JPS63314921A - 雑音低減方式 - Google Patents

雑音低減方式

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JPS63314921A
JPS63314921A JP15200287A JP15200287A JPS63314921A JP S63314921 A JPS63314921 A JP S63314921A JP 15200287 A JP15200287 A JP 15200287A JP 15200287 A JP15200287 A JP 15200287A JP S63314921 A JPS63314921 A JP S63314921A
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JP
Japan
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signal
frequency
noise
frequency characteristic
adder
Prior art date
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Application number
JP15200287A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Ueda
和彦 上田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は同一の繰返し周波数で互に逆位相の2系列のサ
ンプリングパルスにより標本抽出されるような態様で発
生された第1.第2の信号に混入した周波数依存性を有
する雑音を低減させつるような雑音低減方式に関する。
(従来の技術) 広い周波数帯域の信号を伝送あるいは記録再生するため
に、同一の繰返し周波数で互に逆位相の2系列のサンプ
リングパルスを用いて前記の広い周波数帯域の信号に対
して標本抽出を行い、それによって得た2系列の信号を
、それぞれ個別の狭い周波数帯域の2つの伝送系または
記録系によって伝送または記録再生した後に、前記した
2系列の信号を加算して一つの信号として用いるように
することは、例えば、光電変換部と電荷蓄積を行うフォ
トダイオードとX−Yアドレス指定を行うスイッチとス
イッチ駆動回路などによって491成されているMOS
型の固体撮像装置、あるいは固体ラインセンサなどにお
ける信号の発生時、あるいは、記録再生装置(例えば、
特開昭60−141088号公報参照)る際などに従来
から採用されている技術手段である。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、前記のように同一の繰返し周波数で互に逆位
相の2系列のサンプリングパルスを用いて前記の広い周
波数帯域の信号に対して標本抽出を行い、それによって
得た2系列の信号を、2つの伝送系または記録系によっ
て伝送または記録再生した後に、前記した2系列の信号
を加算して一つの信号として用いるようにした場合には
、本来、伝送または記録再生の対象にされている信号の
周波数帯域の1/2の周波数4+F域しか有していない
2つの伝送系、あるいは2つの記録再生系を使用して信
号の伝送または記録再生を行えるという利点が得られた
半面、前記のように2系列の信号の伝送または記録再生
を並列的に行うようにするために、2つの系列の信号に
おけるそれぞれの信号毎に、例えば前置増幅器を設けて
増幅するなどの手段が必要になるが、各系列の信号に対
してそれぞ九個別に前置増幅器を設けて信号を増幅する
ようにした場合には、各前置増幅器で不可避的に発生す
る周波数依存性を有する雑音がそれぞれの系列の信号中
に混入されてしまうことが起こるから、前記の2系列の
信号を加算してもとの信号に戻した場合には、2系列の
信号の加算によって構成される一つの信号におけるS/
Nは3dBだけ劣化することになる。
すなわち、伝送または記録再生される2系列の信号にお
ける各系列毎の信号は、周知のように伝送系または記録
再生系の構成に基づく各種の原因に基づいて、それの高
域の信号成分が低域の信号成分に比べて低下するような
周波数特性を示すものとなるから、前記した信号が低域
から高域まで平坦な周波数特性を示すものとなるように
、それぞれの系列の信号毎にそれぞれ個別の前置増HD
などにより高域が増強されるような態様で増幅されるの
であるが、一方、前記した前置増幅器などにおける前記
したような態様での信号の増幅に際゛しては、広い周波
数帯域にわたり一様な分布を示して存在していた雑音(
ホワイ1〜ノイズ)も周波数依存性を示す三角雑音(高
い周波数成分の雑音が多くなって行くような分布パター
ンを示す雑音)となって信号中に混入するのであり、前
記した2系列の信号毎に前記のように混入されたそれぞ
れの雑音は、前記の2系列の信号が加算されて−っの信
号になされる場合に3dBだけ増加することになる。
前記の説明は、2系列の信号における各系列の信号に混
入される雑音が、高い周波数成分の雑音が多くなって行
くような周波数依存性を示す三角雑音の場合であったが
、2系列の信号における各系列の信号に混入される雑音
が、低い周波数成分の雑音が多くなって行くような周波
数依存性を示す逆三角雑音の場合についても、前記した
三角雑音の場合に生じる欠点と同様な欠点が生じること
はいうまでもない。
そして、伝送または記録再生の対象にされる信号の周波
数帯域が、今後、益々広くなされる傾向にあることから
、前記した原因による雑音の影響が大きな間厘になり、
それの解決策が求められた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は同一の繰返し周波数で互に逆位相の2系列のサ
ンプリングパルスにより標本抽出されるような態様で発
生された第1.第2の信号に混入した周波数依存性を有
する雑音を低減させる雑音低減方式であって、雑音が混
入されている状態の前記した第1.第2の信号を加算し
て第3の信号を得る手段と、雑音が混入されている状態
の前記した第1の信号から雑音が混入されている状態の
第2の信号を減算して第4の信号を得る手段と、前記し
た第3の信号をその信号中の雑音を低減させつるような
周波数特性を有する第1の周波数特性変更回路を介して
加算器に供給する手段と、前記した第4の信号を前記し
たサンプリングパルスと同一の周波数の搬送波によって
同期検波する手段と、前記した同期検波手段への入力信
号と同期検波手段からの出力信号の内の一方の信号につ
いて、その信号中の雑音を低減させうるように前記した
第1の周波数特性変更回路の周波数特性に対して前記し
た加算器の入力側において相補的な周波数特性を示すよ
うになされている第2の周波数特性変更回路に供給する
手段と、前記した同期検波手段からの出力信号を前記し
た加算器に供給する手段と、前記した加算器の出力側か
ら雑音の低減された出力信号を得るようにする手段とか
らなる雑音低減方式を提供するものである。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の雑音低減方式の具体
的な内容について詳細に説明する。第1図及び第4図は
それぞれ本発明の異なる実施例のブロック図であり、ま
た、第2図及び第5図は動作を説明するための信号の模
式図、第3図は周波数特性変更回路の特性ならびに構成
例を示す図である。
第1図及び第4図において、PGはパルス発生回路であ
り、このパルス発生回路PGでは同一の繰返し周波数f
sで互に逆位相の2系列のサンプリングパルスPso、
Pgπを発生する。また第1図及び第4図において、M
IDは前記したパルス発生回路PGで発生された同一の
繰返し周波数fsで互に逆位相の2系列のサンプリング
パルスPso。
Paπによって標本抽出された第1の信号S1と第2の
信号との2系列の信号を発生させつるような構成の回路
素子、例えば光電変換部と電荷蓄積を行うフォトダイオ
ードとX−Yアドレス指定を行うスイッチとスイッチ駆
動回路などによって構成されているMOS型の固体撮像
素子であり、前記した回路素子MIDによって発生され
た互に逆位相の2系列の第1の信号Slと第2の信号S
2とは、それぞれ別個の前置増幅器P r A 1 、
 P r A 2によっ −て増幅されて、前置増幅器
P r A 1からは第1の信号S1に周波数依存性の
雑音Snが混入された状態の出力信号が加算器ADD1
2と減算器SUBとに供給され、また、前置増幅器P 
r A 2からは第2の信号S2に周波数依存性の雑音
Snが混入された状態の出力信号が加算器ADD12と
減算器SUBとに供給される。
第2図の(a)は前記した前置増幅器P r A 1か
らの出力信号、すなわち、第1の信号Slに周波数依存
性の雑音Snが混入している状態(雑音が三角雑音の場
合の例を示している)の信号を模式的に示した図であり
、また、第2図の(b)は前記した前置増幅器PrA2
からの出力信号、すなわち第2の信号S2に周波数依存
性の雑音Snが混入している状態(雑音が三角雑音の場
合の例を示している)の信号を模式的に示した図である
そして、前記した第2図の(a)、(b)及び第2図の
(c)〜(f)ならびに後述されている第4図の。
(a)〜(i)などの各回において、横軸は周波数軸で
あり、周波数軸上で0の位置に示しであるベクトルの矢
印は、ベースバンドの信号成分を現わしており、また1
周波数軸上でfsの位置に示しであるベクトルの矢印は
変調信号成分を現わし、さらに各図中で斜線を引いて示
している部分は雑音Snを現わしている。
前記した第1の信号Stと第2の信号s2とは、既述の
ようにパルス発生回路PGにおいて発生された同一の紛
返し周波数fsで互に逆位相の2系列のサンプリングパ
ルスPso、Psπによって標本抽出されることによっ
て発生されたものであるから、前記した第1の信号S1
における変調信号成分と第2の信号S2における変調信
号成分とは第2図の(a)、(b)にも明示されている
ように互に逆位相の状態のものとなっている。
それで、第1の信号Slに周波数依存性の雑音Snが混
入している状態の第2図の(a)に示されているような
前置増幅器PrA1の出力信号がら、第2の信号S2に
周波数依存性の雑音Snが混入している状態の第2図の
(b)に示されているような前置増幅器P r A 2
の出力信号を減算器SUBで減算すると、減算器SUB
からの出力信号S4は第2図の(c)に示されるような
ものになる。
また、第1の信号S1に周波数依存性の雑音Snが混入
している状態の第2図の(、)に示されているような前
は増幅器P r A 1の出力信号と、第2の信号S2
に周波数依存性の雑音Snが混入している状態の第2回
の(b)に示されているような前置増幅器PrA2の出
力信号とが加算器ADD2で加算されて、加算器ADD
12から出力される信号S3は第2図の(d)に示され
るようなものになる。
前記した加算器ADD12から切出力信号S3は、周波
数特性変更回路FCA2を介して加算器ADDに供給さ
れ、また、前記した減算器SUBからの出力信号S4は
、第1図示の実施例においては同期検波回路5DETと
周波数特性変更回路FCA1とを介して前記した加算器
ADDに供給されるようになされているが、第4図示の
実施例においては前記した減算器SUBからの出力信号
S4は、周波数特性変更回路FCAIと同期検波回路5
DETとを介して加算器ADDに供給されるようになさ
れている。そして、前記したそれぞれの周波数特性変更
回路FCAI、FCA2として、それぞれ所定の周波数
レスポンス特性を有するものが使用された場合には、第
1図及び第4図にそれぞれ示されている各実施例におけ
る前記の加算器ADDからは出力端子1に対して雑音の
低減された状態の出力信号が送出されるようになされる
のである。
さて、第1図に示されている実施例と第4図に示されて
いる実施例との何れの実施例の場合についても、それぞ
れの実施例の回路配置中に使用される各2個の周波数特
性変更回路FCAI、FCA2としては、それの一方の
周波数特性変更回路FCAIの周波数レスポンス特性と
、他方の周波数特性変更回路FCA2の周波数レスポン
ス特性との関係が、前記した2個の周波数特性変更回路
FCAI、FCA2の内の一方の周波数特性変更回路を
含んで構成されている回路を経て加算器ADDに供給さ
れた信号に前記の一方の周波数特性変更回路が与えた周
波数特性と、他方の周波数特性変更回路を含んで構成さ
れている回路を経て加算器ADDに供給された信号に前
記の他方の周波数特性変更回路が与えた周波数特性とが
相補的となるようなものが使用されるのである(なお、
各実施例中に使用されている各周波数特性変更回路FC
AI、FCA2が備えるべき具体的な特性については各
実施例毎に後述されている)。
そして、第1の信号S1と第2の信号S2とにそれぞれ
混入されている雑音Snが第2図に例示されているよう
に三角雑音の場合には、第1図示の実施例と第4図示の
実施例との何れの実施例の場合においても、それの加算
器ADD12からの出力信号S3が供給される周波数特
性変更回路FCA2としては低域通過濾波器LPFが用
いられ、また、前記の例の場合とは逆に、第1の信号S
lと第2の信号S2とにそれぞれ混入されている雑音S
nが逆三角雑音の場合には、第1図示の実施例及び第4
図示の実施例の何れの実施例においても、それの加算器
ADD12からの出力信号S3が供給される周波数特性
変更回路FCA2としては高域通過濾波器HPFが用い
られる。
前記した加算器ADD12の出力信号が供給される周波
数特性変更回路FCA2と、減算器SUBの出力側と加
算器ADDの入力側との間の回路中に設けられている周
波数特性変更回路FCAIとは、既述したように、それ
の一方の周波数特性変更回路FCAIの周波数レスポン
ス特性と、他方の周波数特性変更回路FCA2の周波数
レスポンス特性との関係が、前記した2個の周波数特性
変更回路FCAI、FCA2の内の一方の周波数特性変
更回路を含んで構成されている回路を経て加算器ADD
に供給された信号に前記の一方の周波数特性変更回路が
与えた周波数特性と、他方の周波数特性変更回路を含ん
で構成されている回路を経て加算器ADDに供給された
信号に前記の他方の周波数特性変更回路が与えた周波数
特性とが相補的になるようにされなければならないから
、減算器SUBの出力側と加算器ADDの入力側との間
の回路中に設けられるべき周波数特性変更回路FCAL
としては、それと対にして使用される周波数特性変更回
路FCA2の周波数レスポンス特性に対して所定の周波
数レスポンス特性を有しているものが使用されなければ
ならない。
次に、第1図及び第4図にそれぞれ示されている各実施
例における加算器ADD12から出力される信号S3と
、減算器SUBから出力された信号S4とが、それぞれ
次のような状態の信号、すなわち第1の信号S1に周波
数依存性の雑音Snが混入している状態の第2図の(a
)(信号に混入されている周波数依存性雑音が三角雑音
の場合を例示している)に示されているような前置増幅
器PrA1の出力信号と、第2の信号S2に周波数依存
性の雑音Snが混入している状態の第2図の(b)(信
号に混入されている周波数依存性雑音が三角雑音の場合
を例示している)に示されているような前置増幅器Pr
A2の出力信号とが加算器ADD2で加算されて、加算
器ADD12からは第2図の(d)に示されるような信
号S3が出力され、また、第1の信号S1に周波数依存
性の雑音Snが混入している状態の第2図の(a)(信
号に混入されている周波数依存性雑音が三角雑音の場合
を例示している)に示されているような前置増幅器Pr
A1の出力信号から、第2の信号S2に周波数依存性の
雑音Snが混入している状態の第2図の(b)(信号に
混入されている周波数依存性雑音が三角雑音の場合を例
示している)に示されているような前置増幅器PrA2
の出力信号が減算器SUBで減算されて、減算器SUB
からは第2図の(c)に示されるような信号S4が出力
されているとした場合を例にとって、この場合に第1図
示の実施例と第4図示の実施例とにおいて、それぞれど
のような周波数特性を備えた周波数特性変更回路を含む
回路配置によってどのように信号処理が行われるのかに
ついて具体的に説明する。
まず、前記の場合における第1図示の実施例においては
、それの加算器ADD12から出力された第2図の(d
)に示されるような出力信号S3が供給される周波数特
性変更回路FCA2としては低域通過濾波器が用いられ
、また1周波数特性変更回路FCAIとしては前記した
周波数特性変更回路FCA2として用いられた低域通過
濾波器の周波数レスポンス特性と相補的な周波数レスポ
ンス特性を有する高域通過濾波器が用いられる。
そして、前記した減算器SUBからの出力信号S4が供
給されている同期検波回路5DETでは、それにパルス
発生回路PGで発生されたサンプリングパルスと同一の
周波数の正弦波信号が供給されていることにより、前記
した減算器SUBから出力されている第2図の(c)に
示されているような出力信号S4を同期検波して、前記
の同期検波′回路5DETからは第2図の(e)に示さ
れるような出力信号を周波数特性変更回路FCA1とし
て使用している高域通過濾波器を介して加算器ADDに
供給する。
第3図の(a)は第1図示の実施例において、周波数特
性変更回路FCAIとして使用している高域通過濾波器
の周波数レスポンス特性を曲線HPFによって示し、ま
た1周波数特性変更回路FCA2として使用している低
域通過濾波器の周波数レスポンス特性を曲線LPFによ
って示している。
なお、第2図の(d)、(e)中に点線で示している曲
線LPF、HPFは、第3図の(a)に示しである低域
通過濾波器の周波数レスポンス特性曲線LPFと、高域
通過濾波器の周波数レスポンス特性曲線HPFとに対応
している。
それで、加算器ADDでは、第2図の(d)に示されて
いる低域通過濾波器LPFの通過帯域の部分の信号と雑
音と、第2図の(e)に示されている高域通過濾波器H
PFの通過帯域の部分の信号と雑音とが加算された状態
の第2図の(f)に示されているような信号、すなわち
、雑音が大巾に低減された状態の信号を出力端子1に送
出するのである。
第3図の(a)に示されている周波数レスポンス特性を
有する低域通過濾波器は1例えば第3図の(b)のよう
にして構成でき、また、高域通過濾波器は例えば第3図
の(c)のようにして構成できる。
第3図の(b)、(Q)において、DLは遅延回路であ
り、この遅延回路DLの遅延時間は信号のすンプリング
周波数fsに対してfs=(1/2Δt)のような関係
を有する鬼Δtに定められている。
第3図の(b)、(C)において入力信号と、各遅延回
路DLからの出力信号とに対して、それぞれ図中に示し
であるような極性と重み付けを与えて重み付は加算回路
8で重み付は加算を行うことにより、第3図の(b)に
示されている回路配置は第3図の(a)に示されている
周波数レスポンス特性LPFを有する低域通過濾波器と
なされ、また、第3図の(c)に示されている回路配置
は第3図の(a)に示されている周波数レスポンス特性
HPFを有する高域通過濾波器となされる。
前記した第3図の(b)、(C)に示されている構成で
第3図の(a)に示されている周波数レスポンス特性L
PFを有する低域通過濾波器と、第3図の(a)に示さ
れている周波数レスポンス特性HPFを有する高域通過
濾波器とは、その両者の周波数レスポンス特性を加算す
ると、一定の周波数レスポンス特性を示すものとなる。
第3図の(d)は、任意の周波数レスポンス特性を有す
る低域通過濾波器LPFと減算器S U B h・ と
を用いて構成させた高域通過通過濾波器HPFの構成例
であり、このようにして構成させた高域通過濾波器HP
Fと、その高域通過波器の構成中に使用されている低域
通過濾波器LPFとは、その両者の周波数レスポンス特
性を加算すると一定の周波数レスポンス特性を示すもの
となることは明らかである。
次に第4図に示されている実施例について説明する。こ
の第4図示の実施例と既述した第1図示の実施例との相
違点は、減算器SUBの出力側と加算器ADDとの間の
回路配置の構成だけであり、既述した第1図示の実施例
の場合には減算器SUBの出力信号が同期検波回路5D
ETによって同期検波された後に周波数特性変更回路F
CAI を介して加算器ADDに供給されるようになさ
れているのに対して、第4図示の実施例の場合には減算
器SUBの出力信号が周波数特性変更回路FCAlを介
して同期検波回路5DETに供給され、同期検波された
信号が加算器ADDに供給されるようになされているの
である。
それで、この第4図示の実施例においては前記の周波数
特性変更回路FCAIとして、周波数特性変更回路FC
A2と同様な周波数レスポンス特性を有する低域通過濾
波器が使用される。第5図は第4図示の実施例の動作を
説明するための図であって、第5図の(a)〜(d)は
既述した第2図の(a)〜(d)と同じである。また、
第5図の(e)は加算器ADD12の出力信号S3を周
波数特性変更回路FCA2として使用されている低域通
過濾波器LPFを通過させて得られる信号の状態を示し
ており、また、第5図の(f)は減算器SUBの出力信
号S4を周波数特性変更回路FCAIとして使用されて
いる低域通過濾波器LPFを通過させて得られる信号の
状態を示しており、さらに、第5図の(g)は前記した
周波数特性変更回路FCA1として使用されている低域
通過濾波器LPFから出力された信号を同期検波回路5
DETによって同期検波して得た信号の状態を示してお
り、さらにまた、第5図の(h)は前記した周波数特性
変更回路FCA2として使用されている低域通過濾波器
LPFからの第5図の(e)に示されているような状態
の信号と、同期検波回路5DETから出力された第5図
の(g)に示されているような状態の信号とを加算器A
DDで加算して得られる出力信号の状態を示しているの
であり、この第5図の(h)に示されているように雑音
の低減された状態の出力信号が出力端子1に送出される
のである。
第4図に示す実施例においては、第1図示の実施例にお
ける周波数特性変更回路FCAIを同期検波回路5DE
Tの出力側から同期検波回路5DETの入力側に移した
ような構成にしたために、減算器SUBの出力信号S4
における高域成分を除去(変調波成分からみれば低域成
分の除去)するようにしているが、信号処理の内容は第
1図示の実施例の場合と本質的に同一である。しかし、
第4図示の実施例の場合には、高域成分の抽出を行って
いないので、前置増幅器等の帯域を狭くすることができ
、また、同期検波の前に帯域制限を行っているために、
信号の状態がアンバランスになっても同期検波動作時に
折返し歪を生じさせることがないなどの利点が得られる
なお、本発明の実施に当って、加算器ADDにおける2
信号の加算の割合いを必らずしも1対1にする必要はな
く、例えば、高域信号成分の加算器を多くすれば、アパ
ーチャ補正を行うことができ、また、高域信号成分の加
算器を少なくすれば、より一層、S/Hの改善度を向上
できる。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明の雑音低減方式は同一の繰返し周波数で互に逆位相の
2系列のサンプリングパルスにより標本抽出されるよう
な態様で発生された第1゜第2の信号に混入した周波数
依存性を有する雑音を低減させる雑音低減方式であって
、雑音が混入されている状態の前記した第1.第2の信
号を加算して第3の信号を得る手段と、雑音が混入され
ている状態の前記した第1の信号から雑音が混入されて
いる状態の第2の信号を減算して第4の信号を得る手段
と、前記した第3の信号をその信号中の雑音を低減させ
うるような周波数特性を有する第1の周波数特性変更回
路を介して加算器に供給する手段と、前記した第4の信
号を前記したサンプリングパルスと同一の周波数の搬送
波によって同期検波する手段と、前記した同期検波手段
への入力信号と同期検波手段からの出力信号の内の一方
の信号について、その信号中の雑音を低減させつるよう
に前記した第1の周波数特性変更回路の周波数特性に対
して前記した加算器の入力側において相補的な周波数特
性を示すようになされている第2の周波数特性変更回路
に供給する手段と、前記した同期検波手段からの出力信
号を前記した加算器に供給する手段と、前記した加算器
の出力側から雑音の低減された出力信号を得るようにす
る手段とからなる雑音低減方式であるから、この本発明
の雑音低減方式によれば、全帯域においては略々7dB
、また、高域成分については略々10dB程度のSNの
改善が可能になるので、同一の繰返し周波数で互に逆位
相の2系列のサンプリングパルスを用いて前記の広い周
波数帯域の信号に対して標本抽出を行い、それによって
得た2系列の信号を、2つの伝送系または記録系によっ
て伝送または記録再生した後に、前記した2系列の信号
を加算して一つの信号として用いるようにした場合に、
本来、伝送または記録再生の対象にされている信号の周
波数帯域の172の周波数帯域しか有していない2つの
伝送系、あるいは2つの記録再生系を使用して信号の伝
送または記録再生を行えるという利点が得られる方式に
おいて、従来、前置増幅器で不可避的に発生する周波数
依存性を有する雑音がそれぞれの系列の信号中に混入さ
れてしまうことが起こり、前記の2系列の信号を加算し
てもとの信号に戻した場合に、2系列の信号の加算によ
って構成される一つの信吐におけるS/Nは3dBだけ
劣化していたという問題点を良好にM決することができ
た。
4、図面のIM 、jliな説明 第1図及び第4図はそれぞれ本発明の異なる実施例のブ
ロック図、第2図及び第5図は動作を説明するための信
号の模式図、第3図は周波数特性変更回路の特性ならび
に構成例を示す図である。
PG・・・パルス発生回路、MID・・・パルス発生回
路PGで発生された同一の繰返し周波数fsで互に逆位
相の2系列のサンプリングパルスPso、Psπによっ
て標本抽出された第1の信号Slと第2の信号との2系
列の信号を発生させうるような構成の回路素子、PrA
1.PrA2・・・前置増幅器、ADD、ADD12・
・・加算器、SUB・・・減算器、FCAI、FCA2
・・・周波数特性変更回路、5DET・・・同期検波回
路、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 同一の繰返し周波数で互に逆位相の2系列のサンプリン
    グパルスにより標本抽出されるような態様で発生された
    第1、第2の信号に混入した周波数依存性を有する雑音
    を低減させる雑音低減方式であって、雑音が混入されて
    いる状態の前記した第1、第2の信号を加算して第3の
    信号を得る手段と、雑音が混入されている状態の前記し
    た第1の信号から雑音が混入されている状態の第2の信
    号を減算して第4の信号を得る手段と、前記した第3の
    信号をその信号中の雑音を低減させうるような周波数特
    性を有する第1の周波数特性変更回路を介して加算器に
    供給する手段と、前記した第4の信号を前記したサンプ
    リングパルスと同一の周波数の搬送波によって同期検波
    する手段と、前記した同期検波手段への入力信号と同期
    検波手段からの出力信号の内の一方の信号について、そ
    の信号中の雑音を低減させうるように前記した第1の周
    波数特性変更回路の周波数特性に対して前記した加算器
    の入力側において相補的な周波数特性を示すようになさ
    れている第2の周波数特性変更回路に供給する手段と、
    前記した同期検波手段からの出力信号を前記した加算器
    に供給する手段と、前記した加算器の出力側から雑音の
    低減された出力信号を得るようにする手段とからなる雑
    音低減方式
JP15200287A 1987-06-18 1987-06-18 雑音低減方式 Pending JPS63314921A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5109533A (en) * 1988-10-12 1992-04-28 Katsutoshi Mine Method and apparatus for cancelling noise in a received signal by signal subtraction

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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