JPS6331436B2 - - Google Patents

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JPS6331436B2
JPS6331436B2 JP55026360A JP2636080A JPS6331436B2 JP S6331436 B2 JPS6331436 B2 JP S6331436B2 JP 55026360 A JP55026360 A JP 55026360A JP 2636080 A JP2636080 A JP 2636080A JP S6331436 B2 JPS6331436 B2 JP S6331436B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mortar
weight
oil
bricks
mixed
Prior art date
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Expired
Application number
JP55026360A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56125278A (en
Inventor
Masaru Narimatsu
Minekichi Nishino
Juji Morishige
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Crucible Co Ltd
Original Assignee
Nippon Crucible Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Crucible Co Ltd filed Critical Nippon Crucible Co Ltd
Priority to JP2636080A priority Critical patent/JPS56125278A/ja
Publication of JPS56125278A publication Critical patent/JPS56125278A/ja
Publication of JPS6331436B2 publication Critical patent/JPS6331436B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は溶鉱炉、電気炉等の内張りに使用され
る炭素系煉瓦の目地材として用いられる耐火モル
タルに関するものである。 一般に、耐火煉瓦の内張り施工では、目地材に
より隣接する煉瓦あるいは積層される煉瓦を接着
しながら所望形状の炉に築炉する。従つてこの施
工の際、目地材には、まず施工性のよいこと、即
ち、こてのび、こてのりが良好で、常温施工後、
目地材の部分的なダレ、あるいは滲みだしもな
く、かつセツト後の強度も保持され、好ましい保
水時間をもち、さらに昇温硬化後の目地材の部分
的なダレ、あるいは滲みだしもないこと、ついで
炉として使用中は、溶融金属の侵食に対し高い耐
侵食性をもち、接着強度も高いこと等が要求され
る。 従来、炭素系煉瓦用目地材には、煉瓦と類似材
質の水練りモルタル、あるいはタール練りモルタ
ル等が一般に使用されている。しかし水練りモル
タルは、施工後、乾燥、昇温時に水蒸気が発生
し、煉瓦を酸化し、煉瓦の耐用性を著しく低下せ
しめ、場合によつては煉瓦の爆裂を引き起す等の
欠点を有するが、煉瓦を接着後、煉瓦が固着する
までの時間(以下保水時間という)が2〜3分と
短かく、作業の効率がよい利点もある。 タール練りモルタルは、常温では硬化しないた
め、常温での接着強度発現を望めず、保水時間も
明確でない。従つて、煉瓦がいつまでも動くた
め、築炉作業が難かしく、かつ長時間の工期を必
要とする欠点がある。さらに、目地材の厚さも約
0.8〜3.0mmと厚めに施工されるのが一般的であ
る。 さらに、最近、炉壁に使用される炭素系煉瓦
は、黒鉛−炭化珪素系の如く、より緻密な煉瓦に
移行しているため、従来の炭素系煉瓦に比べて気
孔率、気孔径が小さくなり、従つて施工時の保水
時間を調整することが困難になつてきている。 以上記述した如く、従来の目地材には種々の欠
点があると共に、最近の煉瓦緻密化傾向により、
目的に合致し難くなつてきている。 本発明は微粉状の溶融シリカ、金属珪素、およ
び黒鉛等の炭素質物質を含む骨材に、結合材とし
て硬化剤を含有しないノボラツク型フエノール樹
脂を添加し、適量の油で混練した耐火モルタルで
あつて、従来の水練り、あるいはタール練りモル
タルよりも接着強度が高く、かつ施工性の良好な
炭素系煉瓦用耐火モルタルを提供せんとするもの
である。 以下、本発明の詳細を説明すると、この耐火モ
ルタルは、耐火性骨材として微粉状の溶融シリ
カ、金属珪素、黒鉛、マトリツクス結合材として
ノボラツク型フエノール樹脂、これらの物質を均
一な混合物とし、かつ後記施工時添加する油に対
し濡れ性を良好にするため添加される重油の如き
油、施工時のモルタルの粘性調整を目的とする膠
結剤から構成される粉状混合物と、これに適度の
粘性を与えるため施工時に添加される油とから成
つている。 微粉状の溶融シリカ、金属珪素、黒鉛、フエノ
ール樹脂、膠結剤等の混合物は、任意の混合機あ
るいは手によつて混合しながら一次用の油を添加
し、均一な混合物が形成されるまで混合を続ける
ことによつて調製することができる。このように
して調製された混合物は、使用する際にさらに油
を添加し、室温で手練りあるいは機械的に混合、
混練し、適度の粘性、こてのび性を保持するよう
に練りあげて実用に供する。 このように練りあげられたモルタルは、これを
接合されるべき炭素系煉瓦の清浄な表面へ適用
し、かつ固着させる。このモルタルの塗布量は
0.3〜1.5mmの厚さが望ましい。 従来、耐火モルタルの結合材としてノボラツク
型フエノール樹脂を使用したものもあるが(例え
ば特公昭47−4603号公報)、これらのモルタルに
は通常、フエノール樹脂に対する硬化剤を混入し
てあるため、施工後、まず樹脂が硬化し、その
後、乾燥、炭化され、結果として空隙の多いマト
リツクス結合を生じ易く、接着強度の弱い目地材
しか得られなかつたのに対して、本発明のモルタ
ルは硬化剤を含有しないノボラツク型フエノール
樹脂を使用し、モルタルの施工性向上の目的で混
入させる油が加熱により揮発すると共に、樹脂が
軟化あるいは溶融して他の耐火性骨材を包含し、
より均一化され、しかるのちに樹脂が炭化され、
空隙の少ないマトリツクス結合を生じ、その結
果、強固な接着性が得られるものと考えられる。 従つて、モルタルの施工後はフエノール樹脂の
均質分散を促進すべく熱を加えるのが望ましく、
約80℃で約12時間位の加熱が適当である。この温
度より低い温度ではフエノール樹脂の均質分散に
はより長時間を要する。 炭素−炭化珪素系煉瓦ブロツク間に施工された
フエノール樹脂は500〜550℃約2時間の熱処理に
より炭化され、永久結合材に変化する。 ノボラツク型フエノール樹脂は周知の如く、フ
エノール類とアルデヒド類とを酸を触媒として縮
合させることによつて造り得るものである。好ま
しくは、フエノールホルムアルデヒド樹脂が本発
明のモルタルに好適に使用し得る。 ノボラツク型フエノール樹脂は、樹脂をゲル化
するために通常使用される例えば、パラホルムア
ルデヒド、またはヘキサメチレンテトラミンのよ
うな硬化剤を添加せずに、モルタル粉体中に40〜
60重量%、好ましくは45〜55重量%の量で使用さ
れる。 炭素質物質としては、鱗状黒鉛、土状黒鉛およ
び人造黒鉛等の黒鉛が望ましいが、コークス、無
煙炭のか焼物、その他、炭素の含有量が多く、加
熱による体積変化の生じ難い物質であれば、微粉
砕し、本発明のモルタルに使用することができ、
モルタル粉体中に30〜40重量%、好ましくは33〜
38重量%で実用に供される。 金属珪素の微粉末は、モルタル中に含有される
微粉炭素質物質および微粉溶融シリカとの三元素
において、ほぼ(C=62.4、Si=37.4、SiO2
0.2)、(C=34.9、Si=64.9、SiO2=0.2)、(C=
50、Si=41、SiO2=9)、(C=68、Si=23、
SiO2=9)(各モル%)を結ぶ組成範囲内にあれ
ば、モルタル施工後、使用中の比較的低温度(約
800℃以上)で自発的連鎖反応によりβ型炭化珪
素を生じ、(特開昭54−69598号公報参照)、さら
に使用中にα型炭化珪素へと変化して、より強固
な炭素−炭素粒子間の間隙結合材となり、モルタ
ルの耐酸化性の助長、接着強度の向上等の役割を
演ずるものと考えられ、モルタル粉体中に5〜20
重量%、望ましくは6〜10重量%で使用される。
前記の如くモルタル中に含有される微粉溶融シリ
カは、モルタルの酸化防止と焼結促進のために使
用され、モルタル粉体中に0.05〜10重量%、好ま
しくは0.05〜6重量%で使用される。 膠結材は、多糖類から変性製造された有機系増
粘剤で、施工時のモルタルの延展性(こてのび)
を良好にする目的でモルタル粉体中に0.1〜1.0重
量%で使用される。 粉体に最初に添加する油は、上記の微粉の溶融
シリカ、金属珪素、黒鉛およびノボラツク型フエ
ノール樹脂、膠結剤等を均一な混合物とすると共
に後に加える油に対し粒体を濡れ易くする目的
で、好ましくは重油をモルタル粉体中に2〜6重
量%、望むらくは4〜5重量%で使用される。 次に本発明耐火モルタルに対し、施工前に混和
される油としては、モルタル中のノボラツク型フ
エノール樹脂の炭化開始前に揮発する植物性油、
すなわち綿実油、トウモロコシ油、菜種油、サフ
ラワー油、ゴマ油、大豆油等、あるいは通常のテ
ンプラ油、サラダ油等が望ましく、また、鉱物油
例えば、オイルプレス用作動油なども使用可能
で、モルタル粉体1重量部に対して約0.6〜0.8重
量部の割合で使用される。 以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例 微粉黒鉛36.7重量%、微粉溶融シリカ2重量
%、微粉金属珪素8重量%、微粉ノボラツク型フ
エノール樹脂50重量%、膠結剤0.3重量%を小型
混練機により15分間混合した後、重油3重量%を
添加し、さらに10分間混合を続けた。 次いで、このように均一に混合された粉状混合
物にそれぞれ所要量の油を添加混練してペースト
状のモルタルを得た。 これらの配合物を寸度40×40×120mm、平均気
孔径0.1μの炭素−炭化珪素煉瓦試験片の清浄な端
面に約1mmの厚さに塗布し、同一形状の試験片を
接合し、かつこれらのプロツクを室温で24時間放
置した。 その後、モルタルの接着性を完全にするため、
80℃、12時間および200℃、12時間加熱した後、
常温での曲げ強度測定用の試験片とした。 また、上記と同じ方法で接合された他の試験片
ブロツクは不活性雰囲気中で1200℃、5時間加熱
した後、常温での曲げ強度測定用の試験片とし
た。これらの試験片間の接着強度は、同一の方法
で接合された従来の水練り、タール練りモルタル
に比較して200℃および1200℃処理の試験片で、
それぞれ約2.7倍および1.5倍であつた。 これらの試験結果を次表に示す。
【表】 上記の測定結果のように、本発明の耐火モルタ
ルは、従来の水、タール練り品と比較して優れた
接着強度を有し、かつ、目地材の昇温時に非水性
であるため、水蒸気の発生もなく、炭素系煉瓦を
強固に固着し、築炉作業の作業能率が大巾に軽減
された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粉状の溶融シリカ0.05〜10重量%、金属珪素
    5〜20重量%および黒鉛等の炭素質物質30〜40重
    量%を含む骨材に結合材として硬化剤を含有しな
    いノボラツク型フエノール樹脂40〜60重量%を添
    加し、適量の油で混練してなる炭素系煉瓦用耐火
    モルタル。
JP2636080A 1980-03-03 1980-03-03 Refractory mortar for carbon brick Granted JPS56125278A (en)

Priority Applications (1)

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JP2636080A JPS56125278A (en) 1980-03-03 1980-03-03 Refractory mortar for carbon brick

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JP2636080A JPS56125278A (en) 1980-03-03 1980-03-03 Refractory mortar for carbon brick

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JPS56125278A JPS56125278A (en) 1981-10-01
JPS6331436B2 true JPS6331436B2 (ja) 1988-06-23

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JP2636080A Granted JPS56125278A (en) 1980-03-03 1980-03-03 Refractory mortar for carbon brick

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ES2644077T3 (es) * 2015-05-12 2017-11-27 Refractory Intellectual Property Gmbh & Co. Kg Relleno para la fabricación de un cuerpo verde para fabricar un producto refractario unido por carbono, procedimiento para fabricar un cuerpo verde de este tipo así como un cuerpo verde fabricado por ello

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JPS56125278A (en) 1981-10-01

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