JPH02401Y2 - - Google Patents

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JPH02401Y2
JPH02401Y2 JP14744182U JP14744182U JPH02401Y2 JP H02401 Y2 JPH02401 Y2 JP H02401Y2 JP 14744182 U JP14744182 U JP 14744182U JP 14744182 U JP14744182 U JP 14744182U JP H02401 Y2 JPH02401 Y2 JP H02401Y2
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JP
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carpet
base fabric
chrysanthemate
trans
substance
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JP14744182U
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JPS5950382U (ja
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Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Carpets (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案はカーペツトに防虫性を保有させること
に関するものである。 カーペツトは現在、洋室、和室に関係なく、広
く使用されており、その表面にゴミ、ホコリ、食
物等が付着してダニ、ナンキンムシ、ゴキブリ等
更に菌類の生育環境として適当な場所となり問題
となつている。更に畳の上に敷くと、湿気が高ま
り、その上保温性が良好となるので、害虫及び菌
類の生育環境としてすぐれ、上記害虫の発生が起
りやすい状況となる。 本考案は上記の如くカーペツトを害虫及び菌類
の生育環境として適さない状態とするべく、防虫
性及び抗菌性をカーペツトに付与する方法とし
て、種々検討を行つた結果、上記害虫に対して防
虫性を有する物質またはこれに抗菌性を有する物
質の双方を、カーペツトの第一次基布および第二
次基布の一方、または双方に含有保持させること
で上記目的を達成した。 本考案で使用する防虫性を有する物質とは一般
に殺虫剤として使用されているピレスロイド系殺
虫剤のアレスリン、アレスロローンのd−シス、
トランス−クリサンテマート(以下化合物Aと称
す)、d−アレスロローンのd−トランス−クリ
サンテマート(以下化合物Bと称す)、レスメト
リン、5−ベンジル−3−フリルメチルd−シ
ス、トランス−クリサンテマート(以下化合物C
と称す)、フエノトリン、ペルメトリン、1−エ
チニル−2−メチルペンタ−2−エン−1−イル
d−シス、トランス−クリサンテマート(以下化
合物Dと称す)、1−エチニル−2−メチルペン
タ−2−エン−1−イル2,2,3,3−テトラ
メチルシクロプロパンカルボキシレート(以下化
合物Eと称す)等が使用出来る。更に防虫性を付
与する物質としてオクタクロロジプロピルエーテ
ル(以下S−421と称す)、チオシアノ酢酸イソボ
ルニル(以下IBTAと称す)、ピペロニルブトキ
サイド、N−(2−エチルヘキシル)−1−イソプ
ロピル−4−メチルビシクロ〔2,2,2〕オク
ト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド(以
下サイネピリン500と称す)、N−(2−エチルヘ
キシル)−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプタ−5−
エン−2,3−ジカルボキシイミド(以下MGK
−264と称す)等のピレスロイド用共力剤が使用
できる。上記ピレスロイド系殺虫剤及びピレスロ
イド用共力剤は単独又は数種混合して使用するこ
とができ、必要ならばジメチルフタレート、ジブ
チルフタレート、ジエチルトルアミド、2,3,
4,5−ビス(△2−ブチレン)−テトラヒドロフ
ルフラール(以下リペレント11と称す)、ジプロ
ピルイソシンコメロネート(以下リペレント326
と称す)、及びジブチルサクシネート等の害虫忌
避剤を適宜混合してもよい。 一方、抗菌性を有する物質としては、クロルヘ
キシジングルコネート、オルガノシリコン第4級
アンモニウム塩、トリクロサン、アルキルポリエ
チレンポリアマイドカルボン酸等の化合物が使用
できる。 上記防虫性および抗菌性を有する物質のカーペ
ツトに使用する第一次基布または第二次基布への
含有保持させる方法としては、上記薬剤を溶剤に
溶かした液に含浸して乾燥する、又はアクリル酸
エステル、スチレンブタジエンラバー、エチレン
ビニルアセテート、ニトリルラバー、ニトリルブ
タジエンラバー、天然ゴム等を用いて第一次基布
又は第二次基布に通常の樹脂加工液に薬剤を混合
して保持させることもできる。 本考案によるカーペツトの第一次基布と第二次
基布の一方、又は双方に防虫性および抗菌性を有
する物質を処理することはカーペツトの他の部位
に処理するよりも以下のすぐれた点がある。即
ち、他の部位とはバイルおよびパツキング材に含
有保持させることであるが、バイルに薬剤を処理
するとカーペツトの表面であり、当然人間が最も
接触する部分で、幼児のいる家庭でははいまわ
り、直接口がカーペツトに触れることが考えら
れ、たとえ安全性にすぐれた薬剤を処理しても、
避けなければならない部位と考えられる。次にパ
ツキング材に混入してカーペツトを製造する処理
法ではパツキング材は加熱処理して固化させるた
め、薬剤がパツキング材の中に閉じ込められて充
分その役目を果さないことが考えられ、それを避
けるには本来の必要量以上の薬剤を大量に処理す
る必要があり問題がある。一方、本考案の第一次
基布および第二次基布に含有保持させた場合に
は、カーペツトを使用する人は全く触れることの
ない場所であり、最も害虫が住み付きやすい場所
と考えられる。パイルをタフテイングして植毛す
るのが第一次基布であり、床板又は畳の上に敷い
た場合の最も湿気が高く、保温性のある場所がカ
ーペツトの裏側で第二次基布がそれに面してい
る。以上から、本考案の防虫および抗菌性を有す
る物質の処理部位はカーペツトの防虫、抗菌加工
部位としてすぐれている。 次に本考案を実施例で詳細に説明する。 実施例 ポリプロピレン製第一次基布又は第二次基布に
下記の薬剤を所定量樹脂加工して含有保持させ、
以下各種パイル素材にて公知の如くタフテイング
して植毛し、SBRラテツクスでパツキング加工
し、第二次基布を接着してカーペツトを得た。 このカーペツトから小片(3×3cm)を切りと
る。これを黒色の遮光紙(4.5×4.5cm)の上に置
き、更にこれを粘着シート(6.5×6.5cm)の上に
置いた。このカーペツト小片の上に約100匹のケ
ナガコナダニを落とし、約26℃±2℃の部屋に置
き、20時間後にカーペツトを約60゜温熱板の上に
置いて逃げ出してくるダニ数を数えた。
【表】
【表】 以上の結果から、No.8の無処理カーペツトのダ
ニ生存数101匹と比較して、本考案のNo.1〜No.7
のカーペツトはケナガコナダニの匹数が7匹以下
であり、すぐれた防虫効果を示した。又、No.1お
よび7の抗菌性を有する物質を配合したカーペツ
トは、大腸菌を用いた公知のハローテストでNo.8
の無処理カーペツトと比較したところ、いずれの
本考案のカーペツトも大腸菌の発育阻止帯が観察
され、すぐれた抗菌性が認められた。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案カーペツトの一例を図示したも
のであり、1はパイル、2は防虫性を有する物
質、又はこれに抗菌性を有する物質を含有保持さ
せた第一次基布、3はパツキング材、4は防虫性
を有する物質、又はこれに抗菌性を有する物質を
含有保持させた第二次基布を示す。但し、防虫性
及び抗菌性を有する物質は、第一次基布と第二次
基布の一方、又は双方に含有保持させるものとす
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カーペツトの第一次基布および第二次基布の一
    方、または双方にアレスロローンのd−シス、ト
    ランス−クリサンテマート、d−アレスロローン
    のd−トランス−クリサンテマート、レスメトリ
    ン、5−ベンジル−3−フリルメチル、d−シ
    ス、トランス−クリサンテマート、フエノトリ
    ン、ペルメトリン、1−エチニル−2−メチルペ
    ンタ−2−エン−1−イルdシス、トランス−ク
    リサンテマート、1−エチニル−2−メチルペン
    タ−2−エン−1−イル、2,2,3,3−テト
    ラメチルシクロプロパンカルボキシレートから選
    ばれたピレスロイド系殺虫剤またはこれとピレス
    ロイド用共力剤の一種または二種との混合物、ま
    たは前記ピレスロイド系殺虫剤と抗菌性を有する
    物質との混合物を含有保持させることを特徴とす
    る防虫カーペツト。
JP14744182U 1982-09-28 1982-09-28 防虫カ−ペツト Granted JPS5950382U (ja)

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JP14744182U JPS5950382U (ja) 1982-09-28 1982-09-28 防虫カ−ペツト

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JP14744182U JPS5950382U (ja) 1982-09-28 1982-09-28 防虫カ−ペツト

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JPS5950382U JPS5950382U (ja) 1984-04-03
JPH02401Y2 true JPH02401Y2 (ja) 1990-01-08

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WO2005053400A1 (en) * 2003-11-26 2005-06-16 Syngenta Participations Ag Method for controlling fungi and mites in textile substrates
CN101730490B (zh) 2007-06-29 2013-10-09 韦斯特高凡德森有限公司 部分带有协同剂的杀虫性障壁

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JPS5950382U (ja) 1984-04-03

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