JPS63309907A

JPS63309907A - 光ファイバケ−ブル

Info

Publication number: JPS63309907A
Application number: JP62116659A
Authority: JP
Inventors: Nobuhiro Akasaka; 伸宏赤坂; Masumi Fukuma; 眞澄福間
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp; Sumitomo Electric Industries Ltd
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp; Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date: 1987-05-13
Filing date: 1987-05-13
Publication date: 1988-12-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は棒状スペーサの外周面に設けた複数の溝内に複
数本の光テープ心線を収納し、外周に押え巻を施した光
ケーブルユニットから構成される元ファイバケーブルに
関し、とくに光ファイバケーブル外被損傷時に元ファイ
バケーブル内部に水が浸入し７’（場合、元ファイバケ
ーブル内に水が広がるのを防止する防水形光ファイバケ
ーブルに関するものである。

〔従来の技術〕

一般に光ファイバケーブルにおいては、ケーブルの外被
が何らかの要因で損傷を受は九場合、ケーブル内に水や
水蒸気が浸入し、光ファイバの強度劣化・凍結に↓る伝
送特性の劣化などの悪影響をもたらす。こ■九め光ファ
イバケーブル内に防湿材料を収納し、遮水性を付与する
ことがなされている。

従来、この種の防湿材料としては、ポリブテン、ペトロ
ラタム系などＯシェリー材料が用−られている。しかし
ながらこの種のシェリー材料は一般に粘着性で６カ、か
つ有機溶剤を用いないと拭き取れない。そのため、光フ
ァイバケーブルの接続時などにおいての作業性が悪いと
いう問題がらっ九。このような問題を解決するｔめに、
上記のシェリー材料に代えて吸水膨潤性の物質（以下吸
水材という。）をケーブル内に充填し、止水することが
試みられてする。とくにスペーサの溝内に吸水材を充填
する場合には、溝内に収納してらる光ファイバに対して
、側圧などの影響にぶって伝送損失の増加が生じないよ
うにする九め、微粉末状の吸水材を充填する方法が提案
されている。（７′ｃとえは昭和６１゛年電子通信学会
通信部門全国大会２７３等）〔発明が解決しようとする問題点〕従来のスペーサの溝内に粉末状の吸水材を充填した構造
の光ファイバケーブルにおいては、ケーブル接続時など
において、微粉末状の吸水材が飛散し、作業現場周囲の
環境を汚したシ、さらには吸水材の粉末をともに呼吸す
ることによる人体への悪影響といった公害上の問題が避
けられない。

〔問題点を解決する丸めの手段〕

本発明は従来の問題点を解決し、光ファイバケーブル内
の透水障害を局部的に抑止する光ファイバケーブルを提
供するもので、棒状スペーサの外周面に設けた複数の溝
内に一枚または複数枚の光テープ心線を収納する光ケー
ブルユニットから構成される光ケーブルにおいて、元ケ
ーブルユニットは、棒状スペーサの溝内に、光テープ心
線とともに、フィルム状柔軟基材の一方まえは両方の面
に吸水膨潤物質層を接層して形成した元ファイバ用の止
水チーブを一枚まｔは複数枚収納して構成することを特
徴とし、とくに止水チーブを構成するフィルム状柔軟基
材に接着して形成する吸水膨潤物質層は、ゴムまたは合
成樹脂に対して粒径５０５ｍφ以下の吸水膨潤物質を分
散したコーティング層、或いは平均分子量２００００以
上のポリエチレンオキサイドに対して２官能性または３
官能性架橋剤ｔ−０，１〜１．０重量％の割合で配合し
、架橋反応嘔せてなる架橋ポリエチレンオキサイドから
構成され九コーティング層からなることを特徴としてい
る。

〔作用〕

本発明の元ファイバケーブルは、棒状スペーサの外周面
に設は几複数の溝内に、光テープ心線と止水テープｔ−
９ｎした状麻で収納し、かつ止水テープは、フィルム状
柔軟基材に吸水膨潤物質Ｍｔ−接溜して形成しｆＣｍ成
であることから、ケーブル接続時における従来のシェリ
ー拭さ取りの困難性といった問題は云９までもなく、微
粉末状の吸水材がフィルム状柔軟基材と接層しているの
で、従来の吸水材の粉末が飛散して、垣境を汚染したり
、人体に悪影響を及ぼすと埴う問題は解決される。

さらに、従来から問題となっていた光テープ心線相互の
接触摩擦により光ファイバ心線に加わる歪、すなわち、
たとえば、棒状スペーサの外周にらせん状に設けた複数
の溝に複数本の光テープ心線を収納する構造の光ファイ
バケーブルにおいては、ケーブルが曲げられ九場合、被
覆を施しである光ファイバが撚られていることによって
、光ファイバの引張側の伸び歪と、光ファイバの圧縮側
の圧縮歪が生じ、光ファイバが移動できることによって
元ファイバ心線に加わる歪は相殺される。

しかし、元テープ心線と止水テープが配置される構造に
おいては、元テープ心線と止水テープお工び止水テープ
と棒状スペーサのそれぞれの摩擦抵抗が重要となり、止
水テープの表面摩擦抵抗が、光テープ心線と棒状スペー
サの摩擦抵抗および光テープ心線相互０間の摩擦抵抗ニ
ジ大きい場合、元テープ心線の移動が抑えられ、光テー
プ心線に加わる歪の相殺効果は不充分となり、伸び歪が
残留する危険性がある。たとえば極端な場合、曲げ半径
５００ｍｔｒｒにおいて、最大１％以上の沖び歪にも達
する。通常、曲げ半径５００ｍ鴨において、元ファイバ
の伸び歪はＣＬ３％以下に制御しなければならないこと
から、上述の極端な場合のように、１％以上の大きい伸
び歪が生じることは光ファイバの信頼性上極めて重大な
問題である。本発明は、この光ファイバの伸び歪の問題
を、粒径５０μｍφ以下の粉体の吸水材を用いることに
よシ解決してｉる。

以下図面にもとづき実施例について説明する。

〔実施例〕

第１図は本発明の光ファイバケーブルの一実施例の要部
断面構造を示す図である。棒状スペーサ１Ｑ外周に設け
られ７’（溝内に、光テープ心線２と止水テープ５を複
数枚、本実施例ではそれぞれ２枚づつ収納し、押え巻４
を施し１ｃ上にラップシース５を被覆した構造の例でめ
る。止水テープ３は、第２図に断面精造を例示する工う
に、１扁ｉ、ｏ−ｘ。

鴇、厚さ１５〜）００ｓ鶏、好ましくは２５μｍ（Ｄチ
ーブ状のフィルム状柔軟基材７と、ゴムまたは合成樹脂
に対し粒径５０５ｍφ以下の吸水膨潤物質を分散したコ
ーティング層からなる吸水膨潤物質層６とから構成され
ている。

上記フィルム状柔軟基材７としては、ポリエチレンテレ
フタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、塩化ビニ
ル樹脂フィルム等のプラスチックフィルムがあげられる
。しかしながら、柔軟性を有していればアルミ箔等の金
属箔を用いても差し支えはない。

上記吸水膨潤物質Ｎ６金形成する一成分のゴムまｔは弾
性合成樹脂は、つぎのようなものが例示される。すなわ
ち、ゴムとしては、通常の天然ゴムの外、ブタジェンゴ
ム、イソグレンゴム、ブチルゴム、ブタジェン−スチレ
ンゴム、ブタジェン−アクリロニトリルゴム、クロログ
レンゴム、エチレンプロピレンゴム、アクリルゴム、グ
ロルスルホン化ポリエチレンゴム等の各棟の合成ゴムを
適宜使用することができる。′！九、合成樹脂としては
、エチレン−酢酸ビニル共重合体もしくはその鹸化物、
塩化ビ°ニル樹脂、塩化ビニル樹脂共重合体、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエチレン−アクリル酸塩共
重合体、エチレン−プロピレン共重合体、アクリロニト
リル−ブタジェン共重合体、スチレン−ブタジェン共重
合体、ポリエステル、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、
スチレン樹脂等がめげられる。なお、硬質の樹脂でろっ
ても適当な可塑剤を用いて軟質化したものも使用するこ
とが可能である。

上記ゴムまたは合成樹脂とともに吸水膨潤物質層６を形
成する成分としての粒径５０μｍ以下の吸水膨潤物質は
、水不溶性で自重の１０〜１０００倍程度の水を吸収す
る能力を有するものであれば特に制限するものではない
。九とえは、澱粉、アクリロニトリルグラフト重合体の
加水分解物、澱粉−アクリル酸グラフト重合体の中和物
、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体の鹸化物、
アクリロニトリル共重合体もしくはアクリルアミド共重
合体の加水分解物またはこれらの架橋体、逆相懸濁重合
によって得られ九自己架橋型ポリアクリル酸ナトリウム
、ポリアクリル酸部分中和物架橋体。

イソブチレン−無水マレイン酸共重合物架橋体。

ポリエチレンオキサイド架橋体などがめげられる。

このような吸水膨潤物質は、粒径が５０４．φ以下であ
ることが必要である。つまり粒径が５０，１φを超える
と、止水テープと元テープ心線間の摩擦抵抗が犬きくな
ジ、前述した問題の光フフイパに加わる歪の相殺効果が
不十分となり、沖び歪の残留が生じる恐れがでてくる。

なお本発明に係る吸水膨潤ｇ質層６の形成は、ゴムまｔ
は合成樹脂を浴解する有機溶媒であって、粒径５０μ倶
φ以下の吸水膨潤物質を浴解しない浴媒、九とえば５−
ペンタン、％−オクタン、ベンゼンなどの溶媒に溶解し
、この有機溶媒に吸水膨潤物質を添加し混合攪拌して、
フィルム状柔軟基材７の表面に塗布、含浸などに二って
コーチインブレ、乾燥して行うことにエフ得られる。

ま九、上記のようにして構成された止水テープ５に代え
て、平均分子ｉｉ　２００（ＪＯ以上のポリエチレンオ
キサイドに対して、２官能性または５官能性架橋剤を上
記架橋ポリエチレンオキサイドに対して、ｌ１ｌＬ１〜
１重ｔｅｓの割合で配合し、架橋反応することによって
得られ九架橋ポリエチ、レンオキサイドによって、上記
吸水膨潤物質層６ｆｃ形成した止水テープ６を用−ても
よい。

上記平均分子量２００００以上のポリエチレンオキサイ
ドとしては特に制限するものではなく、九とえは、住友
化学工業（株）社製のスミカゲルＲ５０Ｌ等がろけられ
る。

ま九、上記架橋剤としては、脂肪族インシアネート、芳
香族イソシアネート等のインシアネート架橋剤やフタル
酸、コハク酸等のジカルボン酸架橋剤、さらには１．４
−ブタンジオール、ポリオキシプロピレングリコール等
のジオール架橋剤やヒドロキシグロビルエチレンジアミ
ンＯシアずン架橋剤があげられる。しかしながら、好適
なのはインシアネート架橋剤である。この架橋剤をボリ
エ、チレンオキサイドに対して０．１〜１．０冨ｉ％（
以下障」と略す）の割合で配合し架橋反応させることに
よって、各、ｔＩＯ溶剤に可溶で、しかも環境温度Ｏｆ
　化にＬって、悪影＠　（−４０〜１００°ＧＫ工ｐ谷
易に溶融して光ファイバー心線等に密着し光ファイバー
の曲げや熱膨張による動きを抑制ないしは停止させ伝送
損失の増大をも九らす）ｔ−受けることのなり、適正な
融点を備えた架橋ポリエチレンオキサイドが得られるよ
りになる。上記架橋剤の使用割合が１１％を下回ると、
架橋密度が小さくなジすぎ融点が低くなって溶融粘度が
低くなシ、環境温度変化にエフ溶融して光ファイバー心
線等に密層すると−う弊害が生じるようになる。逆に１
．０％を上回ると溶剤に対する溶解性が悪くなりコーテ
ィングが不可能になる。し友がって、上記架橋剤の使用
量はポリエチレンオキサイドに対して０．１〜１．０％
の範囲に設定することが必要で套る。

この工うな止水テープは、上記フィルム状基材の表面お
工び裏面の少なくとも一方に、架橋ポリエチレンオキサ
イドの有機溶剤溶液をコーティング（塗布、含浸）し乾
燥させることによって製造することができる。そして、
このエリにして得られた止水テープは、第５図α、ｂ、
６に示す本発明の具体的実施例のものと同様の構造をし
ており、表面摩擦係数もほぼ同程度でらる。このような
構造の止水テープは、吸水膨潤層が上記の工うな架橋ポ
リエチレンオキサイドによって構成されている九め、真
水お工びイオン水の双方に対して同様の優れ九吸水性能
を発揮する。

従って、上述の構造の止水テープを用い次元ファイバケ
ーブルは、イオン水や海水に対しても効果を有するので
、設置場所に制限を受けることがない。そのうえ、止水
テープの吸水膨潤物質層は架橋ポリエチレンオキサイド
により構成されていること・かう、環境温度に工って吸
水膨潤物質層が浴解し、元テープ心線と密着して伝送特
性に悪影響を及ばずこともなり。次に試作した具体的実
施例を示す。

合成ゴムであるエチレンプロピレンゴムと、アクリル酸
ソーダの重合体からなる粒径５０ｊｍφ以下の吸水材、
九とえは住友化学製スミカゲル■と過酸化物架橋剤とを
準備し、エチレンプロピレンゴム１０口重ｌｉｔ部に対
して架橋剤５重量部、吸水材４００重童部を配合し、ト
ルエンを８０重量部加え之溶液を、厚み２５　ｓｍ　、
＠　１．５　ｍｍのポリエチレンテレフタレートフィル
ムの両面に塗布、乾燥し、片面づつに厚さ５０μ傷の吸
水膨潤物質層を接着した止水テープを用いて第５図α、
ｈ、６に要部断面構造を示した元ファイバケーブルを製
造し友。

棒状スペーサの外径りは７情惰φ、溝数４、溝寸法は幅
ｗ１が１．６　ｍｍ、深さｄｌが１．５ｍｍでるる。こ
の溝に元ファイバ４本を横１列に並べｔ構造の、第５図
６に示す厚さｄｌがα４ｍ鴇、幅讐２が１・１情惰Ｏｆ
Ｃテープ心線を１溝に２枚、止水テープ１枚を収納して
いる。

上巻にはアクリル酸、アクリル酸塩、アクリルニトリル
の共重合体の繊維からなる、厚さ１２５ｍｍ、幅２５ｍ
ｍの吸水テープを７４重ね巻きにし、外装には０．２惟
惧厚のアルミテープと１．２９１％鴨厚Ｏポリエチレン
を施した。

本試作光ファイバケーブルにつ−て防水試験お：び曲げ
歪の測定を行っ九。防水試験は、第４図に示す＝うに、
１惰長の試作光ファイバケーブルの試料４０ｔ−水平に
位置し、一端ｓ金、試料４０と邑圓に配置し次ビニール
パイプ４１の端部に低層固定し、ビニールパイプ４１に
水４′２ヲ１．２慣の高さまで注入し良状態で２４時間
放置し大役、試料４０の他方の開放端末から水が８水す
るかどうかを確かめる試験でらる。試料４０を２５本用
意し、本防水試験を行りｋところ、２５本いずれも８水
は認められなかった。

曲げ試験は、曲げ半径５００鴫における曲げ歪を測定し
たところ、α２８％〜０．２５％で問題はなかつ之。

〔発明の効果〕

以上説明し上↓うに、本発明の光ファイバケーブルを構
成する光ケーブルユニットは、棒状スペーサの溝内に、
光テープ心線とともに、フィルム状柔軟基材の一方Ｏ面
または両方の面に吸水膨潤物質層を接着して形成した光
フフイバ用の止水チーブを一枚まｍは複数枚収納し次構
造を備えることにより、従来のシェリー充填構成の微粉
末状吸水材充填による肪水呈光ケーブルに比べ、分岐。

接続などの作業性が容易になり、作業現場における環境
、人体への悪影響もなく、良好な防水特性お＝び曲げ歪
の小さい防水型の光ファイバケーブルを得ることができ
、その効果が大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による元ファイバケーブルの断面構造概
要図、第２図は本発明に用いる止水チーブの断面図、第３図ａ
ｔ　６＋　ａは本発明の具体的実施例の要部断面構造図
、第４図は防水試験の説明図である。１・・・棒状スペーサ２・・・光チーブ心線５・・・止水チーブ４・・・押え巻５・・・ラップシース６・・・吸水膨潤物質層７・・・フィルム状柔軟基材本発明による光ファイバケーブルの断面構造概要図第　
　１　　図第　　２　　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）棒状スペーサの外周面に設けた複数の溝内に一枚
または複数枚の光テープ心線を収納する光ケーブルユニ
ットから構成される光ファイバケーブルにおいて、前記光ケーブルユニットは、前記棒状スペーサの溝内に、前記光テープ心線とともに、フィルム状柔軟基材の一方の面または両方の面に吸水膨
潤物質層を接着して形成した光ファイバ用の止水テープ
を一枚または複数枚収納してなることを特徴とする光フ
ァイバケーブル。
（２）前記吸水膨潤物質は、粒径５０μｍφ以下の粉体
の吸水膨潤物質成分からなることを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の光ファイバケーブル。
（３）前記光ファイバ用の止水テープは、前記吸水膨潤
物質とフィルム状柔軟基材とがゴムまたは合成樹脂によ
り接着してなることを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載の光ファイバケーブル。
（４）前記光ファイバ用の止水テープは、ゴムまたは合
成樹脂とともに混合撹拌した吸水膨潤物質をフィルム状
柔軟基材に塗布し、溶媒を加熱・蒸発して前記フィルム
状柔軟基材に吸水膨潤物質層を接着形成してなることを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光ファイバケー
ブル。
（５）前記フィルム状柔軟基材は、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムからなることを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載の光ファイバケーブル。
（６）前記吸水膨潤物質は、アクリル酸塩系の吸水膨潤
物質からなることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
載の光ファイバケーブル。
（７）前記光ファイバ用の止水テープを構成する前記吸
水膨潤物質層は、平均分子量２００００以上のポリエチ
レンオキサイドに対して２官能性または３官能性架橋剤
を０．１〜１．０重量％の割合で配合し、架橋反応させ
てなる架橋ポリエチレンオキサイドにより構成されてな
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光ファ
イバケーブル。