JP2014064706A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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聡子 北村
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Abstract

【課題】 被検者にとって利便性が高く、作業負荷の小さい低コストな方法を用いて、排卵日を予測する情報処理装置を提供する。
【解決手段】 おりものの状態に関する測定情報を取得し、該測定情報を測定した日情報と対応付けて外部記憶装置(204)に格納する格納部(211)と、予測指示が入力されたタイミングから、過去、所定日数の間に測定されている前記測定情報が外部記憶装置(204)により複数格納されていた場合に、該所定日数の間に測定された複数の前記測定情報の時間経過に対する変化に基づいて、排卵日を予測する排卵日予測部(212)と、排卵日予測部(212)により予測された排卵日を表示する表示装置206とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、排卵日予測機能を有する情報処理装置及び情報処理方法に関するものである。
妊娠したいという希望を持つ人にとって、排卵日を特定することは重要である。一般に、排卵日を特定する方法としては、基礎体温を測定する方法や、排卵検査薬を用いて尿のホルモンを測定する方法、あるいは超音波診断により卵胞を測定する方法等が挙げられる。
このうち、超音波診断により卵胞を測定する方法は、正確に排卵日を特定できる反面、専門の検査機関等において測定する必要があり、利便性に欠ける。一方、排卵検査薬を用いる方法の場合、自宅で測定ができるため、利便性は高いものの、排卵検査薬自体の値段が高く、継続して実施する場合には、個人の負担が大きいというデメリットがある。
これに対して、基礎体温を測定する方法の場合、自宅で測定ができるうえ、継続して実施した場合であってもコストがかさむことがなく、より現実的な方法といえる。
特開2010−012091号公報
しかしながら、基礎体温を測定する方法の場合、基礎体温の測定を長期間にわたって毎日行う必要があり、更に、生理日等のメモ情報も定期的に入力する必要があるため、被検者にとっては作業負荷が高い。
また、基礎体温を測定する方法の場合、そもそも基礎体温が不安定な被検者にとっては、十分な予測精度が期待できないといったデメリットもある。
このようなことから、排卵日を予測する機能を実現するにあたっては、被検者にとって利便性が高く、低コストで実施することができ、かつ、被検者の作業負荷の小さい方法を採ることが望ましい。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、被検者にとって利便性が高く、作業負荷の小さい低コストな方法により、排卵日を予測する情報処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
おりものの状態に関する測定情報を取得し、該測定情報を測定した日情報と対応付けて記憶部に格納する格納手段と、
予測指示が入力されたタイミングから、過去、所定日数の間に測定された前記測定情報が前記記憶部に複数格納されていた場合に、該所定日数の間に測定された複数の前記測定情報の時間経過に対する変化に基づいて、排卵日を予測する予測手段と、
前記予測手段により予測された排卵日を表示する表示手段とを備える。
本発明によれば、被検者にとって利便性が高く、作業負荷の小さい低コストな方法により、排卵日を予測する情報処理装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置を含む、予測システムの外観構成を示す図である。 情報処理装置のシステム構成を示す図である。 予測システムを構成する女性体温計の表示部に表示される表示内容を示す図である。 女性の生理的な周期の一例を示す図である。 情報処理装置における排卵日予測処理の流れを示すフローチャートである。 排卵日予測処理における解析機能を説明するための図である。 メモ情報を測定するためのシートを示す図である。 情報処理装置における排卵日予測処理の流れを示すフローチャートである。 メモ情報を測定するためのシートを示す図である。
はじめに、本発明の各実施形態の概要について説明する。本発明の各実施形態に係る情報処理装置では、被検者の排卵日を予測するにあたり、子宮頸管粘液法を用いる。一般に子宮頸管粘液法とは、排卵前の頸管粘液(おりもの)を採取し、その状態を解析することで、排卵日を予測する方法であり、本発明の第1乃至第3の実施形態では、頸管粘液(おりもの)の状態として、おりものの量に着目し、測定された量データに基づいて、排卵日を予測する。また、第4の実施形態では、おりもののPH値に着目し、測定されたPHデータに基づいて、排卵日を予測する。
以下、本発明の各実施形態の詳細について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
<1.予測システムの外観構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置を含む、排卵日を予測するための予測システムの外観を示す図である。
図1において、100は情報処理装置であり、女性体温計110と通信することにより、女性体温計110において入力された、生理日、生理痛、性交、飲薬、発熱、おりもの等のメモ情報や、女性体温計110において測定された基礎体温データを取得する機能を有する。また、取得したメモ情報、または、メモ情報と基礎体温データとを用いて、被検者の排卵日を予測する排卵日予測機能を有する。
なお、図1の例では、女性体温計110と通信することにより、メモ情報や基礎体温データを取得する構成としたが、本発明はこれに限定されず、情報処理装置100に、直接、メモ情報や基礎体温データ等を入力することで、メモ情報や基礎体温データ等を取得する構成としてもよい。
女性体温計110において、111は表示部であり、数字・文字・図形(キャラクター、アイコン等)を表示可能な、ドットマトリックス液晶部等により構成されている。なお、表示部111に表示される表示内容の詳細は後述する。
112は操作部であり、表示部111上に表示された表示内容に基づいて、女性体温計110に各種指示を入力する際に用いられる。なお、操作部112は、表示部111上に表示されたメニュー項目等の選択対象が選択状態にあることを示す識別子(カーソル)を移動させるための指示(移動指示)を与える左ボタン113、右ボタン114を備える。また、該カーソルの移動先の選択対象について、設定値を変更したりするための指示(変更指示)を与える上ボタン115、下ボタン116を備える。更に、カーソルの移動先の選択対象(またはカーソルの移動先の選択対象について、変更された設定値)を決定するための決定ボタン117を備える。なお、決定ボタン117は、女性体温計110の電源ON/OFFスイッチとしての役割も担っている(決定ボタン117を長押しすることにより、電源がON状態またはOFF状態となる)。
<2.情報処理装置のシステム構成>
次に情報処理装置100のシステム構成について説明する。図2は、情報処理装置100のシステム構成を示すブロック図である。図2において、201は制御メモリ(ROM)、202は中央演算処理装置(CPU)、203はメモリ(RAM)、204はコンピュータ読み取り可能な外部記憶装置(記録媒体)である。
また、205はユーザの指示を入力するための入力装置(図1に示すキーボードまたは不図示のマウスに対応する)、206は表示装置(図1に示す液晶表示部に対応する)、207は女性体温計110との間で、メモ情報及び基礎体温データ(測定情報)の送受信を行うためのインタフェース装置である。更に、208はバスである。
本実施形態に係る情報処理装置100の場合、女性体温計110より(あるいは入力装置205を介して)メモ情報及び基礎体温データ(測定情報)を取得し、外部記憶装置204内に、該測定情報を測定した日情報と対応付けて、メモ情報及び基礎体温データ(測定情報)213として格納するための格納部211、及び、格納されたメモ情報に基づいて、あるいは、格納されたメモ情報と基礎体温データとに基づいて、被検者の排卵日を予測する排卵日予測部212として機能するためのプログラムを備える。
当該プログラム、ならびに、メモ情報及び基礎体温データ(測定情報)213は、中央演算処理装置202の制御のもと、バス208を介して適宜メモリ203に取り込まれ、中央演算処理装置202によって処理される。
<3.女性体温計の表示部の表示内容>
次に、女性体温計110の表示部111に表示される表示内容について簡単に説明する。図3は、女性体温計110の表示部111に表示される表示内容の一例を示す図である。
図3において、301は女性体温計110の各種機能を選択するための選択機能表示領域である。選択機能表示領域301に表示された各絵文字(アイコン)は、左から順に、メモ入力機能、目覚まし時刻設定機能、音量設定機能、時刻設定機能を選択するためのアイコンである。
302はメモ入力機能が選択された際に、入力されるメモ項目を選択するための選択メモ表示領域である。選択メモ表示領域302に表示された各絵文字(アイコン)は、左から順に、生理日、発熱、不正出血、生理痛、性交、飲薬、おりものの量等を示すアイコンである。なお、おりものの量は、例えば、被検者が目視により判断した、0〜3の4段階のうちのいずれかの数値を選択的に入力できるように構成されているものとする。
303は測定データ表示領域であり、測定された基礎体温データを表示したり、過去の所定日数分の基礎体温データをトレンドグラフとして表示したりする。
304は設定情報表示領域であり、目覚まし時刻設定機能や音量設定機能等を用いてユーザが設定した設定内容を表示する。
305は現在日時表示領域であり、現在の日付(年月日)または時刻(時分)を表示する。306は内部状態表示領域であり、女性体温計110の内部状態を示す情報(例えば、電池の残量等)を表示する。
このように、女性体温計110を用いることにより、被検者はメモ情報を、メモ情報の内容が実施された日付を示す日情報と対応付けて簡単に記録することができる。
<4.生理的な周期の例>
次に、月経周期について簡単に説明する。図4は、月経周期の一例を示す図である。丸囲み数字は各月経周期における生理日初日401〜405を表し、この間の符号a〜dがそれぞれ月経周期となる。月経周期は、生理日初日を開始日とし、次回の生理日初日の前日を最終日とする周期である。各月経周期には、生理日初日から排卵日前日までの低温相期間と、排卵日から次回生理日初日の前日までの高温相期間とが含まれる。411〜412はおりものの量を示しており、通常、各月経周期内において、排卵日前に増加する。
<5.排卵日予測処理の流れ>
次に、情報処理装置100における排卵日予測処理の流れについて説明する。図5は、排卵日予測部212による排卵日予測処理の流れを示すフローチャートである。
入力装置205を介して、被検者により予測指示が入力され、排卵日予測部212による排卵日予測処理が起動されると、ステップS501では、外部記憶装置204内に日情報と対応付けて格納されているメモ情報を読み出す。更に、ステップS502では、読み出したメモ情報の中に、少なくとも、予測指示が入力されたタイミング(現在日時)から、過去、所定日数以内に測定されたおりものの量データがあるか否かを判定する。
ステップS502において、予測指示が入力されたタイミングから、過去、所定日数以内に測定されたおりものの量データがないと判定された場合には、排卵日が過ぎていると判断し、ステップS509に進む。ステップS509では、次の排卵日まで日数がある旨のメッセージを通知する。
一方、ステップS502において、予測指示が入力されたタイミングから、過去、所定日数以内に測定されたおりものの量データがあると判定された場合には、ステップS503に進む。
ステップS503では、ステップS501において読み出されたメモ情報に、生理日初日を判断可能なデータ(生理日情報)が、所定個数(月経周期所定回数分)以上含まれているか否かを判定する。ステップS503において、生理日初日を判断可能なデータ(生理日情報)が、所定個数以上含まれていないと判定された場合には、ステップS504に進み、おりものの量データのみに基づいて排卵日を予測する。具体的には、所定日数内において量データが増加しはじめた日を特定し、当該増加しはじめた日から3日経過後を排卵日と予測する。
一方、ステップS503において、ステップS501において読み出されたメモ情報に、生理日初日を判断可能なデータ(生理日情報)が所定個数以上含まれていると判定された場合には、ステップS505に進み、判断された過去の各生理日初日の間に(つまり、各月経周期内に)、対応するおりものの量データが所定個数以上あるか否かを判定する。
例えば、生理日を示すメモ情報が複数格納されており、それぞれの月経周期における生理日初日が特定された結果、図4に示す401〜405のように、5回分の生理日初日が特定されたとする。図4の場合、401に示す生理日初日と、402に示す生理日初日との間に測定されたおりものの量データ411が複数格納されている。同様に、402に示す生理日初日と403に示す生理日初日との間、403に示す生理日初日と404に示す生理日初日との間、404に示す生理日初日と405に示す生理日初日との間にも、それぞれ、測定された複数のおりものの量データ412〜414が格納されている。
このように、過去の各生理日初日の間に、対応するおりものの量データが所定個数以上ある場合には、ステップS506に進む。一方、対応するおりものの量データが所定個数以上ない場合には、ステップS504に進み、上述の予測を行う。
ステップS506では、特定された過去の生理日初日と、過去のおりものの量データとを用いて解析処理を実行する。
具体的には、まず、特定された過去の生理日初日の所定日数前(例えば、14日前)を排卵日と仮定し、当該過去の排卵日及び当該過去の排卵日におけるおりものの量データを、それぞれ基準日及び基準量として、基準日前後の量データを正規化する。
例えば、基準日の量データが4段階のうちの“3”で、その前日の量データが“2”であったとすると、前日のデータは、(−1、−1)と正規化することができる。また、その前々日の量データも“2”であったとすると、前々日のデータは、(−2、−1)と正規化することができる。
続いて、このようにして正規化したデータを2次元領域にプロットしていく。なお、これらの処理は、過去の各生理日初日の間それぞれについて行う。図6は、過去の各生理日初日の間それぞれについて、正規化したデータをプロットした様子を示している。
図6において、横軸は、基準日を原点とした場合の経過日数を示しており、縦軸は、基準量を原点とした場合の量データの差分を示している。
図6に示すように、正規化したデータをプロットすることで、量データの時間経過に対する変化を示す近似曲線601を算出することができる。また、算出した近似曲線601に基づいて、量データが増加しはじめてから排卵日に到達するまでの到達日数602を算出することができる。
図5に戻る。ステップS507では、予測指示が入力されたタイミングから、過去、所定日数以内に測定されたおりものの量データと、ステップS506の解析処理により算出された近似曲線601及び到達日数602とを用いて、今回の排卵日を予測する。
具体的には、予測指示が入力されたタイミングから、過去、所定日数以内に測定されたおりものの量データを正規化したうえで、近似曲線601に代入することで、量データが増加しはじめた日を算出し、当該算出した日に、到達日数602を加算することで、排卵日を予測する。
ステップS508では、ステップS504またはステップS507において予測された排卵日を予測結果として表示し、処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態では、メモ情報としておりものの量データを取得し、当該取得した量データに基づいて、排卵日を予測する構成とした。
このようにメモ情報に含まれるおりものの量データに基づいて予測する構成とすることで、自宅等において簡単に、かつ低コストで実施することが可能になるとともに、従来の基礎体温を測定する方法のように、長期間にわたり基礎体温データを継続して測定する必要がないため、被検者の作業負荷を大幅に軽減させることが可能となる。
また、本実施形態では、更に、メモ情報として過去の生理日初日を判断可能なデータが所定個数以上含まれており、かつ、対応する過去のおりものの量データが所定個数以上含まれていた場合には、解析処理を実行する構成とした。
これにより、被検者に適した排卵日予測を行うことが可能となり、予測精度を向上させることが可能となった。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、おりものの量データを入力するにあたり、被検者が目視で0〜3までの4段階のいずれかを入力する構成としたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、専用のシートを用いて、おりものの量データをより定量的に判断するようにしてもよい。
図7は、おりものの量を定量化するための専用のシート700の一例を示す図である。図7に示すように、シート700には、おりものが吸収された範囲を示すための同心円状のマーク701が、おりものが吸収される領域に付されている。これにより、いずれのマークの位置まで、おりものが広がったか(つまり、同心円の中心位置からの距離)を判断することが可能となり、被検者は、量データを定量的に把握することができるようになる(例えば、最も内側のマーク内に収まっていた場合には、4段階のうちの“1”を入力し、最も外側のマークまで広がっていた場合には、4段階のうちの“3”を入力する)。
つまり、専用のシート700を用いることにより、おりものの量データを、0〜N(Nは1以上の整数で、同心円の数に等しい)のN+1段階の数値として定量化することが可能となる。
なお、図7の例では、シート700のおりものが吸収される領域の表面にマーク701を付す場合について説明したが、マーク701の位置は表面に限られず、裏面であってもよい。
[第3の実施形態]
上記第1及び第2の実施形態では、排卵日を予測するにあたりメモ情報のみを利用することとしたが、本発明はこれに限定されない。被検者により基礎体温データが測定されていた場合にあっては、当該基礎体温データを利用するようにしてもよい。
図8は、排卵日予測部212による排卵日予測処理の流れを示すフローチャートであり、基礎体温データを利用した場合の処理の流れを示している。なお、図5と同様の処理工程については、同じ参照番号を付すこととし、説明は省略する。
ステップS801では、外部記憶装置(記憶部)204内に格納されている基礎体温データを読み出す。また、ステップS501では、外部記憶装置204内に格納されているメモ情報を読み出す。
ステップS802では、ステップS801において読み出された基礎体温データに基づいて、高温相平均体温及び低温相平均体温を算出することが可能か否かを判定する。具体的には、各月経周期内の高温相期間の基礎体温データとして、3月経周期分の基礎体温データが含まれていれば、高温相平均体温を算出可能と判定する。同様に、各月経周期内の低温相期間の基礎体温データとして、3月経周期分の基礎体温データが含まれていれば、低温相平均体温を算出可能と判定する。
ステップS802において、算出可能と判定された場合には、ステップS803に進む。一方、算出可能でないと判定された場合には、ステップS502に進む。
ステップS803では、高温相平均体温と低温相平均体温とに基づいて、基準体温(=(高温相平均体温+低温相平均体温)/2)を算出する。更に、ステップS804では、ステップS801において読み出された基礎体温データのうち、現在の基礎体温データが、ステップS803において算出された基準体温よりも低いか否かを判断することにより、現在が低体温相期間であるのか否かを判定する。
ステップS804において、現在が低温相期間でないと判定された場合には、排卵日予測を行うのに妥当でないと判断し、ステップS509に進む。ステップS509では、次の排卵日まで日数がある旨のメッセージを通知する。
一方、ステップS804において、現在が低温相期間であると判定された場合には、排卵日予測を行うのに妥当であると判断し、ステップS502に進む。以降、ステップS503からステップS508までの処理は、図5のステップS503からステップS508までの処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態では、基礎体温データを読み出し、基準体温を算出することにより、現在が、低温相期間であるのか高温相期間であるのかを判定する構成とした。更に、高温相期間であると判定された場合には、排卵日予測を行わない構成とした。この結果、不適切な予測結果を表示することを回避することが可能となった。
[第4の実施形態]
上記第1乃至第3の実施形態では、おりものの量データに着目したが、本発明はこれに限定されない。例えば、おりもののPHデータに着目するようにしてもよい。
<1.PHデータを測定するためのシート>
はじめに、おりもののPHデータを測定するためのシートについて説明する。図9は、おりもののPHデータを測定するためのシート900を示す図である。図9において、901は、PH値に応じて変色するPH試験紙であり、シート900の表面中央位置に配置されている。
これにより、当該PH試験紙901がおりものに反応し変色した場合に、被検者がこれを目視し、情報処理装置100に表示される判定用試験紙903と対比することで、おりもののPHデータを測定することができる。なお、当該測定したPHデータは、被検者によりメモ情報として情報処理装置100に入力される。
<2.排卵日予測処理の流れ>
次に、情報処理装置100における排卵日予測処理の流れについて説明する。なお、メモ情報としてPHデータを用いた場合の排卵日予測処理にも、図5及び図8に示す排卵予測処理を適用することができる。
例えば、ステップS504では、PHデータが酸性からアルカリ性に変化しはじめた日を特定し、当該変化しはじめた日から、3日経過後を排卵日と予測する。
また、ステップS506では、特定された生理日初日の所定日数前(例えば、14日前)を排卵日と仮定し、当該排卵日及び当該排卵日に測定されたPHデータを、それぞれ基準日及び基準PHとして、基準日前後のPHデータを正規化する。
例えば、基準日のPHデータが“8”で、その前日のPHデータが“6”であったとすると、前日のデータは、(−1、−2)と正規化することができる。また、その前々日のPHデータが“4”であったとすると、前々日のデータは、(−2、−4)と正規化することができる。つまり、図6と同様のグラフを作成することができ、図6と同様の近似曲線601及び到達日数602を算出することができる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態では、メモ情報としておりもののPHデータを取得し、当該取得したPHデータに基づいて、排卵日を予測する構成とした。
このようにメモ情報に含まれるPHデータに基づいて予測する構成とすることで、自宅等において簡単に、かつ低コストで実施することが可能になるとともに、従来の基礎体温を測定する方法のように、長期間にわたり基礎体温データを継続して測定する必要がないため、被検者の作業負荷を大幅に軽減させることが可能となる。
また、本実施形態では、更に、メモ情報として過去の生理日初日を判断可能なデータが所定個数以上含まれており、かつ、対応する過去のPHデータが所定個数以上含まれていた場合には、解析処理を実行する構成とした。
これにより、被検者に適した排卵日予測を行うことが可能となり、予測精度を向上させることが可能となった。
[第5の実施形態]
上記第1乃至第4の実施形態では、おりものの量データまたはPHデータに着目したが、本発明はこれに限定されず、おりものの粘度データに着目してもよい。具体的には、おりものの量データと同様に、被検者が目視により判断した、0〜3の4段階のうちのいずれかの数値を選択的に入力することで、排卵日予測を行うようにしてもよい。
[その他の実施形態]
上記第1乃至第5の実施形態では、女性体温計110を介して取得された、あるいは直接入力されたメモ情報及び基礎体温データ(測定情報)に基づいて、情報処理装置100において排卵日予測処理を実行する構成としたが、本発明はこれに限定されず、女性体温計110において上記排卵日予測処理を実行するように構成してもよい。
100:情報処理装置、110:女性体温計、111:表示部、112:操作部、113:左ボタン、114:右ボタン、115:上ボタン、116:下ボタン、117:決定ボタン、301:選択機能表示領域、302:選択メモ表示領域、303:測定データ表示領域、304:設定情報表示領域、305:現在日時表示領域、306:内部状態表示領域、601:近似曲線、602:到達日数、700:シート、701:マーク、900:シート、901:PH試験紙

Claims (7)

  1. おりものの状態を示す測定情報を取得し、該測定情報を測定した日情報と対応付けて記憶部に格納する格納手段と、
    予測指示が入力されたタイミングから、過去、所定日数の間に測定された前記測定情報が前記記憶部に複数格納されていた場合に、該所定日数の間に測定された複数の前記測定情報の時間経過に対する変化に基づいて、排卵日を予測する予測手段と、
    前記予測手段により予測された排卵日を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記測定情報には、おりものの量、おりもののPH値、またはおりものの粘度に関する情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記予測手段は、前記測定情報が時間経過に伴って変化しはじめたタイミングから予め定められた日数が経過した後を、前記排卵日と予測することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記格納手段は、更に、生理日初日を特定するための生理日情報を前記記憶部に格納し、
    前記情報処理装置は、
    前記記憶部に格納された生理日情報に基づいて過去の排卵日を特定するとともに、該過去の排卵日における過去の測定情報と、該過去の排卵日前の前記所定日数分の過去の測定情報とを用いて、該過去の測定情報が時間経過に伴って変化しはじめたタイミングから、該特定された過去の排卵日に到達するまでの到達日数を算出する算出手段を更に備え、
    前記予測手段は、前記測定情報が時間経過に伴って変化しはじめたタイミングから、前記算出手段により算出された到達日数が経過した後を、前記排卵日と予測することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記算出手段は、前記過去の排卵日における過去の測定情報、及び、該過去の排卵日前の前記所定日数分の過去の測定情報の、時間経過に伴う変化を近似する近似曲線を算出することで、前記到達日数を算出し、
    前記予測手段は、前記所定日数の間に測定された複数の前記測定情報を前記近似曲線に当てはめることで、前記測定情報が時間経過に伴って変化しはじめたタイミングを特定することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置における情報処理方法であって、
    おりものの状態に関する測定情報を取得し、該測定情報を測定した日情報と対応付けて記憶部に格納する格納工程と、
    予測指示が入力されたタイミングから、過去、所定日数の間に測定されている前記測定情報が前記記憶部に複数格納されていた場合に、該所定日数の間に測定された複数の前記測定情報の時間経過に対する変化に基づいて、排卵日を予測する予測工程と、
    前記予測工程により予測された排卵日を表示する表示工程と
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  7. コンピュータに、
    おりものの状態に関する測定情報を取得し、該測定情報を測定した日情報と対応付けて記憶部に格納する格納工程と、
    予測指示が入力されたタイミングから、過去、所定日数の間に測定されている前記測定情報が前記記憶部に複数格納されていた場合に、該所定日数の間に測定された複数の前記測定情報の時間経過に対する変化に基づいて、排卵日を予測する予測工程と、
    前記予測工程により予測された排卵日を表示する表示工程と
    を実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016189142A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 金治 西村 女性用電子カレンダーシステム
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