JPS63308149A - 畳の防虫防ダニ処理方法 - Google Patents

畳の防虫防ダニ処理方法

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JPS63308149A
JPS63308149A JP14494287A JP14494287A JPS63308149A JP S63308149 A JPS63308149 A JP S63308149A JP 14494287 A JP14494287 A JP 14494287A JP 14494287 A JP14494287 A JP 14494287A JP S63308149 A JPS63308149 A JP S63308149A
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JP
Japan
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tatami
mites
insect
floor
paper
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Pending
Application number
JP14494287A
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English (en)
Inventor
渡辺 登喜郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinto Paint Co Ltd
Original Assignee
Shinto Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は畳に発生する有害なダニ類及び小昆虫類の防除
処理方法に関するものである。
〔従来の技術〕
畳床は稲わらから作られ、稲わらにはダニや小昆虫類の
餌になる物質が豊富にあるためダニや小昆虫が発生し、
被害の出る事も多い公団住宅でのケナガコナダニの大発
生に始まり、最近ではシバンムシアリガタバチやツメダ
ニ類の刺咬による被害、ヒヨウヒダニ類によるアレルギ
ー性疾患等が問題になっている従来、このような畳に発
生するダニ類等を防除する方法としては、クラフト紙な
どに殺虫割分処理した防虫紙が使われており、防虫加工
した畳糸も使われている。ダニが大量に発生した場合は
、高周波や布団乾燥車による加熱、日光に乾かす事によ
る乾燥等の処理がされる一方、殺虫剤、特に油剤を畳に
散布する事も多く、また最近ではエアゾール剤の畳床へ
の注入という方式がとられるようになった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のダニ等の防除方法は充分な効果を
あげる事が出来なかった。
主な予防方法である防虫紙の場合、畳床の下面や上面に
はりつけるが、ダニ等は畳床中の大量のわらの中におり
、増植して密度が大きくなると外に出て来るため、防虫
紙に接触する時間が短く、大発生すればあまり効果がな
い、防虫加工した畳糸の場合も、はぼ同様の理由であま
り効果がない。高周波による加熱は高価な装置を必要と
し、布団乾燥車の場合は畳の内部まで熱が伝わりにくい
為、処理に長時間を要する。その上、これらの加熱する
方法は、効果がその時限りという欠点がある。
畳に殺虫剤を処理する方法は、畳の上で人間が生活する
だけに、畳表には多量に処理できず、畳床の裏面や側面
が主体となるので効果が上がらず、畳床の中に注入する
方法では畳床中で殺虫剤はあまり拡散しないため、充分
な効果を上げる為には莫大な量の殺虫剤が必要になり、
あまり実用的でない。
また、ツメダニ類やヒヨウヒダニ類に卓効のある殺虫剤
がほとんどない事もこれらの方法の効果を阻害している
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、畳から発生するダニや小昆虫類の生態を研
究した結果、ダニや小昆虫類が通り抜けられないもので
畳床を包みこんでしまえば、これらのダニ類や小昆虫類
による被害をほぼ完全に防止し得ることを見出し、本発
明を完成した。
即ち、本発明は、繊維の間隔が畳に発生するダニ類が通
り抜けられない程度の大きさであり、且つ水分を通すシ
ート状物で、防き間のないように畳床を包み込むことを
特徴とする畳の防虫、防ダニ処理方法であり、畳床にダ
ニ等の害虫が発生しても、それらによる被害が起こらな
いような畳の処理方法を提供するものである。
本発明においては、これらのダニや害虫は、人間の生活
する場所まで来る事が出来ないため、被害は起こらない
また、畳が敷きこまれた後に侵入し、畳床内で生育し、
羽化後に脱出するシバンムシ類や、それに寄生するシバ
ンムアリガタバチの被害も、害虫が畳床に侵入するのを
防ぐ事によって完全に防ぐ事が出来る。
畳床には畳表を縫いつける為、どうしても糸が通る穴が
あく事になる。その穴から出るダニ等は僅かではあるが
、大発生となれば無視出来ない程度になる。それらに対
しては殺虫剤を処理したシート状物で畳床を包み込む事
によりさらに減少させる事ができる。
また、畳表の付近にダニが発生しても、ダニは畳床の中
まで逃げられない為殺虫剤で畳表を処理するだけで、ま
た、日光にあてればダニをほぼ完全に殺滅することが出
来る。
本発明において用いられるシート状物は、繊維の間隔が
、ダニが通り抜けられない程度で、かつ水分をよく通す
もの、即ち紙類、布類、不織布が上げらけるが、破損し
ない事、また長期にわたって劣化しない事が必要である
為、引っ張り強度の大きいもの、また伸縮性のある物の
方がより有効である。従って不織布が最も適しており、
以下、布、紙類となる0紙類の場合は、強度が必要なこ
と及び畳床をスムーズに包み込む必要がある事がら、ク
ラフト紙、とりわけ重量が50g/m”以上のものが適
当である。布の場合は、素材は木綿、またアクリルやポ
リエステル等の合成繊維のいすでもよい、不織布の場合
もナイロン、アクリル、アセテート、ポリエステル等い
ずれも使用出来、長繊維でも短繊維でもよい。
布や不織布の場合は、繊維の間隔が50ミクロン程度で
あればコナダニの幼虫も通る事が出来ない。
また、水分を通す事は結露を防ぎ、畳床を変質させない
為にも必要である0紙や綿の布では問題ないが、合成繊
維の織布や不織布の場合は素材が疎水性であるから、あ
る程度の通気性が必要であるが、JIS−L1096に
よって50cc/ c m” / s e c以上であ
ればよい。
畳床を完全に包みこんでダニ等を封入する為には、シー
ト状物のあわせ目を完全に接着するとよい。これは接着
剤や両面テープによる接着、不繊布であれば熱による融
着等どのような方法でもよい9 シート状物に処理する殺虫剤、殺ダニ剤は、フェニトロ
チオン(ジメチル−4−ニトロ−m−トリル−ホスホロ
チオネート)、フェンチオン(ジメチル〔(4−メチル
チオ)−m−トリル〕ホスホロチオネート)等の有機リ
ン剤、PHC(0−インプロポキシフェニル メチルカ
ーバメート)等のカーバメート系殺虫剤、ペルメトリン
(3−フェノキシベンジル−3−(2,2ジクロロビニ
ル)−2,2ジメチルシクロプロパン力ルポキシレート
)等のピレスロイド系殺虫剤やこれに共力剤を加えたも
の、その他I BTA (イソボルニルチオジアノアセ
テート)等があげられる処理方法は、浸漬、塗布、印刷
等のような公知の方法が適用できる。
殺虫剤の効力は、それほど長続きするものではないが、
ダニの大発生は、畳の使用1年目にケナガコナダニが畳
床から、大発生する場合が最も多いケースであるので、
殺虫剤の処理は充分に有効である。また、被害の出てい
る畳床をこのシートで包み込んだ場合でも、殺虫剤の効
力は充分発揮される。
〔実 施 例〕
実施例1 畳床を45C1lX45C11に切断し、不織布(商品
名;アイエル、重量IQOg/♂)60×120C1l
で包み、不織布の重なる面をすべて両面テープで接着し
、これに畳表をとりつけて防虫畳を得た。
実施例2 半畳の畳床をクラフト紙(重量:平方メートル化たり5
0g)をlmX2mの大きさに切断したもので包み込み
、紙が3枚以上重なる所は紙を切り取り、紙の重なる部
分を合成ゴム系接着剤で接着し、これに畳表とりつけて
防虫畳を得た。
実施例3 フェニトロチオンをキジロールで20倍に希釈したもの
を不織布(情夫社製 商品名ユニセル 重量 70 g
 / m” )に平方メートル化たり30g(フェニト
ロチオン量1.5g/m”)を均一に塗布し、防虫シー
トを得た。これを4mX1mに切って畳床を包み込み、
シートの重なった部分をすべて両面テープで接着し、畳
表を縫いつけて、防虫畳を得た。
実施例4 エクスミン(住友化学社製ピレスロイド系殺虫剤)10
重量部、IBTA50重量部、キシレン40重量部、か
らなる防虫剤を白灯油で希釈し、クラフト紙(重量60
g/♂)に平方メートル化たり、防虫剤として1gの割
合で均一に塗布し、乾燥して得られた防虫紙をlmX2
mに切り、半畳の畳を包み込み、これに畳表を縫いつけ
て、防虫畳を得た。
比較例1 クラフト紙にフェニトロチオンを平方メートル化たり1
.5 g塗布した防虫紙を裏面に縫い込んで製造された
畳床を45C1lX45C1lに切断し、畳表を縫いつ
けて畳を得た。
比較例2 クラフト紙にフェンチオンを平方メートル化たり1g塗
布した防虫紙を表と裏に縫い込んで製造された半畳の畳
床に畳表をとりつけて畳を得た。
比較例3 クラフト紙にフェニトロチオンを平方メートル化たり1
.5 g塗布した防虫紙を裏面に縫い込んだ半畳の畳床
の上面に、不織布く重量平方メートル化たり70g)に
フェニトロチオンを平方メートル化たり、1,5gに塗
布したlmX1mの防虫不織布を重ね、不織布の端を畳
床の側面に折り曲げてテープで仮りどめし、畳表と同時
に畳床に縫いつけて、畳を得た。
試験例1 48X 60C11のホーローびきのバットの中にガラ
スポットを4個置き、実施fIA1の防虫畳及び比較例
1の畳をガラスポットの上に乗せ、バットを石けん水で
満たし、温度25C1温度90%の恒温恒湿槽内に放置
し、1ケ月毎に直径3cmのシャーレに水をはったもの
を2個づつ1週間、畳の上に置き、とり出して実体閉微
鏡上で水面に浮かんだダニを数え、記録し、得た結果を
第1表に示した。
第1表 (各試料畳上のシャーレの水面のダニ数)本発明の防虫
畳は比較例の畳に比べ、畳から出たダニは3%程度しか
なかった。
試験例2 実施例4で得た防虫畳及び比較例2,3の表の面に電気
掃除機をかけて、表面のダニや飼料を除いた後、温度2
5℃、湿度85%の恒温恒湿室内に放1し、4週間後か
ら2週間毎に、畳表の上に両面テープをはりつけた5C
IIXIOCIIのベニヤ板を畳の上と横に1枚づつ、
24時間1き、とり出して実体ff 16に鏡上で、捕
獲されたダニ数を数え第2表に示した。
注 T、Pはケナガコナダニ  D、Pはヤケヒヨウヒ
ダニ実施例4は、ケナガコナダニは出ず、ヤケヒヨウヒ
ダニも死に絶えたと考える。比較例2は、ケナガコナダ
ニが漸時多くなりヤケヒヨウヒダニも生息した。比較例
3は、その中間であり、実施例4の畳が非常に優れた防
ダニ効果が得られる事が示された。
〔発明の効果〕
本発明の方法に従うと、簡単な処理方法で畳から出るダ
ニを確実に激減させる事が出来また、最初から防虫畳と
して使える他、被害の出ている畳に対しても処理を施す
事が出来るので、畳から発生するダニの防除法として好
適である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 繊維の間隔が、畳に発生するダニ類が通り抜けられ
    ない程度の大きさであり、且つ水分を通すシート状物で
    隙き間のないように畳床を包みこむことを特徴とする畳
    の防虫、防ダニ処理方法。 2 シート状物が殺虫剤、殺ダニ剤で処理されている特
    許請求の範囲第1項記載の畳の防虫防ダニ処理方法。
JP14494287A 1987-06-09 1987-06-09 畳の防虫防ダニ処理方法 Pending JPS63308149A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01121458A (ja) * 1987-11-05 1989-05-15 Yoshimitsu Iwata 防ダニ方法及び防ダニマット
JPH02111738U (ja) * 1989-02-23 1990-09-06
US5527582A (en) * 1991-03-21 1996-06-18 Sommer S.A. Floor covering and/or wall covering products having an acaricidal effect, and process for obtaining these

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02111738U (ja) * 1989-02-23 1990-09-06
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