JPS63309613A - アクリル繊維 - Google Patents

アクリル繊維

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JPS63309613A
JPS63309613A JP13287988A JP13287988A JPS63309613A JP S63309613 A JPS63309613 A JP S63309613A JP 13287988 A JP13287988 A JP 13287988A JP 13287988 A JP13287988 A JP 13287988A JP S63309613 A JPS63309613 A JP S63309613A
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JP
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fibers
fiber
porous
acrylic
temperature
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JP13287988A
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アレキサンダー ジェイムズ ヒールド
ピーター ジンズ
ジャネット サンダース
クリストファー デービッド ポッター
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Akzo Nobel UK PLC
Original Assignee
Courtaulds PLC
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F11/00Chemical after-treatment of artificial filaments or the like during manufacture
    • D01F11/04Chemical after-treatment of artificial filaments or the like during manufacture of synthetic polymers
    • D01F11/06Chemical after-treatment of artificial filaments or the like during manufacture of synthetic polymers of macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/02Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D01F6/18Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds from polymers of unsaturated nitriles, e.g. polyacrylonitrile, polyvinylidene cyanide

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  • Artificial Filaments (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポーラスアクリル(porous acry
l)及び改質アクリル(sod−acryl)繊維に関
し、このような繊維を製造する方法に関し、そして最終
製品の形成に於ける繊維の後処理に関するものである。
ポーラス(多孔)アクリル繊維は知られており、例えば
英国特許1,532,770号と1.541.152号
、及びドイツ公開公報2.706.552号に記述され
ている。
これら刊行物のそれぞれに於て、繊維の多孔性又は親水
性はグリセロールの如き添加剤を紡糸液中に入れておき
、そしてその後繊維が紡糸された後にこの添加剤を取除
くことによって達成されている。
紡糸液での添加剤の使用は強靭性、破断荷重、及び伸長
性の如き繊維特性が永久変化される欠陥を有する。
我々は高い多孔度を有する改質アクリル繊維を作る方法
を発明した。そしてこの方法では紡糸液中に添加剤を入
れる必要はない。
従って、本発明はポーラスアクリル又は改質アクリルを
製造する方法を提供するものであり、該方法は; (i)乾燥してない標準湿式紡糸されたアクリル又は改
質アクリル繊維を、繊維に対して非溶剤であり、水相溶
性であり、且つ作業圧力の下では繊維のガラス転移温度
(Tg )以下の沸点を有する有機液体と、未乾燥繊維
中に含まれている全ての水を実質上有機液体と交換する
ように接触すること;と (ii )繊維のどのような気孔破壊も実質上生ずるこ
となく全有機液体を実質上取除くに十分な時間の間、繊
維のTg温度以下の温度に繊維をさらすことにより繊維
を乾燥し、それによって乾燥したポーラス繊維を得るこ
と; から成るものである。
“標準湿式紡糸アクリル又は改質アクリル繊維”に関し
ていえば、アクリル又は改質アクリル繊維のために普通
に用いられる成分のみから成る紡糸液から湿式紡糸方法
によって紡糸された繊維を意味するものである。繊維が
紡糸されるポリマー組成は、好ましくはアクリロニトリ
ルのホモポリマーか、重量で少くとも85%のアクリロ
ニトリルを含むコポリマーであれば良く、改質アクリル
繊維も又同様に取扱える0代表的なコポリマーは、メチ
ルアクリレート、メチルメタクリルレート、及び/又は
ビニルアセテートである。他の染料部位を備えたコモノ
マーも又含めても良い。これらの例は、イタコン酸(I
TA) 、2−アクリルアミド・メチルプロピアノ・ス
ルフォン酸(AMPS)、及びナトリウム・メチルスル
フォン酸(SMS)である。
ポリマー組成は、紡糸液を構成するために、水性のチオ
シアネートナトリウム、水性塩化亜鉛、ジメチルホルム
アミド、又はジメチル・スルホキシドの如き適切な紡糸
溶剤中に溶解される。他の目的のために普通に用いられ
る添加剤も紡糸液中に含めても良いが、しかしポーラス
繊維を作る目的を有する添加剤は紡糸液中に混合出来な
い。
他の目的を有する普通に用いられる添加剤の例は、チタ
ニウム・ダイオキシドの如き艶消剤、及び螢光染料の如
き螢光増白剤がある。
上述の定義に従かう標準アクリル繊維の1例はCour
telle”(登録商標−Courtaulds Fi
bres Ltdから利用可能)である。
本発明に従かう上述した方法の効果は繊維を未乾燥の状
態での構造に“凝固”することである。
普通では、紡糸浴槽中に湿式紡糸された繊維は紡糸浴槽
液で満たされた気孔(細隙)を含んでいる。この膨潤し
た繊維は、通常水で洗われ、そして水が気孔内の紡糸浴
液にとって代わる。普通繊維はその後典型的には水を取
除くために140〜160℃の温度で空気を用いて乾燥
される。この乾燥段階の間に繊維内の気孔がつぶれ、従
って得られ、る繊維は非ポーラス(ノンポーラス)であ
る。
我々は若し、乾燥前に未乾燥繊維内の水が繊維のTg以
下の沸点を有する有機液と交換され、そして若し、繊維
が本発明の上述の方法に従って時間と温度を共に注意深
く制御した乾燥条件下で乾燥されれば、それなら未乾燥
繊維の開口構造が実質上保持され、そして乾燥したポー
ラス繊維が得られることを見出した。
アクリロニトリルを基本とするポリマーのTg湯温度概
して約85〜90℃であり、従って最高乾燥温度は概し
て83℃以下である。“乾燥温度”については、乾燥中
の繊維の表面の温度に意味付けられている。これを測定
するのは困難であるから、実際問題として、繊維を取り
巻く乾燥媒体、例えば加熱空気の温度を85℃以下に保
つことによって、乾燥温度が繊維のTg以下であること
を確実にする。
繊維は、有機液体を取り出すに十分な時間乾燥温度にさ
らされねばならないが、しかしこの時間は熱が繊維内の
気孔をつぶす程長く出来ない。
現実の乾燥時間は乾燥温度に依有し、温度が高ければ高
い程所要時間は短か(なる、好ましくは繊維は、加熱空
気の対向流によって乾燥される。一般に、60〜80℃
の温度の乾燥空気に関しては、乾燥時間は5分以下であ
り、通常30秒から2分までの間である。45°より低
い低温空気に関しては1時間に至るまでの乾燥時間が適
用される。
本発明の上述のプロセスで使用可能な適切な有機液体は
、例えばアルコール、エーテル、アルデヒド、及びアセ
トンの如き作業圧力下で83℃以下の沸点を有する極性
有機溶剤である。アルコール、特にイソプロピルアルコ
ールが好都合である。
本発明に従った上述のプロセスによって作られた繊維は
、その構造が非可逆に変えられていなく、従って乾燥繊
維が強靭性(テナシティ)、破断荷重、及び伸長性の如
き特性を、同等の非ポーラス繊維に対する評価でエキバ
レント(equivalent)な非ポーラス繊維へと
気泡破壊出来る、という利点を有する。
“エキバレント繊維(equivalent fibr
e) ”とは、本発明に従かう上述のプロセスによって
作られた繊維と同一の紡糸液組成から紡糸され、且つポ
ーラス繊維を得るためのプロセスが加えられない点を除
いて非ポーラス繊維を紡糸するための同一の紡糸条件を
用いて紡糸された繊維を意味するものである。乾燥した
ポーラス繊維は、繊維のTg温度以上に加熱することに
よって気泡破壊が出来る。
“ポーラス繊維”は、乾燥時に、0.009乃至0.8
5マイクロメータ(趨)の径を有する気孔を含む繊維を
意味するものである。
“非ポーラス繊維”は、実質上全ての気孔が0.009
m以下の径である繊維を意味するものである。
本発明の上述のプロセスで作られた繊維は、公知の商業
的に入手可能なアクリル繊維を越えた特性に改善された
。これら特性は繊維のデシテックス(decitex)
に依存して変化する。
従って、他の特徴として本発明は; (a)2.5以上のデシテックスと、少くとも65%の
吸水性と、少くとも0.3 c+j / gの多孔度と
、少くとも50rrr/gの内部表面積(intern
al 5ur−face area)とを有する、但し
多孔度と内部表面積とは0.009〜0.8マイクロメ
ータの気孔径を有する気孔の測定から定められる、ポー
ラスのアクリル又は改質アクリル繊維;及び (b)2.5以上ではないデシテックスと、少くとも5
5%の吸水性と、少くとも0.3cal/gの多孔度と
、少くとも35rr(/gの内部表面積とを有する、但
し多孔度と内部表面積とは0.009〜0.85マイク
ロメータの気孔径を有する気孔の測定から定められる、
ポーラスのアクリル又は改質アクリル繊維; を提供するものである。
(a)と(b)との両方の繊維に於て、多孔度は、しば
しば少くとも0.4c+j/gであり、そして0.5c
jg−’より大にも出来る。繊維(a)で、内部表面積
は、しばしば少くとも60rrr/gであり、そして繊
維(b)では、この面積は、しばしば少くとも45rr
r/gである。
多孔度と、内部表面積と、平均気孔径とはMicrom
eritics Pore 5izer 9310で水
銀多孔度測定を利用して測定され、そして累積押込み体
積(多孔度のため)と累積表面積(内部表面積のため)
とを20.0OOpsiと200psiの圧力の間の差
異から計算された。この圧力範囲は、0.009から0
.85−の径を有する、気孔体積/気孔の表面を、形状
に於て円筒状と見なして測定する。
0.85Insより大きな径を有する気孔(細隙)は気
孔と考慮されず、そしてこれらはフィラメントの間又は
内側の空所から区別出来ないので測定されなかった。平
均気孔径は圧力レベルでの所定の変化に関する水銀押込
み体積での変化から計算された。
吸水性は、ポーラス繊維の乾燥サンプルを計量し、該サ
ンプルを水中に浸して繊維を飽和させ、飽和したサンプ
ルを遠心分離機にかけ、そしてその得られた湿潤繊維を
計量して測定された。
ここで、mmfは湿潤繊維重量で、mdfは乾燥繊維重
量である。
繊維(a)と繊維(b)の両方で、0.009から0゜
85pmまでの径を有する繊維内の全気孔のパーセンテ
ージとして表わされる0、009乃至0.50tIm間
の径を有する気孔の割合は、通常少くとも95%であり
、しばしば少くとも99%である。
割合の同じ定義を用いれば、0.009から0.351
nnまでの間の径を有する気孔の割合は、通常少くとも
94%であり、しばしば少くとも98%であり、そして
0.009〜0.20m間の径を有する気孔の割合は、
通常少くとも92%である。
したがって、気孔の殆んどは、0.009から0.20
−までの割合狭い帯域内の気孔寸法を有している。
本発明に従かう繊維は、最終用途の関連する広い多様性
のために添加剤を広い多様性で注入(含浸)可能であり
、或いは、例えば水又は他の液体を吸い取るために、添
加剤の使用が自由に出来る。
好ましくは、添加剤の相対可溶性に応じて、どのような
添加剤も、添加剤の水又は有機液で繊維中に含浸される
添加剤が中に溶かされている溶剤は、繊維に関する非溶
剤でなければならない。
適切な含浸条件を用いて、得られる乾燥し、含浸された
繊維をポーラスにも、部分的に気孔の崩壊したものにも
、或いは完全に気孔の崩壊したものにも出来る。
従って、本発明は、更にポーラスアクリル又は改質アク
リルの繊維を添加剤で含浸するプロセスの特徴を提供す
るものであり、該プロセスは;(i)添加剤の溶液又は
分散液内に、繊維が溶液又は分散液で膨潤されるように
、繊維を浸漬することと; (ii)膨潤した繊維を、繊維に関して非溶剤であり、
溶液又は分散液と相溶性であり、且つ作業圧力下で繊維
のTg温度より低い沸点を有する有機液体に、繊維中に
含まれた溶液又は液体の実質上の全てが該有機液体と置
換されるように、接触することと; (iii )全有機液体を実質上取除くために繊維を乾
燥すること; から成っている。
上記の含浸プロセスでは、繊維は好適には、添加剤の水
溶液中に浸漬され、添加剤は水溶性である。繊維のTg
湿温度り高いか、低いか、或いは同一の沸点を有する有
機溶剤も又、該溶剤が繊維を膨潤し、且つ添加剤が該溶
剤に可溶性である条件で、使用可能である。繊維を膨潤
する分散媒中に分散された添加剤を含んでいる分散液も
若し必要なら使用出来る。
添加剤が以下に述べられるタイプの有機液体で可溶の場
合に、本発明は又、ポーラスアクリル又は改質アクリル
繊維を添加剤の溶けた有機液体に浸漬するための方法(
プロセス)を提供し、該プロセスは; (i)作業圧力下で繊維のTgfA度以下の沸点を有し
、繊維に関して非溶剤である有機液体の添加剤溶液内に
、繊維が該溶液で膨潤されるように、繊維を浸漬するこ
とと; (ii)全有機液体を実質上取除くために繊維を乾燥す
ること; からなっている。
上記プロセスに従って浸漬されるポーラス繊維は、添加
剤の含浸可能などのようなポーラス繊維でも良い。用語
“ポーラス繊維”は、実質上の乾燥ポーラス繊維と、液
体、通常は水で満たされた気孔を含む未乾燥繊維との両
方を含んでいる。
繊維が乾燥ポーラス繊維である場合は、本発明に従った
ポーラスアクリル又は改質アクリル繊維の製造プロセス
によって得られた繊維が好適である。
添加剤が未乾燥繊維内に含浸される場合に、含浸は添加
剤の水溶液中に未乾燥繊維を浸漬することによって達成
され、それは未乾燥繊維の洗浄後又は洗浄中で、且つ有
機液体との置換の前になされる。
ポーラス繊維を製造するプロセスに使用される有機液体
に添加剤が可溶であれば、その時は該目的で用いられる
液体内に溶解可能であり、従って添加剤は、未乾燥繊維
内の水が有機液体に置換される時に、繊維内に結合され
る。しかしながら好ましくは、未乾燥繊維は、水が有機
液体と交換された後、有機溶剤に溶かされた添加剤を含
んでいる次の浴に浸漬される。
本発明に従がう含浸プロセスの両タイプでは乾燥条件は
、得られる乾燥し含浸した繊維に関して望まれる多孔度
の程度に常に依存した。
ポーラスな含浸繊維を得ることが望まれる場合に、乾燥
は、繊維のどのような気孔破壊も実質上生じることなく
有機液体の全てを実質上取除き、それによって含浸前の
乾燥ポーラス繊維の多孔度と実質上同一の多孔度を有す
る、乾燥し、含浸した繊維を得るに十分な時間の間、繊
維のTg湿温度り低い温度で実施される。この方法は上
述の未含浸のポーラス繊維の乾燥に類似している。
完全にポーラスな含浸繊維は、例えば幾らかの医療分野
で用いるのに要求されるような、繊維内に含まれた添加
剤の迅速な放出を達成するのに望ましい、この繊維は、
又吸収作用での適用の如き、可能最大内部表面積を必要
とする用途に関しても有用である。ポーラス繊維は、例
えば、有毒ガスを吸収出来るか、或いは水中の不純物を
吸収出来る化学添加物で含浸可能である。
完全に気孔の破壊された含浸繊維が望まれる場合、乾燥
段階は、繊維のTg温度以上、通常は110℃から16
0℃の間の温度で実施される。
完全に気孔の破壊された繊維は、添加剤の放出が実質上
要求されない場合に用いる。しかしながら、或添加剤に
あっては添加剤のいくらかの放出が時間を通して発生し
、そしてこれは通常幾月間か、低レベルでゆっくり持続
される添加剤放出が望まれる場合の用途を有している。
この用途の1例は土壌養分の補給である。この用途では
、繊維は土壌養分で含浸され、そして繊維は約6カ月に
到る連続低レベルでの土壌養分が放出される所の土中に
埋められる。
繊維の乾燥は、また部分的に気孔の破壊した繊維が得ら
れるような条件の下でも実施可能である。
これは気孔の部分的破壊が、使用中に添加剤の一定の割
合での放出を許す場合に特に有利であり、実際の放出割
合は繊維の気孔破壊の度合に大きく依存している。この
気孔破壊の度合は、繊維を乾燥する時に適切な温度と時
間とを選択することによって得られる。あるいはまた、
繊維をそのポーラス状態で乾燥し、その後、繊維を部分
的に気泡破壊する高い温度で後乾燥段階を実施すること
も可能である。
従って、本発明は、ポーラス状態で添加物が含浸され、
その後繊維気孔が部分的に破壊された、部分的に気孔破
壊されたアクリル又は改質アクリル繊維を含んでおり、
そして該添加物はポーラスの押しつぶし度合によって少
くとも部分的に定められる割合で、部分的気孔破壊繊維
から放出可能であり、その割合は最初に於てはエキバレ
ント(equivalent)な気孔の破壊されてない
繊維と完全に破壊された繊維との放出割合の間である。
“エキバレント繊維(equivalent fibr
e)”とは、部分的に気孔の破壊された繊維と、同一の
ポリマー組成から、同一の紡糸条件を用い、且つ同一の
添加物をまぜて紡糸した繊維のことであり、乾燥段階が
、気泡の破壊されていないか、或いは完全に破壊された
繊維を得るように変えられた点でのみ部分的に破壊され
た繊維と異なる。
部分的に気孔の破壊された繊維は、大体Tg湯温度わず
かにTg温度より高い温度、例えば80〜110℃間の
温度で、有機液体を取除くために、且つ気孔の完全な破
壊を生ずることなしに繊維ポーラスの部分的な破壊(崩
壊)を生ずるために十分な時間、繊維を乾燥することに
よって得られる。
上述の如く、実際の温度及び時間はポーラスの破壊の所
望度合に依存している。一般には、しかしながら、温度
はほぼ90℃であり、乾燥時間は5分から1時間の間で
あり、好ましくは10分から30分の間である。
添加剤の制限された放出が都合の良い場合の利用例は、
医療分野では、例えば巻き付は包帯では、添加剤は殺菌
剤、皮膚塗り薬又は鎮静クリームであり:そして農業分
野では、添加剤は、例えば除草剤又は殺カビ剤である。
殺カビ剤の含浸された繊維は、カビの発生を防ぐために
木又は草木のまわりに巻付けられる包帯に形成出来る。
除草剤の含浸された繊維は、例えば不織布に形成出来、
且つ農作物を保護するためのカバーとして使用出来る。
下記に記載された最終用途の外に、本発明に従がう含浸
繊維に関する最終用途の他の例は、駆除剤、空気清浄剤
、生長促進剤及び抑制剤、またフィルターを含む。
含浸されたか含浸されてない部分的気孔破壊繊維は、ま
た例えばふきんの如き吸収性繊維を必要とする適用に使
用出来、吸収作用の割合は気孔破壊の度合が決定する。
次の網羅的でないリストはtamに含浸出来る添加剤の
例であり、含浸繊維は完全なポーラスでも、部分的にか
、或いは完全に気孔破壊されたものでも良い。
殺菌剤:例えば、クロロへキサイドとその塩類、硝酸塩
、ポリビニルピロリドンヨード (polyvinylpyrrolidone−iod
ine)除草剤:例えば、抱水クロラール 殺カビ剤:例えば、ビフェニルとp−ヒドロキシ安息香
酸のエステル、 皮膚塗り薬:例えば、ヒドロコーチシン、巻付は包帯用
非粘着剤:例えば、ゼラチン、カルボキシメチルセル口 −スナトリウム、 鎮静クリーム:例えば、ラノリン、 水浄化剤:例えば、硝酸銀、ポリビニルピロリドンヨー
ド、ポリビニルアルコール ヨード、 土壌養分:例えば、金属塩微量元素、 酸性ガス吸収剤:例えば、アルカリ金属カーボネート、 アンモニアガス吸収剤:例えば、コバルト塩、硝酸亜鉛
、くえん酸、 水吸収剤:例えば、珪酸ナトリウム、 酸性度指示薬:例えば、メチルレッド指示薬、ユニバー
サル指示薬、フレ7’− ルバープル指示薬、 触媒キャリャm:例えば、二酸化マンガン、防錆剤:例
えば、安息香酸ナトリウム、亜硝酸塩ナトリウム、 酸化金属前駆物質:例えば、フェーリング液、金属前駆
物質:例えば、トーレン試薬(Tollen’srea
gen t) 繊維内に混ぜられる添加物の量は、繊維が包含出来る特
定の添加物の量、水又は有機液体での添加物の溶解度、
及び所定の最終用途のための添加物の必要量、等の各種
ファクターに依存する。添加物の量は、変化可能である
が、しかし通常は50%nwfまでの量であり、大抵5
〜30%−rである。
添加剤の含浸又は添加自在な繊維は、連続フィラメント
のトウとしてルーズな又は下地繊維(ground f
ibre)形態で使用可能であり、或いは織布、不織布
、又は編布の布に形成可能である。布はシート、クロス
、又は包帯として使用可能であり、また賦形された品物
に形成可能である。
〔実施例〕
本発明は添付図面を引用して以下の実施例によって、例
として以下より詳述する。
く例1〉 3.3デシテツクス(decitex)で、80℃以上
のTg湯温度、92.8%のアクリロニトリル単位と6
、0%のメチルアクリレート単位と1.2%の2−アク
リルアミド・メチルプロピアノ・スルフォン酸(AMP
S)単位を含むアクリルフィラメントが水性チオシアネ
ートナトリウム溶液から紡糸された。
酸化チタン添加物のポリマー組成物の重量に基づ(重量
当り0.45%が紡糸溶液に加えられた。
フィラメントは水性チオシアネートナトリウム内に紡糸
され、フィラメントは溶液によって膨潤された。膨潤フ
ィラメントはスチーム中で引張られ、そしてその後50
℃の水で約20秒間洗浄された。
得られた未乾燥フィラメントは53.3キロテツクス(
Kilotex)のトウに形成され、そして繊維はコン
テナ内に収集された。
そのあと、第1図を引用して記述される次の方法を用い
て、この未乾燥アクリル繊維からポーラスアクリル繊維
が得られた。
水含有量120%−%1fの未乾燥繊維1は小さな案内
バー2の一群を通ってトラフ(trough) 3内へ
と通る。
トラフは2つの部分3′と3#から成っており、各部分
はD型バッフル(baffle) 5 ’と51の連続
で引継がれる1対のニップローラ4′及び4″を含んで
いる。
有機溶液、イソプロピルアルコール(IPA)が、入口
15から、アルコール対繊維の割合が4.8=1でトラ
フ内に供給される。
イソプロピルアルコールはトラフ3′と3′を流下し、
そして繊維から取除かれた水や他の廃物と共に出口16
から出る。
トラフ部分3′に入ると同時に、繊維1は内部に含まれ
た水のいくらかを絞り出すために1対のニップローラ4
′を通過し、その後バッフル5′の列(連続物)を通る
。繊維lはトラフ部分3′内でイソプロピルアルコール
と接触し、そしてバソフルの列を貫通する時に、繊維内
の水はイソプロピルアルコールとの置換を始める。繊維
はその後トラフの第2の部分3″に入り、第2の1対の
ニップローラ4“を通って絞られ、そして更にイソプロ
ピルアルコールの置換が催されるようにイソプロピルア
ルコールと接触して第2のバッフル列5#を貫通する。
繊維は、その中の実質上全ての水がイソプロピルアルコ
ールと置換される時間でトラフ3“を−去る。ドライヤ
ー(乾燥機)6のに入る前に、繊維は小ローラ8のセッ
トを中間に配置した2対のニップローラ7′と7#から
成るローラ列を通過する。若し仕上剤が用いられる場合
には、このローラ8のセットを回ってニップローラ7″
を通る時に仕上剤が繊維に加えられる。
ドライヤー6に入る時に、繊維は平均約95%wwfの
イソプロピルアルコールを含んでいる。
ドライヤー内では、繊維はドライヤーに入口9から入っ
て出口lOから出る加熱空気の対向流にさらされる。空
気は、空気加熱器によって70℃の温度に加熱され、そ
して0.15r+?/secの割合でドライヤーを通り
、ドライヤー6内で空気流を阻害し、且つ空気の環流を
向上させるためのパンフル17の列を通る。ドライヤー
6は5m長であり、繊維は5m/linの速度で走行す
る。
乾燥したポーラス繊維は、そのあと、使用されるどのよ
うな帯電防止剤でも繊維に加えられるローラ12を通り
越し、そのあとローラの最終セット13を通り、コンテ
ナ14内に収集される。
得られた乾燥ポーラスアクリル繊維は次の特性を有して
いた。
水吸収771.5%、染料吸収:58.1%、内部表面
積: 71.9n(/ g、多孔度: 0.54cd/
 g、平均気孔径:≦0.171Jaa 多孔度、内部表面積、及び平均気孔径は、0.009〜
0.85nの間の径を有する全気孔の測定される20.
000psiと200ps iの圧力を用いて、旧cr
omeriticsPore 5izer 9310で
測定された。
乾燥ポーラス繊維の多孔度は第2図にグラフで示されて
おり、そこでは繊維のg当り気孔量の増加%がmX10
−’での気孔径と対照してプロットされている。最大増
加量は0.3438cffl / gである。
〈例IA> アクリル繊維は、部分的に気孔破壊した繊維を製造する
ために、ドライヤー6内の空気を90℃に加熱し、繊維
を5分間核加熱空気にさらした点を除き、例1に記載さ
れた如く製造した。
得られた乾燥部分気孔破壊繊維の多孔度は、第2図と同
様のパラメータを用いて第3図でグラフに示されている
。最大増加量は0.3248c+J/ gである。
く例2〉 乾燥ポーラスアクリル繊維を、次に挙げるパラメータを
用いた点を除き、例1に記載の方法で製造した。
トウ速度: 5.3 m /win 、アルコール対繊
維の比:4.8:1、IPAの供給速度:1.3リツタ
一/min、乾燥空気温度(ドライヤー人口):67℃
、空気流:0.13n?/sec、得られた繊維は次の
特性であった。
水吸収:48゜5%、染料吸収: 53.3%、内部表
面積:55.9rrr/g、多孔度: 0.34cd/
 g、平均気孔径:≦0.12pm。
〈例3(比較例)〉 標準の非ポーラスアクリル繊維を、繊維のゲル状態で水
をIPAと置換しなかった点、及び繊維を140℃の空
気温度を用いて乾燥した点を除いて、例1に於けると同
等の紡糸溶液及び紡糸浴組成、同一の紡糸条件、を用い
て紡糸した。
得られた繊維は次の特性であった。
水吸収ニア。0%、染料吸収=9.0%、内部表面積:
4.36rd/g、多孔度: 0.02crl/ g、
平均気孔径:≦0.08μ。
この結果を例1で製造された本発明に従がう繊維と比較
すれば、例1の繊維が、水吸収性、内部表面積、及び多
孔度で、標準非ポーラス繊維の9倍以上に改善された事
がわかる。
得られた繊維の気孔破壊の度合が、第1図及び第2図と
同一のパラメータを用いて第4図でグラフで示されてい
る。最大増加量は0.1310crl/ gである。
く例4〉 多数の乾燥ポーラスアクリル繊維を、ある一定の製造パ
ラメータが変更された点を除いて、例1に記載の方法を
用いて製造した。これらパラメータと得られた繊維の特
性とは、表1で与えられた。
表1 〈例5〉 例1に記載の方法で製造した、3.3デシテツクス、1
00gの乾燥ポーラスアクリル繊維トウが、土壌補添加
剤、マンガン(n)アセテートテトラヒドレート (n
+anganese(U )acetate tetr
ahydrate)で、繊維を10分間、50%−/−
添加剤水溶液に浸漬することによって、含浸された。繊
維はその後約200%の絞り度までマングルに掛けられ
、そしてオーブン内で120℃の温度で30分間乾燥さ
れた。
得られた含浸乾燥繊維は完全に気孔破壊され、且つマン
ガン(n)アセテートテトラヒドレートを31%−tm
f含んだ。添加剤レベルは、含浸乾燥繊維と最初の乾燥
ポーラス繊維との間の重量差によって測定された。
く例6〉 例1と同様に製造された3、3デシテツクス、100 
gの乾燥ポーラスアクリル繊維トウが塩化第2銅(co
pper(II )chloride)添加剤で、繊維
をイソプロピルアルコール中に酢酸第2銅の5%−/W
溶液内に10分間浸漬することによって、含浸された。
過剰溶液は約200%の絞り度までマングルに掛けられ
て取除かれ、そして残存するイソプロピルアルコールは
周囲温度で20分間圧縮空気の下での蒸発によって取除
かれた。
得られた含浸乾燥繊維はポーラスであり、塩化第2w4
添加剤が13%W/−含まれた。
〈例7〉 例1と同様に製造された3、3デシテツクス、956g
の乾燥ポーラスアクリル繊維トウが制菌性添加剤PVP
−Iで含浸された。PVP−1は有効コードの重量で約
10%含むポリビニルピロリドンヨードの錯体であり、
^1drich Che++1cal Company
Ltd、から入手可能である。ポーラス繊維は、■00
g/IPVP−1水溶液(7)9.56リツター中に5
分間、周囲温度で浸漬することによって、含浸された。
繊維トウはついでマングルを通過してイソプロピルアル
コール10リツター入れている浴槽に入れた。更にイソ
プロピルアルコール中で3回の洗濯が約120%絞り度
の中間マングル掛けで実施された。各浴槽内では約1分
の滞留時間が与えられた。
ICI 5peciality Chea+1cals
から入手可能な仕上剤” At1as G−1554”
の0.15wwfが最終洗浄で入れられた。最終マング
ル掛けに続いて、残留しているイソプロピルアルコール
が約45℃の温度に加熱された圧搾空気の対向流を用い
て約1時間の乾燥で取除かれた。
得られた含浸乾燥ポーラス繊維は水のソックスレー(s
oxhlet)抽出とケルダール(Kjeldahl)
窒素分析によって測定されて0.92%wwfのPVP
を含んでいた。遊gl PVP−1錯体内にあるのと有
効ヨード比が同一と見なせば、繊維中のヨード含有量は
0.1畦fである。
く例8〉 この例はポーラス繊維を部分的に気孔破壊することによ
ってアクリル繊維に含浸された添加剤の放出と、放出の
割合を決定する気孔破壊の度合とを制御するための能力
を説明する。
例1で製造された如き3.3デシテツクスの乾燥アクリ
ル繊維トウが、イソプロピルアルコール内へのヒドロコ
ーチシンの溶液中に繊維を浸漬することによって、皮膚
塗り薬のヒドロコーチシン(Sigma Chemtc
alsから入手可能)で含浸された。
繊維は、次いで、過剰イソプロピルアルコールを取除く
ために、約200%の絞り度までマングルで絞られた。
繊維の3つのサンプルが、気孔の破壊されてない(即ち
、完全ポーラス)繊維、部分的に気孔の破壊された繊維
、及び完全に気孔の破壊された繊維を得るために、それ
ぞれ異なった仕方で乾燥された。
(a)サンプル8 (i)は、乾燥、気孔非破壊、含浸
繊維を得るために周囲温度で圧搾空気を用いて20分間
乾燥された。
(b)サンプル8(ii)は、(a)で記述の如く乾燥
され、その後更に、乾燥、部分的に気孔の破壊した含浸
繊維を得るために、90℃に加熱された圧搾空気を用い
て20分間乾燥された。
(c)サンプル8(iii)は、(a)で記述の如く乾
燥され、そしてその後更に、乾燥、完全な気孔破壊した
含浸繊維を得るために、110℃に加熱された圧搾空気
を用いて1時間乾燥された。
これら各3つのサンプルからのヒドロコーチシン添加剤
の放出割合がサンプルを5回の連続水洗に委ねることに
よって試験され、添加剤が水中に放出された。各洗浄は
50:1のアルコール;繊維比を用い、5分間行なった
結果は第5図のグラフ形状で与えられた、そしてここで
は洗浄水中のg//xlooで表わされたヒドロコーチ
シン濃度(C)が洗浄回数(n)に対照してプロットし
である。この結果は、気孔無破壊繊維に関しては、殆ん
どの添加剤が第1回の洗浄で放出され、そして連続する
洗浄の間に放出量が急激に減少し、第4回目の洗浄から
先では事実上放出がない事を示している。
完全に気孔破壊された繊維に関しては、第1回目と第2
回目の洗浄の間に添加剤のいくらかが放出されるが、し
かし放出は第3回目の洗浄から先では事実上0に減少す
る。
部分的に気孔破壊した繊維に関しては、第1回の洗浄で
、気孔無破壊繊維が第1回目の洗浄で放出する添加剤の
およそ1/3の濃度の量の添加剤が放出されるが、しか
しこの量は完全に気孔の破壊された繊維によって放出さ
れる量より多い。放出量は連続する洗浄で減少するが、
しかしこの減少は気孔の破壊のない繊維のそれよりも遅
く、その結果第3回目の洗浄から先では、部分気孔破壊
繊維は、気孔無破壊又は気孔完全破壊繊維のどちらのも
のからよりも多くのヒドロコーチシンを放出する。
く例9〉 1.7デシテツクスで13m長の未乾燥アクリル繊維ト
ウが例1に記述された未乾燥繊維の製造に関するプロセ
スによって製造された。未乾燥繊維は、トウを60 g
/lのクロロへキシシンアセテート(chlorhex
idine acetate)水溶液の5リツター中に
、60℃で5分間浸漬することによって、制菌性添加剤
のクロロへキシシンアセテートで含浸された。繊維は次
いで、繊維内の水をイソプロピルアルコールと1喚する
ために、マングルヲ通してイソプロピルアルコールの5
リツターが入った浴槽内に走行された。その上イソプロ
ピルアルコール中で3回の洗浄が中間でのマングル絞り
を介して実施された。各浴槽内では約1分の滞留時間が
与えられた。最終マングル絞りに続いて、残留イソプロ
ピルアルコールが周囲温度での空気流の下での2時間の
蒸発作用によって除去された。
得られた乾燥含浸繊維はポーラスであり、そして少くと
も0.63%wwfのクロロへキシシンアセテートを含
んでいた。添加剤レベルは、100−の水に1gの繊維
サンプルを15時間撹拌して浸漬し、そしてその後UV
(紫外’ta>吸光度(クロロへキシシンアセテートの
λ−X:233mm 、ε:441 g−’cm−’)
を用いて溶液を分析することによって測定した。
UV吸光度からは、繊維から溶液中に抽出されたクロロ
へキシシンアセテートの濃度は6.32 X 10−”
g/βであることがわかった。しかしながら、繊維サン
プルは抽出後も幾らかのクロロへキシシンアセテートが
まだ含まれており、次亜塩素酸塩ナトリウム(sodi
++n+ hypochlorite)で処理して得ら
れるディーブレッド着色法(deep red col
oration)によって表示される時に、含浸繊維内
に存在する添加物量が0.63%wwfより多い事を示
す。
く例10〉 ポーラスアクリル繊維は、下記のパラメータが用いられ
た点を除き、例1に記述された方法と装置を用いて製造
された。
トウ速度: 3.5 m/sin 、アルコールと繊維
の比:3.86:1、IPA供給速度? 0.54リツ
ター/n+in、乾燥空気温度(ドライヤー人口)=7
2℃、空気流: 0.15rrr/sec 。
繊維は、その未乾燥状態で、第1図でのニップローラ7
′と7#間の浴槽内に添加剤を添加することによって含
浸された。
繊維仕上剤は同時に加えられた。仕上剤と添加剤の両方
の溶液は、一定の作用レベルを維持するために浴槽内で
直接計算しながら供給された。
帯電防止繊維仕上剤Leomin AN(ヘキストから
入手可能)が、キスローラ(lick roller)
  12によって乾燥に続いて加えられた。
50リツターの作用浴が25g/j!のポリビニルピロ
リドンヨードと20 g/Ilの仕上剤^tlasG−
1554(ICI 5peciality Chemi
calg)との溶液に調合された。 43.4g / 
1 (D PVP −1と200 g / lの仕上剤
との濃縮溶液が製造中の作用レベルを持続するために用
いられた。全溶液はイソプロピルアルコールが基剤であ
った。繊維仕上剤の適用は約1.5%wwfにすること
を目標とされた。
作用浴に入れるについて、繊維は平均95%wwfのイ
ソプロピルアルコールを包含した。ニップローラ7#以
降ドライヤーに入れる時に、繊維は作用浴溶液の平均9
5%−fを包含していた。損失のないシステムを基礎と
して、PVP−I仕上剤の平均捕捉は概算される。約1
7kgの繊維が3.5m/winの速度で製造された。
PVP−1の濃縮物が68−/■inで供給された。仕
上剤濃縮物が28d/s+inで供給された。40g/
mのトウを基礎  □として、全行程にわたる平均添加
量は2.16%−wfPVP−1と1.45%wwf仕
上剤であると概算される。
く例11〉 未乾燥アクリル繊維トウが、例1に記載された未乾燥ア
クリル繊維トウの製造プロセスに従って製造された。
繊維はその後は、中間にマングル絞りを介在する3つの
連続する浴槽で絞り、且つイソプロピルアルコールで洗
浄した。各浴槽での、アルコール:繊維の比は10:1
であり、滞留時間は約15分であった。最後のマングル
の後に、繊維は、非直接染料添加剤、Nylosan 
Yellow G−3R(SandoXLimited
から人手可能(^cid Orange3))のイソプ
ロピルアルコール中に58/1の溶液を入れた浴槽内に
供給された。
繊維中の染料添加物の量は30.6■と分析された。
繊維はその後過剰イソプロピルアルコールを除去するた
めにマングルで絞られた。
繊維の3つのサンプルが、それぞれ気孔の無破壊、部分
破壊、及び完全破壊の繊維を得るために、圧搾空気を用
い、20分間、異なった温度によって乾燥された。サン
プル12(i)は80℃で乾燥され、サンプル12(i
i)は95℃で、そしてサンプル12(iii)は11
0℃で乾燥された。
3つの繊維サンプルのそれぞれからの染料添加物の放出
率が、各サンプルを50℃で10回の連続洗浄に委ねて
染料が水中に放出されることで試験された。
各洗浄は、アルコール:繊維の比が50:1の液を用い
、5分間持続した。
試験結果は第6図及び第7図でグラフ形状で与えられた
。このグラフで、■で評価された脱離染料の量が洗浄回
数との対照でプロットされている。
第6図は染料添加物の累積放出を示し、第7図は各洗浄
後の増分放出を示している。
両方のグラフは、繊維の気孔破壊度が添加剤の放出率に
どう影響するかを示しており、中間多孔度の部分的に気
孔破壊されたサンプル12(ii)は、各洗浄後、低多
孔度の気孔完全破壊のサンプル12(iii)よりも高
い累積及び増分放出をするが、しかし高多孔度の気孔無
破壊のサンプル12(i)よりは低い累積及び増分放出
をする。
【図面の簡単な説明】
第1図は、乾燥ポーラスアクリル繊維を製造するライン
の側面図であり; 第2図、第3図、及び第4図は、気孔径(d)に対する
繊維のダラム当りのパーセンテージ増分気孔量をプロッ
トしている棒グラフであり、それぞれポーラス、気孔部
分破壊、及び気孔完全破壊のアクリル繊維の多孔度を示
しており;第5図は、気孔無破壊8(i)、気孔部分破
壊8(ii)、及び気孔完全破壊8(iii)のアクリ
ル繊維について、洗浄回数に対する洗浄水中のg/JX
100でのヒドロコーチシン濃度(c)をプロットして
いるグラフであり; 第6図及び第7図は、高多孔度12(i)、中間多孔度
12(ii)、及び低多孔度12(iii)のアクリル
繊維での洗浄回数(n)に対する脱離染料の量をプロッ
トしているグラフであって、第6図はn洗浄後に脱離し
た染料の累積量(M)を示し、第7図はn回目洗浄での
脱離した増分it(m)を示している。 1・・・繊維、      2・・・バー、3’、3’
・・・トラフ、 4’、4’、7’、7”・・・ニップローラ、5′、5
“・・・D型バッフル、 6・・・ドライヤー、    8・・・小ローラ、9・
・・空気の入口、    10・・・空気の出口、14
・・・コンテナ、    15・・・有機溶液の入口、
16・・・有機溶液の出口、 17・・・バッフル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(i)未乾燥の標準湿式紡糸アクリル繊維を、繊維
    に対して非溶剤であり、水溶性であり、且つ作業圧力下
    では繊維のガラス転移温度(Tg)以下の沸点を有する
    有機液体と、未乾燥繊維中に含まれている全ての水を実
    質上有機液体と置換するように接触すること;と (ii)繊維のどのような気孔破壊も実質上生ずること
    なく、全有機液体を実質上取除くに十分な時間の間、繊
    維のTg温度以下の温度にさらすことにより繊維を乾燥
    し、それによって乾燥ポーラス繊維を得ること; から成るポーラスアクリル又は改質アクリル繊維の製造
    方法。 2、有機液体が作業圧力下で繊維のTg温度以下の沸点
    を有するアルコール又はアセトンであり、好ましくイソ
    プロピルアルコールである、請求項1に記載の製造方法
    。 3、2.5以上のデシテックスと、少くとも65%以上
    の吸水性と、少くとも0.3cm^3/gの多孔度と、
    少くとも50m^2/gの内部表面積、但し多孔度と内
    部表面積とは0.009〜0.85μmの間の気孔径を
    有する気孔の測定から決定された、とを有するポーラス
    なアクリル又は改質アクリル繊維。 4、2.5より大きくはないデシテックスと、少くとも
    55%の吸水性と、少くとも0.3cn^3/gの多孔
    度と、少くとも35m^2/gの内部表面積とを有する
    、但し多孔度と内部表面積とは0.009〜0.85μ
    mの間の気孔径を有する気孔の測定から定められた、ポ
    ーラスなアクリル又は改質アクリル繊維。 5、(i)添加剤の溶液又は分散液中に、繊維が溶液又
    は分散液で膨潤されるように、繊維を浸漬すること;と (ii)膨潤した繊維を、繊維に関して非溶剤であり、
    該溶液又は分散液と相溶性であり、且つ作業圧力下で繊
    維のガラス転移温度(Tg)以下の沸点を有する有機液
    体と、繊維中に含まれている溶液又は分散液の実質上全
    てが該有機液体と交換されるように、接触すること;と (iii)全有機液体を実質上取除くために繊維を乾燥
    すること; とから成る、ポーラスなアクリル又は改質アクリル繊維
    を添加剤で含浸する方法。 6、5項に於ける(i)の段階に於て、繊維が添加剤の
    水溶液中に浸漬される、請求項5項に記載の方法。 7、(i)繊維を、作業圧力下では繊維のガラス転移温
    度(Tg)以下の沸点を有し、繊維に関して非溶剤であ
    る有機液体内に添加物の入った溶液中に、繊維が溶液で
    膨潤されるように浸漬すること;と (ii)実質上全ての有機液体を取除くために、繊維を
    乾燥すること; とから成る、添加剤の溶けた有機液体をポーラスなアク
    リル又は改質アクリル繊維に含浸する方法。 8、含浸されるべきポーラス繊維が実質上乾燥ポーラス
    繊維である、請求項5項から7項までのいずれか1項に
    記載の方法。 9、含浸されるべきポーラス繊維が未乾燥繊維である、
    請求項5項から7項までのいずれか1項に記載の方法。 10、繊維を、繊維のTg温度以下の温度に、繊維の気
    孔のどのような破壊も実質上生起することなく、全有機
    液体を実質上取除くに十分な時間の間さらすことにより
    、繊維が乾燥される、請求項5項から9項までのいずれ
    か1項に記載の方法。 11、繊維がそのTg温度以上の温度で乾燥され、それ
    によって乾燥され、含浸され、気孔が完全に破壊された
    アクリル又は改質アクリル繊維を得る、請求項5項から
    10項までのいずれか1項に記載の方法。 12、繊維を、繊維のTg温度と大体同じかわずかに高
    い温度に、全有機液体を実質的取除くために、且つポー
    ラスの気孔完全破壊を生ずることなく繊維ポーラスの気
    孔の部分的破壊を引起こすために十分な時間の間、さら
    すことにより、繊維が乾燥される、請求項5項から9項
    までのいずれか1項に記載の方法。 13、ポーラス状態で添加剤が含浸されそして繊維ポー
    ラスが部分的に気孔破壊されたものであって、添加剤が
    ポーラスの気孔破壊の度合によって少くとも部分的に定
    められる率で気孔部分破壊繊維から放出可能であり、該
    率が最初はエキバレントな気孔無破壊と気孔完全破壊の
    両繊維からの両放出率の間である、気孔の部分的に破壊
    されたアクリル又は改質アクリル繊維。
JP13287988A 1987-06-01 1988-06-01 アクリル繊維 Pending JPS63309613A (ja)

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