JPH1047809A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JPH1047809A JPH1047809A JP22052896A JP22052896A JPH1047809A JP H1047809 A JPH1047809 A JP H1047809A JP 22052896 A JP22052896 A JP 22052896A JP 22052896 A JP22052896 A JP 22052896A JP H1047809 A JPH1047809 A JP H1047809A
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- liquid
- tank
- refrigerant
- tubes
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/03—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits
- F28D1/0308—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other
- F28D1/0325—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another
- F28D1/0333—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members
- F28D1/0341—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members with U-flow or serpentine-flow inside the conduits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/23—Separators
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B39/00—Evaporators; Condensers
- F25B39/02—Evaporators
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 組付け作業効率の低下、通気抵抗の増大等の
弊害を防止しつつ、熱交換器の表面の温度分布を低減
し、熱交換性能を向上できる熱交換器を提供する。 【解決手段】 膨張弁を介して導入された気液二相の冷
媒を実質的にガス冷媒と液冷媒とに分離する気液分離部
と、分離された冷媒を複数のチューブへ分配する入口タ
ンクとを有する熱交換器において、前記入口タンク内部
をガス用タンク部と液用タンク部とに分割するとともに
各タンク部にそれぞれ対応するチューブを連通し、前記
気液分離部におけるガス用流路と液用流路を、それぞれ
ガス用タンク部と液用タンク部とに連通したことを特徴
とする熱交換器。
弊害を防止しつつ、熱交換器の表面の温度分布を低減
し、熱交換性能を向上できる熱交換器を提供する。 【解決手段】 膨張弁を介して導入された気液二相の冷
媒を実質的にガス冷媒と液冷媒とに分離する気液分離部
と、分離された冷媒を複数のチューブへ分配する入口タ
ンクとを有する熱交換器において、前記入口タンク内部
をガス用タンク部と液用タンク部とに分割するとともに
各タンク部にそれぞれ対応するチューブを連通し、前記
気液分離部におけるガス用流路と液用流路を、それぞれ
ガス用タンク部と液用タンク部とに連通したことを特徴
とする熱交換器。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば車両用空
調装置に用いられる熱交換器に関する。
調装置に用いられる熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば車両用空調装置等に
用いられる熱交換器としては図1に示すようなものが知
られている。この熱交換器の外観を表した図1は、後述
の本発明の説明においても共通に使用する。図1におい
て、熱交換器1は、内部に流体通路が形成された複数の
チューブ2と、各チューブ2間に配設されたフィン3と
を有している。複数のチューブ2により、流体の分配を
司る入口タンク4と流体の集合を司る出口タンク5が互
いに連通されるようになっている。
用いられる熱交換器としては図1に示すようなものが知
られている。この熱交換器の外観を表した図1は、後述
の本発明の説明においても共通に使用する。図1におい
て、熱交換器1は、内部に流体通路が形成された複数の
チューブ2と、各チューブ2間に配設されたフィン3と
を有している。複数のチューブ2により、流体の分配を
司る入口タンク4と流体の集合を司る出口タンク5が互
いに連通されるようになっている。
【0003】熱交換器1には、膨張弁6が連結されてお
り、外部から導入された冷媒は、該膨張弁6により減
圧、膨張され、入口タンク4内において各チューブ2へ
分配され、該チューブ2を通過し出口タンク5内に集合
された後、膨張弁6を介して外部へと排出される。上記
冷媒の流れを図9に示す。そして、熱交換器1内部を循
環する冷媒と熱交換器1内を通過する熱交換用空気との
間で熱交換が行われるようになっている。
り、外部から導入された冷媒は、該膨張弁6により減
圧、膨張され、入口タンク4内において各チューブ2へ
分配され、該チューブ2を通過し出口タンク5内に集合
された後、膨張弁6を介して外部へと排出される。上記
冷媒の流れを図9に示す。そして、熱交換器1内部を循
環する冷媒と熱交換器1内を通過する熱交換用空気との
間で熱交換が行われるようになっている。
【0004】ところで、膨張弁6により減圧された冷媒
は、気液混合状態、つまり気液二相の冷媒になってい
る。このため、気相、液相の慣性力に起因して、入口タ
ンク4の上流側に連通するチューブ2にはガス冷媒が、
下流側に連通するチューブ2には液冷媒がそれぞれ多く
流入するおそれがあり、結果的に各チューブ2間に温度
分布が生じ熱交換性能が低下するおそれがある。
は、気液混合状態、つまり気液二相の冷媒になってい
る。このため、気相、液相の慣性力に起因して、入口タ
ンク4の上流側に連通するチューブ2にはガス冷媒が、
下流側に連通するチューブ2には液冷媒がそれぞれ多く
流入するおそれがあり、結果的に各チューブ2間に温度
分布が生じ熱交換性能が低下するおそれがある。
【0005】上記のような問題を解消すべく、たとえば
特開平7−103610号公報のような提案もなされて
いる。該提案においては、膨張弁で減圧された冷媒を気
液分離手段により気液分離し、該分離されたガス冷媒と
液冷媒とを各チューブに連通されるガス冷媒用タンク、
液冷媒用タンクを介して各チューブに対して均等に分配
することにより、各チューブ間における温度の均一化を
達成し、熱交換器表面の温度分布を低減することによ
り、熱交換性能が向上されるようになっている。
特開平7−103610号公報のような提案もなされて
いる。該提案においては、膨張弁で減圧された冷媒を気
液分離手段により気液分離し、該分離されたガス冷媒と
液冷媒とを各チューブに連通されるガス冷媒用タンク、
液冷媒用タンクを介して各チューブに対して均等に分配
することにより、各チューブ間における温度の均一化を
達成し、熱交換器表面の温度分布を低減することによ
り、熱交換性能が向上されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案においては、各チューブを積層し、該積層体中に該積
層体と一体的にガス冷媒用タンクと液冷媒用タンクが構
成されているため、チューブを2枚のプレス成形された
プレートを互いに接合したものから構成しようとする
と、左右非対称形状のプレートを接合しなければならな
くなる。
案においては、各チューブを積層し、該積層体中に該積
層体と一体的にガス冷媒用タンクと液冷媒用タンクが構
成されているため、チューブを2枚のプレス成形された
プレートを互いに接合したものから構成しようとする
と、左右非対称形状のプレートを接合しなければならな
くなる。
【0007】このため、プレス型の増加は免れないもの
になる。さらに、左右非対称形状のプレートを互いに接
合するため、組付け作業効率が低下するおそれもある。
また、上記提案の一態様においては、ガス冷媒用タン
ク、液冷媒用タンクをチューブ長手方向の両端に設ける
構成が採られているが、該構成においては、通気領域の
減少や通気抵抗の増大を招くおそれがある。
になる。さらに、左右非対称形状のプレートを互いに接
合するため、組付け作業効率が低下するおそれもある。
また、上記提案の一態様においては、ガス冷媒用タン
ク、液冷媒用タンクをチューブ長手方向の両端に設ける
構成が採られているが、該構成においては、通気領域の
減少や通気抵抗の増大を招くおそれがある。
【0008】本発明の課題は、組付け作業効率の低下、
通気抵抗の増大、伝熱面積の減少等の弊害を招くことな
く、熱交換器の表面の温度分布を低減し、熱交換性能を
向上することのできる熱交換器を提供することにある。
通気抵抗の増大、伝熱面積の減少等の弊害を招くことな
く、熱交換器の表面の温度分布を低減し、熱交換性能を
向上することのできる熱交換器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の熱交換器は、膨張弁を介して導入された気
液二相の冷媒を実質的にガス冷媒と液冷媒とに分離する
気液分離部と、分離された冷媒を複数のチューブへ分配
する入口タンクとを有する熱交換器において、前記入口
タンク内部をガス用タンク部と液用タンク部とに分割す
るとともに各タンク部にそれぞれ対応するチューブを連
通し、前記気液分離部におけるガス用流路と液用流路
を、それぞれガス用タンク部と液用タンク部とに連通し
たことを特徴とするものからなる。
に、本発明の熱交換器は、膨張弁を介して導入された気
液二相の冷媒を実質的にガス冷媒と液冷媒とに分離する
気液分離部と、分離された冷媒を複数のチューブへ分配
する入口タンクとを有する熱交換器において、前記入口
タンク内部をガス用タンク部と液用タンク部とに分割す
るとともに各タンク部にそれぞれ対応するチューブを連
通し、前記気液分離部におけるガス用流路と液用流路
を、それぞれガス用タンク部と液用タンク部とに連通し
たことを特徴とするものからなる。
【0010】上記気液分離部のガス用流路と上記ガス用
タンク部は、該ガス用流路の一部を構成するパイプを介
して連通することができる。ただし、これに限定される
ものではなく、本発明においては、気液分離部のガス用
流路とガス用タンク部とが液用流路とは仕切られた通路
によって連通されていればよい。
タンク部は、該ガス用流路の一部を構成するパイプを介
して連通することができる。ただし、これに限定される
ものではなく、本発明においては、気液分離部のガス用
流路とガス用タンク部とが液用流路とは仕切られた通路
によって連通されていればよい。
【0011】上記ガス用タンク部に連通するチューブ
(以下、単にガス用チューブと言うこともある。)の数
は、液用タンク部に連通するチューブ(以下、単に液用
チューブと言うこともある。)の数よりも少ないことが
好ましい。より好ましくは、ガス用チューブの数は全チ
ューブ数の10〜30%の範囲である。
(以下、単にガス用チューブと言うこともある。)の数
は、液用タンク部に連通するチューブ(以下、単に液用
チューブと言うこともある。)の数よりも少ないことが
好ましい。より好ましくは、ガス用チューブの数は全チ
ューブ数の10〜30%の範囲である。
【0012】上記のような熱交換器においては、気液二
相の冷媒は気液分離部で実質的にガス冷媒と液冷媒とに
分離され、ガス冷媒はガス用流路を介してガス用タンク
部内へと流入し、液冷媒は液用流路を介して液用タンク
部内へと流入する。各タンク部にそれぞれ対応するガス
用チューブ内、液用チューブ内を通過し、出口タンク内
へ流入する。この際、ガス用チューブ内においては、ガ
ス冷媒に含まれるミスト状の液冷媒が蒸発し、熱交換器
を通過する熱交換用空気との間で熱交換が行われる。一
方、気液分離部を介して液用タンク部内へ流入する液冷
媒は、その乾き度がきわめて小さくなっているので、各
液用チューブへ均等に分配されることになる。つまり、
分離されたガス冷媒、液冷媒をそれぞれ別々のガス用チ
ューブ、液用チューブを通過させ、ガス冷媒を熱交換に
有効利用しつつ、気液二相の冷媒中に占める割合の大き
な液冷媒が各液用チューブに対し均等に分配される結
果、各液用チューブ間における均温化が図られるので、
熱交換器の表面の温度分布が小さくなり、効率的な熱交
換を実現できる。
相の冷媒は気液分離部で実質的にガス冷媒と液冷媒とに
分離され、ガス冷媒はガス用流路を介してガス用タンク
部内へと流入し、液冷媒は液用流路を介して液用タンク
部内へと流入する。各タンク部にそれぞれ対応するガス
用チューブ内、液用チューブ内を通過し、出口タンク内
へ流入する。この際、ガス用チューブ内においては、ガ
ス冷媒に含まれるミスト状の液冷媒が蒸発し、熱交換器
を通過する熱交換用空気との間で熱交換が行われる。一
方、気液分離部を介して液用タンク部内へ流入する液冷
媒は、その乾き度がきわめて小さくなっているので、各
液用チューブへ均等に分配されることになる。つまり、
分離されたガス冷媒、液冷媒をそれぞれ別々のガス用チ
ューブ、液用チューブを通過させ、ガス冷媒を熱交換に
有効利用しつつ、気液二相の冷媒中に占める割合の大き
な液冷媒が各液用チューブに対し均等に分配される結
果、各液用チューブ間における均温化が図られるので、
熱交換器の表面の温度分布が小さくなり、効率的な熱交
換を実現できる。
【0013】上記気液分離部で分離されたガス用冷媒を
ガス用タンク部へ送るためには、気液分離部のガス用流
路とガス用タンク部とを仕切られた流路により連通する
必要があるが、たとえばガス用流路の一部をパイプで構
成し、該パイプをガス用タンク部内まで延長すれば、両
者を簡単に連通することができる。
ガス用タンク部へ送るためには、気液分離部のガス用流
路とガス用タンク部とを仕切られた流路により連通する
必要があるが、たとえばガス用流路の一部をパイプで構
成し、該パイプをガス用タンク部内まで延長すれば、両
者を簡単に連通することができる。
【0014】また、膨張弁により減圧され、熱交換器内
部へ導入される気液二相の冷媒中においては、液冷媒よ
りもガス冷媒の割合が少なくなっているので、ガス用チ
ューブの数を液用チューブの数より少なく設定すれば、
本発明の目的をより効果的に達成することができる。ガ
ス用チューブの数は、全チューブ数の10〜30%の範
囲に設定することが望ましい。
部へ導入される気液二相の冷媒中においては、液冷媒よ
りもガス冷媒の割合が少なくなっているので、ガス用チ
ューブの数を液用チューブの数より少なく設定すれば、
本発明の目的をより効果的に達成することができる。ガ
ス用チューブの数は、全チューブ数の10〜30%の範
囲に設定することが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態について図面を参照して説明する。まず、熱交換器
1の外観構成については、図1に示した従来構成と略同
じである。本発明においては、熱交換器1の内部が、た
とえば図2ないし図8に示すように構成されている。
形態について図面を参照して説明する。まず、熱交換器
1の外観構成については、図1に示した従来構成と略同
じである。本発明においては、熱交換器1の内部が、た
とえば図2ないし図8に示すように構成されている。
【0016】図2ないし図5は、本発明の第1実施態様
に係る熱交換器1を示している。熱交換器1は、チュー
ブ2とフィン3とが交互に積層されて形成されるコア部
7を有しており、コア部7の積層方向の両端にはサイド
プレート8、9が設けられている。
に係る熱交換器1を示している。熱交換器1は、チュー
ブ2とフィン3とが交互に積層されて形成されるコア部
7を有しており、コア部7の積層方向の両端にはサイド
プレート8、9が設けられている。
【0017】コア部7のサイドプレート8側には、熱交
換器1内部へ冷媒を導入、導出する偏平タンク10が設
けられている。偏平タンク10内部は、膨張弁6により
減圧された気液二相の冷媒が導入される気液分離部11
と冷媒を外部へと導出するための出口流路12とに分割
されている。気液分離部11、出口流路12には、入口
パイプ13、出口パイプ14が連通されており、該パイ
プ13、14に膨張弁6が連結されている。
換器1内部へ冷媒を導入、導出する偏平タンク10が設
けられている。偏平タンク10内部は、膨張弁6により
減圧された気液二相の冷媒が導入される気液分離部11
と冷媒を外部へと導出するための出口流路12とに分割
されている。気液分離部11、出口流路12には、入口
パイプ13、出口パイプ14が連通されており、該パイ
プ13、14に膨張弁6が連結されている。
【0018】気液分離部11内部には、ガス用流路1
5、液用流路16が形成されている。ガス用流路15
は、気液分離部11の上方へ向かって延びており、該ガ
ス用流路15の一部を構成する略L字型のパイプ17を
介して入口タンク4内に画成された液用タンク部18と
連通されている。また、液用流路16は、気液分離部1
1の下方へ向かって延びており、ガス用タンク部18を
貫通するパイプ19を介して入口タンク4内に画成され
た液用タンク部20と連通されている。
5、液用流路16が形成されている。ガス用流路15
は、気液分離部11の上方へ向かって延びており、該ガ
ス用流路15の一部を構成する略L字型のパイプ17を
介して入口タンク4内に画成された液用タンク部18と
連通されている。また、液用流路16は、気液分離部1
1の下方へ向かって延びており、ガス用タンク部18を
貫通するパイプ19を介して入口タンク4内に画成され
た液用タンク部20と連通されている。
【0019】入口タンク4内部には仕切板24が設けら
れており、該仕切板24によりタンク4の内部がガス用
タンク部18と液用タンク部20とに分割されている。
本実施態様においては、気液分離部11側にガス用タン
ク部18が形成されている。
れており、該仕切板24によりタンク4の内部がガス用
タンク部18と液用タンク部20とに分割されている。
本実施態様においては、気液分離部11側にガス用タン
ク部18が形成されている。
【0020】ガス用タンク部18、液用タンク部20
は、それぞれ対応するガス用チューブ21、液用チュー
ブ22により出口タンク5と連通されている。つまり、
チューブ2は、ガス用チューブ21と液用チューブ22
とから構成されている。チューブ2は、図4に示すよう
に板状部材をプレス成形した成形プレート23を互いに
接合し、内部に流路が形成されるようになっている。な
お、本実施態様においては、15本のチューブ2のうち
の2本(全チューブ数の約13%)がガス用チューブ2
1として構成されている。
は、それぞれ対応するガス用チューブ21、液用チュー
ブ22により出口タンク5と連通されている。つまり、
チューブ2は、ガス用チューブ21と液用チューブ22
とから構成されている。チューブ2は、図4に示すよう
に板状部材をプレス成形した成形プレート23を互いに
接合し、内部に流路が形成されるようになっている。な
お、本実施態様においては、15本のチューブ2のうち
の2本(全チューブ数の約13%)がガス用チューブ2
1として構成されている。
【0021】本実施態様に係る熱交換器1においては、
膨張弁6を介し気液二相の冷媒が気液分離部11内に導
入されると、気相、液相の密度の相違により密度の小さ
いガス冷媒は上昇し、密度の大きい液冷媒は下方へ流入
し、気液二相の冷媒が実質的にガス冷媒と液冷媒とに分
離される。分離されたガス冷媒は、気液分離部11のガ
ス用流路15および該ガス用流路15の一部を構成する
パイプ17内を通りガス用タンク部18内へと流入す
る。このガス冷媒の流れを図2矢印で示す。一方、液冷
媒は、液用流路16を通り、ガス用タンク部18を貫通
するパイプ19を介して液用タンク部20内へと流入す
る。
膨張弁6を介し気液二相の冷媒が気液分離部11内に導
入されると、気相、液相の密度の相違により密度の小さ
いガス冷媒は上昇し、密度の大きい液冷媒は下方へ流入
し、気液二相の冷媒が実質的にガス冷媒と液冷媒とに分
離される。分離されたガス冷媒は、気液分離部11のガ
ス用流路15および該ガス用流路15の一部を構成する
パイプ17内を通りガス用タンク部18内へと流入す
る。このガス冷媒の流れを図2矢印で示す。一方、液冷
媒は、液用流路16を通り、ガス用タンク部18を貫通
するパイプ19を介して液用タンク部20内へと流入す
る。
【0022】ガス用タンク部18内へ流入したガス冷媒
は、ガス用チューブ21内を通り出口パイプ5内に流入
するが、ガス冷媒中にはミスト状の液冷媒が含有されて
いるので、ガス用チューブ21内においてミスト状の液
冷媒が蒸発し、熱交換器1内を通過する熱交換用空気と
の間において熱交換が行われる。一方、液用タンク部2
0内へ流入される液冷媒は、上記の如く気液分離部11
においてガス冷媒と実質的に分離されているので、その
乾き度はきわめて小さい。このため、該液冷媒を各液用
チューブ22内へ均等に分配することができ、各液用チ
ューブ22内を流通する液冷媒量が均一化され、各チュ
ーブ22の温度分布が小さくなる。すなわち、気液二相
の冷媒中においては、液冷媒の割合がガス冷媒に比べて
圧倒的に多いので、液冷媒を均等に分配し各液用チュー
ブ22の均温化を図ることにより、熱交換器1の表面の
温度分布が小さくなり、効率的な熱交換が達成される。
は、ガス用チューブ21内を通り出口パイプ5内に流入
するが、ガス冷媒中にはミスト状の液冷媒が含有されて
いるので、ガス用チューブ21内においてミスト状の液
冷媒が蒸発し、熱交換器1内を通過する熱交換用空気と
の間において熱交換が行われる。一方、液用タンク部2
0内へ流入される液冷媒は、上記の如く気液分離部11
においてガス冷媒と実質的に分離されているので、その
乾き度はきわめて小さい。このため、該液冷媒を各液用
チューブ22内へ均等に分配することができ、各液用チ
ューブ22内を流通する液冷媒量が均一化され、各チュ
ーブ22の温度分布が小さくなる。すなわち、気液二相
の冷媒中においては、液冷媒の割合がガス冷媒に比べて
圧倒的に多いので、液冷媒を均等に分配し各液用チュー
ブ22の均温化を図ることにより、熱交換器1の表面の
温度分布が小さくなり、効率的な熱交換が達成される。
【0023】したがって、ガス用チューブ21の数を液
用チューブ22の数より少なくすれば、本発明の目的を
より効果的に達成できるが、ガス用チューブ22の数は
全チューブ数の10〜30%の範囲に設定されることが
好ましい。なお、ガス用チューブ21の数は、入口タン
ク4内の仕切板24の位置を移動すれば容易に変更する
ことができる。
用チューブ22の数より少なくすれば、本発明の目的を
より効果的に達成できるが、ガス用チューブ22の数は
全チューブ数の10〜30%の範囲に設定されることが
好ましい。なお、ガス用チューブ21の数は、入口タン
ク4内の仕切板24の位置を移動すれば容易に変更する
ことができる。
【0024】図6ない図8は、本発明の第2実施態様に
係る熱交換器1を示している。本実施態様においては、
気液分離部11側に液用タンク部20が形成されてお
り、上記第1実施態様とはガス用タンク部18と液用タ
ンク部20の位置関係が逆転している。なお、本実施態
様においても、チューブ2は図4に示すような成形プレ
ート23を互いに接合したものから構成されている。本
実施態様のような構成においても、各液用チューブ間に
おける均温化が図られ、熱交換器1の表面の温度分布を
低減することができるので、効率的な熱交換が実現でき
る。
係る熱交換器1を示している。本実施態様においては、
気液分離部11側に液用タンク部20が形成されてお
り、上記第1実施態様とはガス用タンク部18と液用タ
ンク部20の位置関係が逆転している。なお、本実施態
様においても、チューブ2は図4に示すような成形プレ
ート23を互いに接合したものから構成されている。本
実施態様のような構成においても、各液用チューブ間に
おける均温化が図られ、熱交換器1の表面の温度分布を
低減することができるので、効率的な熱交換が実現でき
る。
【0025】なお、上記第1、第2実施態様において
は、チューブ2は、左右対称形状の成形プレート23を
互いに接合することにより構成できるので、プレス型の
増加を防止し、組付けの容易性を確保することができ
る。また、熱交換器1の外観形状は何ら変更されていな
いので、通気抵抗の増大、伝熱面積の減少等の弊害を招
くおそれはない。
は、チューブ2は、左右対称形状の成形プレート23を
互いに接合することにより構成できるので、プレス型の
増加を防止し、組付けの容易性を確保することができ
る。また、熱交換器1の外観形状は何ら変更されていな
いので、通気抵抗の増大、伝熱面積の減少等の弊害を招
くおそれはない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱交換器
によるときは、組付け作業効率の低下、通気抵抗の増大
等の弊害を招くことなく、熱交換器の表面の温度分布を
低減でき、より効率的な熱交換が可能になるので、熱交
換器の性能を向上することができる。
によるときは、組付け作業効率の低下、通気抵抗の増大
等の弊害を招くことなく、熱交換器の表面の温度分布を
低減でき、より効率的な熱交換が可能になるので、熱交
換器の性能を向上することができる。
【図1】本発明の一実施態様に係る熱交換器(但し、従
来技術の説明にも使用)の斜視図である。
来技術の説明にも使用)の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施態様に係る熱交換器の断面図
である。
である。
【図3】図2の熱交換器の気液分離部の透視図である。
【図4】図2の熱交換器のチューブを構成する成形プレ
ートの平面図である。
ートの平面図である。
【図5】図2の構造に対応する熱交換器内の冷媒の流れ
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図6】本発明の第2実施態様に係る熱交換器の断面図
である。
である。
【図7】図6の熱交換器の気液分離部の透視図である。
【図8】図6の構造に対応する熱交換器内の冷媒の流れ
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図9】従来の熱交換器内の流体の流れを示す説明図で
ある。
ある。
1 熱交換器 2 チューブ 3 フィン 4 入口タンク 5 出口タンク 6 膨張弁 7 コア部 8、9 サイドプレート 10 偏平タンク 11 気液分離部 12 出口流路 13 入口パイプ 14 出口パイプ 15 ガス用流路 16 液用流路 17 パイプ 18 ガス用タンク部 19 パイプ 20 液用タンク部 21 ガス用チューブ 22 液用チューブ 23 成形プレート 24 仕切板
Claims (3)
- 【請求項1】 膨張弁を介して導入された気液二相の冷
媒を実質的にガス冷媒と液冷媒とに分離する気液分離部
と、分離された冷媒を複数のチューブへ分配する入口タ
ンクとを有する熱交換器において、前記入口タンク内部
をガス用タンク部と液用タンク部とに分割するとともに
各タンク部にそれぞれ対応するチューブを連通し、前記
気液分離部におけるガス用流路と液用流路を、それぞれ
ガス用タンク部と液用タンク部とに連通したことを特徴
とする熱交換器。 - 【請求項2】 前記気液分離部のガス用流路と前記ガス
用タンク部とが、該ガス用流路の一部を構成するパイプ
を介して連通されている、請求項1の熱交換器。 - 【請求項3】 前記ガス用タンク部に連通するチューブ
の数が、前記液用タンク部に連通するチューブの数より
も少ない、請求項1または2の熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22052896A JPH1047809A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22052896A JPH1047809A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1047809A true JPH1047809A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16752419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22052896A Pending JPH1047809A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1047809A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002206890A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-26 | Mitsubishi Electric Corp | 熱交換器およびこれを用いた冷凍空調サイクル装置 |
FR2855254A1 (fr) * | 2003-05-23 | 2004-11-26 | Valeo Climatisation | Dispositif de climatisation, en particulier pour vehicule automobile, comprenant une boucle avec separation liquide/gaz |
WO2018211135A1 (fr) * | 2017-05-19 | 2018-11-22 | Valeo Systemes Thermiques | Separateur de phases pour un circuit de fluide refrigerant dans une installation de ventilation, de chauffage et/ou de climatisation d'un vehicule automobile |
FR3066586A1 (fr) * | 2017-05-19 | 2018-11-23 | Valeo Systemes Thermiques | Echangeur de chaleur pour un circuit de fluide refrigerant |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP22052896A patent/JPH1047809A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002206890A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-26 | Mitsubishi Electric Corp | 熱交換器およびこれを用いた冷凍空調サイクル装置 |
FR2855254A1 (fr) * | 2003-05-23 | 2004-11-26 | Valeo Climatisation | Dispositif de climatisation, en particulier pour vehicule automobile, comprenant une boucle avec separation liquide/gaz |
WO2018211135A1 (fr) * | 2017-05-19 | 2018-11-22 | Valeo Systemes Thermiques | Separateur de phases pour un circuit de fluide refrigerant dans une installation de ventilation, de chauffage et/ou de climatisation d'un vehicule automobile |
FR3066586A1 (fr) * | 2017-05-19 | 2018-11-23 | Valeo Systemes Thermiques | Echangeur de chaleur pour un circuit de fluide refrigerant |
FR3066403A1 (fr) * | 2017-05-19 | 2018-11-23 | Valeo Systemes Thermiques | Separateur de phases pour un circuit de fluide refrigerant dans une installation de ventilation, de chauffage et/ou de climatisation d'un vehicule automobile |
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