JPS6330877Y2 - - Google Patents

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JPS6330877Y2
JPS6330877Y2 JP4105685U JP4105685U JPS6330877Y2 JP S6330877 Y2 JPS6330877 Y2 JP S6330877Y2 JP 4105685 U JP4105685 U JP 4105685U JP 4105685 U JP4105685 U JP 4105685U JP S6330877 Y2 JPS6330877 Y2 JP S6330877Y2
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pair
clamping pieces
stand
arm member
camera
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JP4105685U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、カメラで撮影する為に該カメラを固
定的に支承し得るように創作した携帯形のスタン
ドに関するものである。
〔考案の背景〕
カメラ用の3脚乃至クリツプは種々の形式のも
のが公知であり、3脚とクリツプとを兼ねたもの
も提案されている。
しかし、従来の3脚は3個所の接地部を有する
構造であるため少なくとも3個の回動可能な杆状
部材を備えていて構造が複雑である。
また、従来のクリツプ装置は安定した器物(例
えばテーブル、棚など)を挟みつけてカメラを支
承する構造であるが、厚板状の器物(例えばテー
ブル)、円柱状の器物(例えば棚のパイプ)、及び
薄板状の器物(例えば自動車の窓ガラス)など、
各種形状の器物に対して広い接触面で安定して挟
持できるという汎用性を備えていない。
〔考案の目的〕
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、
構成部品点数の少ない簡単な構造で、厚板状器
物、円柱状器物、薄板状器物の何れに対しても広
い接触面で強固に取り付けることができ、しか
も、ほぼ水平な面の上に安定して載置することも
できる携帯形のカメラ用スタンドを提供しようと
するものである。
〔考案の概要〕
上記の目的を達成する為に創作した本考案のカ
メラ用スタンドについて、先ず、その基本的な原
理を説明する。
従来、ほぼ水平な面の上に安定して載置するに
は、3個所の接地点を有する所謂3脚が最適であ
ると考えられていた。本考案は上記の固定的概念
から脱却して、洗濯挟み状のクリツプを主要構成
部分とし、このクリツプを約60゜に開いて水平面
上に置くとほぼ正三角形の安定した支持面を構成
し得ることを利用したものである。更に、本考案
は上記の洗濯挟み状クリツプの内側面に工夫を凝
らして、厚板状、円柱状、薄板状の各種器物に対
して適合せしめ得る形状に構成した。
上述の原理に基づいて前記の目的を達成する
為、本考案に係る携帯形(折畳式)カメラ用スタ
ンドは、L1<L2<L3なる3つの長さL1,L2,L3
を設定して、長さL3なる1対の挟持片を構成す
ると共に上記1対の挟圧片の各1端を互いに螺着
し、かつ、上記1対の挟持片が対向している面
に、それぞれ自由端から順次に先端部の平面と、
円柱状凹面と、中央寄りの平面と、段付状に隆起
した平面とを設け、前記1対の螺着された挟持片
を開閉作動せしめるネジ手段を設け、該1対の挟
持片の先端部の間隔をL1ならしめたとき前記隆
起した平面同志の間隔がほぼL1となり、該1対
の挟持片の先端部の平面同志の間隔をL2ならし
めたとき前記中央寄りの平面同志の間隔がほぼ
L2となるように構成し、更に、前記1対の挟持
片の1方に対して回動可能にアーム部材を軸着す
ると共に、該アーム部材の先端付近にカメラを固
定する為の金具を取り付け、かつ、上記のアーム
部材の回動を固定する手段を設けたことを特徴と
する。
〔考案の実施例〕
次に、本考案の1実施例を第1図乃至第6図に
ついて説明する。
第1図は本実施例の斜視図である。先ず、本図
について構成の概要を述べる。
1と2とは1対の挟持片で、その1端をピン3
で螺着してある。これにより、上記1対の挟持片
1,2は往復矢印A,A′の如く開閉できる。
4はアーム部材で、挟持片1に対して矢印B,
B′の如く回動可能に軸着してある。上記アーム
部材4の自由端は約90゜に湾曲させ、その先端付
近にカメラ取付用の金具5を設けてある。本実施
例においては上記の取付金具5を雄ネジ部材で構
成し、雲台6を介してカメラを取り付けるように
構成してある。
前記の挟持片1と同2とが対向している面に、
自由端側から順に、先端の平面部1a,2a、凹
形円柱面部1b,2b、中央寄りの平面部1c,
2c、及び段付状に隆起した平面部1d,2dを
構成する。ただし、上記の段付状の隆起した平面
部1d,2dは中央寄りの平面部1c,2cに比
して隆起していれば足り、必ずしも外見的に明瞭
な段付形状をしていなくてもよい。また、前記の
各平面部及び円柱面部は必ずしも幾何学的に厳密
な平面、円柱面であることを要しない。本実施例
においては、表面に凹凸を有するゴム板を貼着し
てこれらの平面部や円柱面部を構成してある。
7は、雌ネジ孔8に螺合する雄ネジ部材、7a
はその把手である。上記の雄ネジ7を雌ネジ8に
螺合させて締め込むと1対の挟持片1,2が閉じ
られる。9は、上記1対の挟持片1,2を開き方
向に付勢しているバネ部材である。該1対の挟持
片1,2には開き角度を制限するストツパ(図示
せず)を設けてあつて、角θ以上に開かないよう
にしてある。本考案を実施する場合、角θを60゜
にすると図示の姿勢が最も安定する。本考案を実
施する場合、上記の角θは60゜±30゜の範囲内にす
ることが好ましい。この範囲外では図示の如く水
平面上に置いたときに不安定となるからである。
前記の雄ネジ部材7付近の拡大断面を第2図に
示す。前記のアーム部材4の根元には円形孔4a
を設け、取付ネジ10と止めナツト11とを用い
て挟持片1に軸着してある。取付ネジ10を弛め
るとアーム部材4は挟持片1に対して回動可能と
なり、取付ネジ10を締めつけると上記の回動が
固定される。
上記取付ネジ10の中心線に沿つて雌ネジ孔8
が設けられており、雄ネジ部材7が螺合してい
る。
第2図を矢印方向に見た外観を第3図に示
す。
実線で描いた4はアーム部材が挟持片1と同方
向となるように回動した状態を示し、鎖線で描い
た4′は挟持片1と直交する姿勢に回動した状態
を示し、破線4″は回動途中の状態である。
12は、挟持片1に植設したストツパピンであ
る。これにより、前記のアーム部材は実線の位置
4と鎖線の位置4′との間で90゜の回動が可能で、
それ以上の回動ができないように制限されてい
る。
前述の先端部平面部1a,2a、凹形円柱面部
1b,2b、中央寄り平面部1c,2c、及び隆
起した平面部1d,2dの形状・寸法について、
第4図及び第5図を参照しつつ次に述べる。
第4図に示すごとく、挟持片1,2の長さ寸法
をL3とする。本例においてL3=13.5cmである。
1対の挟持片1,2に設けた先端の平面部1
a,2aの間隔を、寸法L2(ただしL2<L3)なら
しめたとき、中央寄りの平面部1c,2cの間隔
がL2となるように構成し、かつ、平面部1aと
同1c、及び平面部2aと同じ2cは、それぞれ
同一平面をなすように構成しておく。このように
構成しておくと、前記1対の挟持片1,2によつ
て厚さ約2.5cmの板状器物を挟みつけ、雄ネジ部
材7を締めこむと該板状器物に対して前記の平面
部1a,2a,1c,2cが広い接触面で当接
し、強固に取り付けられる。この状態で雲台6に
カメラを取り付けて支承すると、該カメラは安定
して強固に支承される。
上記の構造機能から明らかなように、平面部1
a,1cと平面部2a,2cとが平行になるのは
第4図に示した如く両者の間隔がL2のときだけ
であり、これよりも開いても、閉じても平行でな
くなる。
第5図に示すごとく、第4図の状態よりも1対
の挟持部材1,2を閉じ、その先端の間隔寸法を
L1にする。ただしL1<L2である。この状態にお
いて、隆起した平面部1d,2dが互いに平行と
なり、かつ間隔寸法L1となるように構成する。
本実施例においてはL1=6mmに構成してある。
これは自動車運転席側方の想ガラスの厚さに合わ
せたものである。
第5図から明らかなように、この状態で厚さ約
6mmの器物を挟みつけると広い接触面積で強固に
取り付けられる。
また、第6図に示したように、凹形円柱面部1
b,2bによつて円柱状の器物Cを挟持して強固
に支承することもできる。
また、第1図に示したように雄ネジ部材7を雌
ネジ孔8から抜き出すと、1対の挟持部材1,2
はバネ部材9によつて角度θまで開き、ストツパ
(図示せず)によつてこの角度に保持される。こ
の状態でアーム部材4を矢印B方向に引き起こし
て図示の姿勢とし、1対の挟持片1,2をほぼ水
平な器物面若しくは地盤上に載置すると、図示の
姿勢に安定してカメラを支承することができる。
本実施例は第3図に示したようなストツパ手段
を設けてあるので、アーム部材4の引き起きし、
及び折り畳みに便利である。
また、本実施例のように、器物を挟持する面に
ゴム板を貼着すると共に、その表面に凹凸を設け
ておくと、例えば自動車の窓ガラスなどのように
滑らかな器物を挟持する際も、滑らずに安定して
支承することができる。
〔考案の効果〕
本考案の装置は、従来の3脚タイプのカメラ支
承器具に比して構造が簡単で構成部品点数が少な
く、しかも厚板状器物、円柱状器物、及び薄板状
器物の何れに対しても広い接触面で強固に取付支
承することができ、その上、ほぼ水平な面上に安
定して載置することもできて汎用性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案のカメラ用スタンド
の1実施例を示し、第1図は斜視図、第2図はア
ーム部材取付部付近の断面図、第3図は第2図の
矢視図、第4図は厚板状器物を挟持した状態の
外観図、第5図は薄板状器物を挟持した状態の外
観図、第6図は円柱状器物を挟持した状態の外観
図である。 1,2……1対の挟持片、1a,2a……先端
の平面部、1b,2b……凹形円柱面部、1c,
2c……中央寄り平面部、1d,2d……隆起し
た平面部、3……螺着ピン、4……アーム部材、
4a……円形孔、5……カメラ取付用の金具、6
……雲台、7……雄ネジ部材、8……雌ネジ孔、
9……バネ部材、10……取付ネジ、11……止
めナツト、12……ストツパピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 L1<L2<L3なる3種類の長さL1,L2,L3
    設定して、長さL3なる1対の挟持片を構成す
    ると共に上記1対の挟圧片の各1端を互いに螺
    着し、かつ、上記1対の挟持片が対向している
    面に、それぞれ自由端から順次に先端部の平面
    と、円柱状凹面と、中央寄りの平面と、段付状
    に隆起した平面とを設け、前記1対の螺着され
    た挟持片を開閉作動せしめるネジ手段を設け、
    該1対の挟持片の先端部の間隔をL1ならしめ
    たとき前記隆起した平面同志の間隔がほぼL1
    となり、該1対の挟持片の先端部の平面同志の
    間隔をL2ならしめたとき前記中央寄りの平面
    同志の間隔がほぼL2となるように構成し、更
    に、前記1対の挟持片の1方に対して回動可能
    にアーム部材を軸着すると共に、該アーム部材
    の先端付近にカメラを固定する為の器具を取り
    付け、かつ、上記のアーム部材の回動を固定す
    る手段を設けたことを特徴とするカメラ用のス
    タンド。 2 前記1対の挟持片に設けた先端の平面、円柱
    状凹面、中央寄りの平面、及び隆起した平面
    は、それぞれゴム状弾性を有する板状部材を貼
    着したものであり、かつ、上記板状部材の表面
    に凹凸を形成してあることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載のカメラ用のス
    タンド。 3 前記1対の螺着された挟持片は、拡開方向に
    付勢するバネ手段と、拡開角度を制限するスト
    ツパ手段とを備えたものとし、かつ、上記の制
    限角度は60゜±30゜の範囲内であることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項若しくは同
    第2項に記載のカメラ用のスタンド。 4 前記のアーム部材は、挟持片に対する回動角
    を制限するストツパ手段を備えたものとし、か
    つ、上記のストツパ手段は挟持片とアーム部材
    との交角が90゜を越えないように係止する構造
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項乃至第3項の内の何れか一つに記載の
    カメラ用のスタンド。 5 前記1対の挟持片のそれぞれについて、先端
    部の平面と中央寄りの平面とはほぼ同一の平面
    に沿うように構成されたものであることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項乃至第4
    項の内の何れか一つに記載のカメラ用のスタン
    ド。
JP4105685U 1985-03-23 1985-03-23 Expired JPS6330877Y2 (ja)

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JPS61157798U JPS61157798U (ja) 1986-09-30
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