JPS63313990A - テレビジヨン信号の輝度・色信号分離回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテレビジョン受像機に係り、特に高画質化、高
精細化に好適なテレビジョン信号の輝度・色信号の分離
回路に関する。

【従来の技術〕

現行規格のテレビジョン信号、あるいは現行規格との両
立性を有するテレビジョン信号を使用し、高画質、高精
細な画質を再生するものに、ＩＤＴＶ（Ｉｍｐｒｏｖａ
ｄ　Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ　Ｔ　Ｖ）　、　Ｅ　Ｄ　Ｔ
　Ｖ（Ｅｘｔｅｎｄｅｄ　Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ　ＴＶ
）と呼ばれるものがある。

これらは、受像側において、輝度信号Ｙ２色信号Ｃなど
の分離を、例えば静止領域ではフレーム間、動画領域で
はフィールド内の演算により１分離するいわゆる動き適
応の信号処理を行ない、クロスカラー、クロスルミナン
スの低減を図っている。動き適応処理に必要な動きの情
報は、受信信号より検出する。

（発明がＭ決しようとする問題点〕 上記従来技術では、抽出した色信号成分Ｃ１あるいは輝
度信号で高域成分の変調された成分、すなわち高精細情
報成分ＹＦＩ’　　を原信号から減算することによって
輝度信号成分Ｙしを分離している。

このため、特にフィールド内の演算モードで色信号成分
Ｃなどが分離抽出される場合には、高い周波数成分の色
信号ΔＣを完全に分離することが困難なため、輝度信号
成分に色信号ΔＣが残り、これに起因したドツトクロー
ルなどの画質劣化が発生するといった問題があった。

本発明の目的は、上記問題を解消し、画質劣化のない輝
度７信号号の分前回路を提供することにある。

〔問題点を序決するための手段〕

上記目的は、フィールド内の演算モードで色信号成分Ｃ
が分離抽出された場合には、輝度信号ＹＬに対して、さ
らに水平、垂直の２次元領域でドツトクロールの成分を
除去することにより、達成される。

〔作用〕

フィールド内演算による色信号Ｃの分離では。

例えばライン櫛型フィルタによって、第２図（、）に示
すような水平周波数μ、垂直周波数υの２次元周波数領
域上の斜線部分を色信号Ｃの成分として抽出する。但し
、実際には、同図（ｂ）に示すような特性の垂直方向バ
ンドパスフィルタ及び水平方向バンドパスフィルタを縦
続接続することによって分離抽出を行なうため、色副搬
送波ｆｓｃの成分は完全に分離可能であるが、色の境界
部などの周波数成分の高いものではフィルタの畳幅特性
が低下しているため、完全には分離できずとり残し成分
ΔＣが発生する。従って、このような場合には輝度信号
ＹしにはΔＣが残留し、ドツトクロールとなる。

さて、ΔＣを含んだ輝度信号Ｙしに対して、同図（ａ）
の斜線部分を零点とするようなフィルタを通すことによ
って、Ｙしに残留していたΔＣ成分は大幅に低減するこ
とが可能になる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。第１
図は、現行ＮＴＳＣテレビジョンイ３号の場合の輝度信
号、色信号分離回路のブロック構成図である。

ＮＴＳＣ信号は、Ａ／Ｄ変換器１で、例えば色副搬送波
周波数の４倍の標本化周波数でディジタルの信号系列に
変換する。このディジタル信号系列に対して、フレーム
櫛型フィルタ２では、第３図に示すような時間周波数ｆ
、垂直周波数υの２次元周波数領域で斜線部分を色信号
ＣｐＭとして抽出する。この色信号ＣＦＭは静止時の色
信号成分に対応する。

また、ライン櫛型フィルタ３では、第２図（ａ）に示し
た水平、垂直２次元周波数領域での斜線部分を色信号成
分Ｃ＋、　Ｉ　Ｎとして抽出する。

一方、動き検出回路４では１例えば２フレームの差信号
、１フレームの差信号の低周波成分などより、動きの検
出を行ない、第４図に示すように動き係数ｋ　（ｋ＝ｏ
の時は静止に対応）をつくる。

そして、係数乗算回路５ではＣＦＭ信号には１−ｋ。

ＣＬＩＮ信号にはｋの係数をかけ、加算回路６で両者を
加算して、色信号Ｃを分離する。

さて、遅延回路７で遅されたＮＴＳＣ信号より。

この色信号Ｃを減算回路８で減算し、輝度信号Ｙしを構
成する。この輝度信号Ｙムは、ｋ＝ｏの静止状態では色
信号成分が完全に分離されているため、ドツトクロール
成分は存在しない。一方、ｋ≠０の場合にはフィールド
内演算のＣｔ、　Ｉ　Ｎ抽出の際にフィルタ類の不完全
さに伴ない分離も不完全となる。

このため、ドツトクロール成分除去回路９において、第
２図（ａ）の斜線領域が阻止領域となるようなフィルタ
リングの処理を行ない、ドツトクロール成分へＣを除去
した信号ＹＬ、Ｆをつくる。これと、遅延回路１０で遅
延させた信号ＹＬＤに対し、色信号ＣＦＭＩ　ＣＬＩＮ
の加重に使用した動き情報にと同じ数値のもので、それ
ぞれｋ　Ｙ　Ｌ　Ｆ　＋（１−ｋ）Ｙ＋、ｏの係数乗算
を行ない、これらを加算回路６で加算して、最終的に輝
度信号ＹＬ’　　として分離する。

一方、色信号Ｃは遅延回路１１でＹＬ’　　信号と同じ
遅延となるように遅延調整を行なう。

つぎに、ドツトクロール成分除去回路の一実施例を第５
図により説明する。１ライン遅延回路１３を縦続接続し
、それぞれＮＴＳＣ信号１走査線分遅延した信号に、係
数−１／４．１／２゜−１／４をかけ、これを加算回路
６で加算する。

この処理により、第２図（ｂ）に示した特性の垂直方向
バンドパスフイ！レタを構成する。さらに、２画素遅延
回路１４で遅延させた信号に対し、それぞれ係数−１／
４．１／２．−１／４をかけ。

加算回路６で加算する処理により、第２図（ｂ）の水平
方向バンドパスフィルタ特性を実現する。

これら、垂直方向バンドパスフィルタ、水平方向バンド
パスフィルタの縦続接続により、Ｙし信号に含まれてい
るドツトクロール成分ΔＣを分離する。そして、１ライ
ン遅延回路１３，２画素遅延回路１４で遅延させた信号
ＹＬｏより、このΔＣ成分を減算回路８で減算して、ド
ツトクロール成分のない輝度信号ＹＬＦを生成する。

なお、動き検出回路等は、従来知られている回路と同様
にすればよいので説明は省略する。

第６図は、特開昭５９−１７１３８７号記載の現行ＮＴ
ＳＣと両立性を有するＥＤＴＶ信号に対する本発明の一
実施例である。この実施例において１点線で囲まれた領
域は、輝度信号Ｙしと、高精細情報Ｙｏ’、色信号Ｃに
分離する。さらに、輝度信号ＹＬに対しては、ドツトク
ロール成分除去回路９においてドツトクロール成分を除
去した信号ＹＬＦ、および。

単に遅延した信号ｙｔ、ｏに対し、（１−ｋ　８）　Ｙ
ｔ、ｏ＋ｋｓＹ＋、ｐの係数加重を行なって最終的な輝
度信号Ｙ　、　／　　を分離する。

以上、述べたように１本発明においては、色信号の分離
にフィールド内演算によるライン櫛型フィルタが使用さ
れた場合に、輝度信号のうちのドツトクロールに対応す
る成分を除去する。一方、静止画像に対応する場合には
、これらの処理は行なわない、したがって、静止画像の
解像度を損なうことなく、かつ、ドツトクロール成分を
効果的に除去することができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、静止画時の水平、垂直解像度を損なう
ことなく、かつ、動画像時のドツトクロール成分を除去
できるので、画質劣化の極めて少ない輝度２信号号分離
が達成でき、テレビジョン画像の高画質化に極めて大き
な効果を有する。

なお、本発明は、動き適応処理の場合について説明した
が１例えば動き係数ｋを常にに＝１あるいはに３＝１と
したような場合についても、本発明が有効なことは明ら
かである。

【図面の簡単な説明】

第１図はＮＴＳＧ信号に対する本発明による輝度信号分
離回路の一実施例、ＨＤＴＶ信号に対する本発明の一実
施例の構成図、第２図（ａ）。 （ｂ）は、第１図の実施例の動作説明のための、２次元
周波数特性図、第３図は第１図に示すフィルタ特性図、
第４図は、第１図の動き検出回路４の特性図、第５図は
本発明の一実施例におけるドツトクロール成分除去回路
の構成図、第６ｒＪ！ｉはＥＤＴＶ信号に対する本発明
の一実施例の構成図。 第７図は第６図の動き検出回路の特性図である。 １・・・Ａ／Ｄ変換器、２・・・フレーム櫛型フィルタ
。 ３・・・ライン櫛型フィルタ、４・・・動き検出回路、
５・・・係数乗算回路、６・・・加算回路、７・・・遅
延回路。 ８・・・減算回路、９・・・ドツトクロール成分除去回
路、１０．１１，１２・・・遅延回路、１３・・・１ラ
イン遅延回路、１４・・・２画素遅延回路、１５・・・
ＹＨ’　　分離フィルタ、１６・・・フィールド櫛型フ
ィルタ。 第　１図 茅３１２１　　　　　　　　　　算４０玉太Ｉ！Ｊ＋）
１１’− １２図 （ｂ） 算　′５　図 ′ｆ−６図 第’１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、テレビジョン信号の輝度・色信号分離において、分
   離した輝度信号に対してドットクロール成分を除去する
   手段を設け、少なくともフィールド内演算を含んで色信
   号Ｃの分離を行なう際には、上記分離した輝度信号より
   ドットクロール成分を除去した輝度信号と、分離した輝
   度信号とを混合加算して得られる信号を最終的な輝度信
   号として分離する手段を具備して構成されたことを特徴
   とするテレビジョン信号の輝度・色信号分離回路。