JPS63311941A - 電子式記録体温計装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 本発明は、人間の基礎体温を測定し、測定温度を毎日メ
モリーに記憶する事、及び月経の開始日を記憶すること
により、特に女性の健康状態の管理用、更に詳しくは測
定、記憶した体温、月経情報に基づき受胎期及び不妊期
の判定を行う電子式記録体温計装置に関する。

〈口）　従来の技術 従来より女性の健康状態を管理する方法としては、基礎
体温法と、荻野式が知られており、これらの方法によっ
て受胎期を知ることができる。そして、荻野式は排卵の
あと１２日から１６日で月経がおこることと、卵子及び
精子の受精能力から考えて、月経周期の長短にかかわら
ず次回月経前１２日〜１９日の８日間を受胎期とするも
のである。

一方、基礎体温法は、女性の基礎体温が月経から排卵ま
での低温期と、排卵から月経までの高温期の２相性を示
すことにより、毎日の体温測定結果に基づき排卵日を推
定し、その排卵日、及び排卵日前３日間、後１日の計５
日間を受胎期とするものである。

上記の方法において受胎期を判定しようとした場合、ど
ちらか一方の方法では確実性に乏しい。

また両者を併用した場合、受胎期推定の作業が煩しく、
両者の結果を考慮して判断を行なわねばならないという
問題点がある。

そこで、両方法を併用し、体温情報（基礎体温法）及び
月経周期情報（荻野式）より、自動的に受胎期の判断を
行う電子式記録体温計装置（特公昭６０−３５０１８号
公報参照）が開発きれて−いる。この体温計装置によれ
ば、受胎期の判定を行う事から解放されるが、次の様な
問題点がある。

■　基礎体温法においての情報は、高温期と低温期とい
う２値のみで取り扱っているため、実際の排卵日の判断
としては不十分である。つまり低温期において、体温が
特に低い体温陥落時に排卵が行なわれるものであり、こ
の日が真のＩ非卵日となる。したがって、低温期から高
温期に移る日を排卵日として場合、判断に誤りが生じる
可能性があるという問題点がある。

■　基礎体温法に基づく受胎期の判断は、排卵日以後に
可能となる為、排卵日以前の受胎期の予測は荻野式にの
み基づく予測となるので、正確性に劣るという問題点が
ある。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 本発明は、前記問題点に鑑みなされたものであって、測
定された体温情報をより有効に利用し、正確な受胎期の
判定を、簡単な操作で、速やかに行なうことのできる電
子式記録体温計装置を得ようとするものである。

（ニ）　問題点を解決するための手段 本発明の電子式記録体温計装置は、日付を更新するタイ
マー回路と、体温を測定する手段と、前記体温測定手段
により測定された体温を更新きれた日付に基づき記憶す
ると共にキーにより入力される月経初日情報と数回分の
月経周期を記憶する手段と、前記記憶された体温情報よ
り平均体温を求める演算回路と、前記平均体温に対し低
温期から高温期への設定幅以上の温度変化を検出する検
出回路と、前記記憶手段において指定したメモリー領域
内の最低温を前記検出回路により検出された温度変化に
基づき検出する回路と、前記月経及び体温の情報に基づ
き受胎期及び不妊期の判定を行う判定回路と、該判定回
路からの情報を出力表示する表示手段を備えたことを特
徴とするものである。

そして、この装置において、前記判定回路からの情報の
出力表示と、曲記記憶された体温情報の出力表示を同時
に表示することが好ましい、また、前記体温情報の出力
表示がグラブによる表示である方が、より一見して判断
しやすい。

（ホ）　作用 本発明においては、基礎体温の測定により、低温期でも
っとも体温の低い体温の陥落日を求め、排卵日を推定し
、これより受胎期を求めている。

したがって基礎体温変化時における、低温期から高温期
へ推移する日を排卵日と推定し受胎期を求めたものより
、本発明は繕度が高いものである。

つまり、正常な月経周期を示す女性は、低温期と高温期
の境で、体温が低温期よりもきらに下がる体温陥落日が
あって、この日が排卵日である確率が８０％程度と高い
ことに基づくものである。そしてその判定は、排卵日を
含む前４日と後１日を受胎期、受胎期前５日間と後３日
間を準受胎期、それ以降月経までの高温期を不妊期、準
受胎期以前の低温期を月経としている。

（へ）　実施例 第５図は本発明の一実施例のブロック図である。キー人
力２より体温測定モードが選択されると、体温測定判定
回路１は温度センサ１４より送られてくる情報を体温情
報に変換し、制御回路４に出力する。この制御回路４で
は体温情報が第３図に示すような温度ＤＡＴＡに換算さ
れ、記憶回路５に記憶される６時計回路（タイマー回路
）３の情報により制御回路４は日更新の有無の必要性を
判断し、体温情報の記憶アドレスのフントロールを行な
う、又、この記憶回路５にはキー人力２よりの月経初日
情報も合せて記憶される０日更新が発生すると、その信
号は平均体温計算回路６に伝えられる。そして記憶きれ
ている体温情報のうち有効ＤＡＴＡに関しての平均体温
を算出する。演算終了と共に、日東新信号ａは温度変化
検出回路７に出力される。そして温度変化検出回路７は
平均体温情報と過去６日間の温度ＤＡＴＡより、設定し
た温度幅以上の温度変化を検出する。第７図にそのアル
ゴリズムを示す、電源ＯＮ又は月経初日情報がキーより
入力されると、ポインタはクリアされる。その後日更新
が起るごとに１日前の温度ＤＡＴＡは平均体温と比較さ
れ、平均体温以上の場合にはポインタは加３Ｅ（インク
リメント）され、平均体温未満であるとクリアされる。

そして３日間連続して体温が平均体温以上であった場合
に、１日前、２日前と、５日前、６日前の体温の平均差
を算出し、設定温度幅と比較される。この時の体温のグ
ラフの変化の一例を第１図に示す、第１図において’Ｂ
ＩＪは１日前、「Ｂ２」は２日前を示す、温度差が設定
温度幅以上であると、検出信号が最低温検出回路８に出
力きれる。ここで温度幅の検出に４日間の温度ＤＡＴＡ
を用い平均値の差によって求めるのは、温度の測定誤差
による影響を除去するためである。検出信号６が最低温
検出回路８に入力されると、当日より４日逆のぼった日
及び、前月月経周期において予測された次回月経開始予
定日から１９日逆のぼった日の区間で、最低体温を求め
る。検索区間の説明図を第２図に示す、そして、このと
きのアルゴリズムを、第８図に示す、温度変化検出回路
７からの検出信号すを受けると、４日前のアドレスをポ
インタ１に、前月周期から予測された次回月経開始予定
日から１９日逆のぼった日に相当する当月のアドレスを
ポインタ２にセットする。この時ポインタ２がポインタ
１以後のアドレスを示す場合はポインタ２を当月の先頭
アドレスにセットしなおす、そしてポインタ１を減少（
デクリメント）して行き、ポイント２までの間での最低
温を記憶しているアドレスを判定回路９に出力する。こ
こにおいて最低温度を検出しているのは、正常な月経周
期を示す女性は、低温相と高温相の境で体温が低温相よ
りもきらに下がる体温陥落臼が有り、そしてこの日が排
卵日である確立は８０％と高いためである。

よって本発明では低温相から高温相に変化した日以前の
、荻野式より求まる範囲内で最低温臼を求めることで、
排卵日を決定している。

最低温検出回路８により決定された排卵日のアドレスは
、判定回路９に入力される０判定回路９で排卵日を基準
に受胎期、準受胎期、不妊期、月経の判定を行ない、判
定情報を受胎情報表示用ＲＡＭＩＩに書き込む、この判
定方法を第４図に示す、これは排卵日を含む前４日間と
後１日を受胎期、受胎期前５日間と後３日間を準受胎期
、それ以降月経までの高温期を不妊期、準受胎期以前の
低温期を月経としている。

又、判定回路に排卵日情報が入力されるまでは、前月の
判定情報を受胎情報表示用ＲＡＭＩＩに出力している。

一方制御回路４により当月の温度ＤＡＴＡはグラフＤＡ
ＴＡに変換され、グラフ表示用ＲＡＭｌ０に書き込まれ
る０表示回路１２は、受胎情報表示用ＲＡＭＩＩとグラ
フ表示用ＲＡＭｌ０の内容を、表示素子１３に出力する
。

第６図に本発明電子式記録体温計装置における体温情報
と受胎情報の一表示例を示す、受胎情報は第４図の受胎
期のみ（黒丸の部分）である１本実施例では表示素子と
してドツトマトリクス液晶パネルを使用したが、他のも
のでも使用しろる。なお受胎判定情報の受胎情報表示用
ＲＡＭへの書込みは、キー人力２において特定のキーが
押された時にのみ行なうようにしてもよい。

尚、本実施例では受胎期判定の基準となる排卵日を求め
るために高温期（平均体温以上）が３日間連続した事の
検出と、変化点前２日、後２日の平均温度差による検出
の方法を併用しているので、測定誤差などによる誤検出
が少ない。

（ト）発明の効果 本発明によれば排卵日の決定は基礎体温情報と荻野式を
利用した陥落日検出も併用しているため、正確性の高い
受胎期判定が可能となる。又、排卵日以前においても、
上記方法による前月の受胎情報が記憶されており、そこ
から受胎期予測が行なわれるので、予測性が高いものと
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は体温変化の説明図、第２図は最低体温臼を検索
するための説明図、第３図は温度情報の記憶フォーマッ
トを示す変換テーブル図、第４図は本発明に係る判定回
路の概略及び記憶コード表、第５図は本発明電子式記録
体温計装置のブロック図、第６図は本発明電子式記録体
温針装置における表示例、第７図は本発明における温度
変化検出回路のフローチャート、第８図は本発明におけ
る最低温検出回路のフローチャートである。 １・・・体温測定回路、２・・・キー入力回路、３・・
・時計回路、４・・・制御回路、５・・・記憶回路、６
・・・平均体温計算回路、７・・・温度変化検出回路、
８・・・最低温検出回路、９・・・判定回路、１０・・
・グラフ表示用ＲＡＭ、１１・・・受胎情報表示用ＲＡ
Ｍ、１２・・・表示回路、１３・・・表示素子。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）日付を更新するタイマー回路と、体温を測定する
   手段と、前記体温測定手段により測定された体温を更新
   された日付に基づき記憶すると共にキーにより入力され
   る月経初日情報と数回分の月経周期を記憶する手段と、
   前記記憶された体温情報より平均体温を求める演算回路
   と、前記平均体温に対し低温期から高温期への設定幅以
   上の温度変化を検出する検出回路と、前記記憶手段にお
   いて指定したメモリー領域内の最低温を前記検出回路に
   より検出された温度変化に基づき検出する回路と、前記
   月経及び体温の情報に基づき受胎期及び不妊期の判定を
   行う判定回路と、該判定回路からの情報を出力表示する
   表示手段を備えたことを特徴とする電子式記録体温計装
   置。
2. （２）前記判定回路からの情報の出力表示と、前記記憶
   された体温情報の出力表示を同時に表示することを特徴
   とする特許請求の範囲第（１）項記載の電子式記録体温
   計装置。
3. （３）前記体温情報の出力表示がグラフによる表示であ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第（２）項記載の電
   子式記録体温計装置。