JPS633153A - 冷媒蒸発器 - Google Patents

冷媒蒸発器

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JPS633153A
JPS633153A JP14632686A JP14632686A JPS633153A JP S633153 A JPS633153 A JP S633153A JP 14632686 A JP14632686 A JP 14632686A JP 14632686 A JP14632686 A JP 14632686A JP S633153 A JPS633153 A JP S633153A
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敏夫 大原
芳幸 山内
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷媒蒸発器に関するもので、例えば、自動車用
空調装置の冷凍サイクルにおける冷媒蒸発器として用い
ることができる。
〔従来の技術〕
従来、例えば特開昭60.−122891号公報に示さ
れるように、−対のプレートを向かい合わせて接合し、
それにより内部に冷媒通路を形成し、さらにこの−対の
プレートを複数段積層してなる冷媒蒸発器が知られてい
る。
このような、チューブを複数段積層してなる冷媒蒸発器
を例えば第6図に示すように構成した場合について考え
る。第6図に示される冷媒莫発器は、入口バイブ121
より気液二相の冷媒が導入され、まず第1タンク群Aに
導入される。この第1タンク部Aに導入された冷媒は、
U字状をなす冷媒通路を流れ第2タンク群已に流れる。
そして、この第2タンク群Bから第3タンク群Cに更に
流入し、この第3タンク群CからU字状の通路を通って
第4タンク部りに流れ出る。そしてこの第4タンク部り
から出口バイブ122を通って図示しない圧縮機に導か
れる。第1タンク群、第3タンク群は冷媒を導入して各
チューブに分配するので入口タンク群と呼び、第2タン
ク群、第4タンク群が集合して排出するので出力タンク
群と呼ぶ。
なお、第6図中冷媒の流れをを矢印Fで示している。
このような冷媒蒸発器において第2タンク群Bから第3
タンク群Cに流れる冷媒の状態を第8図に示す。第8図
はその冷媒の流れ量とこの蒸発器を通過する空気温度を
模式的に示す図である。第8図中矢印Qが各タンク部か
ら各チューブに流入する冷媒量の相対的な大きさを示す
ものである。
又この矢印Qの下方には冷媒蒸発器のタンク側から下方
までを上段、中段、下段におおよそ3等分した際に各段
を通過する空気吹出し温度が示されている。
なお、従来技術を示すその他の公報として例えば実公昭
56−20766号公報、実公昭58−50216号公
報等がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述したような冷媒蒸発器では、第1タンク群Aから冷
媒通路を通って第2タンク群Bに至るまでにおいて、そ
の通路を流れる冷媒の熱交換が行われ、第2タンク群B
に至った冷媒は比較的気体比率が多くなっている。従っ
て、第2タンク群Bから第3タンク群Cに流れる冷媒の
流速が比較的速くなっている。その結果、第8図に示す
ように第3タンク群Cにおいては、その第3タンク群C
に連結されている各チューブのほぼ真中に位置している
チューブ群800に流入する冷媒量は比較的少なく、又
第3タンク群Cの最奥部に連結されているチューブ80
1,802等には多くの液冷媒が流入していることにな
る。すなわち、第3タンク群Cのほぼ中間位置に連結さ
れているチューブに流れ込む液冷媒の冷媒量不足が生じ
ており、その結果として同じく第8図に示すように蒸発
器を通過する空気温度の温度分布にばらつきが生じると
いった問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述したような従来の問題点に鑑み、各チュー
ブに流れ込む液冷媒の不均一といった問題を解決するこ
とを目的としており、各チューブに流れ込む液冷媒の量
を均一化ならしめることによって、蒸発器通過空気温度
の温度分布のばらつきを是正することを目的としている
そして、この目的を達成するために本発明では次のよう
な手段を講じた。すなわち、複数のチューブが長手方向
に並んで接続されている入口タンク部には一端側に冷媒
の導入口が形成され、他端部側には入口タンク部内を前
記導入口より長手方向に流れる冷媒の流通面積を減少さ
せる絞り部を少なくとも1つ形成した。
〔発明の作用及び効果〕
このように本発明では、絞り部を形成しているので、こ
の絞り部によって入口タンク部を比較的高速で流れる冷
媒の速度を抑えることができ、その結果としてタンク部
の中央部に連結されるチューブ及び、またタンク部の最
奥部に連結されるチューブに流れ込む液冷媒の量を均一
化ならしめることができる。ひいては、冷媒蒸発器を通
過する空気の温度分布を均一化ならしめることができる
〔実施例〕
第2図はタンク部及び冷媒通路を形成する一枚のプレー
トを示す平面図、第3図及び第4図は第2図の■−■断
面及びIV−IV断面を示す図である。
又、第6図及び第7図は第2図に示される一枚のプレー
トを向かい合わせてタンク部及び通路部を形成した通路
ユニットを複数段積層して形成した冷媒藤発器の上面図
及び正面図である。
まず、第2図に基づきプレート100について説明する
。このプレート100は板厚が0゜5〜0゜6鶴の両面
クランド材よりなる。具体的にその心材はA3003材
等よりなり、スクラッドされる皮材としてはA4004
材よりなり、片側クラツド率は10〜15%の板材より
プレス成形される。
このプレート100にはプレス成形によってU字状をな
す通路形成用くぼみ部101が形成されている。この通
路形成用くぼみ部101はU字状をなすものであるので
、その中心部には仕切りリブ108が形成されている。
又、通路用くぼみ部101には第2図中、紙面上方に浮
き上がる複数のリブ107が膨出成形されている。
このU字状をなす通路形成用くぼみ部101の両端には
この通路形成用くぼみ部101よりさらに深いくぼみ量
を有する第1タンク形成用くぼみ部102及び第2タン
ク形成用くぼみ部103が形成されている。
この第1タンク形成用くぼみ部102の底部には、はぼ
楕円形状をなす第1連通穴104が貫通して設けられて
いる。又、第2タンク形成用くぼみ部103の底部にも
ほぼ楕円形状をなす第2連通穴105が貫通して設けら
れている。なお、この第2連通穴1050周縁部にはこ
のプレートを向かい合わせて接合し、それによって形成
された通路ユニットを複数段積層する際に位置決めの役
割をなすフランジ部106が形成されている。
このようにタンク形成用くぼみ部102,103及び通
路形成用くぼみ部101が、プレス成形により成形され
たプレート100の一対を向かい合わせて接合する。こ
の時、プレート100の外周部と仕切りリブ108及び
リブ107が互いに当接した状態となる。このようにし
て、−対のプレート100により形成された通路ユニッ
ト300を第6図及び第7図に示すように互いの連通穴
104.105が重なり合うようにして複数段積層する
。複数段積層された通路ユニット300のそれぞれの間
には空気との接触面積を増大させ、放熱効果を促進させ
るための波状に折り曲げられたコルゲートフィン123
が配されている。又、通路ユニフ)300の積層方向両
端部にはサイドプレート131,132が配されている
。そして、この通路ユニット300の積層方向端部に位
置する通路ユニットには第1連通穴104に接合される
入口バイブ121が接合されている。なお、この通路ユ
ニット300の第2連通穴105は閉塞された状態とな
っている。
また、この通路ユニット300の積層方向他端部(図中
右側)の第1連通穴104には出口バイブ122が連結
されており、第2連通穴105は閉塞された状態となっ
ている。
このようにして積層された通路ユニットの第1連通穴1
04、第2連通穴105は互いに連通状態となっており
、前述した第1タンク形成用くぼみ部102及び第2タ
ンク形成用くぼみ部105によって長平方向に伸びる楕
円筒状のタンク部が形成されている。又、通路形成用く
ぼみ107によって形成された通路はこのタンク部にそ
れぞれに長平方向に並んで接続されている状態となって
いる。
尚、この複数段8層された通路ユニット300のうちほ
ぼ積層方向中央部に位置する二つの通路ユニット401
と402との接合面において第1連通穴104が閉塞さ
れた状態となっており、その結果として、入口バイブ1
21より第1タンク群Aに流れ込んだ冷媒は第4タンク
群りに流れ込むことなくU字状の冷媒通路を通って第2
タンク群Bに流れ込むようになっている。
又、第3タンク群Cにおいては第6図中右端から3番目
に位置する通路ユニットは第5図に示されるような特殊
プレート200を向かい合わせて接合することにより形
成されている。すなわち、第5図に示すプレート200
はそのタンク形成用くぼみ部側の一部を示す図であるが
、この特殊プレート200の第2連通人に相当する位置
には絞り穴201を有する絞り部203が形成されてい
る。
なお、第5図に示す絞り穴201は円形形状としたが、
このような円形形状に限られるものではなく、他の形状
に変形可能である。又、この絞り部203の絞り穴20
1の通路面積は第2連通穴105の通路面積よりも小さ
くなっているものであり、その絞り量は冷媒蒸発器内を
流れる冷媒量等により適宜選定されるものである。
第1図は本実施例の冷媒量の流れを示す模式図で、第6
図中右端Wの方向から見たものであり、上述した第8図
に相当する図である。この第1図からも判るように第3
タンク群C内を流れる液冷媒はその第3タンク群内部に
形成された絞り部203によって急速な冷媒流れが阻止
されるので、第8図に示すような第3タンク群Cの最奥
部への急激な冷媒の流れ込みといった現象を防止するこ
とができる。すなわち、この絞り部203の上流側にお
いて液冷媒がせきめられた状態となり、又、絞り部20
3の下流側である最奥部への多量の液冷媒の流れ込みが
阻止されているので、その結果として第3タンク群Cに
連結される各チューブへの液冷媒流れ込み量が第1図に
示すように比較的均一化ならしめる。
このように、各チューブに流れ込む液冷媒の量が均一化
ならしめることにより第1図に示すように冷媒蒸発器を
通過した空気温度の温度分布が平滑化される結果となり
、良好な空調状態を得ることができるのである。
なお、本実施例において、冷媒の流れ順序は従来技術の
欄で説明したのと全(同様であり、入口バイブ121よ
り流れ込んだ冷媒は第1タンク群AからU字状の冷媒通
路を通過して第2タンク群Bに流れ込む。そして、第2
タンク群已に同一線上に連続して形成されている第3タ
ンク群Cに流れ込み、さらにU字状の冷媒通路を流れて
第4タンク群りに流れ込む。そしてこの第4タンク群り
から出口バイブ122に至り、この出口バイブl)=、
上述の例では特殊プレート200よりなる通路ユニット
を第6図中右端より3番目に位置するように構成したが
、この絞り部を有する特殊プレート200の配置位置は
その他の諸条件に応じて適宜選定されるものである。ま
た、第9図に示す様に絞り部201,201’は第3タ
ンク群C内に2箇所以上形成してもよく、第1タンク群
A内と第3タンク群C内の両方、あるいは第1タンク群
A内のみに形成してもよい。
また、本実施例では第2タンク群Bが入力タンク部、第
3タンク群Cが出口タンク部に相当している。
上述の例では冷媒の流れが第1タンク群、第2タンク群
、第3タンク群、第4タンク群と4つのタンク群よりな
る冷媒蒸発器を示したが、第10図、第11図に示す様
に第1タンク群E(入口タンク部)、第2タンク群F(
出口タンク部)の2つのタンク群からなる冷媒蒸発器に
用いることもできる。すなわち、この場合には第1タン
ク群Eに入口バイブ121が接続され、第2タンク群F
に出口バイブ22が接続される。そして、絞り部201
.201’は第1タンク群Eの適当な位置に複数個(本
例では2個)配置されるのである。
また本発明は第・12図、第13図に示されるような型
式の冷媒蒸発器にも適用することができる。
上述した例では冷媒通路が略U字状をなしていたが、本
例のものでは直線上の冷媒通路304の両端面にタンク
303..305を形成している。
タンク303の略中央部には仕切り壁310が形成され
ており、タンク303は第2出ロタンクGと第2出ロタ
ンク群Jとに区画されている。そして、第1タンク群G
の端部には入力バイブ306が接続され、第2出ロタン
ク群Jの端子には出口バイブ37が接続されている。
この第1タンク群G1第2タンク群Jは本数本の冷媒通
路304によってタンク305に連通しているので、入
口バイブ306から第1人口タンク群Gに流れ込んでき
た冷媒は冷媒通路304を通ってタンク305内に流入
し、さらに、このタンク305から冷媒通路304を通
って第2出力タンク群Jに流れる。そして、この第2出
ロタンク群Jから出口バイブ307を介して図示しない
圧縮機に流れる。     ・ このような冷媒流れにより、タンク305は第1人口タ
ンク群Gから流れてくる冷媒を受は入れる第1出ロタン
ク群Hと、第2出ロタンク群Jに向けて冷媒を送り出す
第2人口タンク群Iとに区画することができる。この第
2人口タンク群Iの内部には、上述した実施例に用いら
れているものと同様な絞り部201が形成されている。
この絞り部201は第13図に示されるものでは1箇所
にのみしか形成されていないが、複数箇所に渡って形成
しても良く、また第1人口タンク群G内にも形成してよ
い。
尚、上述の例において、絞り部を複数箇所に渡って形成
しても良いことを示したが、この場合、複数個の絞り部
のそれぞれの絞り量は適宜選定されるもので、全て同一
の絞り量である必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の冷媒流れを模式的に示す図、第
2図は実施例のプレートを示す平面図、第3図は第2図
のI[[−1断面図、第4図は第2図のIV−TV断面
図、第5図は特殊プレートの要部を示す平面図、第6図
は実施例の冷媒蒸発器を示す平面図、第7図は第6図に
示す実施例の正面図、第8図は従来の蒸発器における冷
媒流れを模式的に示す図、第9図は他の例における冷媒
流れを模式的に示す図、第10図は他の例を示す平面口
、第11図は第10図に示す例の冷媒流れを模式的に示
す図、第12図は他の例を示す正面図、第13図は第1
2図に示す例の冷媒流れを模式的に示す図である。 100・・・プレート、101・・・通路形成用くぼみ
部、102・・・第1タンク形成用(ぼみ部、103・
・・第2タンク形成用(ぼみ部、104・・・第1連通
穴、105・・・第2連通穴、121・・・入口バイブ
。 122・・・出口バイブ、200・・・特殊プレート、
201・・・絞り穴、203・・・絞り部。 代理人弁理士 岡  部   隆 第1図 第2図 第5図 W 凸 第8図 第 92

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 長手方向の一端部側に冷媒の導入口を有する入
    口タンク部と、 この入口タンク部の長手方向に複数本並んで接続され、
    前記入口タンク部内の冷媒が各々に分配されるチューブ
    と、 このチューブ内を流れてきた冷媒を集合させ、この冷媒
    の導出するたための導出口を有する出口タンク部とを備
    え、 前記入口タンク部の内面には前記導入口より長手方向に
    流れる冷媒の流通面積を減少させる絞り部が少なくとも
    1個以上形成されている冷媒蒸発器。
  2. (2) 前記入口タンク部、出口タンク部及びチューブ
    は、タンク用くぼみ部及び通路くぼみ部を有する一対の
    プレートを向かい合わせて接合することにより形成され
    る特許請求の範囲第1項の冷媒蒸発器。
JP61146326A 1986-06-23 1986-06-23 冷媒蒸発器 Expired - Lifetime JPH0739895B2 (ja)

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