JPS63312624A - 難燃化電解コンデンサ - Google Patents

難燃化電解コンデンサ

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JPS63312624A
JPS63312624A JP14870187A JP14870187A JPS63312624A JP S63312624 A JPS63312624 A JP S63312624A JP 14870187 A JP14870187 A JP 14870187A JP 14870187 A JP14870187 A JP 14870187A JP S63312624 A JPS63312624 A JP S63312624A
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JP
Japan
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electrolytic capacitor
fire
boric acid
capacitor
calcium carbonate
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JP14870187A
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English (en)
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JPH0482173B2 (ja
Inventor
Yutaka Yokoyama
豊 横山
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Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は難燃化電解コンデンサに係り、例えば防爆弁
動作時に引火等で生ずる電解液の火災を最小限に抑制す
る電解コンデンサに関する。
〔従来の技術〕
一般に、電解コンデンサに過大な電気ストレスが加えら
れると、防爆機能を有する防爆弁等が動作するが、電解
コンデンサ素子が約200℃以上に発熱し、電解液が発
火する場合があった。
そのため、従来このような弊害を防止する手段として、
電解コンデンサの内部あるいは外部に温度ヒユーズ等の
通電遮断手段を具備したもの、あるいは電解コンデンサ
素子を収納する外装ケースを多重構造とし、この複数の
外装ケースの間隙に消火剤を封入したもの等があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の外装ケースの多重構造によるものは構造が複雑で
あり、製造工程の複雑化、部品点数の増加に伴うコスト
増等を招来していた。
また、電解コンデンサの内部あるいは外部に通電遮断手
段を具備したものは、電解コンデンサの構造が複雑にな
るとともに、電解コンデンサの肥大化を招き、小型の電
解コンデンサでは裸馬し得ないものであった。更に、急
激な温度上昇に伴う発火事故に対応することができない
場合もあった。
この発明は、急激な温度上昇による発火損傷を最小限に
抑制した難燃化電解コンデンサの提供を目的とする。
〔問題点を解決する手段〕
この発明は、ホウ酸またはホウ酸化合物を芯物質とし、
かつ炭酸カルシウムの化合物皮膜を皮膜物質とするマイ
クロカプセルを塗布したことを特徴とし、また、前記マ
イクロカプセルの塗布部分は、電解コンデンサのセパレ
ータ、電解コンデンサ素子の外表面、電解コンデンサの
外装ケースの内表面、封口材の内表面またはこれらの組
合せ部より選択されることを特徴としている。
〔作 用〕
この発明で使用されるマイクロカプセルの皮■り物質で
ある炭酸カルシウムは、熱により、CaC0= −” 
CaO+ COz −42,0Kcalの反応をし、C
O□を発生するとともに、熱を吸収する。
また、マイクロカプセルの芯物質であるホウ酸およびホ
ウ酸化合物は、熱により、 2HJO3→BzO,3+  311□0(g)  ↑
の変化をし、消火効果の高いHzO(g)を放出する。
したがって、発火等の発熱により、この発明で使用され
るマイクロカプセルは、皮膜物質である炭酸カルシウム
が熱を吸収するとともに、芯物質のホウ酸もしくはホウ
酸化合物が消火を行い、電解コンデンサの延焼を防止す
る。また、皮膜物質である炭酸カルシウムは電解液に溶
解することがなく、電解コンデンサの電気的特性に悪影
響を及ぼすこともない。
なお、マイクロカプセルは、界面反応法により生成され
る。すなわち、沈澱反応を起こすA、 82つの化合物
の各々の水溶液の一方(例えばA)を溶媒中に油中水滴
型乳濁液(W10型エマルジョン)とし、このAエマル
ジョンとB水溶ン夜とを反応させてマイクロカプセルを
生成させる。
具体的に説明すると、1〜4 mol/ lの炭酸カリ
ウム水溶液と、非イオン系界面活性剤(例えばソルビタ
ンモノステアレートとポリオキシエチレンソルビタンモ
ノオレアートの1対2の混合物)の0.5重量%ベンゼ
ン溶液とを、3対7の容積比で攪拌してW10型エマル
ジョンを調製する。このW10型エマルジョンを塩化カ
ルシウム水溶液(?a度0. 8mol/j!以下)に
攪拌んしながら加え、放置した後その沈澱物を濾過、水
洗、メタノール洗、乾燥して粒径3〜5μmの球形粒子
を得る。
〔実施例〕
次いで実施例によりこの発明を具体的に説明する。
ス1」1−上 前述した方法により得たマイクロカプセルをマイエルフ
ラスコに採り、真空処理した後、真空状態のままホウ酸
エタノール10%溶液を滴下注入し、1時間静置した後
常圧に戻し、エタノールを加温減圧下に除去して、ホウ
酸含有のマイクロカプセルを得た。このマイクロカプセ
ルにシリコン樹脂フェスを被覆剤として添加し、定格電
圧200 W V、定格静電容量470μFの電解コン
デンサの外装ケース内面に0.3g/10c++I塗布
した。
ス1側11 2 実施例1のシリコン樹脂フェスの代わりにエチレングリ
コールを塗布剤として電解コンデンサの外装ケース内面
に0.3g/10c+J塗布した。
ノ【JU列  3 実施例1のホウ酸エタノール10%溶液の代わりに、ホ
ウ酸ナトリウムの10%水溶液を使用する以外は、実施
例1に準じて実施した。
人侮炭−↓ 実施例1〜3と同一定格の電解コンデンサで、マイクロ
カプセルを塗布しない試料を従来例として用意した。こ
れらの試料各10個におのおの300■の過電圧を印加
し、電圧印加後の発火の有無、発火後の消火時間を測定
した。その結果を次に示す。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明は、ホウ酸またはホウ酸化合物
を芯物質とし、かつ炭酸カルシウムの化合物皮膜を皮膜
物質とするマイクロカプセルを塗布したことを特徴とし
、また、前記マイクロカプセルの塗布部分は、電解コン
デンサのセパレータ、電解コンデンサ素子の外表面、電
解コンデンサの外装ケースの内表面、封口材の内表面ま
たはこれらの組合せ部より選択されることを特徴として
いるので、電解コンデンサに異常な電圧ストレスが印加
され、電解液等が発火しても、マイクロカプセルの皮1
1染物質である炭酸カルシウムが内部温度を下げるとと
もに、芯物質のホウ酸またはホウ酸化合物が消火機能を
果たし、電子a器内の他の電子部品に延焼することがな
(なる。
また、マイクロカプセルの皮膜物質は、炭酸カルシウム
からなるので、通常の状態では電解コンデンサの電解液
と反応することがなく、経時的な電気的特性の劣化を招
くことがない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ホウ酸またはホウ酸化合物を芯物質とし、かつ炭
    酸カルシウムの化合物皮膜を皮膜物質とするマイクロカ
    プセルを塗布したことを特徴とする難燃化電解コンデン
    サ。
  2. (2)前記マイクロカプセルの塗布部分は、電解コンデ
    ンサのセパレータ、電解コンデンサ素子の外表面、電解
    コンデンサの外装ケースの内表面、封口材の内表面また
    はこれらの組合せ部より選択されることを特徴とした特
    許請求の範囲第1項記載の難燃化電解コンデンサ。
JP14870187A 1987-06-15 1987-06-15 難燃化電解コンデンサ Granted JPS63312624A (ja)

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JP14870187A JPS63312624A (ja) 1987-06-15 1987-06-15 難燃化電解コンデンサ

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JP14870187A JPS63312624A (ja) 1987-06-15 1987-06-15 難燃化電解コンデンサ

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JPS63312624A true JPS63312624A (ja) 1988-12-21
JPH0482173B2 JPH0482173B2 (ja) 1992-12-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0814531A2 (en) * 1993-03-30 1997-12-29 Canon Kabushiki Kaisha Secondary battery
FR2775124A1 (fr) * 1998-02-16 1999-08-20 Fujitsu Ltd Accumulateur au lithium, composition cathodique et cathode pour accumulateur au lithium

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0814531A2 (en) * 1993-03-30 1997-12-29 Canon Kabushiki Kaisha Secondary battery
EP0814531A3 (en) * 1993-03-30 2000-02-16 Canon Kabushiki Kaisha Secondary battery
FR2775124A1 (fr) * 1998-02-16 1999-08-20 Fujitsu Ltd Accumulateur au lithium, composition cathodique et cathode pour accumulateur au lithium

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JPH0482173B2 (ja) 1992-12-25

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