JPS63314392A - 燃料タンク内蔵式燃料ポンプ装置 - Google Patents

燃料タンク内蔵式燃料ポンプ装置

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JPS63314392A
JPS63314392A JP14877187A JP14877187A JPS63314392A JP S63314392 A JPS63314392 A JP S63314392A JP 14877187 A JP14877187 A JP 14877187A JP 14877187 A JP14877187 A JP 14877187A JP S63314392 A JPS63314392 A JP S63314392A
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JP
Japan
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pump
fuel
flow path
suction hole
impeller
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JP14877187A
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English (en)
Inventor
Ko Hiratsuka
平塚 耕
Masao Irie
入江 政雄
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Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高い燃料圧力が得られるタービン型再生ポンプ
を用いた燃料タンク内蔵式燃料ポンプ装置に関する。
[従来の技術] 従来、車両用燃料タンク内に装架される燃料タンク内蔵
式燃料ポンプ装置におけるポンプとしては、容積型のロ
ーラベーンポンプが主流であったが、吐出脈動圧が高く
騒音が大きいとともに構造が複雑であり、コスト高等の
問題が有るため、近年タービン型の再生ポンプが装着さ
れてきている。この種のポンプは非容積型であることか
ら吐出脈動圧が非常に低く、これにより騒音が低減され
、かつポンプ構成部品数が少なく、構造が簡素になる等
の効果を有している。しかしながらこの再生ポンプを車
両用燃料ポンプに採用する場合、そのポンプ性能を満足
させるにはモータの回転数が高くなってしまいポンプ室
内で燃料が高速で渦状にかくはんされることからキャビ
テーションが発生しやすくなり、特に高温時あるいは減
圧時にポンプ室内の燃料がベイバーライズしてポンプの
ベイパーロックが発生する原因となることがある。
これらに対処するため例えば米国特許第3.259,0
72号明細書又は米国特許第3,418,991号明″
sfに示されている様にポンプ室内の吸込孔から吐出孔
に至る流路内にペイパー抜きの通気孔を設けている。
第7図は再生ポンプ部のポンプ室部分の拡大円周断面展
開図である。第7図において24はポンプ室27を画定
するポンプケーシングであり、該ポンプケーシング24
は上部ケーシング25と下部ケーシング26とからなる
。このポンプ室27内にはモータ部(図示せず)に作動
連結された羽根車2日が配設され、該ポンプ室27と羽
根車28により形成される環状の流路29の始点は下部
ケーシング2Gに設けた吸込孔30に連通し、該流路2
9の終点は上部ケーシング25に設けた吐出孔31に連
通している。36はベイパー35をポンプ外部へ排出さ
せるための通気孔であり、下部ケーシング26に設けら
れ前記環状の流路29の中間部に連通している。羽根車
28の回転により矢印で示す如く吸込孔30から流入し
た燃料34は、吐出孔31に至る過程で徐々に昇圧され
て該吐出孔31部で最大吐出圧力となって吐出される。
このとき吸込孔30部は負圧となる。
ここで、第8図は再生ポンプ部のポンプ室内部の燃料圧
力分布特性図であり、実線Sは常温時(燃料温度が20
°C±10°C)、二点鎖線Tは高温時(燃料温度が5
0°C±lo’c)のそれぞれのポンプ室内圧力分布特
性曲線である。高温時の燃料34は沸騰状態に近づいて
おり、吸込孔30部の急激な圧力低下によりペイパー3
5が発生し、羽根車28により燃料34がかくはんされ
ることによりペイパー35の発生が更に促進される。従
って、ペイパー35を含んだ燃料34がポンプ室27内
の流路29を移動しながら昇圧されることになるが、ペ
イパー35を効率よくポンプ外部に排出することができ
ない構造の場合は二点鎖線Tの特性曲線のようにポンプ
の吐出性能が低下することになる。
従って、ペイパー35を効率よくポンプ外部に排出しポ
ンプの吐出性能を高めるために前記通気孔36の設定位
置及び大きさが重要となる。
第9図は高温時における再生ポンプのポンプ室内の流体
状態図であり、吸込孔30より流入したペイパー35を
含んだ燃料34は羽根車2日の回転による遠心力によっ
て、ベイパー密度の高い燃料34aは流路29の内周側
壁37側に押しやられ、ベイパー密度の低い燃料34b
は流路29の外周側壁38側に押しやられる。このベイ
パー密度の高い燃料34aは流路29中を移動するにつ
れてG点付近で内周側壁37に収束され、このG点から
吐出部39に至る流路29内はベイパー密度の低い燃料
34bで満たされる。
ベイパー密度の高い燃料34aは内周側壁37に収束さ
れるので該燃料34aの流速は減速され部分的に昇圧さ
れることになる。
従って、G点より若干手曲に通気孔36を設けることに
より効率よくペイパー35をポンプ外部に排出すること
ができ、ポンプの吐出性能を高めることが可能となる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、車両の運転状態、車両構造の相違等によ
りペイパー35の発生量及び燃料温度の上昇値が一定で
はなく、このため前記G点が吸込孔30側または吐出部
39側に移動することになり、設定した能動通気孔36
の位置ではペイパー35をポンプ外部に排出不能となっ
てポンプ室内部にペイパー35が充満し、ポンプの吐出
性能が低下し、さらには吐出量がゼロとなってペイパー
ロックに至る場合がある。このため、通気孔36の位置
を吐出部39側のポンプ内圧の高い位置に移動した構造
として、ペイパー35の発生量が多くなった場合にも該
ペイパー35をポンプ外部に排出し得るようにしている
。しかし、この場合にはポンプ内圧の高い位置に通気孔
36を設けているので、特に常温時には該通気孔36カ
ーらの燃料34の漏れが多くなりポンプの吐出性能が低
下する不具合が生ずる。尚、通気孔36の孔径寸法を小
さくしてポンプの吐出性能の低下を防ぐ方法も考えられ
るが、この場合には通気孔36の通路抵抗によってペイ
パー35が通過しずらくなり効率よくペイパー35をポ
ンプ外部へ排出することができなくなるので適当な方法
ではないそこで、ポンプの吐出性能を高めるためにはポ
ンプの回転数を高くするか羽根車28の直径を大きくし
てポンプの仕事旦を増大させる必要があるが、前者の場
合にはキャビテーションが発生しやすくなるとともに騒
音の増大といった不具合が生じ、後者の場合にはポンプ
負荷が増加しモータ電流が大となるとともに羽根車2日
の直径寸法の増大によってポンプ装首全体が大型化する
不具合が生ずる。
本発明は上記した従来の不具合に鑑み案出したものであ
り、再生ポンプのポンプ室内の流路を改善することによ
り、キャビテーションの発生を極力少なくしてペイパー
の発生量を減少させるとともにポンプの吐出性能を低下
させずにペイパーを効率よくポンプ外部へ排出させ、更
に、ポンプ装置の小型化、騒音の減小が可能となる燃料
タンク内蔵式燃料ポンプ装置を提供することを目的とし
ている。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため1本発明に係る燃料タンク内蔵
式燃料ポンプ装置の構成は、再生ポンプ部と該再生ポン
プ部を駆動するモータ部とを有するとともに、前記再生
ポンプ部は、ポンプ室を画定するポンプケーシングと、
前記モータ部に作動連結され前記ポンプ室内に配設した
羽根車と、該ポンプ室と羽根車により形成される環状の
流路の始点と終点における前記ポンプケーシングの対応
位置にそれぞれ設けた吸込孔及び吐出孔と、該ポンプケ
ーシングに設けられ環状の流路の中間部に連通して燃料
とともに移送されるペイパーをポンプ外部へ排出させる
ための通気孔とを備え、車両用燃料タンク内に装架され
る燃料ポンプ装置において、前記吸込孔から前記環状の
流路の第1の所定位置までの流量領域を、吸込孔側の前
記ポンプケーシングの内側面と前記羽根車とのサイドク
リアランスが該吸込孔側に向うほど拡大するような第1
の傾斜流路領域とするとともに、この吸込孔側のポンプ
ケーシングの傾斜した内側面の一部に羽根車と平行な溝
を設けて該内側面に段差を形成し、前記溝にポンプ外部
と連通する前記通気孔を設けたことを特徴としている。
[作用] 上記構成の本発明によれば、吸込孔付近の流路断面積と
吸込孔の断面積との差が少なくなり、吸込孔付近の燃料
の流速は急激に増加することなく第1の傾斜流路領域を
移動するにつれて徐々に増加することになるから、該吸
込孔付近の燃料の静圧の急激な低下がなくなる。このた
め、吸込孔付近ではキャビテーションが発生しずらくな
りペイパーの発生量は少なくなる。また、たとえペイパ
ーが発生しても第1の傾斜流量領域に設けた溝により形
成される段差によりペイパーを含んだ燃料は減速され、
該段差付近が部分的に昇圧されるので前記溝に設けた通
気孔からペイパーが効率よくポンプ外部へ排出される。
[実施例] 以下2本発明を第1図乃至第6図に示す一実施例に基づ
き説明する。
第1図は燃料ポンプ装置の縦断面図、第2図は第1図の
A−A線断面図、第3図は再生ポンプ部のポンプ室部分
の拡大円周断面展開図である。
第1図乃至第3I21において、1は図示しない車両用
燃料タンク内に装架される燃料タンク内蔵式燃料ポンプ
室7内であり、再生ポンプ部2と該再生ポンプ部2を駆
動せしめるモータ部3とを一体に連結した構造としてい
る。3aはアマチュアであり、3bは該アマチュア3a
のロータシャフトである。
4はポンプ室7を画定するポンプケーシングであり、該
ポンプケーシング4は上部ケーシング5と下部ケーシン
グ6とからなる。前記ポンプ室7内にはモータ部3のロ
ータシャフト3bに作動連結された羽根車8が配設され
、該ポンプ室7と羽根車8により形成さ、れる環状の流
路9の始点と終点におけるポンプケーシング4の対応位
置にはそれぞれ吸込孔lO及び吐出孔11を設けている
。前記吸込孔lOは下部ケーシング6に貫通して設け、
前記吐出孔11は上部ケーシング5に貫通して設ける。
アマチュア3aの回転によりロータシャフト3bに連結
した羽根車8が回転することによるポンプ作用によって
、燃料が吸込孔10から環状の流路9内に流入する。流
入した燃料は羽根車8の回転により生ずる流体lγ擦力
によって昇圧され吐出孔1!よリモータ部3の内部を通
り吐出管12から図示しない配管中に圧送される。
ここで、前記環状の流路9は第2図及び第311Aに示
すように、吸込孔10の基端位1i!IBから前記羽根
車8の軸中各位v10に対して01の角度をなす第1の
所定位置Cまでの流路領域を第1の傾斜流路領域19a
としている。この第1の傾斜流路領域19aは、吸込孔
10側のポンプケーシング4、即ち下部ケーシング6の
内側面6ごと羽根車8の下面8aとのサイドクリアラン
スが吸込孔10側に向うほど拡大するように、前記内側
面62に傾斜を持たせた構造としているとともに、上部
ケーシング5の内側面5aを傾斜した内側面6aと平行
になるように同様の傾斜を持たせた構造としている。ま
た、流路9は吐出孔11の終端位WiEから羽根車8の
軸中各位′aOに対してθ3の角度をなす第2の所定位
置りまでの流路領域を第2の傾斜流路領域19c とし
ている、この第2の傾斜流路領域19cは、吐出孔il
側のポンプケーシング4、即ち上部ケーシング5の内側
面5aと羽根車8の上面8bとのサイドクリアランスが
吐出孔11側に向うほど拡大するように、前記内側面5
aに傾斜を持たせているとともに。
下部ケーシング6の内側面6aを傾斜した内側面5aと
平行になるように同様の傾斜を持たせている。
前記第1の所定位1cから羽根車8の軸中心位置0に対
して02の角度をなす前記第2の所定位置りまでの流路
領域は、上部ケーシング5の内側面5aと下部ケーシン
グ6の内側面6aが羽根車8と平行となる平坦流路領域
9bに形成しており、内側面6aと羽根車8の下面8a
とのサイドクリアランスは内側面5aと羽根車8の上面
8bとのサイドクリアランスと同一としている。従って
、各流路領域9a。
9b、9cにおいて上部ケーシング5の内側面5aと下
部ケーシング6の内側面6aは互いに平行となっており
、環状の流路9の全流路断面積はどの位置においても同
一となっている。尚1本実施例においては、角度θl=
角度θ2=角度θ3として環状の流路9を第1の傾斜流
路領域9a−、平坦流路領域9b及び第2の傾斜流路領
域9cで3等分させた構造とした。
前記第1の傾斜流路領域9aにおける下部ケーシング6
の傾斜した内側面6aの一部には羽根車8と平行な溝1
3が設けてあり、この溝13にポンプ外部と連通し燃料
14とともに移送されるペイパー15をポンプ外部へ排
出させるための通気孔16が下部ケーシング6を貫通し
て設けである。前記溝13により傾斜した内側面6aに
段差6bが形成される。
好ましくは、前記溝13は前記第1の所定位Bcを起点
として吸込孔10方向に形成し、且つ前記通気孔16は
前記段差6bに接するように形成する。
上部ケーシング5に設けた吐出孔11に対向した下部ケ
ーシング6の位置に設けた吐出部17と前記吸込孔10
とは同一円周上の近接した位置にあり、作用流体の圧力
差が大きいので両ケーシング5゜6に液封止部18.1
8を儲けて逆流を防止している上記構成において、次に
作用を説明する。
吸込孔10から流入した燃料14は環状の流路9内を螺
旋状に回転し昇圧されて吐出孔11からモータ部3の内
部に圧送される。ここで、一般にこの種の再生ポンプに
おいては、環状の流路の吸込孔部の流路断面積は吸込孔
の断面積の2割程度に過ぎないから吸込孔付近で燃料の
流速は急に増加し静圧は急激に低下することになり、該
吸込孔付近でキャビテーションによるペイパーの発生量
が多くなると云われている。
本実施例においては、第1の傾斜流路領域9aにおける
羽根車8の下面8aと下部ケーシング6の傾斜内側面6
aとで形成される流路断面積(全流路断面積の一部を構
成)は、吸込孔10の基端位rIIBで最大であるとと
もに第1の所定位置Cに向って徐々に減少し該所定位置
Cで羽根車8の下面8aと下部ケーシング6の平坦な内
側面6aとで形成される流路断面積(平坦流路領域9b
の全流路断面積の一部を構成)と一致する構成としてい
る。このため、吸込孔lθ付近の流路断面積と吸込孔l
Oの断面積との差が少なくなり吸込孔lO付近の燃料1
4の流速は急激に増加することなく第1の傾斜流路領域
9aを移動するにつれて徐々に増加することになるから
、該吸込孔10付近の燃料の静圧の急激な低下がなくな
る。従って、吸込み孔lO付近ではキャビテーションが
発生しずらくなリペイパー15の発生μが少なくなる。
若干のペイパー15を含んだ燃料14は前記段差6bに
より減速され、該段差6b付近が部分的に昇圧されるの
で前記溝!3に設けた通気孔16からペイパー15を効
率よくポンプ外部、即ち燃料タンク内に排出することが
できる。尚、前記第1の傾斜流路領域9aの全流路断面
積は、他の環状の流路9を構成する平坦流路領域9b及
び第2の傾斜流路領域9cの各全流路断面積と同じであ
り特別に拡大してはいないので、ポンプの運転トルクの
増加及びポンプ効率の低下は非常に少ない。
第1の傾斜流路領域9aを通過した燃料14は、羽根車
8の下面8a及び上面8b側の夫々の流路断面積を同一
とした平坦流路領域9bにより効率よく昇圧され、第2
の傾斜流路領域9cを通り吐出孔11からモータ部3の
内部に圧送される0本実施例においては、この第2の傾
斜流路領域9cを、上部ケーシング5の内側面5aと羽
根車8の上面8bとのサイドクリアランスが吐出孔11
側に向うほど拡大するような構造として、吐出孔11側
の流路断面積と吐出孔11の断面積との差を少なくし燃
料14をできるだけ円滑に移送できるようにしているが
、この第2の傾斜流路頭域9cは必ずしも必要ではなく
平坦流路領域9bを吐出孔11の終端位1i7Eまで延
長してもよい。
次に、第4図は本実施例の再生ポンプ部のポンプ室内部
の燃料圧力分布特性図であり、横軸にポンプ室展開位置
を取り、縦軸にポンプ室内圧力を取っている。実mvは
常温時(燃料温度が20°C±10’C) 、二点鎖線
Wは高温時(燃料温度が50°C±10”c)の夫々の
ポンプ室内圧力分布特性曲線であり、高温時の特性曲線
Wは常温時の特性曲線Vに比べ若干の特性劣化にとどま
っている。これはキャビテーションによるペイパー15
の発生量が少なくなっていること及び該ペイパー15が
発生しても通気孔16から効率よく排出できることによ
る。
第5図は本実施例と従来例の燃料温度に対する吐出流量
の特性図であり、横軸に燃料温度を取り、縦軸に吐出流
量を取っている。実線Xは本実施例の特、性であって、
燃料温度が略45°C以上になると吐出流量は若干減少
するものの70°Cにおいてもペイパーロックに至らな
いことが確認できた。一点鎖線Yは従来例の特性であり
、燃料温度が略44”Cまでの特性は本実施例の特性X
と同じであるが44°C以上になると吐出流量が急激に
減少し、最後には吐出流量がゼロとなってペイパーロッ
クに至ることを示している。
次に、第6図は本実施例のポンプ再起動特性図である。
この特性図は、高温時において燃料14を圧送中に燃料
ポンプ(再生ポンプ部2)を駆動するモータ部3の電源
を一時的に0FFL、該燃料ポンプからの燃料14の圧
送を停止させたのち、T秒(約20〜60秒)後にモー
タ部3の電源をONした場合に、何秒後に燃料14の圧
送を開始できるかを示したものであり1本実施例による
とt=約約3〜抄 発生がないことが確認できた.これは、燃料ボンプが停
止するとポンプ室7内、モータ部3内部は急激に圧送圧
力(例えば2.6kg/cm2)から大気圧近くまで減
圧されるためベイパー15の発生が激しくなるが、本実
施例のvfJ述のベイパー除去作用によって流路9内の
ベイパー15は効率よくポンプ外部へ排出されることに
よるものである。
本実施例においては、従来の如くポンプの吐出性能を高
めるためにポンプの回転数を高くしたり或いは羽根車8
の直径を大きくしてポンプの仕事量を増大させる必要が
ないので、騒音の減小とポンプ装置の小型化が図れる。
尚、溝i3はfAlの所定位Hcを起点として吸込孔l
O力方向形成し、且つ通気孔16は該溝13により形成
される段差6bに接するように形成したが、前記溝13
は第1の所定位r!ICより若干吸込孔10側寄りの位
nを起点として吸込孔10方向に形成することもOJ能
であり、またI)f記通気孔16は段差6bに接するこ
となく形成することも可能である。しかしながら1本実
施例のものが一番ペイパー15の排出能力が優れている
[発明の効果] 以上の如く本発明に係る燃料タンク内蔵式燃料ポンプ装
置は、再生ポンプ部のポンプ室内の環状の流路を改善す
ることにより、ベイパーの発生旦が少なくなるとともに
ポンプの吐出性能を低下させろことなく該ベイパーを効
率よくポンプ外部へ排出することができ、高温時或いは
減圧時においてもペイパーロックの発生を阻止できる。
また、ポンプ装置の小型化、騒音の減小を図ることもで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明に係る燃料タンク内蔵式燃料
ポンプ装置の一実施例を示し、第1@は燃料ポンプ装置
の縦断面図、第2図は第1図の八−A線断面図、第3図
は再生ポンプ部のポンプ室部分の拡大円周断面展開図、
第4図はポンプ室内部の燃料圧力分布特性図、第5図は
燃料温度に対する吐出流量の特性図、第6図はポンプ再
起動特性図であり、第7図は従来の再生ポンプ部のポン
プ室部分の拡大円周断面展開図、第8図は従来のポンプ
室内部の燃料圧力分布特性図、第9図は高温時における
再生ポンプのポンプ室内の流体状態図である。 1・・・燃料タンク内蔵式燃料ポンプ装置。 2・・・再生ポンプ部、   3・・・モータ部、  
4゜24・・・ポンプケーシング、   5,25・・
・ポンプケーシングを構成する上部ケーシング、   
5a・・・内側面、  6,26・・・ポンプケーシン
グを構成する下部ケーシング、  6a・・・内側面、
6b・・・段差、7.27・・・ポンプ室、  8,2
日・・・羽根車、   8a・・下面、Flb・・・上
面、  9,29・・・環状の流路、   9a・・第
1の傾斜流路領域、  9b・・・平坦流路領域、  
9c・・・第2の傾斜流路領域、10゜30・・・吸込
孔、  ■、31・・吐出孔、  13・・・溝、14
.34・・・燃料、   ts、3s・・・ベイパー。 16、36・・・通気孔、  C・・・第1の所定位置
。 D・・・第2の所定位置 特許出願人  自動車電機工業株式会社第1図 第Z(n g:T?pケーンンr 9久: 第1 Q4tj蓮新)L蹄頽Jj%IG;通気
孔 第3図 第(’Q 電源  OFF     ON 第r1図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)再生ポンプ部と該再生ポンプ部を駆動せしめるモ
    ータ部とを有するとともに、前記再生ポンプ部は、ポン
    プ室を画定するポンプケーシングと、前記モータ部に作
    動連結され前記ポンプ室内に配設した羽根車と、該ポン
    プ室と羽根車により形成される環状の流路の始点と終点
    における前記ポンプケーシングの対応位置にそれぞれ設
    けた吸込孔及び吐出孔と、該ポンプケーシングに設けら
    れ環状の流路の中間部に連通して燃料とともに移送され
    るベイパーをポンプ外部へ排出させるための通気孔とを
    備え、車両用燃料タンク内に装架される燃料ポンプ装置
    において、前記吸込孔から前記環状の流路の第1の所定
    位置までの流路領域を、吸込孔側の前記ポンプケーシン
    グの内側面と前記羽根車とのサイドクリアランスが該吸
    込孔側に向うほど拡大するような第1の傾斜流路領域と
    するとともに、この吸込孔側のポンプケーシングの傾斜
    した内側面の一部に羽根車と平行な溝を設けて該内側面
    に段差を形成し、前記溝にポンプ外部と連通する前記通
    気孔を設けたことを特徴とする燃料タンク内蔵式燃料ポ
    ンプ装置。
  2. (2)前記傾斜した内側面の一部に設けた溝は、前記第
    1の所定位置を起点として吸込孔方向に形成し、且つ前
    記通気孔は前記段差に接するように形成したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の燃料タンク内蔵式燃
    料ポンプ装置。
  3. (3)前記吐出孔から前記環状の流路の第2の所定位置
    までの流路領域を、吐出孔側の前記ポンプケーシングの
    内側面と前記羽根車とのサイドクリアランスが該吐出孔
    側に向うほど拡大するような第2の傾斜流路領域とした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載
    の燃料タンク内蔵式燃料ポンプ装置。
JP14877187A 1987-06-15 1987-06-15 燃料タンク内蔵式燃料ポンプ装置 Pending JPS63314392A (ja)

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JP (1) JPS63314392A (ja)

Cited By (4)

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