般に式Iの残基はポ
リフェニレンエーテル1分子当たり平均して約1〜5個
存在する。
本発明のカルボジイミドで官能化されたポリフェニレン
エーテルは酸官能化したポリフェニレンエーテルとポリ
カルボジイミドとの反応によって製造できる。ポリカル
ボジイミドは業界で知られている方法で製造される。典
型的には、ジイソシアネートをアミンと反応させてビス
ウレアを形成し、次にこれを脱水するか、あるいは触媒
の存在下で1種以上のジイソシアネートを縮合する。後
者の方法はカルボジイミドポリマーの製造には特に有用
である。
本明細書中で使用する「酸官能化したポリフェニレンエ
ーテル」という用語は、各種のカルボン酸またはそれら
の塩、エステル、無水物、アミドおよびイミドを始めと
するそれらの官能性誘導体のいずれかとポリフェニレン
エーテルとの反応生成物の総称である。酸官能化したポ
リフェニレンエーテルを製造するためのひとつの方法は
、(a)炭素−炭素二重結合か三重結合、ヒドロキシ基
、アルコキシ基、アリールオキシ基またはアシルハライ
ド基を含有し、さらに(b)カルボン酸、酸塩、酸無水
物、酸アミド、酸エステルまたはイミド基をも含有する
少なくとも1種の化合物とこのポリマーを反応させるも
のである。この目的に適したそのような化合物は広範囲
にわたっている。
多くの例示化合物が米国特許第4. 315.  og
6号にまとめられている。たとえば、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸およびシトラコン酸ならびにこれらの
誘導体、各種の不飽和脂肪油およびこれらから得られる
酸、比較的分子量の低いオレフィン性の酸、たとえばア
クリル酸およびその同族体、などがある。
別の1群の酸官能化ポリフェニレンエーテルが1985
年9月26日に出願された米国出願T5780.151
号に開示されている。この種の組成物はポリフェニレン
エーテルを次式の化合物と反応させて製造する。
!1 ■ (IX)    X−C−R6−X” ここで、R6は芳香族基か飽和の脂肪族基であり、X 
はハロゲン(特に塩素)であり、X2は1個か2個のカ
ルボン酸基、酸塩基、酸アミド基もしくは酸エステル基
、またはジカルボン酸無水物基もしくはイミド基である
。このタイプの代表的な化合物はカルボキシメチルコハ
ク酸無水物酸塩化物およびトリメリド酸無水物酸塩化物
(TAAC)である。
特に好ましい官能化剤はマレイン酸およびその誘導体(
特に無水マレイン酸)、フマル酸ならびにトリメリド酸
無水物酸塩化物である。
これらの官能化剤とポリフェニレンエーテルを反応させ
るには、これらの混合物を通常はおよそ80〜390℃
の範囲内の温度に加熱すればよく、これは溶液中で行な
っても溶融体中で行なってもよいが後者が好ましい。一
般に、官能化剤の使用量はポリフェニレンエーテル10
0部に対して、約0,01〜2.0部(部は重量部)で
あり、約0.3〜1.0部のことが最も多く、約0.5
〜1.0部が好ましい。反応はエクストルーダーまたは
類似の装置で行なうのが便利であろう。
酸官能化したポリフェニレンエーテルはポリカルボジイ
ミドとの反応によってカルボジイミドで官能化されたポ
リフェニレンエーテルに変換される。このカルボジイミ
ドはビス−もしくはトリス−カルボジイミドでも、また
は前述のアルベリノ(Alberino)らの論文に記
載されているタイプのカルボジイミドポリマーでもよい
この反応は通常およそ100〜200℃の範囲の温度で
行なう。およそ100〜125℃の範囲の温度が好まし
い。カルボジイミドの割合は酸官能化したポリフェニレ
ンエーテル100重ffi部に。
対して一般に約5〜25重量部であり、約10〜20重
量部が好ましい。この反応は通常溶媒中で行なうと便利
であり、適切な溶媒としてはトルエンやキシレンのよう
な芳香族炭化水素、クロロベンゼンのような塩素化芳香
族炭化水素、およびこれらに類似の溶剤特性をもった化
合物がある。
本発明のカルボジイミドで官能化されたポリフェニレン
エーテルの製造を次の実施例で説明する。
各々の実施例で用いたポリフェニレンエーテルは、数平
均分子量が約20,000、クロロホルム中25℃の固
有粘度(IV)が0. 48dl/g、 カつヒドロキ
シ基が0.084%(重量)の官能化されていないポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)で
あった。
実施例1 ポリフェニレンエーテル100部、TAAC2部および
ジメチル−n−ブチルアミン5部をトルエン500部に
溶解した溶液を攪拌しながら95℃に3時間加熱した。
メタノールを添加して生成物を沈澱させ、トルエンに再
溶解し、再沈澱させ、減圧下で乾燥して所望の酸官能化
ポリフェニレンエーテルを得た。その構造は赤外線スペ
クトルで確認した。
1−イソシアナト−2,4−ビス(4−イソシアナトフ
ェニルメチル)ベンゼン10g(26゜2ミリモル)を
乾燥トルエン200m1に溶解した溶液に、窒素下で攪
拌しながらシクロヘキシルアミンを8.64g (87
ミリモル)滴下して加えた。この混合物を攪拌しながら
1時間80”Cに加熱した後室温に冷却した。沈澱した
固体を濾過し、トルエンで洗浄し、乾燥した。製造方法
に基づいてこれは次式のトリス−ウレアであった。
このトリス−ウレア4gを乾燥トルエン12m1に入れ
た混合物に、p−トルエンスルホニルクロライド6gを
すこしずつ添加した。この混合物を窒素下で1時間70
℃に加熱し、激しく掻きまぜなから氷水30m1中iこ
注いだ。酢酸エチルを40m1加え、混合物を10分間
攪拌した。水層を除去し、有機層を炭酸ナトリウム水溶
液で洗浄し、真空ストリッピングした。残渣を石油エー
テルで二回抽出して所望の1−シクロへキシルカルボジ
イミド−2,4−ビス(4−シクロへキシルカルボジイ
ミドフェニルメチル)ベンゼンを得た。
上記酸官能化ポリフェニレンエーテル500gを乾燥ト
ルエン3.2リツトルに溶解した溶液に、上記で製造し
たトリス−カルボジイミド58gの溶液を窒素下で攪拌
しながら加えた。この混合物を窒素雰囲気中で4時間還
流加熱し、冷却し、大過剰のアセトンに注いだ。所望の
カルボジイミド−官能化ポリフェニレンエーテルを濾過
し、アセトンで洗浄し、乾燥した。
実施例2 ポリフェニレンエーテル99部と無水マレイン酸1部の
混合物を120〜330℃の温度で単軸式エクストルー
ダーから押出した。押出物は所望の無水マレイン酸で官
能化されたポリフェニレンエーテルであったが、これを
水に入れて急冷し、ペレットにし、クロロホルムに溶か
し、メタノールで沈澱させ、濾過し、減圧下60℃で乾
燥した。
はぼ実施例1の手順に従い無水マレイン酸官能化ポリフ
ェニレンエーテルをトリス−カルボジイミドと反応させ
た。生成物は所望のカルボジイミドで官能化されたポリ
フェニレンエーテルであった。
実施例3〜9 実施例1の手順に従い、実施例1と2の酸官能化ポリフ
ェニレンエーテルを各種のポリカルボジイミドと反応さ
せた。反応体の種類を表1にまとめて示す。
表   1 酸官能化 実 ボリフエ 施 二しンエ 例 −チル    カルボジイミド 3 実施例14.4’−ビス(4−シクロへキシルカル
ボジイミド)ジフェ ニルメタン 4 実施例2 同上 5 実施例11−t−ブチルカルボジイミド−2,4−
ビス(4−t−ブチ ルカルボジイミドフェニルメチ ル)ベンゼン 6 実施例2 同上 7 実施例24.4’−ビス(4−t−ブチルカルボジ
イミド)ジフェニル メタン 8 実施例1 フェニルで末端停止した4゜4′−ジフ
ェニルメタンカルボ ジイミドオリゴマー(重合度3 〜4) 9 実施例2 同上 すでに指摘したように、本発明のカルボジイミドで官能
化されたポリフェニレンエーテルは、ポリフェニレンエ
ーテルとポリアミドおよび線状ポリエステルなどのよう
なポリマーとの、相溶性のあるブレンドの製造に有用で
ある。特に、カルボジイミド官能化ポリフェニレンエー
テルは線状ポリエステルとコポリマーを形成し、これら
のコポリマーはこれら自体が相溶性でありまたポリフェ
ニレンエーテル−線状ポリエステルブレンドの相溶化に
も使用することができる。そのようなポリフェニレンエ
ーテル−ポリエステルコポリマーを含む組成物は同時係
属中の米国出願に開示されている。
カルボジイミドで官能化されたポリフェニレンエーテル
とのコポリマーを製造するのにを用な線状ポリエステル
の中にはポリ(アルキレンジカルボキシレート)がある
。それらは通常次式の構造単位を少なくとも30個含む
のが典型的であり、少なくとも50個含むのが最も普通
である。
O (X)  −0−R−0−C−R8−C−ここで、R7
は炭素原子を約2〜10個含有する二価の脂肪族か脂環
式の基であり、R8は炭素原子を約2〜10個、通常は
約6〜10個含有する二価の脂肪族、脂環式または芳容
族の基である。
このようなポリエステルは通常、ジヒドロキシ化合物と
、ジカルボン酸またはその官能性誘導体、たとえば無水
物、酸塩化物もしくは低級アルキル(特にメチル)エス
テル、好ましくはエステルとの公知の反応によって製造
される。
R7基は1個以上の脂肪族か脂環式の炭化水素基でよい
。脂環式基は本発明の目的にとって脂肪族基と同等であ
ることが当業者間で知られている。
これらはエチレングリコール、1,4−ブタンジオール
(これら2つが好ましい)、プロピレングリコール、1
.3−プロパンジオール、1.6−ヘキサンジオール、
1,10−デカンジオール、1.4−シクロヘキサンジ
メタツールおよび2−ブテン−1,4−ジオールのよう
なジヒドロキシ化合物から誘導しつる。またこれらはジ
ヒドロキシ化合物の反応性を実質的に変化させない置換
基(たとえばアルコキシ、ハロ、ニトリル)またはへテ
ロ原子(たとえば酸素もしくはイオウ)を含有する基で
あってもよい。R7Hは通常飽和されている。
R8基はコハク酸、アジピン酸、マレイン酸、イソフタ
ル酸およびテレフタル酸のような酸から誘導されたもの
でもよいし、類似の置換された酸ならびにペテロ原子を
含有する酸でもよい。
最も普通の場合、R7とR8は炭化水素基であり、炭素
原子を約2〜10個含有するのが典型的である。Rが脂
肪族で、R8が芳香族であるのが好ましい。このポリエ
ステルはポリ(アルキレンテレフタレート)が最も望ま
しく、特にポリ(エチレンテレフタレート)またはポリ
(1,4−ブチレンテレフタレート)[以後それぞれ単
に[ポリエチレンテレフタレート」および「ポリブチレ
ンテレフタレート」ということがある]が望ましく、と
りわけ後者がよい。このようなポリニーステルは次の特
許に例示されているように業界で公知である。
2.465,319 3,047,5392.720,
502 3,671,4872.727,881 3,
953,3942.822.34g  4,128,5
26゜これらのポリエステルは、フェノール60(重量
)%と1. 1. 2. 2−テトラクロロエタン40
%との混合物中30℃での固有粘度(IV)にょって測
定した数平均分子量が約10.000〜70゜000の
範囲にあることが最も多い。
エラストマー性のポリエステルを使用することも考えら
れる。このようなポリエステルは業界で公知であり、例
を挙げるとR7基の一部がポリオキシアルキレン(典型
的にはポリオキシエチレンかポリオキシテトラメチレン
)などのような柔軟なセグメント基およびε−カプロラ
クトンなどのようなラクトンから誘導された単位である
組成物がある。このタイプのエラストマー性ポリエステ
ルは各種のものが市販されており、その中にはデュポン
(DuPont)がハイトレル(lIYTl?EL)と
いう商標で市販しているものやゼネラル・エレクトリッ
ク(General Electric)がロモド(L
OMOD)という商標で市販しているものがある。
このコポリマーを製造するには、カルボジイミドで官能
化されたポリフェニレンエーテルとポリエステルを溶液
中か溶融体中で一緒に加熱する。
反応温度は通常およそ100〜300℃の範囲内であり
、およそ150〜290℃であるのが好ましい。カルボ
ジイミド官能化ポリフェニレンエーテルとポリエステル
の割合は特に臨界的な意義はなく、所望の性質をもつコ
ポリマー組成物を得るように広い範囲で調節できる。
一般に、コポリマー組成物はコポリマーを単に部分的に
含むだけであって、残りはポリフェニレンエーテル−ポ
リエステルブレンドである。これらの組成物中でのコポ
リマーのおよその割合は全ポリエステルを基準にした共
重合ポリフェニレンエーテルのパーセントで表わすのが
便利なことが多い。これを測定するには、適切な溶剤、
典型的にはトルエンで未反応のポリフェニレンエーテル
を抽出し、不溶性の残渣(コポリマーと残留ポリエステ
ル)をプロトン核磁気共鳴によって解析すればよい。
ポリエステル中のカルボキシ末端基の割合を最大にする
ことはしばしば好ましい。これをするにはポリエステル
を、典型的にはおよそ250〜300℃の範囲の温度で
予備押出すればよいことが多い。これらの条件では明ら
かにヒドロキシ末端基が分解と揮発によって失われ、そ
の結果カルボキシ末端基を高い割合で含有するポリマー
が生ずる。
本発明のポリフェニレンエーテル−ポリエステルコポリ
マー組成物の製造を次の実施例で例示する。
実施例10 数平均分子量が約40,000で、カルボキシ末端基濃
度が24.7マイクロ当m/gであるポリ(ブチレンテ
レフタレート)をおよそ260℃の二軸式エクストルー
ダーで予備的に押出した。
その結果カルボキシレート末端基濃度は34.3マイク
ロ当H/ g−に増加した。
この予備押出したポリエステル150gを1゜2.4−
1リクロ口ベンゼン2,25リツトルに溶かした溶液を
窒素下で200℃に加熱し、実施例1のカルボジイミド
で官能化されたポリフェニレンエーテル150gを加え
た。2時間190℃に加熱し続けた。この溶液をアセト
ン中に注ぎ、沈澱したコポリマー組成物を濾過し、アセ
トンで抽出した。分析の結果、共重合したポリフェニレ
ンエーテルが61%存在していた。
実施例11〜18 実施例10の手順に従い、実施例2〜9のカルボジイミ
ド官能化ポリフェニレンエーテルからコポリマーを製造
した。結果を表■に挙げた。
表  ■ すでに述べたように、上記のコポリマー組成物およびそ
れが混入しているポリフェニレンエーテル−ポリ(アル
キレンジカルボキシレート)ブレンドは、高い衝撃強さ
、良好な溶剤耐性、その他′の有利な性質をもっている
。これらの性質があるためこれらの組成物は成形品や押
出品の製造に有用なのである。
コポリマーを含有するブレンド中でのポリエステル対全
ポリフェニレンエーテルの重量比は一般に約0. 5〜
3.0:1の範囲であり、約0.9〜2.5:1である
ことが最も多い。これらの中の共重合したポリフェニレ
ンエーテルの割合は広範囲に変わりうる。はとんどあら
ゆる割合において性質の改善がもたらされる。はとんど
の場合において、この割合は全樹脂成分の約10〜80
重量%の範囲である。
またこれらのブレンドはコポリマー、ポリフェニレンエ
ーテルおよびポリエステル以外、の成分をさらに含有し
ていてもよい。そのような他の成分として多くの場合特
に有用なのはポリフェニレンエーテルと相溶性のある少
なくとも1種のエラストマー性衝撃改質剤である。これ
は一般に樹脂状成分の約5〜25重量%の量で存在して
いる。
適切な衝撃改質剤としては、各種のエラストマー性コポ
リマー、たとえば官能化されていないものもまたは(た
とえば)スルホネート基もしくはホスホネート基で官能
化されているものも含めたエチレン−プロピレン−ジエ
ンポリマー(EPDM)であるとか、カルボキシル化エ
チレン−プロピレンゴムであるとか、スチレンのような
アルケニル芳香族化合物および/またはグリシジルメタ
クリレートのようなエポキシ化合物と、重合可能なブタ
ジェン、イソプレン、クロロブレン、エチレン、プロピ
レンおよびブチレンを始めとするオレフィンもしくはジ
エンとのコポリマー(通常ブロックまたはグラフト)で
あるとか、ならびに、たとえば、相互侵入型網目構造に
よってポリスチレンシェルに結合したポリ(アルキルア
クリレート)コアを含有するコアーシェルエラストマー
であるとかがある。最後のコアーシエルエラストマ−は
、1985年12月20日に出願された米国出願節81
1,800号にさらに詳しく開示されている。
好ましい衝撃改質剤はアルケニル芳香族化合物とオレフ
ィンかジエンとからなるブロック(典型的にはジブロッ
ク、トリブロックまたはラジアルテレブロック)コポリ
マーである。最も普通の場合、少なくとも1つのブロッ
クがスチレンから誘導され、少なくとも1つの他のブロ
ックがブタジェン、イソプレン、エチレンおよびプロピ
レンの中の少なくとも1種から誘導されている。特に好
ましいのは末端ブロックがポリスチレンで、中央ブロッ
クがオレフィンまたはジエンから誘導されているトリブ
ロックコポリマーである。これらのブロックのひとつが
1種以上のジエンから誘導されている場合、この中の脂
肪族性不飽和を選択的水素化によって減少させると有利
であることが多い。これらの衝撃改質剤の重量平均分子
量は通常約50,000〜300,000の範囲である
このタイプのブロックコポリマーはシェル・ケミカル社
(Shell Chemical Company)か
らクレートン(Kl?ATON)という商標で市販され
ており、たとえばクレートン(KRATON)D 11
01、G1650、G1651、G1652、G165
7およびG1702がある。
本発明のコポリマー含有ブレンドの中に存在していても
よいその他の常用の成分としては、充填材、難燃剤、着
色剤、安定剤、帯電防止剤、離型剤、などがあり、通常
の量で用いられる。別の樹脂状成分の存在も考えられる
。これらの中にはポリエステルと相溶性のある衝撃改質
剤、たとえばブタジェン、スチレン、ブチルアクリレー
トおよびメチルメタクリレートなどのようなモノマーか
らなる各種のグラフトおよびファーシェルコポリマーな
どのようなものがある。このようなコポリマーが存在す
るとこのブレンドの低温での延性が改良されることが多
い。
これらのコポリマー含有ブレンドの製造は通常、充分混
和した樹脂のブレンドが生成するのに適した条件で行な
う。そのような条件とは、典型的にはおよそ100〜3
00℃の範囲の温度でその他すでに記載したような条件
下での押出であることが多い。押出を便利に実施するに
は、組成物にかなりの剪断力が加えられ、その結果粒子
のサイズが小さくなるようなスクリュ一式または類似の
エクストルーダーを用いるとよい。−回より多く押出し
を実施して有効なブレンド配合を確実にすると組成物の
衝撃強さが増大するのが認められることがある。
次の実施例でこのようなブレンドの製造と性質を例示し
て説明する。
実施例19〜22 二軸式エクストルーダーを用いて通常の条件で押出して
樹脂ブレンドを製造した。各ブレンド中の衝撃改質剤(
rSEBSJ)は市販のトリブロックコポリマーであっ
て、ポリスチレン末端ブロックのmW平均分子量が29
,000で、エチレン/ブタジェン中央ブロックの重量
平均分子量が116.000である。
関連する割合とパラメーターを表■に示ず。成分のパー
セントはすべてEl1%である。ポリエステルは、rP
ETJ  (ポリエチレンテレフタレート)またはrP
BTJ  (ポリブチレンテレフタレート)として表示
し、数平均分子量が併記しである。引張強さと弾性率の
値はパスカル×10−7である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カルボジイミドで官能化されたポリフェニレンエ
    ーテル。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1は二価の炭化水素または置換炭化水素基
    であり、R^2は二価もしくは三価の炭化水素もしくは
    置換炭化水素基またはカルボジイミドポリマー基であり
    、R^3は炭化水素または置換炭化水素基であり、R^
    4はまたは▲数式、化学式、表等があります▼ であり、nは1または2である]を有する残基を少なく
    とも1個含有することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の組成物。
  3. (3)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する構造単位を複数個含むポリフェニレンエーテル
    から誘導されており、前記単位の各々でそれぞれ独立し
    て、各Q^1はそれぞれ独立してハロゲン、第一級もし
    くは第一級の低級アルキル、フェニル、ハロアルキル、
    アミノアルキル、炭化水素オキシ、またはハロ炭化水素
    オキシ(ハロゲン原子と酸素原子は少なくとも2個の炭
    素原子によって隔てられている)であり、各Q^2はそ
    れぞれ独立して水素、ハロゲン、第一級もしくは第一級
    の低級アルキル、フェニル、ハロアルキル、炭化水素オ
    キシまたはQ^1に対して定義したハロ炭化水素オキシ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    組成物。
  4. (4)ポリフェニレンエーテル1分子当たり平均して約
    1〜5個の式 I の残基が存在することを特徴とする特
    許請求の範囲第3項に記載の組成物。
  5. (5)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aはポリフェニレンエーテル残基であり、mは
    1または2である)を有することを特徴とする特許請求
    の範囲第3項に記載の組成物。
  6. (6)R^1が芳香族であり、R^2が芳香族または混
    合芳香族−脂肪族であることを特徴とする特許請求の範
    囲第3項に記載の組成物。
  7. (7)R^1が炭化水素基またはカルボアルコキシで置
    換された炭化水素基であることを特徴とする特許請求の
    範囲第6項に記載の組成物。
  8. (8)ポリフェニレンエーテルがポリ(2,6−ジメチ
    ル−1,4−フェニレンエーテル)であることを特徴と
    する特許請求の範囲第7項に記載の組成物。
  9. (9)R^3が炭素原子を約4〜10個含有するアルキ
    ルまたはシクロアルキル基であることを特徴とする特許
    請求の範囲第8項に記載の組成物。
  10. (10)R^1が芳香族であり、R^2が式▲数式、化
    学式、表等があります▼ (式中、R^5は二価の炭化水素または置換炭化水素基
    であり、pは1〜約20である)を有するカルボジイミ
    ドポリマー基であることを特徴とする特許請求の範囲第
    3項に記載の組成物。
  11. (11)R^5が芳香族または混合芳香族−脂肪族であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の組
    成物。
  12. (12)R^1が炭化水素基またはカルボアルコキシで
    置換された炭化水素基であることを特徴とする特許請求
    の範囲第11項に記載の組成物。
  13. (13)ポリフェニレンエーテルがポリ(2,6−ジメ
    チル−1,4−フェニレンエーテル)であることを特徴
    とする特許請求の範囲第12項に記載の組成物。
  14. (14)R^3が炭素原子を約4〜10個含有するアル
    キルまたはシクロアルキル基であることを特徴とする特
    許請求の範囲第13項に記載の組成物。
JP62121472A 1986-05-27 1987-05-20 カルボジイミドで官能化されたポリフェニレンエ−テルおよびその製造方法 Pending JPS63315A (ja)

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